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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
俺と娘。の夢物語〜in 狩狩〜

1 :名無し娘。:2003/09/09(火) 18:55
前スレ

俺と娘。の夢物語
http://teri.2ch.net/mor2/kako/977/977128657.html
俺と娘。の夢物語〜第2章〜
http://teri.2ch.net/mor2/kako/986/986831774.html
俺と娘。の夢物語〜第3章〜
http://www.metroports.com/test/read.cgi/morning/1004618557/

このスレを狩と共に終わらせてしまうのは、
余りにも惜しい。

478 :名無し娘。:2004/04/19(月) 01:05
>>477の続きです。

鍵のかかったドアは開かなかったが、僕はドアの曇りガラスにうつる人影に気付いた。
『誰か来た!?』
高橋さんも気付いたらしく、僕に背中を向けたまま慌ててシャツのボタンをとめている。
「ちょっと待ってねー」
できるだけ自然に声を出したつもりだったが、裏返ってしまった。
高橋さんがボタンをとめ終わるのを待ってから、鍵を外してドアを開ける。
そこには道重さんがいた。
「……おはようございます」
「おはよう」
「道重ちゃん、おはよ」
高橋さんも笑顔であいさつを返す。
楽屋に入ると道重さんは高橋さんの顔をジッと見つめた。
「何?」
「……真っ赤……」
「え!?あ、ちょっとカゼひいちゃって」
高橋さんは赤い頬を隠すように両掌をあてた。
道重さんは目をパチパチと瞬かせると、今度は高橋さんの胸元をジッと見つめた。
「……ボタン、ずれてます……」
「え!?ホント!?……あれー?なんでやろー?」
ますます真っ赤になった高橋さんは慌ててシャツのボタンを直した。
僕は開かれた胸元を見ないように視線をそらした。
「……二人で何してたんですか?」
僕と高橋さんを交互に見ながら道重さんが言った。
あまりにも突然でストレートな質問に僕と高橋さんの時間が止まった。
道重さんは不思議そうな顔をして首をかしげている。
「……チョコレート!チョコレート買ってきたから二人でこっそり食べようと思って!」
高橋さんは自分のバッグに駆け寄ってチョコレートを取り出し、道重さんに差し出すようにした。
「あ、それ新しいやつですね」
道重さんはうれしそうに言った。
「うん、そう。道重ちゃんも一緒に食べようか」
「はい」
高橋さんは開け口を無視してビリリリッと豪快に箱を開け、道重さんに一つ手渡した。
笑顔の道重さんがチョコレートを口に入れるのを僕と高橋さんはジッと見ていた。
「おいしい?」
そう聞くと、道重さんは幸せそうに大きくうなずいた。
それを見て僕と高橋さんは同時に大きく息を吐く。
口の中のチョコレートがなくなった道重さんは僕達を見て言った。

479 :名無し娘。:2004/04/19(月) 01:07
>>478の続きです。

「……わたし、二人が…」

 ガチャ!!
「おはようございまーす」

「…してるのかと思いました……」
道重さんが話している途中で藤本さんが楽屋に入ってきた。
その声で僕には道重さんが何て言ったのか聞こえなかったが、
高橋さんには聞こえたらしく、驚いたように口と瞳を大きく開いていた。
道重さんは笑顔で二つ目のチョコレートに手を伸ばした。
楽屋の変な雰囲気に気付いたらしい藤本さんは、いぶかしげな表情を浮かべたが何も言わなかった。

その日の収録が終わった後、道重さんがあの時何て言ったのか聞いたけど、
高橋さんは顔を真っ赤にして、
「何でもないです!!ホントです!!」
と、早口で言うばかりで教えてくれなかった。

480 :名無し娘。:2004/04/19(月) 09:55
ノノ*^ー^)<ちゃいこ〜です。

481 :名無し娘:2004/04/20(火) 00:03
構成が上手いね!

482 :てと:2004/04/20(火) 23:54
盛り上がっている所を乱入してみます。上手く書けるかどうか分かりませんが。


 ガチャッ。
 「あれ?」
 どうやら僕以外は全員収録中か何からしく、楽屋には誰もいなかった。
 一瞬不安になってスケジュール表を見てみる。
 ・・・大丈夫だったので僕はゆっくりと楽屋で休む事にした。

 「静かだなぁ〜。」
 思わず呟く。普段は凄い人数がこの中でおしゃべりしたりしているから、
 にぎやかだ。にぎやかなのも好きだけど、たまにはこんな静かなのもいいな。
 「・・・そうだ。」
 僕はこの空き時間を有意義に過ごすため、あるものを取り出した。
 
 ・・・・・・・・・・・

 ガチャッ。
 「君が好き」
 「え?!」
 「ん?あ、高橋さん。」

 いきなり入ってきたから僕はびっくりした。でも、なんだかよく分からないけど
 高橋さんの方がもっとびっくりしちゃってる。
 「どうしたの?」
 「今の・・・本当ですか?」
 「え?本当って、何が?」
 「そ、それは・・・・。」
 高橋さんはそこで耳まで真っ赤にして、何も言えなくなってしまった。
 
 「大丈夫?」
 僕はなんだかよく分からず、心配して聞いて、近づいた。
 「な、なんでもないですだから心配しないで下さいでも先輩そのさっきの
 一言は本当なのかどうかだけでも聞かせていただけると・・・・」
 物凄く真っ赤な顔で、物凄く早口で高橋さんは言うと、すぐにドアに手をかけた。
 「あ!ちょっと高橋さん!」
  
 ガチャッ
 バタン。
 
 せっかくギターの練習してたから聞いて欲しかったんだけどな〜、
 ミスチルの「君が好き」。

483 :てと:2004/04/20(火) 23:55
すみません!上げてしまいました!

484 :名無し娘。:2004/04/21(水) 01:51
いや、いいよ〜いいよ〜

485 :名無し娘。:2004/04/21(水) 20:00
照れた愛ちゃんがかわいい

486 :chocolate:2004/04/23(金) 13:11

メイク&リハも終わり、本番前の楽屋で六期の三人が僕の横で会話していた。
「…れいな?…さっきからずっと携帯見ながらにやにやしてるけど…どうしたの?」
「さゆの言う通りだよ…何かイイコトでもあったの?」
「…えへへ〜…ナイショ☆」

その話を聞いて、チラっと田中さんは僕のほうに目で合図をくれる。
「れいなは置いといて…せんぱいはどなたとメールしてるんですかぁ??」
「…え?…え、え〜と…友達とね…あははは…」

亀井さんが不思議そうな顔をして、僕ら二人を交互に見てくる
…実は昨夜、田中さんとメールをしていた時に約束してしまった。

『田中さんもがんばってるよ〜。そんなに落ち込まないでさ!』
『はい☆じゃあ……二人っきりの時は…れいなってよんでもらっていいですか……?
そしたら…わたし…もっとがんばれそうデス♪』

…こんな約束をして以来、楽屋でいる時も僕にメールを送ってくる。
それ以来、田中さんのことを『れいな』とメールの上では打っていた。

487 :chocolate:2004/04/23(金) 13:11

「せんぱーい!いっしょにかえりませんかぁ〜?」
「…あ、田中さん。いや…今日は疲れちゃって、ごめんね。」

嬉しい事に、普段の会話でも田中さんが沢山話しかけてくれるようになった。
ところが、収録が終わって帰りのタクシーの中でもメールは続く。

『今日もセンパイカッコよかったですよ〜』
『ありがと…。あのさ、れいなって呼ぶのって、なんか恥ずかしいんだけど…。』

『え!?…名前で呼ぶのってダメなんですか…??』
『いや、そういうわけじゃないんだけどさ…』

そうすると、いつもは直ぐ返って来るメールが来ない。
どうしたんだろうと思いつつも、家についてお風呂に入る。

髪の毛を乾かして携帯を見るとメールが一件届いていた。


『…みんながいる時も、れいなってよんでくれるとすごくうれしいです…』

488 :chocolate:2004/04/23(金) 13:12
もういっちょ

489 :chocolate:2004/04/23(金) 13:13

今日は休みの日を利用して、新垣さんと矢口さんの地元、三人で横浜に来ている。
「中華街はおいしいものが沢山有るからなぁ〜!」
「ですよね〜…ってやぐちさん!あの肉まん美味しそう☆」

食べすぎだよ〜!と新垣さんに注意する矢口さん。
しかし、それに負けないくらい矢口さんも食べ歩いていた。
…そうこうしているうちに夕方になり、矢口さんは仕事という事で一足先に帰ってしまった。

このあとどうする?と聞くと新垣さんはもう少し時間が有ると言う。
二人で歩いていると矢口さんからのメール。

『オイラ的にはお豆に負ける気はしないけど…浮気すんなよ!!』

そのメールを見ていると新垣さんが何故か機嫌悪そうに
「…むう…私といるのに…メールは女の子からですか!?」
違うよ〜。とフォローしても、なんとなく不機嫌な新垣さん。

490 :chocolate:2004/04/23(金) 13:14

その後二人で横浜の名所、ランドマークタワーに来ていた。

「きれいですね・・・」
「…そうだね、新垣さんも負けないくらい可愛いよ」
「あ、あのですね…そういう事言うのだけ…じょ、上手なんですから〜!」
照れているのか、僕の腕をつかみながら顔を下を向けてしまった。

僕らの眼下には夜の横浜がネオンを照らしている。
…ふと新垣さんを見るといつもと違う雰囲気に気づいた。

「そっか…今日会った時に雰囲気違うなと思ったら……前髪下ろしてるんだね」
「んもう!…そう言う事は朝会った時に気づいてください!」

ごめんね〜。と頭を撫でても、どういうわけか嫌な顔をしない。

「怒らないの?」
「…えへ♪たまにはいいんです…」


…夜空に煌く星が僕らの仲を優しく包み込んでいた…

491 :名無し娘。:2004/04/23(金) 16:23
れいにゃハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!

492 :名無し娘。:2004/04/23(金) 16:24
ガキさん(*´Д`)ポワワ

493 :てと:2004/04/25(日) 22:07
こりずに再登場

  道重さんと収録の合間にコンビニへと出かけた。
 
 「これ美味しいんですよ。」
 差し出されたチョコレートを受け取り、
 「じゃあ二つ買おっか。」
 道重さんは少しだけ驚いたような顔をして、
 
 「いいんですか?」
 「うん、たまには先輩らしい所見せないと。おごり。」
 笑って見せると道重さんは少しだけ頬を赤らめて笑い返してくれた気がした。
 
  外はもう暗かった。僅かな人工的な光の中、ゆっくりとテレビ局へと帰って
 ゆく。その時、
 
 「あ!」
 道重さんが何かに躓いたらしく、転倒しそうになった。僕は慌てて手を差し出した。
 なんとか手を掴めた。
 
 「大丈夫?」
 「は、はい・・・。」
 道重さんはまた少しだけ頬を赤らめ、言った。
 
 「もう転ばないように、しっかり握っていてください。」

 僕は道重さんの温もりを感じながらテレビ局まで帰った。

 「あれ〜?さゆ顔赤いたい。」

494 :てと:2004/04/27(火) 22:02
もういっちょ。萌えれなかったらすんません

  オフの日に一人で街を歩いていると、いきなり後ろから声をかけられた。

 「ファンなんです!!」
 
 「え?」
 振り返ると、帽子を深く被っていたが、口元から端正な顔立ちだという事は
 すぐに読み取れる女性が、そこには立っていた。

 「サインして、いただけますか?」
 声は少し震えている。でもそれは緊張じゃなくて、笑いを必死にこらえている
 震えだった。聞き覚えのあるけど、最近身近であまり聞いてなかった、
 なんというか懐かしい響きの声。
 僕はすぐにそれが誰だか理解した。

 「安倍さん、からかわないで下さいよ。」
 「バレたべ?」
 安倍さんは帽子を少しだけ持ち上げると、そこから笑みを見せる。
 ここで僕は少し意地悪な考えが頭を浮かんだ。
 
 「いやでも一瞬分かりませんでしたよ。でもすっごい綺麗な子に声
 かけられたな〜なんて思っちゃいましたよ。」

 僕が真顔で、安倍さんの目を見つめて言うと、安倍さんは、
 「ば、ば、ばか!大人をからかうもんじゃないでしょ!」

 頬をりんごみたいに染めて、下を向いてしまった。

495 :名無し娘。:2004/04/27(火) 23:16
いいじゃ〜ん♪

496 :名無し娘。:2004/04/28(水) 09:28
もっときぼーん!

497 :てと:2004/04/29(木) 23:44
ちょっと>>482の続きが若干入ります、ご注意を。

  
  ライブツアー遠征中の車の中、皆で歌おうという事になり、僕はギターを
 弾いて色々歌った。
  自分達の曲を何曲か歌うと、僕は何気なく他のアーティストの曲を弾き出す。
 
 「もしもまだ〜♪願いが一〜つ叶う〜と〜した〜ら〜♪」
 この間から練習していたミスチルの「君が好き」を弾いてみた。なんだか
 高橋さんが恥ずかしそうな顔をしていたのが気になったけど、とりあえず
 歌いきる。
 
 「お〜!!」
 何故か拍手喝采。照れていると、矢口さんが
 「何照れてんだよ〜!」
 お約束のようにからかってくる。僕は笑うと、ギターをしまった。

  移動が終わり、車から降りた後、誰かが耳元で囁いてきた。
  
 「先輩、今度二人きりの時にまた、歌ってくれませんか?」 
  
 え?!
 僕は慌てて振り返ると、声色を変えていた矢口さんが、精一杯の
 背伸びをして笑っていた。
  
 「な〜に顔赤くなってんだよ。」
 矢口さんはそのまま皆の方に体を向け、歩き出した。
 
 「変な冗談辞めてくださいよ〜。」
 
 僕は言い返したが、矢口さんは一瞬その場で立ち止まり、返事もなくそのまま
 走り出した。

498 :名無し娘。:2004/04/30(金) 02:23
やぐたんかわいいよやぐたん
すなおになりなよ やぐたん

499 :てと:2004/05/04(火) 14:57
今回ちょっと長めです


  ある日楽屋近くの自販機でジュースを買い、横の椅子に腰掛けていると、
 珍しい顔が視界に飛び込んだ。
 
 「あれ?なんでいるの?」
 
 それはメンバーでも元メンバーでもなく、ましてや女の子でさえないが、
 素人時代の友人だった。なんでも某番組のチャレンジャーで出たとか
 出てないとかで、今から収録らしい。

 「それでさ・・・、ちょっと頼みがあるんだけど。」
 「うん、いいけど、何?」
 友人は手を握っている小さい手を、僕に差し出した。

500 :てと:2004/05/04(火) 14:57

 「可愛い〜!!!!」

 楽屋は小さな来客で大盛り上がり。友人の頼みとは、収録の間弟を預かって
 欲しい、というものだった。にしても随分年離れているなぁ。
 
 「ねぇねぇぼくいくつ?」
 亀井さんがニコニコしながら聞く。
 「5さい!!」
 「そう〜、じゃあお姉さんはいくつに見えるかな?」
 亀井さんに聞かれ、少年は笑顔で、

 「30歳!!」
 明らかに笑顔が歪む。
 「目がギンギンマン!!」
 
 この子はどうやら、なんとかマン、と言う風に人を呼ぶらしく、その人の特徴を
 言っては笑っていた。

501 :てと:2004/05/04(火) 14:58

 「背ぇでっかいマン!!」
 「デブデブちゃん!!」
 「クロクロクロスケ!!」
 「ホクロホクロマン!」
 「サルサル!!」
 「ボンボンボーン!!」

 何人もの人が餌食になり、皆怖い顔して・・・・。そんな中、効果音で
 片付けられた高橋さんは部屋の角で体育座りして顔を埋めている。
 
 そんなとき、まずい人が入ってきた。
 
 「あんたたちちょっとは静かにしぃや!・・・おぉ、ごっつ可愛い子やん。」
 入ってきた中澤さんを見て、
 「何歳だと思う?」吉澤さんが耳打ちする。

 「う〜ん、38歳!!!やんきーマン!!!」
 あ、リアルにひどい数字。中澤さんの顔を見て、爆笑する吉澤さん。他の皆は
 慌てて中澤さんを止めようとする。

 「子供です!!子供に罪はないですから!!」
 「カオリ!止めるな!!こういうガキは大人のルールっちゅうもんを一度
  分からせなあかんねん!!!」

502 :てと:2004/05/04(火) 14:58
 なんとか中澤さんを抑え込んだ頃、友人が楽屋に入ってきた。

 「ごめんなさいね〜、口が悪いでしょう?すみませんね。」
 「あ、こっちの方がごっつう可愛いやん。」
 「え?」
 中澤さんの一言を全員流しつつ、嵐は去ってゆく。

 「じゃあねぇクロクロクロスケ〜。」

 バタンッ。

 ドアが閉まった瞬間、石川さんはその場で崩れ落ちた。特に被害のなかった
 メンバーは可愛かったねぇ、とトークに花を咲かせている。
 
 僕は未だ落ち込む高橋さんの所に行くと、

 「大丈夫?」
 高橋さんは顔を上げると、顔を赤らめ言った。

 「先輩、あの子の代わりに、先輩があたしに何かつけてください。」

503 :てと:2004/05/04(火) 14:59
終わりです。ありがちスマソ

504 :名無し娘。:2004/05/05(水) 16:49
よかったよ〜!

505 :名無し娘。:2004/05/06(木) 03:30
「背ぇでっかいマン!!」 →川‘〜‘)||
 「デブデブちゃん!!」  →∬ ´▽`)or( ;‘д‘)?
 「クロクロクロスケ!!」 →( ^▽^)
 「ホクロホクロマン!」 →(0^〜^0)
 「サルサル!!」 →川*’ー’)?
 「ボンボンボーン!!」 →誰?

506 :名無し娘。:2004/05/06(木) 12:19
>>505
俺も最初そう思ったけど、
効果音で片付けられたって書いてあるから
最後のが高橋じゃね?

507 :てと:2004/05/06(木) 19:32
>>505-506 506さんのおっしゃるとおり、高橋です。効果音これだけですし。
    

508 :名無し娘。:2004/05/06(木) 21:25
サルサル!!はだれ?

509 :てと:2004/05/06(木) 21:37
>>508 皆さんにご理解頂けないと思いますが・・・。
    初めてそいつをテレビで見たとき母親が、
    「岡村(99)の妹みたい」って言ってから俺には猿にしか見えない・・・。
    お豆です。

510 :名無し娘。:2004/05/07(金) 00:55
前スレへいけないのですが、どなたか
よろしかったら行き方を是非教えてください
スレ汚しすみません

511 :てと:2004/05/07(金) 21:36
>>510さん
>>67に貼ってありますよ

512 :名無し娘。:2004/05/08(土) 00:23
アドレス変わってるよ

俺と娘。の夢物語〜第3章〜
http://www.metroports.net/test/read.cgi/morning/1004618557/

513 :510:2004/05/08(土) 21:54
皆さんどうもありがとうございます。
俺と娘。の夢物語〜第2章〜、俺と娘。の夢物語〜第3章〜
って言うのもいけるんですか?
あと、進行を邪魔しているようでしたら無視しちゃっていいです。
そうでしたら、すみません

514 :てと:2004/05/11(火) 22:16
  
  昨日の結婚報道ラッシュは楽屋でも凄い話題となっていた。その中でも
 175RのSHOGOさんと今井絵理子さんの結婚は、その若さもあってか渦の中心。

 「20才だもんね〜。おいらも結婚しよっかな〜。」
 「まず相手探してくださいよぉ。」
 「何ぃ〜!?そういう梨華ちゃんはどうだってんだよ!」

 石川さんはきょろきょろと辺りを見回すと、
 「じゃああれで。」
 僕を指差した。

 「・・・はい?」
 僕が困っていると、
 「だ、だめです石川さん!!困ってるじゃないですか!」
 高橋さんが物凄い早口で石川さんをひかせようとする。
 全員びっくりして一瞬楽屋はシーンとなった。すると刹那、

 「美貴なら年近いしフィーリングもばっちり!」
 「オレなんか同い年だぜ!」
 「年下は嫌れすか?」
 「うちみたいにしっかりしてる子にしとけや!」

 その他ラッシュで16を超える娘達がアピールタイム。
 それを見て明らかに大慌ての高橋さん。
 「だ、だ、だ、だ、だ、だめですって〜!!!」

 顔を凄い真っ赤にしながら早口で訛っている高橋さんを見てたら、
 何故か和んだ。

515 :てと:2004/05/11(火) 22:20

 ガチャッ。

 仕事が終わった後、僕は楽屋に忘れ物をしたことに気がつき、急いで戻った。
 もう誰もいないのか、中は静か。
 でも・・・。

 「あれ〜?」
 僕が忘れたMDはどこにもなかった。

 「先輩。」
 「うわ!!」

 いきなり呼ばれて僕は飛び上がってしまった。
 見てみると亀井さんがロッカーの間に挟まりながら、MDを持っている。
 
 「どうぞ。」
 僕が受け取り、
 「ありがとう。」

 楽屋を出ようと思ったら、亀井さんは僕の背中に向けて、言った。
 
 「あたしはまだ15だけど・・・。」

 その後は声が小さくなってよく聞こえなかった。

 「え?何?」
 「いえ、なんでもないです。」

 僕が聞き返しても亀井さんは少しだけ微笑んだまま、何も言わなかった。

516 :名無し娘。:2004/05/11(火) 23:04
僕にはわかる!
わかるよ、えりりん

517 :名無し娘。:2004/05/12(水) 01:17
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!

518 :510:2004/05/12(水) 21:47
いけましたー
ご迷惑をかけました。やっぱイイー

519 :てと:2004/05/12(水) 22:21
他の方々へ、
もしオレがしゃしゃり出過ぎてて書き込みがないのでしたら、
気にせずご書き込みください。

520 :名無し娘。:2004/05/14(金) 00:07
>>519
( ´D`)<きにするひつようないれすよ。

( ‘д‘)<そうや、書き込まんROMがいっぱいおんねん。

521 :てと:2004/05/14(金) 22:11

 「ああ、じゃあ明日。・・・・おう、って、お前明日頑張るんだろ?
 ・・・ハハハ。じゃあな。」
 ピッ。
 「何の話?」
 「うわ!!」

 いきなり吉澤さんに話しかけられて、僕は一歩退いてしまった。
 
 「なんだよそのリアクション。」
 「ごめんごめん。明日のオフ、大学行ってる友達のサッカーの試合があるから、
 見に来ないかって。」
 
 サッカー、という言葉に吉澤さんは反応。
 
 「あたしも行く!」

 僕は驚いてまた一歩退いてしまった。
 
 「だからなんだよそのリアクション。」
 「びっくりするからいきなり叫ばないでよ。」

522 :てと:2004/05/14(金) 22:12

 そんなこんなで僕と吉澤さんはサッカーを見に行った。そして何故か・・・。
 
 「すごーい!!」

 石川さんも着いて来た。別に多いほうが楽しいし、構わないんだけれど。
 試合は結構盛り上がり、友人もアシストを決め、友人のチームは2―1で
 勝利した。
 
 「やっぱサッカーっていいわ〜、後半の2点目決めたあのプレー!あれ凄いよ!!」

 石川さんがジュースを買いに席を立っている間、試合終了にも関わらず興奮
 冷めやらない吉澤さん。
 
 「また来たいね。」

 僕が言うと、吉澤さんはいい笑顔で応えてくれた。

 「今度は、二人で行きたいかな・・・。」
 『おーい!!!ここ5時まで借りてるからお前もやらねぇか?』

 同時だったので僕はよく聞き取れず、
 
 「え?なんか言った?」
 吉澤さんに聞き返したが、何も言わない。
 
 「どうする?」
 僕は質問を変えた。吉澤さんは少しだけ黙った後、
 
 「よぉ〜し!フッとサルで鍛えた美技の数々、見せてやる〜!!!」

 吉澤さんは勢いよく駆け出す。
 
 「うわ!!待てって!」
 僕は慌てて追いかけた。

523 :てと:2004/05/14(金) 22:12



 「お待たせ〜よっすぃ〜がコーラでぇ、ってあれ?二人ともどこぉ〜?!!」

524 :てと:2004/05/17(月) 21:24

 5,6期のみんなと楽屋でまったりしていると、奴は突然、現れた。

 ゴキ
 登場。

 「・・・・・。」

気づいているのは僕だけだろうか。
これは言うべきか、言わないべきか、迷っていると、

 『いやぁぁぁぁ!!!!!』

 遅かった。全員悲鳴をあげ、その場で逃げ回る。何人かは僕を盾にして、
 隠れていた。そんな中、てんぱった亀井さんが、

 「あ!」

 ガン!!!

 術って机の角に頭をぶつけ、亀井さんはそのまま倒れた。

 「えりーーーー!!!」

 よく見ると道重さんはもう失神してるし。

525 :てと:2004/05/17(月) 21:25

 ゴキ
 飛翔。

 ゴキが飛び立った途端、僕以外全員入り口へと一斉に走る。そして、
 ドアの取り合い。そして弾みで、

 ガチャッ
 ガン!!

 高橋さんと小川さんがドアに頭を強打し、その場で崩れ落ちた。気づかず
 逃げる田中さんが思い切りドアを閉めようとしたら、ドアはそのまま今度は
 藤本さんの脳天を直撃、藤本さんはそのまま倒れた・・・と思ったら、
 カウンターを田中さんに食らわせていた。気づくと二人とも倒れてる。

526 :てと:2004/05/17(月) 21:25
 
 「みんなの仇!」

 新垣さんが立ち上がる。塾長かっけー!と思ったのも束の間。ゴキに
 肩に乗られ、そのまま膝をついて倒れてしまった。
 え、もしかして、もう僕一人?
 やばい、僕も苦手なんですけど・・・。そん場を逃げ出したい気持ちで
 いっぱいになる。ゴキは壁に止まった。どうする?やるしかないのか?

 バシッ!
 
 どこから取り出したのか、スリッパでゴキを強打した娘がいた・・・。
 紺野さんだった。
 「ゴロッキーズは永久に不滅です・・・。」
 そんな紺野さんが僕には英雄に見えた。少しだけ感動していると、

 「キャー!!!藤本に田中どうしたの?!」
 気づいた時にはもう遅い。部屋中が、帰って来たみんなによる、
倒れているみんなへの悲鳴だらけ。
 
 ふと視線を田中さんに移すと、田中さんはプルプルと震えながら、
必死に地面に字を書こうと、何度も「ふ」の字を同じ場所に描いていた。

527 :名無し娘。:2004/05/18(火) 06:56
ダイイングメッセ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ジ!!!!

528 :名無し娘。:2004/05/18(火) 16:31
>術って机の角に頭をぶつけ、亀井さんはそのまま倒れた。
ドンマイ

529 :てと:2004/05/18(火) 21:27

  メールの返信を打っていると、藤本さんが突然覗き込んできた。
 反射的に携帯を隠すと、
 
 「お、彼女か〜?」
 「違うよ。」
 「じゃあなんで隠すんだ。ほら、見せてみなさいって。」
 
 携帯を隠す僕と、それを奪い取ろうとする藤本さん。

 「あ〜もう・・・ほら。」
 
 僕はとうとう観念した。
 友達とのメールだから別に見られても困ることないし。
 でも携帯を向けると、藤本さんはクルッと方向を変えてしまった。
 
 「あ、やっぱいいや。」
 「あれ?なんで?」
 「なんでも!!」
 
 僕は顔を赤くしながら怒る藤本さんをよく分からないまま見ていた。
 藤本さんの口が「言えるわけないでしょ」って動いていたようにも
 見えたけど、気のせいかもしれない。

530 :名無し娘。:2004/05/19(水) 10:25
ミキタンハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!

531 :名無し娘。:2004/05/19(水) 11:30
全然分からないんですけどil||li _| ̄|● il||li

532 :名無し娘。:2004/05/19(水) 11:38
あっ、すんません。今分かりました。
最初オチが待ち受けがエロ画像だったとかメールが下ネタだったとかかなぁって思ってしまって。
…繊細な乙女心が分からなくてゴメンナサイil||li ●| ̄|_ il||li

533 :てと:2004/05/19(水) 20:46

 「おはようございまーす。」

 シーン。

 「(あれ?」
 
 早く来過ぎたせいか、楽屋に入っても返事がなかった。誰もいないのだろうか?
 いや、普通に飯田さんが椅子に座っている。
 
 「・・・・・・。」
 交信中?試しに前を通過してみる。反応なし。今日は大分深いな・・・。

 

534 :てと:2004/05/19(水) 20:50

  ここでちょっと悪戯をしたくなった。僕は後ろに回り、背中を叩いて
  大声を出した。
 
  「わ!!」
  「うわ!!!!」
 
  飯田さんは目を思い切り開けて椅子から転げ落ちた。そんなに驚かなくても・・・。
  飯田さんは少しだけ髪と呼吸を乱した後、くるっとこっちを振り向いた。
  回りながら髪が整い、まるでシャンプーのCMでも見ているかのよう。

  「あんたいい年して何やってんの!!」

  僕はたっぷり説教をくらってしまった。最初はまともな説教だったのに、
  気づくと、例え話にGacktさんのバンド時代の話を持ち出され雲行きが
  怪しくなってくる。そのときだった。

535 :てと:2004/05/19(水) 20:52

 ガチャッ。

 「おはようございまーす。」
 「おお道重、昨日言ってたあれ大丈夫だった?」

 助かった・・・ありがと道重さん。
 なんだか道重さんへの対応と、さっき椅子から転げ落ちた時の顔の
 ギャップを見ると、凄い貴重な経験をした気がした。

 「ちょっと、何ニヤニヤしてんの!」

536 :誰かメル欄で教えてくれ・・・:2004/05/20(木) 00:27
>>529-532
す、すまん・・・俺にはわからない・・・

537 :てと:2004/05/20(木) 19:16
 
 「流行色は2年前に既に決められちゃっているらしい。」
 
 どこからか藤本さんがそんな情報を仕入れてきた。
 矢口さんはほーっと感心して、
 
 「じゃあ数年前に決められたもんを最新だって言ってるんか〜。」
 僕も感心しながら、
 「とんだピエロですね。」

 ガシャンッ!!

 椅子の倒れる音が突然聞こえ、3人同時に視線を移すと・・・。
 石川さんが若干泣きそうな顔で、立っていた。いつも通り、

 「馬鹿みたいだよね。ホント、ピエロだよね・・・。」
 
 真ッピンクな私服をまとって。
 
 たまたまその言葉が耳に入ったのか、少し遠くで鏡を見ていた道重さんが、
 何気なく言った。

538 :てと:2004/05/20(木) 19:17

 「ピエロって白くないですか?」

 痛恨の一撃。
 石川さんは涙目にまでなってしまって、
 
 「あたしはピエロにすらなれないの?」
 
 流石にまずい。僕は励まそうと、言葉を探す。でもその前に矢口さんが、

 「じゃあモリオだ。(分からない方は学校へ行こう参照)」
 
  とどめの一撃。

 モリオって・・・・。
 先輩後輩両側からの攻撃で完全にダウンした石川さん。それを見た藤本さんは、
 何故か僕の耳元で囁いた。

 「(ここはほぼ同期のお前が励ませ!)」
 「(俺?!・・・・・。)」

 僕は咄嗟に振られて焦った。その勢いのまま、

 「ブラックジョーク!ブラックジョー・・・・・ク・・・。」

 部屋中が、石川さんの涙と共に凍った。
 
 
 暫くの沈黙の後、道重さんは手をポンッと叩く古いリアクションの後、
 「上手いこと言うもんですね、せんぱい。」

539 :名無し娘。:2004/05/21(金) 05:04
ワラタ

540 :てと:2004/05/21(金) 22:30

 「おはようございまーす!はぁっ・・・台風一過とはまさにこのことですね。」

 紺野さんが楽屋に入ってくる。今日は流石に暑かったのか、みんなかなり
 薄着で登場。僕もTシャツ1枚だし、無理もないか。

 「ほんっと、暑いよね〜。」

 パタパタと持ってきた下敷きで、少しだけめくったシャツの下に風を
 送り込む矢口さん。うんうん、とみんな頷く。本当、暑い日は苦手だ。

 「あ、そうだ、先輩。」

 紺野さんは近づくと、昨日した話の続きを話し出す。一緒に話をした
 加護ちゃんも参加する。

 「でですよ。」

 3人で会話がかなり盛り上がっていた所、僕はふと視線を感じた。
 ・・・・藤本さん?目が合うと、藤本さんは意地悪い顔で、

541 :てと:2004/05/21(金) 22:30

 「暑い日は薄着だからその二人と話してんだーエロー。」
 「はい?」
 加護ちゃんは笑ってたけど、紺野さんがハッと腕で胸元を隠す。
 「いや違うって!ずっと眼見て話してたじゃん!」
 「いや、分からんもんやで?何気なくチラチラ見てたかも分からん。」
 
 加護ちゃんに言われて、紺野さんは顔が真っ赤になってしまった。
 藤本さんはそれを見て笑うと、溜息をついて自分の胸元をめくって
 覗き込んでいた。・・・・・。
 くるっ。
 気づかれた!藤本さんと目が合ってしまう。なんか「見たな?」って
 感じの顔をしていて・・・怖い。

 
 なんで、こんなときに限って僕と藤本さんだけ休みなんでしょうか?
 部屋の静けさはまるで拷問のよう。聞こえてくるのはクーラーの音だけ。

 「さっき見たでしょ?」
 「っえ?」
 
 いきなり話を切り出され、僕は焦った。
 
 「触って大きくしてよ。」
 藤本さんはそのまま近づいて、僕の手を掴み、そのまま・・・・。
 
 ぐいっ。

 「痛!」
 「冗談だよバーカ。」

 藤本さんは後ろを向いてしまったけど、彼女の首はさっきの紺野さんよりも
 赤かった。

542 :名無し娘。:2004/05/22(土) 09:37
貧乳━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ゥ!!!!

543 :名無し娘。:2004/05/22(土) 12:47
こんなことあったらほんと「夢」のようだな。

544 :名無し娘。:2004/05/22(土) 14:09
一緒や、揉んでも!

545 :名無し娘。:2004/05/22(土) 19:05
ヾ从 ;` ヮ´;)ノ<れいなも大きくしてほしいっちゃ!

546 :てと:2004/05/22(土) 21:13

  仕事の空き時間、ふとスタジオの隅に眼をやると、田中さんが少しだけ
 具合が悪そうに椅子に座り込んでいた。
 
 「大丈夫?」
 「先輩。 大丈夫です、ちょっと体調悪いだけで・・・。」
 そうは言うものの、目がとろんとしていて熱がありそうに見える。
 しょうがないので、
 
 「ちょいこっち向いて。」

 田中さんにこっちを向かせ、

「じっとしてろよ・・・。」
顔を近づけてゆく。本当に目と鼻の先くらいまで近づいてきた所で、

ドン!!!

僕は派手に突き飛ばされ、後頭部を固いスタジオの地面に激しく打ちつけた。

547 :てと:2004/05/22(土) 21:14

 「な、な、なんばしよっとですか!?」
 「・・・・・おでこで熱見ようと思ってただけなんだけど。」

 地面にクリーンヒットした頭を摩りながら、立ち上がり、慌てる田中さんに
 近づき、仕切り直し。
 「今度は動くなよ・・・。」

 ぴとっ。
 ドン!!!
 ガン!!!

 「っ・・・・。」

 またしても後頭部をぶつけ、一瞬意識が揺らぐ。
 
 「はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・・は!!す、すみません!心の準備ば、
 出来てませんでした!!」
 「何の準備?」
 
 僕は頭を抱えながら、なんとか起き上がった。
 
 「なんでもないです!!」

548 :てと:2004/05/22(土) 21:15

 なんとか熱を計ることに成功。おでこを少しだけ離して、僕は言った。
 「ちょっと熱いな。・・・?耳まで赤いよ、大丈夫?」

 僕がそう言うと、なんだか顔まで赤くなってきた。僕は焦って、
 
 「大丈夫?!」
 「だ、大丈夫ばい!じゃなくて、です!!」

 田中さんはそれだけ言うと、なんだか急いで走り去ってしまった。

 「?」

 「あ!!」
 「え?」
 
 いきなり声が聞こえて後ろを振り向くと、そこには石川さん。

 「どうしたの?」
 「それはこっちの台詞だよ!頭、凄い腫れてるよ!!」

549 :てと:2004/05/23(日) 23:19

  ここは、ホテルの一室。ミュージカルが近づく中、遅くまで練習するため
 夜はホテルに泊まって一夜を過ごしている。
 そんな中、僕は男だと言う理由でいつも通り一人部屋へ隔離。
 一応“娘。”なのにな〜。なんてくだらない事を思いながら、
 寝支度を始めていると、突然チャイムが鳴った。
 
 ピンポーン♪
 
 「はーい。」
 
 ガチャッ。
 入ってきたのは高橋さんだった。
 
 「なんだか寝付けなくて。ちょっとお話してもいいですか?」
 
 
 それから僕達は色々な事を話した。
 メンバーの話、今日の失敗、収穫等仕事の話から、ほんの他愛のない、
 くだらない雑談まで。

550 :てと:2004/05/23(日) 23:20

  しばらくして、僕がトイレへ行き、戻ってくると高橋さんはベッドの上で
 静かに寝息を立てていた。
 起こそうかな?と思ったけど、その寝顔を見ていると悪い気がして、
 僕は横のベッドの布団を剥ぎ、
 
 「よしっ・・・と。」

 寝ている高橋さんをお姫様抱っこした。
 
 ビクッ。
 
 「?」

 持ち上げた瞬間、体が動いた気がして顔を見ると、やっぱり寝てた。
 
 布団を被せ、横のベッドに座る。
 ふと高橋さんに目をやると、なんだか耳が赤くなっていて、
 寝息の回数も増えていたけど、やっぱり寝てた。

551 :名無し娘。:2004/05/24(月) 01:07
ノノハヽo∈
从*´ ヮ`) うぇいなハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!

552 :名無し娘。:2004/05/24(月) 01:42
てとさんのネタ好きだけど、546に同じ・・・

553 :てと:2004/05/24(月) 21:31
>>552 もしかして被ってたりしました?!
    とりあえず意味を教えていただきたいのですが・・。

554 :てと:2004/05/24(月) 22:20

 「これからどうなるのかな?」

 ミュージカルの練習が行われている場所の近くの公園で、
 僕は暮れゆく空を見上げながら呟く。
 ごっちんの時以来、僕はこの言葉を口にしたと思う。
 暗黙の了解で知らず知らずのうちに禁句とされていた話題だけど、
 言わずにはいられなかった。
 そんな中、藤本さんはそんな僕と同様、胸に蟠りを潜めていた。
 
 「なんか着々と、じゃないけど・・・なんか嫌な予感がする。」
 「嫌な予感?」
 「うん・・・。加護ちゃん辻ちゃんの時といい、伏線かなって。」

 言葉を濁し、含みを持たせたけど、僕は藤本さんが何を言いたいのか、
 よく分かった。そしてそれが、言ってはいけない事だと言うことも。

 「次は多分、美貴か愛ちゃんか、あんたをソロにする。」

555 :てと:2004/05/24(月) 22:20

 「俺?」

 いきなり振られて動揺してしまった。藤本さんはなんでもない顔で、答える。
 
 「そ。で、梨華ちゃんが卒業したらいよいよ・・・かもね。」
 「・・・・・・・。」

 二人きりと言うこともあってか、やけに空気が重苦しかった。
 でも、藤本さんはその空気をガラッと変えてみせる。

 「させないけどね。」
 「え?」
 「今美貴達に出来ることは、今以上に仕事を頑張って、どうにかして売れる。
 美貴が意地でも娘。を殺さない。」

 その目には決意の色が見えた。でも、

 「顔、赤くなってるよ。」
 「うるさい!夕陽だよ!!」
 
 藤本さんはそう声を張り上げると、恥ずかしそうに笑った。

556 :名無し狼。:2004/05/24(月) 23:31
もうすぐミュージカル初日。いよいよリハーサルも大詰めだ。
俺はラジオのコメント録りで他のメンバーよりちょっと遅れて
スタジオ入り。ちょうど休憩時間らしく、皆それぞれ自分なりの
リラックス法を実行中だった。

「…っと、うわ!」

何かにつまづきかけて、足元を見たらそれが体育座りをしていた
新垣さんだと気付いた。

「あっ、先輩、おはよーございまーす」

いつもの飄々とした口調で体育座りのままこっちを向いて軽く会釈する。
けれど心ここにあらずといった感じだ。そしてまた視線を元あった
方向に戻して微動だにしなくなった。

その先には…飯田さんがいた。

同じ場所をぐるぐる歩きつつ、矢口さんや吉澤さんらと談笑しながらも、
リハーサル中に決まっていつも噛んでしまう長台詞を天井を
見つめながらくり返し唱えていた。
そして…あ、やっぱり転んだ。既に何度も見かけた光景である。

「相変わらずだな。ウチのリーダーは学習するってことを知らない
のかね。ね、ガキさん?」

ボヤきながら振り向くと、いつの間にか新垣さんはひざに顔を
うずめて、さっきにもまして小さくうずくまっていた。

「ガキさん?」

「…先輩」

「ん?」

「今のこの瞬間があしたもあさっても、ずーっと続いて欲しいのって、
やっぱりワガママですよね? 後ろ向きでダメな考え方ですよね?」

「………」

結局、俺はその問いに答えることができなかった。

557 :名無し娘。:2004/05/25(火) 21:26
1年後には現実かも((((((; ゚Д゚)))))ガクガクブルブル

558 :てと:2004/05/25(火) 21:54
雑誌の『Tarzan』を読んでいると、加護ちゃんが覗き込んできた。
なんだか妙に真剣な表情なので黙ってみていると、突然、

「よし!うちも肉体改造や!!」
『はい?!』

加護ちゃんの発言に楽屋はどっと沸いた。みんなの色々な声が混じりあって
楽屋は凄いことに。そんな中、道重さんの声は何故かすっと掻い潜ってきた。

「それ以上がたい良くするんですか?」

 道重さんの暴言で、一瞬“間”が出来るも、加護ちゃんはめげない。

 「かっけーボディーになって浜ちゃんを見返したる!」
 「でもさ・・・・。」

 僕は、この場にいる全員が思っているであろう一言を、口にした。

 「スコーン(バーベキュー味)持って言われても。」

 さっきより長い“間”が場を包む。ちょっとして楽屋は爆笑の渦。
 加護ちゃんは顔を真っ赤にして、

 「明日や!明日から始めるで!!」

 次の日はチーズ味だった。 

559 :名無し娘。:2004/05/25(火) 23:50
最後の1行にコーヒー吹き出した。

560 :名無し娘。:2004/05/26(水) 08:04
>>558
ワロタ。

でも、松っちゃんのがよかったかな。

561 :てと:2004/05/26(水) 22:29
 
 ガチャッ

 「ごっちん、CD・・・あれ?」

 ごっちんが僕の持っているCDを借りたい、と言ったので楽屋を訪れたけど、
 ごっちんの返事がなかった。でもすぐに何故か分かった。
 「・・・・・・・・・・・。」

 眠り姫。
 仕方なくCDをこの場に置き、紙に一言書こうと、ごっちんの横に座り、
 紙に一言書く。そして立ち上がろうとしたら、

 びーんっ
 
 「あれ?」
 
 服の袖をがっちり掴まれてしまった。でもごっちんは一向に起きる気配がない。
 しょうがないから、時間もあるし、僕はそのまま待つ事にした。
 なんだか安らかな寝顔を見ていると、こっちまで安らぐ気がする。

562 :てと:2004/05/26(水) 22:29

 「んあ?」
 
 ごっちんは突然起きた。

 「どしたの?」
 
 まだ開かない目を擦りながら、ごっちんは僕を見た。僕がCDを掲げて見せると、

 「んあ!ありがと〜。」

 凄い嬉しそうな顔を見せてくれた。僕はCDを手渡しすると、

 「じゃあ俺はもう行くね。」
 「うん。あたしは寝直す。」

 僕が楽屋を出たときには、ごっちんはもう静かに寝息を立てていた。

563 :名無し娘。:2004/05/26(水) 22:43
イイヨイイヨー

564 :名無し娘。:2004/05/27(木) 02:45
流れる空気がごくごくわずかに暖かいのがいいな。

565 :てと:2004/05/27(木) 21:29

 「あの先輩。」
 「何?」
 
 呼ばれて後ろを向くと、そこにいたのは亀井さん。なんか黒い紙・・・
歌詞カードを持ってこっちを見ている。なんか少し困ったような顔で。

 「この間『君が好き』歌ってましたよね。」
 「うん。」
 「ミスチル聞くんですか?」
 「この間のアルバムは聞いたよ。」

 そう言うと困った表情は笑顔に変わる。
 
 「ここの歌詞の意味がよく分からなくて。教えてください。」

 僕は歌詞カードを渡されると、亀井さんは指を刺した。

566 :てと:2004/05/27(木) 21:30

 「ここの、『ファンタジスタって呼ばれてぇよ 夜だけじゃなくて昼も』」

 ブッ
 
 僕は思いきり噴出す。でも亀井さんはそんなの全然気にせず、

 「教えてください。」

 とこっちの目を見て笑顔。教えてくださいって・・・。
 本当に分からないのだろうか。笑顔なのが余計に答えずらい。

 「えーーっと・・・聞きたい?」
 「はい!」

 気づいていないのか、純なのか・・・。僕がそっと耳打ちすると、
 亀井さんの顔はどんどん紅く染まってゆく。

 「お、教えて下さいなんて言っちゃっ・・・
 でも先輩になら、って何言ってんだ!あ〜。」

 なんか高橋さんみたいに色々早口に言いながら、亀井さんは逃げるように去ってゆく。

567 :てと:2004/05/27(木) 21:31

 亀井さんは少ししたら戻ってきて、

 「さっきは取り乱してすみませんでした。」

 わざわざ謝りに来た。

 「いや、俺もあんなストレートに言っちゃって悪かった。」
 「いえ、その方が分かりやすくてよかったです。
 ・・・さっきえりが言ってた言葉、どうとってももらっても、いいですよ?」

 亀井さんはそれだけ言うと、また逃げるように去っていった。
 


 ・・・・・どういう意味?

568 :名無し娘。:2004/05/27(木) 21:48
僕にはわかる!
わかるよ、えりりん

569 :名無し娘。:2004/05/27(木) 22:43
>>てとさん

いろいろな切り口がいい感じ。がんばって。

570 :名無し娘。:2004/05/27(木) 23:52
最近いいペースで更新してますね。
頑張って下さい作者タン

571 :てと:2004/05/28(金) 23:55


  コンビニからスタジオに帰ってきて、レコーディングの順番を待ちながら、
お菓子を食べる。今日買ってきたのはダースだった。
さて、食べるか、疲れた時は甘いもんだよな〜。

572 :てと:2004/05/28(金) 23:56

「あ、せんぱい。一つ頂きます。」

「さゆだけずるいたい!」

「えりもえりも!」

「おいらも食べるぞ〜。」

「美味しいですね。」
「(紺野さんもう食ってる?!)」

「あたしもいただきま〜す。」

「まこっちゃん言う前に食べてんじゃん!!この新垣にもお一つ!!」

「はっぴ〜。」
「(ことわりなしかよ!!)」

「俺もも〜らったっ!」


573 :てと:2004/05/28(金) 23:56

ここで一人からの視線に気がつく。物欲しそうな顔をして見ているのは・・・
高橋さん。

「・・・・食べる?」
「はい!」
10

やれやれ、結局食べられるのはいつも数個なんだよな、何て思いつつ、
残り2つを、

ガチャッ。

その時ブースから出てきたのは・・・。

「あ〜チョコなのれす!!」
「なんや、うちらだけのけものか?」
「いや、俺まだ1個も・・・。」

574 :てと:2004/05/28(金) 23:57












11
12
「おいしいのれす。」
「せやな。」

二人はさっきの泣きそうな顔から一転、満面の笑みになっていた。

575 :名無し娘。:2004/05/29(土) 02:17
ワラタ
ダースなんか買ってくるからだ。

576 :名無し娘。:2004/05/29(土) 13:48
川VoV从    >
( ゜皿 ゜) >わたしたちは?

577 :名無し娘。:2004/05/29(土) 14:27
>>576
 もう一度ダースを買いに行く
        ↓
また2名食べられない人がいる
        ↓
 もう一度ダースを買いに行く
        ↓
 また2名食べられない人が(r
        ↓
   永久ループ(+д+)マズー

578 :てと:2004/05/29(土) 18:38
>>576 ( ゜皿 ゜)は一番大人だからたからないと勝手に判断。
    川VoV从 はかなり食いつきそうだけど数の都合で(ry
>>577 最初から”僕”は頭数に入っていないようでw

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0ch BBS 2006-02-27