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【小説】チープなドラマ感覚で【みたいな】

569 :『ゲーム』:2006/12/07(木) 20:31

今まで大人しくしていたところへもってきての激しい反発に、警官は驚きの表情で見かえしている。
時をおくにしたがって、当初の驚きから立ち直ると、居直るように猛々しい表情を見せだしてきた。

「手を出す気がないんならすっこんでろ。とっとと家に帰って全て忘れて寝ちまえよ」

歯をむき出しにして凄んでみせるようにそう言うと、その存在などなかったかのように奥へ向かって動き始めた。
その人を人とも思わない態度に、意志とは別の所で身体が動き、警官の肩口を掴んだ。

「あっ? なんだ、まだいたのか。……ヤメロ? 帰んなよ、あんちゃん」

まるでハエでも追い払うような手振りだった。
その直後、警官の身体は入り口へ叩きつけられていた。
戸口にグッタリと倒れ込む警官を一瞥して奥へと続く戸を開けた。

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0ch BBS 2006-02-27