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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
俺と娘。の夢物語〜in 狩狩〜

1 :名無し娘。:2003/09/09(火) 18:55
前スレ

俺と娘。の夢物語
http://teri.2ch.net/mor2/kako/977/977128657.html
俺と娘。の夢物語〜第2章〜
http://teri.2ch.net/mor2/kako/986/986831774.html
俺と娘。の夢物語〜第3章〜
http://www.metroports.com/test/read.cgi/morning/1004618557/

このスレを狩と共に終わらせてしまうのは、
余りにも惜しい。

35 :とある夢見男1号:2003/10/03(金) 00:16

今日、仕事が終わり家に帰って、さあ寝ようとしたところ、
突然携帯のメロディーが着信を告げた。見てみると、矢口さんからだった。

「はい、もしもし」
『あ、出た出た。やっほー!』
やたらテンションの高い矢口さんの声。そう言えば、大人メンバーで飲むって言ってたっけ・・・。
「どうしたんですか? 矢口さん」
僕は、いたって普通に言葉を返す。どうやら、矢口さんは酔っぱらっているっぽい。
『あーっ、何かテンション低いー。さては、おいらと話したくないんだろ?
 あーそうですか、いいもん、もうグレてやるもん。グレて金髪とかにしてやる!』
「・・・いや、ちょっと前まで普通にそうだったじゃないですか」
『あ、ほんとだ。キャハハハハ!』
電話の向こうで、矢口さんの爆笑が響きわたった。どうやら、矢口さんは確実に酔っぱらっている。

『もう、矢口ー。何やってるべさー。もしもし? ごめんねー』
と、その時、酔っぱらい矢口さんに代わって、安倍さんの声が聞こえてきた。
『あのね、なっちね、今すんごい気になってることがあるの。聞いてくれる?』
・・・あれ? 何か展開が一緒だぞ・・・。一瞬ほっとした気持ちが、すぐにイヤ〜な予感に変わる。
『ねえねえ、あるある会員ってどうしたらなれるのかな? カオリも圭ちゃんも知らないって言うべさ』
「・・・・・・堺さんに聞いて下さい」
返事しながら脱力する僕の耳に、『うん、分かった。ありがとね!』と無邪気な酔っぱらいの声が響いていた。

『ちょっと、最近どうなのよ?』
・・・あー、今度は保田さんかあ・・・。僕のテンションはすっかり低い。
『あんたに聞きたいことあったのよ。高橋と仲良くやってんの? その辺どうなのよ?』
「えっ、ちょっ・・・な、何言ってるんですか!?」
『あー、それ、カオも聞きたーい!』
そのあと、保田さん飯田さんのダブル酔っぱらいの攻撃を受けた僕は、すっかりテンションが上がって寝られなかった。

次の日、僕は眠い目をこすりながら楽屋に入った。
「おはようごさいま・・・」

「「ごめんなさい」」
ドアを開けるやいなや、飯田さん安倍さん矢口さんがきれいに並んで土下座をしている。
「おはようございます」
その横には、保田さんの写真集を持たされた亀井さんが、いつものようにニコニコしながら座っていた。

36 :名無し娘。:2003/10/03(金) 01:26
ここに哀ちゃんはいないようだ

37 :名無し娘。:2003/10/03(金) 20:45
イイヨイイヨー。今後の展開が楽しみ

38 :とある夢見男1号:2003/10/09(木) 00:27

今日、メイク室にいると、道重さんが、
「・・・・・・今日もかわいい!」
と、鏡を見ながら言って、上機嫌で出て行った。
ちょっと僕も真似してみることにした。

「今日もかわいい!」
その瞬間、両隣の吉澤さんと藤本さんから見事にどつかれた。

田中さん、鏡越しに笑いすぎ。

39 :名無し娘。:2003/10/09(木) 01:23
夢見男さんさいこーーー

40 :名無し男。:2003/10/12(日) 21:43
今日、控え室でぼ〜っとしたら、紺野さんと目があった。
しばらく目があっていると、紺野さんが近づいてきた。

「お芋たべますか??」

と手に持っていた焼き芋を僕に一つ差し出してくれた、
僕は「ありがとう」と言って芋を受け取り芋を口に運んだ。
僕達はそのまま並んで芋を食べた・・少し幸せを感じた

よっすぃ〜と梨華ちゃんこっち見てにやにやしすぎだよ・・

41 :名無し男。:2003/10/12(日) 21:44
みなさんのを見ていたら書きたくなったので書かしてもらいました。
勝手ですみません。

42 :名無し娘。:2003/10/12(日) 23:21
イイヨイイヨー

43 :名無し娘。:2003/10/13(月) 00:51
(・∀・)イイ!!

44 :とある夢見男1号:2003/10/13(月) 01:14

今日、楽屋に行くと、
亀井さんが、ロッカーとロッカーの間に入っていた。

「・・・どうしたの?」
そう僕が尋ねると、にっこり微笑んだ亀井さんは、
「はい。分かりました」
と、ロッカーの間から真っ直ぐ僕を見つめて返事をした。
「「・・・・・・」」
少しの間、ニコニコしたままの亀井さんとの沈黙が続く。
僕は、そんな亀井さんの頭をそっと撫でてみた。

亀井さん、恥ずかしそうに笑って奥の方に引っ込んでしまった。

45 :名無し娘。:2003/10/13(月) 01:29
えりりん・・・(*´Д`)ポワワ

46 :名無し娘。:2003/10/13(月) 14:09
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!

47 :名無し娘。:2003/10/13(月) 16:20
あの書き溜めた話をいまうpしようとしたら夢見男さんの作品が!!
びっくり。話もろかぶってますが(えりりん)よければ読んでください。

今日は朝から新曲のレコーディングが入っていた。
僕は自分の番が終わったので控え室に
戻ろうとしていたところ
向こうの方から六期の田中さんと道重さんが
僕のほうへかけて来た。と突然、

「先輩、えりみませんでしたか?」と道重さんが言うので
ぼくは訳がわからず
「どうしたの?なんかあったの?」と聞いてみた。
「えりが見当たらないんです。もうすぐレコーディング始まるのに!」
「今日、朝からえり緊張しててそれで・・・。」
すごく心配そうな田中さん。本当に心から心配な様子だ。

「わかった。ぼくはもう終わったから亀井さんを探しておくよ。
 二人は先に行ってなさい。」そう二人に言ってとりあえず
ブースへ向かわせた。

もちろん心当たりなどあるわけもないんだけどとりあえず
ほかのスタジオや控え室などをまわってみた。
「今度の新曲亀井さんけっこうパート貰ってたからそれで緊張しちゃった
のかなー?」などとつぶやきながら歩いていたら誰もいるはずのない
倉庫で物音がした。

僕は気になってそっとドアを開けてみた。
とそこには背をこちらに向けてうずくまってる亀井さんがいた。
僕はとりあえず安心して
「亀井さんどうしたのこんなところで?」と声をかけてみた。
すると顔は向こうを向いているので分からないが明らかに
泣いていたと思われる声で

「こないでください!」と亀井さんは僕に言った。
「でももうすぐレコーディング始まるよ。田中さんも道重さんも心配してるしさ。」
ぼくはなるべく彼女を刺激しないようにやさしく言ってみた。
すると

48 :名無し娘。:2003/10/13(月) 16:24
 「ダメです。歌えません」とやっぱり亀井さんは完全に自分の殻に閉じこもって
しまっているようだ。
「大丈夫!亀井さんならできるよ。ほらさあ。」
「できません!」
やっぱりダメだ。そこで僕は自分も娘。に入った当初はすごく緊張して
レコーディングもなかなかうまくいかなかったけどほかのメンバーに
勇気付けてもらったり、ときには安倍さんに手をつないでもらいながら一緒に
歌ってもらったことなどを彼女に話し始めた。

「だから何も心配しなくてもいいんだよ。僕だってほかのメンバーだって
最初はすごい緊張してたんだから。アノ辻ちゃんだって(笑)
それに矢口さんもほめてたよ亀井さんのこと。だからね。」

そこまで言うと不意に亀井さんはそのまま立ち上がりこちらに背を向けたまま
ポツリと
「先輩・・・あのー・・後ろからぎゅってしてもらえませんか?」
「え?」とぼくは訳がわからず驚いてしまった。
「ほんの少しの間でいいんです。先輩・・お願いします。」

亀井さんの声が本当に切羽詰った感じだったので少し戸惑いながらも
ぼくは彼女の言うとおりそっと近づいて後ろから彼女を抱きしめた。
ちょうど僕の顎のあたりに彼女の頭がきて女の子特有のあまい香りが
ふわりと漂っていた。
「先輩もう少しだけ強く・・・。」そう亀井さんは少し恥ずかしそうに
つぶやいた。

そしてまたぼくは彼女の言うとおり彼女の体に回していた腕に少しだけ
力を入れた。どれぐらいそうしていただろうか?
「本当は狭い場所を探していたんです。私なぜか狭いところに入ると落ち着く
っていうか・・・うん、ホっとするんです(笑)。でも見つからなくて。」
そこで僕はこないだFUNに出演したとき衣装箱に挟まっていた彼女の
写真を道重さんがとっていたのを思い出した。

「でも今こうやって先輩に抱きしめられてだいぶ落ち着きました。」
といって僕の中におさまっていた彼女はすっとその腕を解き
こちらに振り向いた。今度は収録の最後のほうで満員電車の話になり
ちょっと押されてるナーぐらいの感じが好きだといっていた彼女
のことを思い出していると、

「先輩ありがとうございました。レコーディングがんばります。」と
すこしまだ目に涙の跡が残ってはいるもののかわいらしい笑顔で彼女は言った。
そのままぼくの横を通り抜けドアを開けまた振り向いて
「またえりが緊張したときぎゅってしてくれますか先輩?」

僕がどう答えようかと考える間もなく彼女はそのまま走って
その場を去っていってしまった。一人取り残されたぼくはというと
彼女を抱いていた腕にその余韻をまだ少し感じながら
「まーいっか」とつぶやいてドアに向かって歩き出した。

以上です。すいません全然萌えどころなくて。すれ汚しすいません。

49 :名無し娘。:2003/10/13(月) 20:39
(・∀・)イイヨーイイヨー

50 :名無し娘。:2003/10/14(火) 01:00
「すいません」とか「スレ汚し」なんて言わなくていいと思うよ。
せっかくネタ書いてるのに、もったいないよ。

最後のセリフだけ「私」じゃなくて「えり」になってるのが萌えました。

51 :名無し娘。:2003/10/14(火) 15:01
もっと自信もって書いてくれて良いよ
充分萌えられるし

52 :47:2003/10/14(火) 18:17
>>49
うれしいです。
>>50,51
あーホントやさしいお言葉ありがとうございます。喜んでいただけたなら
幸いです。実は私をえりと変えたのは意識的にしました。
また書いてみたいと思います

53 :名無し娘。だがね:2003/10/14(火) 23:54
読んでいて情景が思い浮かびましたよぉ。
萌えさせていただきました。

54 :名無し娘。:2003/10/16(木) 15:20
上の47で書いたものです。今回また書かせていただきました。
ただいかんせん長い長すぎました。なのでこのスレの趣旨とは
ずれてしまうかもしれません。


本当に暑い。うんざりするぐらい暑い。街で見かける人々はうだる様な
暑さをを必死に耐えてそれでも歩いていく。そんな人々の顔を
見ているだけで憂鬱になる。少し遠くを見てそんな人々と陽炎が
シンクロし彼らの輪郭がぼやける。一瞬、僕はすごく彼らの存在が儚く
見えて本当にそこに存在しているのか分からなくなる。
僕もいっそうのことあんなふうに・・・

「先輩?先輩?大丈夫ですか?」
「え?」ふと横を見ると心配そうな顔で僕を見つめる亀井さんの存在に
気がつく。

「あ、ごめん。ちょっと考え事してた。」
「やっぱり。だって話し掛けても全然反応がなかったから。なにか心配事でも
 あるんですか?それともここのところのハードなスケジュールで
 疲れてるとか?やっぱり誘ったりして迷惑でしたか。」
すごく不安な目でやっぱり僕を見つめる亀井さん。

「いや全然そんなことないよ。なんか暑くてさぼーっとしちゃっただけ。
 だから心配しないで大丈夫だよ。」といって彼女の頭をポンと撫でてみる。
とはいってみたけど本当はすごく疲れていた。野外コンサート、テレビ収録
などで体力に自信のあるぼくでもかなり肉体的、精神的に限界にきていた。

それでも条件はメンバーみんな一緒なわけでそういうそぶりをなるべく出さないよう
心がけていた。ただふとした瞬間に今みたいに自分とまわりとの境界線が
ものすごくはっきりと浮かび上がり、自分の存在をまわりの
環境や人々に投影することが困難になり、すごく阻害されたような感覚を覚える。

55 :名無し娘。:2003/10/16(木) 15:21
そんなときは今みたいに誰かに話し掛けられても
まったく気づかず、こないだなんて安倍さんに「なんかかおりみたいだべさ。(笑い」
なんて言われてしまった。それが疲労のせいであるのは自分でもわかりきっていた。

で何で今日亀井さんと二人で街を歩いているかというと普段音楽は洋楽しか聞かない
僕になにかお薦めのアルバムを一緒に見てほしいということで渋谷にきていた。
人が多いのであまり気は進まなかったが彼女の頼みでハチ公前で待ち合わせて
タワーレコードに行こうということになった。
「そういえばむかし広末さんが今みたいなシチュエーションの歌を歌ってましたよね。」
「そうだっけ?」
「はい。こうえんどおりをあるくー♪ってやつです(笑」 
「あー、マジで恋する5秒前ね(笑」

それに返事はせずにちょっと俯いて
くびをコクリとだけ動かす彼女。突然、道端で歌いだしたかと思えば
今みたいに照れたりするそんな亀井さんのしぐさを見ていると本当に
微笑ましいというかかわいいというか。

六期の中では田中さんと道重さんのキャラが強烈なので
見落としがちだが亀井さんだって彼女たちに負けず劣らず
いいキャラを持っている。ただ普段は先輩たちの前で緊張して
それをなかなか出せないでいるだけだ。こないだもレコーディング前
突然いなくなっていたっけ(笑

たまに話を振られるとものすごく面白いことを言う亀井さん。
そんな彼女のいいところを自分はもっと引き出してあげたいなと
先輩の一人として思う。
タワーの洋楽フロアに行きいろいろ見て周る。こんな大きなレコード屋
に来るの初めてでしかも洋楽コーナーなんか行った事ないから
すごく彼女ははしゃいでいる。

56 :名無し娘。:2003/10/16(木) 15:21
「先輩!このジャケットすごくかわいいですね!」とか
「あーいっぱいありすぎてわかんないーい(泣」とか
「あ、先輩あっちも見に行きましょうよ!」なんていって
自然と彼女は僕の手を引っ張っていく。だけど、

新作の視聴コーナーで左右のイヤフォンを
反転させ僕が少しかがんでふたりでひとつの
ヘッドフォンを共有する。ものすごくお互い
の顔の距離が近づいてふと横で聞いている亀井さんを見てみると
少し照れているようだ。そんな彼女を見て自然と笑みがこぼれる。
「どう?なんか気に入ったのあった?」
「ミシェル・ブランチなんか聞きやすくていいと思います。」
「そっか。じゃあとは僕のお薦めを二つばかり買おうか。」

といって彼女に昔はやって今は解散してしまったクラウドベリージャムと
タヒチ80をプレゼントする。
「え?いいんですか?」
「うん。だってこれ視聴できないし僕が焼いてあげてもいいんだけど
 新しいほうがいいだろうしだから。」

「ありがとうございます。聞いたら絶対感想教えますね!」
「うん。たのしみにしてるよ。さてこれからどうする?」エスカレーターを
降りながら一応今日の目的は達したので亀井さんに聞いてみる。
「先輩さえよければもう少しどこかいきませんか?」
「そうだね。せっかくのオフだし。どっか行きたいところある?」
首を振る亀井さん。今は夏休み中でもあるので渋谷は若い子達で
あふれかえっている。

人ごみが苦手な僕はまだましだろうということで代官山に行ってみた。
「前から来たかったんですけどなんか友達だけで来るのも浮いちゃうような気がして。
 だから代官山デビューですね(笑
 なんかちょっと大人に近づいたような気がします。先輩となら違和感はないですよね!」
といって周りをきょろきょろしつつもうれしそうな表情で彼女は歩いている。

57 :名無し娘。:2003/10/16(木) 15:22
きっと背伸びをしたい年頃なんだろうな。本当は彼女の年齢に合うような服とか
はあまり見当たらないんだけどここでもまたいろんな服を鏡の前で自分に
あてて「先輩どうですかこれ?」なんて聞いてくる。OKURAとかビアバス
などを回ってるうちにいつのまにか疲れを忘れていることに気がついた。
結構歩いたしうだるような暑さで疲れてもおかしくないのに。
昨日まではぼくをまるまる飲み込んでしまいそうな勢いだったのに・・・。

彼女を見ていて自然と笑みがこぼれる。彼女と歩いていると周りが気にならなくなる。
でもいま自分の中に生まれつつあるなんとも表現しがたい
感情に気がついて少しだけ戸惑う。僕は素直じゃないから
必死にその今にも産声をあげてぼくのからだを突き破って出てこようと
している“物”を抑える。
「先輩少し休みませんか。ちょっと疲れちゃいました。」
「そうだね。じゃママタルトっておいしいケーキ屋があるからそこに行こう。」
「あー先輩。えりのこと太らせようとしてるんですか!(笑」
「ちがうって!」「冗談ですよ。」
 
といってるうちに踏切まで来る。遮断機が下りてきたので立ち止まって電車が過ぎ去るのを待つ。
「アノね先輩・・・」亀井さんが何か言おうとしたとき僕たちの前を電車が
去っていった。そしてまた遮断機があがる。
それを待って僕らは坂道を歩き始める。なぜか彼女は僕の少し斜め前を歩いている。
「先輩・・・最近ホントは元気なかったですよね?えり気づいてました。
 ふと先輩を見るとなんか心ここに非ずって感じだったしため息とかもいっぱい
 ついちゃってたり。
 
 私心配になっちゃったんですいつもはすごい元気で私たちにも
 声をかけてくれるのにって。だからえり思ったんです。先輩に元気に
 なってほしいってまた一緒に笑ってほしいって。で・・・今日、

58 :名無し娘。:2003/10/16(木) 15:25
誘ったんです。おもいきって。すごく緊張したんですよ。それに何日も
 どうやって誘おうか考えたし何をしたらいいかも分からなかったし。
 で結局先輩と遊びに行こうって決めたんです。逆にもっと疲れ
 させちゃったかも知れませんけど(笑 なんか私が先輩を連れまわしちゃった
 かたちになってたし。でも今日久しぶりに先輩の素の笑顔を見たような
 気がします。いつもの『おーい!ロッキーズげんきか?』って
 私たち三人にくれる笑顔・・・。でもどうしても・・・その笑顔を
 またみたいって思ったんです。できれば三人平等にくれるのじゃなくて・・・
 独占したいなって・・・えりだけのために笑ってほしいなって・・・。」

僕は体の中に自分のとは違う新しい胎動を感じ訳がわからなくなってしまった。
そして坂の途中で立ち止まってしまった。亀井さんは僕の先を歩いていたので
それには気づかなかった。でも今まで感じていた僕の気配が
なくなったのを感じたのか彼女は立ち止まって振り返った。
もう夕暮れ時で坂の向こうに見える夕焼けと彼女が重なりめまいを感じるくらい
きれいだった。いつも娘。の一員として知っている亀井さんではなくて

59 :名無し娘。:2003/10/16(木) 15:26
僕の知らない誰かほかのそれも全然次元の違う生き物みたいな・・・。
しばらく見詰め合ったあと彼女は本当に本当に美しい笑顔をみせ
僕のほうに坂を降りてきてそっと僕の右手を彼女の左手で握った。
その瞬間僕の耳の奥のほうで赤ん坊が泣いているような声が聞こえたんだけど
回りも気にせず二人で残りの坂道を駆け上っていった。

60 :名無し娘。:2003/10/16(木) 15:30
以上です。ほんとながすぎです。すいません。でもどうしても
これ以上短くできなくて書いてるうちにこんなになってしまいました。
でもどうしても書きたかったものなのであげてしまいました。
上にも書いたようにすれ趣旨から外れているかも知れません。

ただ自分はほかで書く気はないし夢見男さんの作品に
あこがれて書き始めたものでこのスレガすきなんです。
なのでご批判もあるかもしれません。もしまたかいてもよい
ということなら今度はもっと簡潔なものをあげたいなと思います。
皆様に読んで板であければ幸いです。それでは

61 :名無し娘。だがね:2003/10/16(木) 21:50
そんなにあらたまらなくても大丈夫ですよ。
長文には長文の、短文には短文のイイ所があると思うので。
スレ違いなんてとんでもない、十分萌えましたよぉ。
一言では終わらない表現力に惹かれました。

62 :名無し娘。:2003/10/16(木) 23:30
>>54
(*´Д`)エリリン…。

63 :名無し娘。:2003/10/17(金) 00:18
>>60
長くなった時は、改行とかにもっと気を付けると、よりよくなると思いますよ。
少し読みにくいかなって思ったので・・・えらそーで、ごめん。

64 :とある夢見男1号:2003/10/17(金) 01:22

今日、フットサルの朝練に参加した。
僕は、みんなにゴールを決められまくった石川さんに代わって、ゴールキーパーをやることになった。
ゴールポストの横で石川さんが膝を抱えて落ち込んでいるのが、ちょっとやりにくい。

「いくよぉー!」
元気な声といっしょに、後藤さんがなかなか鋭いシュートを放つ。
「コースが甘いぜっ!」
実は結構ギリギリだったけど、僕は意地でボールを弾き出した。
「んあぁ〜〜、止められちゃったよ〜〜〜」
「よーし! ごっちん、オレにまかせなっ!」
何だかふにゃふにゃと悔しがる後藤さんに代わって、今度は吉澤さんが向かってくる。
「くらえ! 必殺シュートーーー!!」
ばちんっ! 真正面に飛んできた吉澤さんのシュートを、僕は見事に防いだ。・・・ただし顔面で。
「「あ、鼻血」」
後藤さんと吉澤さんが、そろって僕の顔を指差す。あえなく僕は戦線離脱となってしまった。

ベンチで休憩していると、さっきから吉澤さんがチラチラとこっちを気にしている。
しばらくすると、少し手の空いた吉澤さんが、僕の所へ駆け寄ってきた。
「・・・大丈夫?」
ちょっと神妙な顔をしている吉澤さん。僕は鼻を押さえたまま笑って応えた。
「あー、大丈夫大丈夫。それよか、さっきのはこっちの勝ちね。一応、止めたし」
「あっ、そうだった! くそー、次はぜってー決めてやる! 見てろよっ!」
すると、うってかわって元気になった吉澤さんは、傍にあったボールをゴールめがけてキックした。
ばしーーんっ・・・。少し離れたゴールへ、吉澤さんの蹴ったボールはきれいに飛んでいく。僕は思わず見とれてしまった。

「よーし、もう1回がんばるぞっ・・・ふぎゃ!?」
・・・げしっ。吉澤さんの蹴ったボールは、ようやく立ち直った石川さんのアゴに見事にヒットした。

65 :名無し娘。:2003/10/17(金) 02:16
>>61
ありがたいお言葉。うれしいです。
>>62
ありがとうございます。
>>63
ご指摘ありがとうございます。以後気をつけます。
>>64
夢見男さんきてたーーー!!
最高です。最後のオチが(笑

66 :名無し娘。だがね:2003/10/19(日) 01:15
アゴ・・(笑

67 :名無し娘。:2003/10/19(日) 03:00
今更だけど前スレのアド貼り直し。まあ、おせっかいです。

俺と娘。の夢物語〜第3章〜
http://www.topsites.jp/test/read.cgi/morning/1004618557/l15

68 :名無し娘。だがね:2003/10/19(日) 03:35
>>67さん
乙です〜

69 :名無し娘。:2003/10/20(月) 20:47
楽屋で雑誌を読んでいると、声が聞こえた。
「後ろ、とめに来てー」
声のしたほうを見ると、僕に背中を向けている人が一人。
後ろ髪を両手で持ち上げ、うなじがあらわになっている。
上がりきっていないファスナーの間からは背中も少し覗いていた。
「早くしー」
周りを見回したが僕の他には誰もいない。
「ねー」
僕は雑誌を置き、その人の背後に立った。
間近で見るうなじと背中は真っ白で、光を受ける肌がまぶしい。
思わず、ジッと見てしまう。
「なんしよーとー?」
その声で我に返り、ファスナーに手を伸ばす。
指の隙間からわずかに垂れる黒髪を挟まないようにゆっくりと上げた。
僕がファスナーを離すと、押さえられていた髪がゆっくりと解き放たれる。
「ありがとっ」
振り返り、僕の顔を見たその人の目は大きく開かれた。
「先輩やったと!?絵里やなかったとね!?」
「・・・うん」
これ以上無いほどの驚きの表情で僕を見つめる田中さん。
その頬が紅く染まっていく。
「あの・・・ありがとうございましたッ!!」
そう言うとすごい勢いで走って出て行ってしまった。
僕は田中さんが出て行ったドアをしばらく見つめていた。

「・・・よいしょ」
突然、僕しかいないはずの楽屋で小さな声がした。
そして、ロッカーと壁の隙間から亀井さんがモソモソと出てきた。
「あ、いたんだ」
「はい」
ニコニコと笑っている亀井さんだが、笑顔がいつもとはちょっと違う様な気がする・・・
「・・・もしかして、わざと隠れてた?」
「はい。全部見てましたぁ」
亀井さんの笑みがよりいっそう広がる。
僕は自分の頬が紅くなるのを感じた。

70 :名無し娘。:2003/10/20(月) 21:10
すげぇ、止めに行きてぇ。
でも、すきまで一緒にのぞいてるのも捨てがたい。
あぁ、悩む。

71 :名無し娘。:2003/10/20(月) 21:24
>>69
すばらしい。まいった。

72 :名無し娘。:2003/10/20(月) 22:46
モソモソって表現が(・∀・)イイ!!

73 :とある夢見男1号:2003/10/21(火) 00:59

今日、僕は、新垣さんと2人で楽屋に残っていた。
「おーい、ガキさん」「はい?」
突然の僕の呼びかけに、新垣さんは「ほえ?」とした表情で振り向く。
「ちょっと暇だし、コンビニでも行く?」
「あぁ! いいですねぇ!」
僕の言葉に、新垣さんも暇を持て余していたのか、ぱあっと顔をほころばせた。

「今日は結構あったかいですねぇ」
新垣さんの言う通り、朝晩が肌寒いので、今日の日差しは心地よかった。
「そう言えば、この間・・・あっ、ちょっと待って下さい」
何か言いかけた新垣さんが、そう言って携帯を取り出す。どうやらメールが届いたらしい。
「誰からかな〜・・・あ〜」
携帯を触る新垣さんは、そう言いながら眉を寄せて苦笑いをする。
「ん? どうしたの?」
「あ、いや〜、亀井ちゃんからなんですけどね。最近ヘンなメールとかよく送ってくるんですよ」
そう言って、困ったような仕草をする新垣さんは、でもどこか嬉しそうだ。
「お、慕われてますね〜。さすが、塾長!」
そう僕がからかうと、新垣さんは小さな顔いっぱいに照れ臭さを浮かべながら、嬉しそうに笑っていた。

「あ」
その時、僕の携帯がメールの着信を告げた。
「・・・お、愛ちゃんからだ」
「あら〜、慕われてますねぇ〜」
さっきのお返しとばかり、新垣さんが悪戯っぽく笑って僕をからかう。
僕も笑いながら、おでこをグリグリしてやろうと手を伸ばすと、新垣さんはきゃあきゃあ言って逃げまわっていた。

74 :名無し娘。:2003/10/21(火) 01:33
このスレ読んでると思わず転がりたくなる

75 :名無し娘。だがね:2003/10/21(火) 15:52
>>69さん
ちっくしょー、田中がカワイイてぇ・・。

>>73さん
新垣のの話し方が本人そのままですね。
・・で、遅くなったけど誕生日おめっ!

>>74さん
なんか分かる気がする・・(笑

76 :名無し娘。:2003/10/21(火) 22:04
>>74
その気持ちよく分かる

77 :名無し娘。:2003/10/21(火) 22:05
>>75

78 :名無し娘。:2003/10/22(水) 00:29
今日はミュージックステーションでの新曲初披露。
午前中から集合しリハーサルを繰り返す事になっている。

僕は集合時間ぎりぎりに控え室に着いた。
「おはようございます!」みんなに元気よく挨拶をする。
荷物を置くために空いているを椅子を探しつつ室内を
見渡してみるとちょうど亀井さんの隣が空いていた。

亀井さんの隣に行きおはようと声をかける。
すると亀井さんは何を思ったのか突然・・・
「おにーちゃん、おはようございます!」とさも当たり前のように僕に返した。

ぼくはあっけにとられ亀井さんを見つめている。
するといま自分が言ったことに気づいたのか顔を真っ赤にして
「すいません。間違えました!!」
と急に席を立ち楽屋を出て行ってしまった。

近くにいた安倍さんと矢口さんがホントうれしそうに
「今、おにーちゃんって呼ばれてたよね(笑」
「なに?亀井にそう呼ばしてんだべか?(笑」
などど突っ込んでくる。
僕はもちろん否定するけどすればするほど墓穴を掘っているような感じで
二人の突っ込みはエスカレートする。

むかし学校の先生をおかーさんと間違って呼んだことはあるけど
よりによっておにーちゃんて・・・
そのあと一日中、六期の三人を除く全メンバーから
「おにーちゃん!」と呼ばれたことは言うまでもない。

79 :名無し娘。:2003/10/22(水) 02:52
なっちのセリフで( ̄ー ̄)ニヤリとしてもた 本人っぽくていいなぁ

80 :名無し娘。:2003/10/22(水) 16:59
>>78
イイヨー。キテルヨー。                

81 :名無し娘。:2003/10/22(水) 19:25
>>78
三転がりしました

82 :名無し娘。:2003/10/23(木) 07:37
辻ヲタには悪いが辻がヤリマンな夢を見た。リアルで。
俺はヤってないんだけどな

83 :名無し娘。:2003/10/23(木) 07:49
ここの主人公は暗黙の内に
1)四期メンバーで
2)石川か吉澤と同い年
になっている気がする。

野暮な書き込みスマソ

84 :名無し娘。:2003/10/23(木) 08:29
>>79
>>80
>>81
感想ありがとうございます。前回あまりに長いのあげたんで
今回さらっと短いのかいてみました。これ自分の願望なだけなんすけどね(w
以上えりりんしか書いてないなちおたでした。

85 :とある夢見男1号:2003/10/24(金) 01:22

今日、一足早く雑誌の撮影を終えた僕は、1人楽屋へと戻ってきた。
「ただいまー」
「あ、おかえりなさーい」
誰もいないと思って呟いた言葉に応えてくれたのは、これまた1人楽屋にいた高橋さん。
「あー、愛ちゃんも終わってたんだ」
「はい」
少し驚いて照れ笑いを浮かべる僕に、高橋さんもつられて照れくさそうに微笑んでいた。

「あの、そう言えば、さっきスタッフさんが差し入れ持って来てくれました」
すると、思い出したように立ち上がった高橋さんが、奥の机から小走りで包みを持ってくる。
「あ、おいしそー」
見ると、いっぱいのたい焼きがまだほんわかと湯気を立てていた。
「あったかいうちに、先食べちゃおっか?」
そう僕が言うと、高橋さんは「え!?」と少しびっくりした顔をしたものの、すぐにクスッと笑って頷く。
「せっかくだから、お茶入れますね」
そう言って、高橋さんは2つの湯飲みにトポトポとあったかいお茶を注ぎ始めた。

「はい、どうぞ」
お先にたい焼きを食べていた僕に、高橋さんがほわんと湯気の立つ湯飲みを差し出してくれる。
「はい、ありがとう」
そう言って、僕はさっそく湯飲みに口をつけた。
「・・・はぁ〜、うまい・・・」
「・・・・・・よかった」
そうして2人とも、すっかりくつろいでお茶をズズッとすすっていた。と、その時。

「なーにやってんの? 2人して」
突然の声に振り返ると、そこには藤本さんが「ふ〜ん」という表情で立っている。
「何か年とった夫婦みたいだったよ。縁側のおじいちゃんとおばあちゃんって感じ」
さっそくたい焼きをつまみながら、藤本さんが僕たちにそう突っ込んだ。
「だーれがおじいちゃんだよ。ねー?」
僕は藤本さんに突っ込み返すと、振り返って高橋さんに同意を求める。

「・・・えっ・・・あ、はい、そ、そうですよねっ」
すると、妙にあたふたと返事をした高橋さんは、なぜかうつむき加減に小さくなってお茶をズズッとすすっていた。

86 :名無し娘。:2003/10/24(金) 09:53
わーひっさしぶりに夢見男さんのあいちゃんきてたー!!

87 :名無し娘。:2003/10/24(金) 15:02
ミキティ妬いているのかミキティ

88 :名無し娘。だがね:2003/10/24(金) 17:26
やっぱこのスレ読んでると和みますはぁ

89 :名無し娘。:2003/10/26(日) 00:25
ミキティvs愛たむ第2ラウンドキター

90 :名無し娘。:2003/10/28(火) 01:00
今日、控え室で飯田さんと紺野さんが髪の毛の話をしていた。
「飯田さんの髪って、ホントに綺麗ですよねぇ」
「えぇ〜、そんなことないって。紺野だってサラサラだよ」
「そうですか?」
二人は互いの髪の毛を触りあいながら話している。

「どう思います?」
「いや、どうって言われても…どっちもツヤツヤしてるしね」
「触り比べてみてよ」
「え!!?」
二人ともすでに頭をこちらに傾けて待っている。
「ねぇ、早くてよぉ」
「早くしてください」

首を傾けた上目遣いで、二人同時に催促してくる。
「じ、じゃあ……」
僕は二人の長い髪に両手で触れた。指の間に髪の毛が絡みつく。
「飯田さんはツルツル、紺野さんはサラサラって感じかな……」

「そっか〜、やっぱり気を付けてないとね」
「そうですねぇ。ロングの方が女の子っぽいですしね」
二人は微笑みながら、またヘアーケアの話に花を咲かせ始めた。

ツルツルと…サラサラ……

91 :名無し娘。:2003/10/28(火) 12:00
. 〆⌒ヽ
(#‘д‘) <だれが(r
    ∪ l| ||
     @ノハ@ =3 ペシッ!

92 :名無し娘。:2003/10/28(火) 14:27
  @ノハ@  ダレガ(ry
      ∪彡
        \\\
          \\\ベチッ
            〆⌒ヽ   ∩
         ⊂( ‘д‘ )つ´⌒つ

93 :名無し娘。:2003/10/29(水) 21:47
〆⌒ヽ
( ‘д‘)<誰が禿やねん!!
    ∪l| ||ペシッ!!
    @ノハ@
    ( ‘д‘)<誰が禿やねん!!
        ∪l| ||ペシッ!!
        @ノハ@
        ( ‘д‘)<誰が禿やねん!!
            ∪l| ||ペシッ!!
            @ノハ@
            ( ‘д‘)<誰が禿やねん!!
                ∪l| ||ペシッ!!
                @ノハ@
                ( ´D`)

94 :とある夢見男1号:2003/10/30(木) 01:13

今日、ケータリングに行こうとすると、小川さんと一緒になった。
「おなか空いたよ〜〜〜」
僕の隣で、小川さんはそんな風に呟きながら、へなへなと歩いていた。

「そう言えば、もう16歳になったんだねえ」
不意に僕がそう声をかけると、小川さんはそのまんまの調子で、
「そうなんですよ〜。
 こないだなんか、お母さんが『もう結婚できるね〜』とか言うんですよ。大変だぁ〜〜」
と言って、ふへへっと一人笑っている。
「まだ早いよなー」
「そうですよ。だって、中澤さんがまだなんですから〜」
そう小川さんが言った瞬間、僕は慌てて周囲をうかがう。・・・よし、大丈夫。
一足遅れてキョロキョロ周りを見回した小川さんも、「ふぇ〜〜」とか言いながら胸を撫で下ろしていた。

「でもですね〜」
すると、その時、不意に小川さんが口を開く。
「結婚するとしたら、その時はみんなの笑顔が見たいなあ〜〜」
そんなことを呟く小川さんの横顔には、口が半開きのまま、ぽわんとした笑顔が浮かんでいた。

そうこうしているうちに、僕たちはケータリングに到着する。
「わ〜い、腹ペコだ〜。あーっ、あさ美ちゃん! カボチャ取り過ぎ!」

・・・まあ、しばらくは関係なさそーだ。

95 :名無し娘。:2003/10/30(木) 18:52
∬∬´▽`)<ふへへ〜♪

96 :とある夢見男1号:2003/11/02(日) 22:15

今日、楽屋に1人でいると、矢口さんがやってきた。
見ると、矢口さんは、手にケーキの箱らしきものを持っている。

「どうしたんですか、それ?」
「あ、これねー、おいしいって評判だから買ってきてみた」
そう言いながら、矢口さんは僕の目の前にぽんと箱を置くと、さっそく開け始める。
「どれ食べる? あっ、そのイチゴいっぱいのは、おいらのだかんな」
そこで、僕はモンブランを食べることにした。
「おいしー! 買ってきて大正解!」
「ふぁい、ふぉんとに」
フォークを握り締めて満面の笑みを浮かべる矢口さんに、僕はモンブランを口いっぱいに頬張って応える。
すると、そんな僕を見た矢口さんが、今度はクスッと微笑んだ。
「・・・クリームついてる」
そう言うなり、矢口さんは僕の頬に手を伸ばすと、指先でつんっとクリームを取っていった。

「・・・何だよー? あ、さては照れてるな、こいつ〜」
矢口さんの顔をじーっと見つめる僕に、矢口さんはニヤッと笑ってそう切り返す。僕も反撃。
「矢口さんもついてますよ、口の横」
「えっ!? マジで!? ・・・あ、そーだ」
僕の言葉に、一瞬慌てた矢口さん。でも、再びニヤッと笑みを浮かべながら、こう言った。
「じゃあ、おいらのも取ってよ」
「え!?」
「いいじゃん、そんくらい。けち」
「いや、けちとかそういう問題じゃ・・・」
矢口さんの切り返しに今度はあたふたしている僕に、矢口さんは「ほれほれ」と頬を突き出してくる。と、その時。

「「あーーっ! ケーキだーーーっ!!」」
楽屋に入ってきた辻ちゃんと紺野さんが、ケーキめがけて突進してきた。後ろから、石川さんもやってくる。
「これ、食べていいんですか?」
紺野さんが、今にも食べそうな目でそう聞いてくる。辻ちゃんは・・・もう食べていた。
「あー、食えよ。もう、好きなだけ食えよ」
なぜか矢口さんは、ふてくされて応えている。と、そこへやってきた石川さん。
「あ〜、まりっぺったら、こんなとこにクリームつけちゃって」

「あーーーっ!! 取るなーーっ!! あー、もう、あっち行けーーーっ!」
何だかすっかり機嫌の悪くなってしまった矢口さんは、そう言って石川さんをポカポカ叩いていた。

97 :名無し娘。:2003/11/03(月) 01:03
萌え死んだ

98 :名無し娘。:2003/11/03(月) 02:37
今から葬式。俺の。

99 :名無し娘。:2003/11/03(月) 11:37
サイコー。すばらしい。    

100 :名無し打者:2003/11/03(月) 16:19
(‘ ε ’)ノ<100安打!僕の来年の成績モナ

101 :名無し娘。:2003/11/04(火) 21:49
収録の合間、自動販売機でコーヒーを買った僕はソファーに座っていた。
「あのー、となりいいですか?」
その声に顔を上げると僕と同じコーヒーを手にした高橋さんが立っていた。
「うん」
僕の言葉で笑顔になった高橋さんは僕と少し間を開けて座った。
しばらくの間、僕と高橋さんは特に何を話すでもなく静かな時間をすごしていた。
ふと、となりを見るとそのコーヒーがよっぽど好きなのか、
高橋さんはうれしそうな顔をして少しずつ飲んでいた。

「先輩!」
突然の声に振り向くといつの間にか藤本さんが後ろに来ていた。
僕らの前に回って来た藤本さんは、
「ちょっとごめんね」
そう言って高橋さんを押しのけるようにして僕と高橋さんの間に座った。
「先輩、聞いて下さい!昨日ですね……」
楽しそうに話し始める藤本さんの向こうで
高橋さんがコーヒーをグッと一気に飲み干すのが見えた。
そしてスッと立ち上がり、そのまま歩いていってしまった。
その様子を目で追っていた僕の太ももを藤本さんが揺すった。
「ちょっとー、先輩、聞いてます?」
言いながら藤本さんは僕にピッタリとくっつく様に座りなおした。
「……う、うん、聞いてるよ」
それからしばらく藤本さんの話は続いたけど、
僕は自分の太ももに置かれた藤本さんの手が気になってほとんど聞いていなかった。

102 :名無し娘。:2003/11/05(水) 01:30
まったく浮気な奴だな、俺は

103 :名無し娘。:2003/11/05(水) 11:43
こないだのMステでの“おにーちゃん”事件以来、亀井さんとはなんとなく
距離感を感じている。二人で渋谷にCDをかいに行ったときに感じたなんとも
説明しがたい感情はまだ僕の中でくすぶってるんだけど。

やっぱりみんなからからかわれたりしたらアノぐらいの年頃の女の子は
気にしちゃうのかな。毎朝
もうほんとに大人気ないなちまりコンビが絡んでくる。

「あー、おにーちゃんおはよう!今日もがんばろうね!!」
「って矢口さんあなた年上でしょ!!もういい加減に勘弁してくださいよー(泣」
一応僕はつっこむ。

がすかさず缶ジュースをもって安倍さんが
「ねーおにーちゃん、これ開けてほしいな。ね、おねがい!だめ・・・」

くぅあー。安倍さん反則ですよ・・・そんな22歳存在してはいけません!(泣
などと心の中で思うのだが上目使いでこちらを見つめ缶を抱きしめている
彼女のすさまじい引力には逆らえず手を伸ばして缶をとろうとする。すると

「なに本気にしてるだべさ!これぐらい自分でできるべ。先輩を
子ども扱いするんじゃないべさ!!しかもてれちゃって顔赤いぞ(笑」

おにーちゃんって言ったかと思うとすぐまた先輩風を吹かす。まちがいなく
ぼくで遊んでいるに違いない。もう泣きたい・・・
さっさと着替えをしようと荷物を置く。そしてふと亀井さんの鋭い視線に気がついた。

104 :名無し娘。:2003/11/05(水) 11:45

すこし頬が膨らんでいるように見えなくもない
彼女の顔をみていやな予感がよぎる。ぼくは何もなかったようにおはようと
亀井さんに声をかけたが彼女はそれには答えずくるっと向きを変えて
楽屋を出て行ってしまった。ぼくはただふーっとため息をつく。

これでまた亀井さんに声をかけづらくなってしまった。僕の体のことを
心配してくれていた彼女。そして勇気を出して誘ってくれた。
そんな彼女のことがどうしても気になる。というか今すごくへこんでいる
自分に気がつく。だけど今日は新曲のPV撮影なのでなんとか気分を盛り上げる。

今回のハイライトはなんと言っても一人づつカメラに向かっての告白シーンだろう。
「すき」たった二文字なんだけどものすごく深くてものすごくあったかい二文字。
ディレクターが冗談で好きな人がもしいたらその人のことを思って言ってみて下さい
なんていってる。みんな恥ずかしがっちゃって言った後、照れたりしてる。

そんな中、亀井さんの番がやってきた。ぼくはそれをカメラの後ろで眺める。
なぜか彼女がふと僕のほうをちらりと見る。少し思いつめたような儚げな表情を
たたえている。僕も見つめ返す。そんなやり取りがほんの一瞬だけかわされる。
そして本番が始まり彼女のシーンがとり終わる。ぼくはなんだかあきらかに
ほかのメンバーとは違う雰囲気を感じたんだけどあまり深くは考えないでおいた。

だって彼女だけ照れたりせず少し気持ちが入りすぎなんじゃないかってぐらい
だったから。全ての撮影が終わってほっと一息ついてふと後ろから亀井さんに
声をかけられる。

「先輩・・・お疲れ様でした・・・」「あ、亀井さんお疲れ様。」
動揺を隠すように答える。
「やっぱり一日で撮るから疲れますね。私はまだ若いけど先輩はもう年だから
きつくないですか?(笑」そんな彼女の冗談を聞いてこのところの気まずさを
忘れてしまうようだ。

105 :名無し娘。:2003/11/05(水) 11:46
「こらこら。こんなぴちぴちした僕を捕まえて年寄り扱いするとは何事ですか?(笑
まったく!まだまだ現役ですよ!ってなんのだよ!!」自分で突っ込む
「ふふ(笑」そんな彼女の笑顔を見ると少し疲れが癒される。
それから少しだけ思いつめたような表情で彼女は続ける。

「ねー先輩。今日のPVですきって言うところあったでしょ・・・。」
「あーあそこね。いやーやっぱはずかしいよね。いくらなんでもさ。しかも
好きな人がいたらその人を思い浮かべてくださいなんてさ。まったく困っちゃうよ。
そんな人いないよね(笑」

「・・・・・」彼女は何も言わず俯いたままだ。「亀井さん?」
「私・・・もう子供じゃないですよ・・・好きな人ぐらい・・・
安倍さんにからかわれて照れてるようなお子ちゃまな誰かさんとは違います。
さっきだって・・・」

しばらく気まずい沈黙が二人の間を流れる。
「・・その人のことを思って・・・」ぼくはなんていったらいいのか分からなくて
ただ彼女を見つめて立ち尽くしているだけ。
そしたらいきなり軽いパンチが僕の鳩尾に入る。
「うっ」僕はたまらず胸を抑えてうずくまる。

「なんちゃって!お仕置きです!!先輩はまだまだ恋愛大臣への道は遠いですよ。
えりが今度ちゃんとて手ほどきしてあげますから!(笑」
何がなんだかわからない僕。彼女は満面の笑みをたたえてこちらに向かって
ピースサインをしている。そして・・・
「ブイ!」なるほどピースじゃなくてVってことね・・・
そのまま彼女は楽屋にかけていった。

スタジオに残された僕。もう何がなんだか・・・彼女のいうとおり恋愛大臣への
道は相当険しく僕にはまだ勝利は見えないらしい(泣

106 :名無し娘。:2003/11/05(水) 17:52
僕にはげしく嫉妬してる俺。
ネタだ、これはネタだ。と3回唱えてみる。

107 :とある夢見男1号:2003/11/09(日) 01:38

今日、帰りに出入口の所で、藤本さんと一緒になった。
帰る方向が同じだったので、僕たちは一緒に帰ることにした。

「今日も疲れたね〜」
僕がう〜んと背伸びしながらそう言うと、藤本さんは少し沈んだ声でぽつりと呟いた。
「・・・今日はうまくいかなかったなー」
そう言って、藤本さんは歩道に積もった落ち葉をばさっと蹴り上げる。
舞い上がった落ち葉がぴゅうと吹いた風に乗って、かさかさと歩道の上を流れるように逃げていった。
「う〜、寒っ」
すっかり日も傾いて薄暗くなり始めた中吹いた風に、僕は思わず首をすくめる。
すると、そんな僕を見て、藤本さんはクスッと笑ってこう言った。
「こんなの寒いうちに入んないって。北海道なんか、もう雪降ったんだよ」
「あ、それ、ニュースで見た見た。積もってたよなー」
そう僕が言葉を返すと、藤本さんはどこかしんみりとした表情で日の落ちかけた空を見つめた。
「・・・こっちの雪って、あんまり好きじゃないな」
不意にそんなことを呟く藤本さん。僕は思わずきょとんとしてしまう。
「だって、こっちの雪って、めったに積もんないじゃん。
 知らない間に降り止んで、降ったかどうかも分かんないなんて、何かやだな・・・」
少しぼんやりとしたまま、僕はそんなことを話す藤本さんの横顔を眺めていた。と、その時。

「って、ちょっと聞いてんの!?」
「・・・えっ・・・あ、うん」
さっきまでの神妙な雰囲気と打って変わって、藤本さんがズバッと突っ込んできた。
「何か真面目な話して損したな〜。愛ちゃんの話とかだったら、うんうんって聞いてるくせにさ」
そう言って、藤本さんは意地悪そうにニヤニヤと笑う。
「なんでそういう話になんだよ。からかうなよなー」
少しだけ僕はムスッとして、藤本さんに言葉を返した。
ブロロロロロ・・・ッ。その時、僕たちの横を、大型のバスがエンジン音を響かせて通り過ぎていった。

「・・・からかってないもん」
「えっ、何?」
耳についたエンジン音のせいで、藤本さんの声が聞こえなかった僕はそう聞き返す。

「ん? ううん、何でもない。・・・あ、ミキ、こっちだから。じゃあね」
そう言って、微笑みながらぶんぶんと二度ほど手を振ると、くるりと背を向ける藤本さん。
風に吹かれてさらりと揺れる藤本さんの髪が、その時なぜか寂しげに映った。

「うん、また明日な! 明日はいつも通りうまくいくって!」
すると、藤本さんは少し驚いたような顔で足を止め振り返る。
少しして、どこか嬉しそうに「うん」と小さく頷くと、藤本さんはもう一度ぶんぶんと手を振っていた。

108 :名無し娘。:2003/11/09(日) 02:30
すいませんが激萌えさせてもらいますよ

109 :名無し娘。:2003/11/09(日) 03:55
こんな深夜に困りますね
萌えて仕方がないじゃないですか

110 :名無し娘。 :2003/11/09(日) 22:39
そうか、ミキティと僕は4期オーディションで一緒だったんだな・・

111 :名無し娘。:2003/11/10(月) 07:39
あかん、萌えすぎて鼻血が・・・

112 :名無し娘。:2003/11/10(月) 20:52
イイ━━━━━(;´Д`)━━━━━!!!!!!!

113 :名無し娘。:2003/11/11(火) 14:46
今さらですが、
ここの愛ちゃんのアロハロなら間違いなく
買います。

114 :名無し娘。:2003/11/12(水) 00:14
ある日、収録に向かう途中で忘れ物に気付いた僕は楽屋へと引き返した。
楽屋のドアを開けると中では田中さんが一人で鏡に向かって座っていた。

『そう言えば、田中さんっていつも最後に楽屋から出てくるよなぁ』

ぼくが入ってきた事には気付いていないみたいで、
鏡の中の自分を見つめる田中さんの表情は真剣だ。
声をかけそびれた僕はしばらくその様子を見ている事にした。
20秒ほどそうしていただろうか。突然、田中さんはにっこりと満面の笑みを浮かべた。
「よしっ、今日も可愛かー」
小さなガッツポーズをして立ち上がり、振り返る。そして、
「あっ」
僕と目が合い、凍りつく。
「……」
「……」
「どうも」
なんとなく僕は会釈で返した。田中さんの頬がみるみる紅くなっていく。
「ち、違うと!さゆのマネっちゃ!!さゆの!!!」
 ゴスッ!!
「うぐっ!!」
田中さんは僕を突き飛ばして楽屋から出て行ってしまった。
エルボーをみぞおちに食らった僕はうずくまったまま少し泣いた。
それからしばらくの間、田中さんは僕と目を合わせてくれなかった。

115 :名無し娘。:2003/11/12(水) 12:15
イイ! れいなかわいい!

116 :とある夢見男1号:2003/11/13(木) 02:09

今日、移動のためロケバスに乗ろうとしていた時、
バスの陰から白い子猫がひょっこり顔を出しトコトコと歩いてきた。

「あ〜、かわいか〜。こっちおいで〜」
すると、僕の後ろを歩いていた田中さんが、かがみ腰でおいでおいでする。
・・・にゃ〜。でも、子猫は田中さんを見て一鳴きすると、向こうへ走り去ってしまった。
「・・・なんね、かわいくなか」
子猫が走り去った先を見やりながら、田中さんは面白くなさそうに頬をふくらませる。
「ん〜、それじゃあ、仕方ないと思うよ」
そう言って、僕が指差す先には、田中さんの胸に堂々と構えた鬼の顔。
田中さんは少しきまり悪そうな笑みを浮かべた後、「はぁ・・・」と小さく溜息をついた。

「あれ!? 田中、今日妙にかわいらしい格好じゃない?」
次の日、矢口さんがそう突っ込むぐらい、田中さんはかわいらしい格好をしてきていた。
「え!? べ、別にそんなことないですよ!」
そう弁解する田中さんの頭には、白い子猫の小さな髪止めがついている。
「でも、れいなじゃないみたいだよ」
そこへ、面白いものを見つけたような顔をしながら、亀井さんもやってくる。

「う、うるさか! 何言いよーと、えりは。別になんも変やなか!」
そう言って、亀井さんへ強気に言葉を返す田中さんの顔は、でもちょっとだけ自信なさそうだった。

117 :名無し娘。:2003/11/13(木) 02:20
ここで萌えないと眠れませんので、ちょっと萌えさせてもらいますよ…

118 :名無し娘。:2003/11/14(金) 01:03

今日、楽屋で友達にメールを書いていると、
顔の横の方から石川さんが覗き込んできた。
「あら、メール? 誰に書いてるの?彼女?」
「え? いや、友達にですよ」
「え〜っ、ホントかなぁ〜っ」
少しニヤけながらそう言うと、必死に携帯を覗き込もうとする石川さん。
見られて困る訳では無いけど、あんまり見せたい物でもないし、少し隠してみる。
「あれれ? どうして見せてくれないのかな〜っ♪ やっぱり彼女なんでしょ〜っ♪」
「違うってば・・石川さんだってあんまり見られたくないでしょ?メール」
「うっ・・ま、まぁそうだけどさ・・・」
そう言うと、反省したようにうつむく石川さん。その姿に少し後悔したけど・・
まぁこれでメールを見られる事も無くなった事だし。ごめんね、石川さん。

なんて思ってると、急に石川さんが顔を上げて
「ちょっと待っててっ」
と言った途端、駆け足で鏡の方へ向かい、そこにあったバッグをゴソゴソと探ってる。
少し嫌な予感が頭の中に浮かんだ時には、石川さんは携帯を手にして・・

「私のメール1通と交換しよっ」
「えっ・・い、いや、でも」
無茶な事を言い出す石川さんに戸惑うしかない僕。
そんな僕に関係なしに話を続ける石川さん。
「私のアドレス知ってるよね? そこに送って♪ 私も送るからさっ」
「ちょっと待った。わかりました。見せますから・・」
そこまでされる程のメールじゃないから、今度は素直に見せる事にした。それなのに・・
「何よっ! 私のメールなんて興味無いって言いたいわけっ!」
「違いますって〜・・・」

ここまで来たらしょうがない。石川さんの案に同意する事にした。
「じゃあ、同時に送るよっ♪ せ〜の、はいっ」”ピッ”
二人同時に発信音がして、ほぼ同時に着信音が鳴る。
「あっ、来たよっ。ねぇ、見て良い?」
「じゃあ僕も見ますね」
「あっ、じゃあせ〜ので見ようよっ。せ〜のっ」
また二人同時にメールを開く。
読むのを躊躇してる間に、「え〜っ」という叫び声が耳に入る。
「なにこれ〜、普通のメールじゃないの〜っ・・もう、騙された〜」
「だから、友達へのメールだって・・・」
石川さんの声を聞きつつ、メールを読んでみる僕。
・・え?これって・・
「い、石川さん? このメールって・・今まで誰かに送りました?」
「え? え〜っと、確か後で送ろうと思って、保存して・・あれ?ごめん、ちょっと見せて・・」
メール画面を見せる。その途端、どんどん顔が赤くなってくる。
「あーーっ!! ウソっ、ちょっと待ってよ〜。よりによって・・」
「い、石川さん?」
声を掛けると、うつむきながら携帯を返してきて
「お願いっ!今すぐ消してっ・・・それで忘れてっ!」
と言うと同時に、走って楽屋を飛び出した。
メール画面には『好きだよっ』の文字と、誰かの名前が入りそうな空欄があった。

119 :名無し娘。:2003/11/14(金) 12:42
おっちょこちょいの梨華ちゃん萌え

120 :名無し娘。:2003/11/21(金) 04:15
今日はひさしぶりのオフ。結構早く目が覚めてしまい朝食をゆっくり作り
それを食べたあとはたまっていた洗濯物を洗いその間に部屋の掃除と
なかなかオフにしかできないこれらのことをやった。

そろそろお昼時というころになって部屋のインターフォンがなった。
いそいで受話器をとってどちら様ですか?と尋ねる。

「おはようございます、わたしです。」はっきりと聞き覚えのある声が
受話器を通して聞こえてくる。
「ひょっとして亀井さん?」

「もー先輩なに言ってるんですか?私以外にいないじゃないですか(怒
早く開けてください!」
微妙に怒っているようなので急いでドアを開けに行く。

開けた瞬間、両手にスーパーのものと思われるビニール袋を両手に下げた
亀井さんが僕の横をさくっとすり抜けておじゃましまーすといいながら
部屋に入っていった。僕はやっぱり訳がわからないんだけどとにかく
後につづく。

「なんだ先輩の部屋って結構きれいなんですね。せっかく私が掃除もして
あげようと思ったのに。とにかく先輩は買ってきたおせんべいでも食べててください
今お茶も入れますからね。」亀井さんの勢いに僕はますます混乱していく。
「あのー亀井さん?大変失礼なんですが・・・今日は何の御用でございましょうか・・・」

「ひどーい!!こないだ今度の休みに私がご飯つくりにいくって約束したじゃないですか!
しかも昨日の夜電話でもちゃんとなに食べたいですか?って聞いたのに(怒
先輩ふざてるんですか?」
軽く涙目になっている彼女の顔を見ると彼女がうそを言っているようには
到底思えないのだが僕にはさっぱり記憶がない。

121 :名無し娘。:2003/11/21(金) 04:17
しかしやっぱり彼女に泣かれるのは困るので適当にごまかしてご飯の支度を彼女に
促して僕はリビングのソファにすわる。
かわいいエプロンをつけて食材を切っている彼女の後姿をみているとさっきまで
気づかなかったが彼女が今日は異様に短いスカートをはいているとわかる。
これはやばいと思い必死にせんべいをたべる。いつのまにかそんな姿を亀井さんが
笑いながら見ている。思わずせんべいがのどにつまり緑茶をがぶっとのみ干す。

「うーん、なんなんだろう。何かいつもと違うような・・・」などとぶつぶつ言っていると
キッチンから「痛っ!」という声が聞こえる。あまりにもお約束な展開だが
見に行かないわけにも行かず亀井さんのそばへ行く。
「大丈夫かい?指切っちゃった?」案の定包丁で指を軽く切ってしまった亀井さんが
近づいた僕にそっと切った人差し指を差し出す。
「え?ひょっとして・・・」ただ頷く亀井さん。

僕はその手をとり口に含む。わかっていたけどやっぱり血の味はみんなおなじだ。
口の中で切った患部なめていると突然彼女はその手を引き抜いて今度は自分の
口に入れた。そしてまたその指を抜いて・・・
「先輩・・これってやっぱり間接キスですよね。ファースト間接キス?なんちゃって」
小悪魔のごとく微笑む彼女。やっぱり今日の亀井さんはいつもよりも積極的だ。

まだ口の中には血の味が少し残っているのもその原因なのか頭がぼんやりする。
やばい。なんか彼女の悪い魔法にかかり始めているような錯覚をおぼえる。
なんか体にうまく力が入らない。さらに追い討ちをかけるように・・・
数秒たって唇に何か違和感を覚え亀井さんの顔が目の前にあるのに気づく。
思わず体を離そうとするも彼女は背伸びしながらも僕の体をしっかりと両手で抱きしめて
いる。

122 :名無し娘。:2003/11/21(金) 04:18
「これはほんもののキス。先輩・・・えりのファーストキスの味はどうですか?
ちょっと血の味がしちゃったかも(笑 でもうれしい。えりのファーストキスは
先輩にもらってほしかったから・・・。これでもう先輩は私のものですよ。
今先輩に魔法をかけました。だから先輩は私のものです。えりも先輩のものですよ(笑」
やっぱり僕は何もいえない。動くことさえできない。なにかふしぎと空間に浮遊している
もしくはゆるい急流に身をまかしているような感覚だ。
でも遠くに彼女の声が聞こえるような気がする。

「ねー先輩!先輩!先輩ったら!!」
「うわ!」びっくりして飛び上がる僕。
目の前には亀井さんの顔!エプロンではなく・・・衣装だ。
「大丈夫ですか?ほらヨダレたれてますよ、もう。」
「あごめん」そこでやっと夢を見ていたことに気がつく。ぼくは楽屋でうたた寝をしていた
ようだ。

だけどまだなんとなく夢の余韻が残っていてなんとも恥ずかしい。そんな姿を安倍さんに見られて
「どうせえっちな夢でもみてたんだべ?(笑 よだれまでたらしちゃって
いやらしいべさー(笑」
「俺なんか変な寝言とか言ってなかったよね?」
「なにも。ぐっすり眠ってましたよ先輩。本当はイタズラでもしようかと
思ったんですけどかわいい寝顔だったのでやめました(笑」なんとも小悪魔な亀井さん。

どうやら先輩の威厳は保てたようだけどアノ夢の続きを実は見てみたかったり
けっこう魔法が解けてしまったことに本気でへこんでいることは内緒だ。

123 :名無し娘。:2003/11/21(金) 07:11
てめえこのやろー

124 :名無し娘。:2003/11/21(金) 08:49
(*´Д`)エリリン…。

125 :名無し娘。:2003/11/21(金) 10:49
(*´Д`)ヌハー

126 :とある夢見男1号:2003/11/23(日) 02:03

今日、何人かと一緒にコンビニへ買い物に出かけた。
外はぴゅうぴゅうと強い風が吹いていて、矢口さんなんて飛ばされそうだった。

「うわわっ、飛ばされそうや!」
その時、隣を歩いていた加護ちゃんが、そう言いながら頭を押さえて小さくなる。
「加護ちゃんは多分大丈夫」
顔にパラパラと当たる落ち葉を払いのけながら、僕は余計なことを突っ込んでみた。
「・・・うっさいわ! あほ!!」
どしんっ。即座に加護ちゃんは反撃とばかりに背中に体当たりをかましてくる。
顔をしかめて後ろを振り返ると、後ろを歩いていた高橋さんが楽しそうに笑っていた。

帰り道、風はまだ通りの街路樹をざわざわと揺らし続けていた。
「あ〜、寒っ。そや、ここに隠れとこ」
そう言うと、さっきは体当たりをかましてきた背中に、加護ちゃんがぴとっとくっついてくる。
「何だよー。歩きにくいだろ」
「ええやんか、別に。いつもよりお菓子少ないから、その分軽いねん。飛んでまうわ」
そう言いながら、加護ちゃんは僕の肩口でお菓子の入ったコンビニ袋を「ほれほれ」と揺すってみせる。

仕方ないなあと思いながら後ろを振り返ってみると、
僕の後ろを歩いていた高橋さんが、おもしろくなさそうな顔をしてスルメをもそもそ食べていた。

127 :名無し娘。:2003/11/23(日) 05:51
ハロープロジェクト2003冬−めっちゃやばいやんうちら−の本番も
残す所3日を迎え、48人での通しリハも今日で最後だ。

控え室では、道重さんが「100回目の私かわいい」もすませ、亀井さんをロッカーの隙間から
引っ張り出し、鍵番の僕は最後に部屋を出て鍵をかけていた。

ふとその時、 
「○○さん、このOPの童謡『とうりゃんせ』の『行きはよいよい帰りは恐い』
ってどういう意味かわかりますー?」と
突然、突飛な内容とあまり馴染みのない声で話かけられた。僕は
「は?何?誰よ?」とキツイめの口調と興味なさ気な目つきをしつつ振り向くと、
なるほど普段一緒に仕事する機会の少ないメロン大谷さんが、ピンクと黄緑色のツートン頭を傾げながら
こっちを見ていた。言われた事など意にも介さない様子でニコニコしていた。

質問には無難に「スタッフさんに聞いたほうが詳しく正確に分かるんじゃないの?」とだけ
アドバイスをすると「そーですよねっ!いやーその通り!ありがとありがとありがとぉ・・」と
ザリガニのように後ろ向きで去っていった。

「今まで以上に打たれ強くないと、48人体勢のハローじゃメロンはやっていけないんだ!」と
心を鬼にして大谷さんに分からせようとした僕の瞳はなぜか濡れていた。

128 :名無し娘。:2003/11/23(日) 12:24
>>126
強い風・・・飛ばされそう・・・頭を抑えて・・・?

. 〆⌒ヽ
(#‘д‘) <だれが(r
    ∪ l| ||
     @ノハ@ =3 ペシッ!

129 :名無し娘。:2003/11/23(日) 14:10
>ハロープロジェクト2003冬−めっちゃやばいやんうちら−
ワラタ

130 :名無し娘。:2003/11/23(日) 15:26
>>126
ズラボンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

131 :名無し娘。:2003/11/23(日) 18:32
川 ’−’)

132 :名無し娘。:2003/11/23(日) 19:07
むしろ川'へ'川だな

133 :名無し娘。:2003/11/23(日) 20:44
>>126
あいぼんかわいいな

134 :名無し娘。:2003/11/23(日) 23:07
今日の楽屋は何かが変だ。

「あたしもなんまらなまってるっしょやー・・、なんか違うなぁ
したっけカオリもしゃっこいべやなまらなまら・・んん、違う。。」

飯田さん、鏡に向かってなにブツブツ喋ってるんだろう。
あっ、安倍さんと6期の4人も部屋に入るなり飯田さんを不思議がってる。

「んー?かおりなーにやってるべ?リーダーがそんなんじゃ6期も心配するべさ」
「飯田先輩どがいしたと?ばりおらぶってたまがらせたらいけんくさとよー」
「飯田先輩どねーかいの?ぶちはりきっちょー訛っちょろー?」
「飯田さん、ひょっとしていまさら北海道弁キャラになろうとしてません?」

あ、飯田さん北海道弁の練習してたんだ。

「ふっ藤本、いくら私が札幌出身で北海道訛りが無いからってそんなことするはず"ないっしょ"!」

え?その認識は。。

「大丈夫です。飯田先輩もお国言葉丸出しですよ(ニコ」

あーあえりちゃん言っちゃった。

135 :とある夢見男1号:2003/11/24(月) 02:53

今日、楽屋にいると、石川さんが大慌てで駆け込んできた。

「大変、たいへん、たいへん、たい・・・・・・へんたい、へんたーい!!」
「何? 自分のこと?」
すました顔で矢口さんがつっこむものの、石川さんは意に介した様子もなく一気にまくしたてる。
「あっちで、ミキティと亜弥ちゃんがケンカしてるの!!」
「「マジでか!?」」
見事なハモリで応える矢口さんと僕。石川さんに連れられて、ダッシュで現場に急行した。

「あっち行け」「そっちがあっち行け」
僕たちが現場に着くと、藤本さんと松浦さんが絶対TVで流せないような凶悪な顔で睨み合っている。
「リプトンの紅茶飲んでるとこ見られた時ばりの勢いであっち行け」
「ハーゲンダッツ食べてるとこ見られた時ばりの勢いであっち行け」
「「・・・・・・」」
あまりの言葉の応酬に、僕たちは駆けつけた時の体勢のまま呆然と佇むしかなかった。
「自分で打った『くやシュート』のイレギュラーバウンドが顔面にヒットして、泣きながらあっち行け」
「デビルボディーズに入ろうとしたけど半笑いで胸を指差されながら断られて、泣きながらあっち行け」
と、その時、松浦さんが「ん?」と小さく首を傾げた。

「・・・もしかして、昨日のドラマ見てくれたの?」
何だか恐る恐るといった表情で尋ねる松浦さんに、藤本さんは少し照れ臭そうな顔で応える。
「うん・・・見た。・・・亜弥ちゃん、かわいかったよ」
「えーーっ、ほんとーーーっ!? もう、ミキたん、大好きーーーっ!!」
すると、さっきまでの凶悪な顔はどこへやら、藤本さんと松浦さんはキャッキャ言いながらじゃれ始めた。

「ねーねー、私は、私は? かわいかった?」
そこに、えへへと笑いながら加わっていこうとした石川さん。即座に藤本さんは言葉を返した。
「ううん、キモかった。ピンクもヤバかった」
廊下の消火器と並んで落ち込む石川さんを尻目に、藤本さんたちは再びじゃれ合いを再開する。

「「お前ら、まとめてあっち行けーーーっ!!!」」
そんな中、すっかり場に取り残された矢口さんと僕の叫び声が、楽屋の廊下にこだましていた。

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