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ボツ小説
- 1 :1:2004/03/23(火) 08:25
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なんとなく入ったカレー屋でなぜかソニンが店員をしていた。
- 228 :25:2004/07/11(日) 16:33
- 電話を切って、私は謎が一つ増えたことを感じる。いかにも冗談めかした中に、笑い飛ばせない何かが確実に存在していた。私は重い気持ちで考える。しばらく経って眠りに落ちる。そして目が覚めると忙しい仕事が待っているのだ。過ぎ行く日常の中に私はそれを忘れていく。
やがて梅雨が明けた頃、久しぶりに私は楽屋で辻ちゃんに会う。辻ちゃんは笑って、言う。
「ごっちん覚えてる?あいぼん。あと二週間の命なんだよ」
すっかり忘れてたくせに私はマジな表情をつくって「ああ」と答える。辻ちゃんはちょっと心配そうな顔になる。
「でもあんまり気にしない方がいいよ」
予想以上に深刻な顔になったらしく、そんなことまで言われる。そして私は再び悩みに落ちる。
- 229 :25:2004/07/11(日) 16:33
- その夜、私はやぐっちゃんに電話をする。
「あのさあ、辻と加護のことなんだけどさぁ」
しかしやぐっちゃんは険しい声でぜんぜん別の話をする。
「そんなことより知ってる?カオリがあと半年の命なんだ」
私は一気に疲れを感じる。
- 230 :25:2004/07/11(日) 16:33
- 私の口数が少ないせいか、一分ほどでやぐっちゃんはそっけなく電話を切った。それはやぐっちゃんの気遣いだったのかもしれないが、私にとって今や遠く離れたかつての仲間たちはまるきり他人のように思える。やがて私はよしこに電話をする。
「あのさ、よしこ、今モーニング娘。で何が起きてんの?お願い教えて」
ほとんど祈るような気持ちだった。よしこはちょっと口篭もり、それから重苦しい声で呟く。
「もう知っちゃったんだね・・・やっぱごっちんは耳が早いね」
吐き出すようによしこは言う。梨華ちゃんがあと十ヶ月の命だと。私は何かを言おうとする。声にならない。
- 231 :25:2004/07/11(日) 16:34
- 「あんたバカじゃないの」
圭ちゃんがからからと笑う。私はむっとする。笑われるつもりで電話したんじゃない。
「何がおかしいの」
「何ガって。ていうか普通に考えてみなよ。あんたからかわれてんだよ?だってさ、辻加護が来月。カオリが来年の1月って・・・」
「もういい!」
軽い調子に我慢が出来なくなる。携帯を叩きつけるように切って、また私は一人のベッドに横たわる。カーテンの向こうに辛うじて月が見える。わずかに雲がかかって。眺めながら私は眠りに落ちる。そして変わらない日常が、目覚めた私を待ち受けているのだ。再び私はそれを忘れる。
- 232 :25:2004/07/11(日) 16:34
- 八月のある日、辻ちゃんと加護ちゃんが脱退した。全てが終わった控え室で、私は二人に花束を渡す。
「今までお疲れ様・・・」
けれど二人は花束を受け取ろうとしない。かわりに加護ちゃんが目を輝かせて、言う。
「ねえごっちん覚えてる?のの、もう今日までの命なんだよ」
「何言ってんの、それはあいぼんでしょ?」
二人は笑いながら、顔を見合わせたり、私の顔を見つめてみたり、相変わらずとても冗談とは思えない調子が、仕草から、口調から、溢れてきている。私は辛うじて目をそらし、みんなに笑いかける。
「ねえ、二人こんなこと言ってるけど」
誰も返事をしない。みんな一様に、壁にかけられた時計を見ている。私も思わずそっちを見る。時計が
- 233 :25:2004/07/11(日) 16:34
- 12時の針を指すと同時に、辻ちゃんが加護ちゃんを殺そうとする。でもその前に加護ちゃんが辻ちゃんを殺した。「あーあ」とやぐっちゃんが呟くのが聞こえる。加護ちゃんは返り血を浴びて嬉しそうに笑っている。私は何も思わない。ただ機械的に携帯を開き、圭ちゃんに電話をかける。
「もしもし圭ちゃん?やっぱりマジだったよ」
けれど圭ちゃんはただ笑うのみなのだ。
「バッカじゃないの、あんたからかわれてんだよ」
辻ちゃんはもはやぴくりとも動かない。カオリがまっしろな顔でそれを眺めている。梨華ちゃんは凄いスピードで小指をかりかりと、噛んでいる。加護ちゃんは、返り血を浴びて嬉しそうに、笑っている。私は呟く。
「そうなの・・・かなあ?」
- 234 :25:2004/07/11(日) 16:34
- ボツZ 終
- 235 :26:2004/07/11(日) 16:36
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「わたしを探さないでください。探さないで!」
- 236 :26:2004/07/11(日) 16:36
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楽屋のテーブルに置かれていたその手紙を、カオリがやたらフキゲンに読み上げる。そして事務的に言う。
「というわけで、探さないでくれってことだから。あれね。探したら死刑ね」
「仕方ないなあ」
みんな納得する。オガワが不思議そうに言う。
「え、誰がいなくなったんですか?」
「それを追求するのも死刑ね。もちろん見つけても死刑」
だるそうにリカちゃんがぼやく。
「なんかあたし見つけちゃいそうで怖いよ」
「ああ、テーブルの下とか覗きづらいよね、これから」
- 237 :26:2004/07/11(日) 16:37
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やがて一年が過ぎる。そしたらあの子もこの子もいなくなって。
コンノが言う。
「今度また増えるらしいよ・・・明日会見やるって・・・」
「ってことはまた減るのかな」
「次誰だろ・・・なんか、でも、もう慣れたよね」
冷めた言葉がやりとりされる。ヨッスィが呟く。
「別にあたしもう辞めてもいいけどな・・・」
「うわ、言っちゃった」
「そう言うんじゃなくて、なんか。もう疲れた、やる気しないんだよ」
- 238 :26:2004/07/11(日) 16:37
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ふたたび一年が過ぎる。あの子もこの子もいなくなる。けれど人数は大して変わらない。
ミキティが呟く。
「なんか楽屋寂しくなったよね」
タカハシが答える。
「みんなゴハン食べに行っちゃったって。・・・新しい子たちだけで固まっちゃってる感じ、あるよね」
「ん。・・・そういや、こないだガキさんからメールきたよ」
「どうだった?」
「んー、なんか、元気にやってるみたいよ・・・」
- 239 :26:2004/07/11(日) 16:37
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そしてまた時が過ぎる。「残っている」のが誰なのか。その基準すらぼやけてくる。
ミチシゲが言う。
「あたし、もうダメみたい。今の路線に耐えられないの。」
「そんな。」
「レイナもおなじだって・・・楽しかったけど、終わりだね。バイバイ」
「待ってよ・・・待ってってば、ねえ・・・」
- 240 :26:2004/07/11(日) 16:37
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けれど時は止まらない。あの子はいなくなり、この子もいなくなり、そして。
楽屋で一人、カメイが呟く。
「あたしがリーダーだなんて、笑っちゃうよね。このあたしが、リーダーで、一番センパイ。」
呟きながら、さらさらと手紙を書いている。読まなくても内容はわかる。
「さよなら」
カメイはそう呟いてロッカーの扉を開ける。
- 241 :26:2004/07/11(日) 16:38
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「ヤグチさん、久しぶりです」
「カメイ、死刑だよ」
狭いロッカーのなかで、私たちは泣きながら抱き合う。
- 242 :26:2004/07/11(日) 16:38
- ボツ小説 終
- 243 :名無し娘。:2004/07/11(日) 16:42
- 1個だけ使われていないアルファベットがあるのはわざと?
- 244 :名無し娘。:2004/07/11(日) 16:43
- 更新乙。
リアルタイムで読ませて頂きました。
面白かった。
・・・でこれで完結?
- 245 :名無し娘。:2004/07/11(日) 16:50
- 謎は謎のままでいいんじゃない
- 246 :名無し娘。:2004/07/11(日) 23:20
- あっさりとしていながら後に残るこの感じ。
まさに至高のメニューと呼ぶにふさわしいラインナップですな。
- 247 :名無し娘。:2004/07/14(水) 00:40
- ありがとう
そして
さようなら
- 248 :名無し娘。:2004/07/14(水) 07:38
- ありがとう
そして
いつかまた
- 249 :名無し娘。:2004/07/15(木) 01:30
- ( ´D`)<いいらさんはレミ、あいぼんはチーフスペれす
ののはシグ、防具はエプロンれす
北東に移動して漁るれすか?
- 250 :名無し娘。:2004/07/15(木) 02:44
- 新垣「はいよ!今日は大塚愛の【さくらんぼ】でいってみる??」
亀井「そんじゃ逝ってみようぜ!さくらんぼ☆」
新垣・亀井『♪笑顔咲ク 君とつながってたい もしあの向こうに見えるものがあるなら♪』
亀井「で、ターゲットは誰にするかなぁ?」
新垣「ダーツで決めようダーツ!」
亀井「わかった〜そうしようか!エイッ!」
プスッ
新垣「はい!吉澤さんことよしこにけって〜い!」
吉澤「いってぇぇぇぇぇええええええええええええ!!!!!!」
亀井「相手はやっぱり永遠のカップリング!卒業間近(っていうかリストラ!?( ´._ゝ`)プッ)の石川さんで!」
石川「そこのちゃんねらー。ヒソヒソ話の声になってないわよ。てか楽屋でなにやってんのよ?」
新垣「では、運命の矢が当たった2人には笑顔でくっついてどっかの向こうを見てください」
石川「はぁい?意味わかんないんですけどー。
それよりそこで白熊が何か儀式的な準備運動してるからとりあえず死んだふりしときなさい」
吉澤「すーすーはーはー」
ガチャ ガチャ
新垣「とりあえずくっついてもらいました〜(手錠で)」
吉澤「てめぇらゴルァあああああああああああああああああああああ!!!」
ズガガガガガ
石川「って待って待って!痛い痛い!私ひきずってるってよっすぃぃ!」
亀井「きゃー♪石川さんがだるまのようにっ!すごーい」
新垣「いまだ!エリちゃんずらかるよ!」ダッ
吉澤「おい待てテメェら!なんだこれ!邪魔だっつーの!」ゲシゲシ
- 251 :名無し娘。:2004/07/15(木) 02:45
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新垣・亀井『♪愛し合う2人 幸せの空 隣どおし あなたとあたし さくらんぼ♪』
新垣「はぁはぁ。とりあえず危機は去ったね」
亀井「ねぇ、これ本当に楽しいの?てかこんなことしてるとそのうちマジ殺されるよ。マジで」
新垣「気にしない気にしない☆それじゃ、続けるよ」
新垣・亀井『♪もういっかい!♪』
新垣「えいっ!」
プスッ
飯田「いっでぇえええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!」
- 252 :名無し娘。:2004/07/15(木) 02:45
- ボツ理由:サバってて眠いので不真面目でした
- 253 :名無し娘。:2004/07/15(木) 03:18
- ノノ*^ー^)うp場所失敗ごめんなさい
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