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俺と娘。の夢物語〜in 狩狩〜
1 :
名無し娘。
:2003/09/09(火) 18:55
前スレ
俺と娘。の夢物語
http://teri.2ch.net/mor2/kako/977/977128657.html
俺と娘。の夢物語〜第2章〜
http://teri.2ch.net/mor2/kako/986/986831774.html
俺と娘。の夢物語〜第3章〜
http://www.metroports.com/test/read.cgi/morning/1004618557/
このスレを狩と共に終わらせてしまうのは、
余りにも惜しい。
606 :
てと
:2004/06/07(月) 21:47
外を出るとついさっきまでは明るかったのにもう暗く、珍しく星達が
キレイに輝いている。人気のあまりないベイエリアの方まで移動し、
しばらく星をじっと眺めた。
「はぁ〜・・・・。」
思わず溜息をついてしまう情景。僕が星に見惚れていると、
不意に矢口さんが呟く。
「あれって、おいら達みたいだよね。」
「・・・星がですか?」
「うん、一人一人は、もしかしたら小さいのかもしれない。
でも、みんなで集まる事で一つの夜空を彩っていく・・・。」
「矢口さんは体も小さいですけどね。」
「こら!茶化すな!」
矢口さんは精一杯背伸びして僕の頭を掴もうとしたけど、届かなかった。
607 :
てと
:2004/06/08(火) 22:38
楽屋に松浦さんが遊びに来た。見た瞬間、僕は思わず、
「最近CM多くない?」
率直な感想をコメントした。午後ティーだけで3種類くらいあったような。
「そうですかぁ〜?ありがとうございま〜す!」
松浦さんはなんか妙に引っ付いてくる。僕が微妙な表情を浮かべているのに
気がついたのか、はたまた・・・。
とにかく、藤本さんが救いの手を差し伸べてくれた。
「嫌がってない?」
うわぁ、超直球ですね。
「そんな事無いよぉ。ねぇ先輩?」
608 :
てと
:2004/06/08(火) 22:39
ぐいっ。
松浦さんが僕の右手を引っ張る。藤本さんはそれを見て、何も言わずに
左手を引っ張った。
いつか聞いた、aikoさんのラジオのワンコーナーのハガキを思い出す。
『僕の夢はあややとミキティが僕の取り合いをして、僕の右手と左手を
引っ張り合う事です』
・・・・・実際やられるとかなりきついっす。
「二人とも、嫌がってますよ!!」
高橋さん乱入。高橋さんは何をとち狂ったか、僕の頭を引っ張る。
僕が苦しんでいるのを見て面白がった加護ちゃんと辻ちゃんが、
それぞれ左足と右足を掴んだ。
609 :
てと
:2004/06/08(火) 22:40
「嘘―――?!」
いつぞやの時代の処刑方法に似てるぞこれ。
「なんや、SMか?」
騒ぎを聞きつけて今度は中澤さんが乱入してきた。
「!!中澤さん・・・・なんで笑っているんですか?」
恐る恐る聞くと、中澤さんは、
「・・・・・ニヤリ。」
「ああああああ!!!!」
ガチャッ!!!!
「うるさくて寝れないよ!!!」
「・・・・・・すみません。」
ごっちん最強説浮上?
610 :
名無し娘。
:2004/06/08(火) 23:57
ちと意味わからないがご苦労様といってみるテスト
611 :
名無し娘。
:2004/06/09(水) 02:13
両手両足と頭以外で、体でつかめるところってあとどこよ?
という話でいいんだろうな。
姐さんこわいっすw
612 :
名無し娘。
:2004/06/09(水) 09:43
掴まれてぇ。
613 :
名無し娘。
:2004/06/09(水) 13:16
まんなかのあ(r
614 :
名無し娘。
:2004/06/09(水) 20:37
掴み返した俺。
615 :
てと
:2004/06/09(水) 23:15
「よっしゃ行くぞ〜!」
『お〜!』
吉澤さんの掛け声に、4人で元気良く答える。
かなり久々に4期と僕という形でカラオケに行くことになった。
というわけで、仕事が終わると同時に直行。
このカラオケ、かなり侮れない。何歌おうかな〜なんて考えてたら、
すぐに予約曲が8曲くらい入ってて、全然歌えないのだ。
だから僕は急いで入力するも、既に5曲も予約されていた。
『〜〜〜♪』
石川さんの的外れな音程が耳を揺さぶる中、4人で笑う。
当然ながら男は僕だけだから、歌う曲が被ることはとりあえずない。
でも一つ、僕達のカラオケにはルールがあった。それをあろうことか、
今日に限って僕はすっかり忘れる。
616 :
てと
:2004/06/09(水) 23:16
『If I can♪Change the world〜♪』
みんなの視線を見て思う。やばい。
「みんな、ここに非国民がおるで。」
「本当なのれす。」
「こりゃ1曲」
「歌ってもらうっきゃないでしょ!」
洋楽禁止ルール。僕達の間にある、謎のルール。英語を毛嫌いするみんなが
決めたんだけれど、特に辻ちゃんがこのルールを押している。無理も無いか。
そしてこのルールを破ると、罰ゲームが待っている。僕の場合、
『あやや!あやや!』
室内中を4人のあややコールがこだまする。・・・・・。
「あ、いくよ?1,2,3♪」
当然のように振り付き。僕が泣きそうになりながら歌う中、
みんなはお腹を抱えて笑っていた。
617 :
名無し娘。
:2004/06/10(木) 01:07
>609-614 ……六根清浄、六根清浄……
☆ノハヽノノノハヽ
♀*´ー`)♀T▽T)
○ヽy/と○ヽy/と)
|!ニニ△ |!ニニ△ チリンチリーン
|i_ _!_i..|i_ _!_i
|∪ ∪ |∪ ∪
>616 「燃えよドラゴン」はルール的にどうなの?(←そもそも歌なのか、アレは)
618 :
名無し娘。
:2004/06/10(木) 12:20
>617 誤爆?
619 :
名無し娘。
:2004/06/10(木) 19:50
>>617
むしろ罰ゲームかと
620 :
てと
:2004/06/10(木) 23:15
最近何故か忙しく、みんな寝不足。僕も例に漏れる事無く、楽屋での待ち時間、
今にも寝てしまいそうになりながらも、必死に歯をくいしばっていた。
そんな時、加護ちゃんが、
「なあ、勝負せぇへんか?」
「なんの?」
「先に寝た方が勝ち。」
「ああかなり前にメチャイケでやってたね。ごっちん呼ぶ?」
「アホ、ハマグチェ呼ぶようなもんやぞ。タイマンや。」
「やるか。」
なんか大事な事を忘れていた気がしたけど、たまたま楽屋にいたのが
二人だけだったから、止める人も誰もいない。
「レディー・・・ステディーゴー!」
なんだか違和感を感じつつ開始。本当に眠かったからか、僕達はあっという間に、
夢の世界へ・・・。あれ?・・・これ判定する方法なくな・・・・・zzz
「ちょっとあんた達リハ押しちゃって・・・・・何寝てるの!!!!」
621 :
てと
:2004/06/11(金) 21:58
楽屋に紙コップと3ℓのペットボトルを持ち込み、みんなで飲んでいると、
「待ちなさい!コップは1人1個までよ!ていうかあたし達多いから
3人で1個くらいがちょうどいいくらいよ!」
ここ最近石川さんが細かい事にうるさい。
うるさいって言っちゃまずいんだろうけど、道重さんと一緒にかなり精力的。
流石エコモ二。でもこのコンビ、ほんわかと抜け目が多い。
ドンッ。
「あ。」
ボトッ。
ドボドボドボ・・・・。
「あ〜!!!!!」
ジュースをこぼした環境大臣なのに黒っぽい少女は、慌ててペットボトルを立て、
ティッシュを総動員して噴出した。
「あ〜勿体無い。」
「てか梨華ちゃんの服の生産中止にした方が絶対環境にいいって。誰も買わないもん。」
「うぅ・・・・・。」
石川さんが悲しそうに、ハンカチも補強して拭いていると、
「不祥事で大臣交代ですね・・・。」
道重さんはそんな事を呟いていた。
622 :
名無し娘。
:2004/06/12(土) 01:50
さゆ野心家だなさゆ。
623 :
てと
:2004/06/12(土) 22:50
「この間さー。」
藤本さんは携帯をいじりながら、いきなり僕に言った。
「この間っていつの事?」
あまりにも漠然としていたので僕は聞き返す。
「覚えるしりとりの後。美貴が部屋出た後、愛ちゃんなんか言ってた?」
「え?う〜ん・・・・・。」
なんだったかな・・・。あ!そういえば。僕は何とか思いだし、
「『負けないがし』とか言ってた。」
「ほほう。」
それを聞くと、藤本さんは意味深に笑い、
「ありがと。」
とだけ言って、行ってしまった。そのままロッキーズの方へと。
そしてなにやら話し出すと、みんなで会議室の方へと歩き出した。
今回から更新が2日に一度となります。理由はメル欄参照。
624 :
名無し娘。
:2004/06/13(日) 11:05
がんがれよ
625 :
名無し娘。
:2004/06/14(月) 10:57
狩狩れすか?
626 :
名無し娘。
:2004/06/14(月) 19:11
どこだよ
627 :
てと
:2004/06/14(月) 21:31
狩狩です。あとはメル欄参照。
一人での収録が終わって楽屋に帰ると、中には亀井さんしかいなかった。
なんだか良く分からないけど少しだけこわばった面持ちで、こっちを見ている。
特に話す話題もなかったので、僕は本を読んでいた。すると、
「せ、先輩!」
「何?」
亀井さんの方へと振り向いて目を見ると、突然言葉が詰まる。
「えっ・・・と・・・・。」
「?」
僕が困った顔を見せたせいか、亀井さんは慌てていきなり、
「6月って祝日がなくて嫌ですよね!」
「え・・・それってうちらあんまり関係なくない?」
「あ!そ、そうですよね!」
なんかそわそわとくねくねする亀井さん。
ガチャッ。
「失格〜。」
「?」
突然楽屋に現れ、謎の言動を発する藤本さん。いきなり言い放った一言は、
ちょっと僕には理解出来ない。
「すみませ〜ん。」
「何の話?」
「こっちの話、ほら、練り直しだ。」
藤本さんは亀井さんを連れ、楽屋を出て行ってしまった。
628 :
名無し娘。
:2004/06/15(火) 02:39
孤軍奮闘乙。 毎日チェックしてます。
629 :
名無し娘。
:2004/06/15(火) 09:52
37 名前:名無し娘。[supersage] 投稿日:2004/06/15(火) 00:33
羊のどこで書いてるの?
630 :
てと
:2004/06/16(水) 21:38
お昼時、ケータリングに行こうと思い立って立ち上がった時、
紺野さんに声をかけられた。
「あの、先輩。」
「何?」
「おなかすいてませんか?」
さっきから手を後ろに回したままの仕草が気になる。
とりあえず気にせずに僕は答えた。
「うん。これからケータリングに行くんだけど、一緒に行く?」
「いや、そうじゃなくて。おべ」
「あ、あさ美ちゃんお弁当持って来たの?」
「え?!」
小川さんが紺野さんに話しかけると、紺野さんは凄く驚き、
困った顔をしてそっちを向いた。
「あたしも持って来たから、一緒に食べよ!」
「あ、・・・うん。」
紺野さんはそのまま小川さんと一緒に部屋の奥へと行ってしまった。
・・・・何事?
631 :
てと
:2004/06/16(水) 21:39
ケータリングから戻って来てドアを開けると、藤本さんとすれ違う。
藤本さんは何も言わずに、紺野さんを引っ張って歩いて行ってしまった。
632 :
名無し娘。
:2004/06/17(木) 10:36
定期更新ご苦労様です
楽しみにROMしてますよー
633 :
名無し娘。
:2004/06/17(木) 14:40
っていうか、連動しているスレを知らないと話が半分わからないよね。
なぜ、紺野さんが藤本さんに引きずられてってしまったのか、とか。
≫632さん。頑張って探してください。
ここにヒントを書くと作者様に怒られそう。
634 :
てと
:2004/06/17(木) 18:45
ヒントですか・・・。現在supersage中ですので下の方にあるのは確かです。
下から20番くらいには入ってると思います。
635 :
632
:2004/06/17(木) 18:56
一番下から探してここまで上って来てしまった…
見落としてるのかな…_| ̄|○
636 :
てと
:2004/06/17(木) 19:29
>>632
あ、AAです。それで見落としたのかもしれません。
637 :
名無し娘。
:2004/06/18(金) 09:36
なんでそんなまどろっこしいことしてもったいぶってんの?
ヒントとか言ってないで教えちゃえばいいじゃん。
結局ごちゃごちゃと関係ないレスが付いちゃうくらいなら、そっちのがよっぽど良いと思うんだけど?
638 :
名無し娘。
:2004/06/18(金) 10:40
>>637
オマエモナ〜
639 :
637
:2004/06/18(金) 14:50
>>638
意味ワカンネ。
俺は見てないし探してないから知らんし知ったことじゃないのに「オマエモナー」て言われてもな・・・
あれか、覚えたての神々しい言葉を使いたいだけかw
640 :
名無し娘。
:2004/06/18(金) 15:05
正直このスレで連動ネタはどうかと思う
641 :
てと
:2004/06/18(金) 19:48
>>637
そうですね。争いが起こってもしょうがないので貼ります。
http://www.omosiro.com/~sakuraotome/live/test/read.cgi/bbs/1077313135/
>>640
思いつきでやってしまったので、すみません。
642 :
名無し娘。
:2004/06/18(金) 20:55
あっちを見て思ったのだが・・・連動させる意味無くね?
643 :
てと
:2004/06/18(金) 21:49
>>642
藤本がよく分からない行動をしている意図を示す上で、
このスレで「僕」以外の視点で話を動かすのはおかしいかな、と思いまして。
なんせ「僕と娘。の夢物語」ですし。
でもそう思われるのもしょうがないかもしれません。
644 :
てと
:2004/06/18(金) 23:16
コンビニにお弁当を行こうと思い立って立ち上がった時、
田中さんに声をかけられた。
「あの、先輩。」
「何?」
「おなかすいてませんか?」
さっきから手を後ろに回したままの仕草が気になる。
この間とおんなじ匂いが。でもアレは何がなんだかだったな。
とりあえず気にせずに僕は答えた。
「うん。これからコン」
「これ食べてください!!」
僕の声をさえぎるように、田中さんは弁当箱を差し出してきた。
「?ありがと。」
お礼を言い、椅子に座る。みんなに冷やかしを受けながら、
弁当箱を開けると、
「肉?!」
肉、肉、とにかく肉。下に御飯があるんだろうけど
それすら見えない。とりあえずもらったものだし、僕は口に運んだ。
「どうですか?」
「・・・しょっぱい。」
その声を聞いた瞬間、後ろにいた藤本さんが田中さんを掴み、
攫っていった。
・・・・流石親戚焼肉屋。
645 :
名無し娘。
:2004/06/19(土) 01:47
>642-643
企画としては面白いと思うけどなぁ。
少なくとも同じスレでやっちゃったら面白くも何ともないし。
とりあえず楽しみに読んでるのがいる事を表明しておく。
646 :
名無し娘。
:2004/06/19(土) 23:06
好きなようにやってみたらいいんじゃない
647 :
てと
:2004/06/20(日) 23:08
空き時間がたっぷりあったので、皆でサッカーボールを何個か持って、
近くの公園にサッカーをしに行くことに。平日で、時間も時間なだけに
人の気配すらほとんどなく、僕達は人の目を気にする事無くサッカーをすることが
出来た。
僕がリフティングをしていると、道重さんがこっちを見て言った。
「せんぱい、フェイントを上手くやる方法教えてください。」
僕はボールを足に乗せ、地面へと置くと、少し考える。そのとき、
道重さんはこう付け加えた。
「かわいく。」
「へ?」
「かわいいフェイントを教えてください!」
かわいい・・・。しばし本気で悩む。
「かわいく・・・。」
648 :
てと
:2004/06/20(日) 23:09
ボールを持ちながら、僕は道重さんの顔をじっと見る。目が合った瞬間、
身体を左へと出す。道重さんもそれに反応してこっちの方向へと来る。
身体が近づいた瞬間、僕は素早く囁く。
「かわいいよ。」
ニコッと笑って言うと、道重さんも笑顔になって動きが一瞬止まった。
一瞬の隙を利用して、左足のヒールでボールを右へ蹴る。
道重さんがハッとして左足を大きく開いた瞬間、股を素早く抜いた。
「よっしゃ〜!」
僕がそのまま少しだけドリブルをして戻ると、
「だめです、かわいくないです。」
ぐはっ。
「でも・・・。」
「でも?」
「かっこよかったです。」
いきなりそんな事を言われて、なんだか首筋が凄く熱くなった気がした。
「おーい!もうそろそろ行くよ〜!」
キャプテン吉澤さんの声が聞こえる。僕達は慌てて皆の後を追いかけた。
649 :
名無し募集中。。。
:2004/06/21(月) 18:21
ハァ━━━━━━ *´Д`* ━━━━━━ン!!!
650 :
てと
:2004/06/22(火) 23:03
「先輩、今日の一緒に帰りませんか?」
「ごめん、ちょっと用があって。」
僕は高橋さんの誘いを断ると、荷物をまとめる。高橋さんは少し寂しげな
顔で僕を見ている気もした。用、というのは・・・。
2時間前。
「せんぱい。」
話しかけられて後ろを振り向くと、道重さんだった。
なんだか最近よく話しかけられる気がする。なんだろう?
「今日の帰り、CDショップに行くんですけど、一緒に行きませんか?」
この時点で特に断る理由もなかったから、僕はそのまま行くことにした。
ただ、
「せんぱい、行きましょ〜。」
高橋さんと藤本さんのあまりに対照的な視線が気になる・・・。
651 :
てと
:2004/06/23(水) 22:56
向こうのスレでも書いたのですが、私情によりで休業いたします。
私のせいでずっとかけなかった人もいるかと思います。
私は再来週の水曜まで帰ってこない(はず)です。
どんどん書いちゃってください。
652 :
名無し娘。
:2004/07/02(金) 22:57
>>651
待ってます。
653 :
てと
:2004/07/07(水) 18:23
CDショップに着くと、僕達は早速CDを漁った。
道重さんが何を聞くのか、ちょっと興味深かったから見ていると、
「だめです。」
と言っていたずらに笑った。ウロウロとその場を動いていると、
自分達のポスターが視界に飛び込んできた。
こういうのを見ると未だに照れくさくなったりする。
「自分らのポスター貼ってあるとちょっとドキドキしない?
バレないかな?なんて。」
そう言っているとなんだかちらちら視線を感じ出した。
道重さんはニコッと笑うと、
「そうですね〜。さゆはよく気づかれちゃいます。
やっぱ可愛いと苦労しますよね〜。あ、これ買います♪」
楽しそうに去ってゆく道重さんを見ながら、僕は呟いた。
「・・・多分見つかる理由ちょっと違うと思うよ。」
多分飯田さんとおんなじ・・・・。
654 :
名無し娘。
:2004/07/07(水) 19:54
更新お疲れ様です。
あっちのほうが更新されていたのでもしかしたらと思ったら、やっぱりでした。
これからも、自分の時間を大切にしつつ、小説も頑張ってください。
655 :
てと
:2004/07/09(金) 21:27
「最近行く暇なかったんでやっと買えましたぁ。」
CDを手に、道重さんはご満悦。左手に袋を持って、僕の左側に立っていた。
二人で歩いていると、
「あの、手、繋いでもいいですか?」
ちょっとだけ見上げ気味に、上目遣い言われてちょっとドキッとした。
一瞬迷ったけど、
「いいよ。」
そういえば前繋いだ事あったな(
>>493
)と思い出し、ここで断るのは変かな、
と思って手を握った。道重さんは握られた瞬間、
「せんぱいの手、暖かいです。」
少しだけ微笑んだ。またドキッとしたけど、僕は何も言わなかった。
656 :
てと
:2004/07/11(日) 21:48
道重さんと買い物へ行った次の日の朝楽屋に入ると、
高橋さんがいきなり凄い剣幕で僕の前にやってきた。
「どうしたの?怖い顔しちゃって。」
「・・・ちょっと来て下さい。」
「?うん。」
来たばかりなのに、楽屋の外へ出るとは。
バタンッ。
バタンッ。
少し歩いた所でまたドアの開く音がした気がした。
657 :
てと
:2004/07/11(日) 21:49
僕はそのまま社内の階段の踊り場まで連れて行かれた。
皆普段この階段を使わないから人気も無い。妙な静寂が気まずかった。
高橋さんは相変わらず怖い顔のまま、
「先輩。」
「はい。」
思わず出た返事が「はい」だった。
「シゲさんとはどういう関係ですか?」
「え?・・・どういうって?」
「昨日見ました、シゲさんと手を繋いで歩いている所。」
不意打ちを食らった気がした。なんだか気配を感じていたけど、
高橋さんだったのか。しかも誤解を招きそうなところをきっちり
見られている。
別にごまかしたりする必要なんて何も無い。僕はありのままに
話す事にした。
658 :
てと
:2004/07/11(日) 21:50
「前転んだ道重さんが転ばないようにって、1回手を繋いだ事があったんだ。
だから特に深い意味は無」
「うそ、そんなのウソです。何も思わないはずが無いじゃないですか。」
そう言われると少し苦しかった。僕が言葉に詰まっていると、
「・・・・・っ!」
タタタタタタタ・・・・。
高橋さんは走り去ってしまった。
「・・・・・。」
どうしていいのか分からない僕に、誰かが後ろから叫んだ。
「追いかけろ!」
「・・・藤本さん?なんで」
「いいから行け!」
横にいた道重さんが物凄く気になったけど、突き飛ばされた勢いで僕は
走り出した。
659 :
てと
:2004/07/11(日) 21:51
なんとか高橋さんに追いついたけど、高橋さんはなんとか逃げ出そうと
必死に動きまわった。なんとか落ち着かせ、僕は言った。
「ごめん、気づいてたよ。」
「・・・・・え?」
高橋さんの顔はなんとなく赤みを帯びていた。
「気持ち、気づいてたよ。」
僕はふーっ、と呼吸を一息つくと、続けた。
「でも道重さんの方が先に誘ってきたんだよ。」
「はいっ?!」
顔の赤かった高橋さんの顔が一変する。なんだか拍子抜けした顔だ。
660 :
てと
:2004/07/11(日) 21:51
「え?断って道重さんと行った事が問題じゃ・・。」
「・・・もういいです!!!」
「?違うの?」
高橋さんは怒っているような声だったけど、顔は笑っていた。
「許して欲しかったら・・・。名前で呼んでください。」
「名前?」
「はい・・・。」
「分かった。愛ちゃん。」
「は、はい。」
なんだかぎこちない返事に、思わず二人で笑った。
661 :
てと
:2004/07/12(月) 19:24
いつかの話。
「誰かセカチュウ見に行こうぜ〜。」
矢口さんのそんな呼びかけに、ちょうど見たいと思っていた僕は行くことにした。
でも他のメンバーはどうやら都合が悪いらしい。
「なんだよつれないな〜。」
矢口さんはそんな愚痴を笑いながらこぼしている。
映画もクライマックスに差し掛かってきて、館内では少しずつすすり泣く
声が聞こえてきた。僕はちょっとジーンと来ていたところ、ふと横を見ると、
「・・・・っ・・。」
目が合う。
「・・泣いてねぇぞぉ・・・。」
矢口さんはそう強がっていたけど、矢口さんの涙は暗闇の館内の中光って見えた。
662 :
名無し娘。
:2004/07/12(月) 20:42
やぐたん!
ハァ━━━━━━ *´Д`* ━━━━━━ン!!!
663 :
てと
:2004/07/13(火) 22:07
ある日電車を降りて駅を出ようとすると、外は凄い雨だった。
地下鉄だから気がつかなかった、傘持ってきてよかった、なんて
考えながら傘を開こうとすると、
「先輩!」
「愛ちゃん。」
後ろからいきなり話しかけられ振り向くと、
「傘入れてください。」
「え、あ、うん。いいよ。」
ようやく愛ちゃんって呼ぶの慣れたな。そんな事を思いながら傘の中に入れて、
ゆっくりと歩き出す。雨は大分強くて驚いた。あっと言う間に出来る
水溜り達を避けながら、進んでゆく。
「先輩、肩すごい濡れちゃってるじゃないですか。」
「いいよ別に。風邪ひいちゃうでしょ?」
愛ちゃんの方を見て軽く微笑むと、愛ちゃんは軽く俯いて首を振った。
鞄から折り畳み傘がはみ出ているのは見なかった事にしよう・・・。
664 :
てと
:2004/07/14(水) 21:50
「・・・・・無理だ。」
「先輩何やってるんですか?」
「あ、小川さん。これ高2終了程度のレベルらしいよ。」
僕が小川さんに差し出したのは英検準2級の問題集。小川さんは少しだけ見ると、
見る見るうちに顔が青ざめていった。
「・・・・なんですかこれ。」
めちゃイケも結局中学レベルだし・・・なんて言い訳して逃げ出したくなる。
「うわ、こんなの持ってきちゃ駄目ですよ。」
うわ、と露骨に嫌な声を出したのは紺野さん。
「そういえば英語苦手だっけ。」
「英語以外は完璧です!」
紺野さんは「完璧」をやけに強調していた。
665 :
てと
:2004/07/14(水) 21:55
「こういうのは4択だからえんぴつ転がすんですよ〜。」
ひょこっと小さな顔を出したのは新垣さん。最初から運頼み。
高橋さんもやってきて、僕の周りを5期全員集合。
高橋さんはくるなり言った。
「でもなんでこんなのやってるんですか?」
「いとこが取ったらしくて試しに買ってみたんだけど・・・。」
「じゃあやってみましょうよ!」
『え゛?!』
提案者新垣さんに賛同出来ない全員。特に紺野さんの嫌そうな顔は目立った。
とりあえず1問、ためしにやってみて全員思い思いの数字を選ぶ。
「真面目に答えた人が不正解で、鉛筆転がした里沙ちゃんが正解って
どうなのよ。」
小川さんは頭を抱えてぼやいている。新垣さんは得意そうに眉毛を動かしている。
「あっしは惜しかったやよ〜。」
4択に惜しいという概念はあるのだろうか・・・。
「もう1問!」
『えー。』
新垣さんの笑顔と手のひらの鉛筆が光って見えた。
666 :
名無し娘。
:2004/07/15(木) 01:22
なんかほのぼのしててイイですね
667 :
てと
:2004/07/15(木) 22:15
エコモニ。は活動が終了しても楽屋では活動が続いている。
ちょっとしたことがあると大臣は空気も読まずにはしゃぎまくっていた。
「矢口さーん!!割り箸もらってきちゃだめですよ!!」
「あ〜なんだようるさいな〜。」
今日も奮闘中。でも今日は紺野さんが遊撃した。
「石川さん。」
「何?今は大臣よ!」
「割り箸って、切らないといけない木を切ってるんで、資源の無駄では
ないんですよ。」
「・・・・・え?」
大臣の動きが完全に止まった。紺野さんは間髪入れずに続ける。
「伐採しないと養分がちゃんと行き渡らなくて共倒れしちゃうんですよ。
だからある程度は伐採して、その木を割り箸などに使うんですけど・・・
って大臣さん?」
大臣さんは既に地面にひれ伏していた。
「期間中だったらさゆが大臣だったのに・・・。」
道重さんはまだそんな事を呟いていた。
668 :
てと
:2004/07/16(金) 18:45
空き時間、楽屋でただただボーっとしていると、珍しく本を読んでいる
辻ちゃんが目に映った。しかも文章ばっかり。意外だな〜と思ってみていたら
なんだか悩み始めた。
「ん〜・・・・・・。」
辻ちゃんは持っている本片手に、横にいた加護ちゃんに訪ねた。
「あいぼん、これってどう読むの?」
「これ?ん〜。かくかくやろ。」
ブッ!!!
「あ、矢口さん汚〜い!」
なんだ?!僕はためしに近づいて本を覗き込むと・・・各々だった・・・。
つんくさん、大丈夫なんですか?卒業させて。
669 :
名無し娘。
:2004/07/17(土) 13:39
紺野と藤本がニュースステーションで柔道して、
紺野の背負い投げでミキティの胴衣がはだけておっぱい丸見えって夢を見た。
670 :
名無し娘。
:2004/07/17(土) 18:53
シンプルだが実にイイッ!!
671 :
てと
:2004/07/17(土) 23:18
某日某所。僕達はロケで或る場所へとそれぞれ向かった。現地集合なので
当然早く来る人、遅く来る人、遅刻する人・・・色々いる。
今日は田中さんが来なかった。仕方無く亀井さんが電話をかけることに。
「あ、れいな?今何処?」
『えり?ごめん、電車が人身事故で止まっちゃった。』
「電車が止まっちゃったみたいです。」
亀井さんは皆に向かってそう伝えるとマネージャーさんが今どこにいるのか
聞くように指示した。
「今何処?・・・・分かった。じゃあ急いでね。」
いや、電車止まってるし急げないのでは・・・。なんて思いながら、
電話を切った亀井さんを見た。亀井さんはマネージャーさんに言った。
「”はるにち”駅にいるらしいです。」
『?』
「・・・・・・・・・・春日(かすが)。」
頭を抱えて矢口さんが言った。つい先日の悪夢が蘇えったような、
そんな顔をして。
つんくさん、 メンバー内にも似たような輩がいます。僕たち大丈夫
なんでしょうか?
672 :
てと
:2004/07/18(日) 18:54
『今日の占いCount Down〜!!!』
本を読んでいると、そんな声が耳に飛び込む。皆食い入るような表情で
テレビに見入っていた。僕は別に興味もなかったので、ジュースを買いに
外へと出て行った。
楽屋に戻ると大騒ぎ。入った途端に道重さんが、
「せんぱい!ご一緒に。」
「え?」
「3,2,1、ハッスルハッスル!」
わけも分からず一緒にやると、道重さんは言った。
「今日1位だったんですよ。それでハッスルハッスルやったらもっと楽しい
1日になるんだって!」
あ、そう・・・。他にもいろんな人が色々やってる中、
「あ、さっそくジュース買ってる〜!」
石川さんに捕まった。なんでも僕の星座はジュースを飲んで落ち着きましょう
見たいな事を言われていたらしく、いじられた。
にしても・・・皆深々深いな(違う?)
673 :
てと
:2004/07/18(日) 19:04
お昼時、そろそろ御飯を食べようと思って財布の中身を確認していると
いきなり腕を掴まれた。
「御飯食べに行こ。」
藤本さんだった。半ば強引に引っ張られ楽屋を出る。
「痛痛痛!なんなんだよ〜。」
「先輩と御飯。」
「はい?」
「占いでやってたの、先輩と御飯食べに行くといいんだって。だから行こ。」
藤本さんもそう言うの信じるのか〜。
あれ?でも藤本さん、僕と星座同じじゃなかったっけ?気のせいかな・・?
674 :
名無し娘。
:2004/07/19(月) 02:12
ミキティキャワ!
675 :
てと
:2004/07/19(月) 20:56
ガチャッ
「おはようございまーす!」
「亀井おはようって・・・どうした?」
矢口さんの一言に僕は思わず入り口の方へ目を向ける。
?
亀井さんは顔だけ右を向いたまま入ってきた。
「寝違えちゃいましたー。」
何故か半笑いの亀井さん。矢口さんは心配そうな表情で、
「こういうときはえ〜っとどうすればいいんだっけ?」
なにやら色々試行錯誤を始めた。
それはなんだか次期リーダーとしての下準備のようにも見えた。
676 :
てと
:2004/07/19(月) 21:02
ガチャッ
「おはようございまーす!!」
間もなくして石川さんが入ってくる。石川さんは左を向いてる。
二人も寝違える事ってあるのかな?
でも矢口さんのリアクションは、
「どうした石川、とうとう本当に狂ったか。」
?!
「ひっどぉ〜い!!亀井と随分リアクションが違うじゃないですか〜!」
「見てたならなおさらだ。自分でなんとかしろ。」
「ひでー・・・。」
「いやそうでもないよ。」
「飯田さん?どういうことですか?」
飯田さんは極めて冷静な表情で、またよく分からない事で言うのだろうか。
「石川も来年カオリと卒業でしょ?そろそろいい加減巣立ちに向けて色々
しっかりさせないと。いや、今でも充分かもしれないけど、団体の中での
しっかりさと一人でやってくのは違うでしょ?矢口なりの愛情表現みたいな
ものじゃないかな。」
飯田さんはそこまで語ると、
「あれ?歌う時はユニット?」
と独り言のように呟くと一人でブツブツ呟き出した。
・・・巣立ちか。
677 :
名無し娘。
:2004/07/19(月) 22:31
みんながまだ怪談話を引きずっているようなので、辻ちゃん&加護ちゃんも
誘って、ちょっとした悪戯を。
パチッ
楽屋の電気を消してみる。
『?!』
続いて辻ちゃん&加護ちゃんによるラップ現象
ガタゴトッ、キーキー、パーン
『@★*?&□#$!¥●※』
声にならない大きな声が楽屋中に響きわたる。
あまりの混乱に誰かが僕の背中に抱きついた。
678 :
名無し娘。
:2004/07/19(月) 22:32
パチッ
「ごめんね、みんなー」
「犯人はコイツやで」
「俺かよっ!」
電気を点けるとそこにあるのは地獄絵図、やり過ぎたかな?
何名かは失神寸前、矢口さんが涙目で何かまくし立てているが、
何を言っているのかさっぱり判らないほど動揺している。
・・・数時間後・・・
辻ちゃん&加護ちゃんに全てのことをばらされた僕は、廊下で
マネージャーさんからキツイお叱りを受けました。
679 :
名無し娘。
:2004/07/19(月) 22:33
そういえば、電気を点けた瞬間に背中から離れたけど誰だったの?
なんて思っていたら
「男の人はは背中が広いと安心するね。」
そんな声が楽屋の中から聞こえた。
680 :
名無し娘。
:2004/07/19(月) 22:38
間違えたー!
「男の人はは背中が広いと安心するね。」
↑
「は」が一つ多いね、ごめんなさい
僕に抱きついた人は皆さんのお好きな方でどうぞ
681 :
てと
:2004/07/20(火) 21:24
仕事帰り、たまにはゆっくり歩いてみようと思って街を歩いた。
そこでたまたまゲーセンが眼に入る。入ってみよう、特何を考えるわけでも
なく僕はゲーセンに足を踏み入れた。
「あ、せんぱーい!」
呼ばれて振り返ると、そこにいたのは6期の3人。
頭文字Dの前に立っている。
「よく来るんですか?」
「ううん、なんとなく寄ってみただけ。そっちは?」
「よく3人で来るんですよ〜。あ、先輩。これやってください。」
亀井さんが指を指したのはギターフリークス。
「ホンモノ楽屋で弾いてるじゃん。アコギだけど。ライブでエレキ弾いてるし。」
「だからこそですよ!一体何点出してくれるのか!」
「うわプレッシャーかけるねぇ。」
僕は笑いながらお金を投入すると、ギターを肩にかけた。
682 :
てと
:2004/07/20(火) 21:28
僕がギタフリをしている間、田中さんと道重さんはUFOキャッチャーに
挑戦中だった。少しのインターバルを鋏んで、
「あ〜!!」
なんて声が聞こえて、間もなく、
「もう1回!」
何て声が聞こえてくる。
全ステージをクリアしてランキングに名前を入れた後そっちへと行くと、
大にぎやかだった。
「あ〜!」
「さゆがやる!!」
「あと1回!あと1回だけたい!」
そんな中、亀井さんが無言のまま横で挑戦。なんと一発で捕ってみせた。
「先輩にプレゼントです。」
亀井さんが僕にぬいぐるみを渡して微笑むと、それを見ていた二人が食いついた。
そのままゲーセン内で亀井さんによる「クレーンキャッチャー講座」が開始。
僕は一言言って先に帰った。
683 :
てと
:2004/07/20(火) 21:30
次の日・・・・・。
ドン!!!!
「田中さん・・・・・・これは?」
「先輩にプレゼントです!!」
「さゆもです!!」
ドン!!!!!!
机の上に乗せられたのは大量のぬいぐるみ。数で言うと20個以上。
二人は誇らしげな表情をしていたけど、心なしか机に置いてある
財布がいつもより薄くなっていた。
684 :
てと
:2004/07/20(火) 21:30
次の日・・・・・。
ドン!!!!
「田中さん・・・・・・これは?」
「先輩にプレゼントです!!」
「さゆもです!!」
ドン!!!!!!
机の上に乗せられたのは大量のぬいぐるみ。数で言うと20個以上。
二人は誇らしげな表情をしていたけど、心なしか机に置いてある
財布がいつもより薄くなっていた。
685 :
てと
:2004/07/20(火) 21:31
2重投稿すみません
686 :
名無し娘。
:2004/07/22(木) 22:47
先輩の脳内順位は1.愛ちゃん2.えりりん3.しげさん4.やぐ あたりかな?
687 :
名無し娘。
:2004/07/26(月) 14:32
今日も石川さんと一緒に阪神戦を見にいった。
石川さんは本当に阪神が好きなんだな。 俺が誰を一番応援してるのかと聞くと、
「みんな応援してるよ。頑張ってる姿が好きなの」
と少し照れながら言った。
俺は黙ってポップコーンを食べた。矢野と工藤が激突した時、
「大丈夫かな、大きな怪我じゃないといいね。みんな元気で野球をしてほしいな」
と石川さんはちょっと悲しそうな顔で呟いた。
「矢野が悪いんじゃないか?」
そう俺が言うと、石川さんはぷるぷると首を振った。
「みんな一生懸命やってるの、誰も悪くないよ。私はみんなを応援してるんだから」
石川さんの目は綺麗だった。ただポップコーンを食う俺が写っていた。
688 :
名無し娘。
:2004/07/26(月) 18:31
すいません。ちょっと感動してもいいですか。
689 :
てと
:2004/07/26(月) 21:55
ボーっとしていると、不意に調子の外れた歌声が耳に飛び込んできた。
「ひ〜とみ〜をと〜じて〜君を〜描くよぉ♪」
眠気が一気に覚める。そっちの方を見ると、やっぱり石川さんが歌っていた。
そしてその歌は更に続く。
「それだけで〜いいぃぃぃ〜♪ステーウィフミー♪・・・ああ、言われた〜い。」
なんだかうっとりしている表情。冗談っぽく近づこうとすると、先客が現れた。
よしこだ。
「ひ〜とみ〜をと〜じて〜き〜みを〜描〜くよ〜そ〜れだけで〜いいぃぃ♪」
目は僕をはるかに超える男前。石川さんはそれを見て完全にうっとりしてしまった。
「よっすぃ〜素敵!」
抱きつく石川さん。
・・・・・いいのか?
690 :
てと
:2004/07/27(火) 15:08
ある日、矢口さんが某飲料を口にして言った。
「これって美味しいか?」
誰も否定しないし肯定もしない。
僕達がそれを話題に取り上げることがいかにまずいか全員知っていたからだ。
藤本さんの視線が熱い。
691 :
てと
:2004/07/27(火) 15:09
ある日、高橋さんが(略)
「後味焼きそばですよね。」
全員無言のままスタンディングオベーション。
そういえば最近見かけない気がする。
食べ茶。
692 :
名無し娘。
:2004/07/28(水) 00:52
「次は、XXく〜ん」
OLばかりのこの部署に
な〜ぜか ひ〜とり 男の子
周りの男は うらやましがるが
本人どうなの?
「え、こ、光栄です」 オイ!
WOW WOW WOW 青春
いろいろあるさ!
2,3人集ったら
かしまし かしまし
693 :
てと
:2004/07/28(水) 17:20
「高校生クイズに出たい。」
紺野さんが突然そんな事を言ったのは、ある日の午後の事。
その場にいた小川さんと新垣さんもすぐにそれに乗って、盛り上がり始めた。
そして色々話しているうちに紺野さんはどうやら本気で出たいらしいと言う事が
分かり、スケジュール表を見て色々考えていた。
「あ、やった空いてる〜!」
「よしじゃあ3人で出ようよ!」
そろそろ本格的に盛り上がってきた。
「あ、でも同学年じゃなきゃ駄目かも。」
というわけで新垣さん渋々離脱。というわけで誰か他に該当者を探すと、
「のんつぁんか、かーちゃん。」
『・・・・・・・・・・・・・。』
「無理か。」
「無理だね。」
「諦めようか。」
「しょうがないよね。」
ひどっ。
694 :
名無し娘。
:2004/07/29(木) 00:36
学年はバラバラでいいけど、学校は同じじゃないといけない気がする。
695 :
てと
:2004/07/29(木) 15:14
安倍さんと久しぶりに一緒に食事をした。軽い近況報告をお互いに済ませた後、
居酒屋でお酒を飲みなおす。そのうち安倍さんが悪酔いを始めた。
僕はなんとかなだめたが安倍さんのお酒の摂取量は増える一方。
そして居酒屋を出た頃、安倍さんは歩けないくらいに酔っ払っていた。
仕方なく僕は安倍さんをおぶると、今日はうちに泊まってください。と言った。
うちがここから近かったからだ。
「なっちを家に連れ込んでな〜にする気なんれしょーね〜。」
「プレステ。」
「なっ!いつの間にそんな事言うようになったんだべか!!」
フラフラと歩くうちに、安倍さんの愚痴は再開された。
「ドラマの数字もイマイチ、CDのセールスもイマイチ・・・。なんでみんな、
なっちのこと嫌いになっちゃったのかな・・・。」
背中に何か生暖かい水のようなものを感じる。すぐにすすり泣く声が聞こえてきた。
「・・・・。」
696 :
てと
:2004/07/29(木) 15:16
家に着き、安倍さんに水を渡す。安倍さんは一気にそれを飲み干すとすぐに
ベッドの上で目を瞑ってしまった。僕は安倍さんの横に腰を下ろし、そっと
呟いた。
「大丈夫ですよ、心配しなくても。みんな安倍さんががんばっていること、
よ〜く知ってますから・・・。」
「・・・・・ありがと。」
え、と思って安倍さんも見るも、目はしっかり閉じられていた。
強すぎるくらいに。
「今何か言いましたか?」
うわ言のように呟いてみると、安倍さんの声がすぐに聞こえた。
「な、何言っているべさ。なっちは寝てるんだべ?何も言うわけないっしょ。」
「・・・そうですね。」
僕は少しだけ微笑んで安倍さんを見ると、安倍さんの寝顔も少しだけ微笑んでいた。
697 :
名無し娘。
:2004/07/29(木) 15:43
前スレが見れません。アド教えてくださいませ
698 :
てと
:2004/07/30(金) 18:34
ピンポーン
ある日の夜遅く、突然鳴ったホテルのチャイム。誰だろう、僕は疲れた体を
なんとか起こし、重い足取りでドアへと向かった。
ガチャッ
「あれ、ごっちん。」
「来ちゃった。」
こんな夜遅くに現れて、何故か笑顔のごっちん。
「来ちゃったって」
ドンッ。
突然体を強く押され、そのまま僕はベッドの上に転がった。
「どうした・・・・の?」
気づくと僕は馬乗りにされていた。混乱しているうちに、ごっちんは腕を
僕の体に回し、強く抱きしめた。
「曲作って。」
「・・・・はい?」
いきなりそんな事を言われて僕はたじろいだ。耳元で囁かれて自分の顔が
どんどん熱くなっているのが分かる。ごっちんは頬を僕の頬に摺り寄せて、
「お願い。寺田よりはいいの作れるよきっと。
ただでとは言わないからさ・・・・。」
体全体を擦り付ける様に抱きつくごっちん。いやらしい笑みを浮かべて、
その口からは牙が・・・・牙?!
「そ、それ、何?!」
「いただきます。」
『あああああああ!!!!!』
699 :
てと
:2004/07/30(金) 18:40
暗い部屋の中で、みんな四方八方に散った。矢口さんはガタガタ震えて、
なにやら文句を言っている。
「エロヒトオモフタラナニイキナリコワクヒテフホヨ!!!」
多分、エロいと思ったら何いきなり怖くしてるのよ。って言ってます。
「え、だって、昨日見た夢大会なんだからしょうがないじゃないですか。」
楽屋で突然始まったそんな大会。優勝商品は中澤さんから昼飯おごり贈呈。
(まだ中澤さんには何も言っていない)
ただ単に僕の大声でびびらせただけのような形となったけど、そんな中でも
藤本さんは冷静に、
「寺田よりいいの作れるよきっとの所マジウケた!」
た、確かに夢にしてはリアル・・・・。
700 :
てと
:2004/07/31(土) 18:19
バラエティで珍しい人と共演する機会が出来た。保田さんだ。
ロケは新幹線で行く遠出。娘。のメンバー全員ではなくて僕個人でのオファー
だった事もあり、保田さんと待ち合わせをして新幹線に乗っていく事になった。
現地は各自で行くように、なんていうひどい番組だったからだが、これが
思わぬ事件を招いた。
「保田さん!何珍しく遅刻してるんですか!!!」
「仕方ないじゃない!テレビ番組なんて久ぶりすぎて最後いつか覚えてないわよ!」
か、悲しい・・・。そんな事を考えている場合ではないので僕らは全速力で
階段を駆け上った。
『駆け込み乗車はおやめください・・・。駆け込み乗車はおやめください!』
駅員さんがキレまくる中、僕らはなんとか電車に飛び乗った。
「はぁ・・・・はぁ・・・。保田さん?」
「・・・・・・・・・・・。」
保田さんは年老いた老婆みたいに生気を完全に失ってしまっていた。
僕はタオルを渡して、スポーツドリンクを買うと、保田さんに渡した。
物凄い勢いでがぶ飲みする保田さん。
「・・・保田さん、運動しましょう?」
701 :
てと
:2004/08/01(日) 21:49
早朝、今日も体力づくりのジョギング。ツアー中、前は欠かせない。
僕の場合30分くらい軽くやって終わりだが、今日は横に人がいた。
「おはよ〜!」
「石川さん。どうしたの?」
「なんだか目が覚めちゃって。ウェアもあるし、たまにはいいかなぁって。」
朝から爽やかな笑顔。軽く飛び散る汗は太陽の光を浴びてキラキラ光っていて、
漫画みたいな情景だった。
「あ、犬だ。」
早朝という事もあってか、犬の散歩にもちょくちょく出くわす。
「さわってもいいですか?」
石川さんは飼い主さんに許可を貰うと嬉しそうに犬を撫で出した。犬は
くぅーんっ、と鳴くとパタパタとシッポを振って石川さんにじゃれている。
僕も犬の頭を軽く撫でたけど、すぐに僕への興味を失って石川さんの膝に
両手を乗せて石川さんの手をぺろぺろとなめていた。
「きっと雄なんだぁ。」
石川さんはそう笑うと、犬を抱きかかえ、
「ありがとうございました。」
飼い主に渡した。犬はちょっとだけ名残惜しそうな顔をしていて僕らは
また笑った。
702 :
名無し娘。
:2004/08/01(日) 23:12
>>697
前スレあったよ。
http://www.miraclenight.net/logs/mor/040603/1004618557.html
それにしても、最初から読むと歴史を感じるな。
703 :
てと
:2004/08/02(月) 17:24
楽屋に後藤さんが訪れる。この暑い中爽やかな笑顔で一言。
「差し入れ〜。こんな暑い日には〜これ。西瓜!みんな食べなよ〜紺野ばっか
食ってないで。ってあれまだいないか。」
「人数多いから分け前少ないけど2つで我慢しいや〜。」
「みんな差し入れだよ〜。暑いっしょ〜、こんな日は西瓜!ほら亀ちゃん
何ボーっとしてるの。暑いから冷たいもの食べなきゃ〜。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「卒業したばっかやけどうちらからの差し入れや〜!・・・・あれ?」
楽屋の机に積み上げられた西瓜西瓜西瓜。計13個。更に二人の持って来た分で
15個。さっきまでせめて一人だったのに・・・。
更にここで一人、遅れてきた娘が現れる。
「遅れました〜。でもいいもの買ってきましたよ〜。」
紺野さんは手を後ろに回してそれを隠している。嫌な予感・・・。
「夏はやっぱこれです!すいか」
『!!!』
「バー!完璧です!あれ、なんでみんなどうしてこけてるんですか?」
704 :
名無し娘。
:2004/08/02(月) 22:29
見せ方はまだへただけどイメージはいいね
読んでて楽しくなってくる
705 :
てと
:2004/08/03(火) 22:06
空き時間に近くのコンビニに買い物へと出かけた。テレビ局の近くという事も
あり、そこへ行くとメンバーや他の芸能人と会う事がたまにある。別に期待
をするわけではないけど、誰かいるかもな〜、くらいは頭の中で考えつつ、
僕はコンビニの中へ入った。
中に入り適当にパンを物色しようと奥へ足を進めると、やっぱりいた。
吉澤さんが手にゆで卵をとって、他に何を取ろうか考え事をしているのか、
顔はボーっとしていた。
悪戯心が僕に囁きかける。僕は少し笑いをこらえながら吉澤さんの背後に忍び寄り、
「わっ!」
「うわっ!!!」
予想外のリアクションのでかさに僕は高橋さんみたいに目を見開いた。
吉澤さんは勢い余って棚の中に頭を突っ込んでしまい、僕は慌てて引っ張り出した。
「ご、ごめん!!」
吉澤さんが棚から顔を出すと、僕は思わずぷっと噴出した。何故だか分からないけど
その口にはゆで卵が咥えられていたからだ。吉澤さんはそれを口から取り出すと、
「危ないじゃんかYO!」
「うぉ久しぶりにそれ聞いた!」
僕が驚いて叫ぶと吉澤さんは満足そうにニコニコ笑う。
帰り道、僕らのビニール袋の中でゆで卵が仲良く1個ずつ揺れていた。
706 :
てと
:2004/08/04(水) 18:39
自分以外の収録が思いのほか長くて暇になってしまった。スタッフの人が
楽屋に時間の押し具合の説明が入り、入り時間の変更が告げられる。こに
よって思わぬ時間が生まれた。2時間、暇になる。僕は楽屋を見渡した。
僕以外でいるのは5,6期マイナス藤本さん。僕を合わせて8人。
いい人数だ。僕はみんなに言った。
「サッカーしない?」
『しま〜す!』
即答。僕は楽屋に置きっぱなしになっている、誰のものというわけでもない
サッカーボールを拾い上げると、みんなで駆け出した。
すかっ、
ピューッ
「あ!」
足を思い切り振った田中さんの靴が弾みでミサイルのように飛び出した。
靴はそのまま、
「痛!!!」
それに気づいていない小川さんの背中にヒットすると、転がって僕のところに
落ちた。僕はそれを拾い上げると、ゆっくりと田中さんのところまで歩き、
「どうぞ、シンデレラ。」
くだらないかな〜?と思って田中さんの表情をうかがうと、その顔はみるみる
赤くなっていく。
「べ、別にその一言はいらんとですよっ!!」
強引に靴を奪い取ると、慌ててはいてすぐにボールを追いかけに行ってしまった。
僕はちょっとだけ呆然としていると、道重さんが僕に近づき、ふと漏らした。
「先輩ももうオヤジですかね。」
そ、そんなにくだらなかったか・・・・。
予想外の攻撃に胸をえぐられた気がした。
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