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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
俺と娘。の夢物語〜in 狩狩〜

1 :名無し娘。:2003/09/09(火) 18:55
前スレ

俺と娘。の夢物語
http://teri.2ch.net/mor2/kako/977/977128657.html
俺と娘。の夢物語〜第2章〜
http://teri.2ch.net/mor2/kako/986/986831774.html
俺と娘。の夢物語〜第3章〜
http://www.metroports.com/test/read.cgi/morning/1004618557/

このスレを狩と共に終わらせてしまうのは、
余りにも惜しい。

167 :名無し娘。:2003/12/13(土) 15:11
( ゜皿 ゜)<マッタクダ、コノロリコンガ!

168 :名無し娘。:2003/12/13(土) 18:09
俺はおとめだったのか

169 :名無し娘。:2003/12/13(土) 22:17
>163-166
そろそろコテハン付けてくんないかなぁ

170 :名無し娘。:2003/12/13(土) 23:58
(笑とか使わないほうがいいんじゃ

171 :名無し娘。:2003/12/14(日) 17:33
そろそろ亀井以外も書いてね

172 :名無し娘。:2003/12/14(日) 17:34
そろそろ亀井以外も書いてね

173 :名無し娘。:2003/12/14(日) 17:36
夢見男が来なくなって半月

174 :名無し娘。:2003/12/14(日) 20:01
あなたの書く亀井は最高ですよ
(;´Д`)ハァハァ (*´Д`)/lァ/lァ (*` Д´)//ア//ア!!

175 :名無し娘。:2003/12/15(月) 01:34
この板の雰囲気的にレスしてよいのかわかりませんが

>>167
いえけしてロリコンでは・・・

>>168
一応今回だけかもしれません。

>>169
コテハンですか。恐れ多い気もしますがでは次回から付けてみます。

>>170
ご指摘ありがとうございます。ぼくも違和感はあったんです。
次回更新時はその辺気をつけたいと思います。

>>171
今現在一番書きたいのが亀井さんですがなんとか挑戦してみます。

>>174
ありがとうございます。純粋に喜んでいただいてうれしいです。
長々とすいませんです。自分自身がこの板好きなんで
できるかぎり書いていければなと思います。それでは失礼します。

176 :甘夏みかん:2003/12/15(月) 16:31
さっそくですがコテハンこれでいかせていただきます。
今まで亀井さんばかり書いてまいりましたが今回はじめて
ほかのメンバーに兆戦しました。楽しんでいただければ。

177 :甘夏みかん:2003/12/15(月) 16:34
12月もいよいよ中盤に入りますます娘。たちも特番などで忙しくなってきている。
まー確かに一年でもっとも忙しい時期といってもいいだろう。
さらにお正月からのライブのリハーサルもこなさなければならない。
そんな時でも元気な矢口さんやよっすぃーを中心になんとか
みんながんばっている。

そんなある日、リハ後忘れ物をしたことに気づいて楽屋に戻った。
もうみんな帰って誰もいないだろうと思いつつドアを開けた・・・が、
そこには矢口さんがいた。しかも顔を両手で持ったタオルに埋めて。

「矢口さん・・・」
「みるなー」
そう言ってくるっとこちらに背を向ける。微妙に肩が震えている。
いつも元気に振舞っている矢口さん。その小さい体のどこからあんなすごい
パワーが出てくるんだろうっていつも思う。娘。のムードメーカーで
ぐいぐい僕らを引っ張っていってくれる。

でもほんとは人一倍繊細な部分を持ち、プレッシャーに押しつぶされそうになりながらも
大きな壁にぶつかった時は努力でそれを乗り越えてきた人。
そんな部分はこれっぽっちも見せないけど。

僕はそばにあった椅子を持って矢口さんのそばまで行きそっと座った。
「なんだよー見せもんじゃなっ・・」

僕は彼女に最後まで言わさずそっとその小さい体を胸によせた。
「・・やさしくすんなよー。今おいらそんなことされたら・・・」
「わかってます。」
「なんだよー生意気だぞ。」

178 :甘夏みかん:2003/12/15(月) 16:36
なんて言いつつも矢口さんはそのまま僕の胸に顔をうずめたままだ。
まだ体の震えは止まらない。僕は彼女の頭をやさしくなでる。
「ったく。後輩のくせに子ども扱いしやがって・・・」
「たまにはいいじゃないですか。」
「・・・うん・・・」

そんな状態がしばらくつづいたがだいぶ矢口さんも落ち着いてきたようで
僕に顔を見せないようにそっと体を離した。たぶん泣きはらした顔を僕に
見られたくないのだろう。こういうところは矢口さんらしいなと思う。
「矢口さんもう大丈夫ですか?」
「なにが?」
「いやなにがって。」
「勘違いすんなよ。おいらただ化粧落とそうとしてただけだからな。」
「ふっ」

思わず吹き出してしまう。
「まったく素直じゃないなー。ジャー誰でしたっけいままで僕の胸で
泣いてたのは?」
「はーそんな人知りませーん。そんなことより早く帰らなくちゃ。明日も早いし。」
といって荷物を持って立ち上がった。けどその後起こったことはまるでスローモーション
のように僕の脳裏に焼きついている。

矢口さんはありがとうとつぶやいて
僕の頬に・・・
「っ」

「さー明日もがんばるぞー!!おー!」
矢口さんは何事もなかったように一人で気合を入れ
何も言えないでいる僕のかたをバシッとおもいっきりたたいた。
「い、いたいですよー。」
「うるさい!」そういって矢口さんは帰っていった。
でもやっぱり照れくさかったのかそう言った矢口さんの顔が赤くなって
いたことを僕は見逃さなかった。

179 :名無し娘。:2003/12/15(月) 20:50
撃沈されました

180 :名無し娘。:2003/12/15(月) 22:16
イイネイイネー

181 :名無し娘。:2003/12/16(火) 10:35
し、市役所行って離婚届取ってくる!

182 :甘夏みかん:2003/12/18(木) 18:12
最近、夢見男さんはじめ他の作者の方々もお忙しいのでしょうか。
今回あいぼんですが当方あまり関西弁はくわしくないので
その辺は特に関西の方は脳内変換していただければ。
それでは。

183 :甘夏みかん:2003/12/18(木) 18:14
「ただいまー。って誰もいないか?」
最近なぜか家に帰ってくると一人暮らしで誰もいないのに
おもわず口から出てしまうこの一言。

「疲れてんのかなー。ふー。」
すでに深夜を過ぎておりとりあえずリビングのソファーに腰掛ける。
いろんなことから開放され落ち着くことができる瞬間だ。

とそんな時、僕の携帯メールの着信音が深夜の静かな部屋に響いた。
こんな深夜に誰だろうと思いつつメールをチェックする。
『夜遅くごめん。まだ起きてる?』
メールはあいぼんからだった。彼女ともよくメールはするから
けして珍しいことじゃないんだけどこんな夜遅くにきたのははじめてだった。

『うん起きてるよ。どうしたのこんな夜遅くに?めずらしいじゃん。』
打ち込んで送信する。しばらくして
『あんなー別に用って訳やないんやけどなんか眠れなくて。迷惑やった?f(^_^;』

あいぼん独特の関西弁と標準語が混ざったメール。
僕はたまに聞く彼女の関西弁になんとなくほっとすることがある。
それは漠然とあいぼんの関西弁から郷愁ってものを僕が感じている
からかもしれない。

184 :甘夏みかん:2003/12/18(木) 18:14
『全然、今帰ってきたところだし。よかったら今電話で話そうか?』
『ええねん。電話代もったいないし隣の部屋でおばーちゃんもう寝とるしな。』
あいぼんのこういうさりげないやさしさにいつも感心させられる。

『そっか。で最近どう?ってほとんど毎日あってるけどさ(^^*)』
『毎日楽しいで。忙しいけど。そっちこそどうなん?』
ほぼ毎日顔を合わせてはいるけれど15人という大所帯のなかで
こういったなにげない会話というものは実は埋もれがち。
常に一緒にいることが当たり前になりすぎてものすごく近くにあるものが
見えなくなることがある。

『うんやっぱ忙しいよな。こないだなんか俺三時間しか寝れなくて
次の日仕事死にそうだったもん。でもいつもうるさい誰かさんたち
の相手しなきゃいけないから大変だよ。』

『いつもうるさい誰かさんたちって誰のことやねん(-_-#)怒るでー!』
『なんだ自分でわかってるじゃん。(^^*)娘。ツートップには
毎日泣かされてますよ(T-T)』
普段あまり使わない顔文字が携帯の画面に踊る。
しばらく返信がこないので待っていると今度は電話の着信音が鳴った。

その着信音から誰が掛けてきたのかすぐわかったけどしばらく携帯を
見つめてやっと通話ボタンを押す。
「もしもし。」

「もしもし・・・ごめん。なんか急に声聞きたくなってん。眠たかったらすぐきるけど。」
「大丈夫だよ。それよりどうした?なんか変だぞ。」
「ほんとなんでもないねん。ただどうしても眠れへんねん。せやから声きいたら安心するかなおもて。」
「そっか。じゃー子守唄でも歌ってあげようか?」
「子守唄ってうちもう子供やないで。」
「ごめんごめん。ついね。」しばしお互い沈黙。

185 :甘夏みかん:2003/12/18(木) 18:15
「なーうちってやっぱまだ子供やろか?どう思う?」
「うーん正直まだそういう部分がないわけじゃないけど。でも最近のあいぼん見てると
少しずつなんていうんだろうな、大人っていうかおねーサンらしくなってきたというか。
でもさー俺は子供っぽいあいぼんすきだけどな。」
「うちは早よー大人になりたいねん。いつも子供っぽく見られるのはいやや。
どうしたら早よー大人になれるんやろか?」

「そんな急いでならなくてもみんないつの間にかなってるもんだよ。こうしたら大人とか
何歳になったら大人とかってもんでもないと思うし。」
「それでもうちは大人になりたいねん。自分大人やって自覚してるやろ?」
「俺?そうだね一応そのつもりだけど。年齢的にはどうなのかわからないけどもう周りの人たちは
そう思ってるだろうし責任もちゃんとあるし。」
「そやねん。いくら自分が大人やって思っても周りが認めてくれへんかったら子供やねん。」
再び二人の間に沈黙が流れる。

「も、もしやでもし好きな人がもう大人で,でもうちの事は子供にしか見てくれへんかったら・・なんか悲しいやん。
好きって気持ちに大人も子供もあらへん思うねんけど。やっぱあかんねん。なー・・・うちのこと
大人として見てくれへん?」
「え?」
「いや、あ、あれやでメンバーとしてな。へ、変なこと言うてんのとちゃうで。急には無理かもしれへんけど・・・」
「うん分かった。これからあいぼんのことはちゃんと大人として扱います。」
「ほんまにほんま?絶対やで!約束やで!!」

「ほんまにほんま。」関西弁をまねてみる。
「そっか。なんかそれ聞いたら眠たなってきたわ。ほんまありがとう。それじゃーもうきるで。
おやすみ!また明日な。」
「おやすみ。またね。」

電話を切ってまた静かな部屋にもどる。僕の顔は緩みっぱなし。
大人とか子供とかって気にしてるってことはやっぱりまだ子供なわけで
精一杯背伸びをしようとしている、少しでも大人に近づこうとする微妙なお年頃。
本人はそれにまだ気づいてないみたいだけど。
あいぼん・・・僕はそのままのあいぼんがいいな。幾つになってもさ。

186 :名無し娘。:2003/12/18(木) 23:57
>>181
お、落ち着け!お前はまだ結婚してない!

187 :名無し娘。:2003/12/19(金) 14:00
いや〜、珍しいね。あいぼんは。
なんかすごく新鮮で(・∀・)イイ!!ね

どうでもいいかもしれないけど、メンバーの数って一応16人じゃないの?

188 :名無し娘。:2003/12/21(日) 00:00
 亀 井 不 足 !

189 :甘夏みかん:2003/12/21(日) 00:30
>>187
あ、すいません。言われて気がつきました。16人です。
>>188
えーではちょっと早いですがえりりん誕生日記念ものをUPします。
今回も例によっていまいちな作品ですがたのしんでもらえればと。
ではいきます。

190 :甘夏みかん:2003/12/21(日) 00:33
「「お誕生日おめでとー!!」」
今日12月23日は言わずと知れた亀井さんの誕生日。
朝からお祝いムードでプレゼントをもらったりしている
亀井さんもうれしそうだ。

僕はというと当然プレゼントは用意してあるわけで
「亀井さん。誕生日おめでとう。はいこれプレゼント。」
「あ先輩!ありがとうございます。うれしい。あけてもいいですか?」
「たいしたものじゃないけど。」
「あーかわいい!ありがとうございます。」

僕も使っているPottery Barn のキャンドルやら雑貨やらをうれしそうに
手にとる彼女。
「あーこれいい匂いしますね。」
「うん。僕もお気に入りでよく使ってるから。」
「じゃー先輩の部屋と同じ匂いですね。」
「まーね。」
「お揃いって良いですよね。早速今日から寝る前とか使ってみますね。」

僕のプレゼントを大事そうに再び包んで鞄の中にしまう彼女。
「先輩あのー今ちょっと時間ありますか?」
「うん。」
「じゃーちょっときてください。」
と言って亀井さんは僕を引っ張っていった。

そのいつになく強引な彼女に少しとまどいつつただ後ろをついていく。
そして非常階段の前まで来て彼女は立ち止まった。
普段めったに人が通らない場所だ。

「先輩、本当に誕生日プレゼントありがとうございます。エリ、すごくうれしいんです。
先輩にはじめてお祝いしてもらったから。」
「イヤー別にそんな対したことしてないし。」
「ううん。そんなことないですよ。」
思った以上に喜んでいてくれるみたいだ。

「でも先輩・・・明日って何の日かわかりますよね?」
「明日?えーとイブってこと?」

191 :甘夏みかん:2003/12/21(日) 00:35
「はい。」

「あのーエリの誕生日って23日じゃないですか。だからいつも家では誕生日とクリスマスいっぺんに
祝いしちゃうんです。だからプレゼントも毎年一つしか貰えなくて。でもやっぱりクリスマスは
クリスマスでちゃんとお祝いしたいし、プレゼントもほしいんです。
だからー・・・そのー・・先輩からもクリスマスプレゼントほしいなって。」
「でも毎年娘ではプレゼント交換してるんだけど。」

「そうじゃなくてちゃんと先輩からもらいたいんです。しかも先輩にしかプレゼントできないものが。
我侭ってわかってます。だめですか?」
「わかった。で何か特別欲しい物でもあるの?」
「・・・はい。」
「いってごらんよ。何でもほしいものプレゼントするからさ。」

「ほんとですか?」
「あー。25日までには用意しておくからさ。」
「違うんです。いますぐ欲しいんです。」
「今すぐ?ちょっと急過ぎ・・・」

そう言っているうちに亀井さんは階段を一段だけ登ると後ろを振り向いた。いつもなら見下ろすはずの彼女の顔が
今は僕の目の前にある。そして彼女は何かを訴えるように僕の顔を少しだけ見つめたあと目を閉じた。
僕の心拍数は一気に跳ね上がり彼女にも聞こえてしまうんじゃないかって思った。
「せんぱぃ・・・」

僕は覚悟を決め一瞬周りに人がいないのをを確認して
聞こえるか聞こえないかぐらいの声でそうつぶやいた薄いピンクのルージュが引いてある彼女の
唇にそっと自分の唇を重ねた・・・

「ありがとうございました・・・うれしかったです・・・」
「ちょっと早いけど最高のクリスマスプレゼントになりました。」
そう言った亀井さんは今まで見たこともないくらいの笑顔で。

「そうだ。あのさ亀井さん俺にはクリスマスプレゼントくれないの?」
「あげません。」
「なんで。それじゃー不公平だよー。」

「ふふ・・えーとそれは来年までまってください。エリが16歳になるまで・・・」
「な、なにそれ・・・」

亀井さんまさかそれって・・・いやそんなことないよね?ね?
僕は冷静さを保つのに精一杯でそのあとした会話はほとんど覚えていない。

192 :188:2003/12/21(日) 00:53
さっそくきた!
(;´Д`)ハァハァ (*´Д`)/lァ/lァ (*` Д´)//ア//ア!!(*` Д´)//ア//ア!!

あんたもう最高だよ!

193 :名無し娘。:2003/12/21(日) 01:54
勃起してもうた…
最低だ俺

194 :名無し娘。:2003/12/21(日) 02:31
>>193
シンちゃんハケーン

195 :名無し娘。:2003/12/21(日) 09:53
し、市役所行って婚姻届取ってくる!

196 :名無し娘。:2003/12/21(日) 11:13
↑1年待て

197 :名無し娘。:2003/12/21(日) 15:19
>>195-196
ワラタ

198 :とある夢見男1号:2003/12/23(火) 02:18

今日は、12月23日。
僕は、亀井さんと一緒にコンビニへ買い物に出かけていた。

「明日のプレゼント交換、楽しみです」
お菓子を品定めしながら、不意に亀井さんがそう言う。
「そうだね〜。ちなみに、どんなの買ったの?」
「ふふっ・・・秘密です」
僕の問いかけに、そう言って亀井さんはちょっぴり不敵に微笑んでいた。

「はい、どうぞ」
その帰り道、僕はさっき買ったばかりのサンタの人形を亀井さんに手渡した。
「・・・え?」
突然のことに目をパチクリさせている亀井さんの手の中で、お菓子の詰まった袋をサンタが揺らしている。
「ほら、今日誕生日だろ? ついでみたいになっちゃったけどさ」
その瞬間、顔一面にぱぁっと笑顔の広がった亀井さん。
「えへへ、やったぁ・・・」
小さなサンタをぎゅっと大事そうに抱きしめながら、亀井さんは嬉しそうに僕の隣をトコトコ歩いていた。

「あーっ! 絵里だけずるかー!」
「・・・・・・ずるい」
楽屋に戻ると、
クリスマスプレゼントと勘違いした田中さんと道重さんに、さっそく亀井さんは囲まれていた。
「「・・・・・・」」
そして、2人はおもむろに僕をじぃっと無言で見つめてくる。
「・・・分かった。ジュースでよけりゃ、ついて来い・・・」
はぁと溜息をつきながら廊下を歩く僕の後ろを、3人の女の子がキャッキャ言いながらはしゃいでいた。

「マジで何の日か分からなくなってきた・・・」
チャリンチャリンと自販機に小銭を入れながら、僕は一人愚痴をこぼす。と、その時。
「天皇誕生日」
そう一言さらっと言いながら、いつのまにか現れた藤本さん。
ピッ、ガシャンッ。ちょうど僕が小銭を入れ終えた自販機のボタンを押し、フッと笑って午後ティーを買っていった。

「・・・かっこよかー」
田中さん。何か間違ってるよ、それ。

199 :名無し娘。:2003/12/23(火) 02:25
狼の6期スレに書けそうだな
まだあるのかあれ

200 :名無し娘。:2003/12/23(火) 11:56
200

201 :名無し募集中。。。:2003/12/23(火) 13:16
やっぱ夢見は一味ちゃうわ。
ミキティ(・∀・)イイ!!

202 :名無し娘。:2003/12/23(火) 13:36
うん、さすがだと思う。
夢物語と下手な妄想の違いだね。

203 :名無し娘。:2003/12/23(火) 17:31
萌えるねー

夢見タンもみかんタンもグッジョブ

204 :名無し娘。:2003/12/23(火) 20:24
http://www.omosiro.com/~sakuraotome/live/test/read.cgi/bbs/1067780567
よもすれば新たに職人が生まれるかも
あんまり期待できないけどw

205 :名無し娘。:2003/12/23(火) 23:01
「おはようございまーす」
そう言って楽屋のドアを開けたが、中には誰もいなかった。
どうやら僕が一番早かったみたいだ。
バッグを置いた僕は、ふと、楽屋の隅に二つ並んだロッカーが気になった。
まさかとは思うが、一応、ロッカーと壁との間を見てみる。

……亀井さんがいた。

「あ、おはようございます」
「おはよう」
狭い隙間に挟まったまま笑顔であいさつする亀井さんの姿はちょっとシュールだ。
「亀井さんって狭いところがホント好きだよね」
「はい、落ち着くんです。先輩も一緒にどうですか?」
そう言って僕の場所を空けるように、スススッとさらに奥へと入り込んでいった。
「あ、いや、僕にはちょっと狭すぎるかな」
ロッカーと壁との隙間は僕の体が入るにはちょっと幅が足りない。
「そうですか……」
亀井さんは残念そうな顔で下を向いてしまった。
それを見て僕はあわてて話題を変えた。

 パシャ!
そのまま僕と亀井さんが話をしていると、突然フラッシュが瞬いた。
ビックリした僕が見ると、そこにはカメラを構えた矢口さんと心配そうな顔をした安倍さんがいた。
「いいネタ拾っちゃったー。題して『ロッカーと話すバカ』」
矢口さんはうれしそうにキャッキャッと笑っている。
「最近いそがしかったから……クエン酸いる?」
安倍さんはバッグをゴソゴソとかき回しだした。
「違いますよ!そこに亀井さんが……あれ?」
隙間を見るとさっきまでそこにいたはずの亀井さんの姿が消えていた。
「どうしたんですかぁ?」
矢口さんと安倍さんの後ろから亀井さんが声をかけてきた。
「エッ!?」
「亀井こっちにいるじゃん!」
「大丈夫?病院行く?」
笑いながらカメラを僕の顔に向ける矢口さんとさっきよりも心配顔になった安倍さんの後ろで
亀井さんはいたずらっぽい笑みを浮かべていた。
それを見た僕は、僕が矢口さんと安倍さんに気を取られている間に
亀井さんは反対側からこっそり抜け出たんだと気付いた。
『あー、やられた……』
僕と目があった亀井さんは笑顔のままぺロッと小さく舌を出した。

206 :名無し娘。:2003/12/23(火) 23:09
亀井さんの悪戯な部分がよく出てていいね。

207 :名無し娘。:2003/12/23(火) 23:11
強かな奴でよかった

208 :とある夢見男1号:2003/12/24(水) 00:48

今日は、12月24日。
さっき恒例のプレゼント交換を終え、ひとしきり盛り上がった後、
僕はみんなと一緒に楽屋で他愛のない話をして時間を過ごしていた。

「そう言えば、今年はサンタに何貰うの?」
僕の隣にいた辻ちゃんに、ちょっとからかい加減で僕はそう聞いてみる。
すると、一瞬きょとんとした辻ちゃん。次に返ってきたリアクションは少し予想外だった。
「んー、サンタはね、ちゃんといるよ」
「・・・え?」
「サンタはね、クリスマスの日に何か一ついいことを起こしてくれるんだよ」
今度はきょとんとさせられてしまった僕に、そう言って辻ちゃんはふふんと何だか得意げに笑っていた。

「おーい、そろそろケーキ食べよっか」
その時、飯田さんがみんなに声をかける。すると、僕の周りの数人がはっと顔を強張らせた。
「しまった・・・さっきチキン食べ過ぎた・・・」
と、これは辻ちゃん。
「あ〜〜〜、パンプキンパイ一切れ多かった・・・」
と、これは小川さん。
「・・・よし! 今からフットサルして、お腹を減らそう!」「「それいい! 賛成!」」
そう言うなりボールを持って立ち上がった吉澤さんに、辻ちゃん小川さんを始め数人が後へと続く。
「かおり〜ん、ちょっと待っててね〜。あいぼ〜ん、あいぼんも行こーよー」
ケーキを持ったまま苦笑している飯田さんに声をかけると、辻ちゃんは傍にいた加護ちゃんの手を取った。と、その時。
「いや、ウチはええわ。今そんなにお腹いっぱいとちゃうし」
その刹那、辻ちゃんの顔がものすごく寂しそうな顔になる。しばらく2人で押し問答。
楽屋の出入口の所で、吉澤さんがボールを手でクルクル回しながら黙ってそんな2人を眺めていた。

「そんなこと言わないで行こうよー。のんがあいぼんのシュート全部止めるからさー」
「あー、そら頼もしいわ・・・って、ウチを助けるんと違うんかい!」
と、いつのまにやら、加護ちゃんもすっかりその気。見ると、出入口の吉澤さんはもういなくなっていた。
「ほら、何ボーッとしてんねん。あいぼんさんチームのキーパーに御指名や!」
そう加護ちゃんに急かされた僕は、やれやれと頭を掻きながら後へと続く。

「ね。やっぱりサンタはいるんだよ」
楽屋を出る間際、そう言って辻ちゃんはほんとに嬉しそうな笑顔を浮かべると、軽やかに僕を追い越していった。

209 :名無し娘。:2003/12/24(水) 01:07
よくわからないかな?俺だけ?

210 :名無し娘。:2003/12/24(水) 02:44
お、俺今からピッチ行って主審やってくる!

211 :名無し娘。:2003/12/24(水) 08:36
じゃあ、俺はボールの役を!

212 :甘夏みかん:2003/12/24(水) 15:25
やっぱさすがですね。ほんと情景が浮かびます夢見男さんの作品は。
>>205
(*´Д`)えりりん

みなさまよいクリスマスイブを。

213 :甘夏みかん:2003/12/24(水) 15:26
「あーあ、クリスマスイブかー。全然関係ねーなー。」
娘。にはいってから毎年当然のように仕事が入っている。
はっきりいって世間の浮かれ具合が悔しいというかうざいというか。

「だーれだ?」
リハの休憩中、自販機のそばでコーヒーを飲んでいた僕の後ろから
誰かが子供がやるように手で目隠しをしてそう言った。
「よしこだろ。」
「ちぇ、つまんねー。」

声を少し変えたつもりだろうが簡単に言い当ててしまったので
少しご機嫌斜めなよっすぃー。
「すぐわかるっつーの。」
「ほほーそれは同期の絆ってやつですか?それともなに?
愛しの吉澤さんのことはすぐ分かるって感じですか?」

「ばかじゃないの。なにいってんだよ。」
よっすぃーとはいつもこんな感じ。同期ってこともあるけど
彼女のさばさばした性格も手伝ってお互い遠慮なく何でも言い合える間柄で
親友と言ってもいいと思う。少なくとも僕はそう思っている・・・。

ホットココアを買って僕の隣に座るよっすぃー。
「クリスマスイブですよ。まったく。恋人がいない人間にとって
これほど嫌がらせな日はないよね。たまにはクリスマス中止とかなんないかなー。」
「なんだそれ。」
「だって悔しいじゃんかー。」といってまた一口ココアを飲む。

「あ、そうだ!一時間ぐらい休憩あるじゃん。ちょっと外行ってみない?」
「カップルだらけで余計空しくなるだけじゃないの?」
「いいからいいから。ほら早くいくよ!」
そんなよっすぃーの勢いに負けて街に繰りだしイルミネーション輝く
夜を歩く。

214 :甘夏みかん:2003/12/24(水) 15:27
「あーやっぱ綺麗だねー。なんだかんだ言ってこの雰囲気は好きなんだよね。」
いつもと変わらない夜もクリスマスってだけでまるで違ったものに
思えてくる。それはすれ違う人たちも同じでみな幸せそうだ。

「やっぱカップル多いねー。」
「だから言ったろ。そりゃ一大イベントだから彼らにとっちゃ。」
しばし信号で待ちぼうけを食らう。

「ねーあのさー。」
「ん?」
「やっぱりいい。」
「なんだよ気になるだろ。」
僕の隣で少しうつむくよっすぃー。

「私たちってさー周りからはどういう風に見えるんだろね?」
「え?いやーどういう風ってそらカップルに見えないこともないだろうけど
・・・どうなんだろう・・・やっぱ普通に友達って感じじゃないかな。
別にぴったり寄り添って歩いてるわけじゃないし。」努めて冷静を装う僕。

信号が青になって歩き出そうとした瞬間コートのポケットに入れていた
左手に違和感を感じた。
いきなりよっすぃーが右手を僕のポケットに入れ、そして僕の左手を握ってきた。
「・・・あったかいね・・・」

突然のことでどうしていいか分からずとにかく彼女に歩調を合わせてゆっくり歩く。
「これならどっからどう見ても恋人ってかんじだよね。」
「あぁ・・・」
「ねーあのさー・・いつまでサンタクロースいるって信じてた?」
「えーいつだろう。たぶん小学校の三年生ぐらいじゃないかな?家で親が隠してた
プレゼント見つけてさそれで。」

「私もそんな感じかな。いたいけな少女は傷つきましたよ。」
「はぁー?誰がいたいけな少女だって?」
「あのねーチョー可愛かったんだぞー。まったくデリカシーのない奴だなー。」
「ごめんごめん。」なんかいつもの感じになってきた。

215 :甘夏みかん:2003/12/24(水) 15:27
「でも・・また信じてもいいかも・・サンタクロース。」
「何いきなり?」
「うん。いやーちゃんとプレゼントくれたからさ・・・今年は。」
「なにそのプレゼントは?教えてよ。」軽く冗談のつもりで言ってみた。すると・・・

「バカ。」
急に立ち止まるよっすぃー。そして僕の手を思いっきり握る。
「い、痛いって。ちょ、よしこ・・・」
「あーやっぱ信じない!絶対信じない!!もう帰る!」
そう言うと一人でスタジオのほうへ歩き出した。とにかく謝ろうと思って・・

「ちょっ・・ごめん。俺が悪かった。あ、そうだ!ケーキ!ケーキ奢るからさ。な?」
「今ケーキって言ったよね?しかも奢るって。」
「あぁ。」
「しょうがないなー。それで手を打ってやるか。」
怒っていると思いきやなぜかうれしそうなよっすぃー。

「よっしゃーケーキ屋へレッツゴーだ!!」
「まったく現金な奴だな」
「なんか言った?」
「いえなにも。ひとみ嬢にケーキをおごれてうれしゅうございます。」
「うん。わかれば良い。」

そう言ってまたよっすぃーは腕を組んできて二人で歩き出した。
「ぴったりしたいクリスマスー!まったりしたいクリスマスー!ってほら
いっしょに歌うの!」
やっぱりよっすぃーといるとすごく楽しい。気の置けない奴っていうかなんというか。
ずっとこういう関係が続けばいいなって思った。
だって僕らはまだこの関係がこのあと劇的に変わってしまうことなど知る由もなかったから・・・。

「「サンタさんー!!」」
二人の楽しげな歌声が街に響いた。

216 :名無し娘。:2003/12/24(水) 23:06
「ねえ、なっちとかおり連れて飲みに行かない?」
振り返ると矢口さんがいた。
「こんな日にメンバーでっていうのもあれだけどさ、寂しい思いするよりは・・・」
そうだ!
「ねぇ矢口さん、耳貸して。ゴニョゴニョ・・・」
「いいねぇそれ!早速二人連れてくるよ。」


一時間後・・・
自宅に到着


「どうぞ、上がってください。」
「ちょっとこいつと買出し行ってくるから、先に始めてて。」

「かお、二人行っちゃったよ。」
「ねぇ、普通買出しくらい途中で済ませてくるよね、案外矢口って抜けてる所あるよね。」
「ふたりっきりでどうしろってのさ、こんな夜に」
「何にもしてないのも退屈だから料理でもしよっか。」
「そうしよっか、冷蔵庫の中はどう?かお」
「あっ、鶏肉あるよ。スモークサーモンも。」
「じゃあ、なっちが唐揚げ作るよ。」
「私はサーモンでオードブルでも作ろうかな・・・」

「一緒に住んでたときはよく料理とかしたよね、かお」
「そうだね、鍋いっぱいにシチューとか作っちゃったりして(笑)」
「しかも、まっずいの(笑)」
「当時は忙しかったけどお金も無かったし、いつもスーパーに閉店間際に駆け込んでさ・・・」
「あの頃はこんな日が来るなんて思わなかったな・・・」
「本当、こんな大所帯になるなんて思わなかったし、なっちが卒業するなんて・・・」
「かお・・・、そっかもうあと一月だ」
「ふたりっきりだから言えるけど、本当に寂しいの。裕ちゃんとかとはやっぱり違うよ・・・」
「かお・・・」

ピピピピピピ
飯田さんの携帯がメールの着信を知らせている・・・

『二人だけの時間を大切にね。サンタより』

217 :名無し娘。:2003/12/24(水) 23:06

送信っと

「あんたもたまには気の利いたこと考えるね。」
「たまにはってヒドイじゃないですか、矢口さん」
「これからどうするの?うちらは」
「・・・・・・・・・・・考えてない」
「ちょっと!マジで?こんな寒空にレディを連れ出しておいて?」
「れでぃ?プ」
「何よ!何か文句ある?」
「ないない、全然無いですよ。」

「あそこ、入ります?矢口さん」
「おでん?いいねぇ〜!熱燗でキューっといきますか」


「矢口さん、飲みすぎじゃないですか?」
「うるへー!ぬぁんかもんくある?」
「無いです・・・」
「おんぶー!おんぶー!」
「はいはい、困ったれでぃですね。」
「よーし!けーちゃんとこで飲みなおすぞー」
「・・・ちょっと電話してみます。」

『いいわよ(笑)、いらっしゃい。待ってるから プツ』
(助かった・・・)

「あんた!なんか言った?」
「何も言って無いですよ。あっ、そうだ明石家サンタ観れるな。」
「あたしも毎年観てるんだ〜、実は。」
「どうせなら出ましょうか、プレゼント狙いで(笑)」
「えー、いいよ。今年はもうプレゼントもらったしね〜」
「えっ?いつですか?何もらったんですか?」
「ん〜、あったか〜い背中かな キャハハ」

「えっ!矢口さん・・・   寝ちゃったのか。」


(なっちとかおりをだしにしたかいがあったかな・・・メリークリスマース♪)

218 :名無し娘。:2003/12/24(水) 23:07
処女作です
みなさんメリークリスマス

219 :名無し娘。:2003/12/24(水) 23:55
>>209
辻にとって加護と遊べることが「いいこと」で、
そういう「小さな幸せ」をサンタはプレゼントしてくれるってことじゃないかな、多分。

>>212
何か新しい物語が始まりそうですね、期待。

>>218
「僕」の年齢設定が他の方のより高めなのかな? ちょっと新鮮。

220 :名無し娘。:2003/12/25(木) 11:28
3/8に解散するまで・・・・・・
などという他の内容は全然覚えてないのに日付だけが妙にハッキリしてるマジ夢を見た。
初めて娘。が出てきた夢がこんな内容で鬱。

221 :名無し娘。:2003/12/25(木) 14:54
>>220
じゃああと1年は持つな。

ポジティブポジティブ…_| ̄|○

222 :名無し娘。:2003/12/25(木) 15:21
あと2ヶ月ちょいだろ

223 :とある夢見男1号:2003/12/25(木) 23:21

今日は、12月25日。
安倍さんとコンビニへ行った帰り道、僕たちはとあるケーキ屋さんの前を通りかかった。

「ほんとは今日が本番なんですけどねー」
店内をちらっと見てみると、もうクリスマスケーキが割引で売られている。
街の様子も昨日のお祭りのようなムードに比べると、随分大人しくなっていた。
「・・・かわいそうだな・・・」
すると、その時、僕の隣で安倍さんがぽつりとそう呟く。
「え? 何がですか・・・って、嘘ぉ!?」
何気なく聞き返した僕は、予想外のことにびっくりした。安倍さんが目に涙を溜めている。
「ど、どうしたんですか!?」
「・・・あのね、あのケーキ見てたらね、ほんとならみんなにわーって囲まれて幸せなのに、
 何かかわいそうになっちゃってさ・・・はは、なっち変だね、泣かなくてもいいべさ」
そう言って、安倍さんは照れ臭そうに笑う。
僕はもう一度店内を見ながら、すぐには安倍さんに言葉を返せなかった。

「買って帰りましょっか、ケーキ」
「・・・え」
ぽそっと呟いた僕を見上げながら、安倍さんは涙の乾きかけた目をパチパチさせる。
「昨日も食べたけど・・・ま、いいじゃないですか。あれば飛びつきますよ、みんな」
「・・・うん、ありがと」
少し恥ずかしそうにマフラーに顔を埋めながらそう言うと、安倍さんはへへっと鼻をこすっていた。

「2つぐらい買ってもよかったんじゃないですか?」
安倍さんが持っているケーキの箱を見ながら、僕はそう聞いてみる。
「だめ。そんなことしたら、下の子たちがいくらでも食べるっしょ?」
こんな時だけ、お姉さんの顔になる安倍さん。僕はおかしくて少し笑った。

「何よー。何がおかしいべさー? 失礼しちゃうねー」
そう言って、膨れっ面の安倍さんはケーキに言葉をかける。
箱の中のケーキはきっと少し困りながら、でも幸せそうに微笑んでいるに違いなかった。

224 :名無し娘。:2003/12/25(木) 23:42
イイネー!イイネー!

225 :名無し娘。:2003/12/25(木) 23:57
俺をケーキ役で出演させてくれ

226 :名無し娘。:2003/12/26(金) 00:21
ケ・ー・キ! ケ・ー・キ!

227 :名無し娘。:2003/12/26(金) 09:51
>>226
中に紺野がいるような

228 :甘夏みかん:2003/12/26(金) 15:13
(ToT)な、なっち・・・。
夢見男さん最高!!!
なっち僕の胸に飛び込んで来てもいいんだよ。

229 :名無し娘。:2003/12/26(金) 15:26
感想は名無しで言った方がいいんじゃないかなぁ

230 :名無し娘。:2003/12/26(金) 17:37
>>229
了解

231 :名無し娘。:2003/12/26(金) 22:52
sageのあとにスペース入れると誰だかわかっちまうぞ

232 :名無し娘。:2003/12/27(土) 04:25
>>223
世界に一つだけのケーキか

233 :甘夏みかん:2003/12/30(火) 18:45
もうすぐ新年を迎えようという12月末、今年最後の仕事となる紅白の
リハーサルが始まった。しかし年末の忙しさのせいで実は体調を
崩している。でもあまりメンバーには心配をかけたくないので
いつも通りにこなしていたつもり・・・だったのだけど

「先輩なんか今日いつもと違って元気ないですね。どこかわるいんですか?」
といって亀井さんが僕のほうに近づいてきた。

「え?なんで?」
「いやーだって顔色あまりよくないしあんまりしゃべってないし。」
「そうかな?」
「はい。」

「なんか亀井さん俺のことずっと見てたみたいじゃない。」
「はい見てましたよ。」
さも当然のように言う亀井さん。

「さようですか・・・」
「やっぱり先輩どっか悪いんじゃないですか?」
「うーん実はちょっと体調があまりよくないんだよ。一応薬は飲んでるんだけどね。」
「熱はあるんですか?」
「ちょっとね。」

「先輩ちょっといいですか?」
「え?」
僕の返事を待たず亀井さんは顔を僕に近づけるとおでこを僕のおでこにくっつけた。
「うん。ちょっとありますね。」
というかそんなことしたら熱なくてもあがるだろうとおもいつつもなすがまま。

とかそんなことをやっていたら遠くから聞こえてくる声があった。
「あーんせんぱーい!お久しぶりです〜。」
振り向かずともそれとわかる桃色パワー。

「先輩おひさしぶりです〜元気でしたか〜?まつうら〜先輩に会えなくて
寂しかったです〜シクシク」
最後は泣きまねだ。

234 :甘夏みかん:2003/12/30(火) 18:46
「あー亜弥ちゃん。久しぶりってつい此間あったばかりでしょ。」
「まつうらにとってはすごーくながかったんです〜。あそうそう私ハワイに
行ってきたんですよ。」
「みたいだね。で楽しかった?」
「はい。また行きたいですね〜。今度は先輩も一緒に行きましょうね。ね?ね?」

といって僕の腕を両手でつかんでぶらぶらさせている。
が僕はもう一人の存在を忘れていた。
「あのー松浦さん。先輩実は風引いてるんですよ。だからそんなに騒がないでください。
頭にひびいちゃいますよねー先輩?」
「あ、亀井ちゃんいたんだ。」雲行きが怪しくなってきた。

「松浦さん、先輩つらそうだからその手離してください。」
「先輩大丈夫ですか〜?まつうら〜な〜んでもしますから言ってくださいね。」
「あのー先輩のお世話は私がしますから松浦さんは心配しなくてもいいです。」
「辛かったら先輩まつうらの膝に頭載せて寝てください。」まったく亀井さんのいうことは聞いていない。

「いや大丈夫だから。」
「そんなせんぱい遠慮しないでくださいよ〜。」
「いや本当に大丈夫だから。」
「先輩もう楽屋に戻りましょうよ。」といって僕の体を支えるようにして立ち上がる亀井さん。
すると反対側から松浦さんが僕を抱きかかえる。

「先輩、まつうらの肩につかまってください。」
僕をはさんで見えない火花が散る。
するとそこへよっすぃーが通りかかった。
「ちょうどよかった。ちょっとよしこ何とかしてよ。」

「どうしたの?困ってるようには見えないけど。なんか両手に花って感じじゃない。」
「先輩からだの調子が悪いんです。それで私が楽屋に連れて行こうとしてるんですけど
松浦さんが邪魔するんですよ。」

「邪魔してるのは亀井ちゃんでしょ。ね?せんぱい。」
「なるほどそういうことね。馬鹿は風引かないっていうけどあれ違ったんだ。」
と言ってよっしぃーは向こうへ歩いていってしまった。
「ちょと、おーいよしこ。」
仕方ないのでふたりに挟まれて楽屋まで歩いていく。

少し歩いてふと振り向くとよっすぃーが廊下の壁にもたれて下を向いていた。
そしておもむろに顔を上げ僕のほうをみた。目が合った瞬間よっすぃーは何か一言つぶやいたようだった。
遠くてもちろん声は聞こえない。けどその唇の動きから彼女が僕に“バカ”とそういったのがわかった。

235 :とある夢見男1号:2003/12/31(水) 12:11

今日、僕は楽屋で一人悩んでいた。
僕の周りでは、SMAPの紅白大トリの是非について熱い議論が交わされている。

・・・さて、どうしたものか。
僕は、ちょうど去年の今頃を思い返していた。
・・・みんなにヘンな目で見られたもんなあ・・・。
そう、今は年末。こんな時ぐらい、僕はちゃんと御挨拶しなければいけない。でも・・・。
「大トリは、やっぱりサブちゃんだべ」
「いいえ、五木さんもええと思います」
「別にSMAPでいいじゃん。200万だよ、200万」
この騒がしさに紛れて、言ってしまってもいいかも。
でも、それでは、みなさんに失礼だ。何かいい方法は・・・・・・あっ・・・。
その時、僕は「ある場所」のことを思い出した。

そうだ・・・「あそこ」なら、きっと誰もいないはず・・・よし、「あそこ」へ行こう!
思い立ったが吉日ならぬ吉時。僕は、その場をすっくと立ち上がった。
「あれ? どこ行くの?」
「ん、ちょっとトイレ」
隣で鮭トバをかじっていた藤本さんの声に、そう僕は答えて楽屋を後にする。
でも、僕の足は、トイレではなく「あそこ」に向かって歩を進めていた。

236 :とある夢見男1号:2003/12/31(水) 12:13
>>235 の続きです。


現在、「あそこ」に滞在中。

237 :とある夢見男1号:2003/12/31(水) 12:42
>>236 の続きです。

「こ、こんなとこで何してたんですか!?」
「あ、愛ちゃん!? 何でこんなとこに?」
さっきまでいた「あそこ」を出た所で、僕は高橋さんに出くわした。お互い予想外でびっくりしている。

「あの、帰ってくるのが遅いんで探しに来たんです」
「はは、そうなんだ・・・や、何か迷惑かけちゃったね。ごめんごめん」
さっきまでやっていたことがことだけに、僕は少々テンパリ気味で受け答えする。
そんな僕の様子を、高橋さんはちょっと不思議そうな顔で見つめていた。

「あの」
「えっ、な、何?」
しばらく歩いたところで、高橋さんが声をかけてきた。
「さっき保田さんと話してましたよね?」
僕は思わずドキッとして立ち止まる。高橋さんの目が真っ直ぐに僕を捉えていた。
「ちょっと聞こえてしもたんですけど・・・」
その刹那、真っ直ぐな高橋さんの目に、どこか複雑な光がたゆたった。
「えっと、その・・・『辞める』とかって言ってませんでしたか?」

その時、僕は、時が止まったのかと思った。

238 :とある夢見男1号:2003/12/31(水) 12:46
>>237 の続きです。

「「・・・・・・」」
戸惑った僕の顔と、悲しげな高橋さんの顔。その間には、静かな空気が流れていた。

「・・・いや、あれは娘。を辞めるとかって話じゃないよ、ほんとに」
「・・・ほんとですか?」
「うん、ほんとほんと。愛ちゃんの早とちりだって」
「・・・・・・」
まだ疑問があるのか、神妙な顔のまま黙ったままの高橋さん。少しして、不意にこんなことを呟いた。
「じゃあ、げんまん」
「え・・・」
「・・・絶対辞めないって約束して下さい。だから、げんまん」
見れば、高橋さんがおずおずと小指を差し出している。僕は、その小指にそっと自分の小指を絡めた。
「「指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲ーます。指切った!」」

「これで大丈夫?」
「・・・はい!」
そう返事すると、高橋さんは嬉しそうに微笑む。僕も、ほっと胸を撫で下ろした。
「それじゃあ・・・行こっか」
そう言うと、僕はさっき指切りした高橋さんの手を取って歩き出す。一瞬、身体が熱くなった。
「えっ、あの、ちょっと・・・」
案の定、高橋さんは慌てふためいて何だか転びそうな歩き方になる。
「えっと・・・嫌、かな?」
少しあさっての方向を見ながら、僕はそう言うと、もう一度高橋さんの手を握り直した。

「・・・嫌じゃないです」
そう言って、高橋さんは恥ずかしそうに笑うと、僕に手を引かれるように少し遅れてトコトコと歩いていた。

「ねえ、さっき愛ちゃんと手つないでなかった?」
高橋さんと一緒にみんなと合流した僕は、移動中、藤本さんにそう突っ込まれる。
「別に〜。気のせいだろ」
「そうかなあ・・・。あっ、今、愛ちゃん、こっち見て笑ったよ」
そんな藤本さんと僕のやりとりが気になるのか、矢口さんがしきりにこっちをチラチラ窺っていた。

「それじゃあ、これが今年最後の大仕事です。気合入れていくよ!」
16人の円陣の中心に、飯田さんの声が響く。みんなの声が響く。

「がんばっていきまっ」「「しょーーーーーい!!!」」

239 :名無し娘。:2003/12/31(水) 15:58
新展開クル━━━━(゚∀゚)━━━━ノカ??

240 :名無し娘。:2004/01/01(木) 01:34
俺も早とちりしちゃった。
日活ロマンポルノワラタYO

241 :239:2004/01/01(木) 12:17
ヤットワカッタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!

242 :名無し娘。:2004/01/04(日) 00:37
意味がわからない・・・_| ̄|○

243 :名無し娘。:2004/01/04(日) 00:51
>>242
こことは違う「あそこ」に、>>236の分のネタがあるってこと。
早く行って、ゆめみんコールやっといでw

244 :名無し娘。:2004/01/04(日) 05:27
どこにあるのかヒントだけでもよいのでください。
さっぱりわかりません。

245 :244:2004/01/04(日) 05:57
今、わかりました。まさかあそことは。すごいなー

246 :名無し娘。:2004/01/04(日) 06:04
俺も知らないけどまあいいや
そこまでして見なきゃいけないものじゃない

247 :名無し娘。:2004/01/04(日) 07:04
うぅぅ・・
わからない・・
誰か教えて!

248 :名無し娘。:2004/01/04(日) 10:48
前に居(r

249 :名無し娘。:2004/01/04(日) 12:37
おれもわかんねー。なんかむかつくな。

250 :247:2004/01/04(日) 13:02
ほんとに教えて下さい・・・
メル欄でもいいんで・・・

251 :名無し娘。:2004/01/04(日) 13:09
>>250
そこまで必死になってると拍子抜けかもしれないが・・・メル欄でどうぞ。

252 :247:2004/01/04(日) 17:49
わかりました!
ありがとうです。

253 :とある夢見男1号:2004/01/06(火) 23:39

今日、みんなで楽屋にいると、
先日の衝撃も収まったのか、自然と辻ちゃん加護ちゃんの今後の話になった。

「カオはね、のんちゃんとあいぼんにはやっぱり歌を歌っててほしいな。
 だって、歌を歌うことに苦しんだり喜びを感じたりしながら、ここまで大きくなったんだから」
さすがリーダー、言うことが違う。隣では安倍さんも優しげな微笑みを浮かべて頷いていた。
「おいらは・・・う〜ん、そうだな・・・」
腕組みをして真剣に考え込む矢口さん。僕はミニモニ。の絆の深さを感じずにはいられなかった。
「・・・よし、総合格闘技に挑戦だ!」

・・・・・・・・・へ? 矢口さん、今何て言いました?
「デビュー戦は話題性を考えて・・・うん、やっぱ曙だな。ローストチキン再び!」
「・・・かっけー」
いや、よっちゃん絶対間違ってる。こら、まこっちゃん、こんな時まで妻のように寄り添うな。
「あっしは? あっしも出たいやよ」
愛ちゃんまで!? 愛ちゃん、ここではそんなキャラじゃないはずなのに・・・。
「高橋? んー、高橋はね、チケット売る役か永田裕志の役かどっちか」
矢口さんの言葉に、高橋さんは心底落ち込んだ様子。また、いつの間にやらMVPになりたかったのかな・・・。

「それじゃあ、あとはユニット名ですね」
こんちゃん、まともな意見嬉しいけど、何か言うタイミング間違ってる。
「そりゃあ、2人って言ったら・・・」
紺野さんの言葉を受けて、矢口さんがニヤリと笑って口を開いた。

「チキン&ポーク。これで決まり!」

254 :とある夢見男1号:2004/01/06(火) 23:42
>>253 の続きです。

というところで、目が覚めた。

・・・・・・はぁ、やっぱ夢か・・・よかった。
昨年の初夢も何だか妙な夢を見たことを思い出しながら、僕は寝転がったまま楽屋の畳の感触を確かめた。
向こうでは、辻ちゃんと加護ちゃんが『あやや大脱出マジックごっこ』なる遊びをやっている。
どうやら、辻ちゃんが脱出装置役で、加護ちゃんが石田純一役らしい。髪型もうまく似せてあった。

「大丈夫?」
すると、その時、石川さんがひょこっと顔を覗かせた。
「何かヘンな寝言言ってたよ。高田は猪木にもビンスにもなれないとか何とか・・・」
そう言って、石川さんは困ったように眉を寄せる。僕は年末年始の格闘技漬けを少し反省した。
「そろそろ用意した方がいいって誰かが言って・・・きゃあっ!?」
どんっ。その時、『あやや大脱出マジックごっこ』をやっていた辻ちゃんが石川さん目がけて倒れこんだ。
「わっ、ちょっ・・・ぶ!!」
直後、辻ちゃん分の重さがプラスされた石川さんが、僕の方へ文字通り降ってくる。
横になったままだった僕は、支えることもままならず、何かが僕の顔面を押し潰した。

「・・・痛って・・・ん?」
僕は痛さに顔をしかめようとして、ふと思い止まった。
それほど痛くないかも・・・。何だかぽよぽよした感触のものが、ちょうどクッションになっている。
「・・・って、ちょっと待てえええええっっ!!!」
瞬間的に顔から火の出る勢いで、僕は石川さんごとガバッと起き上がった。石川さんは目をパチクリさせている。
「ど、どうしたの!? ・・・あっ、鼻血」
たら。石川さんに指摘されるのと同時に、僕も自分の鼻にとろりとした感触を感じた。
「い、いや、これは違うから! そ、その、興奮し・・・ち、違う! そ、そう、痛かった、痛かっただけだから!」
「やっぱり痛かった? 痛かったよね。ごめん、ごめんね」
一人興奮してテンパる僕を尻目に、石川さんは心底申し訳なさそうな顔で「ごめんね」を繰り返す。

そのあと、石川さんにティッシュを詰めてもらった僕の鼻血は、いつもより止まるのにちょっと時間がかかった。

255 :名無し娘。:2004/01/06(火) 23:49
なんか甘夏みかんさんみたいな直球ですね。

256 :名無し娘。:2004/01/07(水) 11:23
辻加護は脱出装置役と石田純一役だけで一体どうやって楽しんでいたんだろう・・・。

257 :名無し娘。:2004/01/07(水) 14:47
ぽよぽよって何だー!(;´Д`)

258 :名無し娘。:2004/01/08(木) 23:34
降ってきたのが藤本だったら鼻骨骨折で鼻出血ですな

259 :名無し娘。:2004/01/08(木) 23:53
>>258
いっぱい詰めてるから大丈夫

260 :名無し娘。:2004/01/09(金) 15:43
>>258-259
〃ノノハヾヽ
从;VvV)<なにかおっしゃいました?

261 :とある夢見男1号:2004/01/13(火) 00:35

「光る汗 Tシャツ 臭いがした〜♪」
今日、楽屋にいると、
石川さんが鼻歌を口ずさみながらハロモニで貰った牛タンを炙っていた。
その隣では、とあるニュース速報を見たという辻ちゃんと加護ちゃんが、虎視眈々と箸を持って待ち構えている。

「ガキさん、何やってるの?」
そんないつもの風景を眺めながら、僕は何やら熱心に取り組んでいる新垣さんにそう尋ねた。
「はい? あぁ、これです!」
そう言って、新垣さんはかわいらしいファイルを僕に見せる。それには、娘。のカードがびっしり入っていた。
「うわー、まだ持ってたんだー」
「当たり前じゃないですかー。新しいのもあるんですよー」
そう事も無げに言う新垣さんは、先日出たばかりの新しいカードをせっせとファイリングしている。
「ほら、こんなのもありますよ」
「うわっ、これやばいなー。『I WISH』の頃だ・・・」
そう言って新垣さんが見せたカードには、僕のデビュー当時の姿。気恥ずかしくも懐かしい、そんな気持ちになる。
僕がリアクションを見せるたびに、新垣さんは何だか得意げな様子で楽しそうに笑っていた。

「あれ? これって・・・」
ファイリング中の新しいカードの中から、僕はあるカードを取り出す。それは、新垣さんのカードだった。
「自分のも買うんだ」
「はい。こういうのは全部集めないと何かヤなんで」
苦笑交じりの僕の言葉にも、新垣さんはさらりと応える。今日の新垣さん、かっこいい。
「このガキさん、かわいいね」
「え? いやー、そんなことないですよー。でも、それ、お気に入りなんで2枚買っちゃいました」
僕が持ってるのと同じカードを取り出しながら、そう言って新垣さんはちょっと照れ臭そうにしていた。

「というわけで、それあげます。大事にして下さいね」
「へ!?」
いきなりの申し出に、きょとんとしてしまう僕。
でも、目の前でニコニコしている新垣さんを見て、僕は素直にお礼を言うとカードを受け取った。

新垣さん、何だか嬉しそうだった。

262 :名無し娘。:2004/01/13(火) 02:32
ヤバっ・・・カワイイ。

263 :名無し娘。:2004/01/14(水) 02:42
差し出された手。
その指はガラス細工の様に繊細で、透き通る様に白い。
シャボン玉を掴むが如く、優しく優しく手を握りしめた。
その手は、とても冷たかった。
抱き締めたくなる感情。壊してしまいたくなる感情。
「痛い」
その声で現実に呼び戻された。

見慣れた石川の部屋の天井。
新年会をやろうと、吉澤と矢口を誘って鍋を突いて居たんだ。
僕は酔い潰れて、いつの間にか寝てしまった様だった。
僕の手は、隣で添い寝していた矢口さんの手を握りしめていた。
握った矢口の手から、拒否の反応が無かった。
矢口さんは眠っている。あの声は・・・本当に眠っているのか?

僕は再び目を瞑った。眠れはしなかったが、朝まで手を放さなかった。

264 :名無し娘。:2004/01/14(水) 14:09
さすが史上最強のモーオタ。

265 :甘夏みかん:2004/01/14(水) 20:36
今でも彼女の事をよく思い出す・・・この街に雪が降った夜なんかは特に。
いや本当は思い出すまでもない。だって彼女に会おうと思えばいつだって
会えるんだ。40センチ四方の小さな世界を通して・・・。
そこで彼女は昔となんら変わらない笑顔を振りまいていてそれを見て
ぼくも思わず微笑んでしまう。

「お前は変わらないナー。」
誰もいない小さな部屋で一人つぶやく。でも実際変わってないのは
僕のほうで彼女はしっかり自分の夢ってやつを実現させていた。
多くの人が彼女と同じ夢を持ち同時にほとんどの人が夢破れていく。

そんな夢を実現させた彼女は神様に選ばれたにちがいない。きっと。
いわゆる天使ってやつかな。

そんな天使に僕は恋をした。もう何年も前のことだけど。
彼女とはじめて会った時から心を奪われ、その笑顔が僕に向けられると
本当にうれしかった。特別仲が良かった訳ではないけど割りと好きな
音楽や映画が同じだったりでよく話をしていたらいつのまにか
いつも一緒にいるようになった。別に恋人とかって訳じゃなかったけど
周りの友達はどう思っていただろう。

そんな時、決まって彼女はうれしそうに夢の話をしてくれた。
そんな彼女を見ているうちにいつの間にか本気で応援していた。
その先に起こりうるものがなんとなく分かってはいたけど。

266 :甘夏みかん:2004/01/14(水) 20:37
『おまえなら大丈夫だって。がんばれよ。』
『そうかなー。キミにそういってもらうとなんかうれしいな。がんばるよ。』
『おう。おれがファン一号だな。今のうちにサインとか貰っとこうかな。』
『もーまだはやいって。』

それから約一年後、彼女は夢実現のために僕の知らない街へ行くことになった。
遠い遠い世界へ・・・。

『あーこりゃまた積もるな。・・なーなつみー・・・あのさ俺・・・』
『・・うん・・・』
『・・・なんでもない。とにかく体に気をつけて頑張れよ。応援してっからさ。』
『・・・ありがとう。なっちキミが応援してくれたからがんばれたよ。キミのおかげでここまでこれた。』
『なに言ってんだよ。まだこれからだろ。』
『わかってる。ただありがとうって言いたかったんだ。』
『そっか・・・』

彼女は今たくさんの愛すべき仲間に囲まれて昔二人でみた“本当の夢”を掴むためにもう一歩
前に進もうとしている。少し時間がかかったけどけして無駄じゃなかったよ。絶対に。

今度は僕が夢を実現させる番だ。いつか再び君に会って昔言えなかった言葉を伝えたいな。
「なつみのことがずっと好きだった。そしてこれからもずっと・・・」

267 :名無し娘。:2004/01/15(木) 22:43
>>261
本当にガキさんのままかわいくなるよな・・
すげぇ

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0ch BBS 2006-02-27