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俺と娘。の夢物語〜in 狩狩〜
709 :
てと
:2004/08/06(金) 20:58
バンッ!!
「イエ〜イみんな調子はどぅだーい?」
「・・・・キショッ。」
「バカ?」
突然物凄く勘違いな格好で入ってきた石川さん。そしてそれに対するいつもの
二人の罵声。石川さんの格好があまりに奇天烈な事以外は、何もかもいつも
と同じ情景だった。石川さんの格好は、例えるなら・・・。
「これからはパンクの時代なのよ!」
そう、パンク。ピンクなのはいつも通りだけどどうも格好がパンクバンドの
メンバーみたいな感じ。
「まあ存在時代がパンクしてるしね。」
「・・・・ポジティブパンクよ!」
藤本さんの口撃ももろともせず、石川さんの暴走は続く。今度は練習の
ため持ってきていたエレキギターを僕の手から奪うと、
ヘッドホンのコードを抜いてしまった。石川さんは今にも暴れだしそうな
雰囲気。
「ギブソンだから高いよ。」
「・・・・・い、行くぜ〜!!」
今の間は一体なんだったのだろう。石川さんは完全にコードを無視した
位置に指を置くと、ストロークを開始した。
ガッ
「あ、弦太めにしてるから。」
「・・・・・・。」
「ショボッ。」
「・・・・・・。」
「所詮梨華ちゃん如きにパンクなんか無理だったって事だよ。」
「・・・・・・。」
石川さんは矢口さんと藤本さんを泣きそうな顔をして少しだけ睨むと、
ギターを僕に渡して部屋の奥、ロッカーと壁の間に入ろうとした。
「石川さん、ここはえりのスペースです。他当たってください。」
「・・・・・・・・・。」
石川さんは無言のまま駆け出して楽屋の外へ去っていったけど、
吉澤さんが追いかけたから大丈夫、多分。
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0ch BBS 2006-02-27