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とくばん〜HPシャッフルサバイバルSP〜
- 340 :ゼロ ◆ZERO/PNu7I :2004/04/15(木) 23:11
- WATER TEAM'S PHASE──
紺野の死のショックで保健室のベッドで休んでいた辻は、
「誰か、誰か、いませんかー?」
という声にハッとして起き上がる。
(あれは、あいぼん?)
いてもたってもいられずベッドから立ち上がると声のした方向へと急ぐ。
昇降口をぬけた辻がみたものは、倒れた加護に蹴りを入れている石川の姿だった。
- 341 :ゼロ ◆ZERO/PNu7I :2004/04/15(木) 23:11
- 「やめろーーーーーーーーーーー!!!」
辻は叫んでダッシュし、石川に体当たりをする。体当たりをもろにうけた石川は吹き飛んだ。
「のの?」「あいぼん、大丈夫?」辻は倒れていた加護の背中を支えて上半身を起こさせる。
「ちょっと、何するのよ!」立ち上がった石川は辻に怒鳴る。
「それはこっちのセリフ! なんであいぼんを蹴るの?」辻も負けてはいない。
「何って、教育よ。だってあいぼんったら小川を見捨ててさっさと一人で逃げちゃったのよ。」
「せやからと言って…、矢口さんやまこっちゃんを殺してええわけはないやろ…。」
痛みに耐えながら加護がボソッと、だがしかしはっきりと呟く。
「梨華ちゃん、その話本当なの?」辻は突然の話に唖然として聞く。
「結果的にはそうよ。それというのもあいぼん達のせいでね。しかも麻琴は殺してはない。
そもそも、その話は今していないじゃない。今はあいぼんが私を罠にはめたり、小川を見捨てたりしたのかに対しての教育をしてたの。」
「梨華ちゃん、言ってることがわけわかんないよ…。」辻はあきれる。
「…ののまでそんなこと言うんだ。」石川は腰から斬鉄剣を抜く。「2人とも教育しなきゃね。」
「あいぼんはののが守る。」辻は両手を広げて加護を守るように立ちはだかった。と、その時──
「おーい。みんな揃って何してるんだ?」この緊迫した場面を打ち破るかのようにのんびりとした声がした。
「「「よっすぃ〜!!」」」その場にいる3人が昇降口から出てきた人物の名前を呼んだ。
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