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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
俺と娘。の夢物語〜in 狩狩〜

1 :名無し娘。:2003/09/09(火) 18:55
前スレ

俺と娘。の夢物語
http://teri.2ch.net/mor2/kako/977/977128657.html
俺と娘。の夢物語〜第2章〜
http://teri.2ch.net/mor2/kako/986/986831774.html
俺と娘。の夢物語〜第3章〜
http://www.metroports.com/test/read.cgi/morning/1004618557/

このスレを狩と共に終わらせてしまうのは、
余りにも惜しい。

290 :280:2004/01/23(金) 04:00

当の本人は困っている僕の顔を見ながら楽しそうにしていたので
「ばかだな。れいなに決まってるだろ。」
いじわるして真面目な顔をして田中さんの目を見ながら答えた。

すると、え?とか、あの…その…とか言いながら枕に顔を埋めている。
「れいなが一番かわいいよ」
畳み掛けるように言ってやった。

「も、もう!…えりやさゆにも同じこといっとるんでしょ!?
そ…そんな事いっても騙されんから!…浮気もん!スケベ!!
いいです!…もう寝ます!」

そう言い残すと枕を僕に投げつけて部屋を出て行ってしまった。
やりすぎたかなー?と思いながらもさっきから眠気も強く、
とりあえず寝る準備に取り掛かった。

歯を磨き終えて、洗面所から戻ってくると携帯にメールが来ていた。


『突然でて行ってスイマセンでした。
 …さっきのはなしはホントですか??  れいな』

291 :名無し娘。:2004/01/23(金) 11:52
れいなキュン♥

292 :名無し娘。:2004/01/24(土) 03:26
れいなあああああああああああああ

293 :280:2004/01/24(土) 04:21

今日は午後から仕事だったので、
午前中は紺野さんと小川さんとペットショップに行った。

「カワイィ〜〜♪この犬の目元なんかあさ美ちゃんそっくりー。」
「ひどーい、垂れてるって言いたいの!?」
きゃあきゃあ言いながらイヌとじゃれ合っている。
ふと、僕はチワワに目を向けた。

「こいつもカワイイな〜。」
抱き上げるとチワワが僕の顔をペロペロ舐め始めた。
「「カワイイ〜〜♪」」
二人も寄ってきてチワワを交互に抱っこしている。
名前を見てみると『亜沙魅(あさみ)』と書いてあった。
「へー、あさ美ちゃんと同じ名前なんだー。」

「あのチワワとだったら一緒に住んでみてもいいかもなー。」
呟き気味に言う僕とは対象に、
TV局に向かう途中でも二人はイヌの話で盛り上がっていた。


収録も無事に終わり帰り支度をしていると急に、
「そーそー!みなさん聞いてくださいよ〜。」
突然小川さんが大声を上げて話し始めた。
「センパイの顔を『あさみ』がペロペロ舐めてたんですよ〜!」

メンバー全員がはあ??という顔をしてもさらに話は続いて
「センパイもコイツとだったら一緒に住んでみて見たいなーって言ってたし♪」

高橋さんが物凄い形相でこっちを見ていたが
「!…ち、違います!!あさみはあさみでも…そんな…
センパイの顔を…ペ、ペロペロ…もう!まことーーー!!!」

紺野さんは頬を真っ赤っ赤に染めながら小川さんを追いかけて
二人は楽屋を出て行った。
「…紺野さんもやるときはやるんですね…」
道重さんが的外れな意見を言っていた……。

294 :280:2004/01/24(土) 04:32
>>282 291 292さん れす嬉しいッス。

短い文章体&ほのぼの系が俺には書けん。

295 :名無し娘。:2004/01/24(土) 08:11
>>293
紺野がペロペロ・・・(;´Д`)

296 :名無し娘。:2004/01/24(土) 13:10
>>293
シゲさんの反応ありそうでワラタ

297 :名無し娘。:2004/01/24(土) 13:53
>>293
おいマコ、お前わざとだろw

298 :280:2004/01/25(日) 00:07

今日は吉澤さんとジュースをかけてゲームをしていた。
「じゃあねぇ〜、ののの下着の色と柄!!」
僕は『白の無地』吉澤さんは『白は白でもキティーちゃん柄』で勝負!

・・・・・・

僕はジュースを買いに行く途中、何故か心が和んでいた。

299 :280:2004/01/25(日) 00:08

続いては加護ちゃんの下着の色になった。
僕は『白』吉澤さんは『黒』で勝負!

・・・・・・

僕はジュースを買いに行く途中、少し恥ずかしい気分だった。

300 :280:2004/01/25(日) 00:09
最後は梨華ちゃんの下着の色になった。
「「ピンク!!」」
思わず僕たちは顔を見合わせて笑ってしまった。


吉澤さんは?と聞くとグーで殴られた。
…何色だったんだろうか?

301 :名無し娘。:2004/01/25(日) 01:10
>>298
なごむなぁ。

302 :280:2004/01/25(日) 05:07
「北海道はいいですよ〜☆ホタテにウニにあわびも美味しいし!」
「越前カニはさいこーなんよ♪どこぞのたらばや毛がになんぞ…」
藤本さんと高橋さんが、僕の右腕と左腕を掴みながらお国自慢を披露している。
二人の話を交互に聞きながら僕は困り果てていた。

…バリ!……バリボリ!!

その音にびっくりして振り向いてみると、
亀井さんがこっちを睨みながらせんべいを食べていた。

303 :280:2004/01/25(日) 05:11
>>301
和んでいただければ幸いデス。

いち読みてとして作者さんの作品も期待します!

304 :280:2004/01/25(日) 05:12
いち読みてとして『他の』作者さんの作品もでした…<(_ _)>

305 :とある夢見男1号:2004/01/25(日) 22:17

今日、楽屋にいると、
安倍さんと辻ちゃんと加護ちゃんが先日撮ったらしいプリクラを見せ合っていた。

「やーだ、ののもあいぼんもヘンな顔ばっかしてるべさ」
「えーっ! なちみの方がヘンだよー!」
「そうやそうや。この安倍さんなんか、ありえへんぐらいアホ面や」
僕から見ればどっちもどっちだけれど、当人たちはやいのやいのと騒いでいる。
「アホじゃないべさ! もうお母さんに言うかんね!」

「うるさーい! ちょっとは静かにしなさい!」
すると、その時、読んでいた本から顔を上げた飯田さんが、プリクラ3人組を一喝した。
「・・・怒られちゃった・・・。お母さーん、カオリに叱られたべさー」
小さく肩をすくめながら、こっそりとお母さんに小声で報告する安倍さん。と、傍にいた藤本さんがニヤッと笑った。
「安倍さんのお母さーん! かわいい後輩の藤本でーす! 今度、鮭トバ送って下さーい!」
そう言って安倍さんをからかう藤本さんに続き、僕も安倍さんのお母さんに御挨拶。
「いつも安倍さんをお世話してまーす! 僕にはカニお願いしまーす!」
「こら、あんたたち! 何なっちのお母さんにたかってるべさ!」
そう言いながら膨れっ面になる安倍さんを見て、僕たちはお腹を抱えてゲラゲラ笑っていた。

その時、僕の目に、ふと飯田さんの姿が映る。
飯田さんは、本から顔を上げたまま、仕方ないなあって顔をしながら静かに優しい微笑みを浮かべていた。

いつのまにか、安倍さんも笑ってた。

306 :名無し娘。:2004/01/25(日) 22:37
>>306
ヤベーよ、ちょーヤベー。
なんか分かんねぇけどすげー泣きそうだよ。

307 :名無し娘。:2004/01/25(日) 23:01
>>306
落ち着け
気持ちはわかるが・・・

308 :名無し娘。:2004/01/26(月) 00:36
>>305
リーダーの微笑みが想像できるのが(・∀・)イイ!!

309 :名無し娘。:2004/01/26(月) 01:49

   かすかに開いた病室のドアから
 白く 細く 明かりが漏れる

  泣きじゃくる紺野さんの頬に落ちる涙を
     安倍さんの柔らかな手が そっと拭う

  二人の時間は ゆっくりと流れて
    ここにも ひとつ 卒業コンサート

310 :名無し娘。:2004/01/26(月) 05:22
>>309
いいよーいいよー!コンコンマンセー!!

311 :名無し娘。:2004/01/26(月) 22:34
>>309
。・゚・(ノД`)・゚・。

312 :280:2004/01/27(火) 00:58

最近メンバー内で手作りの食べ物の差し入れが流行っている。
明日はおにぎりを皆で作ってくるということになっていて、
今日は午前中からダンスレッスンと言う事でお昼には皆ハラペコ状態だ。
「テレレレッテレー♪(ドラえもん風)加護のおかかおにぎり〜!」
「やっぱりおにぎりと言えばシーチキンでしょ!!」
「麻琴はまだまだだべさ。ここは安倍家御用達のスクランブルエッグで決まりだべ!」

「カオリンは味噌汁を作ってきましたー。」
おおー!と皆の感嘆の中、次々と紙コップに入れ始めた。
他のメンバーは鮭、昆布、梅、はたまた混ぜご飯などなど…僕らは早速食べ始めた。
紺野さんや道重さんは、熱々の味噌汁を注いだ紙コップと悪戦苦闘している。

…ふと辻ちゃんを見てみると…泣いていた。
どうしたの?大丈夫?と皆心配したが、辻ちゃんは少しずつ話し始めた。
「…ヒック…なつみがいなく…なっちゃうって思ったら…ヒック……
…な…なつみの…おにぎりとか……ヒック……もう食べれないのかなって…。」
「…ばかね、この子は。また何か作って持ってきてあげるべさ。」
ホント?と聞く辻ちゃんに、安倍さんは頭を撫でながら笑顔で頷いていた。

313 :280:2004/01/27(火) 00:58

少しして落ち着いた後、おどけながら加護ちゃんが話し始めた。
「しかしなーのの、ウチのおにぎり食べながら泣くのはヒドイやん。」
「…あいぼんの…美味しくないけど…ヒック…がまんして食べてるんだよ!」

…だったら食うなー!と叫びながら辻ちゃんを追っかけ回し始めた。
それでも右手のおにぎりと左手の紙コップを離さない辻ちゃんはさすがだ。


その日の楽屋は午後のレッスンが始まるまで笑い声が絶える事は無かった。

314 :名無し娘。:2004/01/27(火) 22:29
・゚・(ノД`)・゚・

315 :とある夢見男1号:2004/01/30(金) 22:26

今日、高橋さんと一緒に、コンビニへ買い物に出かけた。
そして、その帰り道のこと。

「持っといたげるよ、ほら」
「あ、お願いします」
コンビニの出入口付近で、両手が塞がって財布をしまうのに悪戦苦闘している高橋さん。
僕は少し笑って、高橋さんのコンビニ袋と屋内で外していたマフラーを引き受けた。
「もう大丈夫です」
そう言って、高橋さんは照れたように笑う。お互いの吐く息が、まだ少し白い。
かすかに身を震わせた高橋さんの首を、僕はそっとマフラーで包み込んだ。

「あ・・・」
その瞬間、かすかに声を漏らして、高橋さんは恥ずかしそうにうつむく。
僕がマフラーを巻いている少しの間、高橋さんはそのままじっと動かなかった。
「よし、完成。かわいくできました」
「・・・はい・・・あったかいです」
そう言って高橋さんは温もりを確かめるようにマフラーに顔をうずめると、赤くなった頬をほころばせて微笑んでいた。


「あれぇ、愛ちゃん暑くない? マフラーとらないの?」
そのあと、楽屋に帰ってからしばらく経った頃、小川さんが不思議そうな顔をして高橋さんに尋ねている。

「ええの。まだしとくの」
どこか得意げな嬉しそうな顔でそう応えると、高橋さんはマフラーに顔をうずめながら膝を抱えて丸くなっていた。

316 :名無し娘。:2004/01/31(土) 01:09
(*´Д`)ポワワ

317 :名無し娘。:2004/01/31(土) 02:55
ああ、マフラーになりたいw

318 :280:2004/01/31(土) 05:12

今日は先日にガキさん家のハムスターがめでたく
子供が出来たという事で写真をいっぱい撮ってきた。
「いやぁ〜、マジで可愛いわ。矢口も一匹貰えば?」
「かおりが飼えばイイジャン。オイラはイヌがいるしなぁ〜…あぁ!でもコイツカワイィ♪」
六期のメンバーもカワイイ!を連発しながらみんな写真を回して見ている。

「飼い主に似るって言うけど、この子なんかガキさんそっくりだべさー。」
「安倍さんヒド〜イ!私のおでこ見ながら言わないで下さいよー!」
「でも解るよ。ちっちゃいくて可愛いくてガキさんにそっくりだとオイラも思うゼ!」
それを聞くとガキさんは眉毛を上下させながら照れていた。

「解る解る、こんなに可愛いとちゅ!ってしたくなるよね。」
僕の発言によしこが突っ込んできた。
「あれれ!?それはつまりガキさんとちゅーしたいって事か〜??…コノ女たらしが!!」

それを聞いたメンバーが次々と話し始めた。
「来る途中にゲーセン有りましたよ!今から私と撮りにいきます?」
「藤本センパイ!抜け駆けはダメです!……れいなだって…写真撮って見たい☆」
「…私もいつでも完璧です!今すぐ携帯で撮れます!ちなみに200万画像です!!」

少しして携帯に田中さんからメールがきた。
『センパイの…うわきもん!!(○`ε´○)プンプン!!』
向こうでは亀井さんが可愛く僕を睨んでいた。

319 :名無し娘。:2004/02/01(日) 00:23
うわきもんって……(*´Д`)

320 :名無し娘。:2004/02/01(日) 00:33
(*´д`*)

でもこんこん完璧じゃないよ
画像じゃなくて画素だよ

321 :とある夢見男1号:2004/02/03(火) 00:10

今日は、恒例の豆まき大会。
「ほな、やろか」
そう言って鬼のお面を掴み楽屋の外へ出て行く中澤さんは、すっかり心得たもの。
同じく、その後へ続いてドアへ向かう保田さんは、まだいまいち納得いってない感じだった。

「ガキさん、気合入ってるねー」
「もちろん。『豆』と呼ばれた女ですよ、私は」
僕の言葉に、そう応えて新垣さんは不敵に微笑む。いつにもまして全開のおでこが、眩しいくらいかっこいい。
「・・・そろそろ来ますね」
そう呟き、静かに豆を掴むと、新垣さんは素早くドア付近へと移動した。
「先手必勝。一撃で仕留める」
すっかりその場をリードし始めた新垣さんの言葉に、みんな一斉に息を飲む。
と、その時、ドアが勢いよく開かれた!

ゴツンッ!!
次の瞬間、勢いよく内側に開かれたドアの角が、虎視眈々と待ち構えていた新垣さんのおでこを直撃する。
「「・・・ガ、ガキさぁーーーーーーんっ!!」」
僕たちの絶叫がこだまする中、
スローモーションのように崩れ落ちてゆく新垣さんの掌から、涙のように豆がこぼれ落ち、床を打った。

「新垣さんの仇!」
塾長の屍を乗り越え、鬼に向かって必死で豆を投げる亀井さん。でも、豆は横や後ろとあらぬ方向へ飛んでいく。
「えり、何やっとーと! こら、さゆ! 拾って食うなっちゃ! ・・・ごふあ!」
嵐のように豆が飛び交う中、最期の時まで同期を支え続けた田中さんの姿を、僕は生涯忘れないだろう。

とっくの昔にお面が外れているはずの中澤さんと保田さん。その表情は、まさに鬼神。
激戦の中、僕の目の前で次々と仲間たちが倒れてゆく。そして、それは、その時だった。

「「・・・り、梨華ちゃん!?」」

322 :とある夢見男1号:2004/02/03(火) 00:14
>>321 の続きです。

「こ、こら! 離さんかい!」「ちょっと! 離しなさいよ!」
石川さんが自分の身を呈して、中澤さんと保田さんの動きを封じている。
「・・・さあ、今よ! ・・・みんな! 私に構わずやって!!」
そう訴える石川さんの表情は、まさに闘いの女神。石川さんの必死の叫びは、僕の心を激しく突き刺した。

「「うおりゃあああああああっっ!!!」」
その瞬間、生き残っていた吉澤さんと辻ちゃんと藤本さんが、何の躊躇もなく石川さんもろとも鬼に豆を投げまくる。
「えっ・・・うそ、ちょ・・・きゃあああああああああっ!!」
「・・・えいっ」
少し遅れて、なぜか生き残っていた道重さんも、石川さん目がけて豆を投げていた。

「・・・・・・人間って、悲しいね・・・」
鬼と共にボロボロになって床に横たわる石川さんの頬は、涙に濡れ続けて乾くことはなかった。


「「鬼はぁー、外! 福はぁー、内!」
そのあと、生き残った僕たちは、累々と横たわる屍を背に、窓に向かって豆まきをした。
青空に吸い込まれていくような豆は、さっきまでと同じものとは思えないほど美しい。そんなことを思っていた、その時。
「・・・・・・痛っ! 何だべさ!?」
下から聞き覚えのある声が聞こえて、僕たちは思わず2階下を見下ろした。
「・・・あっ・・・こら、あんたたち! 何やってるべさ!」
そこには、僕たちに気付いて口を尖らせながら上を見上げている小っちゃな安倍さん。別時間での現場入りらしい。
「おーい、なちみー! いっしょに豆まきしよー!」
安倍さんの姿を見つけた辻ちゃんが、窓から落ちそうな勢いでぴょんぴょん跳ねながら手を振っている。

「豆まきー? んー、分かったー! 今行くねー!」
そんな辻ちゃんに応えるように、安倍さんもニッコリ笑うと、ぴょんぴょん跳ねながら手をぶんぶんと振っていた。

323 :名無し娘。:2004/02/03(火) 01:45
(*´Д`)ポワワ

324 :名無し娘。:2004/02/04(水) 01:55
「なちみ」発言萌え。。。

325 :名無し娘。:2004/02/04(水) 02:17
なんか最近各所のネタでなちみなちみ書かれてるが、ただそれが書きたいだけちゃうんかと

326 :名無し娘。:2004/02/04(水) 10:48
いや、夢見男が書きたかったのは、むしろ豆まきシーン。たぶん。

327 :名無し娘。:2004/02/05(木) 00:11
いや、むしろガキさんのおでこシーン。

328 :280:2004/02/05(木) 03:58

「あ、あの…ココに座ってもエエか…?」
朝の楽屋での待ち時間で加護ちゃんが話しかけてきた。
向こうでは辻ちゃんが、安倍さんの座っている膝の上に乗って喋りまくっている。

事情を察知した僕は読んでた小説を中断して、ポンポンと膝を叩いて頷いた。
「ありがと!!…実はな、最近ののがな……」
露骨に向こうを意識しながら僕に話しかけてくる。
僕と安倍さんはしょうがないなー、って顔を見合わせながら頷いていた。

「「「おはようございまーす!!」」」
続々とメンバーが楽屋入りする中、加護ちゃんvs辻ちゃんの攻防は続いていた。
さっきから矢口さんや飯田さんはこっちを見ながらニヤニヤしている。
「あー!加護ちゃんズル〜イ!…私もセンパイの膝の上にのりたーい!!」
藤本さんは来るやいなや、ドス!っと僕の膝の上に乗ってきた。
その衝撃に耐えられずそのまま後ろのひっくり返ってしまった。

…ドンガラガッシャーン!!

パイプ椅子ごと三人は派手に転んでしまった。

329 :280:2004/02/05(木) 04:00

…プニプニ…プニプニ…
僕は顔にやわらかい感触を受けながら目を開けた。
…顔の上に加護ちゃんの胸が…当たっていた。

「…!!!ご、ゴメン…その…あの……」
加護ちゃんは耳を真っ赤にしながら僕の上でモジモジしている。
その直後、マネージャーが来てとりあえずその場は収まった。
マネージャーが今日の経緯を皆に話している最中、藤本さんはどこか嬉しそうだ。

話も終わりマネージャーが出て行くと藤本さんが話しかけてきた。
「センパ〜イ、さっきはホントゴメンなさい!…もう痛くないですか?」
「うん、もう平気だよ。藤本さんこそ…」
「ですよねぇ〜!!加護ちゃんのおっぱいが顔に当たってたんですからネェー!!!」
僕の話を遮る様に、突然大声で話し始める。

「『加護ちゃん!』のが『大きく!』て良かったですネ!」
「い、いや…それは…」
「それじゃお先にメイク室に行ってマース!!」
語尾を強めながらアタフタする僕を尻目に颯爽と楽屋を出て行った。

…高橋さんが写真集でも見たこと無い笑顔で、一歩一歩こっちに向かって歩いてくる…。

「…やっぱりせんぱいは大きい方がすきなんですね…」
藤本さんが出て行ったドアを見ながら、道重さんが場違いな言葉を呟いていた。

330 :名無し娘。:2004/02/06(金) 22:35
>>329

なんかええなぁ。うらやますぃ〜〜〜

331 :とある夢見男1号:2004/02/07(土) 00:13

今日、加護ちゃんと一緒にお昼を食べに出かけた帰り道、
歩いていると高校生ぐらいのグループとすれ違った。みんなめいめいに大学の赤本を持っている。

「あー、もうそんな時期かあ・・・」
『早稲田大学』『立命館大学』『ペパーダイン大学』・・・。
通り過ぎて行くいろんな大学名の赤本をちらっと見やりながら、僕は一人そう呟いた。
「こんなふうに仕事してなかったら、受験生やってたのかもなー」
「ん? 何の話?」
そんな僕の呟きに、隣で一生懸命クレープを食べていた加護ちゃんが首を傾げる。
「うん、娘。やってなかったら何してるかなって話」
すると、加護ちゃんは、ちょっと口の横にクリームを付けたまま、うーんと考え始めた。

「看護婦さんかな。お母さんがそうやったから」
「へえ・・・」
まともな加護ちゃんの答えに、僕は思わず声を漏らす。すると、加護ちゃんが悪戯っぽくニヤッと笑った。
「あ、今ウチのかわいいナース姿、思い浮かべたやろ」
「なっ・・・そ、そんなもん、いちいち思い浮かべねーよ」
僕は、大慌てで頭の中のナース加護ちゃんをかき消した。
・・・薄いピンクのコスチュームだったなんて口が裂けても言えない。

「そんなもんて何や! めっちゃ腹立つわ。注射して泣かしたるねん」
そう言って僕を睨む加護ちゃんは、まださっきのクリームが付いたまま口を尖らせてむくれていた。

332 :名無し娘。:2004/02/07(土) 00:33
ペパーダインワロタw

333 :名無し娘。:2004/02/07(土) 01:27
いい年こいて注射キライだけど、あいぼんにされるならどんなに痛い注射でも我慢できる

334 :名無し娘。:2004/02/08(日) 05:49
ナ・ー・ス!ナ・ー・ス!w
そういえば数年注射してないなぁー…

335 :名無し娘。:2004/02/08(日) 08:44
>>334
策士こんこんさんがいるな

336 :名無し娘。:2004/02/08(日) 22:55
「辻ちゃん、今日は静かだね。」
いつも元気な辻ちゃんがおとなしいので話しかけてみた。
「今日のぉが出るブレーメンがOAなんだよね。いまからキンチョーしてるんだ。」
「へぇ、のんつぁんでも緊張することあるんだね。」
「ひどぉい!のぉだって人並みにあがるんだってばぁ〜」

次の日
「辻ちゃん、ブレーメン見たけどよかったよ。いつもとは別人みたい。ネコちゃんかわいかった。」
「はぁ〜ありがとぉ。のぉすっごいがんばったんだから!最初のダンスのとこなんかよかったでしょ!」
ふたりで盛り上がっていると、高橋愛ちゃんが不安げにじっとこっちを見ていた。
僕が何か声をかけてやろうとすると辻ちゃんが、
「愛ちゃんのがよかったから次をやるあたしもすっごいプレッシャーだったんだよね。でも上手くできてよかったよ!」
するといままで不安そうだった愛ちゃんがニコッと微笑んで
「あぃがとうございます♪」

辻ちゃん、いい子だね。

337 :名無し娘。:2004/02/11(水) 03:21
ノノチャ━━━━━━( ´D`)━━━━━━ン!!!!!

338 :とある夢見男1号:2004/02/14(土) 01:59

今日、仕事も終わって帰ろうとしたその時。
・・・バタッ、バタバタバタッ!
背後から聞こえるけたたましい足音に、僕は思わず振り返る。と、そこには息を切らせた高橋さん。
「・・・はぁ、はぁ・・・い、一緒に帰りましょう・・・」
「・・・お、おう」
高橋さんの何だか有無を言わせない雰囲気に、僕はただ頷くしかなかった。

「それにしても、15人分のチョコは凄かった。みんなでかかっても余ったもんなー」
今日は、恒例のみんなでバレンタインチョコの持ち寄り。さっきまでバクバク食べていた。
「・・・・・・あ」
「・・・どうしたの?」
その時、高橋さんが急にしょんぼりと肩を落とす。気になった僕は、高橋さんの顔を覗き込んだ。
「・・・あ、あの、やっぱり、もうチョコいらんですよね・・・」
「え? うん、まあ・・・い、いや、そんなことないかなー。結構チョコ好きだしなー、ははは」
僕の素直な返事で一気に暗くなる高橋さんを見て、僕は慌てて言葉を訂正する。
「ほんとですか!? 実は、まだあるんです」
そう言ってニッコリ笑顔を取り戻した高橋さんは、大急ぎで鞄をゴソゴソし始めた。

「・・・何で2つ?」
今、僕の手には綺麗に包装された2つの箱。そんな僕の疑問に、高橋さんは恥ずかしそうに口を開いた。
「1つは私の作ったやつで、もう1つはお店で買ってきたやつです。ええと、それで・・・」
そこで、高橋さんは頬を赤くしてさらに口ごもる。
「あ、あの、もし私の作ったやつがまずかったらどうしようって思ったから・・・それで・・・」

339 :とある夢見男1号:2004/02/14(土) 02:02
>>338 の続きです。

そのあと、2人で一緒に両方のチョコを食べながら帰った。
「これ、かなり高かったろ? めちゃくちゃうまいぞ」
お店の方のチョコを食べて、僕はびっくりする。高橋さんも口にするなり、目をまんまるにしていた。
「手作りの方は・・・あ、さっきと形が違う」
みんなと食べたのはハート型。今開けた箱の中は星型と三日月型。
三日月型のチョコをつまみながら僕がそう言うと、高橋さんは何故か所在なさげにモジモジしていた。

「あー、おいしかった。意外と入ったなー」
結局、チョコは2人ですっかり食べてしまった。
「やっぱり、お店のはおいしかったですね。私のは普通やわ」
そう言って笑う高橋さん。沈みかけた夕陽が、地面に2人並んで歩く影を長く引っ張っている。
「んー、でも、嬉しかったのは、愛ちゃんが作ってくれた方かな。ありがとう」

「・・・愛ちゃん?」
その時、僕より少し短い高橋さんの影がぴたりと止まった。

「・・・・・・・・・ふえぇ、えっ、ひっく・・・」
振り返ると、立ち止まった高橋さんがぽろぽろ涙をこぼして泣いている。
「愛ちゃん・・・」
子供のように泣きじゃくる高橋さんを、僕はそっと抱きとめた。

「・・・ごめんなさい・・・でも・・・でも、嬉しいんです・・・嬉しい・・・」
僕の胸元を濡らす涙は、高橋さんの言葉とともに僕の心をじわっと温かくする。
さらさらと高橋さんの髪を撫でる夕暮れの風が、ほのかに香る甘い香りを運んでいた。

340 :名無し狼。:2004/02/14(土) 03:00
「あ、センパイ…」
まこっちゃん、お疲れ
「へへへ…ダメですね、あたし、また泣いちゃって…」
何言ってんだよ、ちゃんと最後まで伝えきれたじゃないか
「え?」
安倍さんにちゃんとお礼言いたかったんだろ? 励ましてもらった時のこと
「う、うん」
そりゃ初っ端から泣きまくりで、ちゃんと話せるか、後ろでハラハラしながら見てたんだけどな、正直なところ
「えー、ひどーい」
だ、だからぁ、そんな俺の予想を覆したまこっちゃんは、もっと自分に自信持っていいってことだよ、な?
「またまたぁー、そんなこと言っちゃってぇー。照れるじゃないですかぁー、もー」
こ、こいつだけは…
「…でも、センパイが後ろで見ててくれてたから、最後まで言えたんだと思います」
え?
「やだ、もー、なに言わすんですかぁー、なし!今のなしですから!」

341 :名無し娘。:2004/02/14(土) 03:01
はぁ〜〜、ここの高橋が大好きだぁ〜〜〜。実物も結構好きなんだけど。。。
夢見男さんの高橋は最高ですよ。。。

342 :名無し娘。:2004/02/14(土) 11:09
>>341
お前俺

343 :名無し:2004/02/14(土) 12:04
チョコ2つ持ってくるところが萌えやね

344 :341:2004/02/15(日) 08:07
>>342
同士ハッケソ♪

345 :名無し娘。:2004/02/15(日) 12:01
二作品とも(・∀・)イイ!!

346 :名無し娘。:2004/02/16(月) 00:27
携帯でROMってたらしらない間に顔にやけてた・・・

347 :名無し娘。:2004/02/16(月) 02:13
(*´Д`)ポワワ

348 :とある夢見男1号:2004/02/17(火) 22:59

今日、翌日の地方でのコンサートのために、夕方から新幹線で移動した。

「なあ、何読んでるん?」
乗車してから時間も経ち、車内で文庫本を読んでいた僕に、
後ろの席でお弁当を食べていた加護ちゃんがひょっこり顔を覗かせた。
「んー、これ。夏目漱石。『ななめそうせき』じゃないよ」
手元の文庫本を見せながら、僕はからかい半分で加護ちゃんに応える。
「分かっとるわ、アホ!」
御飯粒を付けた口を尖らせてそう言うと、加護ちゃんは僕の頭をペシッと叩いて席へと引っ込んでいった。

「難しいの読んでますね」
その時、僕の隣に座っていた高橋さんが、そう声をかけてくる。
「まあ、こういうのも読んでみよっかなって」
まじまじと僕を見つめる高橋さんに、僕は照れ笑いを浮かべて応えると、再び静かに文庫本へ目を落とした。

「・・・・・・ん」
しばらくして、僕は重い瞼をゆっくりと開けた。どうやら寝てしまっていたらしい。
「・・・あっ」
その上、僕は隣の高橋さんの肩に頭を預けていた。慌てて身を起こす。
「ご、ごめん・・・」
「あ、いえ・・・」
小さくなって恐縮する僕に、高橋さんもちょっと困ったような顔で同じように恐縮している。
「やっぱ慣れないことするもんじゃないね、ははは・・・」
そう言って照れ隠しをする僕を見て、高橋さんはニコニコと楽しそうに微笑んでいた。

「それ、読ませてもらってもいいですか?」
そのあと、そんな高橋さんの申し出に、僕は当然のごとく素直に文庫本を差し出した。

その十数分後。
高橋さんは、僕の肩にもたれてスヤスヤと寝息を立てていた。
僕は高橋さんを起こさないように、そっと高橋さんの手から落ちそうな文庫本を取り上げる。
怖い夢とか見てないかな・・・。表紙の『夢十夜』というタイトルを目にして、僕は少しそんな心配をした。

ふと車窓から眺めた遠い夜空には、明るい星が一つ瞬いている。
花のつぼみのように静かな高橋さんの寝顔には、百年の時さえ忘れそうなほど穏やかな時間が流れていた。

349 :その頃・・・:2004/02/17(火) 23:07
ンァァ(;´ Д `)oO(なんでだろ?胃がシクシク・・・)
   (⊃ ⊂)=☆

350 :名無し狼。:2004/02/18(水) 00:21
(竹内力の声で)『よう兄弟 メールが届いたぞ早くとった方がいいぞ』

あ、亀井ちゃんからメールだ

 せωはo→ぃ、ぉ元気Gすか?ぇりっ∧oは、
 せωはoぃに会ぇな<τ、ちょ→さひ〃Uぃτ〃→す★
 ぇりっ∧oは加護さωみたぃなス〒≠な人になりたぃτ〃す★

なんだこれは? 「えりっぺ」? つか、読めねーよ!

(竹内力の声で)『よう兄弟、電話が鳴ってるぞ。早くとった方がいいぞ』

お?今度は電話か。
もしもし…うん、俺。
どうした? 随分あわててるみたいだけど。
いや、別に怒ってないよ?
私じゃない? ああ、さっきのメール? 加護ちゃん? ああ、やっぱり、
だよなー、亀井ちゃんって、へた文字って柄じゃないもんなー。
…いや、別につまらない性格とか地味とか、そういうことじゃないから。
…もしかして泣いてる? ああ、泣いてない、泣かないよね。
いや、そんなムキにならなくても。
じゃあ深呼吸しよーか、吸ってー、吐いてー、吸ってー、吸ってー、
吸って…って、おい大丈夫か!? まさか本当にやるとは…
ごめんごめん、亀井ちゃんがあまりに素直だから面白くってつい…
うん? そんなことないない、亀井ちゃんがいなくなったら、悲しいよ俺
…ダメ? 真剣さが感じられない? そうですか、すみません
じゃ、次のハロモニ収録日にロケ弁の漬物あげるから、それで勘…

ツーツーツー



…もしもし矢口さん? お疲れー。うん、おとめも順調っすよ。
ところで、そこに加護ちゃんいる? あ、そう。
ちょっとお願いがあるんですけど、思い切りドスをきかせて

「 お ぼ え て ろ よ 」

って伝えておいてくれるかな。じゃ、またー。

351 :名無し娘。:2004/02/18(水) 08:46
>>350
変わり種で面白い。よく考えたなぁ。って、何か元ネタがあるのかもしれんけど。

352 :名無し狼。:2004/02/18(水) 14:47
実在するネタ元:
・竹内力の着ボイス
・加護のへた字多用メール…ヤン土
・えりっぺ…さくらコン寸劇での亀井の呼び名(加護・高橋サイド)

上記以外はすべて妄想もとい夢で構成されてます。。。

353 :とある夢見男1号:2004/02/24(火) 01:42

今日、矢口さんと保田さんと一緒に仕事が終わってから食事に行った。
久しぶりのことで嬉しかったのか、矢口さんはお酒を飲んで、すっかりハイテンションになっていた。

「あ、帰る方向一緒でしょ? 矢口を頼むわよ」
「えっ!? マジですか!?」
その帰り、保田さんはそう言い残すと、薄情にもその場を去ろうとする。僕の傍らには、酔っぱらい矢口さん。
「・・・何だよー、おいらと一緒じゃ嫌なのかよー」
「はい、そりゃあ・・・やっ、嘘、嘘です! ・・・ちょ、ちょっと、保田さーん!」
「圭ちゃん、バイバーイ」
能天気な矢口さんの声に、保田さんはクスッと笑みをこぼして手を振り返すと、そのままそそくさと帰ってしまった。

「・・・でねー、さくらは大変なのよ・・・って、こら! ちゃんと聞け!」
今、矢口さんを家まで送るタクシーの中。
運転手さんに申し訳なくて恐縮している僕を尻目に、矢口さんはとても元気。僕を捕まえて、しゃべりまくっている。
「さっきから何黙ってんだよー。あっ、さてはおいらのおっぱい当たって恥ずかしいんだろ? キャハハハハ!」
「・・・おっぱいとか言わないで下さい・・・」
明るい矢口さんの笑い声を耳にしながら、僕は酔っ払えない未成年の我が身を呪って溜め息をついた。と、その時。
「・・・・・・・・・」
今まで嵐のように騒がしかった矢口さんが、不意に黙り込む。次いで出た言葉は、僕の血の気を引かせるに充分だった。
「・・・・・・・・・気持ち悪い・・・」

「と、止めますか!?」
慌てたような運転手さんの言葉。僕は一瞬の迷いの後、決断した。
「いえ、それより次の交差点右にお願いします。矢口さん、もうちょっとだけ我慢して下さい!」
その先には、矢口さんを送った後で回ってもらうつもりだった僕の家が、すぐの所にあった。

「・・・・・・・・・ごめん」
そのあと、何とか間に合って僕の家のトイレに篭っていた矢口さん。
ふらふらした足取りで出てくるなりソファーにぐったり横になって、ぽつりとそう呟いた。
「ま、何とか間に合いましたからね。『モー娘。矢口泥酔、おまけに路上ゲロ』とかにならなくてよかったですよ」
そうからかいながら僕が水のグラスを手渡すと、身を起こした矢口さんはきまり悪そうにチビチビ飲んでいる。
「・・・今日は・・・もうここに泊まってもらった方がいいですね・・・」
少しためらいがちな僕の言葉に、矢口さんは素直にコクンと頷いた後、どこか恥ずかしげに笑っていた。

「それじゃあ、矢口さんはこっちで寝て下さいね」
そう言って僕が提供した自分のベッドは、矢口さんが横になると随分大きく見える。
「ねぇねぇ」
僕が布団をかけようとすると、矢口さんがクスクス笑いながら少し甘えた声を出した。
「・・・一緒に寝よっか」
「・・・アホなこと言ってないで、とっとと寝て下さい」
表面上さらっと言葉を返して、僕は矢口さんの顔までバサッと布団を被せる。
「はぁーい」
ぴょこっと布団から顔を覗かせてそう返事すると、矢口さんは何だか気持ち良さそうに布団にくるまっていた。

354 :名無し娘。:2004/02/24(火) 01:57
化粧落とした矢口・・・

355 :名無し娘。:2004/02/24(火) 02:17
>>354
(+^◇^)<何か言った?

356 :名無し娘。:2004/02/24(火) 02:20
>>353
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!

やべぇ最後のシーン激萌えだやべぇ

357 :名無し娘。:2004/02/24(火) 02:21
どこかに画像があったんだがな、すっぴん矢口

358 :名無し娘。:2004/02/24(火) 02:38
あったあった、やっと見つけたよ

http://caviar.dyndns.org/upload/source/4053.jpg
http://caviar.dyndns.org/upload/source/4054.jpg
http://caviar.dyndns.org/upload/source/4055.jpg

359 :とある夢見男1号:2004/02/25(水) 14:00
それじゃあ、これは翌朝ってことで。

ttp://yagumari.no-ip.info/up/source/yagu1726.jpg

それにしても、すっぴん矢口を意図したわけじゃなかったんだけどなあw

360 :名無し娘。:2004/02/25(水) 18:18
愛せないぜ!

361 :名無し娘。:2004/02/25(水) 22:10
余裕で愛せる俺がいるぜ!

362 :とある夢見男1号:2004/02/27(金) 23:14

「・・・もう入れるよ」
「えっ、や、まだダメやけん・・・あっ」
「さっきから、そればっか。もう待てないって」
「やっ、待って! ダメです、ダメ! あっ、あーーーっ!」

「・・・な、な、何やってんだあああーーーーーっ!!」
今日、楽屋で田中さんとサッカーのゲームをしていたら、突然藤本さんが物凄い剣幕で怒鳴り込んできた。
「「・・・え?」」
田中さんも僕も、思わず手を止めてきょとんとしてしまう。
「・・・・・・え・・・え?」
すると、その場に立ち尽くして目をきょときょと泳がせる藤本さん。次の瞬間、火を吹くように顔が真っ赤になった。

「ごめん、ちょっとうるさかった? 廊下まで聞こえてたかな・・・」
「あ・・・うん・・・」
謝る僕に対し、応える藤本さんはどこか歯切れが悪い。
「いや、すっげー下手なんだよ。ゴール前でわざとゆっくりボール回しても全然取れないし」
「えーーっ! もっと手加減してくれたっていいじゃないですかー」
「だから、あれ以上は待てないって」
そんな僕たちの会話を聞いているのかいないのか、藤本さんは何だか曖昧に笑っているだけだった。

「はー、暑っ。暑っちー。もう春だねー、うん」
一人とりとめもないことを呟きながら真っ赤な顔をぱたぱた手で扇ぐ藤本さん。
所在無さげに楽屋の中をうろうろした後、座って水をゴクゴク飲みながら普段読みもしないような雑誌をパラパラと落ち着きなくめくっていた。

363 :名無し娘。:2004/02/27(金) 23:19
ハァハァ

364 :280:2004/02/27(金) 23:53

今日はオフの日といっても半日だが、僕と亀井さんはバックを買いに来ていた。
「……うーん…じゃあ、コレとコレだったらどっちが似合います?」
「どっちも亀井さんに似合うと思うよ。」
「…もう!どっちがいいかってきいてるんですぅ〜。」

幾つかの店を回った後、二つのカバンに悩んでいた。
「迷うなあ…どっちがいいかなぁ〜…。せんぱいがきめてくれません?」
「こっちの方が似合うんじゃない?」
そうですか〜!?といいながら僕の選んだバックを持ってスキップしながらレジに向かう。
「あ!ちょっと待って!」

僕は亀井さんからバックを受け取りレジに向かう。
「え!?…いいですよ〜、私が自分で買いますから…。」
「いいのいいの…それとも僕からじゃ嫌??」
少し意地悪な口調で亀井さんの目を見ながら言ってみる。
「ぇ…!そ、そんな事は…でも…」

結局僕からのプレゼントを受け取ってくれた。


「おはよーゴザイ…えり!?それどーしたとよ!?」
早速田中さんが亀井さんのカバンに突っ込んできた。
「…えへへ…いいでしょー☆★☆…昨日買って貰ったンだー!」
「…まさか……センパイに…」
「その『まさか』でーーーーーーーす!!o(^▽^)」
誰に買って貰ったか詮索する田中さん。
しかしなんとなく気づいているのか、僕のほうを睨んでくる。

今日の収録も終わり、携帯のメールが1件。
『あさってわたし暇してるんデス。
…よろしかったら買いもの付きあってくださいませんか??  たなか。』

365 :名無し娘。:2004/02/29(日) 00:15
あぁ〜〜〜〜〜〜!!!!
れいなと一緒に買い物行ったりウィイレやったりして〜〜〜〜〜〜〜!!!!

366 :名無し娘。:2004/02/29(日) 10:26
近所のスーパーまで
田中さんの買い出しに付き合わされた。

高級明太子を買わされた。

367 :280:2004/03/03(水) 01:30

今日は皆が余裕を持って楽屋入りして、全員私服のままリハの待機をしていた。
「なんでやねん!!…こんな感じ?」
僕の近くに座っていた藤本さんは加護ちゃんに大阪弁講座を受けている。
「ちゃうちゃう美貴チャン、…ナンでやねん!!!…こんくらい勢いつけんと。」

そんな二人の話を聞きながらふと前を見ると、パイプ椅子に座っている紺野さん。
隣にいる小川さんと楽しそうに話をしている。
ぼーっと前の二人のやり取りを見ていると
「…センパイのすけべ。」
いつの間にか僕の耳元で藤本さんが話しかけてきた。
「…はい?…何がスケベなの?」
「紺野ちゃん!そんなに足広げてるとエロいセンパイが興奮しちゃうよー!!」
僕の話をシカトするように紺野さんに話しかける。
「…えぇぇ!!!」
紺野さんは慌ててスカートのすそを閉じて僕を睨んでくる。

368 :280:2004/03/03(水) 01:31
「えっへっへ…紺野ちゃんの今日に下着は何色でしたか??後で教えてくださいね?」
するとそれに悪乗りして小川さんが
「そーですねー、私の推理によると…」
「…ま、麻琴!!そ、そんな事……い、言わなくていいの!!
しかしその直後、スタッフが入ってきてその場はなんとか収まった。

その後の収録も終わり廊下を歩いていると腕のすそを紺野さんに引っ張られた。
「あ、あの…み、見えてましたよね………。」
「…へ?…何のこと??」
「せ、センパイからすれば…子供っぽいのは解ってるんです…で、ですから…あの……」

正直僕はスカートの奥を見つめていたわけでは無いので
「あのね、別に紺野さんの下着は…」
「いえ!いいんです!!見られたのは…恥ずかしいですケド…
見られたのが…センパイで良かった…ち、違う!………その…出来れば内緒に…。」
それだけ言い残すと紺野さんは走って行ってしまった。

369 :とある夢見男1号:2004/03/03(水) 01:44

今日、楽屋にいると、亀井さん道重さん田中さんが雛祭りの話をしていた。

「お雛様しまうの遅かったら、お嫁に行き遅れるたい」
「お嫁さんになるには、やっぱり料理できないとダメだよね」
田中さんと亀井さんの会話は、雛祭りから離れて結婚の話になりつつある。
「3人とも、料理できるの?」
そう尋ねた僕に対し、一瞬顔を見合わせた3人。次いで口々に答え始めた。
「れいなは何でもできますよ」「えりもできるもん」「・・・できる。かわいくできる」
そんなこんなで、結局、次の日に3人がお弁当を作って持ってくることになってしまった。

そして、翌日。
「「はい、どーぞ!」」
僕の目の前には、3つのお弁当箱と、何だか妙な自信がみなぎる3人の笑顔。・・・ちょっと怖い。
「これ、えりのです」
まずは、亀井さんのお弁当。開けると・・・半分が日の丸御飯で、半分がスクランブルエッグ。
「卵料理、得意なんです。それから、その梅干しは今えりがハマってるやつです!」
そう元気いっぱいにアピールする亀井さんに、田中さんが一言。
「そんなん簡単やん。ぐちゃぐちゃ卵やろ?」
一触即発な亀井さんと田中さんを尻目に、今度は道重さんのお弁当を開けてみた。
「・・・あれ?」
仕切りや飾りで、きれいにかわいく彩られたお弁当・・・でも、中身がない。
「・・・がんばってたら、料理する時間がなくなりました」
「アホっちゃ、さゆは。中身が大事やけん、中身が」
そう言いながら、自信満々にお弁当箱を差し出す田中さん。僕は少し期待して蓋を開けた。

「「肉だけかよ」」
次の瞬間、亀井さんと道重さんと僕が、同時に同じツッコミをする。手元には、御飯に焼肉がどっさり盛られたお弁当。
「なっ・・・見た目じゃないです! 味はいいんですよ! 味付けが絶妙やけんね、味付けが」
3人の冷たい視線に囲まれた田中さんは、時折同期の2人を睨みながら慌てて弁解を繰り返している。

「うーん、御飯に合わすにしてはスクランブルエッグのしょっぱさが足んないべさ。あのね、なっちの家はね・・・」
と、いつの間にか亀井さんのお弁当を食べている安倍さん。・・・早く進行の台本、覚えて下さい。
「空のお弁当なんて持ってくんじゃねーよ。悲しくなるだろ!」「まったくです。期待させといて、あんまりです!」
と、これまた、いつの間にか道重さんのお弁当を開けて嘆き悲しむ辻ちゃんと紺野さん。・・・さっき食ってなかったか?
「ダメ。全然なってない。焼肉ってもんが全っ然分かってない・・・座れ」
と、僕の横から田中さんのお弁当をつまんで半切れになる藤本さん。・・・やばい、目がマジだ。

・・・んー、雛人形しまうの早くても、これじゃみんな嫁に行き遅れるかな、たぶん。

370 :名無し娘。:2004/03/03(水) 18:35
>>369
先週のハロプロやねん!は良かった。気が付くとリピートしている。

371 :名無し娘。:2004/03/03(水) 18:39
>>366
川VvV从<つまんねー事書くなよなこのスレ汚しっ!

372 :名無し娘。:2004/03/03(水) 21:28
>>367-368
こういう紺野いいよねぇ。

>>369
にぎやかでいい。6期大好きだ。

373 :名無し募集中。。。:2004/03/04(木) 00:31
           ___
        ,..ィ;;";イ;::::::::::::`ヽ、
      //::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
     /:::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
     /::::i:::::/:::::::;イ:::::::ハ:::::::::::::::::ヽ
     i:::::::ソ|リ川 !!リリ ト;:::ヾ:::::::::::',
     l:::::::リ,,__    _, -ー ゙ミ::::::::::::::::i
     l:::::::| ィェミ;  ,ィェッ  |l:::::::::::::::l
     ';::::::l   l  `    ||:::::::::::::l   焼肉ってーのはな・・・
     ';:::::',   、_,、、...   リ::::::::::::!
.  *   ':;:::::' ,  .==、    ノ::::::::::/
   l\  ヽ;:::::':, ''''  /:::::::;/
   |:::;ヘ,   ヽ;:::`7''''''"フ;;;:::;イ_
   |:::l |ー'"ヾ7      ヾハ、_
  /|:::l |  \`'-、,_   __ノ     ̄\
. / ノ|:::l |    `'-、 ~~~  /  ハ \ ヽ、

374 :名無し娘。:2004/03/04(木) 23:15
「おーい!久しぶりだべさ。」
「あー安倍さん!ひさしぶりって先週会ったばっかじゃないっすか?」
「そうだけど結構ながいべさ一週間って。」

「そうですけど。なんか俺まだ安倍さんが卒業したってこと
実はまだ実感なくてあんまり会えないんですけどなんか
いつも一緒にいるような感覚が抜けてないんですよね。」
「なーにいってんだべさ。はやく乳離れしてくれなきゃ困るべさ。」

「乳離れって赤ちゃんじゃないんですから。」
「まだまだ赤ちゃんみたいなもんだべさ。おなかちゅいてないでちゅか?
ねむくないでちゅか?そーでちゅか、よちよち。」
「モー勘弁してくださいよ。誰かに見られたらどうすんですか。」
「別に見られて困るようなことしてないべさ。」

「あーそうだ。ドラマおめでとうございます。絶対見ますからね。
でも結構大変そうな役ですね。」
「うん。盲目のピアニスト。大変だけどがんばるべさ。」
「安倍さんなら出来ますよ。」

「そうかな・・・」
「当たり前じゃないですか!メンバーもみんな応援してますからね。」
「・・・君は応援してくれないのかい?」
「え俺っすか?そりゃもちろん・・・」
「ねーよくさ目の見えない人って目が不自由なぶんほかの感覚が
鋭いってよく聞くよね。たとえば聴覚が普通の人より優れているとかさ・・・」
「はい。」

375 :名無し娘。:2004/03/04(木) 23:16
「それでもやっぱり人の心の中の声までは聞こえないよね当たり前だけど。」
「安倍さん?」
「なっちはたまに人の心の中の声を聞いてみたいって思うんだべさ。
それを聞いてなっちが傷ついてしまったとしてもさ。今なっちがもし君の
心の中を読めたら・・・どうする?」

「・・・」
「冗談だべ。読めるわけないべさ。そんな怖そうな顔しちゃだめでちゅよ。」
「・・・今は困ります。俺の心の中を読まれてしまったら。だって俺が安倍さんのこと」
「はいストップでちゅよ。そんなにしゃべったら疲れまちゅよ。」

「安倍さん俺は真剣に・・・うっ・・・」
「静かにしないから実力行使だべさ。おこちゃまには刺激が強すぎたべか?」
「お、おかわり・・・」
「こら!こういうときだけ子供になるんじゃないべさ。まったく。プンプン。
もーそれじゃなっち行くかんね。がんばるんだよ。」

「おかわりー!!」

376 :とある夢見男1号:2004/03/04(木) 23:30

今日、辻ちゃんと一緒に外を歩いていた。

ぴゅう。季節が風邪をひいたような冷たい風。僕たちは思わず身を縮める。
「ねえ、あれ買お。あったかいの買お」
そう言って、辻ちゃんが指差す先には自動販売機。
ちゃりん、ちゃりん・・・がたんっ。ちゃりん、ちゃりん・・・がこんっ。
僕の財布の小銭たちが、僕のコーヒー、辻ちゃんのミルクティーに変わった。

両手を温めるように缶を持って、ひとくち。
「おいしーね」
ちょっと目尻を下げて、ニコッと笑う辻ちゃん。

ぴゅう。また、季節がくしゃみをする。もう、寒くなかった。

377 :名無し娘。:2004/03/04(木) 23:40
おれもおかわりー!!

378 :名無し娘。:2004/03/04(木) 23:47
>>377
( `.∀´)<任せなさい!

379 :名無し娘。:2004/03/04(木) 23:49
圭ちゃんはいらないよ圭ちゃん

380 :名無し狼。:2004/03/05(金) 00:51
「先輩」
スタジオの長い廊下を歩いていたら、後ろから呼びとめられた。
「あれ?どーした、田中」
振り返ると、田中が何やら思いつめたような表情で足早にこっちへ近づいてきた。周りには誰もいない。
「あの…どうして、れいなは田中なんですか?」
「…へ?」
「だから、どうして、れいなは田中なんですか?」
…なぞなぞ?
「えーっと、それは田中の親に聞いたほうが…」
「じゃなくって! どうして先輩はれいなのこと田中って呼ぶんですか?」
「ああ、そういうことか、そりゃあ…」
「そりゃあ?」

「…田中だから」
「先輩、まじめに答えんね」
いや、まじめに答えているつもりなんだけど。

381 :名無し狼。:2004/03/05(金) 00:51
「じゃあ、どうしてさっきはキッズの嗣永ちゃんを『桃子』って呼んでたんですか?」
「え?…ああ、さっきの収録、見てたんだ。なんか、キッズと先輩ハロプロ
メンバーの交流とか言ってたな。結局、楽屋でだべってただけだけど」
「だから、どうして『桃子』って呼んでたんですか?」
取りつくしまも無い感じだ。
「いや、彼女がそう呼んでくださいって言ってきたから。まあ、いつまでも
『おい、キッズ○○号』じゃ、かわいそうだしな」
「…その呼び方は多分先輩だけです」
「ハハハ、そーだろーなー」
「じゃあ、れいなも田中じゃなくてれいなと呼んで欲しいって言ったら、
呼んでくれます?」
「ああ、そんなこと?おやすい御用だよ。えーと…れいな!」
「はいっ」
「れいな」
「はいっ」
「れいな?」
「はい、先輩」
「なんかくすぐったいな」
「そうですね」
「…しかし半日で妹が五人も増えるとは思わなかったな」
「いもうと?」
「あれ、さっきの収録、全部見てなかったの? なんかみんな俺のこと、
お兄ちゃんって呼んでいいですか?って聞いてきたから」
「だから?」
「で、いいよって答えたら、じゃあ妹を苗字で呼ぶのも変だから、下の
名前で呼んでくださいって…」

「…田中でいいです」
「はい?」
「田中でいいですって言ったんです」
「あ、そう。でもいいの? あんなにれいなって呼んでくださいって…」
「田中でよかです! …まだ…今は」
「え?今なんて…」
「あー、もう! なんでんなかです! それじゃ!」
あの…そっちは男子トイレなんだけど…
…あ、戻ってきた。
「先輩、さっきキッズに囲まれてた時の顔、すっごくだらしなかったですよ!」

…俺、何か悪いことした?

382 :名無し娘。:2004/03/05(金) 01:11
>>379
( `.∀´)<あんた失礼でしょ

383 :とある夢見男1号:2004/03/05(金) 23:30

「来たーーーーーーーーーー!!」
今日、楽屋にいると、石川さんが歓喜の雄叫びを上げながら飛び込んできた。

「何? とうとう頭に来ちゃったの?」
「んもう、違いますよ〜」
矢口さんのキツいツッコミにも、石川さんはウフフと含み笑い。
「今年の流行色はピンクなんだって! ついに私の時代が来たんだわ!」
「いや、梨華ちゃんの時代は関係ないと思う」
さすが、藤本さん。冷静なツッコミで石川さんの浮かれモードをばっさり切り捨てた。
でも、石川さんはお構いなし。
「あのね、世の中が暗いと黒とかが流行るんだって。それでね、逆に世の中が明るくなってくると、ピンクとかが流行るの!
 これはもう、私が明るい日本のシンボルになるしかないわ!」
今にもお花畑の中を駆け出しそうな勢いの石川さん。その時、僕はちょっと思いついたことを言ってみた。
「でも、ピンク着てる本人が黒いからプラマイゼロになるよね」

「・・・・・・・・・そうよ、そうだわ・・・」
すると、僕の一言で、快晴だった石川さんに暗雲が漂い始める。
「・・・チャーミーは・・・『小泉なんてもう要らねえ!』娘。じゃなくて、プラマイゼロ娘。だったのよ・・・」
「ひでえ。今のはひでえ」「ひどいですよね」
どうやらすごい想像をしていたらしい石川さんに必死で謝る僕を尻目に、すっかり日頃の発言を棚に上げている矢口さんと藤本さん。

「・・・さゆは黒くないから大丈夫」
その時、さっきから鏡の前にじーっと座っていた道重さんが、一言、石川さんにとどめを刺した。

384 :名無し娘。:2004/03/07(日) 00:02
良作が目白押しでうれしいYO!
>>374-375は、いつもとアプローチが違っていいね。

385 :名無し娘。:2004/03/07(日) 00:02
ののたんれいなハァ━━━━━ ;´Д` ━━━━ン!!!

386 :名無し娘。:2004/03/07(日) 09:25
さゆ秘かに野心家だなさゆ

387 :名無し娘。:2004/03/07(日) 17:57
高橋のおねがい

388 :とある夢見男1号:2004/03/08(月) 01:16

さて、突然ですが、
前スレでの名無し時代ぶりに(と言っても、知ってる人いるかな?)
長ネタを書いてみたいと思います。

おそらく4回程度に分けて投稿することになると思いますが、
よろしければお付き合い下さい。今回の投稿分は、物語の序章です。

389 :とある夢見男1号:2004/03/08(月) 01:18

今日、僕は、つんくさんの呼び出しを受けて事務所へとやって来た。

「失礼しまーす」
「おう、早かったな。まあ、座れ座れ」
事務所の一室へ僕が足を踏み入れると、さっそくつんくさんが手招きして僕を座らせる。
「お話って・・・何ですか?」
「はは、せっかちやなあ。まあ、ええわ。ほな、本題に入ろか」
すると、その時、ニヤリと笑ったつんくさんの目がキラリと光ったような気がした。
「・・・そろそろ、ソロやってみよか」

「・・・・・・・・・え?」
僕は、目をパチクリさせてその場で固まる。
「あ、『そろそろ、ソロ』ってとこは狙ってないで。たまたまや」
そんな前置きを挟むと、つんくさんはゆっくり頭の中を語り始めた。
「最近のお前見てたら、随分男らしくなってきたなあって思ってな。顔つきとか男の顔になってきたわ。
 入った頃は、何や女の子みたいにかわいらしかったけどなあ」
そう言うと、つんくさんは少し遠い目をして笑う。
「そこでや、お前のソロは、生バンドつけてお前にもギターあたりやってもろて・・・そんなん好きやろ?
 まあ、ちょっと骨太ロックな感じでいったらどないかなって思うんや」
「あ、あの・・・」
つんくさんがそこまで話した時、呆然としていた僕はようやく口を開くことができた。
「娘。は・・・どうなるんですか?」

きっと緊張した顔をしている僕を、つんくさんはただ静かにじっと見据えていた。

390 :とある夢見男1号:2004/03/08(月) 01:21
>>389 の続きです。

「はは、そんな怖い顔すんなや」
すると、つんくさんがふっと吹き出す。
「さくらおとめは休みにしよかと思てるけど、娘。にはまだおってもらうで。ほやけど・・・」
そこで、つんくさんの顔に真剣みが増した。
「こういう話が出たってことは・・・分かるな?」
「はい。いずれは・・・ってことですよね」
その時、僕はどんな顔をしていたのだろう。つんくさんが、またおかしそうに笑った。

「お前、ほんまに娘。が好きなんやなあ」
「はい! もちろんです!」
つんくさんの呟きに、僕は即座に言葉を返す。
「はは、正直嬉しいわ。うん、ほんまに嬉しいわ・・・」
そう言うと、つんくさんはさっきよりも遠い目になった。
「4期が入った後すぐに市井が辞めて、『ボーイッシュ要素が欲しい』とか言うてたとこに、
 俺が『ほな、かわいい男の子入れてみます?』言うたら、まさかほんまにオーディションになるとはなあ・・・。
 ほんまにおもろかったで、あれは」
「はい、僕も最初TVで観て大笑いしましたよ。ほんと分かんないもんですよね、先のことなんて」
つんくさんも僕も、昔を思い出して互いに笑う。
「でも、俺が好きなようにできたんは、もしかしたらお前が最後やったかもしれんなあ・・・」
最後にそう呟いて静かに微笑んだつんくさん。その姿は、どこか寂しげに僕の目に映った。

その後、みんなのいる楽屋に出向いて、つんくさんから今回のことが発表された。
「「ええーーーっ!?」」「「マジでかーーー!?」」「「すげーーーっ!!」」
みんな、一斉に大騒ぎで驚いている。娘。を辞めるわけではないことが、その場を明るいものにしていた。でも・・・。
『でも、年長組は察するやろな』
楽屋への道すがらつんくさんが言った言葉が、その時僕の脳裏に浮かんでいた。
事実、幾人かの顔には、明るい盛り上がりの中にも、どこか冴えない色が見え隠れしている。

「おめでとうございます! すごいですね!」
すると、高橋さんがパチパチ手を叩きながら、キラキラした目で僕を見上げていた。
「うん、ありがと」
高橋さんの言葉にそう応えた僕の目には、その時、眩しいくらいに無邪気な高橋さんの笑顔しか写っていなかった。

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