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とくばん〜HPシャッフルサバイバルSP〜
- 210 :ゼロ ◆ZERO/PNu7I :2003/12/17(水) 21:05
- AIR TEAM'S PHASE──
島の中央部の小高い丘、午前6時より少し前。
仲介役の中澤、AIRから石川と稲葉、合計3人が集まっていた。
時を石川達とともに、中澤と保田が倉庫へ着いた時に戻る。
中澤と保田が倉庫に付くと、高橋と稲葉が何も喋らず落ち込んでいた。2人にわけを聞くと、
大谷が海に飛び込んで自殺した、とのこと。そこからが大変だった。
みんなで港に行き確認すると、石川が稲葉に「稲葉さん、あなた何をしてたの?」と少し怒り気味に聞いた。
稲葉はSALTが来たこと、そして仲直りしたがっていること、明朝の放送後6時10分に丘で待っていること、
そして、SALTの人と話している間は大谷が一人だったことを説明した。
- 211 :ゼロ ◆ZERO/PNu7I :2003/12/17(水) 21:05
- この仲直りの件について、中澤がかなりの乗り気で「ほなら、仲介はわたしがやるわ。」と仲介役を買ってでて、
あまり乗り気ではなかった石川を説得し、石川も渋々仲直りOKした。
その後は夜になってしまい、暗い中、集会所に帰るのも危険ということで中澤と保田はとまらせてもらった。
次の日、夜明けとともに呼び出された保田と付き添いとして里田を集会所に向わせ、残りのメンバーは丘へ向かった。
丘の入り口まで来たところで2対2の話し合いということで、ミカと高橋を残し3人で上って行った。
6時になり3回目となる音楽が流れる。
「みなさん、ぐっもーにん!! バシタカです。それじゃ、死亡者発表するぞ。
WATER、あさみ―カントリーの方な。それと村田めぐみ。以上2名だ。夜で明かりも少なくて、
思うように殺し合いができなかっただろうが、夜も明け活動しやすくなっただろう。
思う存分殺し合いをしてくれ。以上だ。」
放送は終わった。
- 212 :ゼロ ◆ZERO/PNu7I :2003/12/17(水) 21:08
- 石川が他の2人を見ると、稲葉は平然としており、中澤は丘にあるポールについている拡声器を睨みつけていた。
やがて、前方から人の足音が聞こえてきた。石川が目を向けると丘に入ってくる前田と松浦の姿が現われた。
「お待たせしました。」前田が言う。
「2チームの仲介役として、あたしが進行させてもらってもいい?」中澤がSALTの2人に聞く。
「ええ。」「いいですよ。」前田と松浦はOKを出した。
「じゃあまず、それぞれのカバンの中から武器を出してわたしに渡してもらおうか。」
というと4人ともナップザックを開けて中の武器を取り出し、次々と中澤に渡していく。
中澤はそれを足元に置いた。石川も自分の天のむら雲を渡し、次にシグ/ザウェルを渡そうとしたが、
稲葉にそれを横から取られてしまう。稲葉はシグ/ザウェルの安全装置を外し、構え、
トリガーに手をかけて銃口を松浦に向ける。
「稲葉さん?」石川は稲葉の突然の乱行の理由がわからなかった。
稲葉は体をくるりと90度回転させると、そこにいた人物に向けておもむろにトリガーを引いた。パンと乾いた音が広がる。
銃弾は、不意をつかれた中澤のへそのあたりを貫通した。後ろに飛ばされる中澤。
「う、うぅぅぅ…」呻く中澤に稲葉は近づき、
小さな声で「ごめんな」というと今度は心臓目掛けてまたトリガーを引いた。パンと再び音が広がる。
中澤はびくんと体を揺らして完全に動かなくなった。すると稲葉は石川のほうを振り返ると銃を持ったまま突然走り出し、
石川に体当たりをした。2人とももんどりうって倒れる。
その横で「キャーーーーーーーーーーーーー!!」と松浦が甲高い声を出した。
中澤裕子:死亡 【FOOD 6人→5人】
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