■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50


レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
俺と娘。の夢物語〜in 狩狩〜

54 :名無し娘。:2003/10/16(木) 15:20
上の47で書いたものです。今回また書かせていただきました。
ただいかんせん長い長すぎました。なのでこのスレの趣旨とは
ずれてしまうかもしれません。


本当に暑い。うんざりするぐらい暑い。街で見かける人々はうだる様な
暑さをを必死に耐えてそれでも歩いていく。そんな人々の顔を
見ているだけで憂鬱になる。少し遠くを見てそんな人々と陽炎が
シンクロし彼らの輪郭がぼやける。一瞬、僕はすごく彼らの存在が儚く
見えて本当にそこに存在しているのか分からなくなる。
僕もいっそうのことあんなふうに・・・

「先輩?先輩?大丈夫ですか?」
「え?」ふと横を見ると心配そうな顔で僕を見つめる亀井さんの存在に
気がつく。

「あ、ごめん。ちょっと考え事してた。」
「やっぱり。だって話し掛けても全然反応がなかったから。なにか心配事でも
 あるんですか?それともここのところのハードなスケジュールで
 疲れてるとか?やっぱり誘ったりして迷惑でしたか。」
すごく不安な目でやっぱり僕を見つめる亀井さん。

「いや全然そんなことないよ。なんか暑くてさぼーっとしちゃっただけ。
 だから心配しないで大丈夫だよ。」といって彼女の頭をポンと撫でてみる。
とはいってみたけど本当はすごく疲れていた。野外コンサート、テレビ収録
などで体力に自信のあるぼくでもかなり肉体的、精神的に限界にきていた。

それでも条件はメンバーみんな一緒なわけでそういうそぶりをなるべく出さないよう
心がけていた。ただふとした瞬間に今みたいに自分とまわりとの境界線が
ものすごくはっきりと浮かび上がり、自分の存在をまわりの
環境や人々に投影することが困難になり、すごく阻害されたような感覚を覚える。

500KB
続きを読む

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
名前: E-mail(省略可)

0ch BBS 2006-02-27