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俺と娘。の夢物語〜in 狩狩〜3
- 1 :TACCHI:2006/09/18(月) 03:42
- すいません、前スレ埋めてしまいまして(汗)
今度から、こっちでお願いしますm(_ _)m
- 759 :TACCHI ◆wJKONNaqEI :2007/09/12(水) 22:25
-
今回はれいなメインです♪
>>757 匿名さん
いや〜、なんかさすがっすね。匿名さんのれいなに触発されてれいな書いちゃったw
中国語、間違えてた事に気づいたのは秘密w
ブログにも、書いてますがラジオよかったら聞いてやってくださいwww
- 760 :特等席:2007/09/13(木) 03:57
- 小春はいつものように僕の膝の上に乗っている。
「いつも」って言うけれどこれってよく考えると凄いことだ。
たまには他の人の膝に乗ればいいのにな…ってそんな問題じゃないか。
「小春なぜそこにいるか?」
ジュンジュンが不思議そうな顔で小春に話しかけてくる。
小春に話しかけてるくせに目はじっと僕を見ているのはなぜだろう。
こっち見ないで。
ジュンジュンのの目はいつもよりも鋭いような気がする。
怒ってるのかな?この間リンリンと名前を間違えたから。
あのときからまだ機嫌がなおっていないのかもしれない。
- 761 :特等席:2007/09/13(木) 03:57
- 「だって気持ちいいんだもーん」
「気持ちいいのか。気持ちいいのか小春よ」
「うん!」
「あたしも乗るからあっちいけ小春」
ジュンジュンは怖い顔のまま怖いことをさらっと言う。
「だーめ!」
「ダメじゃないろ。あたしも乗るの」
ジュンジュンは怖いだけじゃなくてすごく強情なところがある。小春に似てるかも。
小春とジュンジュンは押し問答を続けていて今にも喧嘩になりそうだ。
どうしようかと困っていたららリンリンが入ってきた。
リンリンはいつもニコニコ笑ってる。
僕がジュンジュンと名前を間違えたときも笑って許してくれた。
他のメンバーとは違う優しさを持っている子だと僕は思っていた。
リンリンに目でサインを送る。
た、助けて……
- 762 :特等席:2007/09/13(木) 03:57
- 「ジュンジュン。なにやってるの?」
リンリンはあくまで優しく、そしてつたない日本語でジュンジュンに語りかける
「小春わがまま。人の言うこときかない」
まだまだへたっぴなジュンジュンの日本語だけど不思議と言いたいことだけはストレートに表現できる。
小春わがまま。人の言うこときかない。これ以上適切な表現があるだろうか?いや、ない。
「なーんで。小春わがままじゃないもん!ジュンジュンのがわがままだよー!」
「ジュンジュン、なにしたいの?」
「小春の座ってるところに座りたい。でも小春どかないの」
「あらー」
にっこり笑って僕の方に微笑みかけてくるリンリン。
ジュンジュンの頭をなでなでするリンリン。
本当にジュンジュンより年下なんだろうか?なーんて女の子には聞けませんけどね……
- 763 :特等席:2007/09/13(木) 03:57
- 「小春いっつもそこに座ってるよね」
「うん!」
「いつも気持ち良さそう」
「うん!」
うんって…確かにそうだけどさ。そうなんだけどさ。ジュンジュンが怖い目で見てるよ…
「じゃあ、たまにはジュンジュンにも譲ったら?」
「だーめ!ここは小春の特等席なの!」
「特等席?」
あれれれ。なぜかリンリンの表情が変わる。
いつものにっこりとは少し違うにやりとした笑顔で僕の方を見る。
まさかリンリンも僕の膝に乗りたいのかな?という僕ののんきな想像はリンリンのきつい一言に砕かれる。
「あはは。昨日はれいなちゃん乗ってたよ。その前の日はさゆみんも乗ってた。
そこは小春だけの特等席じゃないよ。あはは。」
僕の膝の上に乗っかってた36℃くらいの生き物の体温がすっと下がる。
そのあとのことはよく覚えていない
- 764 :名無し娘。:2007/09/13(木) 16:39
- ジュンジュンが乗ると膝が壊いやなんでもない
- 765 :プレゼント:2007/09/15(土) 00:05
-
「誕生日おめでとう」
「ええ〜。なにそれ〜」
当たり前すぎる一言をかけた途端に彼女は不機嫌な顔をする。
僕は思わずカレンダーを見るが確かに今日は9月14日だった。
「どうしたんですか?」
「普通サプライズ的な企画があるもんやんか」
そんなものなのかな。
確かにテレビやラジオの番組ではスタッフがそういうことをするらしいけれど。
でもいつも一緒にいるのに誕生日を知らん振りすることなんてできないよ。
彼女はぷうと口をとがらせてそっぽを向く。
「あらら。プレゼントあげるのやめよっかな」
「どうせ時計やろ。知ってるもん。さゆに聞いてたのは」
「あー、確かに聞いたけどね。何が欲しそうかってことは」
「なんでもっと上手くできんのやろかね。気が利かんわー」
「気が利かないかもしれないけど」
僕はそう言いながら自分でラッピングを解いてプレゼントをあける。
- 766 :プレゼント:2007/09/15(土) 00:06
-
「なんや。ホンマに時計やんか」
「欲しかったんでしょ?」
「まあ・・・・・ね」
僕はその時計を彼女の細い手首に巻きつける。
「プレゼントは欲しいものが一番じゃないの?」
「じゃあ、あたしがさゆに一億円が欲しいって言ってたら?」
「一億円?何言ってるの。僕が欲しいくらいだよ」
「じゃあ100万円って言ったら?」
「だから僕も欲しい」
「じゃあ愛が欲しいって言ってたら?」
「だから僕も愛が欲し・・・・」
口を滑らしてから少し後悔する。
長い沈黙が二人の間を流れる。
二人の間で静かに時を刻む時計はいつの間にか14日の24時を過ぎていた。
- 767 :名無し娘。:2007/09/15(土) 14:24
- 愛ちゃん策士だなw
- 768 :名無し娘。:2007/09/16(日) 08:55
- 愛ちゃんの誕生日だったけど、メールしか送ってない。
まだプレゼントも買ってない。
「明日、謝ろう」
そんな事いいながら、マンションのドアを開けた。
部屋に入り一息つくと、前になかったものがあった。
それは絵だった、しかもハロモニのコントのように絵になっていたのは
愛ちゃんだった。
テーブルの上に可愛い便箋で書いた手紙があった。
「いつもお世話になっている先輩へ私からのプレゼントです」
愛ちゃんありがとう。
でも今日は愛ちゃんの誕生日だよ。
僕は絵になっている愛ちゃんを見ていた。
可愛いな、しかも動かないし。
「愛ちゃん、ありがとう」
愛ちゃんは少し微笑んでくれた。
- 769 :『ギリギリ』:2007/09/16(日) 21:02
-
九月十三日。時計の針は零時をまわり十四日になっていた。
収録が長びいて押した時間はメンバーに疲労と空腹をもたらし、年少組は一刻も早い帰宅を選び愛ちゃん僕は空腹を満たすことを選んだ。
新垣さんも一緒にきたがったけど、まだ未成年でもあるし、家でお母さんが待っているみたいだと渋々と帰って行った。
ゆっくりと食事を終えた僕らがそろそろと時計を気にしたときにはこんな時間になってしまっていた。
「日付、変わっちゃったね」
「そぉですね」
ここ数日、僕らのリーダーである愛ちゃんは、なにか心を煩わせているようにも見えたから。
だからあえてこうして誘ってみたのだけれど……どうもうまくいかない。
自分に余裕がないからだと心のどこかで謗る声から目を背けたツケなのかもしれない。
「あっ、そう言えばさ。今年はなにがほしい?」
「え?」
半分は心からの、半分は苦し紛れに話題を変えての言葉に、愛ちゃんは不思議そうな表情で応える。
まるで自分が誕生日だなんてことはまるで覚えていなかったように。
「誕生日、だよ」
「あっ…、そうだ。うん……」
「去年みたいになにかの舞台とかにすればよかったかな? 今からじゃさすがに間に合わないけどね」
「そうですね…」
- 770 :『ギリギリ』:2007/09/16(日) 21:03
-
ぎこちなさが饒舌にさせる僕に、愛ちゃんは言葉少なでどこか逡巡してるようにも見える。
その理由が思い浮かばないままで、重ねる言葉を選んでいくのは今の僕には難しいことだった。
そんな迷いを見透かしたみたいに、愛ちゃんが僕の目を見つめてきた。
「物じゃなくてもいいですか?」
「え?」
なにかに踏ん切りをつけたように、不思議なほどサッパリした顔でそう聞かれた。
「あ、うん。なんだろう? どこか行きたいところとか、そんなことかなあ」
「違います。仲直りしてください。れいなと」
「……えっと、なにを、…なんの話だろ?」
突然放り込まれた爆弾が心拍数を跳ね上げる。
辛うじて返した言葉に力なんて無いのは自分でも解っていた。
- 771 :『ギリギリ』:2007/09/16(日) 21:03
-
「なんかあったのくらいわかります。せんぱいのことはよく見てるから……」
「そっ――」
「れいなと、仲直りしてほしいです」
「別に……、ケンカしてるわけじゃないよ」
「やけどギクシャクしてます」
「そう、だね」
「なんかあったんでしょ?」
「まあ、うん。ちょっとね。…でもほら、そんな心配するようなことじゃないからさ」
嘘だ。
自分でもそんなこと信じてなかった。
なにか行動を……しかもよほどよく考えて、場当たり的ではなくしっかりと決めて動かなければ前みたいにはいられないだろうと。
- 772 :『ギリギリ』:2007/09/16(日) 21:04
-
「ウソばっか」
「う、嘘じゃないよ」
「わかりますって。せんぱいすぐ一人で抱え込んじゃうから。言いたくないのか言えないのか知らないけど」
「……そんなつもりないけど」
「じゃあなにがあったか教えてくれますか?」
努めて明るく出された声に息苦しさを感じる。
それは愛ちゃんのせいじゃなく、そんな声を出させている自分のせい。
だけど……
「それは…、内緒。でもホントに、大丈夫だから。ね?」
全てをさらけ出してしまいかけ、危ういところで自制した。
愛ちゃんはほうと一つため息をついて、それから静かに笑った。
「れいなとなにがあったのか知らんです。けどれいなのこと真っ直ぐ見れんようなせんぱいはヤです。
……ほやからプレゼントくれるんならいつものせんぱいをください」
「愛ちゃん……」
きっと愛ちゃんはなにも知らない。
けれど感覚的に捉えたことからそうなっただけなんだと思う。
でも今の僕にそれを求められるのは……
- 773 :『ギリギリ』:2007/09/16(日) 21:05
-
「せんぱい…」
愛ちゃんが小さく呟いた。
決めきれない気持ちが表情に出てしまっていたのかもしれない。
心配げな愛ちゃんの目が僕へ動けと促した。
「愛ちゃん……」
「はい?」
「愛ちゃんがそうしてほしいって言うなら、僕はそうしたいと思う」
「……うん」
「ただ……」
一度言葉を切った僕を愛ちゃんは真っ直ぐに見つめてくれている。
この目は裏切れないし裏切りたくない。
そう思う気持ちは本当だったから。
「いや、うん。大丈夫。ちゃんと前みたいに話せるようにするから」
「…はい。高橋は信じてますから。せんぱいのこと」
そう笑う愛ちゃんが少しだけ寂しげに見えたのは僕の心が揺れているせいだろうか。
僕には片づけようのない気持ちばかりが積もっていく苦しい夜だった。
- 774 :匿名 ◆TokDD0paCo :2007/09/16(日) 21:15
-
ああ、どうしようどうしよう(^-^;
>>759 TACCHIさん
いやあ、明るいれいなでいいですねえ(笑)
来週ですね。正座して待ってようと思いますよ。
んで。
さしみ賞でここに書く方がいらっしゃるんですね。
いやはや、うまいうまい。
参っちゃいますよね(^-^;
- 775 :☆ フォトグラフ ☆:2007/09/17(月) 18:33
- 突然の電話で唐突に呼び出されたのはとあるホテルの一室だった。
「なあなあ、こんなとこに呼び出してなんなのさ」
「や、悪いとは思ったんだけどさー。あんたしか思いつかなくって。
あたしもマネージャーさんもね」
そう指差した先でよっすぃーのマネージャーさんが僕を拝み倒していた。
たまたま僕だけがオフで、おまけに予定がなかったからいいものを。
ん?というよりも僕だけがオフだから呼び出されたと考えるべきなのか?
そんなことを考えているとホテルの従業員らしい男女が二人、僕らのところへ歩いてきた。
「なあ、仕事なのはわかったけど、一体何の仕事なんだよ」
「……すぐわかるから。あたしの口からは説明しづらいんだってば」
「なんなんだよ、ったく」
ぼやいた僕へ相対したのは女性の方。
「ではこちらへお願いします」などととても愛想よく見える営業スマイル。
今は娘。じゃない誰かさんにも見習って欲しいくらいの。
よっすぃーはマネージャーと男性従業員に連れられて別室でなにかあるらしい。
先を歩く女性の背中へ追いかけながら「あのー、僕はなにをすればいいんですかね?」、などと聞きかけて思い止まった。
事務所の不手際を晒すようで微妙に気がひけたからだ。今更とも言えるけど。
が、ある部屋へ通されて細々しくレクチャーを受けた僕は激しく後悔することになった。
「嘘でしょ……?」
思わず呟いたのも無理からんことってものだろう。
- 776 :☆ フォトグラフ ☆:2007/09/17(月) 18:33
- 様々な準備でかれこれ一時間以上は費やされただろう。
窮屈な衣装を着せられ、したことがないほど濃いメイクをほどこされた僕は撮影スタジオへ足を踏み入れた。
先に準備を済ませたよっすぃーの盛大な笑い声に深い嘆息を洩らし指し示された場所へ辿り着く。
隣にどこかで見たような気がしなくもないよっすぃーが笑いを堪える仕草。
「知ってたのか?」
そう訊いた声が一段低いトーンになるのは抑えきれなかった。
「……ぷっ、…いや、知らな……くもなかったけど。……っ」
返ってくる声が所々で途切れるのが癇に触って仕方がない。
「後でなんか奢ってもらうからな」
「ふはっ、……や、奢る。奢らせてもらいますとも。こんな面白いモン見せてもらったんだから」
「それとだ。娘。のメンバーには言うなよ。この仕事のことは」
「わかった。わかったってば」
それから数分かけて、なんとか不機嫌さを押し隠した僕と、なんとか笑いを堪えきったよっすぃーと。
二人並んで仲睦まじく写真に収まることになった。
何故だかウエディングドレスの僕とタキシードのよっすぃーで。
数日後。
何人かの娘。たちに大爆笑され、何人かの娘。たちに激しく責められた。
笑い袋な先輩から広まったんだとは後から聞かされた。
- 777 :ゆで卵:2007/09/18(火) 00:12
- 久しぶりに亀井さんと二人で食事をする
といっても高級なレストランなんかじゃなくてただのお弁当なんだけど
でも亀井さんが自分で作ってきてくれた手作り弁当だから
ありがたくいただかないとバチが当たるかもしれない
亀井さんは黙々と食べている
いつもの彼女からは考えられないくらい静かだ
彼女は「はい」と言ってゆで卵を僕に渡す。食べていいのかな?
「それは絵里が食べる分だからね」
亀井さんは眠そうな目を一瞬だけ鋭くさせて僕を見る
「どういうこと?」
亀井さんが食べる分をどうしてわざわざ僕に渡すんだろう?
「殻むいてください」
なんでも亀井さんは元気がなくなるとゆで卵の殻がむけなくなるらしい
ずっと一緒にいるけどそんなの初めて聞いたよ!
亀井さんは僕の前にずらっとゆで卵を並べる
これ全部僕がむくのか………ううむ。手ごわい。
でもこれを全部食べたら亀井さんも少しは元気が出るかもしれない
- 778 :ゆで卵:2007/09/18(火) 00:12
- 「元気がなくなるとね。もういいやってなっちゃうの」
くすくす笑いながら亀井さんが言う。ちょっとは元気出てきたかな?
「もういいや?」
殻をむくのが面倒だから食べなくてもいいやってなっちゃうのかな?
「殻ごといっちゃえ〜って」
おいおいおいおいおい
僕は思わず手を滑らせてゆで卵を取りこぼす
いくらなんでも殻ごとはまずいですよ怪我しますよ
ていうか本当なのかな?からかわれているだけなのかな?殻だけに。なんちゃって
「もしかして亀井さん、僕のことからかってます?」
「えー、からかってないよー」
「殻だけに」
- 779 :ゆで卵:2007/09/18(火) 00:14
- 亀井さんはあああああああああああああああ〜と言って後ろに反る
椅子から落ちそうになる亀井さんをすんでのところで椅子ごと抱きかかえる
目と目があって思わず僕は赤面してしまう
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい
「あは。椅子から落ちるかと思ったよ」
「そんなに反り返るからですよ」
「だって〜、殻だけにって言ったもーん」
そう言いながらも亀井さんの目は優しく笑っていた
そしてそれ以上僕のことを責めることもなくじっと殻をむく僕のことを見つめていた
なぜ亀井さんが元気がないのか、僕はその理由はきかない
ただ黙って亀井さんのリクエスト通りにゆで卵の殻をむく
イガイガの殻をとるとつるんと丸いゆで卵が顔を出す
亀井さんの心からもこんな風にイガイガのものがとれたらいいのにな
そして明日からまた元気になってほしい。明日から。殻だけに。なんちゃって。
にやにやしながら殻をむく僕を亀井さんは不思議そうな顔で見つめる
もう一回言ってみようかな
そうしたらもう一回亀井さんは椅子ごと倒れるほどに反り返るかな?
そしたらまた亀井さんのことを抱きかかえて
そして今度は
そんな不埒な想像をしながら僕は6個目のゆで卵にとりかかる
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