■掲示板に戻る■
全部
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
最新50
レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
俺と娘。の夢物語〜in 狩狩〜
353 :
とある夢見男1号
:2004/02/24(火) 01:42
今日、矢口さんと保田さんと一緒に仕事が終わってから食事に行った。
久しぶりのことで嬉しかったのか、矢口さんはお酒を飲んで、すっかりハイテンションになっていた。
「あ、帰る方向一緒でしょ? 矢口を頼むわよ」
「えっ!? マジですか!?」
その帰り、保田さんはそう言い残すと、薄情にもその場を去ろうとする。僕の傍らには、酔っぱらい矢口さん。
「・・・何だよー、おいらと一緒じゃ嫌なのかよー」
「はい、そりゃあ・・・やっ、嘘、嘘です! ・・・ちょ、ちょっと、保田さーん!」
「圭ちゃん、バイバーイ」
能天気な矢口さんの声に、保田さんはクスッと笑みをこぼして手を振り返すと、そのままそそくさと帰ってしまった。
「・・・でねー、さくらは大変なのよ・・・って、こら! ちゃんと聞け!」
今、矢口さんを家まで送るタクシーの中。
運転手さんに申し訳なくて恐縮している僕を尻目に、矢口さんはとても元気。僕を捕まえて、しゃべりまくっている。
「さっきから何黙ってんだよー。あっ、さてはおいらのおっぱい当たって恥ずかしいんだろ? キャハハハハ!」
「・・・おっぱいとか言わないで下さい・・・」
明るい矢口さんの笑い声を耳にしながら、僕は酔っ払えない未成年の我が身を呪って溜め息をついた。と、その時。
「・・・・・・・・・」
今まで嵐のように騒がしかった矢口さんが、不意に黙り込む。次いで出た言葉は、僕の血の気を引かせるに充分だった。
「・・・・・・・・・気持ち悪い・・・」
「と、止めますか!?」
慌てたような運転手さんの言葉。僕は一瞬の迷いの後、決断した。
「いえ、それより次の交差点右にお願いします。矢口さん、もうちょっとだけ我慢して下さい!」
その先には、矢口さんを送った後で回ってもらうつもりだった僕の家が、すぐの所にあった。
「・・・・・・・・・ごめん」
そのあと、何とか間に合って僕の家のトイレに篭っていた矢口さん。
ふらふらした足取りで出てくるなりソファーにぐったり横になって、ぽつりとそう呟いた。
「ま、何とか間に合いましたからね。『モー娘。矢口泥酔、おまけに路上ゲロ』とかにならなくてよかったですよ」
そうからかいながら僕が水のグラスを手渡すと、身を起こした矢口さんはきまり悪そうにチビチビ飲んでいる。
「・・・今日は・・・もうここに泊まってもらった方がいいですね・・・」
少しためらいがちな僕の言葉に、矢口さんは素直にコクンと頷いた後、どこか恥ずかしげに笑っていた。
「それじゃあ、矢口さんはこっちで寝て下さいね」
そう言って僕が提供した自分のベッドは、矢口さんが横になると随分大きく見える。
「ねぇねぇ」
僕が布団をかけようとすると、矢口さんがクスクス笑いながら少し甘えた声を出した。
「・・・一緒に寝よっか」
「・・・アホなこと言ってないで、とっとと寝て下さい」
表面上さらっと言葉を返して、僕は矢口さんの顔までバサッと布団を被せる。
「はぁーい」
ぴょこっと布団から顔を覗かせてそう返事すると、矢口さんは何だか気持ち良さそうに布団にくるまっていた。
500KB
続きを読む
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
名前:
E-mail
(省略可)
:
0ch BBS 2006-02-27