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ときめきモーニング

539 :サボリン:2004/01/10(土) 17:59
 
 
ピンポンピンポン!!、ピンポンピンポン!!
「ひとみ〜!!、早く開けろ〜!!」
「な、なんだよっ、○○、土曜の朝から、近所迷惑だろっ」
と、甚平を着たひとみがドアを開けて出てきた。
「いいから、ちょっと上がるぜっ!」
オレは挨拶もしないでリビングに乗り込み、さゆみちゃんをソファに寝かせた。

「ひとみ、喉かわいた、水くれ…」
「○○ッ、いきなりひとんちに来て、土足で上がり込むンじゃァねェッ!」
「…あ、ごめんごめん、急いでたから、それより水くれ」
靴を脱ぎながらひとみを見ると、口では怒ってるようだが顔は少し笑っていた。
「…なんだよ」
「…いや、○○がアタシんち来るなんて久しぶりだな」
そう言って、ひとみは台所に向かっていった。
…そう言えば、小学校の頃はよくここで遊んだもんだったが、
中学に入った頃からは全然遊んでなかったし、来ることもなかったな。
「…ほらよ、水」
「ありがと」ゴクゴク。
オレは一気に飲み干した。
「…ったく、どうしたんだよ、それにこの子はなんなんだよ?」
「お前まで巻き込みたくない、いいからしばらく休ませてくれ」
「…うん、いいけど、…あは、なんか今日の○○って男らしいな」
「そうか?…あ、なんか腹の足しになるモンない?」
「昨日の夕飯の残りならあるけど?」
「頼むわ」
「しゃーねーなぁ」

ひとみが持ってきた飯をオレはガツガツ食った。
テーブルの前にひとみが座ってジッと見つめる。
「…なんだよ」
「…あは、なんか照れるな」
「…なに言ってんだか」ムシャムシャ。
「そうだ、実は相談したいことがあったんだ」
「なに?」モグモグ。
「最近さ、変なことがよくあるんだ…
 …新聞と一緒に安っちぃブレスレットが入ってて
 『おそろいの持ってるんでつけて下さい』って手紙が入ってたり、
 夜中に『ピーマコ!ピーマコ!』って言ってるだけの電話があったり、
 あと時々、下着がなくなってたり……」
「…へぇ、ストーカーかな、っと、ごちそうさま」
オレはさゆみちゃんの様子を見てから、床にねっころがった。
「…なんだよ〜、ちゃんと聞いてくれよ」
「ごめん、疲れてるんだ、ちょっと寝かせて」ぐぅ…ぐぅ。
「いきなりひとんち来て飯食って寝るな、この!
 起きろ、○○、このバカ、起きろ」バシバシ。
「むにゃ」…ぐぅ…ぐぅ。
 

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