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小説?『娘。戦記』
- 1 :名無し狩人:2003/09/08(月) 17:51
- 【ご挨拶】
どうもです。名無し狩人と申します。
羊で小説もどきをやっておりました。
誰でも参加OKと言う管理人さんのご厚意に甘え
こちらで一つ始めさせていただきたいと思います。
管理人様、及び狩狩板の皆様。よろしくお願いいたします。
- 489 :名無し狩人:2004/05/02(日) 00:49
- 「マルス2よりケメンダヤスへ、保田さんですよね?ここにいる理由は後で聞きます。
今はレッド隊と合流して敵艦に攻撃をお願いします」
「ケメンダヤス了解!石川・・・成長したね」
「ありがとうございます。えーと・・・稲葉さん聞こえますか?」
「あいよ」
「石川です。稲葉さんはプロポーズ隊の指揮をお願いします。
これからガスプラのシルバー隊がそちらに向かいます。
到着次第レッド、シルバー両隊のバックアップをお願いします」
「了解や!」
マルス2の参戦により艦載機隊は陣形を組みなおすと
新たな攻撃隊形を作り始めた。
「敵艦載機フリージアに接近!」
マルス2の大木がフリージアへの敵機の接近を知らせる。
「グリーン隊、フリージアのバックアップをお願いします」
「グリーン3了解!」 「グリーン4了解!」
マルス隊の自艦防衛部隊グリーン隊。
里田まい搭乗のノンクラクション、そして斎藤美海搭乗ホカノドーガ。
二機の戦闘機はフリージアを護衛すべく出撃する。
- 490 :名無し狩人:2004/05/02(日) 00:49
- 「マックゴルドよりケメンダヤスへ。攻撃の指示を願います」
「・・・・自分で考えなさい」
「えっ?」
レッド隊と合流した保田に、レッドリーダー後藤は昔の様に指示を仰ぐ。
しかし保田の答えは「自分で考えろ」であった。
「後藤、もう私はあなたの上官じゃないんだよ。今のレッドリーダーは後藤でしょ。
だったら私が従うよ。レッドリーダー、指示をお願いします」
「・・・・・レッドリーダーよりレッド隊各機へ、Wフォーメーション!」
保田の言葉に後藤が出した指示は、「Wフォーメーション」
この陣形はリーダー保田時代からレッド隊が得意とする
必殺のフォーメーションである。
- 491 :名無し娘。:2004/05/02(日) 01:11
- 更新お疲れ様です。前のもそうだったけど艦隊戦は特に好き。
- 492 :名無し狩人:2004/05/04(火) 02:17
- 「レッドリーダーよりシルバーリーダーへ、援護をお願いします」
「シルバーリーダー了解!」
既に敵艦隊を射程圏内に捕らえていたレッド隊は
攻撃の為、更に敵に接近する。
「レッドリーダーより前衛三機へ、攻撃開始!」
後藤の指示で吉澤のケッカー、アヤカのスコロンダ、小川のゴロMAXが
突破口を開く為、敵艦隊の護衛機に襲い掛かる。
「レッドリーダーよりケメンダヤスへ、突っ込むよ」
「了解!」
吉澤達が作った突破口から後藤と保田が敵艦隊に襲いかかった。
「ロックンロール!」
後藤と保田はほぼ同時にこう叫ぶと、対艦ミサイルを放つ。
ミサイルは敵艦隊で一番前に出ていた戦闘艦の艦橋を破壊した。
- 493 :名無し狩人:2004/05/04(火) 02:17
- 「各機、全速反転離脱する!」
後藤の声にレッド隊のメンバーは機首を反転させると敵艦隊の前から
一気に飛び去って行った。
「シルバーリーダーより各機、攻撃開始!」
レッド隊からすぐに、間髪を入れず福田のシルバー隊が攻撃を開始する。
「うちらはバックアップやで。ええか?」
稲葉を先頭にプロポーズ艦載機隊が敵艦載機隊に襲い掛かる。
田中、道重、亀井、村田は敵艦隊の弾幕をぬって次々に敵機を叩いて行った。
「レッドリーダーよりマルス2へ、これより補給の為帰艦する」
「マルス2了解!」
敵艦隊に最初に攻撃を仕掛けたレッド隊はかなりの消耗をしていた。
残弾も残り少ない為マルス2に補給の為、戻るのである。
「至急補給お願いします。すぐに出ます!」
マルス2に帰艦した後藤はカタパルトデッキにいたメカニック
大谷雅恵に声をかけた。
- 494 :名無し狩人:2004/05/04(火) 02:18
- 「OK、すぐにやるから・・・」
大谷はそう言うとメカスタッフに指示を送る。そこに保田がやってきた。
「大谷ちゃん、元気だった?」
「保田さん!どうしたんですか?」
予想もしていなかった保田の登場に大谷は驚きを隠せない。
一瞬固まっていたが保田の簡単な説明で現状を理解した様である。
「事情は解りましたけど・・・保田さん大丈夫なんですか?」
「何が?」
「だって、しばらく戦闘はやってないでしょ?ブランクもあるだろうし」
大谷はしばらく軍から離れていた保田を心配している。
- 495 :名無し狩人:2004/05/04(火) 02:18
- 「大丈夫だよ。戦闘はしてなかったけど、腕は鈍ってないよ」
「そうですか。なら良いですけど」
「それより大谷さあ、このSF−22って乗りにくくない?」
「そんなこと無いですよ。SF−22は軍の主力戦闘機ですよ」
「でもしっくり来ないんだよね」
「うーん・・・機体との相性なのかなぁ・・・・あっ!そうだ!」
大谷は何かを思い出した様に1人のメカスタッフに声をかける。
「7号リフト下ろせ!」
大谷がそう言うとデッキの奥にあるリフトが動き出した。
ゆっくりと動くリフト。見ると戦闘機が一機乗っている。
連邦軍型式SF−14S。SF−14戦闘機の強化タイプである。
そしてその機体の機首にはローマ字の「K」を象ったエンブレムが
「大谷!」
今度は保田が驚きの声をあげる番である。
「K」のエンブレムが描かれたSF−14Sと言えば連邦軍ではたった一機しかない。
旧レッドリーダー「レッドワン」
そうこの機体こそ正真正銘の保田の愛機「ケメンダヤス」なのである。
- 496 :名無し狩人:2004/05/05(水) 22:46
- 「またこいつに乗れるなんて思ってもみなかったよ」
懐かしい愛機のコクピットに座る保田は笑った。
「何もかも昔のままですよ。それじゃあ行ってらっしゃい!」
補給が終わり再び出撃するレッド隊。
保田は愛機の操縦桿を握ると言った。
「ケメンダヤス出ます!」
マルス2より飛び出したレッド隊。
「攻撃目標セットアップ完了・・・」
機体を乗り換えた保田は全てのデータの入力を終える。
そして
「レッドリーダーより各機、まずは近くにいる敵機を叩く。
それが終わり次第シルバー隊のバックアップに入る」
保田の突然の指示に本来のリーダーである後藤は一瞬躊躇ったが
何も言わずに指示に従う。
- 497 :名無し狩人:2004/05/05(水) 22:47
- それは他のメンバー同じであった。保田が先程後藤に言った事に
あえて突っ込みを入れる事もなく指示通り動き始めた。
一方こちらは敵艦隊の旗艦の中・・・・
「連邦軍もなかなかやるな・・・どこの部隊だ?」
そう言ったのは「キオナ・ザワーショ」・・ウィラポーンの総帥である。
「あれはマルス2とガスプラ・・・・アレスの戦闘艦の様です」
「ガスプラ・・・?なんとも良いタイミングで現れたな。
それにマルス2か・・・すると連中は例のアンドロイドの・・・」
「はい、ユリシーズを叩いた連中です」
「そうか・・・そうなると面倒だな」
キオナは表情を変えず淡々と話をしている。
しかしその言葉からはマルス隊が簡単な相手では無いと言う
認識を持っている事がうかがい知れた。
「今の戦力なら奴等を叩く事は出来るか・・・しかしこちらもただでは済むまい」
「撤退しますか?」
「そうだな・・・・」
キナオはそう言うと全艦に撤退命令を下す。
同時にあれだけいた艦載機隊が一気に引き上げて行く。
- 498 :名無し狩人:2004/05/05(水) 22:47
- 「なんだ?どうしたんだ?」
目の前の敵が急に引き返して行き保田は驚いている。
福田は突然の事に警戒しシルバー隊及びプロポーズ隊を敵艦隊から離脱させた。
そしてシルバー隊とプロポーズ隊が引き返した時である
ウィラポーン艦隊が保田達が叩いた一隻を残しピースドライブを開始した。
「敵艦隊ピースドライブに入ります!」
「えっ?急にどうしたんだろう・・・?」
突然の敵艦隊の撤退にマルス2のクルーは驚きの表情を浮かべる。
「一隻残ってますね・・・」
石川は敵艦が一隻残っている事に疑問を抱く。
だが安倍は躊躇いも無く主砲発射の指示を出した。
「発射!」
合図と共に放たれた主砲のエネルギー弾は残っていた敵艦を消し去る。
これによって特に問題が発生する事は無かった。
「急にどうしたんだろう・・・?」
「さあ・・・・」
明らかに劣勢の状況であったが敵艦隊は撤退をして行った。
いったい何故敵は撤退したのか・・・・
彼女達がその理由を解る筈も無かった。
- 499 :名無し娘。:2004/05/08(土) 18:02
- 良い感じだね
- 500 :名無し娘。:2004/05/09(日) 17:07
- 500
- 501 :名無し狩人:2004/05/10(月) 22:55
- 申し訳。ここで一旦切ります。
再開は・・・なんとも・・・はい・・・。
スマソ。
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