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ときめきモーニング

1 :サボテン:2003/09/10 15:13:57
季節を選択してください

1 春
2 夏
3 秋
4 冬

301 :名無し娘。:2003/11/15(土) 02:07
1de

302 :名無し娘。:2003/11/15(土) 11:15
1だす。

303 :名無し娘。:2003/11/15(土) 11:42
1でニキフォロフの故郷へ

304 :名無し娘。:2003/11/15(土) 19:54
1で。エクソダス〜。

305 :名無し娘。:2003/11/15(土) 20:18
2

306 :サボリン:2003/11/16(日) 10:59
 
「ここはおとなしく、ゆゆたんたちと温泉に行こう」
「…そうですね、わかりました
 それじゃ予定通り、新潟ルートでいきましょう
 温泉で気のゆるんだところで、隙を見て逃げましょう」
「…うん」
とりあえず中澤先生について4人で温泉に行くことになった。


さすがに新幹線は速く、雑談の間もなく1時間ちょっとで越後湯沢についた。
「うひゃひゃ〜、東京とは空気がちげーや!」と中澤先生。
「うほほーい、もう山が紅葉してるねえ!」と先生に抱かれた矢口先輩。
「およ?ありゃなんや?『ぽんしゅ館』やて、ヤグっさん、行きまひょか」
「おす、行きましょや、行きましょや」
と、二人はどんどん先に行ってしまった。
「待ってよ、ゆゆたん!」
「ふふ、しょうがない人たちですね」
…あれ?…愛ちゃんも意外に楽しんでるのかもしれないな。。

中澤先生たちの後を追って「ぽんしゅ館」に入ったが、、
うわっ、ヤバイ、名前の通り日本酒がバリバリ置いてある。
「プヒェャ! ええ酒や!」
試飲コーナーで幼児体の中澤先生が思いっきり日本酒を飲んでいた。
「お! 嬢ちゃん、粋だね!」
「おっさん、もうちっと辛口はないかぁ!」
「そんならコイツはどうや、八海醸造の八海山!」
「ん?どれどれ」ズビビビ
「かーっ、切れ味がええのう!」
「嬢ちゃん、通だね!」
「ちょっと、おじさん! 小学生にお酒飲ませないでよ!」
どんどん飲ませそうな勢いだったので慌てて止めに入った。
「お、兄さんもやるかい?」
「なに言ってんですか! 未成年ですから結構です!」
「残念じゃな、それにしてもこの子はええ利き酒師になりそうじゃ
 どうじゃ、わしのとこに預けてみんか?」
「…結構です! ゆゆたん!行くよ!」
オレは中澤先生の手を引っ張って外に出た。
 

307 :サボリン:2003/11/16(日) 11:00
 
「安心せえ、□□、ウチはこんなんじゃ酔わへんで」
「そーゆー問題じゃなくて、今の自分の姿を冷静に考えろよ!」
「ハハハ、大人は朝から酒飲んどったら怒られるけど
 子供は何やっても怒られへんで〜、ええなぁ子供は」
「…うにゅう」
「さ、□□、行くで〜」
「行くで〜」
「行くってどこに?
 よく考えたら温泉ってこんな早くからやってんのか?」
「黙ってついて来ィ!」
「ついて来ィ」
仕方なく中澤先生について行って温泉街をしばらく歩いた。
と、中澤先生が立ち止まる。どうやら目的地らしい。
「湯沢ホテル」か、、結構いい宿だな。
「ここや、□□、今朝『中澤』で予約したからな、
 ワレが先頭に立って行け!」
と言って中澤先生は矢口先輩をバッグにしまい始めた。
「う、うん」とオレは恐る恐る門をくぐった。

「いらっしゃいませ〜」と女将らしき人が出てきた。
「あ、あの今朝予約した、中澤ですけど…」
「お待ちしておりました、こちらへどうぞ」
「こんな朝早うから、すまんな女将、無理言うて」
「い、いいえ〜、お構いなく、平日ですから。。
 …よくできた妹さんですねぇ、ご兄弟でご旅行ですか?」
と女将が宿帳を差し出す。
「え、ええ、まぁ」
中澤○○、愛、裕子、と書く。矢口先輩は…書かなくていいか。
 

308 :サボリン:2003/11/16(日) 11:00
 
部屋に案内されて
「プハー、やっぱ畳はええのう」と中澤先生が横になってはしゃいだ。
「露天風呂の方の鍵はこちらになります。
 ご自由にお使い下さいませ、では失礼します。」
「おお、またな〜」 女将は部屋を出て行った。
「…ゆゆた〜ん、子供のくせに態度でかすぎ」
「かまへん、かまへん、ウチらはお客様やで!」プシュ「プハーッ!」
幼児体でタバコをふかす中澤先生はなんとも退廃的でエロチックだった。
「おいしょ、おいしょ、うん、なかなかいい部屋だね」
と矢口先輩がバッグから出てきた。
「うぃーす、ヤグチ、お疲れん、
 …あ、高橋、お茶頼むわ」
「あ、おいらも」
「…はい」
愛ちゃんが静かにコボコボお茶を入れていると
窓から落ち葉がひらひら舞って落ちてきた。
「…ええ季節やのう」
誰にともなしに中澤先生がつぶやいた。
 
 

309 :サボリン:2003/11/16(日) 11:01
 
しばらくマターリと紅葉を見ながらお茶を飲んだ。
「愛ちゃん、お茶おいしいよ」
「えへ、ありがとうございます」
「おーい、○○〜、この子とはどういう関係なわけ?」と矢口先輩。
「いや、別に…」
「別にってなに?」
「いや、だから…」
「二人とも、青春やのう、ウチの青春もこれからや!
 ん〜さてッ、風呂行こかァ!」と伸びをする。
「ちょっと裕ちゃん、おいらは今…」
「こんなとこまで来て面倒な話すんなや、風呂行こや」
「…う、うん、そうだね」
「高橋も□□も用意せぇ!」
「オレは後でいいよ」
「なんや、せっかくの貸し切り露天風呂やで、
 みんなで入らな面白うないやん」
「え?貸し切り? し、しかも混浴…?」
「なんや、□□が急に乗り気になったぞ、このスケベ!」
「キャハハ、スケベ、スケベ!」
「…なんだよ、そういうわけじゃないよっ、
 いいよ、オレは行かないから!」
「冗談やて、□□、一緒に来ィ!」
「オレは良くても…愛ちゃんとか、どうなわけ?」
「…あっしは別に、、構いませんけど」と、愛ちゃんが顔を赤くする。
「…ど、どうしようかなぁ」




1 「…じゃ、一緒に行くか」
2 「オレは、下でゲームでもやってるよ」
 

310 :名無し娘。:2003/11/16(日) 19:39
2

311 :名無し娘。:2003/11/16(日) 21:18
ONE!

312 :名無し娘。:2003/11/16(日) 21:23
1しかないだろ

313 :名無し娘。:2003/11/16(日) 21:45
2で

314 :名無し娘。:2003/11/16(日) 22:59
やっぱ1でしょう

315 :名無し娘。:2003/11/17(月) 01:51
1だ<丶`∀´>

316 :名無し娘。:2003/11/17(月) 02:36
1以外にありえないかと・・・

317 :名無し娘。:2003/11/17(月) 03:11
1で

318 :名無しさん:2003/11/17(月) 15:39


319 :サボリン:2003/11/18(火) 16:13
 
「…じゃ、一緒に行くか
 …うむ、湯につかっての語り合いも、た、たまにはよかろう」
…どうせみんなタオルで隠すんだろうしな。。
「ハハハ、よし、ほな準備せえ」
「うん…」 とはいえタオルはないから買うしかないし、
浴衣だけ持ってけばいいか。。
と、愛ちゃんが押入の方でなにやら作業をしている。
「…愛ちゃん?」
「先輩、これ…」
「ああ、…うん」
押入の奥の方に例のバッグを隠したようだ。
「なにやっとるんや、高橋、さっさと行くで〜」
「はい!」

風呂場に着いてみるとこぢんまりとした脱衣所があり
その奥が露天風呂で、木の丸い湯船がある。
周りを高い岩に囲まれて外から見えないようになっている。
うまいつくりだな〜と感心していると、
「ほれぇ〜一番やぁ!」
と幼児体の中澤先生が素っ裸で湯船に入っていった。ビシャーン!
「ゆゆたん、先に体洗えよ
 って違う、少しは隠せ!!」
うっわ〜、毛も生えそろわない…完全に、ょぅι゛ょじゃん。
「ずるい〜、おいらも行くぜ〜」と矢口先輩も素っ裸で走って行って
ピチャン!と湯船に飛び込んだ。
「キャ、ヤグチ! 顔にかかったで!
 仕返しや、ほれ」ピチャピチャ!
「キャハハ! って裕ちゃん、…おいらおぼれそう」
「…しょうがないな、ほれ、こっち来ィ」
お湯の中を泳いでなんとか中澤先生の胸までたどり着いたようだ。
・・中澤先生と矢口先輩、ホントに姉妹みたいだな。
・・・それにしても幼児体の中澤先生はかわいいな。10歳当時で比べたら、
もしかしたら愛ちゃんとか石川さんよりかわいかったのかも。。
 

320 :サボリン:2003/11/18(火) 16:13
 
「ほれ、そこのスケベ、覗いてばっかいないで入ってこんか」
「う、うん」準備しようと脱衣所に戻ると
愛ちゃんがバスタオルを巻いて立っていた。
「……」
愛ちゃんは顔を少し赤らめて微笑んだ。
髪の毛を上に上げてお団子をつくって縛っている。
結わえきれなかった後れ毛がセクシーだ。
うーん、やっぱ女の子はこうじゃなくちゃ。

オレも慌てて着替えて風呂場にに向かった。
体を洗って前を隠しながら湯船に入ろうとすると
「なんや、□□、水くさいのう、
 ウチらが裸のつきあいしよ思うてるんに」
「ゆゆたん、子供になったからってオープンすぎ!
 少しは女の子としての恥じらいを持てよ、愛ちゃんみたいに」
そう言ってオレは湯船につかったが、案外湯船が小さくて、
3人が足を伸ばしてつかるとちょうどくらいの大きさだった。
「高橋もなんや、バスタオルぐるぐる巻きにしおって、
 マナー違反やで!」
「だって、先輩の前だから…」
「ハハハ、青春やのう」
なんてしばらく雑談をしていると矢口先輩がのぼせたようで
中澤先生が仕方なく脱衣所に連れて行った。
「ウチももうあがるわ、二人で変なことすんなよ」
「するか!」
「……」
急に取り残されて、話すこともなく二人で並んで外の景色を見ていた。
 

321 :サボリン:2003/11/18(火) 16:14
 
と、岩の向こうから人の手が見える!!
「キャッ、先輩、なにあれ!?」
と愛ちゃんが抱きついてくる。
「な、なんだ?」
と、岩を登ってくる人影が見える。。
「か、加護ちゃん…」「加護さん…」

「おうおう、お熱いことでェ、
 驕るタカハシ、コンニチハ」
そう言って全身を現した加護ちゃんは右手に日本刀を持っていた。
「か、加護ちゃん、お落ち着けっ、話せば、話せばわかる!」
そういう間に愛ちゃんは湯船から出て身構えている。
「先輩、逃げて!!」
「愛ちゃ…」
「あいやァーーーッ!」
逃げる間もなく、加護ちゃんがジャンプして愛ちゃんを刀で斬りつけてきた。
愛ちゃんは素早く上方にジャンプして刀をかわし、ガッ!
と、加護ちゃんの顔面を蹴って、バク宙して華麗に着地した。
「ふぎゃぁあ!」 加護ちゃんが鼻血をブシューっと出して
顔を真っ赤にして倒れていた。
「…タカハシィ、ええ覚悟や」
「あっしはもう、加護さんの言いなりにはならない!」
「…タカハシィ、…死ねや!」と、加護ちゃんが刀で愛ちゃんを突く。
右、左、右、と繰り返される突きをかわしたが、
加護ちゃんが最後の突きから刀を返して下から切り上げてきたので
寸前でよけ損ない、刃先が胸の谷間を通って髪の毛を散らした。
パラッ、パラパラ、と髪の毛が落ちたと思ったら
バスタオルまでも、真ん中からスッと切れて落ちた。
…あ、愛ちゃん、マッパか?と一瞬目をつぶったが、
開けてみると愛ちゃんは黒のビキニの水着を着ていた。。
 

322 :サボリン:2003/11/18(火) 16:15
 
「…こ、こんなこともあろうかと」と顔を赤くする愛ちゃん。
って、恥ずかしがってる場合じゃねーぞ。
壁際に追いつめられてもう逃げ場がない!
「ハハハ、準備がええのう、
 …こっちも遺体処理の準備はできてるでェ、
 未来の夏目雅子のために臓器提供おながいしますッ!」
「加護さん、夏目雅子ひまわり基金はハゲに苦しむ患者に
 カツラを無償貸与してますよ〜」
「そうかぁ、そりゃ助かるわ、って誰がハゲやねん、必要ないわ!」
と言って加護ちゃんは刀をギュッと握って構える。
「タァーカァーハァースィィイ!
 …ハブられ続けて16年、ワレも人様の役に立つときが来たんや、
 ダニエルが待ってるでェエ…安心して逝って来い!!」
と再び斬りつけようとしたとき、
「なんや!なんの騒ぎや!」と浴衣を着て中澤先生(と矢口先輩)が出てきた。
「…っ、なんやこの糞ガキャァ、邪魔するとワレも殺るぞゴルァ!」
「な、なんやて、加護! 教師に向かってなんて口の利き方だ!」
「はぁ?キサン誰やねん、スッ込んでろタコがァ!」
「加護ォ! ウチの顔を見忘れたんかぁ!」
「…だから誰やねん?」
「加護ちゃん、あれ、中澤先生なんだよ…」
「ほう、年増が大手術でもやったんかぁ、
 現代医療も進んだものやのう、ってふざけんなやワレ!」
「な、なんやて! 加護、年増言うたら許さんで!」
と中澤先生が加護ちゃんに近づく。
と、加護ちゃんはスパッっと刀を振り回し、
中澤先生の横の竹の物干し竿を真っ二つに切った。
「ガキはスッ込んでろ言うてんのがわからんかァ」
「…はい、わかりますた。。」
さすがの中澤先生も事態を理解したらしい。
 

323 :サボリン:2003/11/18(火) 16:15
 
と、加護ちゃんに一瞬の隙が出来たので、オレは近づいて刀を取ろうとした。
が、ドサッと後ろから誰かに押さえられ、腕を後ろにまわされてしまった。
「おにーさん、余計なことはしない方がいいんれす」
「うぅ、辻ちゃん…」
「先輩、大丈夫ですか!?
 …加護さん、あっしを殺したら5000万は出てきませんよ、
 隠しましたから!」
「ほう、…そんなら体に聞くまでや」
と、追いつめられた愛ちゃんの喉元に刀の先端を当てる。
「やめろ! やめてくれ! 加護ちゃん!
 オレが場所を知ってる、今から持ってくるからやめてくれ!
 全部返すから、頼む!このとおりだ!」
とオレは必死になって頭を下げた。
「……ふっ、
 …実はうちも遺体処理はもうこりごりやねん、
 ちゃんと返すんなら、兄さんに免じて指一本で許したる」
「わかった、今持ってくるから、待ってて!」
辻ちゃんが放してくれたのでオレは急いで部屋に向かって
押入の奥にしまってあったバッグを持って風呂場に戻ってきた。
だが、待っていた辻ちゃんに渡そうと歩み寄ったその時、ステーン!
足を誰かに引っかけられてすっ転んでしまった。
バッグは手を離れて湯船の先の方に転がった。

324 :サボリン:2003/11/18(火) 16:16
 
「もらったァ!」
と、駆け寄ってバッグを拾ったのは幼児体の中澤先生。。
「加護ォ 高校生にこんな大金は必要あらへん、
 大きゅうなるまでウチが預かってやるさかいな!」
といいながら中澤先生はバッグと矢口先輩を背負って素早く岩を登り始めた。
「若さと金を手に入れたウチはまさに完璧やで!ほな!」
あっという間に中澤先生は岩の向こうに行って視界から消えてしまった。
「……のの、追え」
「…あ、あい!」と辻ちゃんが走り出す。
ブンブンブオーンというバイクの音の後に
「待て〜」という辻ちゃんの声が響く。
加護ちゃんはまだ愛ちゃんの喉元に刀を突きつけていたが、
「…タカハシ、この続きはまた後でな…」スススーッ
とゆっくりと刃先を胸元にずらし、トップの紐をブチッと切った。
「キャッ!」と慌てて胸元を隠す愛ちゃん。
「…後でゆっくり、殺したる!」ブン!
今度は愛ちゃんの頭上をスパァッと斬りつけて、
スタタタっと加護ちゃんも去っていった。
と、ボトッっとお団子が落ちて黒く広がった。



二人は血痕のように広がった髪の毛をしばらく呆然と見ていたが
ふと、愛ちゃんが目に涙を溜めて抱きついてきた。
「ごめんなさい、先輩、ごめんなさい」
「ううん、何いってんの、無事で良かった、ホント良かったよ」
オレは力いっぱい愛ちゃんを抱きしめた。
 

325 :サボリン:2003/11/18(火) 16:17
 
 
しばらくしてやっと愛ちゃんが落ち着いたので
とりあえず部屋に戻ることにして脱衣所で荷物を片づけていたが、
ふと、なにやらキラッと光るものを見つけた。
ブルーの石がつるされたネックレスだ。中澤先生の荷物のようだが。。
ん?どこかで見たような…
あ、矢口先輩が小さくなったときに見つけたヤツと同じだ。。
・・今度は石に「Y」と刻まれている。
オレは、なんとなく気になって持ち帰ることにした。


部屋に着くと、愛ちゃんが洗面所で髪を切り始めた。
「大丈夫? 自分でやっちゃって…」とのぞいてみる。
「大丈夫ですよ、いつもやってますから」
…意外に立ち直りが早いな。ま、元気になって良かった。
「あ、でも先輩、短くなったんで後ろが難しいです、
 先輩やってください」とハサミを渡された。
「やるってどうやって?」
と、愛ちゃんの後ろに立って鏡越しにたずねる。
「ハサミは斜めに入れて、サクサクとラフにやっちゃってください」
「ラフにね…」 オレは愛ちゃんのうなじに触れて髪をつまんだ。
「あぁ! あんまりいっぺんに切らないでくださいよ!
 少しずつ切って…たまにこれで見せてください」と手鏡を渡された。
「…わかりますた」
愛ちゃんの指示を受けながら、なんとか切り終わり
ちょっと変わったマッシュボブに仕上がった。
「どうですか?先輩?」と愛ちゃんが鏡越しにきいてくる。
「うん、似合ってるよ、かわいい」
とオレは思わず後ろから愛ちゃんを抱きしめた。
愛ちゃんは目を閉じて嬉しそうにオレの腕に頭をのせる。
オレは静かに愛ちゃんの頬にキスをした。と、パシッ!

326 :サボリン:2003/11/18(火) 16:17
「さ、先輩、新潟に向かいましょう!」と、いきなり腕を放された。
「な、なに言ってんの? もうお金もないし無理じゃん」
「お金なら、…ここにありますよ」
「ん?」
愛ちゃんは押入から枕を出してきてカバーを開いて札束を見せた。
「あ、愛ちゃん…」
「ま、こんなこともあろうかと…」
「だ、だましたの?」
「先輩って性格いいからホントのこと教えたら
 すぐしゃべっちゃうでしょ、ふふ」と笑った。
「…うにゅう」…愛ちゃん、すごい。
・・・今頃どっかで加護ちゃんと中澤先生が
生死を賭けた無駄な追いかけっこをしてると思うと恐くなるが。。


愛ちゃんに引っ張られて、早々に会計をすませホテルを出た。
「…先輩、おなか空きませんか?」と愛ちゃんが歩きながら言う。
「う〜ん、そうだね、もうすぐお昼か」
駅前のガイドブックで少し調べて、
「保よし」というお店に行くことになった…

「はぁ〜、うまか〜、あっしは幸せもんです!」
と舞茸の天ぷらを美味しそうに食べる愛ちゃん。
見てるだけでこっちも幸せな気分になってくる。
「加護さんとか、今頃どうしてますかね〜
 今度見つかったら確実に半殺しですね、ふふ」
「…愛ちゃん、恐いことを笑って言うなよ」
「すんません、でも生きてるうちに美味しいもん
 食べとかなきゃって、ふと思ったんですよ」
「まー、確かにね」
「先輩もどんどん食べてください、美味しいですよ」
「う、うん、うまいよ」モグモグ
 

327 :サボリン:2003/11/18(火) 16:18
「絵里のお弁当とどっちがおいしい?」
「え?そりゃ絵里ちゃんの方がおいしいよ」
「えへ、よかった」
「って、絵里ちゃん!…なんでこんなとこにいんだよォ!」
テーブルの脇に絵里ちゃんがちょこんと座っていた。
「迎えに来たんだもん」
「…っ、どうしてここっ…どうやってきたの?」
「飛んできた」
「……」
「昨日迎えに行ったら途中で電波が消えて見失って
 朝になってまた見つけたら高速移動しだしたから急いで来た」
・・・昨日の夜からオレを探してたのか。。
「…絵里ちゃん、オレはね、今忙しいんだから、帰りなさい!」
「○○も帰ろ、里沙ちゃんがキトクだよ」
「な、なに!? …キトクって死にそうってこと?」
「そう、さっき紺野さんが言ってた、40度の熱だって」
「ホントかよ!…うそだろ?」
「妹の死に際に会えないなんて不憫だから早く連れてこいって
 紺野さんが言ってた」
・・・ホントなのか。。昨日見たときは、
…精神的にはともかく肉体的には問題なかったはずだが。
「……先輩」と愛ちゃんが不安そうな目で見つめてくる。
「早く、早く帰ろ」と絵里ちゃんが腕を引っ張る。
・・・里沙が危篤…ホントなのか?
でも、ここで帰ったら加護ちゃんに見つかってしまうかもしれない。。




1 愛ちゃんを裏切れない、あくまで海外逃亡!
2 里沙が心配だ、愛ちゃんには悪いが引き返す!
 

328 :名無し娘。:2003/11/18(火) 16:47
加護恐いから

嘘は嘘として1で

329 :名無し娘。:2003/11/18(火) 22:38
1だ

330 :名無し娘。:2003/11/18(火) 22:41
2

331 :名無し娘。:2003/11/18(火) 23:52
1だもん

332 :名無し娘。:2003/11/19(水) 05:50
2で

333 :名無し娘。:2003/11/19(水) 12:56
1だよね

334 :名無し娘。:2003/11/19(水) 17:18
2

335 :名無し娘。:2003/11/19(水) 19:40
1で

336 :名無し娘。:2003/11/20(木) 11:07
1がいいれす

337 :名無し娘。:2003/11/20(木) 23:43
えりりんと一緒にかえる!
よって2!

338 :名無し娘。:2003/11/21(金) 01:35
1

339 :サボリン:2003/11/24(月) 02:44
 
「絵里ちゃん、オレはもう家には帰らない。
 愛ちゃんと一緒に遠くに行くんだ、だから…ここでお別れだ」
「え〜、そんなのいやん!」と袖を引っ張る絵里ちゃんを振りきって
「さ、愛ちゃん、早く出よう!」とオレは立ち上がった。が、
「……」愛ちゃんは下を向いて黙ったままだ。
「…先輩、やさしいんですね
 でも、無理しなくていいですよ
 …行ってあげてください。里沙ちゃんが待ってます。
 あっしはやさしい先輩が好きです、
 こんな時には真っ先に駆けつけるやさしい先輩が…」
「…愛ちゃん、…でも、愛ちゃんは?」
「あっし一人だったらしばらく潜伏していられます
 時期を見て連絡しますから、その時は一緒に来てくれますよね?」
「……うん、ごめん、…やっぱり里沙が心配かも、、
 いったん帰るよ、必ず連絡くれ、愛ちゃんは一人じゃないからね!」
「…ありがとう、先輩、さ、急いだ方がいいです、
 ちゃんと里沙ちゃんの最期を見取ってやって下さい!」
「…うん、愛ちゃん、ありがとう!」

オレと絵里ちゃんは急いで駅に向かって走った。
絵里ちゃんはオレをおぶって帰るとか言い出したが
なんとか説得して新幹線に乗らせた。

家についた頃はもう夕方だった。
里沙の部屋に入ってみると、
確かに里沙は尋常でない汗をかいて苦しんでいた。
「…うぅ…ん」
「里沙……里沙…」
「…医者にも診せたんですが原因がわからないみたいです」と紺野さん。
「…そう、…里沙、どうしてこんなことに…」
里沙の肌がなんだか青く変色している。痛々しい姿だ。
「紺野さん、ごめんね、迷惑かけて」
「いいえ」
「…いろいろ、ありがとね、紺野さん
 里沙も最期に紺野さんと友達になれて嬉しかったと思うよ…」
「はい…
 ○○さん、かわいそうですがもう外に出ましょう、
 新種のインフルエンザかもしれないので、うつったら大変です」
「…そうか、わかった」
オレと紺野さんは静かに里沙の部屋を出た。
 

340 :サボリン:2003/11/24(月) 02:45
 
 
「○○さん、こんな時になんですが
 少しお話があります、リビングまで来て下さい」
「え、…うん」
紺野さんに言われてリビングに行ってソファに座った。
「亀もそこに座れ」
「…はい」と絵里ちゃんも座る。
「○○さん、この石、どこで手に入れたんですか?」
と、紺野さんがネックレスをテーブルの上に出して見せる。
「あ、それ、どうしたの?」
「…すみません、勝手に部屋を掃除したこと、謝ります。
 ○○さんの机の上にありました。…これ、どうしたんですか?」
「どうしたって、それたぶん矢口先輩のだよ、
 それにほら、今日は中澤先生の荷物からコレを拾ったんだ」
オレは脱衣所で見つけたネックレスを差し出した。
「おぉ! こ、これは…」
同じようなネックレスが二つ、テーブルの上に並んだ。

「○○さん、これは、さゆみんの石です!」
「さゆみんの石?」…なんじゃそのフヌケた名前は。。
「アヤックスに乗り込んだ時のことを覚えていますか?
 …美貴様と私たちは、さゆみんを探しているんです
 そしてこれは、さゆみんへのゲートを開くさゆみんの石!」

・・・アヤックス?? ・・・さゆみん??
「さゆみんとは、亀と同じく特別な能力を持つファティマです。
 さゆみんの主となったものは世界を制する力を手にするそうです。
 ただ、その存在は伝説とも言われ、私たちも幾度も噂に騙されてきました。
 …しかし今回、やっと確かな情報を得て
 探していたのがこのさゆみんの石なのです!!」
「……あ、そう、じゃあげるよ」
「…○○さん、ふざけないでくださいよ!
 これは一刻を争う事態です、この石はどこで手に入れたんですか!?」
「だからぁ、これは矢口先輩の、これは中澤先生のだし、
 …たぶん、学校かどっかで拾ったんじゃないかな」
「…そうですか、やはり学校ですか…」
 

341 :サボリン:2003/11/24(月) 02:46
 
と、その時、ガタッという音が階段の方でした。
「誰だッ!」と、すかさず紺野さんが拳銃を構える。
「コンノー」 ドアの向こうで声がする。
「誰だっ、出てこい、出てこないと撃つぞ!!」と紺野さんが言うと

パリッ、ドゥガガガァア!!

と、ドアが爆発したように崩れ落ちた。

「ひゃぁあ、な、なんだぁ?」


すると、煙の中から
「コンノーッ」と、妙に小さなゴジラが現れた!
「あわわわわ、ゴ、ゴジラだ」
いつもの里沙の着ぐるみじゃなくて、すげーリアルなゴジラだ。

「コンノーッ、さゆみんてーのはどこにいるんだァ!」
とゴジラが紺野さんに語りかける。

「里沙…?」と紺野さん。
「な、…里沙ァ?」…言われてゴジラをよく見ると
目元が確かに里沙に似ている。しかし、里沙は2階で死にかけてたのに…
「さすがだなァ、紺野ォ、友達だもんなァ
 こんな姿になってもオレのことわかってくれるんだなァ」
 

342 :サボリン:2003/11/24(月) 02:47
 
「…里沙、ホントに里沙なのか?」
目元は似ていても、肌は青い鱗で覆われ、口からは牙が生えてる。。
「紺野ォ、オレも仲間に入れてくれよォ
 さゆみんてーのに会わせてくれよォ」
・・・オレの話は耳に入らないようだ。
「ホラ、オレもその石、持ってるんだぜェ
 コイツのおかげでなんだか体中から力が湧き出てくるようだゼ!」
と言って首にかけた石を指差す。たしかに似ている石だ。
「…石の魔力ですね。。」と紺野さん。
「紺野ォ、その石もくれよォ!
 オレ、さゆみんと友達になりてーんだァ」
「里沙、私たちに任せて寝ていなさい、
 さゆみんが起きればあなたの病気も治るでしょう」
「あー、紺野ォ、聞こえねェーなァ!
 なんだってぇ?オレは病気じゃねーヨ
 だからぁ、さっさとその石くれよォ!」
「だめだっ、オマエはさゆみんを知らない!」

「くれっつってんだろォオ!!」

ブォォオオオオ!!

いきなりゴジラが口から火を吹いた。
「キャッ」と石をつかんで紺野さんがよける。
「だー、家が燃えるだろォ! やめろ、こんなとこで!
 って、…オマエ、ホントに里沙なのか?
 里沙、オマエこんな姿になっちまってどおすんだよぉ、
 女の子なのに素っ裸で恥ずかしくないのか!
 これじゃ里沙じゃなくてゴリサじゃねーか!!」
「うっせーよ、アニキィ!
 寒いダジャレ吐いてんじゃねー!!」バチッ!!
と、里沙は後ろを向いて尻尾でビンタをしてきた。
「イテッ!」
オレは軽く吹っ飛ばされて尻餅をついた。と、

343 :サボリン:2003/11/24(月) 02:47
「紺野さん! 大丈夫ですか?」
と知らない女の子が二人、リビングに入ってきて紺野さんに近寄る。
「ああ、…気をつけろよ、二人とも」
「なんだぁ、ひとんちに勝手にあがってくんな!」
「…里沙、力を使いすぎると体がもたねーぞっ
 ちゃんと直してやる、助けてやるからその石を渡せ!」
「あんだとォ〜!」ドガァア!!バキッ、バキバキ
と、里沙が柱をグーで叩きつけて壊した。。

「…仕方ない……亀、殺れ!」
と紺野さんが目で絵里ちゃんに合図をする。
「はい」と言って絵里ちゃんが横から里沙に近づく。と、

「来るんじゃァ、ねェ!」

ブォォォオオオオ!! 

再び里沙が炎を勢いよく出して
「キャァア!」ドカッ
「うわっ!」ドカッ
爆風と共に絵里ちゃん、オレ、女の子二人、最後に紺野さん、
と次々に吹っ飛んで壁に叩きつけられた。
ドカッ、ドカ、ドガガガァア!!
…痛ッ〜、、絵里ちゃんまで吹っ飛ぶなんてなんて威力だ。
 

344 :サボリン:2003/11/24(月) 02:48
 
「はっはっ、オマエもそこに居たっけなァ」
「…うぅ…」紺野さんが頭を抱えながら起きあがる。
「いいんだよ、紺野、
 オレはもうオマエに助けてもらわなくってもいいんだよ、
 …これからはオレがオマエを助けてやる、
 そんときは言いなァ、こんこんよォ!!」
「里沙ァ、いい加減にしろォ!
 テメエ、誰に向かって口きいてンだァ!!」
「へっ、口のきき方が気に入らねェかァ…
 頭に来たかァ…、ならどうする、おい!紺野!
 どォすンだよォォーーオオッ!!!」

ブォォォォォオオオオオオ!!!

今度は縦に炎を吐いて、リビングの壁を焼き切りながら
炎は天井に向かい、あっという間に家を真っ二つに寸断してしまった。

バリッ、バリバリ、ドシャァア! ガコンガコン!!

と、食器や家具や、柱やら壁やらが降ってきて家が崩壊に向かっていく。
埃の間から絵里ちゃんや女の子二人が倒れているのが見える。
「…うぅ」
紺野さんも柱の下に倒れて挟まれて動けなくなっている。
里沙が静かに紺野さんに近づき、紺野さんの目の前に落ちた石を拾う。
里沙は紺野さんの顔を足で踏みつけて、ググッ!
「プニプニ、はずむ顔だなァ
 …紺野、さゆみんはどこだ」と痛めつける。
「…くっ!……オマエにさゆみんは起こせない」
「どこにィ、居るんだァ!」ググググッ!!
「…くはぁっ!、…や、山崎の像の下だ、そ、そこにゲートがある!」
「へっ、いい子だ、
 それじゃぁ、またなァ!」ドゥガァ!!
壁をぶち破ってあっという間に里沙は外に出て行った。。
 

345 :サボリン:2003/11/24(月) 02:48
 
「…紺野さん、大丈夫?」
柱をどかして、埃だらけの紺野さんをなんとか引き出した。
「…ありがとうございます、大丈夫です。
 それにしても、まさか、里沙が石を持っていたとは…」
「紺野さん、大丈夫ですか?」と女の子二人も寄ってくる。
「…まい、あさみ、災難だったなぁ
 で、美貴様は?見つかったか?」
「それがどこにも見あたらないんです」とやせた女の子。
「なにか事件にでも巻き込まれたんでしょうか」とぽっちゃりな女の子。
「こんな大事なときに美貴様はなにをしておられるのだ。。
 …しかし、おまえら、これはチャンスだ!!
 さゆみんの石は、S、A、Y、U、の全部で4つある。
 里沙は3つしか持っていない、
 ヤツはどうあがいてもさゆみんは起こせない。
 そして残りの1つのありかを私たちは知っている!」
「え?それはどこに?」とやせた女の子。
「Sの石は代々、モーニング高校の生徒会長が持っているらしい…」
「生徒会長ですか?」とぽっちゃりな女の子。
「ああ、今は飯田ってノッポがやってるはずだ、
 …目覚めの時は近い! 亀、用意しろ、出撃じゃあ!!」
「はい!」
「…とはいえ美貴様がおられなければ話は進まない。。
 二班に分けるぞっ!
 亀は○○さんと飯田のところに行って石を取ってこい、
 …と言って二人だけじゃ心配だ。。
 私かまいかあさみ、誰か一人が亀と○○さんにつきそい、
 残りの二人で美貴様を探す、いいな!!」
「はい!」「はい」「はい」
「…じゃ、○○さん、誰をつれていきますか?」
「…え?、、オレが決めるの??」




1 紺野
2 まい
3 あさみ
 

346 :名無し娘。:2003/11/24(月) 08:36
4 みうn(rじゃなくて 2で。

347 :名無し娘。:2003/11/24(月) 13:03
2で

348 :名無し娘。:2003/11/24(月) 16:20
1

349 :名無し娘。:2003/11/24(月) 17:27
1

350 :名無し娘。:2003/11/24(月) 18:06
2

351 :名無し娘。:2003/11/25(火) 02:28
1で

352 :サボリン:2003/11/26(水) 00:27
紺野とまい、両方連れてくことにします。

353 :サボリン:2003/11/27(木) 16:39
 
「う〜ん、…まいちゃんでおながいします」
「…そうですか、わかりました
 しかし、冷静に考えると、飯田のところで石を手に入れたとして、
 今の里沙から残りの3つを奪うのは難しいですね。。
 …私も一緒に行きましょう。美貴様はあさみにお願いします」
「はい」
「頼みましたよ、ここが正念場です、
 なんとしても美貴様を探し出してお連れするのです!
 私たちは先に行って必ずやさゆみんを確保しますから…」
と、紺野さんがあさみちゃんの手を握る。
「…はい」
「……あさみ、不憫な、
 私の影として随分とつらい目に遭わせてしまった…
 あなたにはもっとまともな学生生活を過ごさせてあげたかった…」
「そのような…
 紺野さんの悲しみに比べれば私の悲しみなど及びもしません」
「やさしい娘ですね…
 …行け!」バシッ!
と、いきなり紺野さんがあさみちゃんの手を振り切った。
「はっ」
あさみちゃんは忍者のように素早く家を出て行った。

「さ、○○さん、向かいましょう」
「う、うん」

ということで、オレと絵里ちゃんと紺野さんとまいちゃんで
瓦礫と化した我が家を抜け出し、飯田先輩の家に向かった。
紺野さんたちは飯田先輩の家を知らなかったのでオレが案内した。
 

354 :サボリン:2003/11/27(木) 16:40
 
 
薄暗くなった林にそびえる喫茶『北風』は以前よりも気味が悪かった。
店内に入ってみると、店の奥の方のソファに人影が見える。
全員が店内にはいると、ピカッと照明がついて、
いきなり店内が明るくなった。
ソファには飯田先輩と知らないお姉さんが座っていた。

「おお、これはこれはクリクリおめめのこんこんさん、
 お待ちしておりました、出会えて光栄です」
飯田先輩がワイングラスを片手に話しかけてきた。
「…?」
まるで俺たちが来るのを知っていたかのような話し方だ…
フリルのついた西洋貴族のような服を着た飯田先輩、、
長い髪を他人のもののように邪険に扱いながらワインを飲む。
この前のウェイトレス姿とはまるで別人だ。。
「あら、紹介がおくれましたね、
 こちらは前生徒会長の石黒さんです」と飯田先輩。
「…どうも」
飯田先輩の横にいたお姉さんが軽く会釈をする。
「初めまして、紺野です」
「…石が騒いでいましたのでね、
 そろそろおいでになるかと思っていました」と飯田先輩。
「…そうですか、随分と話が早いですね、
 では、その石を渡してもらいましょうか」と紺野さん。
よく見ると飯田先輩の首に例のネックレスがかかっている。
 

355 :サボリン:2003/11/27(木) 16:40
 
「ふふ、せっかちですね、
 しかし、あなたたちは何故この石を欲しがるのですか?」
「その理由はあなたが一番ご存じのはず」
「ははは、そうですね、さゆみんですか、
 しかし、さゆみんはその本質において手段であって目的ではありません。
 となると彼女を起こすのは他にしたいことがあるからですね、それは何か?」
「それは美貴様が知っています」
「ではあなたは、ここに来た理由を知らないのですね
 あなたは、行けと言われたから来ただけです
 ふっ、まるでロッタちゃんはじめてのおつかいのよう…」
「…何が言いたいんですか?」
「あらゆる物を支配する、紛れもない真理があります。
 因果関係です。作用、反作用、風が吹けば、桶屋が儲かる…」
「全ては選択から始まるのでは?」
「いいえ、違います、選択は幻想です、
 あるのはただ力を持つ者と、持たざる者です」
と、飯田先輩はワインを飲み干し、紺野さんから視線をずらして
オレの斜め後ろにいた絵里ちゃんを見つめる。
「…あなた、かわいい顔をして立派なモノをお持ちのようで」
そう言って飯田先輩は絵里ちゃんの方に軽く手を伸ばして指を動かし始めた。

ぷにゅぷにゅ。

「…ぁ…はっ…」

とつぜん絵里ちゃんが股間を押さえだした。

「どうした?絵里ちゃん?」とオレは絵里ちゃんの肩に触れる。
絵里ちゃんはわけもなく体を震わせている。ビクビクッ!

「…ぁぁ…絵里…っ…」
 

356 :サボリン:2003/11/27(木) 16:41
 
ぷにゅぷにゅ。

飯田さんは離れた場所で指を動かし続ける。
な、なにが起きてるんだ??超能力か??
「彼女には判らない、何故なのか?
 …そしてどうでもよくなる、
 すぐにわけや理由は消え去る、
 大事なのはその感覚だけになる…」

ぷにゅぷにゅ。

「…ぁぁ…っ…ぃ<…」

肩をビクン!と震わせて、絵里ちゃんはうずくまってしまった。。

「…トイレ…どこ…ですか?」真っ赤な顔をして絵里ちゃんがたずねる。
「向こうの奥ですよ」と飯田先輩が笑って指差す。
絵里ちゃんは股間を押さえながらトイレに走っていった。

「な、なにをしたんだ!?」と、オレは思わず飯田先輩に怒鳴った。
「ふっ、思春期の性欲にも理由はあります。
 …因果関係、そこからは逃れられない、私たちは永遠にその奴隷…
 私たちの唯一の安らぎはその理由を理解すること…
 理由こそ力の源、それを欠けば無力、そして私には!!
 …あなたたちにこの石を渡す理由は見当たらない、どこにも。
 …帰りなさい、出口はあっちです!」と飯田先輩は出口を指差す。

「…ヵぁァアア、このババア!!
 おとなしくしてりゃ、ゴタク並べやがって!
 テメエが石を渡す理由はあんだよ、死にたくねー!それが理由だァ!」
ついに紺野さんが切れて拳銃を飯田先輩に向ける。
 

357 :サボリン:2003/11/27(木) 16:42
 
「ほう、あなたの選択が正しいと思うなら撃ちなさい」
「へっ、あの世で禅問答でもしてろォ!」

バン!!

紺野さんは躊躇なく飯田先輩に向かって銃を撃った。

が、パキン!と弾が跳ね返って天井の照明に当たった。パリッパリン!
「うわっ!」「キャッ!」辺りにガラスが降ってきた。
…どうやらバリアみたいなのが飯田先輩の周りに張ってあるらしい。

「ふっ、次は自分の弾で死なないように注意しなさい」
「…テメエ、人間なのか?」
「ふふ、この石を使えばこのくらいは訳もない
 もっとも、使い方を誤って怪物に変身したバカも居るようですが…」
「それは…クリリンのことかーっ!!」
「……いいえ、違います
 …あなたのお友達の里沙さんが苦戦している様が見えます」
「な、なに?」
「人間とは浅ましいもの、
 理由を知らず目的を理解せず欲望の赴くままに今を争うだけ…」

と、バタンッと絵里ちゃんがトイレから出てきた。なぜか内股。。
「…はぁ…はぁ、
 うぅ…絵里…もうお嫁に行けない」
まだ目の焦点が定まっていないように見える。
「亀ェ、ちょうどいいところに出てきた!
 コイツを殺って、石を奪うんだ!!」と紺野さん。
 

358 :サボリン:2003/11/27(木) 16:43
 
「え…絵里、この人恐い」
「何いってんだ、命令だ!殺れ!」
「…っ…はい」
「変なバリアみたいの張ってるから気をつけろォ!」
絵里ちゃんが静かに飯田先輩に近づいて
「えい!」と掌を出して力を込める。

バリバリ、バリッバリッ!!

と電撃が走って飯田先輩の周りのバリアがピンク色に見えるようになった。

「ほう、なかなかやりますね、しかし…」
「…うぅ」
しばらく互角に電撃を張り合っていたようだが、
突然飯田先輩が目を見開いて、バリバリッ!

「パラディノメ!!」

ドゥガガァァアアア!! ドシャン! パリパリン!

絵里ちゃんが吹っ飛ばされて窓を破って外に飛んでいった。
「絵里ちゃ〜ん! 大丈夫?」オレは慌てて絵里ちゃんに駆け寄った。
「うぅ…絵里…もうくじけそう」と絵里ちゃんがしなだれる。

「撤退じゃー!!」 そう言って紺野さんとまいちゃんも店から出てきた。

「ふう、な、なんなんじゃ、あのババアは!
 亀も吹っ飛ばすなんて完全に人間離れしてるぞ」と紺野さん。
「…たぶん、石の使い方を知り尽くしてるんですね
 あの石を奪わないことには近づけませんよ」とまいちゃん。
「とは言え、石を奪ったらもうババアには用はないんだがな…」
 

359 :サボリン:2003/11/27(木) 16:44
 
 
家も壊れてしまって、4人は行くあてもなく
しばらく公園のベンチで缶コーヒーを飲んで休んでいた。
と、向こうから女の人が寄ってくる。あ、飯田先輩の隣にいた人だ。

「ふふ、あなたたち、さっきはさんざんだったわね」
「…まだなんか用か?鼻ピアス!」と紺野さんがにらむ。
「そんなに怒らなくたっていいじゃないの
 私はもう引退したんだから敵でも味方でもないわ」
「……」
「私はモーニング高校の第五代の生徒会長だった…
 代々私たちは石を引き継ぎ、さゆみんとさゆみんの石を守ってきた…
 カオリはあなたたちに石を渡す理由はないなんて言ってたわね、
 確かにそうだわ、でも逆に言えば、石を渡さない理由もないのよ」
「…というと?」
「…あんな偉そうなことを言ってても
 カオリも私もさゆみんに会ったことはないわ
 何故石を守ってきたか、私たちだって知らないのよ
 石の魔力を自分のものにする…独占欲で守ってるだけよ」
「…で?」
「4つの石が集まろうとしているのはこれが初めてだわ、
 …私はさゆみんが実在するのなら会ってみたいとも思う…
 …私が石を手配してもいいって言ってるのよ」
「ホントか!」と紺野さんが目を見開く。
「ええ、私が石を盗ってきてあげるわ
 カオリも私にならスキを見せるでしょうから」
「お、恩に着る!」
「ただし、条件があるわ!
 その娘、亀って呼ばれてたわね
 その娘を小一時間貸してくれない?」
そう言って石黒というお姉さんは怪しげな笑みを浮かべる。
「おやすいご用です、亀、行け!」

「え…絵里、いやん、○○助けて!」
なにかを敏感に察知したようで絵里ちゃんが脅えてオレに抱きついてくる。
「ふふ、若いっていいわね」とお姉さんが微笑む。




1 「絵里ちゃん、美貴さまのためだ、頑張れ!!」
2 「そんなオバハンに絵里ちゃんを預けるなんてできない!」
3 「心配だからオレも一緒についていく、それなら許す」
 

360 :名無し娘。:2003/11/27(木) 16:48
相変わらず元ネタがわかんねえ 1で

361 :名無し娘。:2003/11/27(木) 18:41
3

362 :名無し娘。:2003/11/27(木) 19:20
3

363 :名無し娘。:2003/11/28(金) 03:08
3

364 :名無し娘。:2003/11/29(土) 00:25
2

365 :名無し娘。:2003/11/29(土) 01:51
3でしょ!

366 :名無し娘。:2003/11/29(土) 14:02
3しかnえx!!(;´Д`)ハァハァ (*´Д`)/lァ/lァ (*` Д´)//ア//ア!!

367 :サボリン:2003/11/30(日) 09:30
 
「心配だからオレも一緒についていく、それなら許す…
 絵里ちゃん、オレがついていくから心配ないよ、ね?」
「う、うん」
「ふふ、交渉成立ね、ついてきなさい」と石黒さんが歩き出す。
「亀、これも勤めじゃ、しっかりはげめよ」と紺野さん。
・・な、なんのことだ?? ・・絵里ちゃんはオレが守るぞ。。

オレと絵里ちゃんは黙って石黒さんについていった。
ビル街をしばらく歩いて、こぎれいなマンションに着き、部屋に案内された。
家具や小物が少なくて生活感のない部屋だ。隠れ家かなにかだろう。

「さ、座って」と石黒さんに言われて、
二人はおとなしくソファにちょこんと座った。
「ふふ、そんなに堅くならないでよ、とって食ったりしないわよ」
そう言って石黒さんは携帯で電話をする。
「あ、稲葉さん、用意できました、…はい」プチッ。
電話が終わって俺たちの方を向いて、
「…さて、私はこれからカオリの家に行って、なんとかして
 石を盗ってくるわ、二人はしばらくここで待っててね」と言う。
「え?それだけでいいの?」
「ふっ、まさか、
 今からここに、ちょっと変わったお姉さんが来るから
 二人ともその人の言うことをようくきくのよ。
 いい?これはビジネスなのよ、だからその人の言うとおりにしないと
 交渉決裂! …つまり石は手に入らない、わかるわね?」
「…はい」
「亀ちゃんは?わかった?」
「う、うん」
「いい子ね、それじゃ、待っててね」

そう言い残して石黒さんは部屋を出て行った。。


しばらくして、ビーッっとドアホンがなる。
「はい」と受話器を恐る恐るとる。
「助けてください、ひどい事故で
 友人が瀕死の重傷です、救急車を呼ばないと!」
「…あの〜、どなたですか?」
「石黒さんに案内されて来ました、ドアを開けて下さい!」
「あ、わかりました、ちょっと待って下さい」
オレは慌てて玄関に行ってドアを開けた。と、
アフロヘアのファンキーな格好をしたお姉さんが杖を持って立っていた。
 

368 :サボリン:2003/11/30(日) 09:31
 
「ハイハイハィ ゼェァ! 調子はドビー?」ガンガン!
と杖を床に叩きつける。
「…あの〜、どなたですか?」ビシッ!!
「痛ッ!」 いきなり杖で腕を叩かれて、
オレはその場にうずくまってしまった。
「マルチックいらないね!」と言いながらお姉さんは部屋の中に入ってくる。
「ほう、ユーがヘルマン君?ライティライッ?」
「え、絵里は絵里だよ…」
「ヘルマン君に出会えてミーはとってもラドシー!」
そう言ってお姉さんが絵里ちゃんの服を脱がせ始めた。
「な、なにするんだよっ!」
オレは慌てて止めに入ったが、ドスッ!
と腹にパンチを食らってまたもや倒れてしまった。
「…うぅ…」
「アム シーンィン ザ レイッ!」ドスッ!
「…くはっ!」
「ジャスッ シーーーィイン ザ レイッ!!」ドスッ!
「…うっく」
さらに腹に重い蹴りを2発食らってオレは動けなくなってしまった。
「○○!」と絵里ちゃんが駆け寄ろうとしたがお姉さんに止められる。
キッと絵里ちゃんがお姉さんをにらめつける。
「…なまいきなグラジーね、
 ミーの言うこときかない、バッディーワッツ!
 ユーは石が欲しいね、ライティライッ!?」
「……」 絵里ちゃんがおとなしくなった。
「絵里ちゃん、オレは大丈夫…」
「○○…」

「ミーはドラチングいやね、
 ルル!、邪魔なマルチック縛るよろし!」
「はい」
と、ドアの向こうからもう一人中国系のお姉さんがやってきて
オレは両手を後ろで縛られて目隠しをされ、口まで縛られてしまった。

「○○!」
「ヤーブルにトルチョックされたくなかったら、
 黙ってそこでスパチカねんねかましてな!」
「…ぅぅ…」
「さあさ、ヘルマン君、ミーとインアウト、ライティライッ?」
 

369 :サボリン:2003/11/30(日) 09:31
 
オレは朦朧とする意識の中、かすかに声だけを聞くことができた。

「さぁ、こっちに来るね、
 ユーのキーを見せるよろし」ガサゴソ。
「……ぁ…」
「ハラショー!!ボルシー!!
 でもヤーブルはマレンキーね、かわいいねェ!」スルスル。
「…ぅ」
「おお、ちゃんとデボチカで
 プーシュカかますこともできそうね、便利ねハラショー!」

「…ぁ」
「怖がらないでェ、コシュカちゃん、
 お姉さんが優しくしてあげる」
「……ひぃ…」
「ミーのロットは魔法のロット
 ミーのヤージックは吸い付いたら離れない!」ぺろぺろ。
「…ぁあ!」
「おお、もうパンハンドル!さらにグロムキー!!」
「…は、恥ずかしい…」
「さぁ、ミーのヤーマでインアウト、ライティライッ?」ガサゴソ。

「……っ、…ぁぁあ!」

「…そう、ゆっくりと、…おお、ドビードビー!!」
「…ぁ、…ぁ、絵里…」
「…ぅ、ぉぉお、ぉ!、ぉ…」ぎしぎし。
「…っ……だめっ…はっ…」
「…ぉお!…ガティワッツにビンビン来ます!」ぎしぎしぎし。
「…ぁて…ぃぅ…」
「…ふぅ…おぉ!、ガリバー痛も吹っ飛ぶぜこりゃ!」ぎしぎしぎしぎし。
「……ぁ……ぁ」
「…ぉ…ぉ、ユーのたっぷりモロコを頂くね!」ぎしぎしぎしぎしぎし。
「……ぁ……ぁ!……ぁあ!…」
「…ぉ!、ぉ!、…ホァ、ホラーショー!!」ガタッ!
 

370 :サボリン:2003/11/30(日) 09:32
 
 
 
・・・絵里ちゃん、絵里ちゃん

                ・・・絵里ちゃん、絵里ちゃん


「・・絵里ちゃん!!」ガバッ!!
オレは勢いよく起きあがった。

・・辺りを見渡すとさっきの部屋のままだ。
お姉さん二人は既にいない。夢?…のはずがない、体が痛む。
って、絵里ちゃんは!? 慌てて起きあがって辺りを探すと、
・・絵里ちゃんは隣の部屋のベッドで静かに寝ていた。

「絵里ちゃん…大丈夫?」静かに話しかける。
「…うん、大丈夫」 起きてたみたいだ。
「ホントに?怪我はない?…ごめんね」とオレは髪をなでる。
「…ううん、絵里、少し大人になっちゃった、えへっ」
心なしか満足げな笑みを浮かべて布団をかぶる絵里ちゃん、
顔色もいいようだ。・・・ホントに大丈夫そうだな。。
「○○、一緒に寝て、絵里の上に乗っかって」
「な、なに!?」 オレは少し恐くなって引いてしまった。
「…ちがうよ、絵里、押されてるのが好きなんだもん
 上に乗っかってもらうと落ち着くの、お願い」
「…うん、わかった」
そう言ってオレは絵里ちゃんの上に乗っかって体をくっつけた。
少し震えていた絵里ちゃんの体が徐々に静まった。

「…○○、今度は、○○とやりたいな」と耳元で絵里ちゃんが囁く。
「え? …絵里ちゃん、無理だよ!」
「え?どうして?絵里のこと嫌い?」
「いや、だから、男の子と男の子じゃ…」
「絵里は女の子もできるんだよ、今日わかった…」
「え?そうなの?…そうなんだ??」
「えへ、そうなの」
「そうか、それは良かった、
 そうか絵里ちゃんは女の子もできるのか!すごいな!」
「えっへん! …だから今度やろうね」
「…ああ、う、うん、今度ね」
「やくそくだよっ」
「…うん」
い、いかん、絵里ちゃん、なんか性の問題を軽く考えすぎだぞ。
ちゃんと教育しなければならない、断じていかん。
 

371 :サボリン:2003/11/30(日) 09:33
 
なんてしばらくベッドで横になっていると
「二人とも、いちゃいちゃしてる暇はないんでしょ?」
と、ドアの向こうから話しかけられた。…石黒さんが立っていた。
「あ、どうも」
「ふふ、若さって凄いわね、
 終わったばっかりなのにまたやってたの?」
「ち、ちがいますよ!」
「ふっ、私の目に狂いはなかったわ
 稲葉さんも随分満足していたみたいよ」
「……」絵里ちゃんが顔を赤くする。

「で、あの…例の石は?」
「ふふ、ほら、ちゃんと盗ってきたわよ」ヒュン、チャラン。
石黒さんが投げてきた石を受け取った。
確かに例の石だ。「S」と刻まれたブルーの石。
心なしか、「A」や「Y」よりも濃いブルーのようだ。
「気をつけなさい、心が弱くなると石に支配されるわよ」
「…はい、これ…絵里ちゃん、持っててよ
 オレは変身したりしたくないからさ…絵里ちゃんなら大丈夫だろ?」
「うん、わかった」 そう言って絵里ちゃんは首にネックレスをかけた。

「石黒さんは大丈夫だったんですか?あと、飯田先輩は…?」
「ふふ、大丈夫よ、カオリはグースカ寝てるわ、
 とはいえ起きたら恐いでしょうね、私、会うのが恐いから
 当分の間どっかのホテルで過ごそうかしら、子育ても疲れたし…
 って、ほら二人とも、人の心配してる暇があるの?」
「あ、そうだった」とオレはベッドを出る。
「早く行きなさい、紺野ちゃんが待ってるんでしょ?」
「はい、ありがとうございました、行こう絵里ちゃん」
「うん」
「またね、頑張ってね、亀ちゃん」
オレと絵里ちゃんは急いでマンションを出て公園へ向かった。
 

372 :サボリン:2003/11/30(日) 09:34
 
 
途中、結構大きなビルに囲まれた細い道を走っていった。
辺りはもう暗くなっていて、オフィスビルの明かりがまぶしかった。
と、前方の通りのビルの影から銃声が聞こえる。

トトトトトッ

機関銃のような細い音だ。…こんな街中で…銃声??

ド カ ン !

今度はと大砲のような音が上の方からする。…な、なんだ? と、

ヒューゥゥ、 ドッ、ドゥガガガァァアア!!

「うわっ!」
真上から青い物体が降ってきてコンクリートを壊して吸い込まれていった。
プシュゥーっと、煙と埃を舞い上げて道路に大きな穴が出来ていた。
穴をのぞいてみると、ゴジラっ…里沙だ!!

「里沙っ、大丈夫か!?」
「はぁ、はぁっ、ちきしょう…」
苦しそうに立ち上がる里沙。。
と、上から女の子が宙を飛んで降りてきた。
「観念しなさい!」
…あ、まつうらさんの所にいた、みうなって女の子だ。
「みうなっ、どこだっ!追いつめたか!」と、
今度は銃を持ったお姉さんとバズーカ砲を持ったお姉さんが走ってくる。
…斉藤さんとマサオさんだ。。まつうらさんの手下だな。。
「はい、斉藤さん、もうダメですよコイツ」とみうな。
「よぉし、よくやった、はやいとこ石を奪え!」と斉藤さん。
「はい」と言ってみうなが穴の中に入って行って首にかけられた石に手を伸ばす。
「触るなッ!」と里沙は手を払ったが、ガッ!
とみうなに殴られて気を失ってしまった。
みうなはゆっくりと里沙の首から石を取る。
「持ってこい!」と斉藤さん。
「はい!」ぴょんとジャンプしてみうなが穴から出てきて石を渡す。
「…おお、まさしくこれはさゆみんの石!
 3つもいっぺんに揃うとは神のお導きじゃ!」
そう言って、斉藤さんは大事そうに石を内ポケットにしまう。
「やりましたね、ボス!」とマサオさん。
「おう、マサオ、これで亜弥様も喜んで下さる……ん?」
と、斉藤さんがこっちを向いて目があった。
 

373 :サボリン:2003/11/30(日) 09:34
 
…気づかれたらしい。…くそっ、早く逃げるべきだった。。
「…あららァ?、昨日、加護と一緒に来てた兄さんじゃねーか!
 どうしたァ?、かわいこちゃん連れて、デぇエトの帰りかぁ!」
「…う、うん、そんなところです
 斉藤さんも随分ハデなことやってるんですね、
 体に気をつけて下さい、じゃオレたちはこの辺で」
と、絵里ちゃんの手をひっぱって歩き始めたが、
「待てェ!」と回り込まれて銃を突きつけられた。
「…そこのかわいこちゃん、お首に何かけてるの?
 はっ!…やはり、…そうか藤本の連中だったっけなァ!」
「あ、あれはSの石!?」とマサオさん。
「へっ、俺たちゃ、そぅとぅ運がいいようだぜ!
 どうもさゆみんは亜弥様を求めているようだな、
 …その石を渡せェ!!」斉藤さんがオレの喉元に銃を突きつける。
「…くっ!」
「○○!」と絵里ちゃんが肩に抱きついてくる。
「いちゃついてんじゃねーぞゴルァ!
 かわいこちゃんよォー、テメェから先に殺ったろかァ!」
「…絵里ちゃん」




1 「…絵里ちゃん、全速力で逃げて紺野さんのところに行け!」
2 「…絵里ちゃん、絵里ちゃんならできる、コイツら殺っちゃえ!」
 

374 :名無し娘。:2003/11/30(日) 16:43
1

375 :名無し娘。:2003/11/30(日) 18:41


376 :名無し娘。:2003/11/30(日) 22:00


377 :名無し娘。:2003/12/01(月) 23:26
2

378 :名無し娘。:2003/12/02(火) 02:16
2

379 :名無し娘。:2003/12/02(火) 16:09
2

380 :名無し娘。:2003/12/02(火) 20:41


381 :名無し娘。:2003/12/03(水) 02:51
2

382 :名無し娘。:2003/12/03(水) 18:43
1文字レスで1000を目指すスレはここですか?

383 :名無し娘。:2003/12/03(水) 18:46
2で!(;´Д`)ハァハァ (*´Д`)/lァ/lァ (*` Д´)//ア//ア!!

384 :名無し娘。:2003/12/03(水) 23:41
2

385 :サボリン:2003/12/04(木) 06:06
 
「…絵里ちゃん、絵里ちゃんならできる、コイツら殺っちゃえ!」
オレは絵里ちゃんに耳打ちした。
「…うん」
「なんだとォー、殺れるもんなら…って……絵里??」と斉藤さんが驚く。
「絵里、オマエ、絵里か?生きてたのか!?
 …暗くてわかんなかったぜ…絵里…久し…」と斉藤さんが近寄る。と、

「えい!」ドカッ!
掌を押し出して絵里ちゃんが斉藤さんを吹っ飛ばす。

「うわっ!」ズザザザザァーッと斉藤さんが道路を擦って、
ガコン!とビルの壁にぶつかる。

「…痛ーーッ!…オマエ…」と頭を抱える斉藤さん。
「…ボス、コイツはもう藤本の手下ですよ、
 記憶がなくなってるんでさ、ワシらのことなんて覚えてないっすよ」
と、マサオさんが斉藤さんを抱き起こしながら言う。
「…そうか、…絵里……
 ……そーゆーことなら、・・悪く思うな…よっ!」

ズドドドドドドドドッ!!

「うわっ!」斉藤さんが機関銃を撃ち始めた。

ん? 平気だ。。絵里ちゃんがオレの前に立っている。
絵里ちゃんが全部ガードしてくれてるみたいだ。
「えい!」
と絵里ちゃんが力を込めると、バキバキン!!
と斉藤さんの機関銃が破裂してしまった。
 

386 :サボリン:2003/12/04(木) 06:06
 
「…ヵ、…ちきしょう、…マサオ!みうな!殺っちまえェ!」
「おう!」「はい!」

ドカン!ドカン!

と、マサオさんがバズーカ砲を撃ってきたが、

バリバリ、ヒューゥゥ、ドカッドカン!

絵里ちゃんのバリアに弾かれてタマが後ろのビルに突っ込んだ。
と、「えい!」と絵里ちゃんが力を込めて、ドカバキ、
…マサオさんのバズーカ砲も破裂してしまった。

「ちっ<...ぉぉぉぉお!」ガッ!

今度はみうなが上空から突っ込んできて、バリバリバリバリッ!!
しばらく二人がお互いのバリアで張り合っていた。
が、みうなのバリアがパリンッ、と割れて、次の瞬間、
「やっ!」 ドスッ!!
絵里ちゃんが飛んで、みうなの腹に蹴りを食らわせていた。

「……くはっ!」

ひゅ〜ぅぅう、ドサッ!とみうなが気を失って落ちてきた。

「えへ、○○、絵里、なんだか強くなったみたい」
「う、うん、すごいね」
 

387 :サボリン:2003/12/04(木) 06:07
 
「……くそっ」と斉藤さんが舌打ちをする。と、
「…ぅぅ、このやろう…」とみうなが起きあがって、
「おりゃぁあ!!」と絵里ちゃんに飛びかかり、

バシッバシッバスバスバスッ!
と、もの凄い早さでパンチや蹴りを浴びせ始めた。
が、絵里ちゃんは全て片手でガードして相手にしない様子。

「とう!」ドッ!

ひゅん、ドガガガガガガガァーーー!!

みうなが絵里ちゃんの蹴りで吹っ飛ばされてビルの壁を壊してめり込んでいた。

「…ぅく!…」と鼻血を流して下を向くみうな。

「もうやめろ、みうな!
 もともとオマエ一人でかなう相手じゃない!」 斉藤さんが叫ぶ。
「…しかも石と同調して強くなってるみたいっすね」とマサオさん。

と、絵里ちゃんが斉藤さんに近寄り、
「その石は美貴様のだよ、返して!」
と言って斉藤さんの襟首を持って体全体を持ち上げる。
「あわわわ、返します、絵里様ァお助けを!」
と斉藤さんは石を出して絵里ちゃんに渡す。。案外素直だな。。

「ありがと」と石を受け取って絵里ちゃんがこっちに戻ってきた。
「さ、○○、行こ!」
「うん」 オレと絵里ちゃんは走って公園に向かった。
…絵里ちゃん、いつになく頼りがいがあるなぁ。。
 

388 :サボリン:2003/12/04(木) 06:08
 
公園につくと紺野さんとまいちゃんがバイクを用意して待っていた。
紺野さんに嬉しそうに事の次第を話す絵里ちゃん。。
「亀ェ……よくやった、ごはん3杯じゃ!!」
「うん!」
「ようし!、後は山埼の像に行けば道は開けます、
 行くぞっ!おまいら!!」ブォン!と紺野さんがエンジンを吹かす。
「はい!」「はい!」

オレはまいちゃんの後ろに乗っけてもらうことになった。
「○○さん、しっかりつかまっていて下さいね」と言われ、
「はい、おながいします」
オレは藤本の時みたいな恐い思いをしないように
まいちゃんの腰にしっかりと手を回して背中に抱きついた。
「あん…○○さん、…しっかりすぎますよ…」
「あ、ごめん」と少し手を緩めた。
「…いえ、気にしないで下さい
 それじゃ、発車しますよ!」
「はい、おながいします!」

ブオンブオン!ブオォォーーーン!と爆音を吐きながら、
4人は猛スピードで学校に向かった。
まいちゃんの運転は意外にやさしくて乗り心地が良かった。
…抱き心地も良かった。。
 
学校について時計を見てみるともう夜の9時だった。
時計の下の山埼校長の像に向かって紺野さんが歩き出す。
「亀、コイツをぶっ壊してくれ!」
「はい」 絵里ちゃんが山埼校長の像に近づいて
「えい!」とパンチをするとバキバキグシャン、と粉々に山埼が吹っ飛んだ。

と、像の下に白くて四角い大きなプレートが見えてきた。
上下左右に十字に線が引かれ、その端にはそれぞれ小さな穴があった。
「ここに石を置けばさゆみんへのゲートが開かれるはずです…
 さゆみんへのゲートへは石を持った4人のみが入れます
 さ、おまいら、一つずつ石を持って板の周りに立ってください」
と紺野さんに言われて、オレも一つ石を渡された。
「おまいら、4人の内、誰がさゆみんを発見しても
 絶対に起こさずにそのまま持ち出すんです、
 いいですか、唇にキスをして唾液を交換しない限り
 さゆみんが本当に覚醒することはありません、
 なんとしても無傷で持ち出し、美貴様にお渡しするのです!」
「はい!」「はい」「…はい」
「では、この穴にそれぞれ石を置いて下さい」
と紺野さんが穴に石を置こうとしゃがんだその時、カチャ、

389 :サボリン:2003/12/04(木) 06:08
 
紺野さんの頭に銃が突きつけられる。
「こ〜んちゃん、お久しぶり」
銃をたどって持ち主を見てみると、、ご、後藤さんが立っていた。
「後藤さん!」
「あは、□□くんもおひさ〜」
「ご、後藤さん…」と紺野さんが銃口へ視線を向ける。
「後藤さん、相変わらず抜けてますね…」
と今度はまいちゃんが後藤さんに銃を向ける。と、
「ふっ、あんたもね、後ろを見なさい」
まいちゃんの後ろには、れいなが門の上に立っていて銃を両手に持ち、
銃口をまいちゃんと絵里ちゃんに向けていた。
「絵里、久しぶり」
「れいな!」

と、時計の上からまたもや人影が!!スタッ!と誰かが降りてきた。
「今の気分はなに気分?ズバリ!?」
と降りてきたメガネの女の人が後藤さんとまいちゃんに銃を向ける。
「んぁ〜、誰?あんた?」
躊躇なく後藤さんがもう一丁銃を出してメガネに銃口を向ける。
「誰ですか?」
まいちゃんも銃をもう一丁出してメガネに向ける。
「あ、あらら?、そういうことするの?
 …私のこと知りませんか??」
…まだいたのか、、まつうらさんとこの村さんだ。
「村ちゃん!、大丈夫?」
と後ろには柴ちゃんまで出てきて
銃を構えて後藤さんとまいちゃんを狙って銃を構える。
それに反応してれいなが柴ちゃんを狙い、
紺野さんも密かに銃を出して柴ちゃんに向ける。
もはや、誰が誰を狙ってるのか、さっぱりわけワカメ。。
 

390 :サボリン:2003/12/04(木) 06:09
 
「あわわわ、みんなぉおおちけつ!!
 だ誰かが一人でも発砲したらみんな死んじゃうぞっ!!」
オレは大声で叫んだ。

「ふっ、後藤さん、やれるもんならやってご覧なさいな、
 銃はおもちゃじゃないんですよっ、
 私たちは皆、美貴様の捨て石!
 とっくに供養は済んでるんでさァ、
 …ただしィ、やったらあなたも確実に死にますねェ、
 頭が死んだらどうするんですかァ?そうでしょォ!後藤さん!」と紺野さん。
「んぁ〜、それはどうかなぁ…ねぇ、れいな?」と後藤さん。
「紺野さん、れいなば甘く見たら後悔するけんね、
 れいなは、まいさんが後藤さんを撃つより早く
 ここにいる全員ば正確に撃つことができるけん!」とれいなが銃を揺らす。
「……ちっ!」

「だから、おまいら、おちけつ! みんな銃を下ろすんだ!!」
と、オレが必死になって叫んでいると、キキキキィーイ!
と車が止まって、斉藤さんとマサオさんとみうなが出てきた。

「かっ、オマエら、何やってんだよォ!
 シヴァ、さっさと殺っちまえよ、コイツら!」と斉藤さん。
「…そんなこと言ったって、ヤバイですよこの状況…
 後藤さんまでいたんですよ…」と柴ちゃん。
「…ちっ、仕方ねーなァ」と斉藤さんがれいなを見る。

「斉藤さん、さっきは絵里が情けをかけてやったそうじゃないですかァ
 礼儀を示して下さいよ、斉藤さァん!」と紺野さん。

391 :サボリン:2003/12/04(木) 06:10
 
「ふっ、そうだな、…じゃ、ここで提案だ、
 みうな、れいな、絵里、それぞれのファティマに入らせて
 先にさゆみんを取ってきたヤツの勝ちにしようじゃないか?」
「…なっ、…みうな?、そうか…やはり松浦さんの手元に…」
と紺野さんが驚いてみうなを見つめる。
「紺野、オマエだって人間だ、
 さゆみんを見つけたとして、起こさないままちゃんと運んでこれるかァ?
 欲が出て藤本を裏切り、自分が主になろうとは思わないかァ?」
「なにを! 私が美貴様を裏切るようなことは断じてない!!」
「へっ、どうだか、オレだって実際にさゆみんに会ったら
 亜弥様を裏切ってキスしちゃうかも知れないぜェ、
 …だからな、ファティマだったら安心だろ?」
「……」 紺野さんは黙って考えているようだ。
「後藤サンは?、どうですかァ?」と斉藤さんが聞く。
「…私は別に構わないけどね、れいなが勝つに決まってるもん」
「…ようし、紺野はァ、どうするよォ!」
「…残りの一人は誰が行くんですか?」

「オレが行く!!」
・・オレは気が付くとそう叫んでいた。
・・・考えるよりも先に口が出てしまった。。後には引けない。。
「…言っとくけどオレは藤本の手下になった覚えはない、
 オレは誰の味方でもない!、中立の立場だ、…ただ、
 オレはみんなが血を流してさゆみんを奪い合うのは見ていられない!
 オレがさゆみんを見つけたら、…オレが主になる!
 そしてこの闘いを終わらせる!
 よくわかんないけど、さゆみんを使って悪いことはしない、
 その代わり、さゆみんは誰にも渡さない!!」
「……ほう、なかなかいい提案じゃねーか、
 オレは構わねーぞ、どうだァ、紺野は?」と斉藤さん。
「……はい、それなら構わないでしょう」
「後藤サンはァ?」
「…別に、いいよ」
「ようし、話は決まったァ!
 みんな!銃を下ろすんだ、シヴァ、村さん、下ろせ!」
 

392 :サボリン:2003/12/04(木) 06:10
 
柴ちゃんと村さんが先に銃を下ろして、後藤さんとれいなも下ろし、
まいちゃんと紺野さんもおとなしく銃をしまった。

あらためて、みうな、れいな、絵里ちゃん、オレが石を持ち、
プレートの前に立った。
ホントにこの4人でゲートをくぐることになってしまった。。

「みうな、頼んだぞ」「はい!」と斉藤さんとみうな。
「れいな、頑張ってね」「まかしてください!」と後藤さんとれいな。
「亀ェ、死んでも取って来いよォ!」「…う、うん」と紺野さんと絵里ちゃん。


・・・オレには送ってくれる人がいないのか、ショボーン。。と、
「○○さんも、頑張って下さいね
 さゆみんを起こさずに取って来れたら
 美貴様も私も亀もまいもあさみも、
 ○○さんの言うこと、なぁんでもきいちゃうんだからぁ…」
なんて紺野さんが舌打ちする。
「な、なに言ってんだよ、お、オレがさゆみんの主になるんだ!」
「そこォ!、なにこそこそしてんだ!?
 いかさますんじゃねーぞォ!」と斉藤さんに怒られる。

・・・オレが、誰よりも早くさゆみんを見つけて主になる。
そしてこの闘いを終わらせるんだ!!
って、こんな人間離れした3人と闘って勝てるのか…
…早くも不安になってきた。。

「さぁ、オマエら、石を置け!」
斉藤さんの合図で4人が一斉にプレートの穴に石を置く。。
 

393 :サボリン:2003/12/04(木) 06:11
 
 
と、プレートがスゥーーッと光って消えて

光に溢れた穴がプレートの下にでき、



気づくともう光の道を、




まっさかさまに






落ちて、









落ち…











 

394 :サボリン:2003/12/04(木) 06:12
 
























・・











 

395 :サボリン:2003/12/04(木) 06:12
 









・・・









「…ぅぅ…」
















「…ぅぅ…さゆ…」






 

396 :サボリン:2003/12/04(木) 06:13
 




 
「…ちゃん、起きてよ!」



「…んん?」




「…ちゃんてば!!」



あれっ、ここはどこだ??

…ベッドの上だ。。
ん?誰かに起こされたみたいだ。

ベッドの横でオレの体を揺すって起こしているのは…




1 幼なじみのみうな
2 妹のれいな
3 妹の絵里
 

397 :名無し娘。:2003/12/04(木) 07:01
3

398 :名無し娘。:2003/12/04(木) 11:11
3!3!!(;´Д`)ハァハァ (*´Д`)/lァ/lァ (*` Д´)//ア//ア!!

399 :名無し娘。:2003/12/04(木) 15:17
3しかない!!

400 :名無し娘。:2003/12/04(木) 15:50
3

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