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ときめきモーニング

1 :サボテン:2003/09/10 15:13:57
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1 春
2 夏
3 秋
4 冬

862 :サボリン:2004/05/08(土) 06:25
 


「へっ、へっへっ、…カッパがオカで死んでるってェ?」


「なっ!…」カチャ。

「…まつうらさん!、いつの間にっ!」
振り向くと、まつうらさんが背後の玉座に座ってこっちをにらんでいた。

「くっ、くっ、くっ」ニヤッ。

「……っ、…松浦さん、あなたが、、殺ったんですか…」

「…ぅるせェ、金魚はすっこんでろ!!」

ヒュン!  …ドガッ!!

「くはっ!」

・・紺野さんが吹っ飛ばされて柱にぶつかった。
・・・まつうらさんは手も触れてないのに。。

「紺野さん!、大丈夫ですか!?」絵里ちゃんが駆け寄る。

・・・まつうらさん、様子が変だ。話し方も表情も別人みたいだ。。
 

863 :サボリン:2004/05/08(土) 06:26
 

「へっ、へっ、藤本ォ!、…元気にしてたかよ?」 スタッ。
「…ふっ、まぁな、オメーこそ、ずいぶんと顔色が悪いぜ」
「ちょっと頭痛がな・・・・」
「そりゃイケねーなァ、カワイイお顔がゆがんでるぜ!
 楽にしてやろうかァ、なァまつうらよォ!」 カチャ。

「へっ、そう力むなよ藤本、お前はオレの友達だろォ?
 オレはお前が土下座して謝るなら生かしてやろうと思ってんだ、
 ケツ拭きの女中として使ってやるよォ!」
「ははっ、猿の糞掃除は勘弁だぜェ!
 ……まつうらよォ、…オメーが目障りだったんだよ、
 ガキの頃から何をするのもオメーが指図しやがる、
 どこにでも出てきてボス面しやがる!!」

「へっ、お前もボスになったんだろォ、
 …あのガキ共のはき溜めでよォ!!」

「まつうらァア!!」

「"さん"をつけろよ、デコ助野郎ォ!!」

「死ィねェエエ!!!」


 ズ ダ ダ ダ ダ ダ ダ ダ ッ ! !


           ピンピンピンピンピンッ!


「なっ…」

「ハハハ、そんなオモチャでなにが"死ね"だ」 ジャリ。

「……ちくしょう」 ズズッ。
 

864 :サボリン:2004/05/08(土) 06:26
 
「そんなんでオレが殺せると思ったのかよォ、藤本ォ」
そう言って静かに人差し指を唇に添えるまつうらさん。。
「それじゃぁ、オレもママゴトに付き合ってやろうかなァ、
 オレは指鉄砲で勝負してやるよォ…、行くぞォ…」

「バンッ!」

 ドッ!!

「…痛ッ!!」 …ブシュッ!!

・・・あわわ、藤本の左腕が割れて、勢いよく血が出ている。
「…ふ、藤本ォ!」
・・・と、叫んだもののオレは足がびくついて動けなかった。。

「あっれれれれれれェ??
 このォ指鉄砲は本物みたいに効いちゃうんでちゅねェ、
 …じゃぁ、今度は右足を狙ってみようかなァ、当たるかなァ…」

「バンッ!」

「……っ…ぁっ!」 …ブシュゥゥ、ドクッ、ドクドクッ!

・・・もう藤本の体は全身が血だらけだった。見ていられない。

「ちくしょぉおお!!」スタタタタ。

オレは意を決し、体当たりをしようとまつうらさんめがけて走り出した。

「邪魔者はァ、すっこんでろ!!」 クン!

ヒュン …ドカッ!

「うわぁあっ!」
…軽くまつうらさんに吹っ飛ばされて柱に叩きつけられるオレ。。
・・・何も出来ない自分が情けない。。
 

865 :サボリン:2004/05/08(土) 06:27
 

「さァってと、次はどこを狙おうかなァ?
 へっ、安心しろォ藤本、お前だけは簡単に死なせやしねーから」

と、

「……美貴…様…」 ズズッ…

紺野さんが藤本をかばって前に立つ。

「紺…野、オメーはあっちに…」
「あーら、紺野ちゃん、まーだ生きてたの〜?
 どいてくれるかなァ?、それとも先に死にたいの?」
「……」
大きな目を見開いてまつうらさんをジッと見つめる紺野さん。
「ねぇ、紺野ちゃん、どいてよ?」
「……」
黙って唇を噛む紺野さん。

「ねぇ、どいてくれたら私の部下にしてあげるよ?」

 プッ!

「……っ!」
紺野さんがまつうらさんの顔に唾を吐きかけた。

「紺野…」
「美貴様…」
 

866 :サボリン:2004/05/08(土) 06:28
 

「・・っ・・・!」

「・・・どけっつってんだろ、こん出目金がァ!」


    バ カ ッ !!


 …頭から血を四方に吹いて紺野さんが後ろに倒れ込む。

それを抱え込む藤本。

「紺野ォオ!ォオ!」 ・・・グチャ。

「うわぁああ!!」…ガクガクブルブル。

・・・紺野さんの頭が割れてる。。・・・震えが止まらない。。
紺野さんの頭を抱く藤本のまわりはもう、二人の血でぐちゃぐちゃだった。

「はァ、はァッ、…まつうらァ、貴様ァ…」

「…藤本、手前も逝っちまえ!」

そう言って人差し指を藤本に向けるまつうらさん。


 ドンッ!


 

867 :サボリン:2004/05/08(土) 06:29
 
「…?、・・・くはっ!」

まつうらさんの背後に見える人影。。絵里ちゃん!!

絵里ちゃんが背後からナイフをまつうらさんの背中に刺していた。

「はぁっ、はあっ!」

「よくやったァ、亀ェエッ!」
「え、死んだ?死んだ?」

「…ハハ、これくらいで死ぬわけがないだろゥ、亀ちゃんよォ」 グググッ。
後ろに手を伸ばして絵里ちゃんの腕をつかんでナイフを引き抜くまつうらさん。

「…ぁっ!」 ググッ、、スポッ。

まつうらさんが絵里ちゃんのナイフを奪い取る。

「わっからねーのかなァ…」 クルッ…

と、振り返って絵里ちゃんの肩をつかむ。 ググッ。


「雑魚はァ…、、おとなしく死んでろってェ!!」

 ズ ド ッ !!

「ああっ!!」

絵里ちゃんのみぞおちから心臓の方へ一気にナイフが突き刺さる。

「……痛い、痛いよ○○っ…」 グリグリッ。

「絵里ちゃん!!」スタタ。

「○○、手前もこうなりたくなかったらおとなしくしてろォ、
 ・・・・ほらよっ!」

 ズ バ ッ ト !!

まつうらさんが勢いよくナイフを引き抜き、
絵里ちゃんが背中から倒れるのをオレは急いで受け止めた。ドサッ。
 

868 :サボリン:2004/05/08(土) 06:29
 
「・・・ああぁ、絵里ちゃん、絵里ちゃん・・・」
「○○、絵里…がんばった?…え、偉い?」 ドクドク。
「がんばった、わかったからもうしゃべるな!」
絵里ちゃんの腹からどんどん血が流れてくる。 ドクドクッ。
オレは血を止めようと腹を押さえるが、指の間からなおも血が出てくる。

「止まらねェ、止まらねェよォ、絵里ちゃ…」
「○○、最後に…絵里にキス…して…
 絵里は○○のこと、…ホントに好きだったんだよ…」
「うん、オレだって…」

そう言ってオレはやさしく絵里ちゃんにキスをした。。


 …頭を上げてみると、絵里ちゃんは目を閉じて動かなくなっていた。

「……っ、絵里ちゃァん!!、
 ……ぅぅ、…絵里ちゃ……絵里ちゃ…ん…」

オレは冷たくなり始めた絵里ちゃんを抱きしめたまま崩れ落ちた。

「へっ、メロドラマじゃねーんだよォ!」 クルッ…

「さぁてと、どうする?、藤本?
 残ったのはお前だけだぜェ!」 ザザッ。
そう言って藤本の方に歩いていくまつうらさん。
 

869 :サボリン:2004/05/08(土) 06:30
 
「はァ、…はァッ、
 …殺るなら、…早く殺らねーかこの猿!」

「ふふ、まだ元気が残ってるようね」 ぐいっ。
と、藤本のアゴを持って顔を上げさせる。
ギラッと、もの凄い形相でにらみつける藤本。

「…その眼だよォ、
 オレはその眼が気に入らなかったんだよ藤本ォ、
 そのナイフで切ったような眼、人を刺すような眼、
 その鋭さだけはお前の勝ちだよなァ藤本」 チャカ。

「はあッ、…はぁッ、
 …ふっ、…勝ちとか…負けとか、
 …オメーは全然…成長してねーな猿」

「…へっ、テメェもちったァ頭下げることを覚えたら…」 ススッ…

「…どォなンだよォオ!!」


  ス ラ ー ッ シ ュ !!


「うわぁあああっ!!」 ブシュッ!


藤本が眼を押さえて体をよじらせる。

・・・眼をナイフでやられたらしい。
 

870 :サボリン:2004/05/08(土) 06:31
 

「あぁ!、…たん、…美貴たん!
 …どうしたの?、…かわいそうに、、
 …私、…なんてことをしてしまったの」ガクガク。

「・・・・なァ、藤本よォ、お前だけなんだよ、
 オレを対等に見てくれたのは、頭を下げなかったのは…」 シクシク。

「・・・・オレぁ、嬉しかったんだぜェ、
 お前と友達になれて、、だからよォ、藤本、
 お前さえ居ればいい、もう一度二人でやりなおさないかァ?」

「ねぇ?、…美貴たん?」


「…あ、亜弥ちゃん…」

スッと、まつうらさんに手を伸ばす藤本。

「…?、……たん!?」 スス…

「…亜弥ちゃ…」

「…たん!」


「…、……ィねッ」 ブン!!


 ズ バ ッ ! !


「…痛ッ!!」 ビッ!

藤本のナイフがまつうらさんの頬を切った。

「…ちくしょう、はずれたのか!?」
 

871 :サボリン:2004/05/08(土) 06:32
 


 「うぅるるるうぅぁぁああぁっ!!」


「…藤本ォオッ、今度こそ死ねェエ!」

 ブ ス ッ !

「……ッ!!」

「死ィねェッ、死ね死ねェエッ!」

 ブ ス ッ、、ブ ス ブ ス ッ !!

「…ッ、…っ、…ぉぁぁああぁっ!」

藤本の腹にナイフを刺しまくるまつうらさん。。

「やめろォオ!、まつうらさんやめてくれッ!
 なぜここまでしなきゃいけないんだよォオ!
 友達…友達だったんだろォ、藤本とはッ!!」


「…まァだ懲りねーのか○○、ならテメエから先に潰してやるぜ!」

頬を押さえたまままつうらさんがゆっくりと歩いて近づいてくる。

スタッ、スタッ、

はあっ、はぁっ、はぁっ、

ちくしょう、死んでやる、派手に死んでやるさ、

オレは絵里ちゃんを抱いたまま銃に手を伸ばした。

ドクン、ドクン、ドクン、

ドクッ、ドクンドクン、ドクドクン、、

 

872 :サボリン:2004/05/08(土) 06:32
 




「…ぁぅ〜」





「ん?」


「誰だっ!?」




「…ぃぁ〜?」





「さ、さゆみちゃん!」


まつうらさんの後ろの柱からさゆみちゃんが見える。

生きてた!…やっぱり生きてたんだっ!!

白いドレスに腰まで伸びた髪。。…まるで天使みたいだった。。
 

873 :サボリン:2004/05/08(土) 06:33
 

「…へっ、ついに出てきやがったなァ、化け物め!」


「…ぁぅ〜!」
嬉しそうな顔をしてオレに近づいてくるさゆみちゃん。

「あ、ダメだ、こっちに来ちゃ!!」

「死ねェっ!」

 ヒュン、ドガッ!!

「…ぁぅ!」 ガラガラガラッ……。

柱に叩きつけられるさゆみちゃん。

「さゆみちゃん、大丈夫!?」
オレは動こうとしたが絵里ちゃんを抱えてるせいか、
腰が抜けたのか、起きあがることができない。

「みんなで派手に逝こうじゃねーかァ?
 あ?、さゆみんよ、もう一度アレを頼むぜ!」 カチャ。
そう言って機関銃を構えるまつうらさん。

「逃げろっ、さゆみちゃん、逃げろォ!!」

「…ぃぁ?」

「試しに死んでみろっ!」

  ズ ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ッ !

「…ぁぅ!…ぁぅ!…ぁ!…ぅ!…ぅぁ!…ぁぅぉぅ!」

さゆみちゃんの胸に何発も銃弾が撃ち込まれる。

…ああ、、さゆみちゃん、さゆみちゃんまで死んじゃうのかよぉぉ・・・
 

874 :サボリン:2004/05/08(土) 06:34
 


「…ぁぅー!!!」


・・・あ、あれ?

さゆみちゃんは柱の前に元気に立っていた。
撃たれたはずの傷はたちまちのうちに癒えていた。

「……<っ、このォ、化け物がァ、
 …死ねェ、死ねェ、死ね死ねェ!」

 ド ン! ド ン!  ド ン! ド ン!

が、銃弾はさゆみちゃんの体を避けるように緩やかにそれていった。

「…ぁぅ〜」

頬を膨らませてまつうらさんをにらむさゆみちゃん。

「へっ、なんだよその眼はァ、オレとやろうってぇの…」


   フッ


                 ・ ・ ・ ・ ・ ド サ ッ。


な、なんだ?

まつうらさんがいきなり倒れたぞ。。
・・・さゆみちゃんは遠くからフッと息を吹きかけただけなのに。。
 

875 :サボリン:2004/05/08(土) 06:35
 
「…ぁぅ〜!!」 スタタタ。
何事もなかったかのように笑顔でさゆみちゃんが抱きついてくる。

「わっ、ちょっと待て、さゆみちゃん
 今、それどころじゃないんだっ!」
オレはなんとか立ち上がって藤本の方に向かった。

藤本のそばに行って頬を叩く。ペチペチ。
「藤本ォ!、大丈夫か藤……」

  ガ ッ ク シ … 。

藤本は既に息絶えていた。。

な、なんてことだ。
愛ちゃんも紺野さんも絵里ちゃんも藤本も死んじまって、
オレだけがおめおめと生きながらえているなんて。
なんで助けられなかったんだ。せめて誰か一人でも。。

オレは自分の情けなさに悲しくなって、声も出さずに泣き崩れた。

「…ぁぅ〜」 ピトッ。
なぐさめるようにオレの背中に抱きついてくるさゆみちゃん。
「・・・さゆみちゃん、、」

 

876 :サボリン:2004/05/08(土) 06:36
 
と、

「さゆみィ、どうしたァ、さゆみィ!」
・・・聞き覚えのない声がする。
と、背の高い女の子が一人、柱の向こうから現れた。。

「あっ、良かったさゆみ、居たか、…ってオイ!
 ……なんだよこの惨状はァ、ひでーじゃねーかよォ」
「…ぃぁ〜」

「おーい、えりかァ、さゆみは見つかったかァ?」
と、反対側からもう一人、スラッとした女の子が現れる。
「…ぃぁ〜」

「おー矢島、ここだここだ、いたことはいたんだが…」
「……オイオイ、えりかァ、どうしたよォ、もめ事かァ?」
「…さぁな、…って、あれ?
 …矢島ァ、…コイツらひょっとして、
 メグミ様が言ってた例の母体候補のヤツらじゃねーかァ?」
「…あ、ホントだ、さゆみの主もいるし、間違いねー」
「…矢島、ヤヴァすぎだぞコリャ、
 オレらの担当期間に母体がそろって全滅しちゃったらよォ!」
「…えりか、こりゃメグミ様に半殺しにされかねねーぞォ」
「…矢島、まだ間に合う、証拠隠滅だっ!
 なんとかして生き返らすんだッ、事態は急を要する!」
「わかった、やってみよう、って、どいつをやるんだ?」
「…それは、、主にきいてみるしかねーだろ、
 結局最後に選ぶのは主なんだからよォ!」
「そうだな、えりか、…じゃぁ○○だっけ、
 とりあえず二人選んでくれよ、
 オレらで一人ずつ、頑張って生き返らすからよ」

と、最後にいきなりオレにふってきた。
 

877 :サボリン:2004/05/08(土) 06:37
 
「ちょっと待て、オマエラなにもんだよ?
 話が見えねーよっ!」

「いいからはやく二人選べよっ!」
「早くしないとホントに死んじゃうぞっ!」

「二人だけ選べなんて無理だよっ、
 ていうか、ホントに生き返るのかよ!」

「生き返らせてやるから!」
「早く選べ!」


そんな、、ホントに生き返るなら、、

二人だけ選ぶなんてつらすぎるけど、でも、

せめて二人だけでも生き返って欲しいってのが正直な気持ちかも。。

だ、誰を生き返らせてもらおうか。。





【以下の中から、2人選んでください】


  愛ちゃん  紺野さん  絵里ちゃん  藤本


 

878 :名無し娘。:2004/05/08(土) 10:47
藤本 絵里ちゃん

879 :名無し娘。:2004/05/09(日) 01:15
AKIRA懐かしいなAKIRA

絵里ちゃん、藤本…かな。

880 :名無し娘。:2004/05/09(日) 01:18
紺野さん、絵里ちゃん

881 :名無し娘。:2004/05/09(日) 06:49
紺野さん  藤本

882 :名無し娘。:2004/05/09(日) 13:05
絵里ちゃん 愛ちゃん

883 :名無し娘。:2004/05/09(日) 22:33
絵里ちゃん  藤本

884 :サボリン:2004/05/10(月) 15:21
容量的につらいんで新スレ立てました。

ときめきモーニング Act.2
http://www.omosiro.com/~sakuraotome/live/test/read.cgi/bbs/1084169254/

でも更新は先です。
今回までの投票はこっちでやって下さい。ではまた。

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0ch BBS 2006-02-27