■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50


レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
俺と娘。の夢物語〜in 狩狩〜

1 :名無し娘。:2003/09/09(火) 18:55
前スレ

俺と娘。の夢物語
http://teri.2ch.net/mor2/kako/977/977128657.html
俺と娘。の夢物語〜第2章〜
http://teri.2ch.net/mor2/kako/986/986831774.html
俺と娘。の夢物語〜第3章〜
http://www.metroports.com/test/read.cgi/morning/1004618557/

このスレを狩と共に終わらせてしまうのは、
余りにも惜しい。

380 :名無し狼。:2004/03/05(金) 00:51
「先輩」
スタジオの長い廊下を歩いていたら、後ろから呼びとめられた。
「あれ?どーした、田中」
振り返ると、田中が何やら思いつめたような表情で足早にこっちへ近づいてきた。周りには誰もいない。
「あの…どうして、れいなは田中なんですか?」
「…へ?」
「だから、どうして、れいなは田中なんですか?」
…なぞなぞ?
「えーっと、それは田中の親に聞いたほうが…」
「じゃなくって! どうして先輩はれいなのこと田中って呼ぶんですか?」
「ああ、そういうことか、そりゃあ…」
「そりゃあ?」

「…田中だから」
「先輩、まじめに答えんね」
いや、まじめに答えているつもりなんだけど。

381 :名無し狼。:2004/03/05(金) 00:51
「じゃあ、どうしてさっきはキッズの嗣永ちゃんを『桃子』って呼んでたんですか?」
「え?…ああ、さっきの収録、見てたんだ。なんか、キッズと先輩ハロプロ
メンバーの交流とか言ってたな。結局、楽屋でだべってただけだけど」
「だから、どうして『桃子』って呼んでたんですか?」
取りつくしまも無い感じだ。
「いや、彼女がそう呼んでくださいって言ってきたから。まあ、いつまでも
『おい、キッズ○○号』じゃ、かわいそうだしな」
「…その呼び方は多分先輩だけです」
「ハハハ、そーだろーなー」
「じゃあ、れいなも田中じゃなくてれいなと呼んで欲しいって言ったら、
呼んでくれます?」
「ああ、そんなこと?おやすい御用だよ。えーと…れいな!」
「はいっ」
「れいな」
「はいっ」
「れいな?」
「はい、先輩」
「なんかくすぐったいな」
「そうですね」
「…しかし半日で妹が五人も増えるとは思わなかったな」
「いもうと?」
「あれ、さっきの収録、全部見てなかったの? なんかみんな俺のこと、
お兄ちゃんって呼んでいいですか?って聞いてきたから」
「だから?」
「で、いいよって答えたら、じゃあ妹を苗字で呼ぶのも変だから、下の
名前で呼んでくださいって…」

「…田中でいいです」
「はい?」
「田中でいいですって言ったんです」
「あ、そう。でもいいの? あんなにれいなって呼んでくださいって…」
「田中でよかです! …まだ…今は」
「え?今なんて…」
「あー、もう! なんでんなかです! それじゃ!」
あの…そっちは男子トイレなんだけど…
…あ、戻ってきた。
「先輩、さっきキッズに囲まれてた時の顔、すっごくだらしなかったですよ!」

…俺、何か悪いことした?

382 :名無し娘。:2004/03/05(金) 01:11
>>379
( `.∀´)<あんた失礼でしょ

383 :とある夢見男1号:2004/03/05(金) 23:30

「来たーーーーーーーーーー!!」
今日、楽屋にいると、石川さんが歓喜の雄叫びを上げながら飛び込んできた。

「何? とうとう頭に来ちゃったの?」
「んもう、違いますよ〜」
矢口さんのキツいツッコミにも、石川さんはウフフと含み笑い。
「今年の流行色はピンクなんだって! ついに私の時代が来たんだわ!」
「いや、梨華ちゃんの時代は関係ないと思う」
さすが、藤本さん。冷静なツッコミで石川さんの浮かれモードをばっさり切り捨てた。
でも、石川さんはお構いなし。
「あのね、世の中が暗いと黒とかが流行るんだって。それでね、逆に世の中が明るくなってくると、ピンクとかが流行るの!
 これはもう、私が明るい日本のシンボルになるしかないわ!」
今にもお花畑の中を駆け出しそうな勢いの石川さん。その時、僕はちょっと思いついたことを言ってみた。
「でも、ピンク着てる本人が黒いからプラマイゼロになるよね」

「・・・・・・・・・そうよ、そうだわ・・・」
すると、僕の一言で、快晴だった石川さんに暗雲が漂い始める。
「・・・チャーミーは・・・『小泉なんてもう要らねえ!』娘。じゃなくて、プラマイゼロ娘。だったのよ・・・」
「ひでえ。今のはひでえ」「ひどいですよね」
どうやらすごい想像をしていたらしい石川さんに必死で謝る僕を尻目に、すっかり日頃の発言を棚に上げている矢口さんと藤本さん。

「・・・さゆは黒くないから大丈夫」
その時、さっきから鏡の前にじーっと座っていた道重さんが、一言、石川さんにとどめを刺した。

384 :名無し娘。:2004/03/07(日) 00:02
良作が目白押しでうれしいYO!
>>374-375は、いつもとアプローチが違っていいね。

385 :名無し娘。:2004/03/07(日) 00:02
ののたんれいなハァ━━━━━ ;´Д` ━━━━ン!!!

386 :名無し娘。:2004/03/07(日) 09:25
さゆ秘かに野心家だなさゆ

387 :名無し娘。:2004/03/07(日) 17:57
高橋のおねがい

388 :とある夢見男1号:2004/03/08(月) 01:16

さて、突然ですが、
前スレでの名無し時代ぶりに(と言っても、知ってる人いるかな?)
長ネタを書いてみたいと思います。

おそらく4回程度に分けて投稿することになると思いますが、
よろしければお付き合い下さい。今回の投稿分は、物語の序章です。

389 :とある夢見男1号:2004/03/08(月) 01:18

今日、僕は、つんくさんの呼び出しを受けて事務所へとやって来た。

「失礼しまーす」
「おう、早かったな。まあ、座れ座れ」
事務所の一室へ僕が足を踏み入れると、さっそくつんくさんが手招きして僕を座らせる。
「お話って・・・何ですか?」
「はは、せっかちやなあ。まあ、ええわ。ほな、本題に入ろか」
すると、その時、ニヤリと笑ったつんくさんの目がキラリと光ったような気がした。
「・・・そろそろ、ソロやってみよか」

「・・・・・・・・・え?」
僕は、目をパチクリさせてその場で固まる。
「あ、『そろそろ、ソロ』ってとこは狙ってないで。たまたまや」
そんな前置きを挟むと、つんくさんはゆっくり頭の中を語り始めた。
「最近のお前見てたら、随分男らしくなってきたなあって思ってな。顔つきとか男の顔になってきたわ。
 入った頃は、何や女の子みたいにかわいらしかったけどなあ」
そう言うと、つんくさんは少し遠い目をして笑う。
「そこでや、お前のソロは、生バンドつけてお前にもギターあたりやってもろて・・・そんなん好きやろ?
 まあ、ちょっと骨太ロックな感じでいったらどないかなって思うんや」
「あ、あの・・・」
つんくさんがそこまで話した時、呆然としていた僕はようやく口を開くことができた。
「娘。は・・・どうなるんですか?」

きっと緊張した顔をしている僕を、つんくさんはただ静かにじっと見据えていた。

390 :とある夢見男1号:2004/03/08(月) 01:21
>>389 の続きです。

「はは、そんな怖い顔すんなや」
すると、つんくさんがふっと吹き出す。
「さくらおとめは休みにしよかと思てるけど、娘。にはまだおってもらうで。ほやけど・・・」
そこで、つんくさんの顔に真剣みが増した。
「こういう話が出たってことは・・・分かるな?」
「はい。いずれは・・・ってことですよね」
その時、僕はどんな顔をしていたのだろう。つんくさんが、またおかしそうに笑った。

「お前、ほんまに娘。が好きなんやなあ」
「はい! もちろんです!」
つんくさんの呟きに、僕は即座に言葉を返す。
「はは、正直嬉しいわ。うん、ほんまに嬉しいわ・・・」
そう言うと、つんくさんはさっきよりも遠い目になった。
「4期が入った後すぐに市井が辞めて、『ボーイッシュ要素が欲しい』とか言うてたとこに、
 俺が『ほな、かわいい男の子入れてみます?』言うたら、まさかほんまにオーディションになるとはなあ・・・。
 ほんまにおもろかったで、あれは」
「はい、僕も最初TVで観て大笑いしましたよ。ほんと分かんないもんですよね、先のことなんて」
つんくさんも僕も、昔を思い出して互いに笑う。
「でも、俺が好きなようにできたんは、もしかしたらお前が最後やったかもしれんなあ・・・」
最後にそう呟いて静かに微笑んだつんくさん。その姿は、どこか寂しげに僕の目に映った。

その後、みんなのいる楽屋に出向いて、つんくさんから今回のことが発表された。
「「ええーーーっ!?」」「「マジでかーーー!?」」「「すげーーーっ!!」」
みんな、一斉に大騒ぎで驚いている。娘。を辞めるわけではないことが、その場を明るいものにしていた。でも・・・。
『でも、年長組は察するやろな』
楽屋への道すがらつんくさんが言った言葉が、その時僕の脳裏に浮かんでいた。
事実、幾人かの顔には、明るい盛り上がりの中にも、どこか冴えない色が見え隠れしている。

「おめでとうございます! すごいですね!」
すると、高橋さんがパチパチ手を叩きながら、キラキラした目で僕を見上げていた。
「うん、ありがと」
高橋さんの言葉にそう応えた僕の目には、その時、眩しいくらいに無邪気な高橋さんの笑顔しか写っていなかった。

391 :名無し娘。:2004/03/08(月) 17:15
めっちゃ期待

392 :名無し娘。:2004/03/08(月) 22:37
気になるよーーーーー!!
めちゃくちゃ期待して待ってますよーーーーーーーー!!!!

393 :とある夢見男1号:2004/03/09(火) 00:37

長ネタの続きです。
少しでもご期待に応えられるよう、がんばって良いものを書きたいと思います。

それでは、どうぞ御覧下さい。

394 :とある夢見男1号:2004/03/09(火) 00:39
>>390 の続きです。

その日は、藤本さんと帰りが一緒になった。
でも、2人の間に流れる空気が、いつも通りの明るさの中にも、どこかぎこちない。

「ソロか・・・」
その時、不意に藤本さんがぽつりと呟いた。
「・・・正直、羨ましいな」
そう言うと、藤本さんは、どこか自嘲気味にふふっと笑う。遠くで、パァンと車のクラクションが鳴った。
「ご・・・」
ごめん。僕は、喉まで出かかったその言葉をかろうじて飲み込む。
すると、そんな僕の様子を察したのか、藤本さんが今度は意地悪な笑顔を浮かべて僕の顔を覗き込んだ。
「・・・今、『ごめん』って言おうとしたでしょ?」
「え・・・いや、あの・・・」
見事に図星な藤本さんの指摘に、僕は返す言葉もなく慌てふためく。
「あのね、そりゃ確かに羨ましいけど・・・『ごめん』なんて言ったら殴るよ、ほんと」
そう言って、藤本さんは、ちょっぴり怖い顔をしながら、握りこぶしをポコポコと僕の肩に当てていた。

「分かったって。もう怖いから、その顔やめて」
そんなふうに僕がふざけると、藤本さんの顔にどこか安心したような笑みが広がる。
「あ、やっといつもに戻った。ちょっと気使ってたでしょ? 何かヤだったんだよね」
「・・・ごめん」
「あーっ、『ごめん』って言ったーーっ。殴ろ」
「こら、待て! 今のは違うだろ!」
慌てて藤本さんの手から逃げようとする僕。でも、伸びてきた藤本さんの手は、僕の頬を優しく包み込んだ。

「言っとくけど・・・ミキ、みんなのこと結構好きなんだから」
両手で僕の顔を自分の方へ向けると、藤本さんはじっと僕を見上げる。
「・・・もちろん、あんたのこともね」
ぺち。両手で軽く僕の頬を挟むと、藤本さんはニコッと笑って目を細めた。

「じゃあね。また、明日」
いつもと違う帰り道、いつもと同じ別れ道。藤本さんは、静かに微笑んで手をぶんぶんと振っていた。

395 :名無し娘。:2004/03/09(火) 00:41
(・∀・)イイ━━━━━━━━━━━━ !!!!!!!

396 :とある夢見男1号:2004/03/09(火) 00:43
>>394 の続きです。

それから、僕の新しいスタートへの日々が始まった。

「よろしくお願いします」
事務所で、僕のバックバンドを務めてくれる人たちにも、何人か挨拶した。
いろんなアーティストのバックバンドをやってきた実力ある人たちで、僕は恐縮しきりだった。
それと同時に、自分のギターの練習が始まる。
ギターに関しては全くの素人ではなかったものの、まだまだお客さんに聴かせられるレベルじゃない。

「デビューシングルのA面は俺が書くとして・・・カップリングはカバーがええかな。
 んー、そうやな、『ひとりぼっちの歯ブラシ』とかどうや? 似合うと思うで」
つんくさんとも相談を重ねて、いろいろと詳細も決まっていった。
方向性が違うと言うことで、僕のソロはハロプロとは分けて進められることも検討され始める。
そんな多忙な日々の中、僕の心の拠り所は、やっぱり娘。のメンバーたちだった。

ピロピロピーン♪ 僕の携帯にメールが届く。
「あ、辻ちゃんからだ・・・わっ、何だこりゃ!?」
辻ちゃんから届いたメールには、この世のものとは思えない辻ちゃん加護ちゃんの変顔写真。
おまけに、「『W』をなめんなよ!」とのメッセージがくっついている。
僕は、ギターの練習の手を休めて、一人ゲラゲラ笑っていた。

娘。の楽屋に戻れば、いつもと変わらない風景が僕を迎えてくれた。
本を読んでいる飯田さんの隣にちょこんと座って、高橋さんが同じ本を読んでいる。
高橋さんが年配のスタッフさんしか分からないようなモノマネをして、みんなをちょっと困らせている。
さっきから高橋さんばかり見ていることに気付いて、僕は一人照れ臭くなって頭を掻いた。

「愛ちゃん、それ全然分かんないよ」
「えーっ、そんなことないですってぇー」
僕のツッコミに、高橋さんはいつものように頬を膨らませる。そして、照れ臭そうに笑う。

でも、僕は、その時、本当に高橋さんを見ていたのだろうか。

397 :280:2004/03/09(火) 01:10
おぉぅ丁度桜庭裕一郎聞いてた…。

398 :名無し娘。:2004/03/09(火) 01:17
ぁぁぁぁぁ…そのままでカキコんでしまった…。マジごめんなさい<(_ _)>

399 :名無し娘。:2004/03/09(火) 02:12
>>395-396
(*´д`*)ハァハァ
>>397-398
(・∀・)ニヤニヤ

400 :名無し娘。:2004/03/09(火) 23:34
気になるよー!!!
気になるよーーーーーーーーーーーーーーーーー
はあはあ

401 :とある夢見男1号:2004/03/10(水) 00:03

連日連夜失礼しております、長ネタの続きです。
いつでもそうなのですが、レスが貰えると本当に嬉しいです。励みになります。

それでは、どうぞ御覧下さい。

402 :とある夢見男1号:2004/03/10(水) 00:05
>>396 の続きです。

それは、ある日の昼過ぎのことだった。
午前中のギターの練習を終え、今後の打ち合わせへと向かう車内で、僕の携帯が震える。飯田さんからだ。

『急にごめん。高橋がひどい熱を出して○×病院へ入院しました。
 でも、今は落ち着いたそうなので心配しないで。カオリは仕事が終わり次第、病院へ行きます』

一瞬、身体の感覚が全て冷たくなった。
思わず後ろに座っているスタッフさんを振り返ると、どうやら同じ内容の電話を受けているらしい。
ッ・・・! 前を向き直した僕は、強く唇を噛みしめた。
今すぐに何がしたいかは分かっている。それと同時に、今何をしなければならないのかも分かっている。
自分の気持ちとは無関係に走る車の中で、僕は祈るように携帯を強く強く握りしめた。
高橋さんの笑った顔、緊張した顔、びっくりした顔、いろんな顔がくるくると浮かんでは僕の胸を締め付けていった。

仕事が終わると、僕は大急ぎでタクシーを拾い病院へと向かった。
陽は傾いて、西の空を赤く染め始めている。病院へ着いた頃には、もう空が薄暗くなりかけていた。

403 :とある夢見男1号:2004/03/10(水) 00:09
>>402 の続きです。

「・・・飯田さんっ!」
病院のロビーに駆け込むなり、飯田さんとマネージャーさんの姿を見つけた僕は、2人に駆け寄る。
「大丈夫、大丈夫よ。今、薬が効いて眠ってるから」
はぁはぁと肩で息をする僕を落ち着かせるように、飯田さんはゆっくりと優しく僕に言葉をかけた。
思わず力が抜けてベンチに座り込む僕。高橋さんの病室へ向かうことができたのは、しばらくしてからのことだった。

「・・・愛ちゃん・・・」
小さな病室の白いベッドの上で、高橋さんは上気した顔に汗を滲ませて静かに目を閉じている。
「愛ちゃん・・・」
高橋さんの名前を呟いて、思わず僕は高橋さんの汗ばんだ白い手を取った。目頭が熱くなる。
病室に向かう途中、医者が口にした「心労」という言葉が、その時僕の胸に大きな刺のように刺さっていた。
「・・・・・・ん・・・・・・あ」
すると、その時、高橋さんの目がうっすらと開く。
高橋さんは、ゆっくり飯田さんと僕の顔を確かめると、辛そうに顔を歪めて口を動かした。
「・・・・・・なさい・・・ごめ・・・なさい・・・」
「バカ! 何で謝るのさ・・・」
飯田さんが、涙をぽろぽろ流している。僕は何も言わずに、少し強く高橋さんの手を握りしめた。と、その時。

「・・・行かんといて・・・行かんといて下さい・・・」
悲しげに涙を浮かべた目で僕をじっと見つめる高橋さんが、うわ言のようにその言葉を繰り返した。
「どこにも行かないよ。ここにいるから」
でも、僕の声が聞こえているのかいないのか、高橋さんは涙をぽろぽろこぼして僕の手を弱々しく握り返す。

「・・・・・・辞めんといて下さい・・・いっしょにいて下さい・・・」
僕は、高橋さんが落ち着き、目を閉じ、頬の涙が乾くまで、その小さな手を離すことができなかった。

404 :名無し娘。:2004/03/10(水) 00:43
あああ!またまた気になるトコで!ちなみに作者さんの描く愛ちゃん、すっごくいですね!とにかく気になります!←こればっかですいません

405 :名無し娘。:2004/03/10(水) 01:06
川*’ー’)ちゃーーーーーーーーーーーん!!(;´Д`)ハァハァ


実際の楽屋もこんな感じでマターリしてんのかな。

406 :名無し娘。:2004/03/10(水) 01:09
高橋ヲタになりそうで怖い

407 :名無し娘。:2004/03/10(水) 02:18
〉〉406同感・・・

408 :名無し娘。:2004/03/10(水) 23:17
キチンと起承転結が出来てますね…すごいッス!

マジれすごめんね。

409 :名無し娘。:2004/03/11(木) 00:05
ほんとに高橋オタになりそう・・・
すでにデスクトップがたかはし・・・・・
すごい作者だ!

410 :とある夢見男1号:2004/03/11(木) 00:21

毎度おなじみ、長ネタの続きです。
書いていると、つい長くなってしまい、4回の投稿では終わりませんでした。

それでは、どうぞ御覧下さい。

411 :とある夢見男1号:2004/03/11(木) 00:23
>>403 の続きです。

その後、高橋さんの熱は翌朝には下がり、程なく体調も回復して退院することができた。

「ご心配をおかけしました」
そう言って、高橋さんが楽屋でみんなにぺこりと頭を下げる。見ると、道重さんが泣いていた。
後から聞いた話によると、高橋さんはダンスレッスン中に倒れて、下の子たちが相当ショックを受けていたらしい。
「ごめんね、シゲさん。心配かけてしもたね」
そう優しく道重さんに声をかける高橋さんの横顔が、その時、僕にはとても大人びて見えた。

それから数日後、僕は、高橋さんと帰りが一緒になった。
僕の隣でアホなことを言っては笑う高橋さんの様子は、これまでと少しも変わらない。

「あ、そうだ」
その時、僕は、あることを思い出した。
「どうしたんですか?」
「うん、これからちょっとウチに寄ってもらってもいいかな? 渡したいものがあるんだけど・・・」
「え・・・」
僕の申し出に、高橋さんは少し戸惑った表情を見せる。
「いや、ほら、もうすぐホワイトデーだろ? でも、14日はさくらおとめのコンサートがあって会えないから・・・
 渡しときたいなあって」
すると、高橋さんは、恥ずかしそうに、でも嬉しそうに微笑んでコクンと頷いた。

412 :とある夢見男1号:2004/03/11(木) 00:30
>>411 の続きです。

「バレンタインの時は、ありがとう。はい、どうぞ」
高橋さんに部屋に上がってもらい飲み物を用意した後、僕は少し照れながら小さな包みを差し出した。
「開けてもいいですか?」「うん、もちろん」
目をキラキラさせながら丁寧に包装を解いていく高橋さん。
「わぁ・・・綺麗・・・」
そう呟いて、高橋さんは、箱の中から、繊細な細工の施されたシルバーのブレスレットを取り出した。
「すっごい大人っぽいですね・・・私には何かまだもったいないぐらい・・・」
「ううん、今の愛ちゃんには絶対似合うと思うよ」
僕の勧めに、少しおずおずとブレスレットを着けた高橋さん。
キラキラ輝く自分の手首をまじまじと見つめては、本当に嬉しそうな顔をして手首を何度も返していた。

それから、しばらくの間、お茶とお菓子をつまみながら、2人で他愛のない話を続けた。
「あの・・・」
すると、その時、不意に真顔になった高橋さんが、少し緊張したトーンで口を開く。
「あの・・・この間は、ごめんなさい。何か・・・とても無茶苦茶なこと言ってしまって・・・」
それが、先日の病室でのことだというのは、すぐに分かった。
「ううん。こっちだって、ちゃんとした話、全然してなかったしね」
曇りの消えない高橋さんの表情を見て、僕はそのまま言葉を続ける。
「今回のソロは、確かに娘。に居ながらって話だけど・・・でも、いずれは娘。を離れる時が来ると思う」
「そう・・・ですか・・・」
つんくさんから聞いている話を、僕はそのまま高橋さんに伝えた。言わなければいけないと思った。
高橋さんは、半ば察していたように、あまり表情を変えない。ただ僕をじっと見つめている。
2人の間に、ふわふわと同じような言葉が漂っては消えていく。
言葉を並べても決して変わることのない事実に、それでも僕たちは言葉を交わしていたいのかもしれなかった。

「あ、もうこんな時間か・・・」
気が付けば、窓の外はすっかり暗くなっている。
僕は、少し重く感じた腰を上げ、高橋さんを送っていこうと立ち上がった。
「夜はさすがに寒いよな・・・何か愛ちゃんが着れそうなものあったかな・・・」
高橋さんの着れそうな上着を探しに、僕はクローゼットへと向かう。と、その時。

きゅ・・・。後ろから、服の袖を掴まれる。
「・・・愛ちゃん?」
でも、僕の呼びかけに、高橋さんは応えない。そのまま、僕の背中へ静かに身体を寄せた。

「・・・・・・まだ・・・帰りたくないです・・・」

413 :名無し娘。:2004/03/11(木) 01:12
ぉぉぉぉおあ!!寝れないッス!!川*’ー’)

414 :名無し娘。:2004/03/11(木) 01:50
やべぇマジやべぇ高橋萌えすぎぃぃぃいいいいいいいい

415 :名無し娘。:2004/03/11(木) 04:19
これはやばいやばいよ

416 :名無し娘。:2004/03/11(木) 10:10
妄想にはまるキモいヤツらの集まるスレはここですか?








オレモナーw

417 :名無し娘。:2004/03/11(木) 10:39
連ドラのような絶妙なシーンでの区切り
ユメミン 策士だな

とりあえずCMでも流しとくか

418 :名無し娘。:2004/03/11(木) 19:40
ここからは………

419 :名無し娘。:2004/03/11(木) 19:42
奥地の恋人 ロッテ
ユニチャーム

420 :名無し娘。:2004/03/11(木) 20:34
うわわ・・・
気になるよーーーーーーーーーーーーーーーーー
分断

421 :とある夢見男1号:2004/03/12(金) 00:44

本日、最終回を迎えました、長ネタの続きです。
ロッテやユニチャームがスポンサーについてくれるとは、白い巨塔もびっくりです。

それでは、どうぞ御覧下さい。

422 :とある夢見男1号:2004/03/12(金) 00:50
>>412 の続きです。

「・・・ダメ・・・ですか?」
思わず振り向いた僕を、高橋さんは少し緊張した表情で見上げていた。
「あの・・・私・・・もっといっぱいお話したいんです。昔のことも、今のことも、これからのことも・・・。
 いっぱいいっぱいお話して・・・それで・・・」
そこまで話すと、高橋さんは、泣き出しそうな顔をして口をつぐんでしまう。
「うん、そっか・・・。じゃあ、今日は2人で夜更かしする?」
「・・・はい!」
小さな頭にそっと手を置く僕に、明るく応えた高橋さん。少し目に涙を滲ませて嬉しそうに微笑んでいた。

それから、僕たちは2人並んでソファーに座り、時が過ぎるのも忘れて語り合った。
娘。に入った頃、たくさん失敗して先輩たちに叱られ励まされたこと。
娘。に慣れてきた頃、年も近かった4期メンバーたちとバカやって笑い合っていたこと。
そして、自分にたくさんの後輩ができて、戸惑いながらも嬉しかったこと。
高橋さんは、そんな僕の話を、時に笑い、時に驚き、本当に楽しそうに聞いていた。

「それでね、その時・・・ん?」
すると、その時、僕は肩に小さな重みを感じた。いつの間にか、高橋さんが眠っている。
ふと見た部屋の時計は、とっくに日付を変えていた。
僕に身を預け、穏やかな横顔が小さな寝息を立てている。
その横顔に、僕は、ある日僕の前に現れ、いつしか誰よりも愛しくなっていた女の子の名前を、そっと囁いた。

423 :とある夢見男1号:2004/03/12(金) 00:55
>>422 の続きです。

「・・・・・・ん・・・」
「あ・・・おはようございます」
どうやら、あの後、僕も眠ってしまったらしい。目を開けると、高橋さんが優しく微笑んでいた。
窓の外は、もう白み始めている。
「朝か・・・あ、そうだ」
その時、あることを思いついた僕は、ソファーからゆっくり身を起こして立ち上がった。
「ちょっとこっち来てみて」
そう言って、僕は高橋さんに手を差し出す。そっと握り返された手を引いて、僕は東向きの窓へ向かった。

「・・・わぁ・・・」
そこには、遠いビルの谷間から木漏れ日のように差す朝日が、広がる街並をキラキラと照らしている。
「ね、なかなか綺麗・・・」
そこで、僕は思わず息を飲んだ。
朝日に照らされた高橋さんの横顔。開いた窓からそよぐ風に、朝日に輝く高橋さんの髪がさらさらと舞う。
「どうしたんですか?」
気付くと、高橋さんが不思議そうな顔をして僕の顔を覗き込んでいた。
「あ、いや、別に・・・そうそう、そう言えば、そろそろ桜の咲く季節だね」
「はい・・・そですね・・・」
いまだ、高橋さんはきょとんとしたままだ。
「桜が咲いたら・・・いっしょに見に行こう」
そう言って、僕は、もう一度しっかりと高橋さんの手を握り直した。

何も言わず、ただ嬉しそうに微笑む高橋さん。静かに舞う髪の先端が、美しく黄金色に輝く。
その微笑みのまま、そっと桜色の唇を動かして、高橋さんは僕の名前を囁いた。

「・・・・・・好き・・・大好き・・・」



             とある夢見男1号・作  『僕と娘。の夢物語』 完

424 :名無し娘。:2004/03/12(金) 00:58
ソロデビューは?

425 :名無し娘。:2004/03/12(金) 03:06
>>424
聞くのは野暮ってもんだ
とりあえず高橋に惚れとけ

426 :名無し娘。:2004/03/12(金) 04:12
うわああん
めちゃくちゃ良かったけど
完って!続き読みたいよお!

427 :名無し娘。:2004/03/12(金) 09:10
続きが気になる、絶妙な最終回
ユメミン策士だな

そして半年ぐらいしたら2時間枠のスペシャルをやるという訳ですな
その反響を見てパート2が始まると

428 :名無し娘。:2004/03/12(金) 21:56
スポンサー募集中。。。

429 :280:2004/03/12(金) 22:38
個人的な事で申し訳ないんですが、
この後もネタを書き続けてもいのでしょうか…?

430 :名無し娘。:2004/03/12(金) 22:57

ぜひプリーズ!

431 :とある夢見男1号:2004/03/13(土) 00:17

お察しの方もいらっしゃるとは思いますが、
私、とある夢見男1号は、前回の投稿をもってネタ書きとしての筆を一度置くことにしました。

私的なことなのですが、この春より新生活を迎えることになり、かなりの生活環境の変化が予想されます。
そこで、実生活との兼ね合いからネタ書きに苦痛を感じる前に、一度区切りをつけておきたいと考えたのです。

前スレでネタを書き始めて、約2年。時の流れを感じます。
娘。から、後藤・保田・安倍が去り、また辻加護も去ろうとし、
かわいい「ののたん」が素敵な「ののさん」になり、
藤本イラネ6期イラネだった自分が、いつしかミキティ・えりりん・シゲさん・れいな無しでは生きていけない身体になりました。
そんな中、変わらずネタを書き続けることのできた自分は幸せだと思います。

当たり前のことですが、このスレはみんなのものです。
だから、280さん、これからも書き続けて下さい。と言うより、お願いしたいくらいです。
もちろん、他のネタ書きさんも同じです。
僕の夢物語は一旦終わりましたが、これから先、いろんな夢物語が続いていくことを願ってやみません。
僕も、(;´Д`)ハァハァとかレスしたいですしねw。

それでは、最後まで長々と失礼しました。
>>427さんの言う通り、半年ぐらいしたら戻ってきたいなあと思ったりもします。どうなるか分かりませんが。
それまでに、このスレが今以上に盛り上がっていることと、ミキティのソロシングルが出ることを期待したいです。

でも、ひとまずはさよならです。今まで本当にありがとう。

432 :名無し娘。:2004/03/13(土) 00:32
>431
えー……。
お別れの季節なんだねぇ。いままで楽しませてくれて、ありがとうございました。
新生活、よいスタートがきれるよう、お祈りします。

433 :名無し娘。:2004/03/13(土) 00:36
夢をありがとう。
そして貴方もイイ夢をみてください。

434 :名無し娘。:2004/03/13(土) 05:24
新生活、がんばってください。
そしてまた帰ってきて僕らを萌えさせてね。

435 :名無し娘。:2004/03/13(土) 05:45
夢見男さん本当に本当にお疲れ様でした。
僕はあなたの作品に刺激を受けて幾つか作品を書かせて
いただきました。そんな夢見男さんの作品がしばらくは

読めなくなるのは寂しい限りですがまたいつか復活
されることをお待ちしております。おつかれさまでした。
長文すいませんです。

436 :名無し娘。:2004/03/13(土) 14:12
夢見男さん、長い間お疲れさんでした!!本当に本当に楽しませて
もらいました。あなたの書く高橋は、数ある小説やネタの中でも、No.1の
キャラクターでした。

新生活、いろいろなことがあると思いますが、がんばってください!!

437 :名無し娘。:2004/03/13(土) 14:22
ここからは、

株式会社 日本ブレイク工業

株式会社 吉野家ディー・アンド・シー

・・・

438 :名無し娘。:2004/03/15(月) 02:13

    せ ん ぱ ー い !

後ろから僕を呼ぶ声に振り返ると
そこには 満面の笑みを浮かべた 辻ちゃんと加護ちゃん

僕は知ってるよ。
二人のこんな笑顔は 悪だくみをしている時の顔なんだ

    今日って何の日か 知ってますかあ?

そう言うと二人は 何かを催促するように
揃って両手を差し出した

 辻ちゃん加護ちゃん
  ひと月前のチロルチョコは 計画的犯行だったんだね ・ ・ ・

439 :名無し娘。:2004/03/18(木) 10:50
保全

440 :280:2004/03/19(金) 19:05

「「「卒業おめでとーーー!!!」」」
パン!パーン!!
今日は亀井さんと新垣さんの卒業式。
クラッカーを手に僕らは早々と楽屋で一列に並び、二人が来るのを待っていた。

「おおあぁぁ!!…び、びっくりしたー!」
「あ…ありがとう御座いマス☆」
新垣さんも亀井さんも驚きながらも喜んでくれているみたいだ。
そして皆からそれぞれ二人に卒業祝い品の贈呈。
一応二千円以内と決めていたが、よっすぃ〜のプレゼントはうまか棒200本づつ。

「わざわざ日暮里まで行って箱ごと買ってきたよー!」
店の親父さんに『一人で食べるの?』と聴かれたらしく全員大爆笑。
他の皆は香りのついたろうそくやハンカチ等など。
しかし、渡している最中歌のリハ時間になってしまい、
僕は亀井さんに渡せずじまいだった。

441 :280:2004/03/19(金) 19:05
休憩中に亀井さんを見つけて話しかけた。
「ハイこれプレゼント。こないだ欲しがってたよね。」
先日のツアー中にショップで亀井さんが欲しがっていたシンプルな指輪だった。
「…え!?あ、あの…」
亀井さんは何故かあたふたしている。
「…で、でも…ほ、ほしかったのは…んですけど…」
「まあまぁ、とりあえずつけてみてよ。」

…ところが人差し指や中指には合わない。親指には小さいし、小指はぶかぶかだ。
僕は指輪のサイズまで気にしなかったのだが
「…その…薬指しか…。」
「ご、ごめん…そこまで気が回らなくて…」

自分から何か話かけようとしたとき、スタジオの方からADさんの声が聞こえた。
どうやら収録の本番が始まるようだった。
うろたえている僕を見ながら『ありがとう御座います!』と言って走っていってしまった。

本番中にそれをつけていた亀井さんは飯田さんに怒られていたが、
その顔はどこかとても嬉しそうだった。

442 :名無し娘。:2004/03/24(水) 00:59
えりり━━━━━━━━ ;´Д` ━━━━ん!!!

443 :名無し娘。:2004/03/24(水) 23:41
作者さん乙でございます♪
萌えましたでございます。。。

444 :名無し娘。:2004/03/25(木) 03:25
いいです・・すごくいいです!!!!!
作者さん、またお願いします

445 :280:2004/03/26(金) 00:41

衣装にも着替え終わって楽屋で待機していると亀井さんが真剣な顔で話かけてきた。
「…さっきからずっとれいながセンパイの顔見つめてるんですけど。」
「へ?………さぁ…なんでだろうね。」
ふと田中さんを見ると僕を見つめ…もとい、睨んでいる様に見えるのは気のせいだろうか。

「…あのですね!…れいながああいう顔した時は、必ずセンパイにほめられたときにする顔なんです!
どうせ…『カワイイよ…れいなちゃん』とか言ったんでしょ!?」

一気にまくし立てる亀井さんに驚きつつも、なんとかなだめようとしたが
「ふーんだ!えりはせんぱいのコトなーんも知らんくせに!」
「…な!?…そ、そんな…。せんぱいは『えりがイチバン好き』っていってくれたもン!!」

いつの間にか田中さんVS亀井さんが勃発している。
どうしようかと思っていたら、
「私にカワイイって言ってくれたのは、おとといの午後八時四分です…おぼえてます…」
いつの間にか僕の隣に道重さんが座っていた…。

446 :名無し娘。:2004/03/26(金) 02:36
ハラハラ!

447 :名無し娘:2004/03/30(火) 03:41

今にも崩れ落ちてしまいそうな亀井さんが、悲しみに俯いている。
「あなたの愛が私の全てだった・・・けど、あなたにとっての私は全てではなかったんですね」

今にも泣き出しそうな田中さんが、まっすぐに僕を見つめている。
「れいなは幸せでした・・・」

今にも笑い出しそうな道重さんが、楽しそうに僕を見上げている。
「紅い口紅で鏡に書いておきました。『さよなら』って」

唖然と楽屋に立ち尽くす僕。
辻さんと加護さんと紺野さんと小川さんが、意味ありげに僕を指差していた。


「「エイプリルフール!!」」
おもむろにそう叫ぶ田中さんと道重さん。

「サプラ〜イズ」
二人の声に掻き消されるように、亀井さん。

エイプリルフールもサプライズもタイミング全然違うけど、3人の笑顔を見てたらどうでもよくなった。

448 :名無し娘:2004/03/30(火) 03:41
スレ汚しだったら申し訳ない

449 :名無し娘。:2004/03/30(火) 13:33
イイヨイイヨ〜!
280サンも447サンも他の香具師も書きつつ保全して
夢見男さんの復活を気長に待ってましょ

450 :名無し娘。:2004/03/30(火) 21:54
>>449
そりゃないだろ・・・
他のネタ書きは前座じゃないんだよ。

451 :名無し娘。:2004/04/01(木) 23:39
>>450
うん、その通り。
夢見男のネタにおもしろさがあったように、他のネタ書きのネタにもそれぞれのおもしろさがある。
449も決して他のネタ書きを下に見てるとかじゃないんだろうけどね。ちょっと言葉が悪かったかも。

あと、個人的な考えだけど、夢見男は実質後進に道を譲った気がするなあ・・・。

452 :280:2004/04/02(金) 00:43

「「「「おはよーございマース!」」」」
学校がある四人は遅れながらも元気に楽屋入りする。
「塾長!そういえば今日のお昼ご飯がカレーだったんですぅ〜〜☆」
「私のきょうの…こら!さゆ!…塾長をひとり占めはズルイとよ!」

新垣さんを三人が取り囲んで次々に話題を振っている。
「シゲさんはカレーだったんだネ。ちなみに亀ちゃんは何だったの?」
そうした中でも三人とも均等に会話していく塾長(新垣さん)は流石だ。

「道重、亀井、田中!…それにあんたもさっさとメイク室にいくぞー!」
「「「ハーイ!」」」
「あ、ごめん。僕は荷物片付けからすぐ行くよ。」
その直後の飯田さんの言葉ととも僕以外は楽屋を出て行った。

自分の荷物を纏めているとトイレに行っていた新垣さんが戻ってきた。
「…あれ?みんなはどこいったんですか?」
「もう皆メイクに行っちゃったよ、僕らも早く行こう。」
はーい!と元気な返事で僕ら手を繋ぎながらメイク室へ向かった。

453 :280:2004/04/02(金) 00:44

…さっきまで元気だった新垣さんは口数が少ない。
メイク室に行く途中、急に僕の手をぎゅっと掴んで立ち止まった。
「あ、あの!さっき思ったんですケド…。やっぱり…五期メンとしても…
私がイチバン年下っていうか…でも!メンバーとして…その…やっぱり…」
あの、その…とか言いながら下を向いている。

さっきの四人のやりとりを見てた僕は、田中さんの頭をポンポン叩くと
「…僕にとって里沙ちゃんも可愛い後輩だよ。」

…ほえ?という顔をしながら僕の目を観つめている。

「たまには肩の力を抜いて…ね?先輩には甘えてもいいんだからさ。」
そう言うと新垣さんは下を向いていたが、はにかみながらモジモジしてる。
「しかしなぁ、お豆ちゃんももう後輩三人もいるんだよなー」
「そ、そーですよ!頭ポンポンとかコドモ扱いしないで下さいヨー!」

ごめんごめん、といいつつまた頭を撫でると
「…もう!コドモ扱いしないでって言ったのにー!」
メイク室まで僕と新垣さんの追いかけっこが続いていた。


その後『二人とも遅い!』と飯田さんに怒られたが、新垣さんはずっとにこにこしていた。

454 :名無し娘。:2004/04/02(金) 17:07
ガキさんかわいいよガキさん

455 :名無し娘。:2004/04/03(土) 00:39
やべぇマジやべぇ新垣萌えすぎぃぃぃいいいいいいいい

456 :280:2004/04/03(土) 02:26
>>453
『さっきの四人のやりとりを見てた僕は、田中さんの……』ではなく
『さっきの四人のやりとりを見てた僕は、新垣さんの……』
でした。ホンマスイマセン<(_ _)>

457 :女ヲタ:2004/04/03(土) 13:31
個人的には夢見男さんより280さんのネタの方がより好き。どちらも素晴らしいと思いますが。
・・・失礼ですが、280さんは女性ですか?

458 :名無し娘。:2004/04/05(月) 22:43
280さんも夢見男さんも最高ですよ

459 :名無し娘。:2004/04/06(火) 00:47
280グッジョブッ!

460 :名無し娘。:2004/04/06(火) 22:03
喪舞等も最高

461 :280:2004/04/07(水) 00:10
>>457
期待を裏切って申し話ないのですが…ワタクシ男で御座います<(_ _)>

>>皆様
毎回暖かいレスを頂きマジで嬉しいです。執筆作業もはかどります☆
今後とも宜しければネタを拝見してやって下サイ(*^^*ゞ

もう一つ。私事で申し訳ないのですが、次から名を名乗らせて頂きます〜。

462 :chocolate:2004/04/07(水) 00:12

今日の収録も終わり、帰り支度をしていると小川さんがこそっと話しかけてきた。
『出口で待っていてください』とのこと。

待っていると小川さんがやってくる。
「…突然でゴメンなさいです。あの…実は…お願いがあるんです。」
「お願い?…いいよ、何でも言ってよ」
小川さんは緊張の面持ちでうつむいていたが、意を決したかの様に僕の目を見つめる。

「…実は、わ、私の手料理食べてほしいんです!!!」
突然大声で頭を下げてきたので、少し驚いてしまった。

「…へ?…う、うん。そんなんで良ければ…」
「ホントですか!?……よっしゃ!!…んじゃさっそくせんぱいの家にごーごー!!」

タクシーに二人で乗り、途中でスーパーによって貰い僕の家に向かう。
なぜ手料理なの?と聞くと、今日メンバーでその話をしていて私も!と考えたらしい。
家に着くと早速料理を作り始める。

「じゃーん!!冷めないうちにドウゾ☆」
ガーリックの香り漂うぺペロンチーノに、ほっかほかの大盛りの肉じゃが。
「おぉ!うまそー!!……ってなんでこの二つなの?」
「エヘヘ♪ジツはー、今日ののさんにレシピ教えて貰いました〜!」

463 :chocolate:2004/04/07(水) 00:14

…そういえば休憩時間に、熱心に辻ちゃんと話していたのを思い出す。
「ま、何はともあれいただきます!」
「召し上がれー!…モグ…モグ…うーん☆我ながら上手い!」

しかし、食べている最中に小川さんがフォークを止めてじっと見つめてくる。
「どうしたの…食べないの?」

「…オトコの人がガツガツ食べる姿っていいなぁ〜。……って、私に何言わせるんですか!?」
恥ずかしいからやめて下さいよー!…と言いつつ再び食べ始めてしまった。


後片付けをすませ、二人で小川さんが淹れてくれたお茶を飲んでいた。
「どうです〜?私ももう大人ですよね〜?」
「そうだね、この間の新垣さんといい…皆どんどん大人になるんだね。」
「…この間?…新垣?…なんですそれ?」

しまった!と思ったがとき既に遅し…。
「…お豆とセンパイが…この間……お、大人?!?!」

…何があったんですか!?と顔を赤くしながら詰め寄ってきたが、
言葉を濁してなんとかその場は収めて、
なんとか小川さんをタクシーまで連れていく。
「明日ゼッタイ教えてくださいね!」
とセリフを残しながら小川さんは家に帰っていった。

464 :chocolate:2004/04/07(水) 00:15

次の日楽屋に入るや否や藤本さんと矢口さんが話しかけてきた。
「おは…」
「せんぱーい!今日ミキの家で焼肉しましょー!BSEなんか問題ナシ!!」
「ちょ…藤本…。オ、オイラだって肉じゃがくらい作れるぞー!」

…今日の事は皆に内緒ね。と昨日言って置いたのだが全く意味が無かった。
「…さっき麻琴に聞いたんですけど…その…大人になるって…やっぱりお豆と…」
「あのね高橋さん。そういうんじゃないって」


飯田さんを見ると、にやにやしながらこの状況を楽しんでいた。
向こうでは紺野さんがどこから持ってきたのか、山積みの料理本と格闘している。

「こんどえりがお弁当作ってきてもいいですかぁ?」
「わたしがやきにく弁当つくってきます!ついでに食べさせてあげマス!」

田中さんや亀井さんまで参戦していて、収拾つかないので楽屋の端っこに移動した。
すると道重さんが隣にちょこんと座って、僕の袖をつかんで話しかけてきた。

「…私…何も作れないですけど…せんぱいのおうちに行きたいです…」

465 :名無し娘。:2004/04/07(水) 07:15
チョーさん(・∀・)イイヨーイイヨー

466 :名無し娘。:2004/04/07(水) 11:10
モテモテ過ぎだな
ああもうなんていうかハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!

467 :名無し娘。:2004/04/07(水) 23:28
ストレートな言葉の道重がかわいい!!

468 :名無し娘。:2004/04/09(金) 22:15
道重のセリフは、『せんぱいのおうち』ってとこがたまらんね。
これが、『先輩のおうち』と漢字交じりだったら何か全然変わってくる。

あまりにマニアックな感想でスマン。

469 :名無し娘。:2004/04/10(土) 22:13
「誰かいないかなー」
僕はフィルムが残り三枚となった使い捨てカメラを持って被写体を探していた。
「お、モデル発見!」
こっちに向かってテクテク歩いてくるちっちゃな影がひとつ。
僕はカメラを構えてその人に向ける。
「ヘーイ!セクシーマリー!!」
「なに〜!?も〜、いや〜ん」
そういいながらしっかりとポーズを決めてくれる。
「いいよー、セクシーだねー」
 パチッ!!
一枚シャッターをきった。
すると矢口さんはキスをするようにくちびるを軽くとがらせて近づいてきた。
フレームの中の矢口さんがどんどん大きくなってくる。どんどん、どんどん・・・
って矢口さん、近づきすぎ・・・
「ッ!?」
と、その時、僕のくちびるに何かがフッと軽く触れた。
 パチッ!!
その拍子にシャッターを押してしまった。
突然の出来事にびっくりしている僕の手からカメラを奪い取った矢口さんは、
「キャハハハ!どうした〜、顔真っ赤だぞ!ほらっ!一緒に撮るよ!」
そういって僕の首をつかんでグイッと引き寄せ、自分の顔と並ぶようにした。
矢口さんは短い腕をいっぱいに伸ばしてカメラのレンズをこちらに向けた。
「いくよ〜!!」
 パチッ!!

現像した写真の最後の三枚には
『セクシーポーズの矢口さん』
『ぶれてて何だかよくわからないもの』
『顔を真っ赤にした僕と、僕よりも顔を真っ赤にした矢口さん』
が写っていた。

470 :名無し娘。:2004/04/11(日) 00:56
積極的な矢口…いいのぉ〜(/・ω・)/

471 :名無し娘。:2004/04/11(日) 13:27
やぐ萌え〜

472 :chocolate:2004/04/13(火) 01:51

今日は前々から予定していたお花見の日。
安倍さんや後藤さん、保田さんも仕事の後に来てくれた。

「飯田さぁ〜ん…飲んでますぅ〜??ミキはぁ…もう……エヘヘヘヘ♪」
「…ちょっと藤本、飲み過ぎだって…」

そこへ矢口さんが飯田さんの隣にドスッ!っと座った。一升瓶とさきいかを持っている。
「いいじゃーン!…藤本だってストレス溜まってるよなー!!」
「…さすが矢口サン!もう今日は飲もう!トコトンのむぞぉ〜〜!!」

むこうでは保田さんが六期メンを捕まえてお説教をしている。
「いいかぃ…芸能界…ヒック…辛いと……ヒック…」
「まぁまぁ圭ちゃん。皆がんばってるモンねー。いつもTV見てるよー。」
酔っ払いモード全開の保田さんを後藤さんが上手くフォローしていた。

少しすると高橋さんが話しかけてきた。
「センパイ…飲み物買いに行きませんか?もうジュース無くなちゃって…」
「そうだね、お酒も足りないみたいだし買いに行きますか」

473 :chocolate:2004/04/13(火) 01:51

近くのお店に行く途中、僕らと桜の樹の間を風が吹き抜ける。
「…きれい…」
高橋さんはそうつぶやくと、花びら舞い散る中で踊り始めた。


――――花吹雪が高橋さんを包み込んでいく――――


踊り終わると恥ずかしそうに話しかけてくる。
「…どうでしたか?」
「…いや…なんというか…驚いたし、綺麗だったし…」
「むぅ…綺麗なのはわたしですか?それとも桜ですか?」

え?…と僕が困った顔をしていると
「どっちでもいいです…ケド…そこで私の名前が出てきて欲しかったなぁ…」

そう言うと高橋さんは寄りかかるように、僕の右腕を掴んでくる。
僕は何も言わずに、笑顔で高橋さんの頭を撫でてあげた。
すると顔を赤くしながら小声で呟いた。

「少しだけ…少しだけ…こうしててもいいですか…?」

474 :名無し娘。:2004/04/13(火) 08:16
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!

475 :名無し娘。:2004/04/14(水) 02:16
初めてちょこさんの主役高橋…(* ̄∇ ̄*)

476 :女ヲタ:2004/04/16(金) 00:27
踊る高橋、(・∀・)イイ!!なぁ。。
やっぱりchocoさんのお話はお洒落で描写が繊細だ。

477 :名無し娘。:2004/04/19(月) 00:59
「おはようございまーす」
そう言って楽屋のドアを開けたが、中には誰もいなかった。
どうやら僕が一番早かったみたいだ。
バッグを置いた僕は、ふと、楽屋の隅に二つ並んだロッカーが気になった。
まさかとは思うが、一応、ロッカーと壁との隙間を見てみる。

……亀井さんはいなかった。

ロッカーと壁の間を見るとちょうど僕がはまるくらいの隙間が開いていた。
「……」
僕はその隙間に誘われるようにゆっくりと入っていった。
二つ並んだロッカーの隙間から楽屋が覗けるところで進入をやめる。
「ふう」
亀井さんじゃないが、確かに落ち着くかも。
おまけにここからなら楽屋の様子が少し見える、と言っても誰もいないけど。

 ガチャッ
「おはようございます」
しばらく誰もいない楽屋を覗いていると声が聞こえた。
『あの声は高橋さん?』
予想通り、高橋さんが僕の視界に入ってきた。どうやら一人らしい。
『よし、ビックリさせてやろ』
僕は息を潜めて、出るタイミングを待つ。
すると、高橋さんは誰もいないのを確かめるようにキョロキョロと楽屋を見渡してから
ドアの方へと歩いていってしまった。
 カチャッ
『カギ?』
ドアに鍵をかけたらしき音がしてから、高橋さんが僕の視界に戻ってきた。
僕の目の前で高橋さんは薄手のジャケットを脱いだ。
そしてその下に着ていたシャツのボタンをはずし始める……
……って、オイッ!!
「あーっ!ちょ、ちょっと待った!!」
「キャッ!!」
突然の声に驚いた高橋さんの悲鳴が楽屋に響いた。
ロッカーの後ろから出てくる僕を見て慌てて背中を向ける。
「ゴメンッ!!ビックリさせようと思って……それで……」
「……」
無言でうつむく高橋さんの耳が真っ赤になっているのが後ろから見てもわかった。
二人の間に深い沈黙が流れたその時、
 ガチャガチャ!!
「!?」
ドアノブをひねる音がした。

478 :名無し娘。:2004/04/19(月) 01:05
>>477の続きです。

鍵のかかったドアは開かなかったが、僕はドアの曇りガラスにうつる人影に気付いた。
『誰か来た!?』
高橋さんも気付いたらしく、僕に背中を向けたまま慌ててシャツのボタンをとめている。
「ちょっと待ってねー」
できるだけ自然に声を出したつもりだったが、裏返ってしまった。
高橋さんがボタンをとめ終わるのを待ってから、鍵を外してドアを開ける。
そこには道重さんがいた。
「……おはようございます」
「おはよう」
「道重ちゃん、おはよ」
高橋さんも笑顔であいさつを返す。
楽屋に入ると道重さんは高橋さんの顔をジッと見つめた。
「何?」
「……真っ赤……」
「え!?あ、ちょっとカゼひいちゃって」
高橋さんは赤い頬を隠すように両掌をあてた。
道重さんは目をパチパチと瞬かせると、今度は高橋さんの胸元をジッと見つめた。
「……ボタン、ずれてます……」
「え!?ホント!?……あれー?なんでやろー?」
ますます真っ赤になった高橋さんは慌ててシャツのボタンを直した。
僕は開かれた胸元を見ないように視線をそらした。
「……二人で何してたんですか?」
僕と高橋さんを交互に見ながら道重さんが言った。
あまりにも突然でストレートな質問に僕と高橋さんの時間が止まった。
道重さんは不思議そうな顔をして首をかしげている。
「……チョコレート!チョコレート買ってきたから二人でこっそり食べようと思って!」
高橋さんは自分のバッグに駆け寄ってチョコレートを取り出し、道重さんに差し出すようにした。
「あ、それ新しいやつですね」
道重さんはうれしそうに言った。
「うん、そう。道重ちゃんも一緒に食べようか」
「はい」
高橋さんは開け口を無視してビリリリッと豪快に箱を開け、道重さんに一つ手渡した。
笑顔の道重さんがチョコレートを口に入れるのを僕と高橋さんはジッと見ていた。
「おいしい?」
そう聞くと、道重さんは幸せそうに大きくうなずいた。
それを見て僕と高橋さんは同時に大きく息を吐く。
口の中のチョコレートがなくなった道重さんは僕達を見て言った。

479 :名無し娘。:2004/04/19(月) 01:07
>>478の続きです。

「……わたし、二人が…」

 ガチャ!!
「おはようございまーす」

「…してるのかと思いました……」
道重さんが話している途中で藤本さんが楽屋に入ってきた。
その声で僕には道重さんが何て言ったのか聞こえなかったが、
高橋さんには聞こえたらしく、驚いたように口と瞳を大きく開いていた。
道重さんは笑顔で二つ目のチョコレートに手を伸ばした。
楽屋の変な雰囲気に気付いたらしい藤本さんは、いぶかしげな表情を浮かべたが何も言わなかった。

その日の収録が終わった後、道重さんがあの時何て言ったのか聞いたけど、
高橋さんは顔を真っ赤にして、
「何でもないです!!ホントです!!」
と、早口で言うばかりで教えてくれなかった。

480 :名無し娘。:2004/04/19(月) 09:55
ノノ*^ー^)<ちゃいこ〜です。

500KB
続きを読む

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
名前: E-mail(省略可)

0ch BBS 2006-02-27