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俺と娘。の夢物語〜in 狩狩〜
402 :
とある夢見男1号
:2004/03/10(水) 00:05
>>396
の続きです。
それは、ある日の昼過ぎのことだった。
午前中のギターの練習を終え、今後の打ち合わせへと向かう車内で、僕の携帯が震える。飯田さんからだ。
『急にごめん。高橋がひどい熱を出して○×病院へ入院しました。
でも、今は落ち着いたそうなので心配しないで。カオリは仕事が終わり次第、病院へ行きます』
一瞬、身体の感覚が全て冷たくなった。
思わず後ろに座っているスタッフさんを振り返ると、どうやら同じ内容の電話を受けているらしい。
ッ・・・! 前を向き直した僕は、強く唇を噛みしめた。
今すぐに何がしたいかは分かっている。それと同時に、今何をしなければならないのかも分かっている。
自分の気持ちとは無関係に走る車の中で、僕は祈るように携帯を強く強く握りしめた。
高橋さんの笑った顔、緊張した顔、びっくりした顔、いろんな顔がくるくると浮かんでは僕の胸を締め付けていった。
仕事が終わると、僕は大急ぎでタクシーを拾い病院へと向かった。
陽は傾いて、西の空を赤く染め始めている。病院へ着いた頃には、もう空が薄暗くなりかけていた。
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0ch BBS 2006-02-27