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俺と娘。の夢物語〜in 狩狩〜3

1 :TACCHI:2006/09/18(月) 03:42
すいません、前スレ埋めてしまいまして(汗)
今度から、こっちでお願いしますm(_ _)m

201 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/12/23(土) 01:47

今度はすぐに返信が届いた。
『ううん。今、歩いてる(笑)』だって。
つまんないよー、先輩。

絵里の誕生日が終わろうとしてるのに、どこをほっつき歩いてるんだ!
なんて言えるわけもない。
どう話そうか考えてる間に、もう一通メールが届いた。
『亀井さんは家にいるの?』

いますよ。そう返した。
またすぐに返信。
『よかった』って、それだけ。
なにが? よかった?
頭にクエスチョンマークが浮かぶ。

202 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/12/23(土) 01:47

着信。
電話だった。

「はい」
『今、家の前にいるんだ。ちょっと出てこれる?』
「へっ?」
『寒いからさ、出てきてくれると嬉しいな』
「い、いきます。すぐいきます」

慌てて一枚上着を羽織って玄関へ向かう。
覗き窓も確かめずに開いたドアの向こうで先輩が笑ってた。

「ギリギリ間に合った。十八歳おめでとう。それと、ちょっとフライングだけどメリークリスマス」

両手に二つのラッピングされた荷物を抱えたサンタさん。
ちょっと泣いちゃいそうな誕生日だった。

203 :匿名 ◆TokDD0paCo :2006/12/23(土) 01:47

亀井さん、おめでと。

204 :名無し娘。:2006/12/23(土) 11:11
今日は亀井さんの誕生日。
一応メールを送ったけど、
仕事でプレゼントあげれなかった。
と思いつつ自分のマンションに帰った。
部屋に入るとリボンをつけてラッピングした
亀井さんがいた。
「先輩、プレゼントに絵里を貰ってください」
「でも今日は絵里の誕生日でしょ」
「そうですけど、絵里いつも先輩に優しくしてもらってるから」
「ありがとう、絵里」
僕はそういって亀井さんの頬にキスした。

205 :−Birthday−:2006/12/23(土) 15:30

今日は、亀井さんの誕生日。
みんなで、誕生日プレゼントを持ち寄ってハロモニの楽屋で
誕生日会が始まった。

「絵里、誕生日おめでと〜」
『おめでと〜』
「ありがとうございますぅ〜♪♪」
「じゃあ、みんな誕生日プレゼント渡して〜」

よっすぃーからの合図で続々と誕生日プレゼントを渡していく
僕ら娘。のメンバー達。

「開けていいですかぁ?」
「うん。どんどん開けちゃって」
「じゃあ、これ」
「あ、れいなの」
「れいなか〜…なんだろ?」

紫色の包装紙で包まれた箱をガサゴソと開ける亀井さん。

「あ、これ…ネックレス?」
「うん、れいなとさゆと美貴ねぇも一緒のしとると。6期の
 証って感じのが欲しかったけん…」
「れいな、ありがと。大切にするね。うへへ〜」
「うん」

照れたようにちょっと顔を赤くして、ぶっきらぼうに田中さんはそう答えた。

206 :−Birthday−:2006/12/23(土) 15:31

「次はぁ〜…これ♪」

そう言ってどんどんと開けていく亀井さんは、もらった人に笑顔で
お礼を言っていた。

「最後は…先輩?」
「そうみたいだね」
「あの、これ薄くないですか?」
「そうかな? まぁ。開けてみてよ」

亀井さんは、不思議そうに四角くて薄い包装紙をあけた。

「CD??」
「ジャケットは、だれ?」
「せんぱい…? 先輩!?」
『えぇ〜!?』

一斉に亀井さんに駆け寄る僕以外のメンバー達。

207 :−Birthday−:2006/12/23(土) 15:31

「せ、先輩、ソ、ソロデビューしたんですか??」

亀井さんが、僕の顔を驚いた顔で見つめる。

「うん。今日限定でね」
「え? 今日限定?」
「事務所に手伝ってもらってね。世界で一枚しかないんだよ」
「ホントですか? これ絵里のために?」
「もちろん。 だって、今日は亀井さんの誕生日でしょ。曲名は、『Birthday』
そのまんまで、ごめんね…って、絵里?」

亀井さんは、顔を下に向けて僕に顔を見られたくないようだった。
僕が、亀井さんに近づくと亀井さんの顔から水滴がCDに落ちていた。

「あ〜あ、●●が、亀井ちゃん泣かしちゃった〜」
「す…すいません、グスッ、とても嬉しくって」
「ごめんね、泣かせちゃって」

僕は、亀井さんの頭を撫でながら抱き寄せた。
周りから『絵里、ずる〜い』なんて声が聞こえたけど、今日ぐらい僕からいいよね?
誕生日おめでとう、絵里。

あれ? 僕の誕生日…誰か覚えてるかな??

208 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2006/12/23(土) 15:37

亀井さんの誕生日記念ネタいかがでしたでしょうか?
頭も撫でるのもちゃんと入れましたw
次のネタは、明後日かな??w

>>203 (匿名さん)
誕生日ネタめっちゃよかったです♪
その前のネタで先に頭を撫でるネタやられちゃいましたがwww
まぁ、気にせず…これからもよろしくです♪♪w

>>204さん
短いけれど、めっちゃいいですねw
萌えましたwww
これからも、どんどん書いてください。

209 :名無し娘。:2006/12/24(日) 09:28
「クリスマスかー」
ディナーショー慣れてきたけどがんばらないと。
私は23日の夜そう思っていた。
デイナーショーの当日になり、昼の回は無事に終わった。
夜の回になり歌おうと思ってステージに上がると、
先輩が座ってる。
「あ、先輩だ。名古屋まで来てくれたんだ。がんばらないと」
一生懸命ステージをやり、先輩と目が合うときはアイコンタクトした。
夜の回も終わり楽屋に戻ってくると、先輩が待っていた。
「あややお疲れ様。そしてメリークリスマス」
そう言ってプレゼントをくれた。
「先輩、名古屋まで来てくれたんですね。ありがとうございます」
「あややのディナーショーが見たくてね。
 スタッフさんにチケット取ってもらったんだよ」
「お礼に松浦が今夜お酒飲みにつれってあげますよ」

210 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2006/12/25(月) 15:47
今日、ネタをアップする予定だったんですが、急にバイトが
入ったんで、ちょっと夜中になるかもしれませんが、それまで
お待ちいただければ幸いです。
今日、ラジオしながらネタ書こうかな・・・www

211 :−聖夜の夜に−:2006/12/29(金) 06:00

今日は、12月25日。外にいる僕の周りのカップル達にとっては
とても重要な日らしい。でも、僕にとっても重要な日のはずだった…

「やっぱ、みんな忘れてんのかな?? はぁ〜…」

そんな独り言もでてきて、近くにいたカップルに聞かれていたらしく
ちょっと気味悪がれて、じろじろと見られたので足早になる。

−♪電話だよ〜♪−

その時、携帯からみんなの声が聞こえてくる。僕の携帯の着信音だった。
携帯を開いてディスプレイを見ると事務所からだった。

「事務所? なんで?? もしもし?」
『●●?』
「マネージャー? どうしたんですか?」
『大変なの! 娘。のみんなが…」
「へ? 今日は、僕以外のメンバーは取材でしょ?」
『そうなんだけど、みんなが乗った車が事故起こしたらしくて・・・」
「う、うそでしょ…」
『●●、急いで事務所に来て!!」
「は、はい!! すぐにいきます!!」

真っ白になった頭の中。僕は、何も考える事ができず力の限り走り出した。

212 :−聖夜の夜に−:2006/12/29(金) 06:01

「うそだろ…はぁはぁ…絶対うそだって!!」

何度も何度も嘘を信じて走って走って走りまくった。
事務所のビルに着いて、エレベーターに乗ろうとしたけど
なかなか来ないエレベーターを待つ事ができず、階段を駆け上がった。
そして、勢いよく事務所の扉を開けると真っ暗だった。

「はぁはぁはぁ、マネージャー!? どこ…うわっ!!」
−パン、パパンー

いきなり鳴り響いた破裂音に僕は驚いてしまった。
その破裂音の後に、目の前を灯しだすロウソク。

『♪ハッピバースデイトゥーユー、ハッピバースデイトゥーユー♪』

ロウソクが、全部灯ったのと同時に娘。のみんなが出てきて
歌いだす。

『♪ハッピバースデイディア、●●〜…ハッピバースデイトゥーユー♪』
『おめでとー!!』

そう言って、拍手をしてくれるメンバーの笑顔を見た瞬間座り込んでしまった。
顔を塞ぎこんでしまう。

213 :−聖夜の夜に−:2006/12/29(金) 06:01

「せんぱい? どげんしたと?」
「だいじょうぶですかぁ?」
「●●?」

僕を、不思議そうに覗き込むメンバーたち。

「…かった」
「え??」
「よかった…みんな無事でよかった…」

僕の顔からポタポタと落ちる水滴。それに気づいたミキティが僕を優しく
抱きしめる。

「●●、ごめんね…大丈夫、大丈夫だから」
「せんぱい、大丈夫やけん…ごめんなさい」
「絵里は、ここにいますから」
「さゆも、元気ですよ」

そう言って抱きしめてくれる娘。のみんな。
暖かくて優しい気持ちになれる・・・涙がさらに溢れた。

「…ったく、誰だよ…グスッ、こんな悪い冗談思いついたの…グスッ」
「あぁ〜、ごめん。あたしだわ」
「おまえか、よしこ…絶対許さん…」
「でも、みんな即決で賛成してくれたよ」

僕が、みんなの顔を見るとみんな苦笑いになっていた。光井さんまで…

214 :−聖夜の夜に−:2006/12/29(金) 06:02

「このやろ〜…はぁ〜、仕方ないなぁ…もう今日だけにしてよね」
「せんぱい、早くロウソクの火消してくださいよぉ」

亀井さんに、背中を押されてケーキの前にやってきた。

「せんぱい、消す前に願い事してくださいね」

僕は、ケーキの前で目を瞑り手を組んで願い事をかけた。
そして、ロウソクに向かって一気に息を吹きかけた。
ロウソクを吹き消すと、みんなから手に持てないぐらいプレゼントを
渡された。

「れいな〜」
「はい?」
「れいなのプレゼントは??」
「え? なんで、れなからなんですか?」
「去年、プレゼントくれなかったのは誰でしょうか??」
「黄色の箱の奴です。あ、でも…」
「え? また中身入ってないとか??」

そんな田中さんの言葉を聞かず、黄色の包装紙に包まれた
箱を開けると、そこには水着のれいなの写真があった。

「これは? れいなの写真集?」
「は、はい。あの来年発売の奴なんですけど、お願いして一冊先輩のために…」
「ありがとう。これ、後でゆっくり見させてもらうね」
「はい。あ、あと、先輩あとで時間あります??」
「うん、姉さん達に捕まらなかったらね」
「ありがとうございます」

その後も、みんなからのプレゼントを続々と開けていき、みんなからお祝いの言葉を
言ってもらった。光井さんは、顔が真っ赤になりながらも言葉少なめに、僕に
誕生日プレゼントを渡してもらった。

最後に、みんなと笑顔で誕生日記念の写真を撮った。
ケーキを囲んで笑顔で真ん中で写っている目を真っ赤にした僕。

恥ずかしい記念日になったけど、とっても嬉しい記念日になった。

僕の願い…みんなが、ずっと笑顔で…。

215 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2006/12/29(金) 06:03
遅くなって申し訳ないです。クリスマスネタですw
次のネタはすぐに・・・www

216 :名無し娘。:2006/12/29(金) 13:33
気になるひょう

217 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/01/03(水) 04:18

へらへらとした笑顔で爆弾を落とされたのは三人だけでの席だった。

「卒業、決まったわ」

藤本さんも僕も、よっすぃーがそんな表情をするしかないんだということは解っていた。
けれど僕はそれに対して何も言えず、藤本さんは憤りを露わにした。
今にも掴み掛からんばかりに詰め寄る藤本さんをいなすように肩に腕を回しなにかを呟いたよっすぃー。
仕方ないな、そんな笑いを浮かべたよっすぃーの隣で、藤本さんは憮然として黙り込んでしまった。
僕へ視線を流してチョイチョイと指が動く。
ため息をついて距離を詰めた僕に、毅然とした声でよっすぃーがこう言った。

「もうアンタが一番先輩になるんだからさ。頼んだよ」

今ここで、そんなセリフを口にする彼女に、「反則だよ」と嘆息しながら空いた手に巻かれた僕はやるせなさを飲み込んだ。
今日は酔ってしまってもいいかもしれないと、ほんの少しだけ、そう思っていた。

218 :名無し娘。:2007/01/03(水) 20:31
>もうアンタが一番先輩になるんだからさ

そうか、このスレ的にはそうなるんだよね・・・

219 :−旅立ち−:2007/01/04(木) 14:05

今僕の横には無表情のミキティ。
別室では、高橋さんとよっすぃーが1対1で話している。
たぶん、今後の事を話しているんだと思う。

「・・・」
「なぁ、無言は寂しくない?」
「・・・」

無言のミキティ。表情は、無表情のようで少し悲しそうだった。

「あのさ…泣きたかったら、今泣いとけば?」
「・・・」
「明日からは、泣けないよ。みんなの前で、泣きたくないでしょ」
「・・・あんたは?」
「僕は、今は泣けない」
「なんで?」
「ミキティが、泣くからさ…」

そう言うと、ミキティは立ち上がり僕を後ろから抱きしめた。

「前じゃなくていいの?」
「見られたくない…」
「そっか・・・」

背中から少し震えているのが伝わってくる。
後ろから抱きしめられている手を僕は優しく優しく包み込んだ。
明日から、笑顔でね…

220 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2007/01/04(木) 14:09
えっと、何を書いたらいいのやら・・・今回はマジでビックリしまして・・・
ネタも、よっすぃーは何か出せなくてミキティにしたんですが、やっぱ寂しいですね。
でも、最後まで突っ走っていってほしいです。

221 :名無し娘。:2007/01/06(土) 13:36
吉卒…年少メンはどういった感じで受け止めたんだろうな

222 :−翌日・・・−:2007/01/07(日) 02:40

みんなが集められた室内には重い空気が流れている。

「・・・という事で、吉澤が卒業する事になった」

事務所のお偉い方からの説明のあとによっすぃーが話す事になった。

「あたしは、今年の5月のコンサートで卒業することになりました。
 これは、娘。のためでもあるしあたしのためでもある。だから、
 最後までみんなと突っ走っていきたいと思います」

僕の横に珍しく居た久住さん。今日は、よっすぃーやミキティが
近づけないほどピリピリしてたからだと思う。
僕の手をぎゅっと握る久住さん。そして、久住さんは今にも泣きそうな
目で僕を見つめていた。

「小春…」
「せんぱい…先輩は、知ってたんですか…」
「うん…昨日ね…」
「なんで…な…んで」

目から大粒の涙を流し始めた久住さんの頭を空いている片方の手で
撫でてあげる。

「なんで…え、笑顔…なんですか?」
「・・・だって、僕が泣いちゃ小春たち泣けないでしょ?」

周りを見ると昨日知らされていた僕とミキティ、そして高橋さんの
3人以外は、突然の事に放心状態になっている人もいれば、
涙を流している人も居た。

「小春…今からいっぱい思い出作ろ…いっぱい…いっぱいさ」
「はい…はい!!」

そう答えた久住さんの顔は完璧とまではいかないけれど、
精一杯の笑顔だった。
久住さんの頭を優しく優しく何度も撫でてあげた。

よっすぃー、卒業するなんてずるいよ…こんな後輩が居てくれるんだからさ。
卒業まで、この子たちもう泣かせちゃダメだよ。僕もね…

223 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2007/01/07(日) 02:46
まぁ、これはね本当はにある方にあげようと思ってたんですけどね…
ある方から『載せたほうがいいよ』って、言われたんで載せさせていただきました。
いかがでしたでしょうか??ホント年少組は、ショックでしょうね〜
今日のハロモニ見なくては・・・

224 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/01/07(日) 06:14

卒業なんて言葉は聞きたくなかった。
僅か数ヶ月前に、大事な同期を二人も立て続けに見送って、空いてしまった心の穴をやっと塞いでいるところだっていうのに。

吉澤さんに呼び出されたこの部屋に入って、先に座っている顔ぶれを見たとき、「あぁ」と、そう感じた。
次はこの中の誰かなんだって、漠然とそう思った。
それが吉澤さんだと聞かされて、大きな驚きとより大きな不安と、そして少しだけ、ホッとしている自分がイヤだった。

そうしてしばらく話をして、話が後に残される側に移ったとき。
不機嫌そうに黙っていた美貴ちゃんが口を開いた。

「そのまんまスライドしてミキがリーダーんなるらしいから」
「あ、うん」
「で、愛ちゃんがサブリーダーだから」
「あ、うん……へえっ!?」
「そういうことだから」

そう吉澤さんが付け足すように話した。
けれど……

「あの……ガキさんとかの方が――」
「ダメ。決まったことだから。んなこと言いだしたらミキだって」
「先輩とか……」
「愛ちゃん?」
「は、はい?」

先輩が今までで一番かもしれないほどに真剣な表情で名前を呼んだ。
その真剣さに押されるように返事をしたけれど、少し怖いくらいだった。

225 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/01/07(日) 06:14

「本気でそう言ってるの?」
「え……?」
「うまく話せないからとか、向いてないからとか、そう思ってるからだよね?」
「……はい」
「モーニング娘。なんだよ? 僕はその光の中にある影でしかないんだ」
「そ、そんなこと――」
「ある。僕はそれでいいと思ってるし、それが正しいことなんだから。
 でもだからこそ強い光であってほしいって思うし、そのために頑張ろうって思うんだ」

先輩は淡々とした声でそう言った。
それは自分の存在を嘲るでもなく、たった一人、違う性別で異分子扱いされることですら誇っているような。
そんな強さを持った表情だった。

「愛ちゃんにもそうあってほしいって思っちゃいけないかなあ?」
「せんぱい……?」
「より強く光るために、愛ちゃんも自分で作った殻を壊して頑張ってほしいって。
 そう期待して……そう願っちゃダメかなあ?」
「…………」

テーブルへ目を落として考える。
自分にできるんだろうかって。
期待に応えられるんだろうかって。
自分の意志と同じように上げた目線が先輩の目と交わった。
先輩は黙って私を見つめていた。
そこには求めてるんじゃなく信じてるって言葉がにじんでいる。

「……がんばります」
「そう言ってくれるって信じてたから」

先輩はそう優しく笑いかけてくれて。
強い目で見つめていたミキちゃんも表情をほころばせて。
そして吉澤さんが手を差し出して、ヒョイとあごをしゃくって見せた。
なんのことだろうと思っていると、ミキちゃんと先輩が同時に手を動かして吉澤さんの上で交わりあう。
ああ、そういうことかと思うのと同時に、先輩が私の手を取って重なった三つの手の上に導いてくれた。
それぞれ少しずつ感じる三様の手のぬくもりが、それぞれに同じ感情でいることを教えてくれる。
できるか、じゃあなく、やらなきゃいけないんだって思う。

がんばっていこう……。

226 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/01/07(日) 06:15

すいません、放送中にこんなん書いてました。
AA消えた流れで黙々と。ごめんなさいm(_ _)m

227 :−二十歳だから…−:2007/01/24(水) 10:15

今日は、局での撮影のため廊下を歩いていると。

「●●〜」

僕を呼ぶ声がして後ろを振り返ると、そこには水色の衣装を着たごっちんが居た。

「おはよ、ごっちん」
「おはよ〜、何、今からスタジオ??」
「うん。ごっちんは?」
「私は、今終わったところ〜」
「あぁ、そっか10年記念隊だよね」
「そうそう」

その場で、くるっと一回転して僕に衣装を見せてくれるごっちん。

「うん。可愛いよ、似合ってる」
「へへぇ。あ、そういえば何で●●選ばれなかったの??」
「え? 何に?」
「10年記念隊。だって、奇数の期に入ったメンバーで選ばれてるんでしょ??」
「そうらしいけど…僕は4.5期って微妙だからなぁ〜中澤さんも愛ちゃんも選ばれ
 なかったんだし」
「むぅ〜…」

ごっちんは、納得いってないらしく口びるをアヒルみたいにとがらせてる。

「僕は、いいんだよ。みんなの活躍を見れればそれだけで嬉しいんだから」
「私は、よくないのぉ〜」

そういって、僕の腕をブンブンと振ってるごっちん。

228 :−二十歳だから…−:2007/01/24(水) 10:15

「わかった、わかったから。今日僕のおごりで飲みに行こう」
「ホントに??」

その瞬間に目が輝くごっちん。

「うん。けど、僕お店とかあまり知らないから…」
「じゃあ、あたしのおすすめのお店で飲もう」
「あまり飲ませないでよ。僕二十歳になったばかりなんだから…」
「大丈夫、大丈夫♪♪」
「じゃあ、待ち合わせどうする?」
「私楽屋で待ってるよ」
「いいの? ちょっと、時間かかるかもだよ?」
「いいのぉ〜待つのも楽しみなんだから」
「はぁ〜…わかったよ。じゃあ、終わったらすぐに楽屋に行くね」
「はぁい。待ってるね〜」

そう言ってごっちんと廊下で別れた。この時はまだ、隠れていた二人の存在に
気がつかなかった。

229 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2007/01/24(水) 10:17

久しぶりのネタですが…続きは、明日までに書きますのでお楽しみに。
さて、後二人誰にしようかなぁ〜・・・(汗)

230 :名無し娘。:2007/01/25(木) 04:28
梨華ちゃんで〜

231 :MONIX ◆XBvOzcZfYg :2007/02/04(日) 03:30
皆さんお久しぶりです!
板が移転してて物凄い焦りました・・・
年末から最近にかけては忙しくもなかったのですが・・・、大スランプ到来・・・OTL
全然ネタが書けん・・・。しかし、なんとかネタを作り始めてはいるので
復帰までもうちっと時間ください

232 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2007/02/04(日) 03:46

やばい、僕もネタ書かないと…続きがなかなか思い浮かばないんですよね…(汗
梨華ちゃんと、あと一人誰にしようかなぁ〜・・・

233 :名無し娘。:2007/02/05(月) 04:06
匿名さんは移転できたのかなあ??

234 :『いつかその背中に……』:2007/02/26(月) 19:29

スケジュールの合間を縫って、一人でレッスンに励んでいる愛佳ちゃんの元へ、お土産持参で陣中見舞いにきたときのことだった。
微かに漏れ聞こえてくるリズムに、レッスン場をドア越しにのぞいてみる。
そこは番組で紹介されたような和やかな……ともすれば生ぬるいとも言える雰囲気なんて欠片もなかった。
額や頬、首筋、そしてシャツの色が変わるほどの汗が、どれほど必死で彼女が追いつこうとしているかを教えてくれる。
迂闊に顔を出していい空間じゃないかなと、誰かにお土産だけ預けて帰ろうかと思ったとき、廻らせた視線がとある人とぶつかった。

 ――夏先生!?

正直、いたのか、とイヤな汗が背中に浮かぶのを感じた。
自分がダンスを仕込まれた時間を思い出す。
まるで思考を読まれたかのように先生が笑った。
ニヤリと、ヤバイ予感がする笑みだった。
チョイチョイ手招きされる。
予感的中。

「ちょうどいいトコにきた。ちょっと手伝っていきなよ」
「いや、ですけど、ウェアも持ってきてませんし……」
「今日はそんなに汗かかせないから、ほら光井も頑張ってるんだからさ」
「はぁ……」

愛佳ちゃんを手伝うのがイヤなわけではないけれど、夏先生の前で人に教えたりするのはなかなかに気恥ずかしいからイヤだったのに。

235 :『いつかその背中に……』:2007/02/26(月) 19:31

結局、まんまと手伝わされる羽目になり、ライブで参加予定の曲目リストからここまでのレッスンがどれほど進んでいるかを説明された。
もっとも遅れていそうな一曲を選んで、「じゃあ任せる」と言われ、教師交代。
どうやら今まで教えていた先生は休憩にはいるらしい。

「愛佳ちゃんは休まなくて大丈夫なんですか?」
「若いんだから平気でしょ。あんたの頃もそうだったしね」

言われてみればそうなんだけど……、僕の目に映る愛佳ちゃんは相当バテているように見えたから。
少し眉根を寄せたところを見られたのか、遠慮がちな声が割り込んできた。

「やります。……よろしくお願いします」
「だそうだから。しっかり頼んだからね」

それからみっちり二時間。
そもそも経験のない彼女にとってリズムに合わせて身体を動かすという行為自体が難しいことだった。
自分と照らし合わせてそう感じた僕は、途中で夏先生も席を外し二人っきりになった時間に少しやり方を変えてみることにした。
とにかく規則的に手を叩くリズムに合わせて、四肢を大きく動かしていく。
指先にまで見せるという意志を込めて。
しばらく単調で簡素な振りを続けていくうちに、少しずつリズムに馴染んでいく愛佳ちゃんの様子を見ているのは楽しことだった。
小さな充足感で見つめていたステップが不意にもつれた。
とっさに腕を掴もうと伸ばした手が空を切る。
バランスを取ろうとしたんだろう、バタつく腕をすり抜けて、間一髪で腰まで届いた手が愛佳ちゃんを支えることに成功した。

236 :『いつかその背中に……』:2007/02/26(月) 19:32

「っ……」

安心したような、ため息のような、そんな息をついた愛佳ちゃんがビックリするほど近くて。
妙な気恥ずかしさから一つ咳払いなんてして距離をとった。
それは愛佳ちゃんも同じだったようで、顔を真っ赤にして口にした『ありがとうございます』のイントネーションが独特のものに戻っていた。
そういえばハロモニのワンコーナーで見たときは関西弁だったなあと思い出す。僕に対して一つ壁があるってことなんだろう。

「あのさ、無理に標準語で喋ろうとしなくてもいいんだからね?」
「え?」
「関西弁でも全然。そりゃあすぐにって無理かもしれないけど、もう仲間なんだから。ね?」
「あ、はい。がんばります」
「……うん」

がんばります、か。
まだまだ先は長いかな。
微笑ましくも苦笑い、そんな一時だった。

237 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/02/26(月) 19:40

>>233
なんとか来られました

で、心機一転タイトルつけて
……ageましたか?(^^;)

携帯からなのでご容赦を

238 :『わざとだよ?』:2007/02/26(月) 20:34

しまった……。
ちょっと厳しかったスケジュールのせいで、完全に忘れていた今日、この日。
仕事終わりの楽屋はプレゼントの受け渡し会場になっている。
そして僕は一人、背中に冷や汗をかいていた。
一人一人プレゼントを受け取っている藤本さんは照れくさそうだけれど浮かれモード。

 ――やばい、ものすごく切り出しづらい。

なんて一人で困り果てても、もうプレゼントを渡していないのは僕以外には残っていないわけで。
とりあえず……廊下にでも連れ出して謝って、そして明日にでもなんとかプレゼントを用意しよう。
そう決めて行動に移った。

「藤本さん、ちょっといい?」
「ん? いいけど、なに」

廊下へ引っ張っていく僕を訝しげに、でもどこか期待に満ちた眼差しで見遣る藤本さん。
出て行き際に「なによ、おまえがプレゼントかよ」なんていう上品とは言い難い、リーダーの茶化す声がとてもウザい。

「あのさ……」
「なに、まさかホントにアンタとか言わないよね?」
「ち、違うって。その……ごめんっ!」
「……あっ、まさか美貴の誕生日を忘れてたとか、そういうことなわけ?」
「っ――、そ、その……」
「あ〜あっ、それなりに付き合い長いのにこれかあ」

239 :『わざとだよ?』:2007/02/26(月) 20:35

うっ……ワザとらしい拗ねっぷりだけど、反論の余地もなくて、僕はひたすら頭を下げるしかなかった。

「ごめんって。ホント、忙しくって……いや、わかってます。はい、言い訳です。ごめん」
「んー……」

重ねて頭を下げる僕を、幾分やわらいだ表情で見つめる藤本さん。

「じゃあさ、やっぱアンタでいいよ」
「へ?」
「あっ、違うから。そういう意味じゃなくて。この後付き合ってもらうから。空いてるよね?」
「あ……」

この後のスケジュールを脳内で思い描き、出てきたのは友達と約束が……

「あっ、ないです。空ける」

僕は見つめてくる目線の強さには瞬く間もなく屈した。
こうして二人で街を歩き、プレゼントを買わされた挙げ句、彼女の荷物持ちになった僕は食事も奢らされる羽目になった。
割とよく使う個室がある和食屋で、食事をしながら軽くアルコールにも付き合わされた。

「さて、そろそろ帰ろっか」
「機嫌を直してもらえた?」
「……まぁ、それなり?」

これだけしてもそれなりなんだ。
そう苦笑い。
勿論、本心じゃないのは解っててのやりとりだけれど。

240 :『わざとだよ?』:2007/02/26(月) 20:36

「脚痺れちゃった。ちょっと立たせてくれる?」
「はいはい。今日は従者でも下僕でもなんでもいいや」

笑いながら立ち上がって藤本さんの横で手を伸ばす。
掴まれた手に力を込めてヒョイと引っ張ったそのとき、「痛っ」という藤本さんの声。
立ち上がりかけた藤本さんはペタンと座り込み、僕はそれに引きずられるように彼女の上に倒れ込んだ。
下は畳で靴下は思ったよりも滑るもので。
想像しない事態は重なるものだと思い知らされのは、焦点が合わないほど至近にある藤本さんの顔。
そして触れあったくちびる。

「……わっ!? ご、ごめん」

慌てて姿勢を調える僕と、ゆっくりと座り直した藤本さん。
微妙な間を作った空間は遠くからの喧騒しか聞こえない。

「……いーよ」

顔も見ず、いとも簡単に言ってのけられた。
気まずい空間を壊した藤本さんの声はどこか楽しげにすら聞こえた。

「いっこ余計にプレゼントもらったことだしね」

動揺し通しだった僕がその言葉の意味に気がついたのは藤本さんを送り届けた後のことだった。

241 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/02/26(月) 20:41

ここを見て思い出すとか、美貴さまごめんなさいw

大慌てで書いてみました。
間に合ったけど、短時間だし……こんなトコで。

242 :名無し娘。:2007/02/27(火) 13:29
藤本さんをメンバーでお祝いした後
僕はマンションに帰った。
くつろいでいるとインターホンが鳴った。
遅いので誰かと思ったら藤本さんだった。
「ミキティどうしたの」
「お祝いしてくれたお礼に来たポッポー」
なぜか藤本さんはコントで着ていたハトの着ぐるみを着ていた。
「スタッフにお願いして借りたポッポー」
とりあえずハトの藤本さんを部屋に入れた。
「ミキティ暑くない?大丈夫?」
「暑いけど大丈夫ポッポー」
「普通にしゃべっていいよ」
「●●いろいろありがとう。美貴すごいうれしかったんだ。
●●がハトの着ぐるみのキャラ好きだって思い出して、
着ぐるみ借りたんだ」
「でもどうやって着たの。ひとりじゃ着れないでしょ?」
「美貴もどうしようか困って、仕方ないから着ぐるみに着替えて
マネジャーに送ってもらったの」

243 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2007/02/27(火) 18:21

遅くなりましたが、ミキティバースデイ記念??ネタ書かせて
いただきます♪

244 :−誕生日…よりも。−:2007/02/27(火) 18:22

目の前には、顔をほんのり赤く染めた女の子が二人。

「は〜い、亜弥ちゃん♪ あ〜ん♪♪」
「あ〜ん…モグモグ…ん〜、おいし〜♪ じゃ、お返しのあ〜ん」
「あ〜ん…んふふふふ。おいしいねぇ〜♪」
「ねぇ〜♪」

「・・・先輩、あのバカップルやばいやよ」
「あぁ、僕もそう思う」

僕の隣に居た高橋さんと目の前の二人を観賞する。

「何が、バカップルよ〜!! ラブラブカップルですぅ〜」
「そうですぅ〜」

イチャイチャしだす目の前のバカップル。
今日は、ミキティの誕生日。僕らは、ハロメンの大人の人たちは知っているとある
お店に来ていた。今居るメンバーは、主役のミキティ、松浦さん、僕、高橋さんの
4人。

「ってかさぁ〜、なんで今日は他の娘。メンバー来てないの?」

あややが、急にイチャイチャするのを止めて僕に問いかけた。

「よっすぃ〜は、体調悪いから一次会でパス。後は、未成年メンバーなので連れてこられません」
「なるほど…最近私達狙われてるからねぇ」
「先輩も、この間撮られてましたよね??」
「・・・その話は止めて・・・」
「まぁ、いいじゃん? 無実だってわかったんだし。美貴もあれは驚いたけどね〜」

あややに抱きつきながらそう答えるミキティ。
何が、あったかって?? その話は、また後日…

245 :−誕生日…よりも。−:2007/02/27(火) 18:22

「ってかさ、愛ちゃん? なんで、私には敬語なんて使わないのに●●には敬語なの??」

松浦さんが、素朴な質問をする。

「え、先輩は先輩やし…」
「いやいや、私達同い年だし」

確かに…僕と高橋さん、そして松浦さんは86年組なのだ。
けれど、入った当時から高橋さんは僕に対して敬語だった。

「う〜ん…なんででしょう?」

高橋さんは、苦笑いで飲みかけのカシスオレンジを口につける。

「…もう、愛ちゃん!! 美貴が、言っちゃうね」

今まで、松浦さんを抱きしめていたミキティが座りなおして僕を真っ直ぐ見つめる。

「美貴ちゃん!! それは、内緒…」
「な、なに? 僕が、何か悪い事したの??」
「違うの、●●わかんない? 愛ちゃんは、●●に憧れてたの!!」

その言葉を聴いた瞬間に驚きのあまり固まってしまった。
愛ちゃんが、僕に憧れてた?? はい?? どういうこと??

「愛ちゃんが、娘。に入った時に●●、5期メンに言った言葉あるでしょ?」
「僕が言った言葉?」
「…『僕の事は、先輩なんて呼ばなくていいよ。その方が、早く仲良くなれるでしょ?
 僕は、君たちの先輩なんかじゃない。仲間だからさ』」

高橋さんからのその言葉を、聴いて僕は思い出した。僕に、初めて出来た後輩。
けれど、僕なんかまだまだ先輩なんて言われる程じゃなかったから、せめて目の前に居る
女の子4人に少しでも楽になってほしいと思い言った言葉。

246 :−誕生日…よりも。−:2007/02/27(火) 18:22

「そっか、けどなんでそれが僕の憧れに繋がるの?」
「もう、わかんないかなぁ!! 愛ちゃん、このわからずやに言ってあげて」

もう完璧に酔っているミキティに苦笑いでうなずく高橋さん。

「先輩のその時の笑顔と、その言葉に娘。に入って何もわからなくて不安でいっぱいだった
 5期の私達は、救われたんです。だから、私達は先輩のこと『先輩』って呼ぼうってって
 決めたんです。先輩のような先輩になりたいって思いを込めて」

僕を、真っ直ぐ見つめてそう言ってくれた高橋さん。
その言葉に、僕は恥ずかしくて嬉しくてそれがバレたくなくてお酒の勢いに任せて
高橋さんを優しく抱きしめる。

「!!??」
「あぁ〜、亜弥ちゃん。バカップルだよバカップル。美貴も〜」
「はいはい」

今日は、ミキティよりも暖かくて優しい気持ちになれる大切な日になった。

ってか、目の前のバカップルがイケない方向に・・・

247 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2007/02/27(火) 18:24

お久しぶりです。やっと、ネタが書ける環境になったんで書かせてもらいました。
ごっちんのあの話の続きは、僕のブログの方で完成しだい載せたいと思います。

次の話は、今日のネタの中に入っている話題の中から書かせてもらいます。

248 :名無し娘。:2007/02/27(火) 22:14
>>244
イイ!
けど誰が主役なんだかw

249 :名無し娘。:2007/02/27(火) 22:17
ポッポーもいいな
ハトミキティカワゆい

250 :『自然の流れ?』:2007/02/27(火) 22:35

「あー! なにしてんですかぁ?」

開口一番問いかけられて、僕は返答に困りながらも口を開く。

「や、やぁ亀井さん。……なにしてるんだろーね」

笑顔でそう返しはしたけれど、亀井さんは少しプリプリした顔で、さも不満げに僕の言葉をスルーした。

「絵里もぉ!」

“も”と言われても……なんとかしてあげたいけれど、すでに僕にはそんな“余裕”はないように思えた。
膝から胸元、そして背中に、やわらかな重みを感じながら、僕は心の中で嘆息していた。
『さて、どうしたもんだろ』と。

251 :『自然の流れ?』:2007/02/27(火) 22:36

ことの発端はあのレッスンの後。
軽く汗を流して一息ついて、置いてあったギターを手持ち無沙汰の慰みにしていた。
そんなところへ、同じくシャワー上がりの愛佳ちゃんが入ってきたんだっけ。

「お疲れさま」
「あ、今日はありがとうございました」

ギターを脇に置いてそう言うと、いると思っていなかったのか、少し驚いたように愛佳ちゃんがぺこりとお辞儀をした。

「どう? 間に合いそう?」
「んー……あ、いやぁ、はいっ」
「あははっ、ちょっと正直だったね」
「えーっと……はい」

笑った僕にどう返していいのか、少し困りながらも愛佳ちゃんも笑って。
さほど長い時間ではなかったけれど、今日のレッスンは僕にとってもいい方向に進めた気がした。

「疲れたでしょ」
「あっ……少し」
「ホントに少し?」
「……えー」
「ん?」

笑いながら促す。
正直に言ってもいいんだよって。

252 :『自然の流れ?』:2007/02/27(火) 22:37

「ホントは結構疲れました」
「うん。お疲れ」

遠慮がちに笑う愛佳ちゃんへ、よくできましたって意味を込めて笑い返す。

「この後は? なにかあるの?」
「ちょっとしたらボイスレッスン、行ってきます」
「そっか。じゃあそれまでゆっくり休むといいよ。ここ、おいで」

自分の隣をポンポンと叩く。
少し困ったような、迷うような素振りでいる愛佳ちゃんに、もう一度、先輩らしく偉ぶってみせながら、ポンポンと繰り返す。

「はあい」

少し照れくさそうだけど、それでも隣に座った愛佳ちゃんは、きっと自分で思っている以上に疲れていたんだろう。
ほう、と大きく息をつき、背もたれに深く身体を預けてしまう。
揃えて膝に置かれた手だけが、僅かに緊張していることを教えてくれていた。
そっと横目で窺うと、頑なに目を合わせようとしない愛佳ちゃんがいて。
僕もあまりジッと見るのは控えたままでいて。
どちらも口を開かずに、離れた場所から聞こえる微かな物音と互いの呼吸だけが部屋を満たしていた。

253 :『自然の流れ?』:2007/02/27(火) 22:39

別になにかを意図したわけじゃなく、ただ静かすぎる“間”が厭わしくて、置いたギターに手を伸ばした。
一音一音を意識しながら爪弾いていく。
『I WISH』、とても印象深くて大切な曲。
そっと口ずさむと控えめな声が重なる。
こんなのも悪くない、そう思った。

二曲、三曲とゆっくりとしたリズムを刻んでいく。
右の肩に微かな重みを感じ、控えめだった声が静かな寝息に変わっていることに気がついて、そっとギターを置いた。
「お疲れさま」、もう一度、口の中だけで呟いた。
少しでも休むといい、そう思いながら、愛佳ちゃんの姿勢が楽になるように、ほんの少し身体を傾けて。

どれくらいの時間が過ぎたろう。
軽快なノックと軽やかな音を立ててドアが開かれた。
入ってきたその娘は室内の様子に気がつくや、すっと息を吸い込んだ。
間一髪、口元にあてた指先に気がついたその娘が、やや不満げに頬を膨らませる。

「小春ちゃんもレッスン?」
「……はいー」
「そっか。お疲れさま」

肩を揺らさないように、抑えた声でそう返す。
相変わらず小春ちゃんは不満げな顔をしてる。

「寝てるんですかー?」
「うん。たくさん踊ったからね。少し前の小春ちゃんみたいにさ」
「……じゃあしょーがないですよねー」

昔の自分を思い出したのか、少し表情がやわらかに変わった。
そう思ったとたん、ニッコリと笑って、「じゃあ小春はこっちでいいですー」と、ギターと僕の間に自分の身体をすべり込ませてきた。
そんな納得の仕方……、そう思ったけれど、子犬みたいな目で見上げられ、なにも言えなくなってしまった。
つくづく自分の甘さを感じながらも、小春ちゃんには敵わないなあ、なんて諦念めいた思いもあったりもする。

254 :『自然の流れ?』:2007/02/27(火) 22:39

そして更に時間が過ぎて、今に至る、と。

「二人ばっかりズルイですよぅ。絵里もー」
「って言われてもさ。もうこっちには座れないし。ほら、先輩でしょ?」
「むー……」

あひる口で拗ねられる。
亀井さんも可愛い後輩なわけで、そうしたいと言われればそうさせてあげたいんだけど……

「じゃあ、絵里はここでいいですっ」
「えっ?」

とてもいいことを思いついたかのように、満面の笑顔を浮かべた亀井さんが……

「しつれーしまーす♪」

僕の膝の上に座り込んだ。
僕の胸に背中を預けて、揺れる髪が鼻先をくすぐる。
嬉しそうに鼻歌なんか歌っている亀井さんの髪が、視界を一杯に埋める中、完全に身動きできなくなった僕は思う。
もしここに道重さんでもきたらどうなっちゃうんだろうって。

255 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/02/27(火) 22:42

>>234 の続き。

256 :『生きてる?』:2007/02/28(水) 21:15

なんでそうなったのかは覚えていない。
ただ誰もが妙なテンションだったことだけが記憶の片隅に残っているだけ。
それはそれほど長くもない人生の中で、もっとも生きるということを考えさせられた出来事だった。

最初はたまたま近くにいた愛佳ちゃんと新曲について話していただけだったハズだ。
多少は互いの距離が縮まることもあったかもしれない。
その光景になにを見たのか久住さんが近寄ってきて、座ったままでいる僕に腕を絡めてなにかしてほしいとせがまれた。
今となってはそれがなんだったのかすら覚えていない。
それへ妙な対抗心を燃やしたのは亀井さんだった。
ツカツカと歩み寄ってくると、僕の後ろへ回り込んで、おんぶでもせがむように甘えてきた。

こうやって記憶を辿って思いだした。
その始まりはこの亀井さんだったかもしれない。

257 :『生きてる?』:2007/02/28(水) 21:16

話を元に戻そう。
べったりと背中へ寄りかかる亀井さんを支えながら、僕の目には近寄ってくる田中さんが映っていた。
先程の亀井さんと同じように僕の後ろへ回り込んで、なにやらバタバタと暴れ出した。
多分、亀井さんを引き剥がそうとでもしていたんだと思う。
そして亀井さんは意地になってそれを拒むためだろう、よりいっそう強くしがみついてきた。
当然のごとく僕の身体も前後に揺すられてガクガクと揺れた。
その負荷が突然軽くなり、後ろで何かが――きっと田中さんだろうけれど――壁にぶつかる音が聞こえて。
同時に僕は胡座のままで前に倒れ込むような姿勢になり、背中には亀井さんが倒れかかってきていた。

ひどく窮屈な姿勢になったのを覚えて……、あぁ、また思いだした。
たまたま遊びに来ていた辻ちゃんが、昔のノリで飛びついてきたんだった。
その行動が、窮屈な姿勢からキツイ姿勢に変わる契機になって。
亀井さん、辻ちゃんに続いて重なってきたのは、それはそれは楽しそうに笑う小春ちゃんだった。
キツイ姿勢のままで全身の筋力を振り絞って身体を支え、なんとか脚だけは抜いて腰をやられるのは防いだ。
けれどそれが幸いだったのか、そうでなかったのかは解らない。
直後に力尽きた僕は、痛みを堪えながらもこの状況を脱しようと苦闘していただけだったのだから。
彼女たちに――誰を、なのかはもう解らなかった――どいてもらおうと声を出そうとしたけれど、三人……以上に圧迫された身体がいうことをきかなかった。
何人かは止めようとしていた、かもしれないけれど、朦朧とした意識の中での幻聴だったかもしれない。

258 :『生きてる?』:2007/02/28(水) 21:17

ともかく。
こうして僕は“娘。たち”に包まれて海の底へ沈むように意識を飲まれていったんだ。

うっすらと聞こえてくる誰かの声で、あぁ、まだ生きてるんだと、そう思った。
徐々に覚醒していく意識と共に僅かに開いた視界の中で、見覚えのあるスーツの背中と、その向こうで一列に正座をさせられている娘。たちの姿。
半ば霧に包まれたようにあやふやな意識の中で、彼女たちと“生きている“幸せを感じていた。

259 :『生きてる?』:2007/02/28(水) 21:18

「まだ辻ちゃんはこんなことやってんねやなぁ」
「そうですよねえ。……って、そうじゃなく、人の日記を音読しないでくださいっ」

取り上げられた日記を奪い返そうとする中澤さんへ心の中で思う。
アナタも時々辻ちゃんたちと変わらなく感じますよ、と。

260 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/02/28(水) 21:22

『生きてる?』
でした。

なんとなく、タイトルは英語にした方がよかったかな、とか思ったり思わなかったり。

どっちでも変わらんか。

261 :『にゃー』:2007/03/01(木) 20:36

コンサのためのリハ、その休憩中のことだった。
壁に背もたれて座り汗を拭っている田中さん。

「疲れたねえ」

汗をかいたミネラルウォーターを差し出しながら同意を求めると、ニカッと笑いながら「ありがとーございます」とペットボトルを受け取った。
封を開けて一口口にしてからハッと気がついたみたいに「疲れましたー」と笑い返してきた。

「隣、いい?」
「あっ、どーぞどーぞ」
「なに見てたの?」
「や、あれ、のんつぁん」

指差された先では辻ちゃんがキッズの娘たちを掴まえてじゃれついていた。

「おー、元気だねぇ」
「れなより年上には思えんちゃけど」
「ホントにね。でも楽しそうでいいね。田中さんも交じってくれば?」
「やー、疲れたし。ここにいる方がいいです」
「そっか」

二人の視線の先では相変わらず楽しげな辻ちゃんが、キッズの娘たちになにかギャグを教えているようで。
その中の一つの動作がなにを教えているのか気がつかせてくれた。

262 :『にゃー』:2007/03/01(木) 20:37

「うわっ、猫、最近やらなくなったと思ったら……」
「辻ちゃん飽きっぽいからね」

二人して、子供にあんなことばっかり教え込んでると苦笑いをして。
ふと思い浮かんだことをそのまま口にしてみる。

「猫と言えば田中さんなのにね」
「もぉー、いーです。ホント恥ずかしいっちゃけん」
「そう? いいじゃん、猫。可愛いし。好きなのになぁ……」
「好き……ですか?」
「うん、好き。気まぐれだけどさ、急にニャーなんて甘えてすり寄られたりするとさ、可愛いくて撫でたりしちゃうよね」
「そ、うですか……」
「……うん? どうかした?」

なんだか突然大人しくなってしまった田中さんへ目をやると、それがきっかけのようにもそもそと動き出した。
すっと距離を埋めるとTシャツの袖を軽くつまんで、どこか躊躇いながら僕を見上げてきた。

「っ、……にゃあ」

意を決したとでもように開かれた口から出たのは言葉ではない言葉。
僅かな時間二人の時を止めた言葉をようやく飲み込めた僕は、言ってしまってから恥ずかしそうにしている田中さんへ笑いかける。

「可愛いなぁ」

裾を掴まれた手を取って、空いた手でふわふわな髪を撫でる。
くすぐったそうな田中さんはそれでも嬉しそうにしてくれた。
少し気まぐれで気の強いところがある、けれど甘えたさんな可愛い猫だった。

263 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/03/01(木) 20:39

……ニャー!

そんな感じで。

264 :『沈黙はYes?』:2007/03/02(金) 21:36

浮き輪に身体を任せて海に浮かんでいるような感覚。
そして耳に馴染んだ声がすぐ側で聞こえた気がした。
そこで初めて「ああ、寝てたんや」って認識ができた。
とろとろとしたまどろみから引き戻されたけれど重いまぶたはいうことをきかんくて。
耳元で聞こえてきた吉澤さんの声が離れてく。

「寝てるみたいだけど。でもこれだけ揺すったんだから起きたっしょ」
「でも動かないし、寝てるんじゃない? 気持ちよさそうだよね、愛ちゃん」
「ったって、もうすぐ行かなきゃなんないし、寝かせとくわけにもいかないじゃんか」

あっ、先輩も……って、すぐに気がついたけど、その後にすぐ吉澤さんの声が被さって。

「そうだけどさ。ぎりぎりまでいいじゃん。もう少し」
「んー……ま、いっか」

目を閉じたままで、なんとなく起きてますよー、ってタイミングを逃した気がする。

「またなにかの本読んでたんだろうね。起きてたトコまでかな、指がかかってる」

そう話して先輩がクスクス笑ってる。
そういえばそうだったかも。
確かに指先になんか挟まってる感覚があるし。

265 :『沈黙はYes?』:2007/03/02(金) 21:37

「好きだねー」
「いいじゃん。なんでも、本読むのはいいことだと思うよ? まあヘンに影響されなきゃだけど」
「そーだけど。じゃあ本、そのまんまなんか挟んどいてやれば?」
「おー、めずらしく優しいじゃん」
「バッカ、あたしはいつも優しいっつーの」
「はいはい」

茶化して笑う先輩の声が近づいた気がする。
そりゃそっか。本を取りにくるんなら……って、考える間もなく、まぶた越しに感じた蛍光灯の灯りを感じなくなった。
すぐ側に人が……先輩がいるってことなんかな。

「そぉーっと、ね」

起こさないようにって気遣い、小さな声でそうささやく先輩の声が異常に近い。
っていうか近すぎやで。多分。

体温まで感じそうなほど近くに先輩がいて、ちょっとドキドキする。
ステージでの距離ならともかく、こんな状況で……

「やらしーことすんなよ?」

吉澤さんが笑いながらからかってる。

「するかっ」

先輩も笑いながら返す。
多分、わたしに覆い被さるような形になってるのかな? そのままで交わされてるやりとり。
近すぎですってば……でも、そんなやりとりがちょっとうらやましいって場違いなこと考えたり。

266 :『沈黙はYes?』:2007/03/02(金) 21:38

「そうだ」
「ん?」
「そのままチューしちゃってみ」
「はあっ!?」
「チューすれば起きんじゃね。まぁする直前に起きんかもしんねーけど」

吉澤さんには起きてるってバレてる。
先輩は寝てるって思ってるのかな。
キス、する……?

「愛ちゃん?」

問いかけてくる声。
はーい、って普通なら返事をするんだけども。
閉じた目が開けられない。完全にタイミングが悪い、と思う。

「寝てる、よね? ……起きてるの?」

起きてます……ごめんなさい。
心の中で返事をして、心の中で謝って。

「起きてるなら……起きてくれないとキスしちゃうぞ」
「しちゃえよ」

確かめるみたいな調子で先輩の声。
すぐに悪魔の声で吉澤さんが唆す。
先輩の声はさっきまでよりも近い気がする。
ホントに?
ものすごくドキドキしてきた。

「愛ちゃ〜ん。しちゃうぞ?」

267 :『沈黙はYes?』:2007/03/02(金) 21:39

ドキドキしたままで、少しだけ身体が硬くなるのを意識した。
でも目は開けられない。
もう自分でもハッキリした理由がわからないくらいにドキドキしてる。

頬に吐息がかかる。
キス……されてもた。

「愛ちゃん。起きて、るよね?」

少し困ったような、呆れの混じった先輩の笑い声。
そっと目を開いて頬に手をあてた。

「気づいてたんですか?」
「顔、覗き込んでから気づいたよ。朱くなってるんだもん」
「だから……ですか」

身体を起こして呟くみたいに聞き返す。
なにが“だから”なんだか自分でも微妙だけど。

「あっ……」

わたしの声が届かなかった先輩が指差す先で……読みかけの小説が綺麗に閉じられていた。
あー、もう。
なんもかんも……。

268 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/03/02(金) 21:41

愛ちゃん愛ちゃん♪

もっと愛してあげてくださいw

269 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2007/03/02(金) 22:57

匿名さんのすごい作品ラッシュにびっくりしてますw
今日のうちに一本ネタ載せるつもりなんでお楽しみに〜

270 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2007/03/02(金) 23:31

何気ない平日。楽屋で、雑誌を呼んでいると勢いよく楽屋の扉が開いた。

「先輩!! ちょっと来てください」
「絵里? どうしたのさ」
「いいから!!」

なにがなにやらわからず、娘。の女の子用の楽屋に連れてこられた。
楽屋には、田中さん、道重さん、ミキティが怒った表情で僕を見た。

「な、なに? 何で、怒ってんの?」
「先輩、身に覚えがないんですか?」

亀井さんも、怒った表情で三人に加わる。

「はい? だから、なんの事?」
「そこに正座!!」

ミキティからの怒りの命令口調で、納得いかないながらも正座する。

「あのさ…僕何か悪い事…」
「「「「しました」」」」

四人のそろった声。只事では、ないと思い必死に思い返す。

「あ!! わかった、みんなのソロ写真集見てないから怒ってるとか?」
「違います!! ってか、先輩見てなかったと!?」

田中さんから、すごい勢いで迫られる。

「いや、だってさ何か恥ずかしいんだよ…じゃあ、何だ?・・・
 あ、嫌、これは言わないほうがいいかも…」
「正直に言ってください!!」
「あのさ、ミキティ…僕はあの事言ってないからね」
「あのこと?? ・・・っ!!??」

その瞬間ミキティの顔がすごい勢いで真っ赤になった。

271 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2007/03/02(金) 23:32

「なんなんですか? さゆ、すごい聞きたいです!!」
「シゲさん、いいから…はぁ〜…●●、ホントにわかってないんだね」
「いや、マジでわかりません」
「先輩、これどういうことなんですか!!」

道重さんから、差し出されたのは『写真週刊誌』だった。
そして、開かれたページには大きな文字で『モー娘。●●。モデルの○○とお忍びデート!?』と
書かれていて、写真には僕と女性が手を繋いで歩いている場面が写っていた。

「!!??」
「先輩、この女性なんなんですか!!」
「先輩の彼女なんやろ? 先輩、いつから彼女おったと!!」
「さゆより綺麗な女性連れて歩いてるなんて、さゆ許せない〜!!」
「●●、はっきり答えなさい!!」
「あ、あの…その…」

その時、よっすぃーが楽屋に入ってきた。

「な、なに? どうしたの?」
「吉澤さん、聞いてくださいよ。●●さん、彼女が居たんですよ!!」

道重さんは、よっすぃーにもその週刊誌を差し出す。

「・・・あははは!! 撮られてやんの!!」
「吉澤さん、笑い事じゃないの〜」
「ごめんごめん、ふふ、●●も大変だ。お姉ちゃんと一緒のところ撮られちゃうなんて」
「そうそう、お姉ちゃ…「「「お姉ちゃん!!??」」」」

全員が、一斉に僕の方を振り向いた。

272 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2007/03/02(金) 23:32

「もう、よっすぃー言っちゃダメだって」
「あぁ、ごめんごめん。ってか、言ったほうがよかったんじゃないの??」
「だって、姉貴の事知られたくなかったんだって」

今さっきまで勢いのよかった4人が真っ赤な顔になってモジモジしている。

「さてと、その4人どうする?」
「まぁ、僕を正座させて色々と問い詰めた代償は大きいよね」
「だ、だって、●●『お姉ちゃん』だなんて…」
「ってか、その雑誌の内容に思いっきり『モーニング娘。の●●君にもようやく春が…
 というのは、冗談で実は…この二人姉弟なのだ』ってちゃんと書いてあるじゃん」

よっすぃーの指差した先には、小さな白い文字でそう書かれていた。

「やけど、そげん事れな達知らんかったんですよ。●●先輩のお姉ちゃんが○○さんやなんて。
 吉澤さんは、知っとったと?」
「うん、あたしも何回か会ったことあるし。ってか、娘。のライブに何回か来てくれてるよ」
「「「「ええ〜!?」」」」

4人が、テレビのときよりもすごくいいリアクションをする。このリアクションを
テレビでもやってくれたらなぁ〜…

「ということで、全員正座〜!!」

4人は、ものすごい勢いで正座をしてシュンとなる。

「ってかさ、週刊誌の中身をちゃんと最後まで見て確認しようよ」
「「「「はい」」」」
「僕が、姉貴の事を秘密にしてたのも悪かったけど、人には知られたくない秘密の
 一つや二つ絶対にあるの!! ということで、今から4人には今まで言ってこなかった
 秘密を暴露してもらいましょ〜」
「いぇ〜い♪♪」
「「「「えぇ〜!!」」」」

僕の提案によっすぃーは、手を叩いて喜んでいる。対照的に4人は、ものすごく焦っていた。

「何か文句あんの?」
「「「「い、いえ」」」」

僕の少しキレた言い方に4人は、見事にハモった。少し笑ってしまいそうになったが、
ここで、笑ってはこの面白い事がなくなりそうだったので、必死に顔を真面目な顔に戻した。

273 :−『金曜日』−:2007/03/02(金) 23:33

「さて…最初は、誰から??」

皆さん、今から面白い事が起きそうです。





「先輩、どういうことやよ〜!!」
「愛ちゃん、みんなと一緒におちょきんしねま!!」

5人に増えました・・・。

274 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2007/03/02(金) 23:36

タイトル入れ忘れた・・・orz
今日は、ここまでですw 『秘密暴露』編は、明日までのお楽しみってことで・・・

>>248
た、確かに…誰が主役なんなんでしょう?w
僕も、書いている途中にわけがわからなくなっていましたw

275 :名無し娘。:2007/03/02(金) 23:39
新キャラ使っていいね

276 :『暗闇に感謝を』:2007/03/03(土) 18:14

『……誰?』
「誰って……、自分で呼んでおいてそりゃないでしょ」
『遅いじゃん』
「これでも急いで来たんですけどねえ」
『開けるから、早く上がってきてよ』
「はいはい」

こんな夜中に急に呼び出してこれだもんなあ。
半分呆れながら部屋の前、インターフォンを鳴らして数秒でドアが開けられた。

「よかった」
「なに?」
「さ、上がって。早く。で、見て」
「なに? なにを? え?」

訳の解らないままに通された部屋の中は電気が消されているらしく、閉ざされたドアのそばでは真っ暗といってもいい状態だった。
闇に慣れていない目を凝らしながら藤本さんの気配へ声を掛ける。

「電気、つけないの? 全然見えないんだけど」
「だから呼んだんだよ」

妙に意味深にとれるセリフ。
新手のドッキリかと疑いたくなる、ささやくような声音。
なんとなく話を逸らしたくて話題を探した。

277 :『暗闇に感謝を』:2007/03/03(土) 18:15

「暖房もいれてない? あんなに寒がりなのに」
「あの……ね」

からかいを滲ませても返ってくる声は弱く細い。
いつもにもまして鼻にかかった声が甘く聞こえるのは気のせいだろうか。

「……ほしいの」
「え?」
「つけて」
「えっと……ごめん、よく聞こえなかったんだけど」

いつもの強さの十分の一にも満たない声。
いつもの藤本さんからは聞いたことのない種類の声。

「だからぁ……してほしいの」

やはりよく聞き取れない。
けれど妙に胸をざわつかせる求めるような声にドキッとさせられてしまう。

「ね? お願いだから、さ」

乞うようにささやく声は驚くほど近く耳元で響き、同時になにか恐れるみたいにそっと僕の手を包み込むやわらかな感覚。
手を握られたんだと気がついたとき、もう一度耳元で声が誘う。

「早く……」
「ふ、ふじもと、さん……?」
「美貴だって、怖いんだよ?」

そんなこと……言われても、仲間だし……普通の環境じゃあないし。
自覚できるほどに早くなっている鼓動に逆らって、僕はなんとか思考を取り纏めようと努めた。

278 :『暗闇に感謝を』:2007/03/03(土) 18:16

「早くつけてって言ってんじゃん!!」

堪えきれなくなったのか急にキレた藤本さんがいつもの声音を取り戻した。
よくよく聞いてみればエアコンをつけ、電源を入れたパソコンを放置したままでシャワーを浴びて。
ドライヤーを使いながらコタツでDVDを観ていたら急に真っ暗になったそうだ。
しばらく自分で四苦八苦した挙げ句、比較的近くに住む僕を呼びつけたらしい。

「ブレーカー落ちたんでしょ」
「どこだかワカンナイし」

お互いに気まずさを隠したやりとりの後、ブレーカーを探しに動き出した僕は、互いの顔もハッキリ見えない暗闇に感謝した。
きっと僕は灯りの下では隠しようもないほど顔を赤くしているだろうから。

しばらくして取り戻した灯りの下で藤本さんは消え去った暗闇を惜しんだ。

「笑うなっ!」
「だって――、プッ、その格好はいくらなんでも……」
「うるさいっ! もう……」

そそくさと服を脱ぎだした藤本さんは、よほど寒かったのかありったけの服を着込んでいたようで。
日頃のほっそりした面影も感じさせないほど着ぶくれして、まるで出来の悪い雪だるまのようになっていたから。

279 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/03/03(土) 18:18

藤本さんの声はたまらんものがあるのです。

280 :名無し娘。:2007/03/04(日) 17:40
私は考えた。
「私だと可愛すぎるから、先輩が照れちゃうんだ」
私はウサギの着ぐるみを買った。
これを着れば普通のウサギさんだから先輩も可愛がってくれるだろう。
私はウサギの着ぐるみを着て先輩を待った。
先輩が来ると飛びついた。
「だれ?」

私は可愛いウサギだよ。遊んでね。

と書いてある紙を見せた。
「じゃあ、遊ぼうか」
ニコニコしている先輩と遊んだ。
「さゆか絵里でしょ」
「なんで分かったんですか」
「こんなの事やるの他にそういないからね」
「さゆ、なんで着ぐるみ着てるの」
「先輩が可愛がってくれると思って」
「そんな事しなくてもしてあげるよ」
「先輩」
先輩は優しく抱いてくれた。

281 :名無し娘。:2007/03/04(日) 19:59
キグルミよりカワイイよさゆ

282 :『充電』:2007/03/04(日) 20:20

スケジュールの確認も兼ねて事務所に顔を出した。
たまたま通りかかった部屋の前、ふと聞き覚えのある声が聞こえた気がした。
軽くノックをして耳を澄ますけれど返事はない。
しばらく考えて、そっと扉を開いて室内へ身体をすべり込ませた。

「やっぱり。いるんなら返事くらいしろー」
「せんぱい」

おや? って、違和感。
声に張りがない。らしくない。

「元気ないね、田中さん」
「せんぱいが“れいな”って呼んでくれたら元気んなります」
「またそーゆーこと言う」
「愛ちゃんや小春ちゃんたちは名前じゃないですか。やけんれいなも」

時々するやりとり。
でもいつもの元気はない。
どうやら本当にお疲れのようだ。

「なんとなく、馴染んじゃってるんだよね」

そういっていつものように笑ってみせる。
田中さんはよほど疲れているのか、両足を投げ出してソファーに座ったままで、それでも不満げな顔をしてみせる。

283 :『充電』:2007/03/04(日) 20:22

「なら別のお願いきいてくれたら元気になります」
「なんだろ? 言ってみて」

あまりに力のない声にほだされてしまう自分に苦笑い。
田中さんがヒョイと腕を上げてぼそりとなにか呟いて、聞き取れなかった僕はその手に呼ばれたように近づく。

「ごめん、聞こえなかった」
「ぎゅってしてください」
「え?」

子供みたいに両手を差し出して「ぎゅっ」って短い言葉を繰り返す。
困った僕が黙っていると、田中さんがもう一度。

「ぎゅぅ〜、してくれよらんですか?」

見上げてくる目が僕の中の抗おうとする心を打ち負かしていく。

「ああ、もう……はい」
「ん……」

子供みたいに甘えてくる田中さんを“ぎゅっ”てしながら、背中に廻された手の強さに気がつく。
これ、ぎゅってされてるのは僕の方なんじゃないだろうか、って考えたけど。
日向で眠る猫みたいに満足げな田中さんの吐息が耳に入り込んできて……まあどっちでもいいやと笑った。

284 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/03/04(日) 20:24

先輩は充電器。

285 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/03/05(月) 18:29

こんな天気に。

286 :『相合い傘』:2007/03/05(月) 18:30

「きゃっ!」

二月とは思えないような生ぬるい風が雨粒を踊らせている。
そんな中で聞こえた悲鳴にどこか聞き覚えがあるなあ、なんて場にそぐわない感想を抱いた。
少し前を歩く人が風で煽られてのものらしい。
確かに時折勢いを増して吹きつける風は相当な強さで。
ともすればふらつきかねないほどのものだった。
どうやら前を歩く子は折りたたみの傘らしく、風の強さに辟易しているようだった。

そんなとき、正面から強い風が来る。
傘を傾けて風を避けた僕の耳に同じ声が聞こえた。
さっきよりも切羽詰まった声に少しだけ傘を上げて覗き込むと、さっきまでとは形を変えた折りたたみ傘が転がってくる。
ギリギリで拾い上げた薄いピンクのそれは華奢な作りでデザイン重視のものらしい。

287 :『相合い傘』:2007/03/05(月) 18:31

「これじゃあダメだよね」

呟いてあげた視線の先に見覚えある姿。
僅かな間をおいて二人の声が重なった。

「せんぱい!?」
「道重さん?」

先に我に返ったのは僕で、小走りに近づいて自分の傘を道重さんの上にもかざした。
拾い上げた傘を手渡すと嬉しそうな顔で受け取った道重さんが悲しげに言った。

「ありがとうございます。あ〜ぁ……お気に入りだったのにキズついちゃった」
「この風じゃ仕方な――っ、仕方ないよね」

言ってるそばから吹きつける風に会話すら邪魔される。
道重さんも乱れた髪を抑えつけながら眉根を寄せていた。

「仕方ないですよね」
「うん、……? 傘、しまっちゃうの?」
「仕方ないんですよ」

要領を得ない。
僕の傘の下で自分の傘を折りたたんでいる道重さんは悲しそうに言いながら嬉しそうに笑う。

288 :『相合い傘』:2007/03/05(月) 18:32
その様子を見ている僕を、そしてその上で風と雨を避けてくれている傘を見上げて言った。

「仕方ないですよね。傘、入れてください♪」

ああ、なるほど。
確かに僕の手にしている傘は実用性に富んでいて、これくらいの風でも雨風をしのげるくらいの大きさと丈夫さがある。
と、まぁもとよりそう誘おうかと思ってもいたことだし、笑って道重さんに同意することにした。
自分の傘を手に、ほんわかと笑う道重さんはするりと腕を絡ませてくる。

「ち、ちょっと……それはどうなのかな」
「へーきですよぉ、こんな天気だし。それにピッタリ寄らないとさゆみ濡れちゃいますよ?」
「……はいはい」

えらくまっとうな理由で言い含められた僕は納得せざるを得ない。
……まぁ仕方ないか。そんな感じだった。
右手で傘を持ち、左手を道重さんに奪われて歩く僕は、右肩を黒く染めていく雨を恨めしげに見つめて。
それでも並んで歩く道重さんが濡れずに済んで、そしてなにより楽しそうにしているから。

「まぁいっか」

黒い瞳で問いかけるように見上げる道重さんに笑いかけ、僕はそう口にしたとおりの気分だった。

289 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/03/05(月) 18:37

風が強くてどーもこーも……。

あ、シチュエーションとか誰がいいとか、なにかキーワードとか。
ありましたらくださーい。
今週末までで手持ちが尽きる予定なので(^^;)

290 :名無し娘。:2007/03/06(火) 00:09
>>289
いつも乙です

参考になるかどうか分かりませんがせっかくなので一つ書かせて頂きます
なっちで、キーワードは「髪型」
切るかどうか悩んでいるらしく、この間のラジオの公開収録で集まったファンに票決取ったらしいですw
僕も含めなちヲタはショート派が圧倒的多数のようですがw

291 :名無し娘。:2007/03/06(火) 01:57
なちヲタイタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

292 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/03/06(火) 19:52

>>290
ありがとーございます。
うけたまわり♪

ちょうどあげようとしてたネタで安倍さんのがあるのです。
その続きとして考えさせていたたきますー。

まずはそっちを。

293 :『限定』:2007/03/06(火) 19:54

「んん……」

吐息のような声に窓の外へ向けていた視線を戻した。
少し苦しそうに見える寝顔は額に玉のような汗が浮かんでいた。
僕はいつの間にかずれ落ちてしまっていたタオルを拾い、水にひたしてしっかりと絞る。
乱れている前髪を梳き分けて、そっと濡れタオルをのせた。
ピクンと眉が寄せられ長い睫毛が微かに揺らいだ。
一度、二度と瞬いた目がゆっくりと開かれて、しっとりと潤んだ瞳が僕を捉えた。

「あれ……?」

熱のせいか、それとも汗をかいたからか、少しだけ掠れている声が痛々しい。

「起こしちゃいましたね。すいません」
「……えっと」
「あっ、お母さんにここへ通されて……、どうしようかとも思ったんですけど、うろつくわけにもいかなくて」

多少言い訳がましかったけれど事実だから仕方がない。
けれど安倍さんはそんな言葉なんて聞こえてないようで、とろんとした眼差しで僕を見ている。

「安倍さん? 大丈夫ですか?」
「……そっかぁ」
「え?」

294 :『限定』:2007/03/06(火) 19:55

問い返す僕を見たままで、安倍さんがくすりと弱々しく微笑んだ。

「なぁんでもない。なんで? わざわざ来てくれたんだ」

笑みの理由は明かされず、少し普段の安倍さんに近い笑顔で話を逸らされた。

「ええ、たまたま帰りに事務所に寄ったら熱出して休んでるって聞いたんで」
「ごめんねえ、心配かけちゃったかあ」
「来たいから来ただけですから、それより具合はどうですか?」
「久しぶりに顔が見れたんでちょっと元気になったかな」
「冗談でも嬉しいです。熱はどうですか?」
「ん〜……計ってない」
「ダメですよ。ちゃんと計ってみないと。ちゃんとここに用意されてるじゃないですか」
「だってえ……」
「計りなさいっ」
「はぁーい」

言い聞かすように僕が言葉を強めると、安倍さんはワガママを叱られた子供みたいに眉尻を下げた。
少しだけくちびるがとがっていたのはご愛敬だと思っておこう。

295 :『限定』:2007/03/06(火) 19:57

「食欲はないですか? お粥くらいでよければ作りますけど」
「あれ、うちのお母さん……」
「薬とか、買い物に出かけたらしいんですよ」
「そっか」
「だから僕でよければ」
「嬉しいけど……。ごめん、あんま食欲ないかな」
「そうですか。少しでも食べた方がいいんですけどね……。じゃあなにか飲み物持ってきますか?」
「あ、うん。お願いします」

妙にかしこまった言い様の安倍さんへ笑いかけてから部屋を出た。
冷蔵庫に入っていたミネラルウォーターをグラスに注ぎ、目についたレモンを数滴だけ落として安倍さんの部屋へ戻る。
手渡されたグラスを、落とさないように両手で持って飲む安倍さんは、僕よりも年上だなんて思えない感じがする。
こ……いや、妹を看病するならこんな感じかなって、そんな気さえするくらいだった。

「……はぁ。ありがと」
「いえいえ。他になにかないですか?」
「ん、へーき」

そう言った安倍さんはまたくすりと微笑んだ。

「いっつもそうだったけどさあ……今日は特別優しいねえ」
「今日だけですよ」
「えー?」

照れくささをからかいでごまかした僕へ不平を訴える声が返される。

「今日だけ。安倍さんにだけ。限定の優しさなんです」
「……ありがと」

ささやくようなお礼を言った安倍さんの顔が朱いのは熱のせいにしておこう。

296 :『限定』:2007/03/06(火) 19:57

「やっぱり少しだけ食べたいかな」

話題を変えるように安倍さんがささやく。
「すぐにお持ちします」と仰々しく立ち上がった僕の背中へ安倍さんの声が届く。

「さっき目が覚めたときね」

振り返ろうとしかけた僕は、その声のトーンからそうしない方がいいと感じた。

「一瞬昔に戻ったのかって思っちゃった」

安倍さんも振り返ることを望んではいないみたいに言葉を続ける。
少しだけセンチメンタルなのも熱のせいなのかな。
そんなことを考えながらも別のことを口にした。

「今も、昔も、僕にとって安倍さんという存在の大切さは変わりませんから」

振り返っていたら口にできそうにもない台詞。
こんなことを言えるのも今日限定……ということにしておこう。

297 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/03/06(火) 20:00

>>291
わたしもわたしもw

さて、考えるぞー。
日付が変わるまでにいけるかな…?

298 :名無し娘。:2007/03/06(火) 20:02
新メンバーの光井さんとなかなか話せない
手なづけようとイワシをちらつかせてみた

・・・なぜか泣かれてしまった

まったく女の子というのはわからない

299 :名無し娘。:2007/03/06(火) 21:29
イワシw
ちょっと懐かしい感じがいいね

300 :名無し娘。:2007/03/06(火) 21:54
イワシが生魚だったのがいけなかったようだ
さすがに光井さんをアシカ扱いしては泣かれるのも当然だ

というわけで、焼いてみた。


光井さんは魚を綺麗に食べることがわかった。

だが、距離が縮まった気がしないのはどういうわけだ?

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