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俺と娘。の夢物語〜in 狩狩〜
477 :
名無し娘。
:2004/04/19(月) 00:59
「おはようございまーす」
そう言って楽屋のドアを開けたが、中には誰もいなかった。
どうやら僕が一番早かったみたいだ。
バッグを置いた僕は、ふと、楽屋の隅に二つ並んだロッカーが気になった。
まさかとは思うが、一応、ロッカーと壁との隙間を見てみる。
……亀井さんはいなかった。
ロッカーと壁の間を見るとちょうど僕がはまるくらいの隙間が開いていた。
「……」
僕はその隙間に誘われるようにゆっくりと入っていった。
二つ並んだロッカーの隙間から楽屋が覗けるところで進入をやめる。
「ふう」
亀井さんじゃないが、確かに落ち着くかも。
おまけにここからなら楽屋の様子が少し見える、と言っても誰もいないけど。
ガチャッ
「おはようございます」
しばらく誰もいない楽屋を覗いていると声が聞こえた。
『あの声は高橋さん?』
予想通り、高橋さんが僕の視界に入ってきた。どうやら一人らしい。
『よし、ビックリさせてやろ』
僕は息を潜めて、出るタイミングを待つ。
すると、高橋さんは誰もいないのを確かめるようにキョロキョロと楽屋を見渡してから
ドアの方へと歩いていってしまった。
カチャッ
『カギ?』
ドアに鍵をかけたらしき音がしてから、高橋さんが僕の視界に戻ってきた。
僕の目の前で高橋さんは薄手のジャケットを脱いだ。
そしてその下に着ていたシャツのボタンをはずし始める……
……って、オイッ!!
「あーっ!ちょ、ちょっと待った!!」
「キャッ!!」
突然の声に驚いた高橋さんの悲鳴が楽屋に響いた。
ロッカーの後ろから出てくる僕を見て慌てて背中を向ける。
「ゴメンッ!!ビックリさせようと思って……それで……」
「……」
無言でうつむく高橋さんの耳が真っ赤になっているのが後ろから見てもわかった。
二人の間に深い沈黙が流れたその時、
ガチャガチャ!!
「!?」
ドアノブをひねる音がした。
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0ch BBS 2006-02-27