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俺と娘。の夢物語〜in 狩狩〜4
- 1 :名無し娘。:2007/09/18(火) 08:33
- 新しいスレッドたてましたので、皆さん書いてください。
- 47 :名無し娘。:2007/12/12(水) 04:25
- >>46
> >>41
> やったー!
> ……って?
うれしいなーっという表現ですよ!
- 48 :名無し娘。:2007/12/12(水) 04:27
- 愛ちゃんがんばれ〜♪
- 49 :−先生=僕−:2007/12/18(火) 22:00
-
今日は、紅白の打ち合わせ。Berryz工房と℃-uteのみんなと合同のリハーサルが
開始される。
「ここで曲が、変わるから…」
初めて、バックダンサーではなく歌手として紅白に出場する後輩たちに、俺は
なるべくわかりやすく一人一人に説明していく。
「あの…」
「ん? どうした?」
後ろから呼ばれて振り返ると、そこには申し訳なさそうに矢島 舞美ちゃんが立っていた。
「ダンスの事なんですけど…」
「あ、今さっきの所でわからないところあった?」
「はい…」
「了解。どこら辺がわからなかった?」
「あの、ターンした後なんですけど」
「あぁ、あれか…他にさ、ここら辺わからない人いた?」
僕の問いかけに何人かポツポツと手を上げる。
「そっか…じゃあ、一回僕が踊ってみるからちょっと見てて」
近くのコンポの再生ボタンを押して、鏡の前に立つ。そして、音楽の始まりと同時に踊りだす。
周りの子にも見やすいように、ちょっと大きめに振り付けをしてあげる。
曲がしばらく経った所で、ダンスを止めてコンポの停止ボタンを押した。
- 50 :−先生=僕−:2007/12/18(火) 22:01
-
「こんな感じで、ターンの後はすぐに次の行動に入らなきゃ綺麗に…あれ? どうした?」
僕を見ていたBerryz工房と℃-uteのみんなが、ポカ〜ンとしていた。
すると、僕の横にガキさんがやってきて肩に手を置いた。
「あらら〜、みなさんあんたに釘付けだねぇ〜」
「どういうこと?」
「まぁ、あんた頑張って教えてあげなさいねぇ〜♪」
「ちょ、ちょっと、ガキさん!!」
手をヒラヒラと振って去っていく、ガキさんを追いかけようとすると、手をガシッと掴まれる。
振り返るとキラキラと目を輝かせた後輩たちが、すごい勢いで僕を引っ張って輪の中に連れ込まれた。
その時、向こう側にいたれいなと目が合う。れいなは一瞬ムッとすると、俺にあっかんべーをして近くに
居たさゆたちの輪に加わった。
僕、なにか悪い事したのかなぁ…?
- 51 :−田中めせん−:2007/12/18(火) 22:02
-
ダンスの打ち合わせが、一段楽してガキさんと話していると、急に今さっきまでかかっていた
曲がかかり始めた。そっちをむくと先輩が鏡に向かって、さっき習ったダンスを踊っている。
「へぇ〜、●●がダンスの先生してるんだぁ」
「先生? あぁ…」
先輩の周りを見てみると、ベリの子と℃-uteの子たちが先輩を熱心に見つめていた。
「なんか、ムカつくんやけど…」
「は?」
「あ、ううん、なんでもなかよ」
「でも、あぁやって踊ってるの久しぶりみたなぁ〜」
「え?」
「れいな、忘れたの? れいなたちが、入ってきたときにあぁやって教えてもらってたでしょ?」
「・・・あ」
今思い出した、最初に入ったときに緊張で全然覚えれなかった、れなたちの前で一つ一つの動きを
大きくしてわかりやすく踊ってくれていた先輩。あの時から、れいなは…
- 52 :−田中めせん−:2007/12/18(火) 22:03
-
「れいな〜?」
「はっ…ど、どうしたと?」
「どうしたって…なんか、飯田さんみたいになってたよ?」
「ちょ、ちょっと、ガキさん!!」
「なにぃ〜? もしかして、昔思い出してたかぁ〜?」
「からかわんで!!」
「ごめんごめん。あ、終わったみたいだねぇ〜。ちょっと、行ってくる♪」
ガキさんは、そう言って先輩の方へと楽しそうに向かっていった。いつからだろう…先輩から
ダンスや歌とか教えてもらわなくなったのは…なんか先輩が、れなたちの後ろに居る気がする。
けど、不安とか寂しいなんて気持ちはない。ただ、安心して自分のやりたいようにできている気がする。
「そっか…先輩は後ろから、れなたちを優しく支えてくれとんやね…」
「れ〜な〜? どうしたの?」
その時、絵里と一緒に話していたさゆが話しかけてきた。
「ん? なんでもなかよ〜」
「そうそう、写真集持ってきたの♪」
「また、持ってきたん? この前も持ってきとったやろうもん」
「いいのぉ〜一緒に見ようよ〜♪」
「はいはい…」
さゆのところに行こうとした時、キッズのみんなに取り囲まれている先輩と目が合う。
キッズの子に囲まれてちょっと恥ずかしそうにしている先輩…やっぱ、ムカつく…
先輩にあっかんべーをして、さゆの元へと向かった。
先輩には、もっと迷惑かけてやるんやけんね!!
- 53 :名無し娘。:2007/12/22(土) 15:42
- 両視点ともいいね
- 54 :『時を』:2007/12/24(月) 00:01
-
「絵里ちゃん」
そう呼び掛けられた声に注意を向けると、いつになく“弱い”表情の先輩がいた。
「せんぱぁい。なんですか?」
「ごめん。明日、一緒の仕事ないでしょ。その後も、どうしても空かないんだ」
今日は二十二日。
明日の仕事が終わると……
「じゃあせんぱいは……」
「ほんと、ごめん」
「でもっ――、あ、えっと……、うん」
昨日からのささやかな期待は、それが叶わないとなると思っていた以上にショックだった。
そうならないようにしたつもりだけど、それでも表情に出てしまったらしい。
先輩は本当にごめんなさいって、声からも、表情からも伝わってきた。
だから。
- 55 :『時を』:2007/12/24(月) 00:01
-
「もおーっ。そんな顔するのずるいですよぉ」
「だって…」
「だってじゃなーい。そんな顔されて怒ったら絵里が悪いみたくなるじゃないですか」
「……ごめん」
「いいですってば、もう。しかたないんで許したげます」
正直な気持ち。
それでいくらか笑顔混じりになった先輩は、それでもまだ申し訳なさそうに、肩に背負ったバッグから一つの包みを出した。
そっと差し出されたその包みは、あまり見慣れない和紙? みたいなのでラッピングされた掌に余るくらいの長方形。
「早くなっちゃうけど、プレゼント」
「うわあっ、ありがとーございますう」
ちょっと沈んだ気分が少し持ち直す。
それは“なにが”貰えるか、じゃあなくって“誰から”貰えるか、だってことなんだ。
「開けてもいーですか?」
「どうぞ。っていうか開けてほしい」
少し楽しみにしてるみたいな先輩の口調。
ちょっと不安がわき上がる。
- 56 :『時を』:2007/12/24(月) 00:02
-
「なんか欺されたりしません?」
「そんなわけないよ。そんな趣味も……、まあ嫌いじゃないけど。今はない」
なんでそんなことを訊くのかって驚いた風な先輩が、最後には冗談めかして笑った。
その笑いを見たから、逆に大丈夫なんだって和紙のラッピングに手を掛けた。
破かないようにゆっくりと広げた中から、出てきたのは透明なプラスティックのケース。
「腕時計……」
「そ。プライベートで、一年間つけてほしいな」
それは小さくて可愛らしい腕時計。
だけどただ可愛いっていうんじゃなくて、アンティークな和を感じさせるデザイン。
鈍色の真鍮で作られた本体に一輪の花が飾られていて、文字盤には古めかしい数字。
革のベルトのオレンジがちょうどいいアクセントになっててとても魅力的なものに見えた。
「すごくいいです。……あれ? でも一年って……?」
「今までの十八年よりも、もっと素敵な一年になるように」
「あっ…」
一年、って言葉に少しだけ意味を持たせたアクセント。
- 57 :『時を』:2007/12/24(月) 00:02
-
「十代最後の一年を大事に過ごしてほしいかなって」
先輩と出会えたこれまでの五年と、それにも負けないこれから先。
なによりも大切なのは時間だって、幾度も教えてもらっているから。
「あっ」
「ん?」
「じゃあ来年はもっと素敵な腕時計をくれるんですか?」
少し見開いた目がくしゃりとやわらかくなって。
「来年は二十歳だから、素敵な女性にふさわしいのを探しておくよ」
冗談に紛らわせての約束に。
そしてここにいてくれることに。
心からのありがとう。
- 58 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/12/24(月) 00:11
-
亀井さんオメ。
良い一年をお過ごしください。
>>47
それはこちらも喜ばしいですw
>>48
愛ちゃんはいつも頑張ってますよ。
ただこの中であまり頑張ると話が終わってしまいますね(^-^;
>>49-52
私はどうもこの先輩とキッズ(と括られる)の娘たちをうまく絡ませてげられません。
感心しきりでございます。
- 59 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2007/12/24(月) 17:15
-
こそっと復活してたりしてw
匿名さんの今回の作品も、暖かくなる作品でした。
>>53 さん
どうもありがとうございます。
ちょっと、女の子目線は難しかったですw
>>54-58
キッズの子たちは、性格わからないんで適当に…w
ありがとうございます…
さて、クリスマスイブですが…憂鬱ですね…w
- 60 :名無し娘。:2008/01/29(火) 18:09
- 「梨華ちゃん」
「あ、●●」
「遅くなったけど、誕生日おめでとう」
「ありがとう。●●がくれたブーツ、今日履いてるよ」
「ホントだ、似合ってるよ梨華ちゃん」
「●●に褒められると照れちゃうよう」
少し梨華ちゃんの顔が赤くなった。
「照れてる梨華ちゃん、可愛い」
僕は頬にキスをした。
「●●、遊びに行っていい?」
「喜んで」
- 61 :『それは事故のような』:2008/02/17(日) 14:48
-
「うっわあ、せんぱいせんぱい。メッチャ積もってますよ、雪」
「……ほんとだ」
地下駐車場の出口に立つ愛佳ちゃんは今にも外へ飛び出していきそうな様子だ。
そんな背中へ「車、出られそう?」と牽制がてらに問い掛けた。
「んー……」
愛佳ちゃんは降り込む雪と、積もった雪を見遣って「わかんないですー」と声を返してきた。
あまりに真っ直ぐな言葉に笑いながら、もとより正しい情報を期待していたわけじゃない僕は彼女の背中へ歩み寄った。
「どれどれ」
「ちょっと歩いてみればいいんじゃないですか?」
すぐ後ろに立った僕へ、前を向いたままの愛佳ちゃんが話し、まだ降り続ける雪の中へ足を踏み出していく。
「ちょ、濡れちゃうぞ」
「だーいじょぶでぇす」
アスファルトを覆い隠す雪の中へ、軽く両手を広げバランスを取るように歩きだす。
一歩、踏み込んだ右足が五センチほどスライドした。
「わっ!?」
「あぶ――」
差し伸べ掛けた手。危ういところで取り戻したバランス。
ゆっくり振り返った愛佳ちゃんが冷や冷やだったと笑顔で語っていた。
- 62 :『それは事故のような』:2008/02/17(日) 14:48
-
「危なかったですねえ」
「ホントだよ」
「車は滑りますかあ?」
「タイヤ変えてはあるんで大丈夫、だと思うよ」
「そおなんで――っ」
会話の途中、戻ってくる彼女の足がまた滑った。
今度は五センチでは止まらないくらいに。
差し出した手も届かず、どんと音を立てて尻もちをついた愛佳ちゃんが顔をしかめた。
「ったーい」
「大丈夫? はい」
差し伸べた手を握り返す愛佳ちゃんがニッコリ笑った。
まさかと、いやな予感が頭をよぎる。
「嘘でしょ?」
「せんぱいも道連れでぇす」
力を入れる前の不自然な姿勢で引かれた手。
足が雪を蹴散らして派手に滑った。
「うぉっ!」
繋がったままの手。
当然のように倒れ込んだ。彼女の上に。
「……ぅ、ぁ」
すぐに身体を離した。けれど愛佳ちゃんは動かない。
小さな声を洩らし、ニットの手袋をした手でくちびるを押さえたままで。
僕の「ごめん」と彼女の「すいません」が重なって、ぎこちなく差し出した手が遠慮がちに握られた。
頬を朱くした彼女になんとか笑いかけながら、自分の頬は朱くなってなければいいなあと思った。
- 63 :名無し娘。:2008/02/27(水) 02:08
- 久々に更新来てたのですね。
それにしても…
「もしかしたら〜〜なったりして」っていう狙いもあったんじゃないかな?って思ったりw
- 64 :−お休み−:2008/03/03(月) 01:53
-
それは、突然の事だった…いや、もしかしたら雑誌に夢中で気づいて
いなかっただけなのかもしれない。
「小春、お休みがほしいです!!」
「れいなもぉー!!」
「絵里もぉー!!」
突然騒ぎ始めた3人。小春と、れいなと、絵里か…珍しい組み合わせだな。
「なに? あんたたち、いきなり何言ってんの?」
「小春たち、最近色々と疲れちゃったんです!!」
「あんたたちねぇ〜…はぁ〜…」
ガキさんが、頭を抱えてため息をついている。ホント、ガキさん大人っぽくなったなぁ〜…
いや、もう大人か…
「愛ちゃん、小春たちに何か言ってやってよぉ〜」
「あっしも、お休みほしぃやよぉ〜!!」
あらら、リーダーが乗っちゃったよ…ガキさんさらに頭抱えてるな。仕方ない…
「お休みほしいの?」
僕が立ち上がり3人…いや、4人の子どもに質問する。
「「「「ほしいぃ〜!!」」」」
4人が嬉しそうに手を挙げて笑顔になる。
「じゃあ、休めばいいんじゃないのかな?」
「「「「え?」」」」
まさか、僕がこんな事言うと思わなかったんだろう、4人が一瞬固まった。
そして・・・
「いいんですか?!」
「先輩、よかと?!」
「やったぁ〜♪」
「??」
- 65 :−お休み−:2008/03/03(月) 01:54
-
れいなと小春と絵里は、嬉しそうに手を取り合って喜んでいる。愛ちゃんは、不思議そうに
首をかしげていた。僕は、自分の席に座ると作戦を決行する。
「あ、じゃあ、ハロモニ@のカット割りは、小春の所をミッツィーに差し替えてもらうか…」
「・・・え?」
僕のボソッと呟いた言葉に小春の動きが止まった。
「今日の僕の席は、れいなと絵里の間だったよなぁ〜…じゃあ、さゆとジュンジュンに変わってもらって…」
「「…へ?」」
れいなと絵里が、お互いの顔を見合わせて固まる。
「愛ちゃんが休むのか…じゃあ、今日のボイスレッスンを一緒にやる予定はなしだね…」
「・・・」
4人が、それぞれの顔をキョロキョロと見合わせたかと思うと…
「「「「ダメェー!!!!」」」」
「うおっ!!」
4人が、俺に勢いよく近づいてきた。
「だ、ダメです!! 休みません!! 小春休みませんから!!」
「先輩は、れいなの横なん!! さゆとかジュンジュンとか、絶対ダメやけん!!」
「そ、そうですよぉ〜。絶対、絵里の方がいいですってぇ〜」
「せ、先輩、きょ、今日は絶対頑張りますから!! ボ、ボイスレッスン頑張りましょう!!」
愛ちゃん…焦ったときに後輩に戻る癖治そうね?
僕は、4人に顔を向けると笑顔でこう言った。
「じゃあ、お仕事頑張ろう♪」
「「「「・・・はぃ」」」」
4人は、僕の作戦に気づいたのか渋々と言った表情で小さく返事。
そして、ガキさんの方を見るとウインクを一つ。
「(ありがと)」
口パクで、そう言ってウインクを返してくれる。
そのウインクは、やはり大人を感じさせるウインクでちょっとドキッとしてしまった。
その後、ハロモニ@の収録中僕に話を振りまくる4人の小悪魔が・・・
- 66 :−リゾナント・ブルー−:2008/03/16(日) 04:37
-
「先輩、PVのDVDできたみたいですよぉ〜」
「おぉ!! マジで!?」
「じゃーん♪♪」
絵里が、持っていたのは一枚のDVD。いつも、PV撮影後に確認はしているけど、
やっぱり、DVDでできたものがどんなのか見たいから。
「先輩、見ましょうよ♪」
「了解♪」
僕のカバンからノートPCを取り出して、さっそくDVDをセットすると再生され始めた。
そこには、黒い衣装の僕たち…曲の始りとともに、踊りだす娘。のみんな。
やっぱ、かっこいいな…
「かっこいいね…」
「はい…」
「れいなも愛ちゃんも、小春も…かっこよくなっちゃったなぁ…」
「・・・っ!!」
急に絵里が僕を後ろから抱きしめた。
「え、絵里!?」
「先輩が、一番かっこいいもん…誰よりも、かっこいいもん…」
「絵里…」
絵里の僕を抱きしめる力が強くなった。
「だから…だから…」
「大丈夫…大丈夫だよ。絵里」
絵里は、僕が娘。を辞めると思ったのかもしれない…僕は、それを否定するように
椅子から立ち上り、絵里の方を向いて抱きしめると頭を優しく撫でた。
- 67 :−リゾナント・ブルー−:2008/03/16(日) 04:37
-
「えへへぇ〜♪」
「甘えん坊な誰かさんを放っておけないからね」
「誰ですかぁ?」
「ん? えっとね…」
「あーーー!! 絵里、抜け駆けぇぇぇ!!!」
さゆが、楽屋に入ってきてそのまま僕に抱きついてきた。
「ったく…ほんっと、甘えん坊だらけで大変だ」
「えへへぇ♪」
「うふふ♪」
二人の頭を優しく撫でながら僕はPCから流れるPVを見て、もう一度呟いた…
「みんな…かっこいいよ」
- 68 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2008/04/15(火) 01:17
- お久しぶりです。
次の作品でのメインを誰にしようか悩んでます…
一応、リゾナントブルーPV関連の作品を作ろうかと。
誰か候補があれば、挙げてください。
- 69 :名無し娘。:2008/04/15(火) 16:42
- 出来れば高橋さんでお願いします。
- 70 :−愛、燦々−:2008/04/15(火) 23:32
-
今回のPVの別Verという事で、それぞれ娘。のみんなが私服に近い格好で、
PVを撮る事になった。
僕は、最近PVの撮影にも少しだけ案を出している。それが、今回の愛ちゃんのシーンだった。
「なんで、ジム?」
不思議そうにトレーニング器具の前で、首を傾げて僕を見つめる愛ちゃん。
「いや、愛ちゃんの努力してる姿を撮りたいって思ってさ」
「えぇ〜、やったらダンスレッスンがよかったやよ〜。●●が前で
私が後ろでさぁ〜」
「ダメダメ。ダンスレッスンバージョンが、あるんだから。それに、僕はもう
撮り終えました」
「えぇ〜!? いつの間に?!」
僕が、撮り終えていたのにかなりびっくりしたようで、大きな目をさらに大きく見開いていた。
「ん? 今さっき。そこの街道沿いでブレイクダンスしてきた」
「はぁぁ!? うわ、最悪…見たかったやよぉ〜…」
しゃがみ込んで落ち込んでいる様子のリーダーさん。ったく、ホント二人っきりになると
後輩の愛ちゃんが出てくるんだから…
- 71 :−愛、燦々−:2008/04/15(火) 23:33
-
「ほら、愛ちゃん。さっさと撮り終えたら見せてあげるから」
「ホント!? やるやる♪」
「ほい。頑張っておいで」
「はぁ〜い!!」
嬉しそうにエアロバイクに乗る愛ちゃん。スタッフさんから、笑わないように注意されてしまった。
ホント愛ちゃんらしいよ…
「●●、一発で終わらせるから!!」
「うん」
そう一言言い放つと、ビシッとした顔つきになる愛ちゃん。そこには、モーニング娘。のリーダー。
高橋 愛がそこに居た。
「やっぱ、敵わないなぁ〜…」
その呟きは、愛ちゃんには届かずスタッフのスタートの合図でかき消された。
- 72 :−愛、燦々−:2008/04/15(火) 23:33
-
「はい!! OKです!! お疲れ様でしたぁ〜!!」
「やった!! 全部一発やよぉ〜!! ●●〜」
「うおっ!!」
僕に抱きついて嬉しがる愛ちゃん。そこには、僕の後輩の高橋 愛の顔。
「やっぱ、前言撤回するよ。愛ちゃんは、愛ちゃんだね」
「ん? 何の話?」
「秘密」
「えぇ〜!! 気になるぅ〜!! あ、約束!!」
「はいはい、見せてあげるから。ほら、ここだと邪魔になっちゃうから向こう行くよ」
そう言って、愛ちゃんに右手を差し出した。
「うん♪」
笑顔で、俺の右手をギュッと握り締めて、走り出した僕と愛ちゃん。
愛ちゃん、僕の前で見せてくれる笑顔はずっと変わらないでいてね?
- 73 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2008/04/15(火) 23:36
-
愛ちゃんメイン書かせていただきました。
短い時間で作ったものなんで、誤字脱字あったらすいません(汗
>>69さん
いかがでしたでしょうか? よかったら、感想お願いしますw
他にも書いてほしいメンバーがいれば、頑張って書きたいと思いますので
候補があれば、挙げてくださいw
- 74 :名無し娘。:2008/04/16(水) 02:29
- 垣さんメインが読みたいです
- 75 :☆●!omikuji ◆TJ9qoWuqvA :2008/04/16(水) 19:37
- ts
- 76 :名無し娘。:2008/04/17(木) 23:33
- 69です。
すごい良かったです。次回も楽しみにしてます。
- 77 :名無し娘。:2008/04/20(日) 19:07
- 「先輩」
「あ、光井さん大丈夫?」
「はい、大丈夫です。でもまだ踊れないですけど」
「手術したんだから無理しないでね」
「はい」
「先輩、お見舞いありがとうございました」
「光井さんの寝顔可愛いかったよ。それみて安心したけど」
「え、愛佳の寝顔みたんですかー」
「うん、あんまり可愛いから写メ撮っちゃった」
「えー、先輩消してくださいよ」
「やだよ」
光井さん元気になってよかったね。
- 78 :名無し娘。:2008/04/21(月) 23:30
- 「どうして桜って散っちゃうんですかねぇ?」
季節が終わり青さの増した夜桜を見ながら新垣さんは言った。
「それは、桜の花自体の役割が終わったせいだからだよ。」
「そんな難しい話されても分からないですよぉ」
「いや、ごめん。」
二人きりで夜道を歩くことがこんなに緊張するとは思わなかった。
どうしても小難しい話し方をしてしまう。新垣さんはそんな話方でも微笑みながら聞いてくれる。
それだけで僕はとても幸せな気分だ。
「もっとロマンチックなセリフは言えないんですかぁ?」
「無理言うなよ。そういうの言えないってわかってるだろ?」
「フフ、それもそうですねぇ」
昔からそうだ。僕はいつだって気の利いた言葉を言うことができない。
緊張を隠して平常心を装ってしまう。
「ちょっとコンビニ寄ってってもいいですかぁ?」
「あ、うん。何か買うの?」
「特にないんですけどだめですかぁ?」
「いや、大丈夫。」
正直、大丈夫じゃなかった。
一緒に歩いてるだけでも、歩き方がぎこちなくなっているのだ。
買い物なんて想像の範疇を超えていた。
- 79 :名無し娘。:2008/04/21(月) 23:31
- 店に入ると僕はすぐに雑誌のコーナーに向かった。特に読みたいものがあったわけではないが、
狭い店内を一緒に歩く勇気は無かった。
「そう言えば今月のこれに私表紙で載ってるんですよぉ」
びっくりする事に新垣さんは僕の隣で雑誌をめくっていた。
心臓が飛び出すんじゃないかってくらいに脈を打っている。
「何読んでるんですかぁ?やらしぃー」
「違うから。普通の雑誌だから。」
気がつけば適当に手に取った雑誌のグラビアページを開いていた。
僕は急いでページを変える。
「まったく男の人って」
ヤレヤレといった表情を浮かべているものの、やはり顔は優しかった。
「私スイーツ見てきます」
雑誌を棚にしまい、新垣さんはスイーツのコーナーに向かった。
極度の緊張から解放された僕は雑誌に目を落とした。
さっき勢いでめくったページには花言葉特集の記事が掲載されていた。
まてよと思い、僕は急いで『桜』の花言葉を探す。
「あった。桜の花言葉。『優れた美人』『純潔』『精神美』『淡泊』か。」
自分の新垣さんに対する素直な気持ちが、桜の花言葉と合致した。
しかし僕に自分の気持ちを伝える勇気がない。今でも手は汗ばんでるし。
「何も買わないんならそろそろ行きましょうよぉ」
びっくりして振り向く。ちゃっかりアイスを買っていた新垣さんが立っていた。
「あ、うん。帰ろうか。」
「何読んでたんですかぁ?」
「何でもないよ。行こう。」
- 80 :名無し娘。:2008/04/21(月) 23:32
- 再び青くなった夜桜の通りを二人で歩く。
僕は何度も何度も出かけたセリフを飲み込んでいた。
しばらくの間無言で歩き、大通りに出た。
「じゃぁ私こっちなんでぇ」
「あ、うん。おやすみ。」
「おやすみなさぁい」
やや間があってから新垣さんは向きを変えて歩き出した。
最後まで笑っていたが今の笑顔はどこか悲しそうだった。
気のせいかもしれないが、僕は自分の持っている勇気を振り絞り彼女を呼び止めた。
「新垣さん。」
すぐに振り向いて
「何ですかぁ?」
「あの、えっと、…僕は、」
「えぇ?聞こえませんよぉ」
「…僕は新垣さんのことを桜だと思っています。僕にとって新垣さんは桜です。」
しばらく沈黙があった。
自分が何を言ってるのか果たして伝わったのだろうか。
僕は急いで弁解の言葉を探す。
「いや、これは、えっと、」
「私は桜なんていいものじゃないですよぉ」
「え?」
「私は『ヤマザクラ』です」
彼女が何を言ってるのか分らなかった。
「そして先輩はわたしにとって『さくらそう』です」
そう言うと新垣さんは恥ずかしそうな顔を隠しながら振り向いて帰って行った。
暫くそこに取り残された僕は、急いでさっきのコンビニへ戻った。
さっきの雑誌を手に取り花言葉のページを開く。その直後僕は言葉を失った。
『ヤマザクラ』花言葉は『あなたに微笑む』
『さくらそう』花言葉は『初恋』
とある雑誌で表紙を飾っていた新垣さんは僕に優しく微笑みかけているようだった。
- 81 :名無し娘。:2008/04/21(月) 23:39
- はじめまして。
初投稿なのですが乱雑な文ですいません。
- 82 :名無し娘。:2008/04/22(火) 00:43
- はじめましての人キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
- 83 :名無し娘。:2008/04/22(火) 00:53
- 素敵なお話でしたな
- 84 :−君と踊る−:2008/04/26(土) 03:34
-
今日のPV撮影はいつもダンスレッスンをする場所で、いつも着ているレッスン着を着て
リゾナントブルーを踊るという設定だった。
「ねぇ、●●」
「ん? ガキさん、どうした?」
「一回さ、踊りを通してやってみようよ。確認と準備運動ってことで」
「そうだね。すいませーん、曲一回かけてもらっていいですか?」
スタッフさんにお願いして、曲をかけてもらう。曲に合わせて踊りだす僕とガキさん。
たまに目が合うと自然に笑顔になっちゃうんだよなぁ〜。
そして、サビの部分に入ったその時だった…
「あ〜絵里も踊る〜!!」
「ひゃぁ!!」
さゆと話していた絵里がこっちに勢いよくやってきて、ガキさんを押しのけた。
その反動で、ガキさんが僕の方へと倒れこんできて、受け止めきれず一緒に倒れてしまう。
「「・・・ごめん」」
見つめあって同時に謝る僕ら。動こうにも、なぜか動けない二人。
「あ〜!! ガキさぁ〜ん、抜け駆けぇ〜!!」
「・・・こ〜ら〜!! このポケポケプゥ!! 危ないでしょうがぁ〜!!」
慌てた様子で、僕から離れて立ち上がると、絵里の両頬を掴んで伸ばす。
「ガキさん、いたい〜!!」
「お仕置き。このぐらいしないと、このポケポケプゥはわからないからね」
「そんなぁ〜いたたたた」
痛がる絵里を嬉しそうに見つめるガキさん。その両頬は、抓られたように桜色に染まっていた。
- 85 :−君と踊る−:2008/04/26(土) 03:44
-
>>74さん
いかがでしたでしょうか? ちょっと、ハロモニ@ネタも入ってますw
遅くなりまして申し訳ないです。シングルVをなかなか見る事ができなかったもので…(汗
また、何かリクエストがあればお申しつけください。
>>77さん
みっつぃーの入院は、結構後から知りまして…(汗
大阪弁。難しいんですよね…みっつぃーは、ぶっちゃけ書きづらいですw
>>78-80さん
いやぁ、いい!! すっごいうまいです。今後も、ここを盛り上げるためにも、これからも
よろしくお願いします。
さてと・・・次は誰をネタに…
小説勉強しないと・・・
- 86 :名無し娘。:2008/04/28(月) 02:12
- 74ですが
●●に普通になりたいと思わせる作品でしたw
これからも作者さんのペースで書いてください
楽しみにしてます
- 87 :名無し娘。:2008/06/30(月) 18:08
- あ
- 88 :名無し娘。:2008/07/04(金) 08:10
- 削除依頼出せ
- 89 :名無し娘。:2008/07/07(月) 09:01
- 「先輩」
「あ、松浦さんどうしたの?」
「あー先輩ひどい、私の誕生日忘れたんですか?」
「ごめんごめん、何かと忙しかったから」
「どうせ私の誕生日なんかどうでもいいんでしょ」
「そんなことないよ」
松浦さんは怒った顔をしていた。
怒った顔も可愛いけど。
「じゃあ、私のお願い聞いてくれる?」
「出来る範囲なら大丈夫だよ」
「お買い物付き合って」
そんなわけでデパートの水着売り場に行った。
「どれが可愛いかな」
僕は気まずそうに立っていた。
「これどう、先輩?」
「可愛いよ。松浦さん」
「じゃあ、買って先輩」
「いいよ」
- 90 :名無し娘。:2008/07/30(水) 00:20
- ここの作品には本当癒される
- 91 :名無し娘。:2008/08/14(木) 11:09
- 皆さん、忙しいんですか?
- 92 :名無し娘。:2008/08/14(木) 23:49
- 間が空きすぎてなに書いたらいいのか判らなくなりました
- 93 :名無し娘。:2008/08/17(日) 23:16
- モーニング娘の話を書いてください。
- 94 :−辞める?−:2008/08/18(月) 00:36
-
僕は、舞台上に輝く彼女たちの演技と歌をじっと見つめていた。そして、
劇場の廊下へと出て、椅子にドカッと座り込んで、パンフレットを見つめる。
そこには、僕の居ないパンフレットがあった。何も不思議のないパンフレット…
「なんや? 辞めようとか考えとる顔やの」
「うおっ!! びっくりしたぁ〜…中澤さん来てたんですか?」
いきなり現れた初代リーダーにびっくりしてしまう。その初代リーダーは、僕の
横にゆったりと座った。
「当たり前や。ってか、先輩への挨拶忘れよってからに…」
「いや、居るなら開演前にでも声掛けてくださいよ」
「その開演ギリギリまで、あの子らの楽屋に行ってたのは誰や?」
「すいません…」
「まぁ、ええけどな…あんた、今辞めたらいかんで?」
「…なんでです?」
「やっぱり、考えとったな…」
「あ…」
考えた事が見透かされた僕は中澤さんから視線を逸らす。
- 95 :−辞める?−:2008/08/18(月) 00:36
-
「お前は、ホント入った最初から嘘つけんなぁ…そこが裕ちゃんは好きやで?」
「からかわないでください」
「からかってへんよ。あんたと関わった元娘。それと現娘。それにハロプロのみんな…
あんたの事が大好きなんよ」
「…辞めちゃダメ?」
「ダーメ。あんたが、リーダーになるまではな」
「はぁ…でも、つんく♂さんに辞めさせられるかも…」
「あぁ、言っとくけどつんく♂さんも、まだまだ辞めさせるつもりないらしいで?」
「マジ?」
「マ〜ジ♪ 言っとくけど、スキャンダル起こして辞めたりしたら、ハロプロメンバーからの
きつーーい制裁が待っとるから♪」
「いや、笑顔で怖いこと言わないでくださいよ!!」
「やったら、スキャンダル起こさんことやな♪」
「わ、わかってますよ…」
その時、携帯が振動して電話を取ると愛ちゃんからだった。
『先輩、見てなかったやよ?』
「…み、見てたよ?」
『途中で出て行ったやよ…』
「見てたの!?」
『やっぱり…』
「あ…」
電話の向こうからため息が聞こえてくる…
- 96 :−辞める?−:2008/08/18(月) 00:37
-
「あはははは♪ あんた、高橋からもバレバレやなぁ♪」
『中澤さんと、何してるんですか?』
「い、いや、ちょっと、世間話を…あ!!」
中澤さんが、僕の携帯を取り上げる。
「もしもーし♪ 高橋か? あんなぁ、このボケが娘。辞めるとか考えとったで?」
「あぁぁぁぁ!!」
「はい♪」
笑顔で携帯を渡される。恐る恐る受け取り耳に携帯を当てる。中澤さんは、
バイバイと手を振って去っていった。
「い、いやね…」
『先輩、今すぐ楽屋に来てください…』
「え?」
『いいから、早く来る!!』
「は、はい!!」
椅子から勢いよく立ち上がり、慌てて楽屋へと向かった。
その後、楽屋の中央に正座させられ、みんなから説教をされたのは言うまでもない…
- 97 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2008/08/18(月) 00:38
- モーニング娘。の話がちょっとしかなくてゴメンネ…
- 98 :名無し娘:2008/08/19(火) 08:47
- >>111
久々に更新されてて嬉しかったです
また何か浮かんだらお願いします
- 99 :名無し娘。:2008/09/26(金) 02:39
- いや、こういう短いのもいいんじゃない?
- 100 :〜よろしく後輩〜:2008/10/18(土) 02:44
-
「とりゃーーー!!」
よろセンの収録休憩中、制服姿の僕に抱きついてきたのは小春だった。
「んーーーーー!!」
「あの…小春? 何してんの?」
「いや、先輩を上手投げで投げようかと…下手投げのほうが
よかったですか?」
「いや、相撲にハマったからって…」
「おりゃーーー!!」
投げようとする小春の一生懸命な顔。
「ふぅ…えっと…」
近くに相撲の授業で使う予定だったのだろう、安全マットを発見。
「小春♪」
「え?」
- 101 :〜よろしく後輩〜:2008/10/18(土) 02:44
-
「おんどりゃーーーー!!」
小春をギュッと抱きしめて後ろにある安全マットに思いっきり投げた。
DAKIWAKARE!!
「なつかし〜よく矢口さん投げたなぁ〜」
「こ、小春が目回してる〜!!」
みっつぃーからの叫びで、後ろを振り返ると、勢いよく回し投げたせいか
目を回してマットに倒れこんでいる小春がそこに居た。
「やっぱ、腕落ちてないなぁ〜…タカさんにみっちり教わったんだもんなぁ〜…」
拳をギュッと握って、鈍っていない技のキレに思わずガッツポーズをした。
「こら〜!! 何やってんの〜!!」
もちろん、その後現リーダーである愛ちゃんにみっちり説教されました。
「飯田さん、愛ちゃんもあなたと同じように僕に説教してますよ…」
「何言ってるがし!! ちゃんと聞かんと怒るやよ!!」
- 102 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2008/10/18(土) 02:46
- 以上です。久しぶりの投稿。
よろセン見てますが、れいなの教師姿に萌えました…
真野ちゃん可愛いなぁ〜…
- 103 :名無し娘。:2008/10/26(日) 13:14
- 更新乙でした
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