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ときめきモーニング

1 :サボテン:2003/09/10 15:13:57
季節を選択してください

1 春
2 夏
3 秋
4 冬

401 :名無し娘。:2003/12/04(木) 22:17
3

402 :名無し娘。:2003/12/04(木) 23:40
3だよな!

403 :名無し娘。:2003/12/05(金) 04:36
3

404 :名無し娘。:2003/12/05(金) 23:16
3

405 :名無し娘。:2003/12/06(土) 01:25
3

406 :名無し娘。:2003/12/06(土) 14:54
3

407 :名無し娘。:2003/12/06(土) 20:24
    @ @
   ( ‘д‘)
  (( (  つ ヘ⌒ヽフ
    ),ィ⌒( ´D`)
  (_(__人__,つ 、つ

408 :名無し娘。:2003/12/06(土) 20:36
3

409 :名無し娘。:2003/12/06(土) 22:40
3

410 :名無し娘。:2003/12/07(日) 00:09
3

411 :名無し娘。:2003/12/07(日) 00:59


412 :名無し娘。:2003/12/07(日) 01:47
3

413 :名無し娘。:2003/12/07(日) 02:49
3

414 :名無し娘。:2003/12/07(日) 02:56
漏れも3

415 :名無し娘。:2003/12/07(日) 03:39
3

416 :名無し娘。:2003/12/07(日) 05:15
す、凄い団結力。。。漏れも33で

417 :サボリン:2003/12/07(日) 05:23
ちょっと待て!
レスが多すぎるが…、しかも全会一致って…
おまいらえりりん恋しさに自演してないよな??

ともあれ、たくさんのレスありがとうございます。
今からマターリと書きます。ご期待にそえるかどうか。。

418 :名無し娘。:2003/12/07(日) 11:44
全員一致キタ━━━━━━从*^ー^)━━━━━━!!!!

419 :名無し娘。:2003/12/07(日) 14:28
えりりんのωなら大丈夫だろー?>3投票のみんな




420 :名無し娘。:2003/12/07(日) 15:36
3

421 :名無し娘。:2003/12/07(日) 16:27
3

422 :名無し娘。:2003/12/07(日) 20:44
便乗3

423 :名無し娘。:2003/12/07(日) 20:55
3

424 :サボリン:2003/12/07(日) 21:13
 
 
 
「おにーちゃんてば!!
 もう起きてよ〜、今日は絵里と一緒に海に行く約束でしょ!?」

目を開けてみると絵里ちゃんがベッドの横に座っていた。
「…むにゃ、……、え、絵里ちゃん??」
「…な、なに寝ぼけてるの?
 んもう、おにーちゃん、気持ち悪い、
 …“絵里ちゃん”なんてやめてよ」
「…お、おにーちゃん?」
「…早く降りてきてね、ごはんできてるよ」
そう言って絵里ちゃんはぴょんとジャンプして立って伸びをする。
半袖シャツに半ズボン、なんだか夏のような格好だ。
「…う、うん」
絵里ちゃんはドアのところでニッっとかわいくにらんでから、
髪を揺らして階段を下りていった。


…あ、あれ?ここはどこなんだ?
カーテンを開けてみると、うわっ、
…まぶしい、カッと照りつける太陽だ。。
軽く風が吹いて、なんか鳥が鳴いている。
朝の気持ちいい空気が流れている。。

「…おにーちゃん!」

下から絵里ちゃんの声がする。

「今行く!」
 

425 :サボリン:2003/12/07(日) 21:14
 
慌てて階段を下りていくと
「おはよう、ねぼすけクン」
と、階段下で知らないお姉さんが話しかけてきた。
…あわあわ、あわわ、…平家さんだ、憧れの平家みっちゃんだ!!

「…みっちゃん、なにやってんのこんなとこで!?」
「…なにって、朝ご飯つくって…これから洗濯するところや?」
「あ、思い出した、ベストアルバム買おうとは思ってたんだけど
 忙しくてまだ買ってなかった、ごめんね…」
「はぁ? いつまで寝ぼけてるんね
 しゃんとしんさい! ○○クン!」ピン!
とみっちゃんにデコピンをくらった。
「…あいて」
「ふふ、早くご飯すませてーな、洗い物もせんならんで」
「…うん」


……あ、そうか、
みっちゃんはオレの叔母さんだったっけ……
そうだ、それで…、絵里はオレの妹だったよな……たしか。


ダイニングに着くと目玉焼きにウインナーにキャベツの千切り、
納豆におみそ汁、なんかとってもあったかい料理が並んでいた。
絵里は先にテーブルについてむしゃむしゃご飯を食べていた。
「おにぃちゃん、さっさと食べて準備してよね」もぐもぐ。
「うん、…あ、絵里、ご飯つぶ、ほっぺについてるぞ」
「え?どこどこ?」
「ここだよ」
オレは絵里のほっぺのご飯つぶを取って、パクッと食べた。
「…ありがと」 と絵里が舌を出して照れ笑いをする。
「はは、絵里はまだまだ子供だなぁ」
「子供じゃないもん!」
「だってお前、下見てみろよ」
「…あ」
絵里の食器の横にはキャベツの千切りがぼろぼろ落ちていた。
「まったく、箸もちゃんと使えないんだから、子供だよなぁ」
「…おにーちゃんのいぢわる!」 と絵里は頬をふくらませる。
…なんて、いつものように絵里をからかいながらオレも席に着いた。
 

426 :サボリン:2003/12/07(日) 21:14
 
と、「絵里〜、準備できと〜?」
勝手口から女の子が入ってきた。絵里の友達のれいなだ……たしか。
「れいな来るの早いよ〜」
「あは、そうかいな?
 あ、○に〜ちゃん、おはよう」
「…おはよう」

「あれ、れいなちゃん、おはよう、
 随分早いんね、朝ご飯は?ちゃんと食べた〜?」
と、みっちゃんが顔を出してれいなに話しかける。
「あは、実はまだねー」
「ほな、食べてかんとね、今準備するで」
「すみません」 れいながちょこんとおじぎをしてオレの隣に座る。

「れいな〜、いい加減うちで朝ご飯食べるのやめてよね」と絵里。
「なに言っとーと、絵里はけちんぼやね〜」
「…別にけちで言ってるんじゃないもん」
「やったら、なんでそんなに怒っとーよ?」
「はは、さっきオレがからかったから怒ってるだけだよ」
「あは、○に〜ちゃん、また絵里のこと子供やってからかったんね?」
「ま、まーね…」
「しょうがなか、ほんまのことやけんね、あはは」
「なにさ、れいななんか思いっきり幼児体型のくせに!」
「ふん、絵里のアヒル口!」
「れいなの…フック鼻!」
「だいこん!!」
「よりめ!!」
「…え〜ん、○に〜ちゃん、絵里がいぢめる〜」とれいなが抱きついてくる。

「…絵里、言い過ぎだぞっ、あやまんなさい!」
「そんな〜、れいなだって好き放題言ってたのに!
 それよりれいな〜、おにーちゃんから離れてよ!」
「べーっだ、絵里がいぢめるから隠れてるんばい!」
と言ってオレの背中に隠れるれいな。
「……」
「あは、絵里のブラコン! でも、だめばい、
 ○に〜ちゃんはれいなと結婚するんやけんね
 絵里はどう頑張っても結婚できなかからね、へへーんだ!」
そう言ってれいなが後ろから抱きついてくる。ぷにっ。
「なにを〜、キーッ!! お、お、おにーちゃんから離れて〜!!」
と絵里がれいなを追っかけるが、オレを盾にしてれいなが左右によける。
「へへーんだ、絵里ののろま〜!」
「むっき〜!!」
二人がオレを挟んで追いかけっこを始める。ドタガタ。

「ええい、二人とも、やめんか!!」
 

427 :サボリン:2003/12/07(日) 21:15
 
 
…ケンカする二人をなんとか収めて、ようやく出発となった。
「いってらっしゃ〜い、気をつけてね〜」
とみっちゃんが送ってくれた。


家から歩いて10分のところにいつも行くビーチがある。
ビーチにつくと、オレたち以外誰も人がいなくて独占状態だった。
今日は本当にいい天気だ。青い空に青い海。からっとした暑さが気持ちいい。
絵里もれいなもさっきのケンカは忘れて、
ビーチボールでキャッキャと遊んでいた。
オレはお守りみたいなもんだ、、パラソルの下で横になって休んでいた。
ザァーッ、ザァーッ、という波の音に誘われて
ついついウトウトしてしまう。。と、

「○○、はい、差し入れっ」
ひゃっ!!と頬に冷たい感触が!!
オレは慌てて起きあがった。。なんだ、…みうなか。
「なんだよっ、突然、ビックリするだろ!!」
「はは、ごめんごめん」 みうなが意地悪そうに笑ってオレの横に座る。
「オマエ、店はいいのかよ?」
みうなが持ってきたアイスティーを飲みながらたずねる。
「うん、ちょっと抜けてきたんだ…
 はは、絵里ちゃんもれいなも元気だね〜」
絵里とれいなは浮き輪で浮かびながら水をキャッキャとかけあっていた。
「…うん、そうだね」
薄く切ったオレンジがアイスティーに浮かんでいる。
こんないい天気の中でビーチで寝そべっていると、
生きる事も爽やかに視えてくるから不思議だ。
…自分が誰かも忘れてしまいそうだ。。

「なに?どうしたの?具合でも悪いの?」
目をつぶって動かないオレを心配してか、みうながたずねる。
「いいや、太陽がいっぱいで、最高の気分さ…」
 
 

428 :サボリン:2003/12/07(日) 21:15
 
と、そのとき、
「きゃあぁ!!」「きゃー!!」という二人の叫び声がする。

「どうしたァ!!」
オレは慌てて波打ち際の方へ走った。
二人の方へ駆け寄ると、、
女の子が一人、砂浜に倒れていた。
服がびっしょりと濡れている。おぼれたのだろうか。。

「お、おい、そ、その子どうしたんだ??」
「海からあがったらそこに倒れてたの…」と絵里が脅えて言う。
「全然気づかなかったとよ、いつからいたんやろ…」とれいな。
「そ、そんなことより、大丈夫なのかその子は??」
オレは慌てて駆け寄って女の子の上半身を抱き上げた。
「おい!、大丈夫か!おい!!」ペチペチ。
頬を叩いてみるものの、返事がない。ただの屍のようだ。
…いや、意識がないだけだろう。。
しかし、口元に耳を当ててみると、、呼吸してるのかどうか、あやしい。
……そのわりに頬の血色は良いようだが。。




1 と、とりあえず救急車を呼ぶ。
2 ベルトを緩め、濡れた服を脱がす。
3 いや、即座に人工呼吸だ。
 

429 :名無し娘。:2003/12/07(日) 22:37
3!!!!!

430 :名無し娘。:2003/12/07(日) 22:38
2と行きたいが3で

431 :名無し娘。:2003/12/07(日) 23:06
3

432 :名無し娘。:2003/12/07(日) 23:24


433 :名無し娘。:2003/12/07(日) 23:26
3

434 :名無し娘。:2003/12/08(月) 00:13
3で

435 :名無し娘。:2003/12/08(月) 00:30
3

436 :名無し娘。:2003/12/08(月) 01:50
3

437 :名無し娘。:2003/12/08(月) 02:54
3

438 :名無し娘。:2003/12/08(月) 10:33
3

439 :名無し娘。:2003/12/08(月) 22:32
3

440 :名無し娘。:2003/12/08(月) 23:09
3!(;´Д`)ハァハァ (*´Д`)/lァ/lァ (*` Д´)//ア//ア!!

441 :名無し娘。:2003/12/08(月) 23:42
3

442 :名無し娘。:2003/12/08(月) 23:54
おまいら3好きだな。だがそんな漏れも3。

443 :名無し娘。:2003/12/08(月) 23:56
3

444 :サボリン:2003/12/09(火) 00:11
うにゅう、、ここまで一致した選択がされてしまうのは
オレの出す選択肢が適当だからだなぁ。。ちと考えねばならん。

ストーリー重視だから仕方ないところもあるけど
せっかく選択してもらっても無理矢理戻すこともあったしな。。
でも、>>396とかは選択通りにちゃんと3パターン考えてたのに3ばっかだった。

ま、読んで下さった方は「読んだよ」という軽い気持ちで選択して下さい。
これからはもっと選べる選択肢を考えます。
でも、その分修正が必要になり、無視することもあるかも知れませんがご了承を。
・・・うーん、何が言いたいのかわかんなくなってきた。ま、マターリやります。

445 :名無し娘。:2003/12/10(水) 01:45


446 :名無し娘。:2003/12/10(水) 05:15
2

447 :サボリン:2003/12/12(金) 15:38
 
「あわわ、これはいかん、即座に人工呼吸だ!」
オレは女の子の頭を抱えて口をつけようとした。が、
「おにーちゃん、だめぇ〜!!」ドスッ!!
と、絵里に突き飛ばされた。
「な、なにすんだよお前、一刻を争う事態だぞっ!」
「だって…」 すると、
「…れいながやるけん」
そう言って、れいなが女の子の頭を抱えて鼻をつまんで口をつける。
フーーーッと思いっきり息を吹き込むれいな。
もの凄い勢いで女の子の肺が膨らんでいく。。
「おい、れいな、もうちっとやさしくやれよ…」
「大丈夫ばい」と言って鼻から手を放し、また口をつけて息を吹き込む。
と、「こほっ、こほっ!」
と女の子が咳をして呼吸を始めた。…良かった。
目をうっすらと開けたものの眉を寄せて苦しそうな表情だ。
「…水ば吐かせなかと」
そう言ってれいなは女の子を抱き起こし背中をバシバシ叩く。
「うぅ!、うぅ…」
「だめだなぁ…」と、れいなが女の子の口に指を突っ込むと、
「うぇ、うぇぇぇえ!!」げろげろ。
と、女の子が水をはき出した。
「よし、もう大丈夫ばい!」
と、れいなは女の子の顔をのぞき込む。
どこで習ったのか知らないが、見事な手腕だ。。
絵里とみうなも女の子の周りに立って様子を見る。
女の子は眠ってしまったようだ。
でも、さっきより楽そうな表情をしていてよかった。
…口元のほくろがかわいい。
なんかどっかで会ったことがあるような懐かしい顔をしている。。


おっと、そんな感傷に浸っている場合じゃない。
「絵里、あそこのタオル全部取ってこい」
「うん」
オレとみうなで体を支えながら濡れた上着とスカートを脱がせ、
絵里が取ってきたタオルで女の子の体を拭いてぐるぐる巻いた。
「と、とりあえず、おれんち運ぶか」
「…そうだね、もう峠は越したみたいだし」
みうなに手伝ってもらって女の子を背負い、おれんちまで運ぶことにした。
 

448 :サボリン:2003/12/12(金) 15:39
 
「おいしょ!」
オレは坂道を必死になって登っていく。結構重いな。。
「○に〜ちゃん、この子大丈夫やろか?」
後ろから心配そうな顔をして、れいながついてくる。
「ああ、大丈夫だよ、…たぶん」
・・・オレの体力の方が大丈夫じゃないよ、ハァ、ハァ。
海からおれんちまでの坂道は一人だってつらいときがあるというのに。。
「○に〜ちゃん、頑張って!」
とれいなが後ろから押してくれる。
「ああ、ありがとな」
「おにーちゃん、頑張って!」
「○○〜男でしょ〜、それくらいなんだ!」
絵里とみうなが前を歩きながら声をかけてくる。
「おまいらも手伝え…」

オレは必死の思いで女の子を背負い、なんとか家までたどり着いた。
みっちゃんは女の子を見て、「えらいこっちゃ」とあたふたと動き、
客間に布団を敷いて、女の子を着替えさせて寝かせてくれた。

みんなでしばらく女の子の周りに座って様子を見ていたが
「…よく眠ってる、大丈夫や
 ゆっくり寝かせたろ、みんな外にでよか」
みっちゃんに言われてオレたちは部屋を出た。
みうなは心配していたものの店の手伝いがあるので帰った。
れいなも絵里と遊びながらちょくちょく女の子の様子をのぞいていたが
夕方になって帰ることになった。
「絵里、またね、明日見に来るからね」
「うん」
「あん子が元気になりよったら一緒に遊ぼうね」
「うん」
「れいな、気をつけて帰れよ」
「うん、○に〜ちゃん、またね」
「おう、じゃーな」
れいなはサンダルをひっかけて、
オレンジになった砂利道をカラコロ音を立てて帰っていった。
 

449 :サボリン:2003/12/12(金) 15:39
 
れいなが帰ると絵里は急にしょんぼりとして、
縁側に座って足をプラプラさせながら犬をいじっていた。
「絵里、早く入ってこい、蚊に刺されるぞ」と声をかけた。
「うん」
「絵里?」ちっとも入ってこないので様子を見に行った。
「おにーちゃん、絵里、
 コイツのことカワイイと思えないんだよね、…微妙に」
「…はぁ?」
「絵里って悪い子かなぁ…」
「…いや別に、そいつはたしかにかわいくないからな…
 でも、愛嬌はあるぞ」
「ふふ、そうだね」そう言って絵里は犬をもみくちゃにいじる。
「ほら、もうご飯だぞ、入ってこい」
「うん」


夕食が終わって一風呂浴びて居間に戻ると
絵里が煎餅を片手にお茶をズズゥっとすすってテレビを見ていた。
「なんだ、お前、おばーちゃんみたいだな、
 それになんだ、寝る前に食うと太るぞ」
「なによ〜ほっといてよ」
「それに、お前、髪の毛ちゃんと拭いたのか?風引くぞ」
俺の前に風呂に入ったのにまだ髪が濡れていた。
「もう、子供扱いしないでよっ」
絵里は怒って居間を出て行こうと勢いよく立ち上がったが
ステーン!と畳に靴下を滑らせて転びかけ、本棚に足をガツンとぶつけた。
「おい、…大丈夫か?」
「……っ、、ふん!」
痛いのをやせ我慢しながら、絵里は黙って二階に上がって行った。
・・・まったく、近頃の絵里はころころ気分が変わって手に負えない。
 

450 :サボリン:2003/12/12(金) 15:40
 
しばらくマターリしたあと、
台所でみっちゃんの食器を洗う音がしたので手伝いに行った。
「あ、○○クン、おおきに」
「ううん」
みっちゃんの隣でみっちゃんが洗った食器を拭いて戸棚に入れるオレ。
「○○クン、うち、今日は居間で寝るわ
 夜中にあん子が目覚まして、怖がるといかんからね」
「…そう、ごめんね、結局一番みっちゃんに迷惑かけちゃったね
 やっぱ病院かどっかに連れてけばよかったかなぁ」
「んなことあらへん、
 病院なんかに入れたらかわいそうやないか、
 なんか事情があるのかもしれへんし…まぁ、明日には元気になるろーて」
「…うん」

洗い物を終え、オレは客間の襖を少し開けて女の子の様子をみた。
・・・ぐっすり寝ているみたいだ。。
静かに襖を閉じて、オレは自分の部屋に向かった。
途中、絵里の部屋をのぞいてみる。
枕元の豚の蚊取り線香入れから煙が出ている。
以前、絵里は蚊取り線香で小火を出したことがあるので
夏は時々気になってのぞくことがある。火の元は大丈夫のようだ。
絵里は布団でスヤスヤ眠っていた。はだけたタオルケットを
かけてやって部屋を出た。

オレは自分の部屋に入りベッドにもぐり、
何となく慣れない感覚を抱きながら眠りについた。
 
 

451 :サボリン:2003/12/12(金) 15:40
 
 
朝、

食事をすませてから、なんとなく縁側で爪を切っていると
「○に〜ちゃん、おはよう!」 と、れいながやってきて犬をいじりだす。
「おう、おはよう」
「あん子は目さましたと?」
「…いや、まだだよ」
「それや、あれからずっと寝てると?」
「…うん」
「大丈夫かね?」
「…う〜ん」
・・・実際、計算するともう20時間くらい寝てるのかも。大丈夫かな。。
と、背後の客間の襖がスススーッと開いて、振り向くと、
「…大丈夫です」と、女の子が出てきた。
「うわっ!」
「わっ、起きた!」
「……気分はどう?…起きても大丈夫?」
「…はい、大丈夫です」 はれぼったい瞼を落として静かに答える。
「…絵里、おばちゃん、あん子が起きたよ!」
「ホントに?」「ほんまか?」
と、れいなに呼ばれて、絵里とみっちゃんも居間に集まった。

「…みなさんが助けてくれたんですか?
 …ありがとうございます、私、道重さゆみと言います」
女の子は改めてオレたちに頭を下げた。

「さゆみ?…変わった名前だね」と絵里。
「あは、そうだね、…さゆ、って呼ぼうか?」とれいな。
「ふふ、なんだか白湯みたい
 …私は絵里、よろしくね」と絵里が女の子に握手を求める。
「…うん、…よろしく」と、女の子が絵里と握手をする。
「うちはれいなばい、
 絵里は頼りにならなかから、困ったらうちば頼るとよかよ」
そう言って、れいなも女の子の掌を握る。
「なにを〜!」と絵里が怒ってれいなをにらむ。
 

452 :サボリン:2003/12/12(金) 15:42
 
「ちょっと二人とも、さゆみちゃんは疲れてるんやからな、
 もめごとはあっちでやりぃ、さあ、さゆみちゃん?
 お腹空いたでしょ、向こうに座って、なんか用意するから」
そう言ってみっちゃんがダイニングに女の子を案内する。
オレもれいなも絵里もついて行って、女の子のまわりに座る。

「…いったい、昨日はどうしたん?
 突然浜で倒れてるから、びっくりしたんばい」とれいな。
「……」
「……どこから来たの?」と絵里。
「……」 困った顔をして女の子は下を向く。
「…覚えてないの?」
「絵里、まだ起きたばっかりなんだから、質問責めするなよ」
「…だって」
「昨日、○に〜ちゃんがここまで運んできたんばい
 それは覚えてる?」
「…あ、うん、昨日のことはなんとなく覚えてます、
 …ありがとうございました」と女の子がオレの方を向いて頭を下げる。
「い、いや、オレは運んだだけだから…その前にはれいなが口を…」
「○に〜ちゃん、言わなかで!」
「えっ、…ああ、うん、
 あ、そう、オレは○○、よろしくね、さゆみちゃん」
「…はい」そう言ってさゆみちゃんは微笑んだ。

「みんな〜、静かにしといてやりぃ、
 まずは食べて、体力回復せなね」
そう言ってみっちゃんがお粥を持ってきた。
「さぁ、お上がり」
「…ありがとうございます」
そう言ってさゆみちゃんはムシャムシャお粥を食べ始めた。
「やっぱりお腹が空いてたんだね」
と、絵里がマジマジとさゆみちゃんを見つめる。
「……」 さゆみちゃんが恥ずかしそうに下を向く。
「ほれほれ、見せもんちゃうで、
 3人とも、しばらくあっち行っとかんね!」
 

453 :サボリン:2003/12/12(金) 15:43
 
みっちゃんに言われてオレと絵里とれいなは居間に戻り、
心配しつつも、マンガを呼んでマターリしていた。
しばらくすると、向こうからシャワーの音がする。。
みっちゃんがさゆみちゃんをお風呂に入れているようだ。

ほどなく、みっちゃんに連れられて
さゆみちゃんが居間に戻ってきた。
「……」
「あれぇ、絵里ちゃんの服着せたらちょっと小さかったかね
 ちょっときつくても我慢してね、
 そのうち○○クンの古いの探してくるよって」
「…はい」
「あはは、絵里と違ってさゆはスタイルがよかんだね」とれいなが笑う。
「なにを〜」とまた絵里がふくれている。
・・・さゆみちゃん、確かにスタイルいいかも、幼い顔のわりには。。
絵里のTシャツは胸の辺りがきつそうだし
絵里が着ると膝下まであるパンツが膝上に来ている。
「とにかく、みんな、仲良うな」
そう言ってみっちゃんは台所に戻っていった。


「さゆ、元気になりよったと?」
「…うん、もう大丈夫」
「じゃ、どっか遊びに行こうよ」と絵里。
「そうだ、行こう行こう!」とれいながさゆみちゃんの手を引っ張る。
「おい、おまいら、さゆみちゃんはまだ疲れてるんだから
 あんまり連れ回すなよ」オレが慌てて止めに入った。
「…私は大丈夫ですよ」 さゆみちゃんが答える。
「さゆもこう言ってることだし大丈夫だよ」
「…ホントに大丈夫か?」
「そうだ、みうな姉ちゃんのお店まで散歩に行こうよ
 おにーちゃんも一緒に、それくらいならいいでしょ?」
「そうだ、それがよか」
・・・絵里もれいなも同世代の友達は初めてだからか、
随分とはしゃいでるみたいだ。…どうしようか。。




1 「さゆみちゃんはまだ本調子じゃない、大事を取って家にいなさい」
2 「そうだな、みうなの店までなら大丈夫かな」
 

454 :名無し娘。:2003/12/12(金) 19:56

それにしてもネタ目白押しだな。

455 :名無し娘。:2003/12/12(金) 21:54
2

456 :名無し娘。:2003/12/12(金) 23:14
2

457 :名無し娘。:2003/12/14(日) 23:23
2だな

458 :名無し娘。:2003/12/15(月) 01:48
2だニイ

459 :名無し娘。:2003/12/15(月) 12:17
1で

460 :名無し娘。:2003/12/15(月) 13:00


461 :名無し娘。:2003/12/15(月) 16:26
2

462 :名無し娘。:2003/12/15(月) 22:35
2

463 :名無し娘。:2003/12/18(木) 00:00
2

464 :名無し娘。:2003/12/18(木) 00:25
2

465 :名無し娘。:2003/12/18(木) 22:36


466 :サボリン:2003/12/20(土) 18:13
 
「そうだな、みうなの店までなら大丈夫かな」
「やった、さゆ、行こ!」
「行こ!」
「…うん!」
絵里とれいなはさゆみちゃんを引っ張ってすぐにも玄関を出ようとする。
「おい、おまいら、待て!」
走っていく3人の後を、オレは慌てて追いかけた。

しばらくして追いつくと、3人がゆったりと歩き出したので
オレは呼吸を整えながらマターリと少し後ろからついて行った。
なにを話しているのか、風に気を取られて聞こえてこない。
3人はキャッキャと声を立てては時折こちらを振り返って笑っていた。
日差しが強くなり始めた頃だったが、
みうなの店までの道のりは防風林が連なっていて
松の木が丁度良く影を落としてくれていた。

3人の姿が影に入ったり光に出たりするのを眺めているうちに
いつの間にか、オレは3人の声が聞こえる程度にまで近づいていた。
が、3人は話すこともなくなったのか、静かに歩くだけだった。
風に吹かれる木の音に4人の足音だけが静かにリズムを刻んだ。
と云って気まずい空気が流れていたのではなく、
穏やかな海風に話すことを忘れたといった感じで、
特にさゆみちゃんは、初めて世界を眺めるかのように
じーっと目を開いて木々を見つめながら歩いていた。
時折差す光に茶色の瞳が綺麗に透き通って光っていた。
 

467 :サボリン:2003/12/20(土) 18:13
 
みうなの店に着くと、今日はいつにも増して客が少なく…
いや、客は一人もいなかった。
「みうな姉ちゃん、あの子が起きたよ!」
絵里の声を聞いてみうなが出てきた。
「ホントに?良かったね〜」
と、さゆみちゃんの頭をなでる。
「……」
「さゆみって言うの」
「へぇ〜、昨日は大変だったんだよ〜、覚えてる?」
「…はい、ご迷惑をかけました」
「はは、カタくならないでよ、…もう動いても大丈夫なの?」
「…はい、大丈夫です」
「そうか、じゃ快気祝いになんか作るから食べてってね」
「…はい」
そう言って、みうなは調理場に入っていった。

絵里とれいなは冷蔵庫から勝手にジュースを持ち出して
テラスにさゆみちゃんを連れ出していった。
店長がいないらしく、みうなは一人で調理場でガタゴトやっているので
オレはみうなを手伝うことにした。
みうなに指示されながら食器を出したり鍋を片づけたりしているうちに
手際よくスパゲッティが出来あがり、オレがテラスに運んでいった。

3人はテーブルを囲んでジェンガをやりながら、にゃーにゃー騒いでいた。
「ほら、おまいら、できたぞっ! それどかせよ」
「は〜い」「は〜い」
絵里とれいなはしゃきしゃきとジェンガをかたして
小皿やフォークを持ち出してガツガツとスパゲッティを食い始めた。
みうなも奥から出てきて席について食べ始めた。と、
「…あれ?さゆみちゃん、食欲ないの?」 みうながたずねる。
「…あ、そうだ、さゆみちゃんはさっき食べたばっかりだった…」
「なぁに、○○、そんなこと先に言ってよね!」
「ごめん、忘れてた」
「…あまり食べれなくてごめんなさい、美味しいです」
「…ううん、気にしないで、そうだフルーツでも持ってくるね!」
と言って、みうながフルーツを持ってきたが、
結局、それも絵里とれいながガツガツ食ってるだけだった。
さゆみちゃんはパイナップルを少し、もそもそかじっていた。
 

468 :サボリン:2003/12/20(土) 18:14
 
 
食事が終わってしばらくマターリして、帰ることになった。
みうなが店長から花火をもらったというので
夕飯後にみんなでやることになった。
海のそばでやったらさゆみちゃんが怖がると絵里が心配したが
さゆみちゃんは大丈夫だと言うので、やることになった。
8時に海に集まることにして4人は店を出た。


家に戻って、絵里たちは部屋で静かに遊んでいるようだった。
オレはやっと3人から解放されて居間でウトウトしていたが、
しばらくして3人がダダダダッと階段を勢いよく下りてきて、
夕飯はれいなも一緒に食べることにする、
お好み焼きをやる、と言う。3人がガタゴト台所を荒らして
にゃーにゃーと騒ぎながら作るのを、オレとみっちゃんはあきれて見ていた。

絵里とれいながぎゃーすか言いながら焼くのを見て、
さゆみちゃんも負けじと、元気にお好み焼きを焼いていた。
「見てて、絵里、いくよっ、…やっ!」パシュッ!
「すご〜い、さゆ!」「やる〜」
「ふふ、すごいでしょ」
一発裏返しに成功したさゆみちゃんが得意げに笑う。
「絵里もやる!」
「ちょっと待て、お前…」
「やっ!」ぐちゃ。
…まだ、半焼けのものを無理矢理ひっくり返し
絵里のお好み焼きはゲロみたいに広がり、
生地がプレートの外にまで散らばっていた。
「こんばか! なんするの!」
「…ふえ〜ん」
「れいなの領域を侵犯するなっちゃ!」
れいなは必死に自分のお好み焼きが犯されないようにヘラでガードしていた。
絵里は泣き真似しながら突っ立ってるだけで片づけようとしない。
「だーっ、ちょっとどけ! …ばかだなぁ」
と、オレが雑巾で散らばった生地を拭いて
なんとか絵里のお好み焼きの形を整えてやった。
「……ありがと」
絵里は自分の不器用さに少し凹んでいるようだった。。

結局、何が入ってるのかわからん奇妙な味のお好み焼きを、
誰が作ったのが一番美味しいか、と何種類も食べさせられた。
オレの胃袋を使って競争するな!と。。
…とはいえ、すっかりさゆみちゃんも元気になったみたいで良かった。。
 

469 :サボリン:2003/12/20(土) 18:15
 
 
夕食後、少し休んでからバケツを持って海に向かった。
道路が切れるところで
みうながボストンバッグみたいなでっかい花火袋を持って立っていた。
「おーい、こっちこっち」と手を振るみうな。
「オマエ、…花火って、こんなに持って来ちゃったの?」
「え?なんで? どかーんとやろうよ、どかーんと!」
「…ああ」
…オレはなんだか嫌な予感がした。


始めは手持ち花火でチロチロ遊んでいたが
絵里が吹き出し花火を持って「すごいだろ〜」と大きな火花を自慢し、
それに対抗して、れいなが「うちの方がすごいよ!」と
手持回転に火をつけてグリグリと鎖ガマみたいに回して走り回り始めた。
「ねぇ! ○に〜ちゃん、すごい?れいなの方がすごい!?」
「はいはい、すごいすごい、わーったから、気をつけろ!」
「大丈夫ばい!」
「はは、絵里もれいなもまだまだだね!」
と、今度はみうなが打ち上げ花火を手に持って、
大砲のようにドシュドシュと水平に連続発射させていた。
「○○!みうなの方がすごいよね!」
「ばか!オマエが挑発にのってどーすんだよォ!」
「あ〜、みうな姉ちゃん、反則ばい!
 よーし、れいなだって…」
と、れいなが空き瓶を拾ってきてなにやら作業し始める。
のぞいてみるとロケット花火が束になって瓶に突っ込まれ
導火線が器用に一本にまとめられていた。れいなは瓶を横に向けて、
「いくばい!」
「ばか!やめっ…」ジジジジッ…
「逃げて!」とれいなが走り去るのをオレは慌てて追いかける。と、
ヒューン、キュン、キュキュン、ヒュヒュヒュン!!
パンパン、パンッ、パパパンッパパッ!!ババンッバンッッ!!
ロケット花火があちこちに飛んでいって連続で爆発していた。
と、空き瓶が発射の勢いで回転し、
最後の一発がオレとれいなめがけて飛んできた。キューン、パンッ!
「うわぁああ!!」「きゃぁあ!」と叫んだときには、
既にロケット花火は二人の間を通り過ぎ、後方で爆発していた。
れいなはオレに抱きついてへなへな座り込んでいた。
「ばか!危ないだろ!!」
「…恐かったっちゃ〜、不良品やねアレは」
「あのな、オマエの使い方が悪いんじゃ!」
 

470 :サボリン:2003/12/20(土) 18:16
 
と、騒いでる二人を余所に、絵里とみうなとさゆみちゃんが
輪を作ってしゃがみこんでなにやら見つめている。
また変なことを始めるのかと、慌てて見に行ったが
3人でヘビ花火を長くつなげて喜んでいた。ジジジジ。…ふう。
「みうな姉ちゃんとれいながバカみたいに使っちゃうから
 後はヘビと棒と線香花火しかないよ」と絵里が文句を言っていた。と、
「…私はこれが一番好き」
さゆみちゃんが立ち上がって、
手持ち花火に火をつけて静かにクルクル回し始めた。
「はは、さゆみちゃん、綺麗だね」
「…ふふっ」
と、気をよくしたのか、さゆみちゃんは花火をもったまま
体を動かして新体操のリボンみたいに踊り出した。シュッシューッ。
さゆみちゃんが花火を縦横に動かした軌跡が目の奥に線を作って、
目の前の花火と瞼の裏の花火、どちらを見ているのかわからなくなった。
「ははは、きれいきれい」
「絵里は?絵里は?」
と絵里も両手に花火を持って太極拳みたいな踊りを始めた。シュッシュッ!
「…ああ、きれいだね」
「れいなもやるばい!」
とれいなも両手に持って体をグルグル回転し始めた。シャァーーッ!!
「とりゃー、○に〜ちゃん、見て見て、見てる〜!?」ぐるぐるぐる。
「……ああ、見てるよ」
「綺麗?綺麗?」
「…はいはい、きれいだね」…なんだかヘリコプターみたいだ。。
「見てる〜、ホントに見てる〜、キャハハハハ!」
と笑って、れいなは目を回してぶっ倒れた。
「…ばかだなぁ」


なんて騒いだ後、最後に5人で線香花火をした。
れいなも絵里も騒ぎ疲れたのか、急におとなしくなって
じーっと線香花火の火を見つめていた。…成長したもんだな。
こうやって黙っていれば絵里もれいなも随分色っぽく見える。
…いや、花火のせいか。。

次々にタマが落ちていく中、
さゆみちゃんのだけが随分長持ちしていた。
みんなもさゆみちゃんも黙って最後のタマを見守っていた。
黙って線香花火を見つめるさゆみちゃんはとても大人びて見えた。
照らされた瞳が綺麗だなぁ、と思った瞬間、
フッと音もなくタマが落ちて瞳の色が消えた。

「……さ、帰ろっか」
「…うん」
 
 

471 :サボリン:2003/12/20(土) 18:17
 
後かたづけをして、みうなと別れて4人で家に帰った。
案の定、れいなが泊まっていくと言い出す。
まあ、絵里とさゆみちゃんから仲間はずれになるのはかわいそうだろう
と、みっちゃんの許可もおり、3人は風呂に入ったり
客間に3人分の布団をしいたりで、なおもドタバタしていた。元気だな…。

オレは先に寝ることにして、ベッドにもぐりこんだ。
疲れがたまっていたのだろう、、すぐに深い眠りに落ちていく。







・・

・・・・た、助けて。









…さゆみちゃん、どうしたの?



・・助けて。








・・
・・・ふう、夢か。


・・朝だ。・・・おかしな夢だった。
さゆみちゃんが「助けて、助けて」とつぶやいていた。
もう、さゆみちゃんは助かったというのに。。
一昨日のことを思い出して夢に見たのだろうか。。
 

472 :サボリン:2003/12/20(土) 18:19
 
下に行って、みっちゃんと一緒に朝食を頂いた。
静かな朝だなぁ、と思っている矢先に
れいなが目をしょぼらせて頭をぼーぼーにして起きてきた。
「おはよう、○に〜ちゃん」
「…おはよう、れいな、顔洗ってこい」
「…うん」
絵里もさゆみちゃんも次々に起きてきて洗面所でまた騒ぎ出した。
……静かな朝は当分迎えられそうにないな。。


朝食をすませた3人は、今日は裏山に行くというので
仕方なくオレもお守りについていった。
裏山に着くと、なにをして遊ぼうかと相談し始める。
「鬼ごっこしよう!」とれいな。
「だるまさんが転んだやろう!」と絵里。
「かくれんぼがいい」とさゆみちゃん。
「おにーちゃんは?なにやりたい?」
「あ?、オレはここで見てるから、おまいら勝手に遊んでろ」
「なんで?○に〜ちゃんも一緒に遊ぼう!鬼ごっこしよう!」
「あのな、オレはもう17なんだから、
 鬼ごっことかやってる年じゃねーの!」
「…○ちゃん、かくれんぼしようよ」とさゆみちゃん。
えっ、○ちゃん??
さゆみちゃんにいきなり「○ちゃん」なんて呼ばれてとまどった。
「そ、そうだなぁ、たまには童心に戻るのもよき哉かな。。」
「じゃ、おにーちゃん、なにやりたい?」

「じゃぁ…」





1 「鬼ごっこ」
2 「だるまさんが転んだ」
3 「かくれんぼ」
 

473 :名無し娘。:2003/12/20(土) 20:22
2ダニダ

474 :名無し娘。:2003/12/20(土) 21:07
3

475 :名無し娘。:2003/12/20(土) 22:02
3

476 :名無し娘。:2003/12/20(土) 23:22
1

477 :名無し娘。:2003/12/21(日) 00:29
1しかないさw

478 :名無し娘。:2003/12/21(日) 01:10


479 :名無し娘。:2003/12/21(日) 01:35
1で

480 :名無し娘。:2003/12/21(日) 11:04
@さゆしか追いかけない

481 :名無し娘。:2003/12/21(日) 12:25
3

482 :名無し娘。:2003/12/21(日) 21:04
3だ

483 :名無し娘。:2003/12/21(日) 21:55
1

484 :名無し娘。:2003/12/22(月) 01:06
3

485 :名無し娘。:2003/12/22(月) 01:39
1

486 :名無し娘。:2003/12/22(月) 12:52
1

487 :名無し娘。:2003/12/22(月) 17:35
3

488 :名無し娘。:2003/12/22(月) 22:08
1

489 :名無し娘。:2003/12/22(月) 22:42
3やよ〜

490 :名無し娘。:2003/12/22(月) 23:46
1

491 :名無し娘。:2003/12/23(火) 12:30
3

492 :名無し娘。:2003/12/23(火) 18:57
3

493 :名無し娘。:2003/12/23(火) 20:09
1

494 :名無し娘。:2003/12/26(金) 16:11
2

495 :名無し娘。:2003/12/26(金) 21:33
1

496 :名無し娘。:2003/12/29(月) 09:48
1

497 :名無し娘。:2003/12/30(火) 16:32
3

498 :名無し娘。:2004/01/01(木) 12:01
3

499 :名無し娘。:2004/01/01(木) 17:32
3

500 :名無し娘。:2004/01/02(金) 02:19
3

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