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とくばん〜HPシャッフルサバイバルSP〜
- 51 :ゼロ ◆RO/PNu7I :2003/08/29 23:49:49
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11WATERの村田めぐみ、斉藤 瞳、柴田あゆみは、大谷雅恵のいる7AIRと交渉するため、倉庫へと歩いていた。
現在彼女らは、島の中央にある山(というより、せいぜい小高い丘だが)の東屋を右手に見つつ歩いているところだ。
ちなみに現在、右方向は切り立った崖であり、その展望台に行くには東側から回り込まなければいけないのだが。
「島の反対側だとやっぱり遠いね。しかも微妙に山道だし。」柴田がため息をつく。
「ちょっと遠回りでも、島の周りを歩いて行った方が良かったかな?」村田は地図を見ている。
「でもまあ、北回りにしろ南回りにしろ、誰かと遭遇する可能性が中央を突っ切るルートより高いしね。
そこで平和的に通してくればいいんだけど、その遭遇したチームがもし戦う気になっていたら、
武器の乏しい私達じゃ逃げ切れるかわからないからね。まあ、諦めてよ。」斉藤が2人をなだめる。
「武器かあ、銃ないのはきっついねー。2丁ある銃は、飯田さんと矢口さんがそれぞれ持ってるしなあ。」
柴田は羨ましがる。
「それはしょうがないでしょー。私達が持っていっちゃったら本部が何かという時に困るしね。クロスボウで我慢っと。
ま、要は、銃なんていらないような展開になればいいのよ。」
斎藤は柴田をなだめた。
- 52 :名無し娘。:2003/08/29 23:52:00
- いつも扱いヒドイから毎回ハロプロロワイヤルで期待してるキャラが死んだよ・・・
- 53 :ゼロ ◆RO/PNu7I :2003/08/31 00:12:03
- 11WATERに支給された銃は2丁のデリンジャーであったが、1丁は矢口が持っていった。
もう1丁は、はじめは飯田は斎藤達に持たせようとしたが、「大丈夫。使い方もわからないし。」と理由で断ったのだった。
銃器こそ持ってこなかったものの、近接用武器はそれぞれ1つずつ持ってきている。
斎藤は「モーニングスター」。(これを手にした時、藤本に「メロン記念日なのに、モーニング?」とつっこまれた。)
村田は「ホーリィソード」という名前の西洋剣。(説明書には、「スターオーシャン3のフェイトの武器」らしい。)
柴田は「クロスボウ」。3人の唯一の飛び道具である。
その時3人の歩いていた50m程前を、少女がすーっと滑るように通って行った。
「あれは、たしか田中れいなだよね?」村田が聞き、斉藤は頷く。
柴田は、昼前の道重の首輪の爆発シーンを思い出し少し青くなった。
「どうする? 呼び止める?」「いや、いいでしょ。…それよりも。」斉藤は田中が出てきた方を指差す。
「あそこにほら穴があるわね。あの娘はあそこから出てきたんじゃない? どうする調べてみる?」
「……たしかにどうなってるか興味あるね。」「いいと思うけど、とりあえず本部に連絡しようよ。」2人は賛成する。
「そうだね。」斉藤はトランシーバーを取り出す。
「もしもし、こちらメロンですが、現在島の中央にてほら穴を見つけました。これからそこを調べてみます。どうぞ?」
「─wwヘ√レv…こちら、飯田…v〜…十分気をつけて…─wwヘ√レvv〜─」
「わかりました。(ガチャ)」
- 54 :ゼロ ◆RO/PNu7I :2003/08/31 00:12:46
- 3人はほら穴の中に入った。高さは3mくらい、幅は3人並ぶと歩きにくいくらいの大きさである。
ただ、奥行きはそれほどでもなく7,8mくらいしかなかった。
「ん?」「どうしたの?」「あれを見て。」斉藤が懐中電灯で照らした先には、海外旅行などで使うトランクケースが置いてあった。
そして、トランクケースの表には紙が貼ってあり、「宝箱」と大きな字で書いてある。
「怪しい……。」柴田は訝しがる。
「うーん、でもおそらくは……」何の躊躇もなく、斉藤はトランクケースを開けた。
中は………………………カラだった。
「やっぱりね。おそらくあの子が、この中身を持って行ったんでしょう。」
「そうすると、この島のほかの場所にも同じのがあるのかもしれないね。」
「そうね。でもまあ、今はとりあえず、目的地に急ぎましょう。」3人は再び倉庫へ向った。
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