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新・ボツネタうpスレ

458 :名無し娘。:2004/02/06(金) 23:46
俺と娘。の夢物語  番外編

「みなさぁん、聞いてくださぁい」
楽屋に入ってくるなり、亀井さんはめずらしく大きな声をだした。
みんなの注目が集まった事を確認した亀井さんはニコニコと笑いながら言った。
「なにもなかったれいなにも春が来ましたぁー」
「え、絵里ッ!?なんいいよっと!?」
亀井さんの後から楽屋に入ってきた田中さんはその言葉に驚いていた。
それに続いて道重さんも入ってくる。
「…………やっとです」
「さゆッ!?」
それを聞いたメンバーの間から小さな歓声があがる。
「そっかー、田中もようやく大人になったか」
感慨深げな飯田さん。
「ちょっと心配してたんだよ、オイラ。よかったじゃん!!」
自分のことのように喜ぶ矢口さん。
メンバーから祝福の言葉を受ける田中さんは真っ赤な顔をしてうつむいていた。
よく状況が飲み込めない僕は言った。
「なにが来たんですか?」
その言葉で楽屋の中は一瞬静まり返り、そしてみんなが僕の方を見た。
僕に向けられた顔はニヤニヤといやらしい笑みを浮かべたものばかりだ。
「田中に聞いてみれば?」
その中でも一番いやらしい笑みをした飯田さんが言った。
田中さんは顔をますます赤らめ、潤んだ目を僕に向けた。
「田中さん?」
「もーっ!!みんな大キライっちゃ!!」
そう言うと、田中さんは走って出て行ってしまった。

「あーあ、怒らせちゃった」
「しょうがないなぁ、みんなで謝りにいこっか」
「田中の好きな焼肉でお祝いしてあげましょうよ」
「さんせーい!」
みんなはワイワイと騒ぎながら楽屋を出て行った。

「なにが来たんだろ……」
一人取り残された楽屋の中で僕はいつまでも考えていた。

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0ch BBS 2006-02-27