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俺と娘。の夢物語〜in 狩狩〜3

1 :TACCHI:2006/09/18(月) 03:42
すいません、前スレ埋めてしまいまして(汗)
今度から、こっちでお願いしますm(_ _)m

2 :−お泊り会 part.2−:2006/09/18(月) 03:42

「おいしい?」
「はい、とっても」
「そう? よかった〜。それじゃ、僕もいただきまーす」

その後は、田中さんも朝ごはんを一緒に食べて二人が帰ることになった。

「本当にありがとうございましたぁ♪」
「先輩の家に来れて嬉しかったとよ」
「こんな家でよかったら、また来ていいよ。今度は、さゆも一緒の三人で」
「「はぁ〜い」」
「先輩、絵里とれいなからお礼があるんちゃけど」
「ん?」
「手を出して、目瞑ってください」

僕は、素直に目を瞑って両手を差し出す。
ちょっとして、目の前の二人からもらった物それは…

−チュッ×2−

唇の両端に感じた二人のくちびるだった。

「さゆには、絵里負けませんから」
「れいなも」
「「おじゃましましたぁ〜」」

二人は、嬉しそうに僕の家を出て行った。

みなさん、やっぱり嫌な予感当たりました…

3 :TACCHI:2006/09/18(月) 03:47
いやぁ〜、あせりました(汗)自分でまさかレスを埋めてしまうとはw
新規に作りましたんで、こちらでも皆さんよろしくお願いしますm(_ _)m

今回のお泊り会は、MONIXさんとちょっとコラボしてます♪
気になる方は前のスレを見てみてくださいw
匿名さん、MONIXさん、そしてこれから参加されるかもされない
作家さんたち。そして、これを見られてる方々。
これからも、TACCHIと仲良くしてやってください(笑)

4 :名無し娘。:2006/09/18(月) 13:32
TACCHIタソwイイヨーw
スレタテオツオメ

5 :名無し娘。:2006/09/19(火) 20:54
途中からじゃなくて最初っから書いてほしかったなー

6 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/09/20(水) 22:30

なにをするでもなくあぐらをかいて座ってる僕。
やっぱり畳敷きの部屋もいいなぁなんて考えながら、めずらしく大勢の中の一人でいる時間を楽しんでいた。
割とよく懐いてくれてる後輩たちも、今日はそれぞれの時間を楽しんでるようだ。

愛ちゃんは新刊でも買ったのかカバーのかかった文庫本に夢中らしい。
新垣さんと亀井さんはなんだろう……ハロモニで新しく始まっているコーナーの話題で話し込んでるみたいだし。
道重さんと田中さんも仲良くファッション誌かな? を広げてああだこうだと話している。

そうして流していった視線の先で小さなもめ事が起きていた。
男らしく(?)あぐらをかいたよっすぃーの脚の上に、すっぽりと収まってた久住さん。
他の声にまぎれてハッキリとは聞こえないけれど、その久住さんと藤本さんがなにやらぶつかってるらしい。
最近あまり見なくなったけれど、少し前まではよくあったことだ。
もちろん藤本さんだって本気ではないんだけれど、なにしろ彼女の真顔はなかなか迫力がある。
慣れるまではメンバーでも少し萎縮してしまうほどだった。
ところが久住さんは加入当初から違った。

言われたことに逆らうわけではないけれど、決して怖がったりする様子も見せず、ただ笑顔で「はい」と従う。
動じていないフリを装ってるのかと思ったけど、そうでもないらしい。
妙に胆の据わった一面を持っている娘だった。

7 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/09/20(水) 22:31

そして今も。
多分ガッタスのことで話があるんだろう藤本さんに、首を摘まれた猫みたいに追い立てられた久住さん。
笑顔のままでよっすぃーの上から降りて、そしてふと動かした視線が僕とぶつかった。

ニッコリ笑う久住さん。
釣られたように笑いかえす僕。

それが何かの合図になったように、トテトテと僕の方へ近づいてきた。

「追い払われちゃったね」
「追い払われちゃいました♪」

そう話して二人で笑い合う。

「座ってもいいですか?」

笑顔の久住さんが聞いてきた。
断る理由もない僕は「いいよ」と答える。
すると久住さんは、それまでよりも一つ上の笑顔になって座り込んだ。

……あぐらをかいていた僕の脚の上に。

8 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/09/20(水) 22:31

なるほど、そういう意味だったのか。
少し上体をそらせた僕を、振り向いた久住さんが見つめていた。

「せんぱい?」
「なに?」
「前にも話した気がするんですけどー」
「え? なんだっけ」
「“小春”って呼んでください♪」

そういえば言われてた。
というか、これでも割と人見知りしがちな僕は久住さんと呼び続けていたけど。

「その方がいい?」
「はい」
「じゃあ、小春ちゃん」
「はい♪」

なんだかよく解らないけど、すごくほのぼのした気持ちにさせられる。
歳の離れた妹みたいで、どうにも甘やかしてしまいたくなる存在だった。

9 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/09/20(水) 22:32

前スレ805-812 MONIXさん
おー、メンバー視点のもいいですね。
絶好調な愛ちゃん、可愛らしい(^^)
私も視点の変更、機会があれば試してみよう。

前スレ815->>3 TACCHIさん
なるほど♪<コラボ
個人的に、こういう掛け合いは好きなので、どんどんやってほしく思います。
あ、それとスレたてお疲れさまです(^^)

この新スレでも、みなさまよろしくお願いします。

10 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/09/23(土) 00:01

上手い具合に空いた時間を使って様子を見にきたレッスンスタジオ。
ドアのガラス越しに見える鏡の中に、長い髪を踊らせてステップを踏んでいる姿が見えた。
邪魔をするのもなんだろうと思い、ドアから手を離してそのダンスを見つめていた。
リズムに乗せてしなやかに反らせた首筋キラリと光るものに気がついた。
飾りの少ないシンプルなシルバーのネックレス。
そこへ視線が釘付けになっていたその間に曲が終わったようで、流れるような動きから、一つ突き抜けた動作とともにその動きが止まった。
その姿で我に返った僕は、静かに引き開けたドアの中へ身体をすべり込ませ、大きな息をつきながら拍手をしていた。

「おー。どーしたの? なんでこんなトコにいんの」

振り返った彼女と目が合うと、ふにゃりと笑いながらそう聞かれた。

「いやぁ、急にポッカリ時間が空いちゃってさ。こっちにいるって聞いたんできてみた。
 そしたら踊ってるからさ、邪魔しちゃ悪いと思って見てたんだ」
「なあにー、ずっと見てたの? 恥ずかしいじゃん、もー」
「ごめん。相変わらず格好良くってさ。惹き込まれてました」
「おだててもなんにもでないからね」
「本音で言ってるのになぁ。っていうか、出すのはこっちだからさ」
「んぁ?」

少し目を見開いて、なに言ってんの? って表情を浮かべるごっちん。
どうやら本気で言ってるらしい。

11 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/09/23(土) 00:02

「はい。プレゼント」
「……あ、そっか」

CDよりも一回りほど小さな箱を差し出されたごっちんが呟く。

「それ、してくれてるからそのつもりだと思ってたのに」

汗でキラキラしている首元で、違う輝きを放つシルバーを指差しながら笑う。

「そうそう。朝さぁ、どれにしよっかなって選んでたら思いだしたんだけどねえ。
 今日はコレかなって。でも踊ってたら忘れちゃってたよー」

気の抜けるような、出会った頃を思い起こさせる声でごっちんも笑う。

「開けていー?」
「いいよ。って開けながら言うかな、この娘は」
「あはっ、まーいいじゃん。おっ? またシルバー……バングル?」
「そう。ごっちんといえばシルバーだからさ。でもありふれたのじゃって思ったからさ。
 ちょっとお願いしてブルーサファイアを加工してもらってみた。どう?」
「誕生石だねえ。うん、こういうの好きかも」
「かもって……」
「あ、ごめん。言葉のアヤね。すっごい好き。ありがとー」
「そう? なら安心した」

ごっちんの手首で光るシルバーとブルー。
だけどそんなものがなくても、この笑顔と光る汗だけで充分にキレイだなって。
恥ずかしいから言わないけれど、そんな事を思ったりする素敵な笑顔だった。

12 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/09/23(土) 00:03
ごっちん21歳おめでと記念。
04年のてとさんのプレゼントからちょいと設定を拝借させていただきました。

13 :名無し娘。:2006/09/23(土) 23:55
「ごっちんどうしたの?」
 僕はごっちんに声をかけた。
「久しぶりに、これを着ようかな。」
 そう言ってコントでごっちんが着ていたペンギンの着ぐるみを見てた。
「それなら着替えて来たら?着ぐるみ着にくいでしょ。」
 僕はごっちんにそう言った。
「そうだね、着替えてくるよ。ちょっと待っててね。」
 笑顔でそう言ってごっちんは着替えに行った。

「おまたせー。」
 ごっちんはTシャツにスパッツ姿に着替えてきた。
「着ぐるみ着るの手伝って。」
 そう言いいながらタイツと着ぐるみの靴を履いた。
 ごっちんとマットをひき、マットの上に着ぐるみを横に置いた。
「よいしょっと。」
 ごっちんは横に置いたままの着ぐるみに潜り込み、
  一気に起き上がった。

14 :名無し娘。:2006/09/24(日) 00:04
「ペッペーン!!」
 着ぐるみを着るとごっちんは元気よく動いた。
「すごくかわいいよ。」
「ほんと、ありがとう。でもちょっと大変なんだ。暑いし。」
 照れながらごっちんはそういった。
「へー。やっぱり着ぐるみは大変なんだね。
  ごっちんは着ぐるみ好きなの?」
「わたしは着ぐるみ好きだよ。かわいいし。
  コンコンとかいつもかわいいって言ってくれてたんだよ。」
「そうなんだー。コントのときみたいにペン子になりきってくれない?」
「いいよ〜。」
 僕は本物のペンギンのようにかわいいごっちんとしばらくの間遊んだ。

「誕生日おめでとう。」
 突然言った僕の言葉にごっちんは驚いた。
「ありがとう。ちょっとびっくりしちゃった。」
「少しはサプライズがないとつまんないでしょ。」
 僕はちょっと意地悪ぽっく言ってみた。

15 :名無し娘。:2006/09/24(日) 00:12
「ごっちん、プレゼント。」
 用意してあったプレゼントを見せた。
「着ぐるみ着てるから開けれないよー。」
「俺が開けていい?」
「お願い。」

 僕はプレゼントを開けて見せた。
「ブーツ?」
「ごっちんに似合いそうな大人っぽいのを選んだんだ。」
「ありがとう、今日の後藤の服に合うから帰り履いてくよ。」
「よかった。喜んでくれて。」
 
  


  


  

  
 

   

16 :名無し娘。:2006/09/24(日) 00:15
皆さんはじめまして。
よろしくお願いします。
少し遅くなりましたが後藤さんお誕生日おめでとうございいます。

17 :名無し娘。:2006/09/24(日) 00:45
入りは間に合ってるからOKでしょ
ごまきペンギンイイヨー

18 :名無し娘。:2006/09/24(日) 07:59
「ごっちん、これから食事にでも行かない?」
「ん〜いいよ。」

「ごめん、暑いから着ぐるみ脱いでいいかな?」
 ごっちんが申し訳なさそうに言った。
「ごめんね、気付かなくて。」
 着ぐるみを脱ぐのを手伝って、着ぐるみとマットを片付けた。
「着替えてくるね。ちょっと待っててね。」
 プレゼントのブーツを持って着替えに行った。

  

19 :名無し娘。:2006/09/24(日) 08:42
「おまたせ。」
 ごっちんは私服に着替えてきた。
「ごっちん、ブーツに似合ってるよ。」
「ありがと。このブーツかわいいし、それに履きやすいよ。」
 そう言って、ごっちんは喜んでくれた。

「ピアスかわいいのだね。」
「この前、梨華ちゃんがくれたんだ。誕生日プレゼントに。」
「そうなんだ。梨華ちゃんどうしてるのかな?」
「どうだろうねー。」

 そのあと僕はごっちんと駐車場に向かいました。

20 :名無し娘。:2006/09/25(月) 00:51
「先輩!!」
僕は廊下を歩いていると田中さんに声をかけられた。
田中さんは上目づかいで
「今日のれいなはどう?」
「かわいいよ。」
「ほんと、じゃあキスしてください。」

「ごめん、それは無理。」
「じゃあ、れいなのブーツなめて下さい。」
「ちょっと、れいなどうしたの?」
「先輩にキスしてほしいっちゃー。」
「しょうがないな。ほっぺでいい。」
「本当はくちびるがいいけど、ほっぺでいいっちゃ。」

キスをすると田中さんは元気に走っていった。
ふりむくと亀井さんと道重さんも上目づかいで僕を見ていた。

21 :MONIX ◆XBvOzcZfYg :2006/09/25(月) 01:50
2日遅くなりましたが後藤さん誕生祝いのスタートです
遅れた理由は後書きで・・・

22 :-Rosario-:2006/09/25(月) 01:51

ドンドンドン!ドンドンドン!

夜、リハーサルから帰ってDVDを見ているとドアをノックする音・・・

 「誰だ?こんな時間に・・・」

オートロックを超えて直接入ってこれる人は限られている・・・

 「ミキティか???」

同じマンションに住んでる藤本さんあたりだろうと思って覗き窓をのぞくと

 「あれ?誰もいない」

ところが覗き窓から覗いた玄関前に人影はない
気味が悪いとは思ったが、もし藤本さんが何かあって僕の家に来ているとしたら・・・
僕は思い切ってチェーンをはずしてドアノブに手をかけた

 「おぁ!!」

ドアノブをひねって開けようとした刹那、向こう側から強い力で引っ張られて
ドアは勝手に開けられた

 「プレゼントおくれ♪」
 「へ???」

なんと玄関前にいたのはごっちんこと後藤真希さんだった・・・

23 :-Rosario-:2006/09/25(月) 01:52

 「ごっちんかよ〜〜!!超びっくりした〜」
 「あはは〜♪」
 「オートロックのとこはどうやって入ったの???」
 「前に来たとき、●●が押したオートロックの番号覚えた」

お酒でも飲んだのか超ご機嫌なごっちんは僕の驚きようにケタケタと笑っている

 「とりあえず、ここじゃなんだからあがんなよ」
 「うん♪おじゃますんね」 

玄関前にこの酔っ払いをそのまま放置しておくのはまずいと思って
僕はごっちんを家の中へと招き入れた

 「ほ〜、相変わらず●●の家は綺麗だね〜」
 「ごっちんの家が汚いだけだよ」
 「む〜〜〜、そういう事言うな〜」
 「ごめんごめん、嘘ですって・・・」
 「わかればよろしい、わかれば」
 「フゥ・・・」

ごっちんは僕の首を絞めていた腕をほどく、おそらくあと1センチ上に捻られていたら
僕は落ちていたんじゃないかと思う・・・コワッ!

 「ところでこんな時間にどうしたんさ?」
 「だ〜か〜ら〜、プレゼントおくれ♪♪」

ごっちんはこれ以上ないくらいフニャフニャの笑顔で僕におねだりをする
そう、あと数時間で訪れる9月23日はごっちん21歳の誕生日・・・・・・しかし僕は・・・

24 :-Rosario-:2006/09/25(月) 01:53

 「ごめん、ごっちんのプレゼントまだ用意してないんだよ・・・」
 「え〜〜〜〜・・・( ´・ω・`)」
 「いや、あの、、、、その、、、コンサートのリハとか忙しくて買いに行けなかった」
 「忙しいねぇ・・・高橋さんには白いバラを上げたくせにですか・・・ハァ・・・」
 「え!!??」
 「んふふ、ごとーさんは何でも知っているのですよ」
 「ごめん、ホントごめん!!」
 「うーん、どうしよっかな〜〜」

ごっちんはまるで探偵にでもなったかのようにあごに手を当てて考えている
しばらくのそうしたあと、僕の方を見た・・・んだけど無表情だよ!!
ごっちんの無表情はコエーんだよなぁ・・・。

 「よし決めた♪」

ごっちんは僕を見ながら何かを決めたようだ

 「プレゼント貰うね〜♪」

ごっちんはそういうと僕に近づいて来て、僕の首に手を回す・・・

 「ちょ、ちょっと・・・」
 「あ〜、動かないでよ〜」

キスでもされるのかと思って思わず身構えたらごっちんはすっと離れた、
そしてその手には僕がいつもつけているネックレス

25 :-Rosario-:2006/09/25(月) 01:53

 「びっくりしたじゃんかよ」
 「プレゼントはこれを貰うね、あは♪キスでもすると思った?」
 「思ってないとはいえないけどね・・・、でもそんなもんで良いの?」
 「うん、良いの良いの」
 
ごっちんは僕のネックレスを早速自分の首につけるとご機嫌でそれを眺めている

 「あと今日はとことん付き合うこと!いいね?」
 「あ、ああ」

それから数時間、僕とごっちんはお酒を飲みながらひたすら話した
久々にごっちんと真面目に深い話もできたし、僕にとっても物凄く有意義な時間となった

 9月22日23時58分・・・ごっちんの誕生日まであと2分

ごっちんは僕の膝枕で気持ち良さそうに眠っている・・・何でこうなったかって言うと
まぁ、姫のわがままってやつです・・・

 「ックシュン」

膝の上のごっちんが小さなくしゃみをする、
半分くらい開けた窓から入ってくる風はだいぶ涼しく、寒いくらいの時もある
僕はごっちんの上掛けを取ってこようと思ってごっちんを起こさないよう静かに
その場を離れようとしたとき・・・僕の右手をつかむ華奢な手

26 :-Rosario-:2006/09/25(月) 01:54

 「やだ、行っちゃやだ・・・あともうちょっとここにいて」
 「いや、寒そうだったからさ」
 「いいの・・・あと1分くらいだからここにいて、ね♪」

そういってごっちんは僕に時計を見るように促す

 9月22日23時59分・・・ごっちんの誕生日まであと1分

ごっちんは体を起こして僕に寄りかかって肩に頭を預けて時計を見ている

 9月23日00時00分・・・ごっちんの誕生日

時計が12時を指して日付が9月23日へと変わった

 「ごっちん、誕生日おめでと」
 「ありがと・・・」
 「・・・。」

ごっちんは僕の頬にやさしくキスをした

 「こら」
 「あは、これじゃどっちが誕生日なのかわからないね♪」

そう言ってフニャフニャと笑うごっちんの胸元にはさっきまで僕の胸元にあったロザリオのネックレス・・・
僕はロザリオに静かに、でも強く願った・・・ごっちんをしっかりと守ってあげてくださいと・・・

27 :MONIX ◆XBvOzcZfYg :2006/09/25(月) 02:06
あとがき

( M _ O)<後藤さん遅れて申し訳ない!!
       遅れたのは何でかって言うと実はこれ途中から
       すべて作り直しました。最初はカクテルの話とか出てくる
       設定で書いていったんですけど、大風呂敷広げすぎて
       話がうまく落とせなかったんで作り直しました
       カクテルの話はまたどこかで書くと思うんで楽しみに
       していてください。

       >>3(TACCHIさん)
       コラボ&スレ立てサンキューです!実は前スレが500KBいってるのに
       少しの間気づいてなくて、これTACCHIさん書きかけだよなぁ・・・
       とか思っておりましたw

       >>12(匿名さん)
       相変わらず快調なペースですな♪今回のスレでも
       よろしくお願いいたします!!!

       >>16(新人さん)
       はじめまして!MONIXと申します♪
       ゴマキペンギンいいっすね〜〜
       これからよろしくお願いいたしやす!

28 :名無し娘。:2006/09/25(月) 23:26
「おーい。」
藤本さんが声をかけてきた。
「何、ミキティ?」
「どう、これ?」
藤本さんが僕に履いていたブーツを見せた。
「お母さんと買い物行った時に買ったんだ。」
「かわいいよ。」
「本当かなー。」

「ラジオでファンの人から、
 「藤本さんがもし足が臭くても
   僕は大丈夫です。安心してください。」
   ってメールが来たんだ。」
「ミキティは何て答えたの?」
「本当に臭くてもいいの、やだ美貴が恥ずかしいよ。」
  って答えた。」
藤本さんは、僕の目を見て、
「あんたなら美貴のブーツの匂い特別にかがしてあげよう。」
「どうして?」
「本当の事言うと足のこと気にしてたんだ。
  インターネットとかでミキティは足が臭いって書かれてるし。」
「美貴は大丈夫と思っても、他の人がどう思ってるか、
  わかんないし。」
「だからお願い。●●なら恥ずかしくないから、
  美貴のブーツの匂いかいで。」
「わかったよ。でもいいの?」
「うん。」
藤本さんはブーツを脱いだ。
僕はブーツの匂いをかぐ。
「どう?」
「少し蒸れた感じがするけど大丈夫だよ。」
「本当ー。うれしい。」
藤本さんはブーツを履いて、僕にこう言った。
「美貴のお願い聞いてくれたから、
 ご飯おごるよ。」
「ミキティが、珍しいね。何おごってくれるの?」
「焼肉。」
僕と藤本さんは笑顔で焼肉屋さんに向かいました。

   

29 :名無し娘。:2006/09/26(火) 01:36
なんかこのスレ最近良い調子ですね
みなさんそれぞれ良い感じで楽しく読ませてもらってますよ

30 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/09/26(火) 01:52

そっと伸ばした指先を近づけていく。
ゆっくりと、息をひそめて、そぉーっとそぉーっと。
爪の先で傷つけちゃったりしないように気をつけて。
ぷにゅって感じで触れてみた。

「ん? ムフフ♪」

意外とスベスベな感触が指先に伝わってきて、ついついにやけちゃった。
きゅっと眉を寄せて「うんん」と少し掠れた声がして、ビクッと手を引っ込める。

「だいじょーぶかな?」

そっと口の中で呟いて、ジッと様子をうかがうけれど、起きちゃったんじゃないみたいだ。

「んふふ、かーわいー♪」

もう一度伸ばした指先で予想以上にイイ感じだった頬をプニプニしてみたりする。
調子にのって続けていたら、間一髪、すっと持ち上げられた手に掴まれるところだった。
今プニプニしてたトコをさすってみて、それでも疲れてるのか目蓋は閉じられたままだ。

31 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/09/26(火) 01:53

「おや。けっこーマツゲ長いんですねぇ。……お疲れですかー?」

聞いてないってわかってるけど抑えた声で訊いてみた。
もちろん返事なんかなくって。あ、急に思いついた。
……たぶん、すっごいニヤニヤしてるんだろうなぁって思いながら、そっと呟いてみたりして。

「いい夢が見られますよーに、絵里がチューしてあげますね♥」

静かに顔を近づけて、だんだん先輩の顔がアップになっていって。
あと一息のところで眼を閉じて。
くちびるが触れようかって瞬間に、すっと空気が逃げていった気がして目を開けた。

「な、な、なに……してるの?」

横になったままで身体を反らせた先輩がビックリした顔でまばたきしてる。

「えっと……? 絵里はなにをしようとしてたんでしょー?」
「僕に解るわけがないでしょ……」
「……そーですよねぇ。じゃあ、失礼しましたー」

そそくさと先輩の楽屋を出ながら、心の中で舌打ちをした。
もうちょっとだったのにー!!

32 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/09/26(火) 02:03
亀井さん視点で短めに。
たまには逆から書くのも新鮮で面白いです。
が、読んでくださる側にどうなのかって話ですね(^^;;;

>>13-16
>>18-19
初めまして。
着ぐるみごっちんいいですね。ゴマキペンギン好きだったなあ。

>>20
上の人とは違う人かな? 初めまして。
ブーツ舐めてくださいって……w

>>22-26 MONIXさん
これもいいですけど、書き直す前のも気になりますねー。
なんとか書き上げてみてはどーでしょう?

>>28
ブーツの匂いを嗅がせる仲……フェティッシュですねー。

33 :名無し娘。:2006/09/26(火) 17:04
僕はマンションのリビングでくつろいでいると、
チャイムが鳴った。
玄関に行き確認すると藤本さんだった。
「ミキティどうしたの?」
「会わせたい人がいるんだ。」
藤本さんが不思議な笑みを浮かべた。
「みんな入って。」
そうすると、亀井さんと道重さんと田中さんが入ってきた。
「みんなどうしたの?しかも水着で。」
亀井さん達3人は全員ビキニを着ていた。
「疲れている先輩を癒してあげるんですよ。」
亀井さんがニコニコしながら言った。
「美貴は帰る。じゃあね。」
「ちょっと、ミキティ。」
藤本さんは行ってしまった。

「先輩はベットに横になってください。」
「みんなにバレたら何言われるかわかんないよ。」
「水着姿の絵里達を追い出すんですか?」
「さゆ、いちばーんかわいい水着着てきたのに。」
「ごめんごめん。でもそれじゃ目のやりばに困るから俺のTシャツ着て。」
僕はTシャツを取りに行く。
「新品のTシャツだから安心して。」
「先輩が着たやつがいい。」
「絵里も。」
「さゆも。」
「わがまま言わないの。」
「はーい。」
亀井さん達3人はTシャツを着た。

34 :名無し娘。:2006/09/26(火) 17:14
「じゃ、マッサージしますから着替えてください。」
「覗いちゃだめだよ。」
僕はTシャツと短パンに着替えた。
「先輩ベット寝てください。」
僕は仰向けで横になった。マッサージしてもらっているうちに僕は寝てしまった。
僕は目が覚めると、手が後ろ手て縛られてる。
しかも、亀井さん達全員Tシャツを脱いでいる。
「せんぱーい、目が覚めましたか?」
「えり、縄ほどいてよ。」
「どうしよっかな。先輩がおりこうさんにしていたら考えて、あ、げ、る。。」
「さゆ、れいな。助けてよ。」
「先輩がおりこーさんしたら助けてあげようかな。」
「れいなを怒らせたら怖いよー。」

「じゃあ俺はどうすればいいの?」
「みんなの願いをかなえればいいの。簡単でしょ。」
「れいなはリハーサルの時おそろいのジャージを着てほしい。」
「さゆはドレスでお姫様抱っこしてほしい。」
「えりはキスしてほしい。」

「わかった。言う通りにするから縄ほどいて。」
「やったー。」
ようやく僕は縄を解いてもらった。
「先輩、電話貸してくださいね。」
「藤本さん、絵里です。よろしくです。」
すると大きい荷物を持った藤本さんが来た。
「よいしょっと、はい3人のかばん。」
「ありがとうございまーす。」
「先輩隣の部屋貸してくださいね。
  今からさゆはお姫様になってきます。
   先輩も着替えてださいね。」
道重さんは荷物を持って隣の部屋に行った。
僕もスーツに着替える。
「お待たせしました。」
赤いドレスに王冠をつけたお姫様になっていた。
「おねがいしまーす。」
お姫様のようにかわいい道重さんを抱っこした。
「重さん写真撮ってあげるよ。」
藤本さんはデジカメで撮った。
「ありがとうございます。」

35 :名無し娘。:2006/09/26(火) 17:18
「次は絵里にキスしてください。」
「じゃあ行くよ。」
「チュッ」
「ありがとうございまーす。」

「れいなは今度先輩にジャージプレゼントしますね。」

「私達は着替えてきますね。」
亀井さん達は隣の部屋に着替えに行った。
着替え終わると帰る支度をしていた。

「お邪魔しました。」
ミキティと亀井さん達は帰って行った。

「藤本さん、ありがとうございました。」
「何かあったら美貴に相談して。」

僕は藤本さんに抗議のメールをしました。

36 :−男=苦手−:2006/10/01(日) 23:53

ハロモニの撮影も終わったので、司会進行役の石川さんと一緒に
ワイワイと話していた。

「今日の梨華ちゃんって、なんかいつもと違ったねぇ〜」
「そうかなぁ〜、私的にはいつもと変わらなかったけど…」
「テンションがさ、いつもの1.5倍?みたいな」
「なに、それ。あははは」
「はははは」

「先輩たちって、仲がよかですね…」

僕たちが、声の方へ顔を向けるとそこにはちょっと怒った表情の
田中さんが…

「れいな、どうしたの?」
「いや、先輩たちの仲のよさがうらやましいなぁ〜って」
「へぇ〜、そうかな? でもさ、僕たち最初仲めっちゃ悪かったよね」
「あぁ〜、確かに言われてみればそうかも…」
「えぇ!! 嘘やろ?」

田中さんが、あり得ないといった表情で僕ら二人を見る。

「だって、僕なんて梨華ちゃんに嫌われてたんだよ」
「嫌ってないって…男の人苦手だったんだもん…」

そうあれは、僕が娘。に入った当初のこと・・・

37 :−男=苦手−:2006/10/01(日) 23:55

「ねぇ、●●。今日ひとみちゃんと梨華ちゃんで遊びに行くんだけど、
 ●●も来る?」

後藤さんからの急な誘い。しかも、入ったばっかしなのにまだ話した
こともない吉澤さんと石川さんもいるしなぁ〜。

「僕? 行っていいのかな?」
「私はOKだよ」
「あたしも」
「・・・」

困った顔をして一人無言な石川さん。吉澤さんが、肩を叩いて目で
合図してるみたいだけど、僕思いっきり見えてるんですが・・・

「あ、ごめん。僕ダンスで不安なとこあったからさ、今日残るつもり
 だったんだよね」
「…そうか。んぁ〜、わかった〜。ひとみちゃん梨華ちゃん行くよ〜」
「う、うん」

そう言って三人は部屋を出て行った。
僕は、後藤さんにあんなことを言ってしまったため、僕はダンスレッスン場に
向かって自分が気になっている振りの部分を何度も練習し始めた。

「はぁ、はぁ…なにしてんだろ、俺」

一人、ダンスレッスン場に寝転んで休憩をする。一人のときの癖『俺』も
出てきてしまう。

「俺、やっぱ一人なのかなぁ〜…娘。の中でも」
「●●くん…?」
「?!」

僕は、ガバッと起き上がるとそこには僕の反応にビクッとした石川さんが
立っていた。

38 :−男=苦手−:2006/10/01(日) 23:55

「ど、どうしたんですか?石川さん」
「あ、あの…その…」

モジモジして僕になにか話しかけようと顔を真っ赤にしてる石川さん。
今日のことかな? けど、石川さんと僕の距離遠いなぁ〜…

「あの、石川さんここ座りません?」
「え?」

僕は、自分の隣をポンポンと叩いた。石川さんは、意図がわかったらしく
少し離れて僕の横に座った。

「あ、あの!! 石川さん、僕の事嫌いですか?」

直球な質問をしてしまった。自分で言って後悔する。

「ううん、嫌いじゃないの。私、男の人と話すの苦手なの…だから、●●くんが、娘。に
 入った時から話せなくて。ひとみちゃんや真希ちゃんにも今日言われちゃった
 『梨華ちゃん、あの態度絶対●●くん嫌われたと思ってるよ。今から謝ってきな』って」
「そうなんですか…」
「●●くん、ごめんね。せっかく、今日後藤さんに誘われたのに…私のせいで」
「気にしなくていいですよ。僕も、ダンスレッスンできたし。ほら、やっぱり僕って
 男じゃないですか、だから石川さんの気持ちもわかりますよ」

目の前にいる石川さんは、暗い顔をしたままだ。女の子のこんな顔見たくないな。

「あ、じゃあ、僕が石川さんの初めての男になりますよ」
「え??」
「つまり、初めての男友達になりましょう♪」

僕は、立ち上がって座っている石川さんに手を差し出す。

39 :−男=苦手−:2006/10/01(日) 23:57

「うん♪」

そう言って、僕の手を取って立ち上がった。
ちょっと、僕より背の高い石川さん。くやしいなぁ〜。

「ふふ」

いきなり、笑い出した石川さん。

「え? どうしたんですか?」
「●●くんって、可愛いなぁ〜って。可愛い〜!!」
「ちょ、ちょっと、石川さん!!」

急に僕に抱きついてきた石川さん。胸が…胸が〜…
石川さんって、ホントに男の人って苦手なの?

40 :−男=苦手−:2006/10/01(日) 23:58

「・・・とまぁ。こんな感じで梨華ちゃんも最初は僕が苦手だったんだよ」
「だねぇ〜。今じゃ、●●も私より背が高くなっちゃったもんね〜」
「石川先輩が、うらやましか」
「うん?」
「●●先輩の背が低いころなんてれいな知らんたい」
「そうだよねぇ〜、れいな。●●、私より背が低かったんだから。この子に、
 上目遣いされてごらん? ホントに何でも願い叶えちゃいたくなるから」
「へぇ〜、れいなも体験したか」
「何言ってんだよ。そんな事僕できないから」
「れいな、●●の前に立ってごらん」

石川さんに促されて椅子に座っている僕の前に立つ。

「はい!! ●●は、そのままれいなを見上げる!!」
「え?」

僕は、そのまま田中さんを見上げた。

「!? か、かわいか!!」

そのまま、田中さんが僕をギュッと抱きしめる。

「先輩、その可愛さ反則たい!! れなより可愛い先輩許せんと〜!!」
「ちょ、ちょっと、梨華ちゃん!! どうにかしてよ〜」
「●●、背が高くなっても可愛い〜!!」

そう言って石川さんも僕に抱きついてくる。

「く、苦しいって!!」
「いいの〜、●●は静かに抱かれてて」
「そうたい。れいなたちに抱きしめられるなんて先輩幸せと〜」

苦しかったけれど、二人の暖かさが感じれて嬉しかった。
でも、こんなのファンの人に見られたら僕殺されちゃうよ…怖ッ!!

41 :TACCHI:2006/10/02(月) 00:02
皆さん、お久しぶりですw
帰ってまいりました〜。そして、帰ってきての第一弾がいきなりこんなに
長くてすいません(汗)
まぁ、読み応えあるかな?っと、載せてみましたが載せたら載せたで
長くて自分でもびっくりですw

MONIXサソ、匿名サソ、そして名無し娘。サソの作品読みましたが、やっぱ
クオリティ高いっすねぇ〜コラボどんどんしたくなりますよw
今度は、誰とコラボしようかなぁ〜w

42 :名無し娘。:2006/10/02(月) 00:06
●●ってなに?

43 :MONIX ◆XBvOzcZfYg :2006/10/02(月) 00:10
ちょっと寄ったら更新直後だったのでレスだけ

>>41
おぉ!更新直後にこのスレに来ました!
お久しぶりです!あいかわらず良いですなぁ〜♪
またコラボしやしょう!

>>42
1. このスレを通常のブラウザで開く(IE推奨)
2. 「JavaScript:document.body.innerHTML=document.body.innerHTML.split('●●').join('好きな名前');focus();」
  '好きな名前'の部分を呼ばれたい書き換えて上の行の「」内の部分ををアドレス欄にコピー。
3. Enterを押す

これで、●●の部分が好きな名前に変わります。

44 :名無し娘。:2006/10/02(月) 00:10
どの作者さんもイイネ

>>42
人名
Javascript使ってブラウザで開けば●●んトコ名前変えたりできる

45 :名無し娘。:2006/10/02(月) 00:13
すげえ!

46 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/04(水) 03:12

「はぁ〜、疲れたね〜愛ちゃん」
「そーやねー。新曲のときはやっぱね」

前を歩く愛ちゃんと、そんな会話のシャワー後。
まったくねぇ、毎度のことだけど新曲のダンスレッスンはキツイのよ。
だっくだくにかいた汗を流してくれたシャワーに感謝だよ、ホント。

控え室に戻って鏡の前でドライヤー準備!
スイッチオンで温風が……あれ? なんで出ないんだろ?

試しにブンブン振ってみる。動かない。

「おーいっ」

試しにパシパシ叩いてみる。動かない。

さて困ったなぁ。
部屋の中を見回してみても、ここにいるメンバーは愛ちゃんを含め皆使用中。
はてさて……。

「おっ閃いた」

ポンと手を打って部屋を出て、隣の控え室の扉をノック。
「どうぞ?」と聞こえてきた声にそっと開いた扉から部屋をのぞき込む。

47 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/04(水) 03:13

「ちょっといいですか?」
「新垣さん? おや? ……なにかお困りかな。とりあえず入りなよ」
「はーい、失礼します。って、な、えぇっ! なんでわかったんですかっ!?」

ビックリしてノリツッコミみたいになってるわたしに、先輩が自分の眉間を指差して言った。

「眉。なんかそんな感じだったからね」

うーんと唸りながら眉を手で押さえてると、先輩が「で、どうしたの?」と笑ってる。

「あの、ドライヤー貸してもらえたらなあ、なんて思いまして」
「おやすいご用だよ。ちょっと待ってね」

すぐに自分のバッグを広げてドライヤーを探してくれる先輩に近づいていく。
先輩もシャワー上がりだからかTシャツ一枚で、その広い背中にうっすらと筋肉が盛り上がってみえる。
……ちょっと照れ臭いなあ。

「はい、あったよ」
「あ、どうもすいませ――えぇ?」

差し出されたドライヤーに手を伸ばすと、ヒョイと逃げていった。
先輩が自分の目の前をポンポンと叩いてニッコリ笑った。

48 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/04(水) 03:13

「僕がやってあげる」
「なるほど……え?」
「僕がやりたいから座って」
「あ、そういうことですか……はぁっ? ちょ、えぇっ!? ムリムリ、絶対ムリです。そんなハズカシイ」
「先輩の頼みを聞いてくれないなんて……新垣さん、変わったね」
「うええぇえっ! だってそんな……」

少し伏し目がちで哀しそうにそんなこと言われちゃって……。
どうしようどうしよう……困るけど、でも。

「もぉ〜っ、わかりましたっ。お願いします!」

覚悟を決めて、先輩の前にドスンと座り込んだ。
顔を上げた先輩は楽しそうに笑って、スッと立ち上がって私の後へ回り込んだ。

「はい、いくよー? 動かないでね」

ドライヤーの音にかき消されそうな先輩の声に耳を澄ませて。
騒々しい音に注意を払わないように、優しく話しかけてくれる声だけに集中。

49 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/04(水) 03:14

「痛くない? 大丈夫だよね」
「へ、平気ですけど」
「けど?」
「えっと…あっ、なんでもないですから」
「そう?」
「……はい」

なんだかボーっとする。
まるでプロの美容師の人にされてるみたいに気持ちよくって。

「新垣さん……」
「…はい?」
「あっ、いや。髪、キレイだねぇ」
「へぇっ!? い、いえ、別にそんなこと」
「そう? キレイだけどなぁ」

そんな言葉と同時にスーっと通るブラシの感覚に眼を閉じる。
と、そのとき突然感じた違和感に手を動かすと、原因がハッキリした。

「おぉぉぉぉ!!」
「な、なにっ!?」
「は、はな、血ぃ……」
「ええっ!!」

一騒動の後、鼻にティッシュを詰めて著しくみっともない姿になってるけど。
先輩の膝の上に頭をのせていられる私はなんとなく幸せだった。

50 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/04(水) 03:22
ガキさんメイン。
予行演習……かな。

>>33-35 名無し娘。さん
いーですね。振り回されまくりw

>>36-40 TACCHIさん
昔の梨華ちゃんにはそんなイメージもありました。
今ではすっかり……

>> MONIXさん
次は更新を期待してろってことですね?

51 :名無し娘。:2006/10/04(水) 04:14
読んでるこっちもハナヂがでそう(*´Д`)

52 :TACCHI:2006/10/04(水) 17:00
匿名さん、更新乙です♪
いい話ですねぇ〜俺も思わず鼻血が…w
なんの予行練習なんでしょう?気になりますw
今度は、男目線で書くのかな?とか予想してます。

53 :名無し娘。:2006/10/04(水) 21:34
イイ!!

54 :名無し娘。:2006/10/04(水) 23:31
みんなすげえな

55 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/06(金) 21:11

「……で、カーリー役の轟悠さんが――あっ…」

プレゼントに渡した宝塚の公演を見終えた後、手近で静かそうだったから入った喫茶店。
向かいあって座った僕らは、紅茶とケーキで舞台の余韻を楽しんでいた。
そんな中、急に話を止めた愛ちゃんが、口元へ手を添えて気まずそうな表情になった。

「あれ? どうしたの?」
「あの、だって先輩……。すいません、私ばっかり喋っちゃって」

どうやら僕はそんな表情をしているように見えていたらしい。
ただ僕にこれだけ話してくれる愛ちゃんが新鮮だっただけなんだけれど。

「そんなつもりじゃなかったんだけど……ごめんね。ただ少し驚いただけなんだ」
「すいません」
「謝らないでよ。イヤだったり困ってたりするんじゃないんだから」
「ホントですか?」
「ホントに。楽しいよ? 愛ちゃんが喜んでくれたのも解ったし、それなら僕も嬉しいし」
「ホントに?」

56 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/06(金) 21:12

そうだった。この娘はこういう娘だったんだ。
最近の頑張りを見ていて忘れかけていたけれど、なかなか根幹は変わらないらしい。
妙なところで自信を持てずにいて、自分の価値を低く設定するような。

「ふぅ。……ホントに、だよ」

改めてそう思っているということが伝わるように、しっかりと心を込めた言葉でそう話した。
愛ちゃんはその僕の言葉を咀嚼するみたいに視線をさまよわせた後、子供みたいにニッコリと笑って頷いた。

「この後はどうしよっか?」
「まだ…つきあってもらえるんです、よね?」
「ん? もちろん。約束したでしょ」

断られやしないかと、どこか遠慮がちに聞いてくる愛ちゃんが微笑ましくて、クスッと笑いながらそう答えた。
笑ったことに対してだろう、少しだけ拗ねたような表情をした愛ちゃんは、すぐに笑顔に戻って嬉しそうに話しだした。

「じゃあ買い物がしたいです。先輩に見立ててもらって。それからなにか食べて……」

おかしなくらいはしゃいでる愛ちゃんの話に、時折相づちをうちながら自然に笑顔になって聞いていた。
目立ちすぎじゃないかと心配になるくらい、身振り手振りを交えてこの後の予定を話している。

57 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/06(金) 21:12

お茶を終えた僕らは、番組でお世話になったスタイリストさんから聞いたショップへ足を運んだ。
幸いにもというべきか他にお客がいない店内で次々と服を手に取っては上下で合わせてみて、それが気に入った時にはクルリと廻ったりもする。
結局、秋に合わせたカーディガン、キャミ、膝下までのふんわりした2WAYのスカートまで一揃えを買うことになった。
チケットの分にと、半分僕持ちで買ったそれを手にしながら、はにかむような笑顔の愛ちゃんが聞いてきた。

「着て帰ってもいいですか?」
「そりゃ……構わないけど。いいですよね?」

一応店員さんに話を通して、頷いてくれたのを見た愛ちゃんが試着室へ姿を消した。
しばらくすると少しだけ開いたカーテンから愛ちゃんがヒョコっと顔をのぞかせる。

「終わった?」
「はい……」
「どうかした? 合わなかったりする?」
「や、そうじゃないんですけど」
「じゃ出てきて見せてよ」
「……似合うのかな。どうですか?」

試着室から出てきた愛ちゃんが、真新しい服を気にしながら気恥ずかしげに聞いてきた。

58 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/06(金) 21:14

「先輩……?」
「あっ、よ、よく似合ってる、と思うよ」

焦りと動揺は滑らかに口が廻ることの邪魔をして、どもった言葉は愛ちゃんへ真実を伝えなかった。

「なんか嘘っぽいです」
「ごめん。そうじゃなくて……似合ってるから。あんまり素敵なんでビックリした」
「…………」

真意の伝わった瞬間に立場が逆転した。
ビックリしたのは愛ちゃんの方で、照れくさそうに目をそらして。
聞き取るのがやっとなくらいに小さな声で「ありがとうございます」と口にした。

その後いくつかの店を廻った僕らは小さな和食屋で夕食を摂り、二人で色々なことを話したりした。
飲み過ぎない程度に軽くお酒を飲み、うっすらとピンクの頬で話す愛ちゃんが、僕の目にはとても新鮮で印象的だった。
帰りのタクシーの中、残り少ない一日を惜しむように口数が少なくなる愛ちゃん。
微かに酒気を感じる熱っぽい吐息を意識しないように、ポツポツと話しかけながらも窓の外で流れる景色を見ていた。

59 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/06(金) 21:14

「先輩……。今日はありがとうございました。すごく楽しかったです」

マンションの前でタクシーを降りた愛ちゃんが、名残惜しく感じてくれてるように少し寂しげに笑う。
僕が笑顔を返すと、「これも」とスカートをヒョイと摘んで、今度は嬉しそうに笑ってくれた。

「なら良かった。僕も楽しかったから。また機会があったら遊びに行こっか」
「…………」

愛ちゃんの表情を見てさらりと口にした言葉だったけれど、返ってきたのはぎこちない笑顔だけだった。

「どうしたの?」
「また、機会があったら……かぁ」
「……うん」
「先輩っ、あがっていきませんか?」
「え? ……でも」
「あっ、冗談です、ごめんなさい。……また明日っ」

早口にそう言って背中を向けた愛ちゃん。
振り返る瞬間に垣間見えたその表情に、ごく僅かな哀しみを感じたのは僕のせいなんだろうか。
少し胸が痛んだ帰り道、一通のメールが届く。

 また遊びましょーねっ♪

          あい

たった一行の短いメールだった。
けれどそれはとても愛ちゃんらしく、胸の痛みを軽くしてくれるものだった。

60 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/06(金) 21:18
愛ちゃんBDシリーズ完結。
もうちょっと短くするつもりだったのに……

>>51>>53>>54
レスありがとうございまーす。

>>52
いや、予行演習なのは、もうじきガキさんが歳を重ねるので。
ガキさん軸に一本書いておこうかなぁと。
なに書くか、どう書くか決まってないんですけどね。

61 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

62 :名無し娘。:2006/10/08(日) 01:11
BD?

63 :名無し娘。:2006/10/08(日) 01:18
BirthDayじゃない?

64 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/09(月) 23:51

れいなとケンカした。
きっかけが何だったかなんて思い出せないくらい、きっと些細な理由だったんだと思う。
けど気がついたられいなはすごく怒ってて、こっちも退けなくなってた。
いつの間にか周りにメンバーも集まってきて、ぐじゃぐじゃになって勢いでその場から逃げだしてしまった。

楽屋を出て走り出した瞬間に一つ先の扉が開いた。
危なくぶつかる寸前で、ひょいと開いた隙間に引き込まれた。
なにがなんだか解らないでいる絵里の前に、どうしてだか先輩が立っていた。

「……あれ?」

ああ、そうか。一つ隣は先輩の楽屋なんだから、いて当たり前なんだった。
だけど……おや? なんでこうなってるんだろう?

「ハデにやったみたいだね」
「はい? な、なんのことでしょー?」
「丸聞こえだったから、ごまかされてもね」

あー……この先輩のふんわりした優しい話し方には弱くって、あれだけ昂ぶってた心がすっと静まってくのが解る。

65 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/09(月) 23:52

「で、飛び出してきちゃったのね?」
「そんなんじゃないんですけどー……あー、そうかも」
「またどうしてそんなんなっちゃたんだろうね」
「どうして? でしょう? んー……?」

責めるわけでも急かすわけでもない。
ただ不思議がってるみたいに話す先輩が見つめてくる。
そうやって真っ直ぐに見つめられているうちに、すっかり普段に戻った頭で考えた。
実際、考えてはみてもハッキリとは思い出せないんだけど、でも……
先にれいなを怒らせるようなことを言ったのは、やっぱり絵里だったような気がする。

「なんか思いだしたみたいだね」

絵里の表情を見てそう言ったんだろう、先輩がクスクス笑ってた。
笑われてるのはどうかと思うけど、先輩のこういう表情は結構……かなり好きだったから、全然悪い気持ちにはならなかった。

「そのぉ、えへへ……」

ちょっと素直に話すのが恥ずかしくて、ごまかすみたいに笑ってみた。
けど、先輩はもうちゃあんと解ってるって感じで苦笑して、演技だって解るようなため息をついて口を開いた。

66 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/09(月) 23:54

「じゃあさ、謝りいこっか。一緒に行ったげるからさ」

そう言って手を差し伸べてくれる先輩は、優しさ8、心配2って感じの笑顔をしていた。
ちょっとイヤだけど伸ばしてくれた手は振り払えない。
それどころか喜んで飛びついちゃいたいくらいなんだから。

渋々と手を重ねると、少し大きなあったかい手できゅっと包んでくれた。
ニッコリ笑うその表情に静まっていたキモチがむくむくと起き出してきて、あっという間に一杯に膨れあがってしまった。

「うー」

小さく唸って、歩き出そうとした先輩の腰にすがりついた。

 ――やっちゃった

多分、先輩は困った顔してるんだろうなって思う。
でも……だけど。

「少しだけ、時間もらっていいですか?」

じっとしてた先輩が、ちょっと身体をひねったと思ったら、ポンポンと頭を撫でてくれた。
どうしようもないくらい優しいキモチになってくる、不思議な、魔法みたいな手だった。

67 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/09(月) 23:55
いつもさらしてから思う。
もうちょっと練ってからの方が良かったなって。

>>62>>63
ごめんなさいごめんなさい。
おっしゃるとおりバースディです。

68 :名無し娘。:2006/10/10(火) 01:36
えりりん視点イイヨー

69 :−もしもし、亀よ−:2006/10/10(火) 03:01

楽屋でのんびりしてると隣から誰かと誰かの喧嘩する声。
耳を澄ませて聞いてると、田中さんと亀井さんだということがわかった。

田中さんが、本気で怒ってる。あの仲間思いの田中さんが、あんだけ怒ってる
って事は亀井さんが、それだけ怒らせたことを言っちゃったのかな?とか
考え事してると・・・

「もう、れいななんか大っ嫌い!!」

そう聞こえて、勢いよく開けられたドアの音。
僕は、ドアを開けるとこっちに向かって走り出そうとしていた亀井さんの
腕を掴んで自分の部屋へひょいっと引っ張った。

「……あれ?」

何がなにやらわからないって顔をしてる。
まぁ、いきなり自分の部屋に入れちゃったらそうなるか。
なんとか仲直りさせてみるかな? よっすぃーもミキティも、今はれいなのフォローで
忙しいだろうし。

「ハデにやったみたいだね」
「はい? な、なんのことでしょー?」
「丸聞こえだったから、ごまかされてもね」

ちょっと怒った表情が緩んだ。そして、今起こった事を話してもらった。
二人の喧嘩は、たぶんちょっとした事だと思う。
僕は、優しく笑顔で尋ねてみる。

70 :−もしもし、亀よ−:2006/10/10(火) 03:02

「で、飛び出してきちゃったのね?」
「そんなんじゃないんですけどー……あー、そうかも」
「またどうしてそんなんなっちゃたんだろうね」
「どうして? でしょう? んー……?」

腕を組んで考えているようで、僕はやさしく見つめる。
そして、亀井さんは何かを思い出したようだ。
僕は、苦笑いの顔が面白くてちょっと笑ってしまう。

「なんか思いだしたみたいだね」

亀井さんは、少し顔を赤くして苦笑いになった。

「そのぉ、えへへ……」

恥ずかしそうに、ごまかしている亀井さん。
仕方ないなぁ〜…僕は、わざとらしくため息をついてある提案をだした。

71 :−もしもし、亀よ−:2006/10/10(火) 03:03

「じゃあさ、謝りいこっか。一緒に行ったげるからさ」

僕は、笑顔で手を差し伸べる。やっぱ、後輩は心配だしね。
亀井さんは、渋々といった感じで僕の手に自分の手を重ねた。
僕は、優しく亀井さんの手を包み込むと隣の部屋に向かって歩き出そうとする。

「うー」

後ろから、小さな唸り声が聞こえたかと思うと亀井さんが僕の腰に
抱きついてきたのがわかった。

 ――ったく、この亀さんは…

亀井さん、この角度からは顔が見えないけど、やっぱ不安なのかな?

「少しだけ、時間もらっていいですか?」

僕は、少し体をひねると抱きついている可愛い後輩の頭をやさしく撫でた。
謝るって、難しいよね。僕もわかるよ、やさしい亀さん。

72 :TACCHI:2006/10/10(火) 03:07
匿名さんとのコラボいかがでしたでしょうか?
ちょっと、いそいで書いたんでちょっとイマイチでしたかね?(苦笑

>>匿名さん
すいません、いきなりコラボなんてしてしまって(汗)
でも、匿名さんの作品見てたら先輩目線が頭の中にパッと浮かんだんで
書かせていただきましたが、どうだったでしょうか?
ハッキリと言ってくれたほうが、僕には今後のためにもなるんで
意見お願いします。あ、でもなるべく長い目で…(笑

他の娘。メンバー目線のも書けたら書きたいと思います(汗

73 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/10(火) 14:23
出かける前にのぞいてみれば。

>>68
よかったですか? レスどもです。

>>69-72 TACCHIさん
おー! うまく使われてる♪
読ませていただきました。が、はて。私になにを言えと。
これほど書ける方に私なんぞから言えることはないですよ。
自分で書いても、これより良くなる気はしません(^^;;;
使えるものがあったら、これからもドンドンどうぞ。

74 :名無し娘。:2006/10/10(火) 20:27
翼くんと岬くんのコンビプレーだw

75 :名無し娘。:2006/10/10(火) 21:29
コラボいいね

76 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/11(水) 19:58

亀井さんの手をひいて入った楽屋の中は、聞こえるはずの喧騒も聞こえず、いるはずの人たちもいなかった。
がらんとした部屋の中、その真ん中にポツンと座ってる小春ちゃん。
それ以外に誰もいなくなっていた。

「あれ……? 他のみんなはどうしたの?」
「ええっとですねー……」

珍しく言葉を濁した小春ちゃんに、「言ってみて」と促すと、少し迷った風だけど、ボソボソと話しだした。
要約すれば、亀井さんを僕が捕まえてる間に、田中さんの方も出て行ってしまったらしい。
どうやら建物からは出ていないってことだけは確認できたらしいので、他のみんなは探して廻っている。
そして小春ちゃんは連絡係を兼ねた留守番なんだそうだ。

「絵里も行ってきますっ」
「待って! 僕が行くから、亀井さんはここにいて」

慌てて飛び出していきそうになった亀井さんを制してそう言って。
亀井さんに反論させる暇を与えずに部屋を出て、歩きながら携帯でみんなへ確認を取った。

77 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/11(水) 19:59

広い建物だとはいえ、個人が入り込める場所はそう多くない。
ある程度絞り込まれる中で、どうやら確認を終えた頃にはあらかた探し終えた後だったらしい。
でも、だからこそ僕は脚を止めずに歩き続けるんだ。

静かな階段を一つ飛ばしで駆け上がって、踊り場で一息ついて息を整える。
ノブを握った手にゆっくりと力を込めると、意外なほどに抵抗のない扉が軋みもせずに開く。
思ったよりも外光が差し込んでこない。微かに湿った匂いに気がついた。
どうやら知らないうちに雨が降ってきていたらしい。
扉の隙間から表へすべり出るけれど、見渡せる範囲に人影はない。
屋上のコンクリートはすっかり黒に染まり、雨が降り出したのは結構前なんだなと教えてくれた。
完全に身体を屋上へさらしたそのときになって気がついた。
扉の陰で小さくなってしゃがんでいる姿に。

78 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/11(水) 19:59

「田中さん?」

見上げてくる田中さんは、額に雨に濡れた髪がかかっていて、怒ってるようだけれどどこか淋しそうだった。
僕は隣にしゃがみ込んでコンクリートを叩く雨を見つめる。

「風邪ひくから戻らない?」
「いいです」
「でもみんな心配してるよ?」
「なら先輩が戻って、平気だって言いよってください」
「それもなあ……亀井さんも待ってるよ? 謝りたいってさ」
「知らん。絵里なんてもう知らんちゃ」

まったくとりつく島もないとはこのことだと思う。

79 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/11(水) 20:00

仕方がないから普通のやり方は諦めて、少しは有効だろうと解っている説得の仕方を選んだ。

「困ったなあ。置いてなんていけないって。解ってるでしょ? 僕の性格」
「…………」
「田中さんが戻らないんじゃ意味がないからね。僕も付き合ってここでこうしてることにするよ」
「……ルイ」
「うん?」
「先輩はズルイ」
「そうだね。僕はすごくずるいんだよ」

そう笑いながら田中さんの肩へ腕を伸ばした。
少し震えながらされるがままでいる田中さんがクスリと笑った気がした。

「戻ろっか」
「はい」

楽屋に戻った僕らは熱いシャワーを浴びた後、亀井さんと三人でみんなから大目玉をくらった。
煽りをくって僕も叱られたけど、亀井さんも田中さんも笑っていたから、ならばそれでいいやと思った。

80 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/11(水) 20:03

TACCHIさんにうまく使ってもらったので、なんとなくその後を。
ちなみにハッキリ書かなかったですが、屋上って設定は前スレの最初の方。
TACCHIさんの設定。想い出の場所ですね。
やられたからやり返してみました♪

81 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/12(木) 20:54

きっかけは些細なことだった。
なんとなく、パッと閃いただけで、ろくに考えもしないで実行に移して今に至る。


 先輩、今暇ですか?

          絵里


こう送ったメール。


 暇だけど? どうかした?
 電話にしようか?


返ってきた返信にメールでいいんですと送り返して始まった。
もう二時間くらい、黙々とメールを送って、そして返事をもらっては送り返す。
そんなことを続けていた。

そもそも自分では気がつかなかったことだったけれど、楽屋で聞いた話を思い返してなるほどと思ったこと。
それは、先輩は何度かメールしてるうちに、相手に合わせた感じになってくるってこと。

最初は軽い相談事から始まって、だんだん世間話にもっていって。
そして少しずつ、絵文字なんかも使ってったりして。
これだけの時間をかけて、今、ようやく単語単語で送受信中。

欲しい単語へ繋げるために、話題を絞って、でも微妙に違う言葉が返ってきて。
音楽の話題ではその言葉を引き出せず失敗して、テレビ番組の話題では『あまり観ないかな』って言われて失敗した。
そのたびに怪しまれないように話題を変えていって、映画の話題で今度こそってメールを送った。
ほとんど待たずに返ってくるメールを祈るようなキモチで開いた。


 大好きだよ♥


もう深夜だっていうのに大きな喜びの声を上げてしまった。
うへへ……『大好きだよ♥』って、このメールは絶対に消せない、永久保存のメールなんです。

82 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/12(木) 20:57

初めて一レスだけで収まった(笑)
もっと短く書いてみたりしたいな……難しいけど。

ちょっとネタ不足な気がしてきましたよ。
だもんで、誰とかこんなシチュとか、書いてくれたらそれで考えるので。
募集中でーす。

83 :名無し娘。:2006/10/12(木) 21:04
高層ビルの屋上で休憩していたら、自殺を図っていると勘違いされて
めちゃめちゃ止められるんだけど、なんのことを言われているかわからずに
話がちぐはぐするんだけど最後は誤解がとけてめでたしめでたし。

っていうシチュエーション希望。

84 :夢花李:2006/10/12(木) 21:12
ハロモニ収録前の楽屋にて。

台本から目を上げると、鏡の前で会話するよっすぃーとミキティが目に入った。
そこからちょっと離れたところでガキさんと愛ちゃんが雑誌を見ながらなにやら話してる。
あ、亀ちゃんもそこに加わった。「えりもガキさんともんじゃ行きたいー!」
どうやらタウン誌のようです。愛ちゃんが困った笑顔を見せている。

重さんは小春ちゃんとはしゃいでる。
さっきまで亀ちゃんにからんでたと思ったが、今はれいなにからんでる。

あ、れいながこっちきた。手になんか持ってる。
顔を伏せてこっちに来る。後ろで重さんと小春ちゃんがにやにやしてる。

れいなが手に持った紙を僕に差し出す。なぜか顔は真っ赤だ。

その紙を受け取って、見る。

―――――――――『しょうが焼き弁当』
                           ……どうしろというのだ?

僕に背を向けて小走りのれいなの行く先では爆笑した重さんと小春ちゃんが
よっすぃーとミキティの見事なハモによる怒号でおとなしくなっていた。

85 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/12(木) 22:13

ボイトレ終わりの空き時間。
吹き抜けていく秋の風が、うっすら汗をかいた身体に心地好い。
丈夫な柵へ思いっきり身体をあずけて、遠くに沈んでいく夕日を見ていたり。
ちょっと高くできてる屋上の柵へ、半ばぶら下がるようにして脚を遊ばせてみたり。
軽い虚脱感に包まれて気を抜いた時間をすごしていた。

だから気がつかずにいた。
屋上の扉が開いたことに。
あわてん坊の後輩が入ってきたことに。

「うわあぁぁぁぁぁっ!!」

まったりとした時間を壊すように聞こえてきた大声に、驚いて振り向こうとしたとき、すでに声の主はすぐ側まできていて。
僕の両脇へ腕を通し、羽交い締めにするみたいに後へ引きずられた。
突然の出来事に動転して振り払おうとすると、相手もなにかを叫びながらすごい力で僕を放すまいとしてきた。
そうしているうちにバランスを崩し、倒れ込んだ僕と誰か。
倒れ込んだはずみで緩んだ腕から転がるように逃げて、相手に向き直った僕の表情は、きっと間が抜けていたことだろう。

「に、新垣…さん?」
「せ、せ、せん……ダメ」

荒い呼吸の間になにかを呟く新垣さんは、訳が解らないことに半べそ状態だった。

「新垣さん、な、なんで? なんで、その……」
「先輩が死んじゃったら私たちどうすればいいんですかっ!」
「え?」
「なにがあったのかなんて知らないですけど、そんな……飛び降りようとするなんてっ。絶対ダメです!」

86 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/12(木) 22:13

 ――はい?

涙目で僕を叱りつける新垣さんは、どうにもならないほどにテンパって見える。
言ってることが解らない。いや、解るけれど……えっと?

「そりゃあ私なんかじゃ頼りにならないかもしれませんけど話してくれなきゃ解らないじゃないですか!」
「うん?」
「もしあれだった吉澤さんだってもっさんだっているし!」
「うーんと、新垣さん?」
「それでもダメだったら保田さんや中澤さんだっているじゃないですかっ!」
「新垣さんってば」
「あっ、つんくさんに相談すればなんとかなるかもしれませんよっ?
 そうしましょうよ! だって死んじゃったら、死んじゃったら……っ」
「新垣さんっ!!」
「ふぇ?」

一人で興奮して聞く耳を持たず話し続ける新垣さんの肩を揺すって、やっとのことで注意をひくことができた。

「新垣さんはなにかな、僕を助けてくれようとしたの?」
「あ、当たり前じゃないですか! だって先輩は…大切な、その、えー……」

語尾が小さく掠れて聞き取れなかった。
けれど、ともかくそういう誤解でこうなったんだろうことは解った。

「あのね、新垣さん。その気持ちは嬉しいんだけどさ。僕はただリラックスしてただけなんだけど?」
「……はぁ?」

言葉尻が大きく跳ね上がった。
だってとか、でもとか、ぶつぶつ呟いてる新垣さん。
勘違いに気がついたらしく顔が赤くなってきてる。

「で? 新垣さんにとって僕は、なに? なんか大切がどうしたとか?」

僕はニヤニヤと笑いを作りながら意地の悪い質問をする。

「えぇ? や、あの……もうっ、先輩のバカぁー!」

耳まで赤くした新垣さんは、一声そう叫んで屋上を飛び出していった。
僕はその後ろ姿を見送りながら、先輩思いの可愛い後輩だなと思った。

87 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/12(木) 22:16

>>83
書いてみましたがどんなもんでしょう?
一晩ぐらい考えてやった方が良かったかな(^^;;;

>>84 夢花李さん
『しょうが焼き弁当』(笑)
素敵です。
またお願いします♪

88 :83:2006/10/12(木) 22:45
>>87 おお仕事が早くて素晴しい。どうもありがとうございます。

89 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/18(水) 22:33

「♪ ふふふふふふん ふふふふふふん……」
「亀井ちゃんさー、さっきからなにやってんの?」

気分よく鼻歌交じりで作業を続けていた絵里のことを、藤本さんが邪魔をする。

「ナーイショです」
「……ふうん。まーいいけどさ」

休めていた手を動かしながら、あと少し先にある光景を思い浮かべてみる。
自然と頬が緩んじゃうのが解って、でもそれを止められなくて。

「亀井ちゃん」
「……はい?」
「どっかイっちゃってる? キモイんだけど」
「絵里はキモくなんかないですよぅ」
「じゃあさ、百歩譲ってキモくないとして、その鼻歌はどーにかなんないの? ってゆーか何の歌?」
「藤本さん、知らないんですかぁ? これは……あれですよ」
「なに?」
「え〜っと……」

90 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/18(水) 22:34

あれ? 曲名が出てこない。
一番大事なところしか思い浮かばないよ。

「知らないんじゃん」
「ち、違いますってば」
「さっきの鼻歌、も一回やってみて」
「え? ♪ ふふふふふふん ふふふふふふん」
「だよね」

絵里の手元を見ながら、なんか一人で納得してる藤本さん。
こちとらなんだか解らなくてクエスチョンマークですってば。

「もう一回歌ってみてくれる?」
「いいですけど……。♪ ふふふふふふん ふふふふふふん」

歌い出した絵里の鼻歌に藤本さんの声が重なった。
その歌声は「上野発の夜行列車」……って、あれ?
なんかおかしいぞ?

91 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/18(水) 22:35

「で、亀井ちゃんはなにしてんの?」
「それは……編み物ですけど」
「だよね? 違うじゃん」
「上野発の……着てはもらえぬ……あれ?」
「あなたかわりはないですか」
「……し、知ってましたよ?」

絵里を見る藤本さんの目が、ものすごく細められてて冷たい。
ヘンな汗が出ちゃいそうになった。

「でさ」

呆れたように腰を上げた藤本さんが見下ろしてくる。

「セーターでしょ?」
「はい」
「ちゃんと、よく見た方がいいと思うよ」

言われて編みあがりそうなセーターを持ち上げて、しげしげと眺めてみる。
我ながら初挑戦にしてはよく……うん?

「あっ……」

どこでどう間違ったんだろう、そのセーターには袖にも首元にも、あるはずのものがなかった。
これじゃあ手も出なければ頭も出ない。
やれやれってポーズでドアに手をかけた藤本さんが、ポツリと一言呟いた。

「だめだこりゃ」

先輩の喜ぶ顔が効果音付きで消えていった。

92 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/18(水) 22:37

コホン……いや、違うんですよ、そんなつもりじゃ(汗)
どこでどう間違ったやら。
ぽつぽつと浮かんできたのを組み合わせたらこんなんなりましたorz

>>88
書けばいいってもんじゃないという見本を作り続ける匿名です。

93 :名無し娘。:2006/10/19(木) 15:00
ダメダコリャァ━━━━━━ *´Д`*━━━━━━ン!!!!!!

94 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/20(金) 03:00

「お疲れさまでしたー!」

リーダーの明るい声と共に終わりを告げた一日。
みんな揃った楽屋の中は照明が落とされていて、ロウソクの灯火だけがみんなの顔を浮かび上がらせている。
十八本を数えるロウソクが一息……二息で吹き消され、姦しいほどのハッピーバースディが響き渡った。

「はーい、ガキさーん! 十八歳おめでとーっ!」

ハデにクラッカーを鳴らしながらよっすぃーが叫ぶと、後を追うように立て続けにクラッカーが鳴らされる。
少し火薬臭くなった楽屋の中、蛍光灯の光の下で、大量のクラッカーが吐き出した紙テープに埋もれた新垣さんが笑っていた。
どこかくすぐったそうな笑顔の新垣さんに、切り分けたケーキを道重さんが手渡した。
みんなから急かされて、パクッと一口頬張った新垣さんは、「ん〜〜」と唸りながら大きく首を廻した。
誰かが「見事なヨネスケローリングだね」と笑い、あちらこちらで唸る声が続いた。

ひとしきりケーキやお菓子などに手を付け、あらかた食い散らかされてしまった頃。
口の端にチョコを付けたリーダーが新垣さんにプレゼントを渡した。
アクセ、ブーツ、帽子、次々と渡されては開かれていくプレゼントに幸せそうな笑顔の新垣さん。
最後になった僕も、バッグの中に用意してあったプレゼントを差し出すと、最後だということもあってか妙に期待に満ちた眼差し。
喜んでもらえればいいなと、そう思いながらラッピングを解いていく新垣さんを見つめていた。

95 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/20(金) 03:01

「オルゴール……?」
「そ。オルゴール。開けてみて」

箱に書かれた英字を読んで、少し確認するように呟いた新垣さんにそう勧めた。
やけに丁寧に箱に手をかけた新垣さんが息を呑むのが解った。

「先輩、これ……」
「どうかな?」

そっと箱から、大切そうに持ち上げられたガラスのオルゴール。
形はありふれたデザインだけど、その中身の部分は特別製だった。

「私と、愛ちゃん、それに……」
「こんこんに麻琴もおるんやね」

ヒョイのぞき込んでいた愛ちゃんの声が重なる。

「ネジ、巻いてみてよ」

そう話しかけると、ハッとしたように新垣さんがカチカチとネジを廻した。
静かに流れ出す『好きな先輩』のメロディー。

96 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/20(金) 03:01

「いくつか迷ったんだけどさ。これがいいかなって」

新垣さんの手の中でメロディーに合わせて、ライブでの四人がエッチングされたガラスがクルクルと踊っている。
それをジッと見つめていた新垣さんが、大きく一つ息をついて僕を見つめてきた。

「ありがとうございます。すっごく嬉しいです。でも……」
「うん?」
「誕生日のプレゼントなんだけど、愛ちゃんにも持っててほしいなって思っちゃいました」

そう言われて困ったように笑う愛ちゃんを見る新垣さんへ、僕はもう一つのプレゼントをバッグから引き出した。

「じゃあ、そんな新垣さんへもう一個、プレゼントをあげようかな」
「へ?」

呆けた顔で受け取った新垣さんが開いた包みの中には、ガラスのオルゴールで踊っていたガラスの四人がいた。

「それを愛ちゃんにあげればいいよ」
「先輩……」

そう呟いたっきり、言葉が出せずにいる新垣さんの手を取って愛ちゃんの手へ導くと、二人が泣き出しそうに笑ってくれた。
これほど喜んでくれるならさんざん考えた甲斐もあるって、そう思えた。
後で渡そうと思っている、バッグの中に仕舞ってある残り二枚のガラスのプレートを思い浮かべながらそう感じていた。

97 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/20(金) 03:05

ガキさん18歳おめでと記念。
誕生日ものはパターンが厳しいなあ、なんて思いはじめた今日この頃。
ホントに渡すわけでもないのにプレゼントに頭を捻るって……(^^;;;
次はどうしようorz

>>93
自分で書いてて「だめだこりゃ」的な気分になってきてるのはどうなのか。

98 :名無し娘。:2006/10/21(土) 06:07
メールが届いた。
先輩からだ。

新垣さん僕の楽屋に来てね。

私は先輩の楽屋に行った。
そうするとピンクのうさぎの着ぐるみがいた。
新垣さん誕生日おめでとう。
ってスケッチブックに書いてある。
「ありがとう先輩。」
スケッチブックをめくると
今度もんじゃ食べにいこうよ。
って書いてある。
「新垣家風もんじゃ食べさせてあげますよ。」
スケッチブックをめくると
楽しみにしてるよ。
なんかうれしくて先輩に抱きついた。
「先輩暑いでしょう。着ぐるみの頭取ってください。」
先輩は着ぐるみの頭を取ると、
「暑かった。でも新垣さんに喜んでもらえてうれしいよ。」

99 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/21(土) 22:13

楽屋からスタジオまでの通路を歩く
みんなのシリを叩くように最後尾を歩く
右隣にはミキティがいて、そして反対側に……

コイツはいつもこうだった
私……私たちよりも少し遅れて同じ道を歩くことになったコイツ
その時間を表すように少し後ろについて歩く

もう六年にもなるのか。そう改めて思う
六年もの時間をこうして歩いてきた
その間、少し後ろを。時にはこっちが後ろにいることもあったかもしれない
でも、だけど……コイツは今も、こうして少し後ろを歩いてる
いつもその距離は、一人か二人分の間隔を保って
間を埋める仲間がいなくなっても、それは変わることがなくて
決してその距離を踏み越えないようにしている

 時間

 距離

時々、ホントにふとした時に考える
この時間を超えてみたい
この距離を埋めてみたい
小さな、でも過大な欲望

ささやかなジレンマ

100 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/10/21(土) 22:16

なんとなく、思いつくままにつらつらと書いてみました。
たまには短いのもいいな。

>>98
おー、なんかいいですね。
優しい画が見えてきそうな。
期待。

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