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二枚舌足らず
1 :
名無し募集中。。。
:2006/08/08(火) 22:55
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:.:...:.:.:.:.....:.. ..: ..: ノハヽヾ ..:.. ..: oノハヽo ..: .. .: :... :. .: .: . .. :. :: .. . :.:.: .:. : ..: .:.. ..: :.::.:.::. ::.:.:.:.. :.::
. :.. :.:.. .:... .. . . (^ー^*bリ . .: . :. (・ 。.・*从σ
.: . .: .. :.: . :..:.: .cく:*:y:*:ヽ.:. : .. cく:::*:l i:*::ノ
.: .: ..: . :. . ::. ....: . l====U .: . : .. .. |:::/, l::l~ 浴衣がほどけはしたが、どうにか花火に間に合った。
. : .: .. . .:.,:.. . :. .. .|ヽ__| .: .....: . .. |:ノY |~ この夏は彼女たちにとって、かけがいのないものになるだろう。
. :. . :. .. :.: . .:. . . し' `J ...:. . .:..: . し'`J
.: ...〃ノハヾ :.: . ..: . .... : :. .. :. :. . . .: : ..
.: ..从从; ・e) .. :. .: . . .:.. .: .: .: . .:.: . :.. おわり
601 :
夏のうろこ
:2007/01/29(月) 01:12
第七部
602 :
夏のうろこ
:2007/01/29(月) 01:14
「どうしたの?」
絵里はじっとどこか見つめているA君を不自然に思い聞きました。
「……見ないで」
顔を背けてもA君の絵里の首に向けられた視線は変わる事はありませんでした。
絵里の首には小さな凹凸が広がっていました。A君は言いました。
「どうしたのこれ?触っていい?触らせて。触るよ」
指で触れると凹凸はべとつく汗を弾くようにひんやりと、そして硬くざらついていました。
喉がほんの少し盛り上がり、A君の指の下を絵里の唾液が通過します。
「くすぐったいよ……」
絵里はA君の指を握りしめました。
「あ…ごめん。」
「……でも、いいよ。触ってても……」
603 :
夏のうろこ
:2007/01/29(月) 01:14
A君は絵里の首を撫で続けました。
「何なのこれ?」
「分かんない……多分じんましんみたいなものだと思う」
「……治るといいね」
首から指を離したA君は、そこに残る絵里の熱い体温と、
それと対照的な冷たい凹凸、そして喉越しの唾液の感触を失いたくありませんでした。
604 :
夏のうろこ
:2007/01/29(月) 01:15
ノノノハヾ
リd*´ー`)
( ) ノハヽヾ
( 从从
( )
605 :
夏のうろこ
:2007/01/29(月) 01:15
ノノノハヾ
リd*´ー`)
( ) ノノハヾ
从 )
( )
606 :
夏のうろこ
:2007/01/29(月) 01:16
ノノノハヾ
リd*´ー`)
( ) ノノハヾ
从 ω ),, クンカクンカ
( っ )
607 :
夏のうろこ
:2007/01/29(月) 01:17
「あー、それにしても新垣遅いな……。あいつバカか。こんな日なのに。」
「暑いから中に入って待とうよ」
夕暮れ。
沈みかけの太陽が地平線にしがみついてその光を地上に焼きつけていました。
「ねえ……、入ろう」
絵里はA君の手を引っ張りました。
608 :
夏のうろこ
:2007/01/29(月) 01:17
ノノノハヾ ノハヽヾ | .: . : : .: :: .: : :. : ::
リd*´ー`) ( 从从 |: .:: .:::: .: :::::.::: :::::.:.
( っcノ ) |. :. .:::.: ::.: .: :.: :: .:::
| l l ( ( ( |. ::. ::::: .:::::: :::: ::::: .
(_)__) (_)_) |: :::: :: ::: ::::: :::: : .:::.
|ノハ、ヽヾ :: :: :: :.: :
|(e・ b从 .::: .: ::: .::
と ) .::::::::. :: .
| ( ( ( .: . ..: . :.... :
|_(__(_)_:._::_:.:__::__:
609 :
夏のうろこ
:2007/01/29(月) 01:18
「うん、でもちょっと見てくる。」
610 :
夏のうろこ
:2007/01/29(月) 01:18
ノノノハヾ | .: . : : .: :: .: : :. : ::
リd*´ー`) |: .:: .:::: .: :::::.::: :::::.:.
( ) ノノハヾ |. :. .:::.: ::.: .: :.: :: .:::
| l l 从 ) |. ::. ::::: .:::::: :::: ::::: .
(_)__) ( ) |: :::: :: ::: ::::: :::: : .:::.
l l | |ノ,ハ、ヽヾ :: :: :: :.: :
(__(_) |:(・e・ bリ .::: .: ::: .::
と っ .::::::::. :: .
|::`) ) ) .: :. . . : ..::
|_(_)__)_:._::_:.:__::__:
611 :
夏のうろこ
:2007/01/29(月) 01:19
物陰で二人の一部始終を見ていたガキさんは思わず身を隠しました。
「おーい新垣ー」
612 :
夏のうろこ
:2007/01/29(月) 01:20
ノノハヾ |ノノ,ハ、ヾ .: .
从 ) |lc| -e-リ .: .
( ) |:( o o). :..:.
613 :
夏のうろこ
:2007/01/29(月) 01:21
「何やってんだよ」
「あ。いや隠れてみたんだけど」
「カメレオンじゃあるまいし。お前はバカか。こんな日なのに」
「ごめん」
「俺じゃなくてえりりんに謝れよ」
今日は絵里のお婆ちゃんのお葬式なのです。
614 :
夏のうろこ
:2007/01/29(月) 01:21
ノノノハヾ ノ,ハ、ヽヾ
リd*´ー`) (・e・ bリ
( ) ( )
ノハヽヾ
( 从从
( )
615 :
夏のうろこ
:2007/01/29(月) 01:21
「……………」
「えりりんに謝れよ」
「……ごめんねカメ。」
「遅れたことも謝れよ」
「……遅れてごめんね」
「いいよ、ガキさん気にしないで」
616 :
夏のうろこ
:2007/01/29(月) 01:22
モアーン
ノノノハヾ 〜 ノ,ハ、ヽヾ 〜
リd*´ー`) 〜 (・e・ bリ 〜
( ) 〜 ( ) 〜
ノハヽヾ
( 从从
( )
617 :
夏のうろこ
:2007/01/29(月) 01:22
「??何か新垣臭くないか?」
「走ってきたから、ちょっと汗かいたかもしれない」
「こんな日なのに。謝れよ」
「……ごめんねカメ。」
「いいよ、ガキさん気にしないで」
618 :
夏のうろこ
:2007/01/29(月) 01:23
続く!
619 :
名無し娘。
:2007/01/29(月) 23:02
この雰囲気が実に独特ですね
620 :
夏のうろこ
:2007/02/04(日) 00:43
「??何か新垣臭くないか?」
「走ってきたから、ちょっと汗かいたかもしれない」
「こんな日なのに。謝れよ」
「……ごめんねカメ。」
「いいよ、ガキさん気にしないで」
ガキさんは胸に手を当てました。
621 :
夏のうろこ
:2007/02/04(日) 00:44
ノノノハヾ 〜 ノ,ハ、ヽヾ 〜
リd*´ー`) 〜 (・e・ bリ 〜
( ) 〜 (っ ) 〜
ノハヽヾ
( 从从
( )
622 :
夏のうろこ
:2007/02/04(日) 00:47
そして別れるのが辛く、ビビちゃんの死体を胸ポケットに入れてきた事を少し後悔しました。モアーン
「じゃ、お家入って。もう家のみんなも待ってると思うから……」
夕暮れ。
着ている洋服の黒が更に重く暗く染まります。
その時ふいにガキさんたちの目の前をカラフルな浴衣を着た子供達が駆けて行きました。
ガキさんは思い出しました。今日が夏祭りの日だった事を。
去年、A君と行った夏祭りの日だった事を。
623 :
夏のうろこ
:2007/02/04(日) 00:48
| | l l l ( ( (. | |
_,,,..,_.,._,_..,__|_|、 (_)_)(_)_) ,|_|.,__.,.__.,_
ノ,ハ、ヽヾ
(・e・ b从
( )
624 :
夏のうろこ
:2007/02/04(日) 00:48
∠/ \_______________\
| l ̄l |i __ | ̄l ̄|ill≡| |
| ,.゙ ̄,、, | |「 |. |_|___|ll:≡| .,,、,,, .;、,、l
;:゙;;`;l:::゙il;:;i | l .ll| ~~ " ̄ ;:゙;;`;l:::゙il;:;iヾ
─────| ̄| ノハヽヾハヽヾ | ̄|─────
| | ( 从从(从从 | |
| | ( と ),, | |
| | l l l ( ( (. | |
_,,,..,_.,._,_..,__|_|、 (_)_)(_)_) ,|_|.,__.,.__.,_
ノハ、ヽヾ
(e・ b从
( )
625 :
夏のうろこ
:2007/02/04(日) 00:49
;:゙;;`;l:::゙il;:;i | l ll| i;:゙;;`;l:::゙il;:;iヾ
─────| ̄| ノハヽヾノノハヾ | ̄|─────
| | ( 从从d*^ー^) | |
| | ( と ), | |
| | l l l ( ( (. | |
_,,,..,_.,._,_..,__|_|、 (_)_)(_)_) ,|_|.,__.,.__.,_
ノハ、ヽヾ
(e・ b从
( )
626 :
夏のうろこ
:2007/02/04(日) 00:50
一瞬間、絵里の笑顔を見た気がしました。
ガキさんは思わず胸ポケットのビビちゃんに手を当てました。
もう一度絵里とA君のいる方を見た時にはもう、ガキさんの目は涙でにじんでいました。
627 :
夏のうろこ
:2007/02/04(日) 01:00
・e・)<続くのだ
628 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:43
@*@,@*@┏━━━┓@*@,@*@
*@/@*@l.┃/ \┃*@/@*@l.
@*@l@*@┃.( ー,∫,.┃@*@l@*@
゙ヾノ //ソ, 〆⌒ヽii ┛.、ゾ/ソ"/
ノノハヾ=~ l_( )] ̄ ̄l──────
ノノノ -) ( 坊 ,,フ  ̄ ̄
( ノノノハ (,____,)
リcl ´)
( ) ノハヽヾノハ、ヽヾ
( 从从 (e・ b从
ノ ) ノ )
629 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:44
お葬式は、何事もなく進行していきました。
参列者は絵里の家族とほんの数人の親族と知人のみでした。
静かな居間には、お婆ちゃんの眠るお棺の前でお経を読むお坊さんの声が響きました。
630 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:45
ノノ_,ハ、ヾノノハヾ
lc| ・e・リ 从 )
( ) ( )
631 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:45
その間、ガキさんの頭の中をめぐっていたのはビビちゃんの事、
そしてお母さんの部屋にあった太い本に書かれた“死者を蘇えらせる方法”でした。
632 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:45
ノノ_,ハ_ヾノノハ
lc| ・e・リ 从
( ) (
633 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:45
“ゾンビの粉を死んだ人間や動物に飲ませれば、或いは生きていた時に戻るかもしれない。
ゾンビの粉の生成に必要なものは、まず眼球である。これは人間の物が望ましい。
生きている人間、死んでいる人間どちらの物でも構わない。
比較的入手が容易いのは死者の眼球の方だろうか。それでも、土葬の習慣がない日本では入手は困難だろう。
検死解剖用の死体や火葬前の死体に接する機会があれば話は別だが……”
634 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:46
??
ノハヽヾ
( 从 彡
( )
635 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:46
!!
ノノハヾ
ミ 从; )
( )
636 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:46
@*@,@*@┏━━━┓@*@,@*@
*@/@*@l.┃/ \┃*@/@*@l.
@*@l@*@┃.( ー,∫,.┃.ノハ,_ヽヾ
゙ヾノ //ソ, 〆⌒ヽii ┛.、(e・ bリ
ノノハヾ=~ l_( ; >)] ̄ ̄と ) ,,──
ノノノ; >) ( 坊 ,,フ  ̄ ゙̄ (_,,っっ
( ノノノハ (,____,)
リcl; ´ )
( っ ノハヽヾ
( ;从从
( )
637 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:47
「おい何やってんだよ!」
「はっ……思わず」
「思わずお棺開けようとするなよバカ」
「…………」
「大人しく座ってろよバカ」
638 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:47
@*@,@*@┏━━━┓@*@,@*@
*@/@*@l.┃/ \┃*@/@*@l.
@*@l@*@┃.( ー,∫,.┃@*@l@*@
゙ヾノ //ソ, 〆⌒ヽii ┛.、ゾ/ソ"/
ノノハヾ=~ l_( )] ̄ ̄l── 〜─ 〜─
ノノノ -) ( 坊 ,,フ  ̄ ̄ 〜 〜 〜
( ノノノハ (,____,) 〜 モアーン
リcl ´) 〜 〜 〜 〜
( ) 〜 〜 ノハ 〜ノハ、ヽヾ 〜
〜 〜 ( 从〜 (e・ b从 〜
〜 〜 ノ 〜 ノ ) 〜
639 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:48
「ほら、動き回るから臭いが広がっただろバカ」
「……あたしのせいなの?」
「当たり前だろバカ」
絵里のお母さんが言い争う二人に言いました。
「ケンカしないで。ガキさんのせいじゃないよ。きっとお婆ちゃんのせい……。
体が腐ってるから……ううっお婆ちゃん!」
絵里の家族全員が泣き崩れました。
「そんなつもりで言ったんじゃないんです。すいません。あたしが臭いんです……」
そう言いながらガキさんは、お棺の中のお婆ちゃんを想像しました。
640 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:48
「……あの、でも一つ聞いていいですか。腐ったお婆ちゃんの目玉は……」
「ううっ……お婆ちゃん!」
「いい加減にしろよ。えりりんとそのご家族と参列者全員に謝れよ」
「…………」
「早く」
「……どうもすみません」
謝るガキさんに絵里は言いました。
「もういいから、ガキさん帰って」
「えっ。」
641 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:49
ノ,ハ、ヽヾ
(・e・ bリ
ノハヽ ( )
リd )
)
642 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:50
「でも、お婆ちゃんはどうなるの」
「火葬場で燃やしてもらうに決まってるでしょ」
「えっ。……そしたら一緒に目玉も燃えちゃう?」
「お前、いい加減にしろよ」
643 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:50
ノ,ハ、ヽヾ
(・e・ bリ
ノハヽ ( ノハヽヾ
リd ) ( 从从
) ( )
644 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:50
「ウウッ、エーンエーン」
絵里はA君に抱きつきました。
645 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:51
ノ,ハ、ヽヾ
( e bリ
ノノハヾノハヽヾ
リd ;´ )( 从从
( っ と )
646 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:51
「早く帰れよ」
647 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:52
lil|liili|liil|liil|ilil|lili
ill|liノ,ハ、ヽヾliliil|li
liliil|li( e bリliliil|li
ilill|iノノハヾノハヽヾ
リd ;´ )( 从从
( っ と )
648 :
夏のうろこ
:2007/02/17(土) 00:58
長引いていますが、終わるまで続くのだ
649 :
名無し娘。
:2007/02/17(土) 17:27
そりゃそうだ
650 :
名無し娘。
:2007/02/17(土) 17:31
期待してまっせ
651 :
名無し娘。
:2007/02/18(日) 00:28
雰囲気変わってきたね
652 :
夏のうろこ
:2007/03/03(土) 00:26
玄関へと向かうガキさんの元へ、
絵里の家で飼われている犬のアルが哀れむような表情で近寄ってきました。
653 :
夏のうろこ
:2007/03/03(土) 00:26
|
| クーン
____lノノ,ハ、ヾ__ _______
/lc| ・e・リ ∧__∧
/ ( ) ノ・ ・ ヽ
/ | l l ヽェ_"ノ ゙⌒ヽノ ,,
/ (_)__) (,,_<,_ノ⌒(,_ノ
654 :
夏のうろこ
:2007/03/03(土) 00:26
「目玉……」
655 :
夏のうろこ
:2007/03/03(土) 00:27
|
|
____l__ノノ,ハ、ヾ_________
/ lc| ・e・リ、__∧
/ ( っ> < ヽ
/ | l l ヽェ_"ノ ゙⌒ヽノ
/ (_)__)(,,_<,_ノ⌒(,_ノ
656 :
夏のうろこ
:2007/03/03(土) 00:27
ガルァー
|
| ∧__∧
____l∩ノノ_,ハ_ヾ__ノ゚ ゜ ヽ_____
/ ヽlc|; ・e・リ ヽェ_"ノ ゙ゝ
/ ノ ⊃ / (,,_ノ ゙ヾ,ノ
/ ( (⌒/´ (,,_ノ" `ゝ,( ,,ノ
/ `JU じレ"
657 :
夏のうろこ
:2007/03/03(土) 00:28
ガキさんが家に帰ったのは夜中でした。
野良猫や野良犬の目玉を取ろうと、汗ばむ夜の街をうろつき回ったために体中が薄汚れていました。
しかし結局目玉は取れませんでした。
お祭りに行けば金魚が釣れると気付き走って祭り会場へ向かいましたが、
その時にはもう会場も静まり返り屋台も出払った後でした。
今年の夏祭りは終わってしまったのです。
「ただいま……」
「アンター遅かったねえ」
658 :
夏のうろこ
:2007/03/03(土) 00:28
| |
| ノノ,ハ、ヾ |
| ld ・e・ リ |
| ( ).. |
./ ノノハハヾ \
,/ ̄ ̄川llll|||lll ̄ ̄\
( )
659 :
夏のうろこ
:2007/03/03(土) 00:30
玄関でガキさんを出迎えたのはお母さんでした。お母さんはガキさんに言いました。
「あら、アンタお祭り行ってきたんじゃなかったの?毎年金魚ぶら下げて帰ってくるじゃない。」
「……お葬式に行ってた。友達のお婆ちゃんの」
「あら、そうなの……。じゃ塩かけないと」
660 :
夏のうろこ
:2007/03/03(土) 00:30
| |
| ノノ,ハ、ヾ |
| ld =e= リ |
| ( .;;,:.;;,.; |
./ ゝ" \
,/ ̄ノノハヾ∩  ̄ ̄\
川llll|||lll/
( ノ
アンター
661 :
夏のうろこ
:2007/03/03(土) 00:31
お母さんのいつも通りの優しさに、ガキさんは泣き出しそうになりました。
しかし、部屋へ忍び込んでしまった事をすぐに思い出し、
後ろめたくなったガキさんは顔を背けて自分の部屋へ急ぎました。
662 :
夏のうろこ
:2007/03/03(土) 00:31
ノノ,ハ、
ノlcl ・e)
(.;;.:,: ) ,,
ノノハヾ∩"
川llll|||lll/
( ノ
アンター
663 :
夏のうろこ
:2007/03/03(土) 00:35
続く
次回、お母さんからガキさんに衝撃の告白!
そして森を歩くさゆみが見たものとは!
664 :
名無し娘。
:2007/03/03(土) 00:37
期待を持たせる次回予告だね
665 :
名無し娘。
:2007/03/03(土) 11:46
犬が可愛いー
666 :
名無し娘。
:2007/03/04(日) 17:50
この話はまだまだ続きそうだな
667 :
したたり
:2007/03/04(日) 23:39
犬が可愛いと評判ですが、夏のうろこが終わり次第「アニマル地獄(仮)」を書く予定です
新垣(園長)、亀井(保健所職員)、道重(原住民族)、田中(動物の毛を持つ女)、
藤本(羊飼い、羊追いの二役)、小川(留学生)、そして動物たちが活躍する感動のミュージカル風動物西部劇です。
668 :
名無し娘。
:2007/03/05(月) 00:19
みちし原人キタコレ
669 :
夏のうろこ
:2007/03/13(火) 23:24
「ちょっと待ちなさい、里沙」
670 :
夏のうろこ
:2007/03/13(火) 23:24
ノノ,ハ、
ノld; ・e)
( )
ノノハヾ
川llll|||l)
( )
671 :
夏のうろこ
:2007/03/13(火) 23:25
「もっもう塩はいいから」
「オッケー。でも話があるのよ。大事な」
672 :
夏のうろこ
:2007/03/13(火) 23:25
ノハヽヾ
ノ,ハ、ヽヽ 川
(・e・ bリ )
( )
673 :
夏のうろこ
:2007/03/13(火) 23:26
ガキさんは後ろめたい思いに耐え切れませんでした。
「……ごめんなさい。勝手に部屋に入ったの。おまけに本も取ったの」
叱られる覚悟はできていました。
しかしお母さんの反応はガキさんが予想していたものとは全く違ったのです。
「……オッケー。気付いてたよ。でも、その事を責めるつもりはないのよ。
むしろお母さんは嬉しいの。……あのねえ、何から話せばいいんだろう……」
674 :
夏のうろこ
:2007/03/13(火) 23:27
_
| < |
 ̄
_____
ノノハヾ /|
川llll|||l)__/
( ) |
675 :
夏のうろこ
:2007/03/13(火) 23:28
居間にお風呂場からのシャワーの音が響いています。
お風呂ではガキさんが今日一日の疲れと、悲しみを洗い流していました。
頭の中にはお母さんの話って何だろうという思いが巡っています。
こんなに切なく重苦しいバスタイムは初めてでした。
やがて、お風呂場から思い詰めたような表情でガキさんが出てきました。
676 :
夏のうろこ
:2007/03/13(火) 23:28
_ ,"⌒。ヾ
| < | (www ヽ
 ̄ ('・e・` ゝ;:>
( ヽ :;>
____ノ__ゝ ;:>
ノノハヾ /|ノ し' ヽ,,_>
川llll|||l)__/
( ) |
677 :
夏のうろこ
:2007/03/13(火) 23:30
ガキさんは話を聞くために静かにお母さんの前に座りました。
「アンタは横浜生まれじゃないのよ」
「えっ」
678 :
夏のうろこ
:2007/03/13(火) 23:35
続く
次回はガキさん出生の秘密が解き明かされるぞっ
679 :
名無し娘。
:2007/03/14(水) 00:21
楽しみに待ってるぞっ
680 :
名無し娘。
:2007/03/14(水) 10:27
恐竜パジャマカワユス
681 :
夏のうろこ
:2007/03/18(日) 03:27
,"⌒。ヾ
(www ヽ
(・e・ iliゝ;:>
_(___ヽ_:>
ノノハヾ /|
川llll|||l)__/
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682 :
夏のうろこ
:2007/03/18(日) 03:29
「アンタは鹿児島生まれ。鹿児島の……山の中で生まれたの」
「えっ。ビルじゃないの」
横浜でもビルでもない。突然の告白にガキさんは混乱しました。
頭の中を小さい頃からの横浜での思い出が次々と巡ります。
横浜……。
683 :
夏のうろこ
:2007/03/18(日) 03:30
日目目目[][]日口日日[]目口口||
日目[]目日[]日口目[]口目口日|l
目日目[]日口日[]目日口口[]目|l
日目[]目口目日[]口目日[]日口|l
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_________________||_
う こ そ ! ヨ コ ハ マ へ ! l|
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|_|___|_|_|___|_|_|_| (e 从从
( ハ_ヽヾ
(e・*bll
「あれが横浜の入り口だよ……」
684 :
夏のうろこ
:2007/03/18(日) 03:54
間違えちゃった
「あれが横浜の入り口だよ……」は無視してください
685 :
夏のうろこ
:2007/03/18(日) 03:55
ガキさんはいつもお父さんに連れられて横浜に遊びに行っていました。
沖縄から越してきて心霊ビルを営んでいるお父さんのお母さんであるババちゃんを迎えに行く用事もありました。
686 :
夏のうろこ
:2007/03/18(日) 03:55
_|_l||_ilil| ̄ ̄ ̄|lil|| [______]」 l|__lll゙、__|
‖||_|| | |lil|l .||. || l | l ll、
.._‖|,i'_l_|___|ili|l .||~) ノハヽヽ || | | |l l|lL
┬┴┬┴┬┴┬┴ ||__)__(e从从...|| l┴┬ll ̄l| ̄| ||_
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687 :
夏のうろこ
:2007/03/18(日) 03:57
ガキさんは横浜内部の無国籍な街並みと賑やかさが大好きでした。
ガキさんは何で横浜に住まないんだろうと不思議でした。
それを聞くとお父さんはいつも空を指差しました。
そして「お日様を浴びないと体に良くないからだよ」とガキさんに言いました。
空に浮かぶ太陽はコンクリートが遮っていました。
しかし横浜は方々に取り付けられたネオンが色とりどりに輝きまばゆさに満ちていたのです。
688 :
夏のうろこ
:2007/03/18(日) 03:57
「はい、肉まん」
|| || l | l ll、
||__ ノノハヽ | |l l|lL_
|| | 从 e ) ハ_ヽヾ' ̄l__||..
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689 :
名無し娘。
:2007/03/18(日) 22:51
なぜ肉まんが
690 :
夏のうろこ
:2007/03/19(月) 00:07
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||__ ノハヽヽ | |l l|lL_
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 ̄ (_,,と ),, | l l
691 :
夏のうろこ
:2007/03/19(月) 00:08
ガキさんは横浜名物肉まんを持って横浜を走り回るのが好きでした。
692 :
夏のうろこ
:2007/03/19(月) 00:08
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693 :
夏のうろこ
:2007/03/19(月) 00:09
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694 :
夏のうろこ
:2007/03/19(月) 00:10
「知らない人についていっちゃダメだよー」
695 :
夏のうろこ
:2007/03/19(月) 00:11
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696 :
夏のうろこ
:2007/03/19(月) 00:12
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697 :
夏のうろこ
:2007/03/19(月) 00:13
ある日ガキさんは裏通りに永遠に続くのではないかという長い階段があるのを見つけました。
698 :
夏のうろこ
:2007/03/19(月) 00:13
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ノノ_ハ| ̄ ̄ ̄|.:. .:.:.,||(e 从从
lld*・e)σ ̄ ̄ ̄|,:;,,|| ( )
 ̄(っ(_,,)' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l l | ̄ ̄ ̄
699 :
夏のうろこ
:2007/03/19(月) 00:14
立ち入り禁止の看板がありましたが、お父さんとガキさんは一緒に登る事にしました。
「一番上に何があるの?」
「見たら、きっと驚くよ」
お父さんはそう言って笑いました。
700 :
夏のうろこ
:2007/03/19(月) 00:15
続く
次回はガキさん出生の秘密が解き明かされるぞっ
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