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仮面ライダー紺野

1 :車山:2003/10/05(日) 23:11
異常なまでの熱気で盛り上がるコンサート会場。モーニング娘。のメンバーが、ステージ上を精一杯躍動する。加入以来の不安感からようやく解放され始めた6期メンバーも笑顔でファンの声援に応えている。
いよいよ次は新曲「シャボン玉」の披露と相成った。
「ののぉ〜ッ!」
「まりっぺぇぇぇ!」
野太い歓声の中、曲のイントロが流れようとした瞬間、
(パシャン!!)
突如コンサート会場が停電したのだ。暗闇の中客席が驚きとざわめきに包まれた。
「え?何これどーなってんの?電気つかないの?」
「み、みみみんなおおお落ち付い・・・」
「ちょっと、まずカオリが落ち着いてよ!」
「あいぼん、怖いのれす〜!」
「の、ののぉ〜!」
予期せぬ自体に娘。達も困惑を隠せない。
「ま、まこっちゃん・・・」
紺野も大きな目をキョロキョロさせながら闇の中に小川の名を呼んだ。
「・・・まこっちゃん?」
すぐ近くにいた筈の小川だったが、返事は無かった。
「・・・まこっちゃん!」
(バシャッ!!)
その時、会場の電気が点いた。
スポットライトに照らし出されたステージに、小川だけがいなかった。
会場は騒然となった。
コンサートは急遽中断、娘。達はスタッフと共に控え室に集まった。
そこにもやはり、小川の姿は無い。
「ちょっと!原因不明ってどーゆーことなんですかぁ?ちゃんと説明してくださいよぉ!」
「ま、まぁまぁ矢口、ここは冷静になって・・・」
「これが冷静にしてられるわけ?それとも何?なっちは小川の事が心配じゃないの?」
「べ、別にそーゆーつもりじゃ・・・」
「・・・と、とにかく!」
諍いを遮るようにして飯田が立ち上がった。
「みんなで手分けして、小川を探しましょう!」

101 :名無し娘。:2004/02/05(木) 04:16
>>100
ヽ(`Д´)ノ オセーオセー

102 :名無し娘。:2004/02/05(木) 21:34
>>101
( T▽T)ゴメンナサイ…

103 :名無し娘。:2004/02/11(水) 15:42
>>100-102
もはやお約束だな。

104 :名無し娘。:2004/02/27(金) 08:54
保全

105 :名無し娘。:2004/03/01(月) 22:09
   ☆ チン     マチクタビレター
  ☆ チン  〃∋oノハヽ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ヽ ___\川o・-・)<   誰か続き書いたら〜??
      \_/⊂ ⊂ _)  \__________
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄./|
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
   |           |/
     ☆ チン     マチクタビレター

106 :新人:2004/03/08(月) 17:01
>>105
初めまして。
新しく続き書いてもいいですか?(面白くなるかは別ですが)

107 :名無し娘。:2004/03/08(月) 18:02
つまんないなら書かなくていいよ

108 :新人:2004/03/08(月) 19:01
都内某所にあるマンションの1室…紺野あさ美の部屋。
珍しく1日オフとなったあさ美と、彼女を尋ねてきた小川麻琴はソファにこしかけながら、話をしていた。
小川「…最近、奴らの動きがないね…。平和なのは良い事だけど」
紺野「いや…奴らはきっと今もどこかで、私達が知らないところで何かしているのかもしれない…」
小川「…そうか…。油断はできないね…」
 沈黙…。
 その時、玄関のチャイムが鳴った。
紺野「え?…誰だろう?」
 あさ美が立ちあがり、玄関の覗き穴を覗く…。
 覗き穴の向こうにいるのは…モーニング娘。では先輩だが同い年の、辻希美の姿であった。
紺野「のんちゃん!?」
小川「のんちゃん?」
 あさ美は、ドアのカギを開け、希美を招き入れる。
辻「おじゃましま〜す」
紺野「こんにちは、のんちゃん…どうしたの?」
辻「ろうしたの?はこっちれす。最近、なんか変なのれす!なんか2人れこそこそしてる…」
小川「そ、そんなこと無いよ〜?ね?」
紺野「そ、そうそう…」
辻「本当れすか〜?」
 辻、ジ〜っと2人をにらむ…が、すぐに笑顔に変わる。
辻「まあ、いいのれす。なにか悩みがあったらすぐに私に相談するのれすよ?」
 辻は胸を張って得意そう。
小川「わかりました〜、先輩〜」
紺野「わかりました〜」
辻「わかればいいのれす。えへん」
 そんなやり取りをして数分後、辻は帰っていった。
 玄関で辻を見送った紺野の表情は、曇っていた…。
紺野「…数ヶ月前までは、みんなとバカな事を言って、おじゃマ〜ルシェ♪なんて言ってたのに…今じゃ、そんな事もできないんだね…私達」
小川「…あさ美ちゃん…」
紺野「今の私は…人間であって人間ではない身体なんだ…「仮面の女」でいなければいけない身体なんだ…」
 玄関に立ち尽くし、涙をこらえて拳を握る紺野あさ美であった…。

109 :名無し娘。:2004/03/10(水) 12:08
 あさ美のマンションを出た辻は、携帯を取りだし誰かに電話をかけ、歩きながら会話を始める。
辻「もしもし。ののです」
少女の声「あいぼんやで〜。あ、のの、2人どないやった?やっぱなんか隠してるんか?」
辻「う〜ん…まだよくわかんない…悩み事がありそうだし、なさそうでもあるし…」
少女の声「やっぱ、のの1人じゃあかんな…。ウチも池上署の撮影がなかったら一緒に行ったんやけどな」
辻「なんすか、それ!私だけでも大丈夫です!もう16歳だもん!いつまでもあいぼんに面倒かけられないよ!」
加護(電話)「そやね。いつも泣いてたあの頃とは違うんやね、お互い」
辻「そうだよ〜!」
 言いながら笑いあう、辻と(電話の)加護であった。
 辻の背後に怪しいコートの男が一緒の方向に歩いていたことに、辻は気付いていなかった。
 そして、その男が辻を見てニヤニヤしていることに…。

110 :名無し娘。:2004/03/10(水) 12:13
>>109
すみません、辻さんのしゃべり方ですが、どうもあのしゃべりだと、この小説の雰囲気に合わないので普通にしてしまいました。申し訳ありませんがご了承ください。

111 :名無し娘。:2004/03/10(水) 12:59
>>110
 個人的には賛成。自作でも脱ののたん口調できればと思う次第です。
ガンガッテ。

112 :名無し娘。:2004/03/10(水) 15:55
 一方、紺野あさ美はまだ落ち込んでいた。
 小川麻琴と2人の時はそんなに感じない事だが、他のメンバーといると自分が異質な物になってしまったと確認せざるを得なくなっているのだ。
紺野「…」
小川「…」
 小川も、あさ美と同じことを考えていた…。しかし最近は、あさ美の力になれない自分に、ふがいなさも感じていた.
小川(m)「改造されてしまったのは仕方ない…でも、それだったら、せめてあさ美ちゃんと同じように『仮面ライダー』になれれば…あさ美ちゃんひとりに辛い戦いをさせなくてすんだのに…」
紺野「…まこっちゃん…?」
 小川はハッとなって
小川「あ、……大丈夫。なんでもないよ…」
 あさ美に心配かけまいと普通にして見せる小川。

<<キャ〜〜〜!イヤ〜〜〜!!>>

 女性の悲鳴!その声は改造人間である、あさ美と麻琴の耳にはすぐそばのように聞こえた!
紺・小「!!」
 2人は顔を見合わせ…。
小川「あさ美ちゃん!今の声…!」
紺野「…行ってみよう!?」
 すぐに部屋を飛び出すあさ美と麻琴。

◆ ◆ ◆ ◆

 2人が数百メートル走ったところで、黒いコートの男が、辻を脇に抱えているのを発見する。
小川「のんちゃん!」
紺野「あなたは、誰ですか!のんちゃんを返してください!」
コートの男「フフ…『0号』と『1号』だな…?」
小川「…アンタ…『奴ら』の手下だね!?」
紺野「のんちゃんを返しなさい!」
コートの男「…フフフ…かえしてほしいか…?欲しいだろうな…」
 コートの男は、辻を乱暴に下に落とし、コートを脱ぐ!
 コートの下から現われたのは、コブラそっくりの姿。
コブラ男「かえしてやるぞ。2人とも我々の言う事を聞き、完全な脳改造手術をうけるならな…ヒュヒュヒュ…」
 コブラ男は、右手のヘビを辻の首に巻きつけ、抱き起こす。
辻「…う…」
コブラ男「おや?お嬢さんのお目覚めだね?」
 辻、目を覚ます…なんだか自分の身の回りが変な事に気付き、横を向く…。
 すぐ横には、コブラ男の顔。
辻「ナナナナ…なんなんだ〜!これ!?」
 その異様な姿に、また気を失う辻。

113 :名無し娘。:2004/03/10(水) 16:01
>>111
レスありがとうございました。
「のの口調」は、世界観によって合う合わないがあると思いました。
お互いがんばりまっしょい。

114 :名無し娘。:2004/03/10(水) 22:56
 コブラ男と対峙する、紺野と小川。
コブラ男「ヒュルヒュル…紺野あさ美…いや、仮面ライダー!その気があるなら、このコブラ男様について来い!」
 コブラ男は、辻を肩にかつぎ、後方へ走り出す!
小川「あ!のんちゃん!」
紺野「…許さない……コブラ男!」
 紺野は、ベルト左横のダイヤルスイッチを回す。
(ビキイイィィン)
 内蔵された核電池から強化服、そして紺野の改造された肉体に電力供給が開始される。
 これにより体内の強化細胞、そして極小細胞(ナノマシン)群が活性化し、その力を最大まで発揮できる状態になる。
 タイフーンがゆっくりと回転を始め、紺野の姿を「仮面ライダー」に変えるのだ。
ライダー「サイクロン!」
 仮面ライダーは、サイクロンを呼ぶと、どこからか颯爽と走ってくる!
 それに飛び乗って、コブラ男を追う!
 仮面ライダーの触角が動き、奴の周波数を探る。
 触角が探り当てると、額の「Oシグナル」が点灯し、複眼「Cアイ」に情報映像を送りこむ。
ライダー「…ふん…奴は、おばけマンションに向かっているか…。どこに逃げても無駄だぞ…コブラ男!」
 仮面ライダーは、さらにアクセルをふかし、奴を追う!

 ◆ ◆ ◆ ◆

 一方、仮面ライダーを見送った小川…。
小川「あさ美ちゃん…負けないで。のんちゃんを、頼んだよ…」
 前から黒服に帽子を深くかぶった女が歩いてくる。
 黒服の女が小川とすれ違う、そのとき…
女「…小川麻琴さん…?」
小川「え?」
 突如、女が小川の首を締め上げる!
女「…フフフ…かかったわね。おばかさん」
小川「お…おまえ…」
女「そう。私も『組織』の人間…いや、正確には改造人間ね…ほら!」
 女が帽子を取ると、女の頭髪は全てヘビメカとなっている!
小川「!」
女「…さあ、おとなしく再改造されるか、殺されるか…どちらか好きなほうを、選びなさい!」
 ヘビ女の頭髪のヘビが牙を光らせ、一斉に小川をにらむ。

115 :名無し娘。:2004/03/11(木) 13:15
おお、更新が早い。頑張ってね。

116 :名無し娘。:2004/03/12(金) 17:07
 おばけマンションの周りは、金網が包囲し「立ち入り禁止」の立て札が立っている。
 仮面ライダーはサイクロンをジャンプさせ金網を越える。サイクロンを止めて、周囲を見回す。
ライダー「どこだ!コブラ男!」
 ライダーが叫ぶと、コブラ男は屋上から顔を出す。
コブラ男「ヒュヒュヒュ…!」
ライダー「のんちゃんを返してもらう。トゥ!」
 仮面ライダーは、屋上までジャンプする!
 コブラ男の足元に辻の姿を発見!
ライダー「のんちゃん!」
コブラ男「ヒュー!」
 仮面ライダーが辻の方に向かおうとすると、物陰からムチを持った戦闘員が飛び出てくる!そのムチがライダーの両腕に絡む!
ライダー「く!卑怯な!」
コブラ男「ククク…!」
ライダー「こんなもの…!」
 仮面ライダーは両腕に力を集中させ、ムチを持った戦闘員を引っ張る!そして両腕を振り上げると戦闘員は空に跳びあがり、ライダーの上空で戦闘員同士頭をぶつける!
コブラ男「ゲ!」
 そしてライダーはムチをほどき、素早く走り残りの戦闘員に空手チョップ!戦闘員は全員あっけなく倒れる。
ライダー「残るはおまえだけだ!」
コブラ男「…おのれ…!」

117 :名無し娘。:2004/03/12(金) 17:29
 コブラ男は右手のヘビを仮面ライダーに噛み付かせようとする。が、ライダーはそのヘビをつかみ、空手チョップでヘビの頭を切り落とす!
コブラ男「グエ〜〜!」
 痛みに苦しむコブラ男。その一瞬の隙を逃さず、仮面ライダーはコブラ男のふところに入り、背負い投げ!
コブラ男「お…おのれ…!」
 満身創痍のコブラ男。
ライダー「のんちゃんは返してもらうぞ」
コブラ男「あ…あのガキは…生かして返さん!」
 コブラ男が首を伸ばして辻に噛み付こうとする!
ライダー「ライダーキック!」
 だが、コブラ男の牙は辻には届かず、ライダーキックにより屋上から落とされ大爆発!仮面ライダーは、下を見つめて燃えるコブラ男を見つめる。改造人間を倒すことに、いつになっても複雑である。振りかえると、辻はまだ気を失っている…。
 変身を解除する紺野あさ美。
女の声「仮面ライダー!これで勝ったと思わないことね!」
紺野「だ…誰ですか!?」
女の声「…あなたの親友は、わが組織に返してもらったわ!」
紺野「…それって…!?」
女の声「そう…小川麻琴よ!」
 その言葉にショックを受け、膝を付く紺野。
女の声「そもそも2人を引き裂くのが今回の作戦だったのに、気付かなかったみたいね。頭が良いと言われるけど、やはりまだ子供ねぇ…」
紺野「そ…そんな!」
 紺野、悔しさに拳を振るわせ、床をたたく!
女の声「この次小川があなたと会うときは、再改造で完全な改造人間に生まれ変わっている事でしょう…楽しいわねぇ…フフフ」
紺野「…!」
 紺野、涙があふれてくる。手は床を叩きつづけて血がにじんでいる…。
N「コブラ男から辻を守った仮面ライダー。しかし、それは紺野と小川を引き裂くための罠であった。小川麻琴の運命は?」

118 :名無し娘。:2004/03/12(金) 18:49
やべえカッコ( ・∀・)イイ!
更新乙です。
続編に期待

119 :名無し娘。:2004/03/13(土) 14:51
 「コブラ男編」をかかせてもらった者ですが、やはり小説って難しいですね。
>>115さん、>>118さん、レスありがとうございました。
でもやはり元の作者サンに戻ってきて欲しいですね。
…これ、原作よりだと、紺野さんは一旦姿を消すのでしょうか?本郷猛みたいに殺すわけにはいかないし。

120 :名無し娘。:2004/03/13(土) 21:38
これは小説じゃないだろ
ト書きに逃げてるし

121 :名無し娘。:2004/04/06(火) 12:56
ほんとの意味で逃げたな
指摘の一つや二つで・・・

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