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俺と娘。の夢物語〜in 狩狩〜

411 :とある夢見男1号:2004/03/11(木) 00:23
>>403 の続きです。

その後、高橋さんの熱は翌朝には下がり、程なく体調も回復して退院することができた。

「ご心配をおかけしました」
そう言って、高橋さんが楽屋でみんなにぺこりと頭を下げる。見ると、道重さんが泣いていた。
後から聞いた話によると、高橋さんはダンスレッスン中に倒れて、下の子たちが相当ショックを受けていたらしい。
「ごめんね、シゲさん。心配かけてしもたね」
そう優しく道重さんに声をかける高橋さんの横顔が、その時、僕にはとても大人びて見えた。

それから数日後、僕は、高橋さんと帰りが一緒になった。
僕の隣でアホなことを言っては笑う高橋さんの様子は、これまでと少しも変わらない。

「あ、そうだ」
その時、僕は、あることを思い出した。
「どうしたんですか?」
「うん、これからちょっとウチに寄ってもらってもいいかな? 渡したいものがあるんだけど・・・」
「え・・・」
僕の申し出に、高橋さんは少し戸惑った表情を見せる。
「いや、ほら、もうすぐホワイトデーだろ? でも、14日はさくらおとめのコンサートがあって会えないから・・・
 渡しときたいなあって」
すると、高橋さんは、恥ずかしそうに、でも嬉しそうに微笑んでコクンと頷いた。

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