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俺と娘。の夢物語〜in 狩狩〜
1 :
名無し娘。
:2003/09/09(火) 18:55
前スレ
俺と娘。の夢物語
http://teri.2ch.net/mor2/kako/977/977128657.html
俺と娘。の夢物語〜第2章〜
http://teri.2ch.net/mor2/kako/986/986831774.html
俺と娘。の夢物語〜第3章〜
http://www.metroports.com/test/read.cgi/morning/1004618557/
このスレを狩と共に終わらせてしまうのは、
余りにも惜しい。
250 :
247
:2004/01/04(日) 13:02
ほんとに教えて下さい・・・
メル欄でもいいんで・・・
251 :
名無し娘。
:2004/01/04(日) 13:09
>>250
そこまで必死になってると拍子抜けかもしれないが・・・メル欄でどうぞ。
252 :
247
:2004/01/04(日) 17:49
わかりました!
ありがとうです。
253 :
とある夢見男1号
:2004/01/06(火) 23:39
今日、みんなで楽屋にいると、
先日の衝撃も収まったのか、自然と辻ちゃん加護ちゃんの今後の話になった。
「カオはね、のんちゃんとあいぼんにはやっぱり歌を歌っててほしいな。
だって、歌を歌うことに苦しんだり喜びを感じたりしながら、ここまで大きくなったんだから」
さすがリーダー、言うことが違う。隣では安倍さんも優しげな微笑みを浮かべて頷いていた。
「おいらは・・・う〜ん、そうだな・・・」
腕組みをして真剣に考え込む矢口さん。僕はミニモニ。の絆の深さを感じずにはいられなかった。
「・・・よし、総合格闘技に挑戦だ!」
・・・・・・・・・へ? 矢口さん、今何て言いました?
「デビュー戦は話題性を考えて・・・うん、やっぱ曙だな。ローストチキン再び!」
「・・・かっけー」
いや、よっちゃん絶対間違ってる。こら、まこっちゃん、こんな時まで妻のように寄り添うな。
「あっしは? あっしも出たいやよ」
愛ちゃんまで!? 愛ちゃん、ここではそんなキャラじゃないはずなのに・・・。
「高橋? んー、高橋はね、チケット売る役か永田裕志の役かどっちか」
矢口さんの言葉に、高橋さんは心底落ち込んだ様子。また、いつの間にやらMVPになりたかったのかな・・・。
「それじゃあ、あとはユニット名ですね」
こんちゃん、まともな意見嬉しいけど、何か言うタイミング間違ってる。
「そりゃあ、2人って言ったら・・・」
紺野さんの言葉を受けて、矢口さんがニヤリと笑って口を開いた。
「チキン&ポーク。これで決まり!」
254 :
とある夢見男1号
:2004/01/06(火) 23:42
>>253
の続きです。
というところで、目が覚めた。
・・・・・・はぁ、やっぱ夢か・・・よかった。
昨年の初夢も何だか妙な夢を見たことを思い出しながら、僕は寝転がったまま楽屋の畳の感触を確かめた。
向こうでは、辻ちゃんと加護ちゃんが『あやや大脱出マジックごっこ』なる遊びをやっている。
どうやら、辻ちゃんが脱出装置役で、加護ちゃんが石田純一役らしい。髪型もうまく似せてあった。
「大丈夫?」
すると、その時、石川さんがひょこっと顔を覗かせた。
「何かヘンな寝言言ってたよ。高田は猪木にもビンスにもなれないとか何とか・・・」
そう言って、石川さんは困ったように眉を寄せる。僕は年末年始の格闘技漬けを少し反省した。
「そろそろ用意した方がいいって誰かが言って・・・きゃあっ!?」
どんっ。その時、『あやや大脱出マジックごっこ』をやっていた辻ちゃんが石川さん目がけて倒れこんだ。
「わっ、ちょっ・・・ぶ!!」
直後、辻ちゃん分の重さがプラスされた石川さんが、僕の方へ文字通り降ってくる。
横になったままだった僕は、支えることもままならず、何かが僕の顔面を押し潰した。
「・・・痛って・・・ん?」
僕は痛さに顔をしかめようとして、ふと思い止まった。
それほど痛くないかも・・・。何だかぽよぽよした感触のものが、ちょうどクッションになっている。
「・・・って、ちょっと待てえええええっっ!!!」
瞬間的に顔から火の出る勢いで、僕は石川さんごとガバッと起き上がった。石川さんは目をパチクリさせている。
「ど、どうしたの!? ・・・あっ、鼻血」
たら。石川さんに指摘されるのと同時に、僕も自分の鼻にとろりとした感触を感じた。
「い、いや、これは違うから! そ、その、興奮し・・・ち、違う! そ、そう、痛かった、痛かっただけだから!」
「やっぱり痛かった? 痛かったよね。ごめん、ごめんね」
一人興奮してテンパる僕を尻目に、石川さんは心底申し訳なさそうな顔で「ごめんね」を繰り返す。
そのあと、石川さんにティッシュを詰めてもらった僕の鼻血は、いつもより止まるのにちょっと時間がかかった。
255 :
名無し娘。
:2004/01/06(火) 23:49
なんか甘夏みかんさんみたいな直球ですね。
256 :
名無し娘。
:2004/01/07(水) 11:23
辻加護は脱出装置役と石田純一役だけで一体どうやって楽しんでいたんだろう・・・。
257 :
名無し娘。
:2004/01/07(水) 14:47
ぽよぽよって何だー!(;´Д`)
258 :
名無し娘。
:2004/01/08(木) 23:34
降ってきたのが藤本だったら鼻骨骨折で鼻出血ですな
259 :
名無し娘。
:2004/01/08(木) 23:53
>>258
いっぱい詰めてるから大丈夫
260 :
名無し娘。
:2004/01/09(金) 15:43
>>258-259
〃ノノハヾヽ
从;VvV)<なにかおっしゃいました?
261 :
とある夢見男1号
:2004/01/13(火) 00:35
「光る汗 Tシャツ 臭いがした〜♪」
今日、楽屋にいると、
石川さんが鼻歌を口ずさみながらハロモニで貰った牛タンを炙っていた。
その隣では、とあるニュース速報を見たという辻ちゃんと加護ちゃんが、虎視眈々と箸を持って待ち構えている。
「ガキさん、何やってるの?」
そんないつもの風景を眺めながら、僕は何やら熱心に取り組んでいる新垣さんにそう尋ねた。
「はい? あぁ、これです!」
そう言って、新垣さんはかわいらしいファイルを僕に見せる。それには、娘。のカードがびっしり入っていた。
「うわー、まだ持ってたんだー」
「当たり前じゃないですかー。新しいのもあるんですよー」
そう事も無げに言う新垣さんは、先日出たばかりの新しいカードをせっせとファイリングしている。
「ほら、こんなのもありますよ」
「うわっ、これやばいなー。『I WISH』の頃だ・・・」
そう言って新垣さんが見せたカードには、僕のデビュー当時の姿。気恥ずかしくも懐かしい、そんな気持ちになる。
僕がリアクションを見せるたびに、新垣さんは何だか得意げな様子で楽しそうに笑っていた。
「あれ? これって・・・」
ファイリング中の新しいカードの中から、僕はあるカードを取り出す。それは、新垣さんのカードだった。
「自分のも買うんだ」
「はい。こういうのは全部集めないと何かヤなんで」
苦笑交じりの僕の言葉にも、新垣さんはさらりと応える。今日の新垣さん、かっこいい。
「このガキさん、かわいいね」
「え? いやー、そんなことないですよー。でも、それ、お気に入りなんで2枚買っちゃいました」
僕が持ってるのと同じカードを取り出しながら、そう言って新垣さんはちょっと照れ臭そうにしていた。
「というわけで、それあげます。大事にして下さいね」
「へ!?」
いきなりの申し出に、きょとんとしてしまう僕。
でも、目の前でニコニコしている新垣さんを見て、僕は素直にお礼を言うとカードを受け取った。
新垣さん、何だか嬉しそうだった。
262 :
名無し娘。
:2004/01/13(火) 02:32
ヤバっ・・・カワイイ。
263 :
名無し娘。
:2004/01/14(水) 02:42
差し出された手。
その指はガラス細工の様に繊細で、透き通る様に白い。
シャボン玉を掴むが如く、優しく優しく手を握りしめた。
その手は、とても冷たかった。
抱き締めたくなる感情。壊してしまいたくなる感情。
「痛い」
その声で現実に呼び戻された。
見慣れた石川の部屋の天井。
新年会をやろうと、吉澤と矢口を誘って鍋を突いて居たんだ。
僕は酔い潰れて、いつの間にか寝てしまった様だった。
僕の手は、隣で添い寝していた矢口さんの手を握りしめていた。
握った矢口の手から、拒否の反応が無かった。
矢口さんは眠っている。あの声は・・・本当に眠っているのか?
僕は再び目を瞑った。眠れはしなかったが、朝まで手を放さなかった。
264 :
名無し娘。
:2004/01/14(水) 14:09
さすが史上最強のモーオタ。
265 :
甘夏みかん
:2004/01/14(水) 20:36
今でも彼女の事をよく思い出す・・・この街に雪が降った夜なんかは特に。
いや本当は思い出すまでもない。だって彼女に会おうと思えばいつだって
会えるんだ。40センチ四方の小さな世界を通して・・・。
そこで彼女は昔となんら変わらない笑顔を振りまいていてそれを見て
ぼくも思わず微笑んでしまう。
「お前は変わらないナー。」
誰もいない小さな部屋で一人つぶやく。でも実際変わってないのは
僕のほうで彼女はしっかり自分の夢ってやつを実現させていた。
多くの人が彼女と同じ夢を持ち同時にほとんどの人が夢破れていく。
そんな夢を実現させた彼女は神様に選ばれたにちがいない。きっと。
いわゆる天使ってやつかな。
そんな天使に僕は恋をした。もう何年も前のことだけど。
彼女とはじめて会った時から心を奪われ、その笑顔が僕に向けられると
本当にうれしかった。特別仲が良かった訳ではないけど割りと好きな
音楽や映画が同じだったりでよく話をしていたらいつのまにか
いつも一緒にいるようになった。別に恋人とかって訳じゃなかったけど
周りの友達はどう思っていただろう。
そんな時、決まって彼女はうれしそうに夢の話をしてくれた。
そんな彼女を見ているうちにいつの間にか本気で応援していた。
その先に起こりうるものがなんとなく分かってはいたけど。
266 :
甘夏みかん
:2004/01/14(水) 20:37
『おまえなら大丈夫だって。がんばれよ。』
『そうかなー。キミにそういってもらうとなんかうれしいな。がんばるよ。』
『おう。おれがファン一号だな。今のうちにサインとか貰っとこうかな。』
『もーまだはやいって。』
それから約一年後、彼女は夢実現のために僕の知らない街へ行くことになった。
遠い遠い世界へ・・・。
『あーこりゃまた積もるな。・・なーなつみー・・・あのさ俺・・・』
『・・うん・・・』
『・・・なんでもない。とにかく体に気をつけて頑張れよ。応援してっからさ。』
『・・・ありがとう。なっちキミが応援してくれたからがんばれたよ。キミのおかげでここまでこれた。』
『なに言ってんだよ。まだこれからだろ。』
『わかってる。ただありがとうって言いたかったんだ。』
『そっか・・・』
彼女は今たくさんの愛すべき仲間に囲まれて昔二人でみた“本当の夢”を掴むためにもう一歩
前に進もうとしている。少し時間がかかったけどけして無駄じゃなかったよ。絶対に。
今度は僕が夢を実現させる番だ。いつか再び君に会って昔言えなかった言葉を伝えたいな。
「なつみのことがずっと好きだった。そしてこれからもずっと・・・」
267 :
名無し娘。
:2004/01/15(木) 22:43
>>261
本当にガキさんのままかわいくなるよな・・
すげぇ
268 :
名無し娘。
:2004/01/16(金) 04:51
>22
(・∀・)イイ!!
…遅すぎ??
269 :
とある夢見男1号
:2004/01/17(土) 00:22
今日、みんなで餅を焼いてぜんざいを食べた。
「・・・・・・・・・ずずっ」
僕の向かいに座った紺野さんは、一心不乱にぜんざいを口に運んでいる。
「なあ、『ぜんざい』と『おしるこ』って何が違うんやろ?」
その時、加護ちゃんが隣の辻ちゃんにそんな疑問を呟いた。少し首を傾げてから、こう答える辻ちゃん。
「んーとね、うまいのが『ぜんざい』で、あまいのが『おしるこ』なんだよ、たぶん」
「うん、まあ、そんなとこやろな」
「・・・・・・ぼふっ!」
その瞬間、黙々と口を動かしていた紺野さんが、おもしろい音を出して思いっきりむせる。
「だ、大丈夫?」
とっさに目の前のお茶を差し出しながら、そう言って僕は紺野さんの顔を覗き込んだ。
「・・・! ・・・!」
無言のまま勢いよくコクコクと頷くと、
顔を真っ赤にした紺野さんは、慌てて鼻まで飛んだあんこを拭いていた。
270 :
名無し娘。
:2004/01/17(土) 01:55
>>269
めちゃめちゃありえそうで萌え
271 :
名無し娘。
:2004/01/17(土) 08:57
やったー!!
やっと紺野さん登場だー!!
272 :
とある夢見男1号
:2004/01/19(月) 23:11
今日は、オフの日。
だというのに、僕は思いっきり風邪をひいて寝込んでいた。
「あ〜、マジでごめん・・・」
「いいから。ちゃんと寝てなさい」
今、僕が謝っている相手は石川さん。さっきから妙にお姉さんぶっている。
しばらく前から、僕と同じくオフだった石川さんと吉澤さんがお見舞いに来てくれていたのだった。
吉澤さんの方はと言えば、台所で2人で作ってくれたおかゆの火の番をしている。
「ああーーーーっ!!」
すると、その時、台所から吉澤さんの大きな叫び声が響いた。と同時に、ひょっこり顔を覗かせる。
「ごめーん、こげちゃった」
「何でよー!? もう残り御飯なかったよ?」
あっけらかんと報告する吉澤さんに、心底困った様子の石川さん。・・・ちょっと熱出てきたかもしんない。
「だーいじょうぶだって。すぐにいいもの買ってくるから。待ってろよ!」
そう言うと、最後にビシッと僕を指差し、吉澤さんは勢いよく僕の部屋を飛び出していった。
「・・・何買ってきてくれんのかな・・・」「・・・食べれるものだといいね」
「ねえねえ、冷蔵庫にゼリーあったよ!」
そのあと、しばらく冷蔵庫をごそごそしていた石川さんが、何だか声を弾ませて戻ってきた。
「これだったら食べれるよね?」
「うん、ありがと」
そう返事して、僕はゼリーとスプーンを受け取ろうとする。でも、ニコニコしながら持ったままの石川さん。
「食べさせてあげよっか? あーんって」
そう言って、悪戯っぽく笑いながら、石川さんはあーんと口を開けてみせた。
「・・・あ、あほなこと言うな」
ちょっと内心の動揺を抑えつつ、僕はゼリーとスプーンを慌てて奪い取る。
「えーっ、遠慮しなくていいのにー。じゃあ、ちゃんと食べれるか見ててあげるね」
そう小さな子を相手しているように言うと、石川さんは優しげに目を細めて僕の枕元に座っていた。
そのあと、かなり気恥ずかしいその時間は、吉澤さんが袋いっぱいのレトルトおかゆを買って帰ってくるまで続いていた。
273 :
名無し娘。
:2004/01/20(火) 15:53
ここで石川じゃなく
あれこれ悩んでいるうちに全種類おかゆを買ってしまった吉澤に萌えるのが玄人
274 :
名無し娘。
:2004/01/20(火) 17:08
>>273
素直に石川に萌えてしまった俺はまだまだ素人ってことか_| ̄|○
275 :
名無し娘。
:2004/01/20(火) 18:40
>>273
俺もまだまだ素人か
そりゃ、新年早々離婚協議に入るわけだ_| ̄|○
276 :
名無しちゃんいい子なのにね
:2004/01/20(火) 23:03
>>273
むしろ貴方に萌えてしまうオイラは?
277 :
名無し娘。
:2004/01/20(火) 23:05
>>275
イ`
278 :
とある夢見男1号
:2004/01/20(火) 23:32
今日、帰り道が矢口さんと一緒になった。
ちょうどいい時間だったので、僕たちはそのまま御飯を食べに行くことになった。
「ねー、どこ行く?」
僕の隣をトコトコ歩きながら、矢口さんが僕を見上げてそう尋ねる。
「んー、そうですね・・・寒いからラーメンとかどうですか?」
「お、いいねえ! おいしいとこ知ってんの?」
僕の提案に、すっかり乗り気の矢口さん。さっそく僕はお店の方へ足を向け直した。
「へー、何かオシャレな感じのとこだねー」
僕が案内したラーメン屋に入ると、矢口さんは落ち着いたシックな雰囲気の店内をチラチラ見回しながら席に着く。
「ま、せっかく女性を連れてきてますからね」
「あっ、そういうこと言うようになったか〜。えいっ、こいつめっ」
少しおどける僕に、そう言いながら矢口さんは割り箸で僕の腕や頭をツンツン突付いてきた。
「何にしようかな〜」
足をプラプラさせながら、メニューを手にする矢口さん。矢口さんが持つと、何だかメニューも大きく見える。
「ここ、味噌がおすすめですよ」
「う〜ん、でも塩も食べたいんだよな・・・あっ、そうだ」
僕の言葉に、しばらく迷っていた矢口さんが何か思いついたようにニヤッと笑った。
「おいら味噌注文するから、塩注文してね」
「・・・つまり両方とも食べるってことですね」
苦笑まじりの僕の確認に、矢口さんはニッコリ笑いながら頷いていた。
「・・・んまい! 味噌も塩も両方うまい!」
「それは何より・・・って、塩の方のチャーシューまで食べないで下さいよ!」
「そんな小っちゃいこと言うなって。いい男になれないぞ」
笑いながらそう言って、満足そうに麺をすする矢口さん。まあ、連れてきた甲斐があったというものだ。
「・・・今度醤油食べに来ようね」
相変わらず麺をすする中、ふと箸を止めてそう呟いた矢口さんは、今度は少し小さくなってスープを口に運んでいた。
279 :
名無し娘。
:2004/01/22(木) 02:20
やぐやぐ(*´д`*)ポワワ
280 :
280
:2004/01/22(木) 03:01
今日、加護ちゃんと辻ちゃんが楽屋の端っこで
ヒソヒソ話をしていた。
「……やなー…遺伝?……か…うちのお母んだって…」
「でもでも、…大きく……お姉ちゃ………」
「焦…。そのうち……」
なにやら真面目な顔して会議を開いているようだが、
僕は新曲の事を考えていてあまり気にしなかった。
だが、近くで雑誌を読んでいた矢口さんがいきなり、
「な〜にナマ言ってんだよ!
そんなもんは揉んで貰えば大きくなるんじゃないの〜〜!?」
…どうやら胸の事を話し合っていたようだが。
「どーせならコイツに頼んでみれば〜?キャハハ☆」
おいおい…なに言い出すんだとあきれていた俺に
辻ちゃん加護ちゃんは顔を赤らめながら俯いていた…。
「ホラホラ、辻が悩んでるんだから〜、年上として相談に乗ってやれヨー♪」
「矢口さん!そ、そんな事急に言われても…」
口ごもっていた僕だが、年下のメンバーがまじまじと僕を見てくる。
「…よーし、僕が大きくしてやる〜〜〜!!!」
そういって手をにぎにぎしながら二人の方へ向かって行くと
「「キャア〜〜♪」」
待て〜とか言いながら僕たちは楽屋を走り回っていた。
…ふと気が付くと藤本さんとが、自分の胸を見て溜息をついていた。
「センパイはやっぱり大きいほうがよかと??」
「どうなんですか!?」
「……れいなやえりよりは大きいです……」
…ふと気が付くとガキさんとが、自分の胸を見て深く溜息をついていた。
281 :
280
:2004/01/22(木) 03:34
ハロモニの収録も終わり、楽屋で雑誌のアンケート待ちをしていた。
「センパイ!この四人の中だったら誰がイチバン可愛いですか!?」
「…はい?」
お豆ちゃん…ちっちゃな顔してなんて質問するんだよ…。
楽屋は丁度、僕と五期メンの5人しかいない。
えーっと…とか言ってると向こうの方で三人も、
興奮した顔で答えを待っている。
「そ、そーだなー…ぼ、僕は皆の事が好きだな!!あはは…」
「またまたぁ〜、実はこの眉毛にメロメロなくせに♪」
「そうですよ、てっきり『フッ…麻琴だよ…』って言うと思ったのにぃ〜☆」
「あの時『愛ちゃん』って言ってくれたのは嘘だったんですか!?」
「…あ、あの…その……」
そこへマネージャーが来て僕だけが呼ばれた。
ワーワーキャーキャー騒がしい楽屋を後にして
廊下で携帯を取り出しメールを打った。
『可愛いよ☆』
アンケートもソツなく終わり楽屋に帰ってきてその子の隣に座った。
先程と同じく何も話してくれないが、
顔を真っ赤にしながらもそもそと干し芋を食べていた。
282 :
名無し娘。
:2004/01/22(木) 10:17
コンコ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!!
283 :
名無し娘。
:2004/01/22(木) 13:23
>>280
面白かったんだけどちょっと気になったので
>…ふと気が付くと藤本さんとが
>…ふと気が付くとガキさんとが
「と」が余計なのかもう一人加えるのかなと
そして折れもコンコ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!!
284 :
名無し娘。
:2004/01/22(木) 22:53
年が明け、もう月の下旬にさしかかろうとしている。
狂牛病問題が大変らしいが、忙しい僕にはあまり関心がなかった。
なんかここ最近、スケジュールがキツイ。
今日も朝から長野の山中でロケがあり、夜には東京に戻らなければいけないらしい。
「あれ?なんか元気ないね。どした?」
「最近忙しいんで、あんまり寝てなくって。」
疲れたまま長時間の移動、ホントは休みたかったが、
安倍さんと2人って聞かされた時、「行きます」と答えてしまっていた。
「なっちも最近疲れてるんだよね〜。じゃ、着くまで寝てよっか。」
言うが早いか、安倍さんは僕に寄りかかって目を閉じてしまった。
肩に感じた重みと、かすかに薫る髪の香り。
安倍さん。
…眠れないっす。
結局一睡も出来ないまま目的地に到着。
眠ったことで移動の疲れもないのか、
安倍さんは元気いっぱいだ。
辺り一面の白銀の中で、撮影の準備が出来るのを待っている。
「雪なんて久しぶりです」
「そう?なっちは冬ってこうなんだと思ってたけどな」
「子供の頃は、たまに雪が降るとすっごく嬉しかったですよ。
北海道の雪景色とか、すっごく憧れてましたねー。」
「ねぇ、いつか一緒に行く?北海道。」
「ホントですか?」
「いつか、ね。」
そう言って笑う安倍さんを見ると、来てよかったと思う。
285 :
名無し娘。
:2004/01/22(木) 22:53
ちょうど準備が出来て、僕らは撮影のために呼ばれた。
寒かったせいか、休憩を挟みながらだったので
終わる頃にはもう日が傾いていた。
「疲れたねー」
「ええ、それに寒かったですし。」
「ね、ちょっと目つぶって。」
「えっ!?」
安倍さん。…近いっす。
でも、感じたのは冷たさと痛みだった。
ゆ、雪玉…。
「ひどいっすよ、安倍さん」
「ニヤニヤしてるからですよ〜だ」
そう言って、笑いながら近づいてくる安倍さん。
「で、どこにぶつかったの?」
「ここですよ、おでこ。」
「ねえ、ちょっと見せて。」
髪をあげてしゃがむ僕のおでこに手を当てて、
たんこぶ出来てないから大丈夫っしょ、だってさ。
「痛かった?」
「ちょっと」
不意に感じた、柔らかい感触。
おでこをぬぐうと、口紅がちょっと付いてた。
痛みはなくなったけど、熱出てきたかも…。
「ね、直った?」
そう言って、少し照れながら笑う安倍さん。
帰りもやっぱり、僕だけ眠れなかった。
286 :
名無し娘。
:2004/01/23(金) 02:19
お、俺も、これから長野の山奥行ってくる!
287 :
名無し娘。
:2004/01/23(金) 02:19
萌え尽きたぜ…真っ白に…
288 :
280
:2004/01/23(金) 03:57
>>283
『と』が要らなかったね、ご指摘サンクス。
批判もないのでもういっちょ。
289 :
280
:2004/01/23(金) 03:58
今日は一日コンサートに向けてのダンスレッスンで皆ヘトヘトになっていた。
メンバーは夕御飯もそこそこに、ホテルの部屋で寝ている様だった。
僕は部屋で雑誌を読んでいた時にインターホンが鳴った。
「こ、こんばんわ…まだ起きてましたか??」
ロンTに腿のあたりで切った短いGパンの田中さんが立っていた。
「うん、起きてたよ。それよりどうしたの?」
「あ、あの…なかなか寝付けなくて、でも…さゆもえりも寝ちゃって……」
「そっか、少しお話でもしよっか?」
そう言うと田中さんは笑顔で頷いた。
大変だねー。と相槌を打ちながら僕は田中さんの話を聞いていた。
ベットに座り胡坐をかいて枕を抱きつつ、
方言を交えてしゃべりまくっている。
「そーなんよー。塾長が結構厳しくて…でもぉ〜、さゆには優しくて…」
話が進んでくなか、いつのまにか質問タイムになってきた。
「じゃあー、センパイは私とさゆとえりの中で誰が一番カワイイですかぁ??」
「え!?…えーとそれは…そうだなぁ〜…」
「…もう!早く答えてくださいよ〜!!」
どうして女の子ってこういう事聞きたがるんだろう?とか思いながらも
胸元からチラチラ覗く光景に困っていた。
290 :
280
:2004/01/23(金) 04:00
当の本人は困っている僕の顔を見ながら楽しそうにしていたので
「ばかだな。れいなに決まってるだろ。」
いじわるして真面目な顔をして田中さんの目を見ながら答えた。
すると、え?とか、あの…その…とか言いながら枕に顔を埋めている。
「れいなが一番かわいいよ」
畳み掛けるように言ってやった。
「も、もう!…えりやさゆにも同じこといっとるんでしょ!?
そ…そんな事いっても騙されんから!…浮気もん!スケベ!!
いいです!…もう寝ます!」
そう言い残すと枕を僕に投げつけて部屋を出て行ってしまった。
やりすぎたかなー?と思いながらもさっきから眠気も強く、
とりあえず寝る準備に取り掛かった。
歯を磨き終えて、洗面所から戻ってくると携帯にメールが来ていた。
『突然でて行ってスイマセンでした。
…さっきのはなしはホントですか?? れいな』
291 :
名無し娘。
:2004/01/23(金) 11:52
れいなキュン♥
292 :
名無し娘。
:2004/01/24(土) 03:26
れいなあああああああああああああ
293 :
280
:2004/01/24(土) 04:21
今日は午後から仕事だったので、
午前中は紺野さんと小川さんとペットショップに行った。
「カワイィ〜〜♪この犬の目元なんかあさ美ちゃんそっくりー。」
「ひどーい、垂れてるって言いたいの!?」
きゃあきゃあ言いながらイヌとじゃれ合っている。
ふと、僕はチワワに目を向けた。
「こいつもカワイイな〜。」
抱き上げるとチワワが僕の顔をペロペロ舐め始めた。
「「カワイイ〜〜♪」」
二人も寄ってきてチワワを交互に抱っこしている。
名前を見てみると『亜沙魅(あさみ)』と書いてあった。
「へー、あさ美ちゃんと同じ名前なんだー。」
「あのチワワとだったら一緒に住んでみてもいいかもなー。」
呟き気味に言う僕とは対象に、
TV局に向かう途中でも二人はイヌの話で盛り上がっていた。
収録も無事に終わり帰り支度をしていると急に、
「そーそー!みなさん聞いてくださいよ〜。」
突然小川さんが大声を上げて話し始めた。
「センパイの顔を『あさみ』がペロペロ舐めてたんですよ〜!」
メンバー全員がはあ??という顔をしてもさらに話は続いて
「センパイもコイツとだったら一緒に住んでみて見たいなーって言ってたし♪」
高橋さんが物凄い形相でこっちを見ていたが
「!…ち、違います!!あさみはあさみでも…そんな…
センパイの顔を…ペ、ペロペロ…もう!まことーーー!!!」
紺野さんは頬を真っ赤っ赤に染めながら小川さんを追いかけて
二人は楽屋を出て行った。
「…紺野さんもやるときはやるんですね…」
道重さんが的外れな意見を言っていた……。
294 :
280
:2004/01/24(土) 04:32
>>282
291 292さん れす嬉しいッス。
短い文章体&ほのぼの系が俺には書けん。
295 :
名無し娘。
:2004/01/24(土) 08:11
>>293
紺野がペロペロ・・・(;´Д`)
296 :
名無し娘。
:2004/01/24(土) 13:10
>>293
シゲさんの反応ありそうでワラタ
297 :
名無し娘。
:2004/01/24(土) 13:53
>>293
おいマコ、お前わざとだろw
298 :
280
:2004/01/25(日) 00:07
今日は吉澤さんとジュースをかけてゲームをしていた。
「じゃあねぇ〜、ののの下着の色と柄!!」
僕は『白の無地』吉澤さんは『白は白でもキティーちゃん柄』で勝負!
・・・・・・
僕はジュースを買いに行く途中、何故か心が和んでいた。
299 :
280
:2004/01/25(日) 00:08
続いては加護ちゃんの下着の色になった。
僕は『白』吉澤さんは『黒』で勝負!
・・・・・・
僕はジュースを買いに行く途中、少し恥ずかしい気分だった。
300 :
280
:2004/01/25(日) 00:09
最後は梨華ちゃんの下着の色になった。
「「ピンク!!」」
思わず僕たちは顔を見合わせて笑ってしまった。
吉澤さんは?と聞くとグーで殴られた。
…何色だったんだろうか?
301 :
名無し娘。
:2004/01/25(日) 01:10
>>298
なごむなぁ。
302 :
280
:2004/01/25(日) 05:07
「北海道はいいですよ〜☆ホタテにウニにあわびも美味しいし!」
「越前カニはさいこーなんよ♪どこぞのたらばや毛がになんぞ…」
藤本さんと高橋さんが、僕の右腕と左腕を掴みながらお国自慢を披露している。
二人の話を交互に聞きながら僕は困り果てていた。
…バリ!……バリボリ!!
その音にびっくりして振り向いてみると、
亀井さんがこっちを睨みながらせんべいを食べていた。
303 :
280
:2004/01/25(日) 05:11
>>301
和んでいただければ幸いデス。
いち読みてとして作者さんの作品も期待します!
304 :
280
:2004/01/25(日) 05:12
いち読みてとして『他の』作者さんの作品もでした…<(_ _)>
305 :
とある夢見男1号
:2004/01/25(日) 22:17
今日、楽屋にいると、
安倍さんと辻ちゃんと加護ちゃんが先日撮ったらしいプリクラを見せ合っていた。
「やーだ、ののもあいぼんもヘンな顔ばっかしてるべさ」
「えーっ! なちみの方がヘンだよー!」
「そうやそうや。この安倍さんなんか、ありえへんぐらいアホ面や」
僕から見ればどっちもどっちだけれど、当人たちはやいのやいのと騒いでいる。
「アホじゃないべさ! もうお母さんに言うかんね!」
「うるさーい! ちょっとは静かにしなさい!」
すると、その時、読んでいた本から顔を上げた飯田さんが、プリクラ3人組を一喝した。
「・・・怒られちゃった・・・。お母さーん、カオリに叱られたべさー」
小さく肩をすくめながら、こっそりとお母さんに小声で報告する安倍さん。と、傍にいた藤本さんがニヤッと笑った。
「安倍さんのお母さーん! かわいい後輩の藤本でーす! 今度、鮭トバ送って下さーい!」
そう言って安倍さんをからかう藤本さんに続き、僕も安倍さんのお母さんに御挨拶。
「いつも安倍さんをお世話してまーす! 僕にはカニお願いしまーす!」
「こら、あんたたち! 何なっちのお母さんにたかってるべさ!」
そう言いながら膨れっ面になる安倍さんを見て、僕たちはお腹を抱えてゲラゲラ笑っていた。
その時、僕の目に、ふと飯田さんの姿が映る。
飯田さんは、本から顔を上げたまま、仕方ないなあって顔をしながら静かに優しい微笑みを浮かべていた。
いつのまにか、安倍さんも笑ってた。
306 :
名無し娘。
:2004/01/25(日) 22:37
>>306
ヤベーよ、ちょーヤベー。
なんか分かんねぇけどすげー泣きそうだよ。
307 :
名無し娘。
:2004/01/25(日) 23:01
>>306
落ち着け
気持ちはわかるが・・・
308 :
名無し娘。
:2004/01/26(月) 00:36
>>305
リーダーの微笑みが想像できるのが(・∀・)イイ!!
309 :
名無し娘。
:2004/01/26(月) 01:49
かすかに開いた病室のドアから
白く 細く 明かりが漏れる
泣きじゃくる紺野さんの頬に落ちる涙を
安倍さんの柔らかな手が そっと拭う
二人の時間は ゆっくりと流れて
ここにも ひとつ 卒業コンサート
310 :
名無し娘。
:2004/01/26(月) 05:22
>>309
いいよーいいよー!コンコンマンセー!!
311 :
名無し娘。
:2004/01/26(月) 22:34
>>309
。・゚・(ノД`)・゚・。
312 :
280
:2004/01/27(火) 00:58
最近メンバー内で手作りの食べ物の差し入れが流行っている。
明日はおにぎりを皆で作ってくるということになっていて、
今日は午前中からダンスレッスンと言う事でお昼には皆ハラペコ状態だ。
「テレレレッテレー♪(ドラえもん風)加護のおかかおにぎり〜!」
「やっぱりおにぎりと言えばシーチキンでしょ!!」
「麻琴はまだまだだべさ。ここは安倍家御用達のスクランブルエッグで決まりだべ!」
「カオリンは味噌汁を作ってきましたー。」
おおー!と皆の感嘆の中、次々と紙コップに入れ始めた。
他のメンバーは鮭、昆布、梅、はたまた混ぜご飯などなど…僕らは早速食べ始めた。
紺野さんや道重さんは、熱々の味噌汁を注いだ紙コップと悪戦苦闘している。
…ふと辻ちゃんを見てみると…泣いていた。
どうしたの?大丈夫?と皆心配したが、辻ちゃんは少しずつ話し始めた。
「…ヒック…なつみがいなく…なっちゃうって思ったら…ヒック……
…な…なつみの…おにぎりとか……ヒック……もう食べれないのかなって…。」
「…ばかね、この子は。また何か作って持ってきてあげるべさ。」
ホント?と聞く辻ちゃんに、安倍さんは頭を撫でながら笑顔で頷いていた。
313 :
280
:2004/01/27(火) 00:58
少しして落ち着いた後、おどけながら加護ちゃんが話し始めた。
「しかしなーのの、ウチのおにぎり食べながら泣くのはヒドイやん。」
「…あいぼんの…美味しくないけど…ヒック…がまんして食べてるんだよ!」
…だったら食うなー!と叫びながら辻ちゃんを追っかけ回し始めた。
それでも右手のおにぎりと左手の紙コップを離さない辻ちゃんはさすがだ。
その日の楽屋は午後のレッスンが始まるまで笑い声が絶える事は無かった。
314 :
名無し娘。
:2004/01/27(火) 22:29
・゚・(ノД`)・゚・
315 :
とある夢見男1号
:2004/01/30(金) 22:26
今日、高橋さんと一緒に、コンビニへ買い物に出かけた。
そして、その帰り道のこと。
「持っといたげるよ、ほら」
「あ、お願いします」
コンビニの出入口付近で、両手が塞がって財布をしまうのに悪戦苦闘している高橋さん。
僕は少し笑って、高橋さんのコンビニ袋と屋内で外していたマフラーを引き受けた。
「もう大丈夫です」
そう言って、高橋さんは照れたように笑う。お互いの吐く息が、まだ少し白い。
かすかに身を震わせた高橋さんの首を、僕はそっとマフラーで包み込んだ。
「あ・・・」
その瞬間、かすかに声を漏らして、高橋さんは恥ずかしそうにうつむく。
僕がマフラーを巻いている少しの間、高橋さんはそのままじっと動かなかった。
「よし、完成。かわいくできました」
「・・・はい・・・あったかいです」
そう言って高橋さんは温もりを確かめるようにマフラーに顔をうずめると、赤くなった頬をほころばせて微笑んでいた。
「あれぇ、愛ちゃん暑くない? マフラーとらないの?」
そのあと、楽屋に帰ってからしばらく経った頃、小川さんが不思議そうな顔をして高橋さんに尋ねている。
「ええの。まだしとくの」
どこか得意げな嬉しそうな顔でそう応えると、高橋さんはマフラーに顔をうずめながら膝を抱えて丸くなっていた。
316 :
名無し娘。
:2004/01/31(土) 01:09
(*´Д`)ポワワ
317 :
名無し娘。
:2004/01/31(土) 02:55
ああ、マフラーになりたいw
318 :
280
:2004/01/31(土) 05:12
今日は先日にガキさん家のハムスターがめでたく
子供が出来たという事で写真をいっぱい撮ってきた。
「いやぁ〜、マジで可愛いわ。矢口も一匹貰えば?」
「かおりが飼えばイイジャン。オイラはイヌがいるしなぁ〜…あぁ!でもコイツカワイィ♪」
六期のメンバーもカワイイ!を連発しながらみんな写真を回して見ている。
「飼い主に似るって言うけど、この子なんかガキさんそっくりだべさー。」
「安倍さんヒド〜イ!私のおでこ見ながら言わないで下さいよー!」
「でも解るよ。ちっちゃいくて可愛いくてガキさんにそっくりだとオイラも思うゼ!」
それを聞くとガキさんは眉毛を上下させながら照れていた。
「解る解る、こんなに可愛いとちゅ!ってしたくなるよね。」
僕の発言によしこが突っ込んできた。
「あれれ!?それはつまりガキさんとちゅーしたいって事か〜??…コノ女たらしが!!」
それを聞いたメンバーが次々と話し始めた。
「来る途中にゲーセン有りましたよ!今から私と撮りにいきます?」
「藤本センパイ!抜け駆けはダメです!……れいなだって…写真撮って見たい☆」
「…私もいつでも完璧です!今すぐ携帯で撮れます!ちなみに200万画像です!!」
少しして携帯に田中さんからメールがきた。
『センパイの…うわきもん!!(○`ε´○)プンプン!!』
向こうでは亀井さんが可愛く僕を睨んでいた。
319 :
名無し娘。
:2004/02/01(日) 00:23
うわきもんって……(*´Д`)
320 :
名無し娘。
:2004/02/01(日) 00:33
(*´д`*)
でもこんこん完璧じゃないよ
画像じゃなくて画素だよ
321 :
とある夢見男1号
:2004/02/03(火) 00:10
今日は、恒例の豆まき大会。
「ほな、やろか」
そう言って鬼のお面を掴み楽屋の外へ出て行く中澤さんは、すっかり心得たもの。
同じく、その後へ続いてドアへ向かう保田さんは、まだいまいち納得いってない感じだった。
「ガキさん、気合入ってるねー」
「もちろん。『豆』と呼ばれた女ですよ、私は」
僕の言葉に、そう応えて新垣さんは不敵に微笑む。いつにもまして全開のおでこが、眩しいくらいかっこいい。
「・・・そろそろ来ますね」
そう呟き、静かに豆を掴むと、新垣さんは素早くドア付近へと移動した。
「先手必勝。一撃で仕留める」
すっかりその場をリードし始めた新垣さんの言葉に、みんな一斉に息を飲む。
と、その時、ドアが勢いよく開かれた!
ゴツンッ!!
次の瞬間、勢いよく内側に開かれたドアの角が、虎視眈々と待ち構えていた新垣さんのおでこを直撃する。
「「・・・ガ、ガキさぁーーーーーーんっ!!」」
僕たちの絶叫がこだまする中、
スローモーションのように崩れ落ちてゆく新垣さんの掌から、涙のように豆がこぼれ落ち、床を打った。
「新垣さんの仇!」
塾長の屍を乗り越え、鬼に向かって必死で豆を投げる亀井さん。でも、豆は横や後ろとあらぬ方向へ飛んでいく。
「えり、何やっとーと! こら、さゆ! 拾って食うなっちゃ! ・・・ごふあ!」
嵐のように豆が飛び交う中、最期の時まで同期を支え続けた田中さんの姿を、僕は生涯忘れないだろう。
とっくの昔にお面が外れているはずの中澤さんと保田さん。その表情は、まさに鬼神。
激戦の中、僕の目の前で次々と仲間たちが倒れてゆく。そして、それは、その時だった。
「「・・・り、梨華ちゃん!?」」
322 :
とある夢見男1号
:2004/02/03(火) 00:14
>>321
の続きです。
「こ、こら! 離さんかい!」「ちょっと! 離しなさいよ!」
石川さんが自分の身を呈して、中澤さんと保田さんの動きを封じている。
「・・・さあ、今よ! ・・・みんな! 私に構わずやって!!」
そう訴える石川さんの表情は、まさに闘いの女神。石川さんの必死の叫びは、僕の心を激しく突き刺した。
「「うおりゃあああああああっっ!!!」」
その瞬間、生き残っていた吉澤さんと辻ちゃんと藤本さんが、何の躊躇もなく石川さんもろとも鬼に豆を投げまくる。
「えっ・・・うそ、ちょ・・・きゃあああああああああっ!!」
「・・・えいっ」
少し遅れて、なぜか生き残っていた道重さんも、石川さん目がけて豆を投げていた。
「・・・・・・人間って、悲しいね・・・」
鬼と共にボロボロになって床に横たわる石川さんの頬は、涙に濡れ続けて乾くことはなかった。
「「鬼はぁー、外! 福はぁー、内!」
そのあと、生き残った僕たちは、累々と横たわる屍を背に、窓に向かって豆まきをした。
青空に吸い込まれていくような豆は、さっきまでと同じものとは思えないほど美しい。そんなことを思っていた、その時。
「・・・・・・痛っ! 何だべさ!?」
下から聞き覚えのある声が聞こえて、僕たちは思わず2階下を見下ろした。
「・・・あっ・・・こら、あんたたち! 何やってるべさ!」
そこには、僕たちに気付いて口を尖らせながら上を見上げている小っちゃな安倍さん。別時間での現場入りらしい。
「おーい、なちみー! いっしょに豆まきしよー!」
安倍さんの姿を見つけた辻ちゃんが、窓から落ちそうな勢いでぴょんぴょん跳ねながら手を振っている。
「豆まきー? んー、分かったー! 今行くねー!」
そんな辻ちゃんに応えるように、安倍さんもニッコリ笑うと、ぴょんぴょん跳ねながら手をぶんぶんと振っていた。
323 :
名無し娘。
:2004/02/03(火) 01:45
(*´Д`)ポワワ
324 :
名無し娘。
:2004/02/04(水) 01:55
「なちみ」発言萌え。。。
325 :
名無し娘。
:2004/02/04(水) 02:17
なんか最近各所のネタでなちみなちみ書かれてるが、ただそれが書きたいだけちゃうんかと
326 :
名無し娘。
:2004/02/04(水) 10:48
いや、夢見男が書きたかったのは、むしろ豆まきシーン。たぶん。
327 :
名無し娘。
:2004/02/05(木) 00:11
いや、むしろガキさんのおでこシーン。
328 :
280
:2004/02/05(木) 03:58
「あ、あの…ココに座ってもエエか…?」
朝の楽屋での待ち時間で加護ちゃんが話しかけてきた。
向こうでは辻ちゃんが、安倍さんの座っている膝の上に乗って喋りまくっている。
事情を察知した僕は読んでた小説を中断して、ポンポンと膝を叩いて頷いた。
「ありがと!!…実はな、最近ののがな……」
露骨に向こうを意識しながら僕に話しかけてくる。
僕と安倍さんはしょうがないなー、って顔を見合わせながら頷いていた。
「「「おはようございまーす!!」」」
続々とメンバーが楽屋入りする中、加護ちゃんvs辻ちゃんの攻防は続いていた。
さっきから矢口さんや飯田さんはこっちを見ながらニヤニヤしている。
「あー!加護ちゃんズル〜イ!…私もセンパイの膝の上にのりたーい!!」
藤本さんは来るやいなや、ドス!っと僕の膝の上に乗ってきた。
その衝撃に耐えられずそのまま後ろのひっくり返ってしまった。
…ドンガラガッシャーン!!
パイプ椅子ごと三人は派手に転んでしまった。
329 :
280
:2004/02/05(木) 04:00
…プニプニ…プニプニ…
僕は顔にやわらかい感触を受けながら目を開けた。
…顔の上に加護ちゃんの胸が…当たっていた。
「…!!!ご、ゴメン…その…あの……」
加護ちゃんは耳を真っ赤にしながら僕の上でモジモジしている。
その直後、マネージャーが来てとりあえずその場は収まった。
マネージャーが今日の経緯を皆に話している最中、藤本さんはどこか嬉しそうだ。
話も終わりマネージャーが出て行くと藤本さんが話しかけてきた。
「センパ〜イ、さっきはホントゴメンなさい!…もう痛くないですか?」
「うん、もう平気だよ。藤本さんこそ…」
「ですよねぇ〜!!加護ちゃんのおっぱいが顔に当たってたんですからネェー!!!」
僕の話を遮る様に、突然大声で話し始める。
「『加護ちゃん!』のが『大きく!』て良かったですネ!」
「い、いや…それは…」
「それじゃお先にメイク室に行ってマース!!」
語尾を強めながらアタフタする僕を尻目に颯爽と楽屋を出て行った。
…高橋さんが写真集でも見たこと無い笑顔で、一歩一歩こっちに向かって歩いてくる…。
「…やっぱりせんぱいは大きい方がすきなんですね…」
藤本さんが出て行ったドアを見ながら、道重さんが場違いな言葉を呟いていた。
330 :
名無し娘。
:2004/02/06(金) 22:35
>>329
なんかええなぁ。うらやますぃ〜〜〜
331 :
とある夢見男1号
:2004/02/07(土) 00:13
今日、加護ちゃんと一緒にお昼を食べに出かけた帰り道、
歩いていると高校生ぐらいのグループとすれ違った。みんなめいめいに大学の赤本を持っている。
「あー、もうそんな時期かあ・・・」
『早稲田大学』『立命館大学』『ペパーダイン大学』・・・。
通り過ぎて行くいろんな大学名の赤本をちらっと見やりながら、僕は一人そう呟いた。
「こんなふうに仕事してなかったら、受験生やってたのかもなー」
「ん? 何の話?」
そんな僕の呟きに、隣で一生懸命クレープを食べていた加護ちゃんが首を傾げる。
「うん、娘。やってなかったら何してるかなって話」
すると、加護ちゃんは、ちょっと口の横にクリームを付けたまま、うーんと考え始めた。
「看護婦さんかな。お母さんがそうやったから」
「へえ・・・」
まともな加護ちゃんの答えに、僕は思わず声を漏らす。すると、加護ちゃんが悪戯っぽくニヤッと笑った。
「あ、今ウチのかわいいナース姿、思い浮かべたやろ」
「なっ・・・そ、そんなもん、いちいち思い浮かべねーよ」
僕は、大慌てで頭の中のナース加護ちゃんをかき消した。
・・・薄いピンクのコスチュームだったなんて口が裂けても言えない。
「そんなもんて何や! めっちゃ腹立つわ。注射して泣かしたるねん」
そう言って僕を睨む加護ちゃんは、まださっきのクリームが付いたまま口を尖らせてむくれていた。
332 :
名無し娘。
:2004/02/07(土) 00:33
ペパーダインワロタw
333 :
名無し娘。
:2004/02/07(土) 01:27
いい年こいて注射キライだけど、あいぼんにされるならどんなに痛い注射でも我慢できる
334 :
名無し娘。
:2004/02/08(日) 05:49
ナ・ー・ス!ナ・ー・ス!w
そういえば数年注射してないなぁー…
335 :
名無し娘。
:2004/02/08(日) 08:44
>>334
策士こんこんさんがいるな
336 :
名無し娘。
:2004/02/08(日) 22:55
「辻ちゃん、今日は静かだね。」
いつも元気な辻ちゃんがおとなしいので話しかけてみた。
「今日のぉが出るブレーメンがOAなんだよね。いまからキンチョーしてるんだ。」
「へぇ、のんつぁんでも緊張することあるんだね。」
「ひどぉい!のぉだって人並みにあがるんだってばぁ〜」
次の日
「辻ちゃん、ブレーメン見たけどよかったよ。いつもとは別人みたい。ネコちゃんかわいかった。」
「はぁ〜ありがとぉ。のぉすっごいがんばったんだから!最初のダンスのとこなんかよかったでしょ!」
ふたりで盛り上がっていると、高橋愛ちゃんが不安げにじっとこっちを見ていた。
僕が何か声をかけてやろうとすると辻ちゃんが、
「愛ちゃんのがよかったから次をやるあたしもすっごいプレッシャーだったんだよね。でも上手くできてよかったよ!」
するといままで不安そうだった愛ちゃんがニコッと微笑んで
「あぃがとうございます♪」
辻ちゃん、いい子だね。
337 :
名無し娘。
:2004/02/11(水) 03:21
ノノチャ━━━━━━( ´D`)━━━━━━ン!!!!!
338 :
とある夢見男1号
:2004/02/14(土) 01:59
今日、仕事も終わって帰ろうとしたその時。
・・・バタッ、バタバタバタッ!
背後から聞こえるけたたましい足音に、僕は思わず振り返る。と、そこには息を切らせた高橋さん。
「・・・はぁ、はぁ・・・い、一緒に帰りましょう・・・」
「・・・お、おう」
高橋さんの何だか有無を言わせない雰囲気に、僕はただ頷くしかなかった。
「それにしても、15人分のチョコは凄かった。みんなでかかっても余ったもんなー」
今日は、恒例のみんなでバレンタインチョコの持ち寄り。さっきまでバクバク食べていた。
「・・・・・・あ」
「・・・どうしたの?」
その時、高橋さんが急にしょんぼりと肩を落とす。気になった僕は、高橋さんの顔を覗き込んだ。
「・・・あ、あの、やっぱり、もうチョコいらんですよね・・・」
「え? うん、まあ・・・い、いや、そんなことないかなー。結構チョコ好きだしなー、ははは」
僕の素直な返事で一気に暗くなる高橋さんを見て、僕は慌てて言葉を訂正する。
「ほんとですか!? 実は、まだあるんです」
そう言ってニッコリ笑顔を取り戻した高橋さんは、大急ぎで鞄をゴソゴソし始めた。
「・・・何で2つ?」
今、僕の手には綺麗に包装された2つの箱。そんな僕の疑問に、高橋さんは恥ずかしそうに口を開いた。
「1つは私の作ったやつで、もう1つはお店で買ってきたやつです。ええと、それで・・・」
そこで、高橋さんは頬を赤くしてさらに口ごもる。
「あ、あの、もし私の作ったやつがまずかったらどうしようって思ったから・・・それで・・・」
339 :
とある夢見男1号
:2004/02/14(土) 02:02
>>338
の続きです。
そのあと、2人で一緒に両方のチョコを食べながら帰った。
「これ、かなり高かったろ? めちゃくちゃうまいぞ」
お店の方のチョコを食べて、僕はびっくりする。高橋さんも口にするなり、目をまんまるにしていた。
「手作りの方は・・・あ、さっきと形が違う」
みんなと食べたのはハート型。今開けた箱の中は星型と三日月型。
三日月型のチョコをつまみながら僕がそう言うと、高橋さんは何故か所在なさげにモジモジしていた。
「あー、おいしかった。意外と入ったなー」
結局、チョコは2人ですっかり食べてしまった。
「やっぱり、お店のはおいしかったですね。私のは普通やわ」
そう言って笑う高橋さん。沈みかけた夕陽が、地面に2人並んで歩く影を長く引っ張っている。
「んー、でも、嬉しかったのは、愛ちゃんが作ってくれた方かな。ありがとう」
「・・・愛ちゃん?」
その時、僕より少し短い高橋さんの影がぴたりと止まった。
「・・・・・・・・・ふえぇ、えっ、ひっく・・・」
振り返ると、立ち止まった高橋さんがぽろぽろ涙をこぼして泣いている。
「愛ちゃん・・・」
子供のように泣きじゃくる高橋さんを、僕はそっと抱きとめた。
「・・・ごめんなさい・・・でも・・・でも、嬉しいんです・・・嬉しい・・・」
僕の胸元を濡らす涙は、高橋さんの言葉とともに僕の心をじわっと温かくする。
さらさらと高橋さんの髪を撫でる夕暮れの風が、ほのかに香る甘い香りを運んでいた。
340 :
名無し狼。
:2004/02/14(土) 03:00
「あ、センパイ…」
まこっちゃん、お疲れ
「へへへ…ダメですね、あたし、また泣いちゃって…」
何言ってんだよ、ちゃんと最後まで伝えきれたじゃないか
「え?」
安倍さんにちゃんとお礼言いたかったんだろ? 励ましてもらった時のこと
「う、うん」
そりゃ初っ端から泣きまくりで、ちゃんと話せるか、後ろでハラハラしながら見てたんだけどな、正直なところ
「えー、ひどーい」
だ、だからぁ、そんな俺の予想を覆したまこっちゃんは、もっと自分に自信持っていいってことだよ、な?
「またまたぁー、そんなこと言っちゃってぇー。照れるじゃないですかぁー、もー」
こ、こいつだけは…
「…でも、センパイが後ろで見ててくれてたから、最後まで言えたんだと思います」
え?
「やだ、もー、なに言わすんですかぁー、なし!今のなしですから!」
341 :
名無し娘。
:2004/02/14(土) 03:01
はぁ〜〜、ここの高橋が大好きだぁ〜〜〜。実物も結構好きなんだけど。。。
夢見男さんの高橋は最高ですよ。。。
342 :
名無し娘。
:2004/02/14(土) 11:09
>>341
お前俺
343 :
名無し
:2004/02/14(土) 12:04
チョコ2つ持ってくるところが萌えやね
344 :
341
:2004/02/15(日) 08:07
>>342
同士ハッケソ♪
345 :
名無し娘。
:2004/02/15(日) 12:01
二作品とも(・∀・)イイ!!
346 :
名無し娘。
:2004/02/16(月) 00:27
携帯でROMってたらしらない間に顔にやけてた・・・
347 :
名無し娘。
:2004/02/16(月) 02:13
(*´Д`)ポワワ
348 :
とある夢見男1号
:2004/02/17(火) 22:59
今日、翌日の地方でのコンサートのために、夕方から新幹線で移動した。
「なあ、何読んでるん?」
乗車してから時間も経ち、車内で文庫本を読んでいた僕に、
後ろの席でお弁当を食べていた加護ちゃんがひょっこり顔を覗かせた。
「んー、これ。夏目漱石。『ななめそうせき』じゃないよ」
手元の文庫本を見せながら、僕はからかい半分で加護ちゃんに応える。
「分かっとるわ、アホ!」
御飯粒を付けた口を尖らせてそう言うと、加護ちゃんは僕の頭をペシッと叩いて席へと引っ込んでいった。
「難しいの読んでますね」
その時、僕の隣に座っていた高橋さんが、そう声をかけてくる。
「まあ、こういうのも読んでみよっかなって」
まじまじと僕を見つめる高橋さんに、僕は照れ笑いを浮かべて応えると、再び静かに文庫本へ目を落とした。
「・・・・・・ん」
しばらくして、僕は重い瞼をゆっくりと開けた。どうやら寝てしまっていたらしい。
「・・・あっ」
その上、僕は隣の高橋さんの肩に頭を預けていた。慌てて身を起こす。
「ご、ごめん・・・」
「あ、いえ・・・」
小さくなって恐縮する僕に、高橋さんもちょっと困ったような顔で同じように恐縮している。
「やっぱ慣れないことするもんじゃないね、ははは・・・」
そう言って照れ隠しをする僕を見て、高橋さんはニコニコと楽しそうに微笑んでいた。
「それ、読ませてもらってもいいですか?」
そのあと、そんな高橋さんの申し出に、僕は当然のごとく素直に文庫本を差し出した。
その十数分後。
高橋さんは、僕の肩にもたれてスヤスヤと寝息を立てていた。
僕は高橋さんを起こさないように、そっと高橋さんの手から落ちそうな文庫本を取り上げる。
怖い夢とか見てないかな・・・。表紙の『夢十夜』というタイトルを目にして、僕は少しそんな心配をした。
ふと車窓から眺めた遠い夜空には、明るい星が一つ瞬いている。
花のつぼみのように静かな高橋さんの寝顔には、百年の時さえ忘れそうなほど穏やかな時間が流れていた。
349 :
その頃・・・
:2004/02/17(火) 23:07
ンァァ(;´ Д `)oO(なんでだろ?胃がシクシク・・・)
(⊃ ⊂)=☆
350 :
名無し狼。
:2004/02/18(水) 00:21
(竹内力の声で)『よう兄弟 メールが届いたぞ早くとった方がいいぞ』
あ、亀井ちゃんからメールだ
せωはo→ぃ、ぉ元気Gすか?ぇりっ∧oは、
せωはoぃに会ぇな<τ、ちょ→さひ〃Uぃτ〃→す★
ぇりっ∧oは加護さωみたぃなス〒≠な人になりたぃτ〃す★
なんだこれは? 「えりっぺ」? つか、読めねーよ!
(竹内力の声で)『よう兄弟、電話が鳴ってるぞ。早くとった方がいいぞ』
お?今度は電話か。
もしもし…うん、俺。
どうした? 随分あわててるみたいだけど。
いや、別に怒ってないよ?
私じゃない? ああ、さっきのメール? 加護ちゃん? ああ、やっぱり、
だよなー、亀井ちゃんって、へた文字って柄じゃないもんなー。
…いや、別につまらない性格とか地味とか、そういうことじゃないから。
…もしかして泣いてる? ああ、泣いてない、泣かないよね。
いや、そんなムキにならなくても。
じゃあ深呼吸しよーか、吸ってー、吐いてー、吸ってー、吸ってー、
吸って…って、おい大丈夫か!? まさか本当にやるとは…
ごめんごめん、亀井ちゃんがあまりに素直だから面白くってつい…
うん? そんなことないない、亀井ちゃんがいなくなったら、悲しいよ俺
…ダメ? 真剣さが感じられない? そうですか、すみません
じゃ、次のハロモニ収録日にロケ弁の漬物あげるから、それで勘…
ツーツーツー
…
…もしもし矢口さん? お疲れー。うん、おとめも順調っすよ。
ところで、そこに加護ちゃんいる? あ、そう。
ちょっとお願いがあるんですけど、思い切りドスをきかせて
「 お ぼ え て ろ よ 」
って伝えておいてくれるかな。じゃ、またー。
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