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問題小説「娘。が消えた日」
- 1 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/01/10(月) 09:11
- 昨日のオーディションでは7期該当者0人でしたので残念です。
そこでもし7期合格者が出ていたらどうなっていたのか。
それを小説にしてまとめてみました。
構想期間12日という少なさで批判もあると思うのだが見て下され。
- 40 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/03/03(木) 10:35
- 武はこの場面を見てこう言った。
「ほう、少しは骨のある人なんだな…」
「今のは紺野ちゃんと他のメンバーの分だ…この痛みを胸に明日からも頑張るといいのだ…」
○○はこう言うと静かにこの場を後にした。
- 41 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/03/05(土) 09:15
- −第3章「石川との別れ」−
梨華さんがモー娘。に入ったのは5年前の事。
私が加入する以前に入ってきた。
マネージャーが変わる前から梨華さんには大変お世話になってきた。
でもそれも、あと1ヶ月でおしまい。
あと1ヶ月で梨華さんは娘としての活動を終えるのだ。
- 42 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/03/12(土) 09:00
- 私は○○マネージャーに梨華さんとの共同生活を命じられた。
残り1ヶ月をすごしてもらおうというのだ。
何でも、7期生のレッスンを強化することらしい。
私は梨華さんに話し掛けた。
「梨華さん」
「?」
「これからもよろしくね」
「こちらこそ」
梨華さんは私にこう言った。
- 43 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/03/30(水) 10:13
- 作者は現在NES(ファミコン)などのエミュレータにハマっております。
再開までしばらくお待ちください。
- 44 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/05/05(木) 17:52
- 5月7日にこの作品は復活します。
- 45 :名無し娘。:2005/05/05(木) 18:50
- 高まる期待
- 46 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/05/07(土) 18:50
- だが、矢口さんがマネージャーに脱退を要請してきたのは14日のこと。
原因は一部で熱愛が報じられたからである。
私たちにも激震が走った。
- 47 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/05/14(土) 09:24
- 翌朝になって、私達はマネージャーに呼ばれたのだ。
マネージャーは私達に言った。
「矢口の芸能生活を奪った男とは人気俳優だそうだ。」
「それで?」
「浜崎組の幹部とも親しみのあるという事だが」
「また浜崎か・・・」
「今度の新曲で一気に浜崎討ちと行こうぞ」
「はい」
そこから私達の反撃が始まった。
- 48 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/05/14(土) 09:42
- モーニング娘。の新曲「大阪 恋の歌」がオリコン1位を獲得したのがその1週間後であった。2位の浜崎とは大きく差をつけての1位。
これは即ち、娘。の復活の序曲でもあったという。
娘。達のライバルでもあるBerryz工房も結成以来初めての6位を獲得。
これですべてがうまくいくはずだった・・・。
- 49 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/05/20(金) 10:01
- そして、5月7日。
石川さんの卒業ライブの日である。
このライブではメンバーみんなが悔いの残さないようがんばった。
ライブが閉会すると、石川さんは5年間の活動に終止符を打った。
- 50 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/05/20(金) 10:12
- 第4章からは趣向を変えてみます。
小川に刺された藤本が亡くなり、その小川は逮捕。
そんな中で娘達のライバルであるBerryz工房から昇格した2人のメンバー。
「不慮の事故をこれ以上起こすまい…」そんな思いをしている娘達にまた新たなる衝撃が走る。
上戸彩率いる「汐留連合」との対立…
「伝説の自転車(チャリ)」を巡る闘争…
7期メンバーの辻本はるかが中心となり、娘としての生活を生きてゆく。
第4章「楽園〜辻本はるかの時代〜」乞うご期待
- 51 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/05/23(月) 11:29
- −第4章「楽園〜辻本はるかの時代〜」−
「残念ながら、藤本さんはたった今…」
医師の無情な言葉が、私(辻本はるか)の胸に深く突き刺さる。
泣き崩れる他のメンバー達。
吉澤さんは取り乱している。
「…そんな事ない!美貴さんが死ぬなんて」
私はこう言いながら美貴さんの体を何回も揺すってみた。
しかし何の反応もなかった。
私は改めて、今の状況を知った。
- 52 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/05/25(水) 11:34
- 翌日。
麻琴さんは私に付き添われ、警察に自首した。
麻琴さんはその場で逮捕された。
○○マネージャーはこの場面を見てこう思った。
「ちょっと大変な事が起こったが、ここから巻き返しを図るとするか」
私が警察署から出るとマネージャーは私にこう言った。
「辻本さん、これからちょっと付き合ってくれ」
「わかりました」
私はこう言うとマネージャーと共にある場所へ向かった。
- 53 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/05/30(月) 11:27
- 私はマネージャーの運転する車に乗っていた。
マネージャーは私にこう言った。
「いいか、この道はBerryz工房のメンバーが通る道であるぞ」
「そうですか」
「すでにそのメンバーは私たちの所に昇格が決まっている」
「それで…」
「どの方法を使ってでも連れてくるのだ」
「わかりました」
私は言った。
しばらくすると嗣永桃子が歩いてくるのが見えた。
「嗣永だ、間違いないぞ」
マネージャーは言った。
- 54 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/06/05(日) 09:17
- 「昇格が決まっているとも知らずにいいカッコしてるじゃないか」
「ついに見つけましたね〜」
「よし、後ろから近づいて捕まえるのだ」
「わかりました」
私は言った。
すると私は嗣永桃子の顔を塞ぐといそいでマネージャーの車に乗せた。
「行くぞ」
マネージャーは言った。
すると車は在る場所へと向かった。
- 55 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/06/06(月) 11:29
- 私たちはマネージャーの家に到着した。
その中に入るとすでにリーダーの吉澤さんや他のメンバーが来ていた。
吉澤さんは桃子にこう言った。
「娘。へようこそ…ワシが娘。のリーダー吉澤ひとみじゃ…」
「…」
「アンタも知ってのとおり私たちグループは大変な事になっておる」
「それで…私に何をしろと?」
「娘。に来てほしいんじゃ」
「なぜそんな事を!?」
「残念ながらアンタの親御さんや工房の仲間にも話を通してある…断ったら大変なことになるぞ」
「そんな勝手な事を…許さん!」
桃子はこう言うと吉澤さんに殴りかかった。
「仕方ないな…こうなりゃ力ずくでも入れてやる」
吉澤さんはこう言った。
- 56 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/06/06(月) 11:35
- 「なぜなんだ…なぜアンタがこんな事しちゃうんだ…」
桃子は吉澤さんに捕まったままこう言った。
すると吉澤さんはこう言った。
「いくら騒いでも隣には聞こえないぞ…この家は防音効果があるからな…」
「そんな…」
「石村は簡単にOKしてくれたんだ…後は桃子だけだ」
「舞波が?」
「そうだ…今の私たちの状況を知ってすぐにOKしてくれたんだ」
「そういう事なら私も入るから離してくれ…」
桃子は言った。
すると吉澤さんは桃子を解放した。
- 57 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/06/07(火) 11:25
- すると部屋の中に石村舞波が入ってきた。
「おいおい…何しよんなおどれらぁ…」
舞波はこの場面を見てこう言った。
「桃子がなかなかウチに入らんからこうしただけだ」
「はぁ終わりか?」
「そうだな…これで工房からは二人目であるぞ」
マネージャーは言った。
- 58 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/06/15(水) 09:01
- 家の外では上戸彩が中の様子を見ていた。
「モー娘。とはこんな事もするか…よし、ここで戦争の準備と行くか」
彩はこう呟いた。
- 59 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/06/20(月) 11:41
- 翌朝。
私たちは赤坂の新スタジオに来ていた。
今までのスタジオではなく、ここ赤坂で新しい仕事に取り組むというのだ。
しばらくするとマネージャーがスタジオの中に入っていった。
そしてマネージャーは言った。
「今日からここを新しいスタジオとする」
「?」
「最近上戸彩を始めとする『汐留連合』が活躍を始めたらしい」
「それで?」
「私たちも負けないように頑張ろうではないか」
「わかりました」
私は言った。
- 60 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/06/22(水) 11:38
- ここから伝説のアイドル「岡田有希子」が所有していた“伝説の自転車(チャリ)”を巡る争いが始まった。
私は舞波と一緒に後楽園にあるホテルの一室に来ていた。
そこで私は舞波に話し掛けた。
「わざわざこの場所まで来てもらってすみませんです」
「で…話ゆうのは何なら?」
「この抗争にはあの新潟最大のグループが参戦するらしいです」
「どこや?」
「長岡瑛李庵倉珠と言ってたようです」
「そりゃあの久住小春がおる所な?」
「何でも『伝説の自転車』を取ったら一番になれるらしいのですよ」
「ワシらは何としてもそれを守ったるんじゃ…」
舞波は言った。
- 61 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/07/05(火) 11:31
- 「くそっ…美貴さんを殺った小川は絶対許せねぇ…出所したらやっつけてやる」
村上愛はあの事件以来こう思っていた。
それは愛本人にも凶暴性が芽生えていく瞬間でもあった。
そこで、愛は℃−uteのメンバー達にこう言った。
「℃−ute全員で伝説の自転車を手に入れて力をつけるんだ」
「へい!」
「二度とあんな事を起こさないために、皆の力を貸すのだぞ」
「へい!」
メンバー達は全員こう言った。
- 62 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/07/08(金) 10:30
- 「ハロー!プロジェクト暴走の謎!!」という記事がゴシップ雑誌に掲載された。
元メロン記念日のメンバー村田めぐみ容疑者は先月23日、同じメンバーであり、リーダーの斎藤瞳さんを沖縄県恩納村のまつり会場で暴力をはたらき、
異常に気が付いた周囲が石川署に通報、駆け付けた警察官に逮捕された、と記事には書かれていた。
「どうしろというのか!」
その雑誌をみていたW(ダブルユー)の辻希美はこう呟いた。
そこで私は希美に話し掛けた。
「希美さん」
「?」
「私はつまらん事をいいました・・・」
「何もはるかさんが謝る事はない」
「ハロプロの中で最初に消えたのがメロンの連中だったから・・・とりあえず残りのメンバーだけでもやらしてください」
「いや、その必要はない」
「え?」
「○○という人がそれを保護してるんだ」
希美は言った。
- 63 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/07/08(金) 10:42
- さて、ここは○○の夢の中。
そこでは○○が故郷、沖縄の伊是名島で軽トラックに載っている爆弾の模擬品を見てこう言っていた。
「ば、爆弾・・・ぼくの爆弾」
○○はこう言いながら軽トラックに近寄った
「おい、止めろ・・・何をするんだ」
軽トラックの所持者である若者はこう言って○○を阻止した。
○○と若者がもみ合いになっている内に爆弾の模擬品は軽トラックの荷台から落ちた。
○○はそれを取ろうとするのだが若者の運転する軽トラックに邪魔された。
- 64 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/07/08(金) 10:49
- 「○○さん?」
大谷雅恵の声で○○は目覚めた。
「・・・どうかしたんですか?」
雅恵は○○にこう話し掛けた。
すると○○はこう言った。
「・・・やっぱり私はおかしいのかな」
「?」
「最近、自分で自分がよくわからなくなった・・・」
○○はこう言った。
すると柴田あゆみは○○にこう言った。
「大丈夫ですよ・・・」
「?」
「あの事は忘れたほうがいいんですよ」
「わかった・・・」
○○は言った。
- 65 :名無し娘。:2005/07/26(火) 15:25
- ○○?
- 66 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/07/30(土) 09:16
- 第5章の予告
ついに本格派した伝説の自転車を巡る闘争。
そんな中新潟・長岡から県内最強のチームが参戦する。
そしてマネージャーである○○の本名と過去が明らかになる。
混乱が続く中ついに村上愛率いる℃-uteが動き出した。
第5章「鬼の眼〜闘争本格化〜」は間もなく公開。
- 67 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/08/13(土) 09:16
- −第5章「鬼の眼〜闘争本格化〜」
神奈川・横須賀の電器量産店。
ここには是永美記が働いていた。
私はその人に話を伺っていた。
「実は私の兄さんがあなた方のマネージャーをやらしてもらってると聞いたんですが大変なことばかりで・・・」
「他の芸能人達と抗争みたいなことをしてるとも聞いたんです」
美記はこう話した。
- 68 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/08/13(土) 09:24
- 再びここは都内某所。
℃-uteのメンバーは元の同僚達と勝負をしていた。
「なぜなんだ?村上までこんなことしちゃうのか・・・?」
嗣永桃子は傷だらけの体で村上愛にこう言った。
「悪く思うな・・・伝説は一番先に私達がいただくのだ」
「やめてくれ・・・私達は仲間だったじゃないか」
「それは今までの話で今は違うのだよ」
愛は言った。
- 69 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/08/23(火) 09:11
- 「…待ってください、村上さん」
どこからか声が聞こえてきた。
「誰?」
愛は言った。
すると元娘である人たちが現れた。
W(ダブルユー)の辻希美と加護亜依、そして飯田圭織に美勇伝の石川梨華である。
「おぉ、みんな」
桃子は言った。
すると希美は愛にこう言った。
「そんな事をしても何も無いよ」
「どうして?」
「戦いはやりたくないといってるのだ」
「いや、伝説を手に入れるなら仕方の無いことだ」
愛は言った。
- 70 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/08/31(水) 08:59
- すると舞波が愛達の所へやってきた。
「そんなに慌てていったいどうしたのだ?」
愛は舞波に言った。
すると舞波はこう言った。
「愛理がやられよったで」
「何?」
「何でも父親に暴行されたぁゆぅて…」
「暴力か?」
「今は病院におるらしいんじゃ」
「わかった」
愛は言った。
- 71 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/09/12(月) 09:37
- ここは、都内にある某病院。
愛達はこの中にいた。
そこで愛は言った。
「普通あんなに殴られたら死んでたぞ・・・」
「なのに重症で済むとはね・・・」
「で、愛理の父親はどうしたんなら?」
「今刑事達に連れられていったよ」
愛は言った。
- 72 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/09/12(月) 11:20
- 一週間後。
舞波が卒業する前日。
娘。達は赤坂のスタジオで最終調整に入っていた。
マネージャーの○○もそれを見守っている。
するとその雰囲気を壊すような声が聞こえてきた。
そう、プロデューサーのつんく♂だった。
「みんな、大変だ!」
「どうした?」
「テレビを見てみろ」
「何かあったのか?」
○○はテレビを見てみた。
すると武装集団がテレビのスタジオに現れたのである。
「青春を謳歌してる平和ボケな諸君に告ぐ・・・今からこのTV局は我々が乗っ取った・・・」
「何だと!?」
「今からここにいる芸能人・有名人200人を人質と致す」
武装集団のリーダーらしき人は言った。
- 73 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/09/12(月) 11:32
- 「兄さん」
是永美記はスタジオ内に入ってきた。
「美記か?」
「今乗っ取られてるTV局はUBSだ」
「何?」
「今まで『オールスター毛遊び』という番組をやってたんだが」
美記は言った。
すると人質に銃を向けていた武装集団のリーダーはこう言った。
「人質を解放したければ、次の事に従うことだ」
「何だ?」
「一つ、Berryz工房の遊び頭である石村舞波の卒業撤回をすること」
「?」
「一つ、UBSの一億円分の株券を用意すること」
「・・・」
「以上である。今から24時間待つが、もしそれまでに用意できなければ・・・」
リーダーはこう言うと同時に銃を乱射した。
その弾はモニターに当たる。強烈な火花と共にそれは爆発した。煙が治まるとモニターは只の鉄の残骸と化した。
「人質200人はこのモニターのようになるぞ・・・先に言っておくが警察やヒーローに通報しても同じ事になる」
リーダーは言った。
- 74 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/09/12(月) 11:41
- 同じ頃。
調布市にあるUBSの第4スタジオ。
矢口真里と美勇伝の3人は『オールスター毛遊び』という番組に参加していた。
美勇伝の岡田唯が『Period.2』のトップ賞になったとの事でボーナスクイズに挑もうとした矢先に武装集団が乱入したのである。
当然、真里達も人質になった。
司会者の島田紳介やアシスタントの島崎和歌子も同様に人質になっている。
「何でだ・・・何でこんな事になったんだ・・・」
唯はこう思った。
- 75 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/09/20(火) 11:30
- さらにリーダーはこう続けた。
「それから、モーニング娘。の新マネージャーである是永灰二」
「私の事か・・・」
「そんなに学力が必要なら無理して入れる必要はないぜ」
「・・・」
「では、楽しみにしているぞ・・・」
リーダーがこう言い終わったと同時にTV画面は「しばらくお待ちください。」と書かれている画面に切り替わった。
「あの方が何故私の名前を知っているのか・・・」
灰二はこう言った。
- 76 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/09/30(金) 11:03
- 灰二はしばらくするとBerryz工房のマネージャーである武に連絡を入れた。
「武さん、大変です」
「そうですな・・・」
「舞波のためにTV局が乗っ取られているのだが・・・」
「警察等に通報も出来ないそうですな」
「そこで今から私が尋ねてきます・・・どうにかして対策を相談しましょう」
「他の娘達は待機させるのかい?」
「残念だがそれしか方法はない」
「わかった、待ってるので来て下さいよ」
武がこう言った途端、電話は切れた。
灰二はすぐに武のいる家へと向かった。
- 77 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/10/02(日) 08:55
- 灰二は武の家に到着した。
家の前には武が待っていた。
「待ってましたよ・・・」
「あれから何か動きはありました?」
「まだありません・・・では早速中に入りましょう」
武はこう言うと灰二を家の中に入れた。
- 78 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/10/02(日) 09:06
- 家の中では灰二と武が話し合っていた。
「あの武装集団は何故私の名前を知っていたんでしょう・・・」
「どうやら貴方と深い関係にあるのでは?」
「それは置いといてこれからどうしようか考えましょう」
「こうなったら私達がUBSに乗り込んで武装集団と戦うか」
「そういう手もあるようだが・・・」
「何か問題でも・・・?」
「警察等にも通報できないぐらいだから私達が乗り込んで逆に捕まったら・・・?」
「その時は大丈夫だ・・・ちゃんと手は打ってある」
灰二は言った。
- 79 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/10/02(日) 09:27
- しばらくすると「しばらくお待ちください。」と出たまま動かなかったTV画面が再びついた。
画面には武装集団のリーダーが映っている。
「TVを見ているみんなに忠告する」
「何だ?」
「今から犯行声明文をこの番組の司会者とやらに読ませる・・・よく聞け」
リーダーはこう言った。
しばらくすると司会者の島田紳介が画面中央に現れた。
と同時に武装集団が出した犯行声明文を読み始めた」
「TVの前の人民に告ぐ。我々は武装集団『瑛李庵倉珠』である。今から我々の出す要求に従えば人質は解放する」
「一つ、学業専念を理由に脱退が決まっているBerryz工房の石村舞波を残すこと」
「一つ、UBSの一億円分の株券と東京脱出用の小型飛行機を用意することだ」
「これらを明日の夜9時までに用意できなかった場合、想像できない地獄絵図がお茶の間に流れることとなる」
島田は犯行声明文を読み終えた。
さらにリーダーはこう続けた。
「我々と人質200人は今から休憩させる・・・何かを口にさせないと監禁という事でまずいからな・・・」
「・・・」
「それとモー娘。マネージャーとBerryz工房のマネージャーよ、このTVを見ているかも知れないので忠告しておく」
「何だ?」
「明日の朝一番にUBSの第4スタジオに来るのだ。」
「?」
「我々のいるスタジオだ・・・ここで駆け引きと行こうじゃないか」
「・・・」
「では、待っているぞ」
リーダーはこう言った。
すると画面は再び「しばらくお待ちください。」の画面に切り替わった。
- 80 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/10/02(日) 09:39
- 町田市近郊にある市営アパートの一室。
℃-uteのメンバー全員がいる部屋でもこの事態を見ていた。
村上はこれを見ながらこう言った。
「とうとう瑛李庵倉珠も動き出したな・・・」
「生放送を乗っ取るとはなかなか大胆なことをするな」
「でも、待てよ・・・何かおかしくないか?」
「何が?」
「武装集団の一人が何やら小川そっくりな体型だったが?」
「・・・みたいですね」
「まさか瑛李庵倉珠の面々は出所したての小川を拾ったのでは?」
「それは分からない・・・」
村上と一緒にいた矢島舞美はこう言った。
- 81 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/10/03(月) 11:09
- UBSの第4スタジオの隣にある休憩所のような所に人質は送られた。
ここでは只ならぬ雰囲気に包まれた。
シェフ達も暗い表情のまま料理作りに没頭していた。
「よーし、みんなはここで15分間休んでいいぞ・・・ただし守ってほしいことがあるからよく聞けよ」
リーダーは人質に言った。
「一人でも逃げる素振りを見せたら構わず発砲する」
「我々がよしと言うまでこの場を離れるな」
リーダーが話を続けている間、唯は隣にいた三好絵梨香に話し掛けた。
「どうしたの?絵梨香・・・具合でも悪いの?」
「・・・」
絵梨香は何も言わず首を横に振った。
- 82 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/10/11(火) 11:02
- 「?」
リーダーは何かの気配を感じた。
と同時に唯達に話し掛けた。
「そこ!今何話していた?」
「・・・」
唯は何も言わず黙っていた。すると・・・
「スパイめっ!」
リーダーはこう叫ぶと同時に銃を乱射した。
その弾は屋台にいたシェフに直撃した。
撃たれて力尽きたシェフはそのまま鉄板に顔をつけて倒れた。
「きゃあああっ!」
人質達はそれを見て絶叫した。
「いいか?君達はすでに我々に捕らわれている・・・変な素振りを見せない事だ」
リーダーは人質達にこう言った。
- 83 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/10/23(日) 10:11
- 同じ頃、灰二は次の内容のメールをみた。
TO:momusu-xxx@dream.com
FROM:chop0418@freasheye.com
SUBJECT:Re:我に力を。
>元気?
>私はもう駄目です。助けて…
>では
あの武装集団のことだな?あれは私もTVで見たよ。
こうなったら私も一緒に戦いましょう。
明日は一緒にUBSに乗り込もう・・・
「斉藤だな?このメールを送ったのは・・・」
灰二はこう呟くと早速翌日の準備を始めた。
- 84 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/10/23(日) 10:29
- しばらくすると武は灰二に話し掛けた。
「どうした?」
「明日、私達と戦いたい人が現れたようだ。」
「?」
「おそらく、その人は斉藤だと思うが・・・」
「それはいい考えだ・・・明日は3人で武装集団に立ち向かうぞ」
武は言った。
するとTV画面には再びあのスタジオが映った。
画面にはリーダーが映っている。
そのリーダーはこう言った。
「人質200人は再びこの場所に戻した・・・」
「?」
「今時間は午後9時47分を回ったところだ。我々はこの時間をもって一時休戦とする」
「何だ?」
「午後9時54分・・・即ち5〜6分後には我々のやっている事を報道番組として流すぞ・・・それではまた明日の朝にお目に掛かろう」
リーダーがこう言うと画面には「オールスター毛遊び'05秋 END」の文字と共にUBS上空の映像が出た。
「放送局が乗っ取られました・・・この後は報道特別番組をお送りします」
ニュースキャスターがこう言うとTV画面は何もなかったかのようにCMが流れ出した。
- 85 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/10/29(土) 09:06
- 第6章の予告
テレビ局であるUBSが乗っ取られた事で本格派した抗争。
別のテレビ局でも同じ内容の特別番組が放送されている中OB達は立ち上がった。
新旧メンバーの戦いが始まる。
しかし武装集団の中に、逮捕されたはずの小川麻琴が入っていた。
一体どうなってしまうのか・・・
第6章「逆転の鬼〜調布抗争編〜」は間もなく公開。
- 86 :名無し娘。:2005/10/29(土) 12:23
- 高まる期待
- 87 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/11/02(水) 16:33
- −第6章「逆転の鬼〜調布抗争編〜」−
午後9時54分になった。
TVではDHKを初めとする放送局全体が特別番組を始めた。
私は赤坂のスタジオ内にいた。要するにマネージャーからの連絡が来るまで帰れない状況である。
そこで私はTVのチャンネルをお台場テレビに合わせてみた。
「えー、『プレミアム洋画劇場』の途中ですが、ここからの時間は予定を変更しましてUBS占拠事件関連のニュースをお伝えします。」
それを見て私はこう呟いた。
「どのチャンネルも同じ番組だ・・・」
私は次に日之本テレビを合わせてみる。
「こんばんわ。時刻は午後9時54分になりました・・・この時間は予定を変更致しましてテレビ局乗っ取り事件の速報をお伝えします。『エンタの黒幕』はお休みします。ご了承下さい。」
次にテレビ新麻布に合わせた。
しかしここだけは普通の番組が放映されていたが、L字で事件の現状況が紹介されているだけだった。
TVから離れると私はマネージャーからの連絡を待ってみた。
- 88 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/11/05(土) 10:09
- 同じ頃。
灰二はまだ武の家にいた。
TVではあの特別番組が放映されている。
「人気グループ、モーニング娘。・・・このグループは今年、すごい行動を発動した・・・」
聞いた事のあるナレーションが出てきた。
映像では『Hello!Project2005Summer』の様子が映し出された。
「得点制である。実はこの制度で娘達は復活の予感が出てきた・・・」
「しかし、グループ内で起きた事件をきっかけに再び堕落していく・・・これは娘達の今までを綴ったドラマである・・・」
このナレーションを聞いていた武はこう言った。
「これはDHKの番組と同じだ・・・」
「他のバラエティー番組でも同じことするのは見た事があるが・・・」
灰二は言った。
しばらくするとTV画面ではあの音楽に乗せて『プロジェクトM−俺の仲間たち−』というタイトルが出てきた。
- 89 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/11/11(金) 11:42
- ♪風の中のすーばるー 砂の中のぎーんがー
(平成17年初頭 ある男の登場)
♪みんなどこへいったー みおくーられーるこーとーもーなくー
(存続の危機に晒されたグループ再建へ)
♪草原のペーガーサスー 街角のヴィーナスー
(謎の得点制 立ち直りつつある娘達)
♪みんなどこにいったー みまもーられーるこーとーもーなくー
(久しぶりのオリコン1位獲得)
♪地上にあるー星を 誰も覚えーていなーいー 人はー空ばーかーりみーてるー
(しかし 事態は急変した)
♪つーばーめーよー たかーいそーらかーらー おしーえーてーよー ちーじょーの ほしーをー
(再び立ち直せるか 元の状態に)
♪つーばーめーよー 地上のー星ーはー いまーどーこーにー あーるーのーだーろうー
タイトル「人気グループ再建作戦〜あの活躍を再び取り戻せ〜」
- 90 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/11/13(日) 09:13
- 「こんばんわ」
TV画面中央にこの番組の司会者とアシスタントが現れてこう言った。
3人は挨拶の後話を続ける。
「えー、我らUBSのスタジオが武装集団に占拠されました・・・」
「そこでこの時間は同じUBSの報道スタジオからお送りします」
TV画面を見ていた灰二は武に話してみた。
「やはりDHK教育と関東放送以外この手の番組だな」
「そうですな」
「テレビ新麻布では通常どおり『土曜スペシャル』という番組を行っているが」
「何か違いでも?」
「L字で今の状況を伝えているのだよ」
灰二は言った。
- 91 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/12/03(土) 08:56
- 再び第4スタジオ。
逮捕されたはずの小川麻琴はこう言った。
「ベタなモーニング娘。は私が消してやる・・・」
「そう焦るな。明日の朝にすべて我々の指示の元消させてあげるよ」
「ポイントで私を束縛したグループはいらねえ・・・」
「そなたもそう思われですか」
「そうだ・・・あんなグループは私たちの手で消してやる」
麻琴は言った。すると・・・
―ベタなグループでも、怒るときは怒るもんだよ・・・
どこからか聞き覚えのある声が聞こえてきた。
- 92 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/12/08(木) 09:39
- 「誰だ?」
麻琴は言った。
すると、私はこう言った。
「今まで私達の仲間だったのにこのような迷惑な事するのかい?」
「?」
「丁度マネージャーから出動命令が出て、いまここに私達がいる」
「自ら罠にかかったとはな・・・明日の朝を待つ手間が省けたものだ・・・」
武装集団のリーダーはこう言った。
その後私は捕らわれていた人質を解放した。
- 93 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/12/08(木) 10:34
- 「ワシゃあすでに堀越の方に転校したで・・・」
舞波はそう言うといきなり第4スタジオに入ってきた。
「?」
「ワシのためにこんな事になると思ったんじゃ」
「何だそれは?初めて聞くぞ・・・」
「ワシはあれから芸能活動との両立が可能な堀越の中等部に転校した」
「武さんが後押ししたんですよね・・・」
「これ以上はおどれらの好きにはさせん!ぶっ殺してやる゛あっ!」
舞波はこう言うと武装集団に立ち向かっていった。
「よし、みんな・・・舞波に続け」
私は他の娘達に声をかけた。
- 94 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/12/09(金) 13:08
- 「えー、たった今第4スタジオの方で動きがあったようです・・・」
TVでは報道番組のアシスタントがこう言っていた。
「ほら、私たちの娘が動き出したぞ」
「よし・・・私も動き出そう」
武は灰二に言った。
「この番組の題材となっているモーニング娘。の皆さんが第4スタジオに乗り込み、武装集団と戦っている模様です・・・」
TV画面ではまさに娘たちが武装集団と戦っている様子が映し出された。
- 95 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/12/27(火) 09:44
- 「ガキの遊びの範囲を越えたぞ…生放送を乗っ取ったんだから」
私は武装集団の人達にこう言った。
「娘達の法律により君達を裁く」
吉澤さんもこう言っていた。
するとマネージャーが仲間と一緒にこのスタジオに来た。
- 96 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/12/31(土) 13:19
- 「よくやったぞ、辻本さん…後は私達に任せよ」
マネージャーは私に言った。
「武装集団め…次は私共が相手だ」
「なるほど、みんなして殺られにきたとはな」
「娘。達を敵に回してただで済むとは思ってないな?」
「そうだ…みんなを一網打尽にしてやるぞ」
武装集団のリーダーはこう言った。
すると、マネージャーは他の娘に言った。
「さあ、行くぞ」
「わかりました…」
他の娘達もこう言った。
- 97 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/12/31(土) 13:22
- 私はあれから何が起こったのかわからなかった。
ただ覚えていることはみんなが武装集団に勝ち、身柄を警察に引き渡した事だけである。
こうして、私達の長い一日は終わった。
- 98 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2005/12/31(土) 13:29
- 第7章の予告
武装集団に勝った娘達だが、そこに新たな敵が現れた。
舞台は沖縄県美浜。
「モー娘。ハロー連合会」までもが伝説を獲ろうとしているのだ。
地元のイベントで次の戦いが待ち受ける。
激戦の予感が巻き起こる。
第7章「南国の決闘!沖縄アウトロー伝説」は年明け公開予定。
- 99 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/01/06(金) 17:33
- −第7章「南国の決闘!沖縄アウトロー伝説」−
武装集団との戦いから一ヶ月経った。
私たちの新曲である「直感2〜逃した魚は大きいぞ〜」も人気である。
そんな私たちに新たな仕事が入ってきた。
「沖縄県交通安全フェアというイベントに石川が出演するので、娘。達も3人ほど共演させて欲しい」
ということである。
- 100 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/01/13(金) 09:11
- 「よりによって私の故郷でイベントとはすごい」
マネージャーは私に言った。
そこで私はマネージャーに言った。
「マネージャーって沖縄出身ですか?」
「伊是名島という島で生まれたのだ」
「でも今回のイベントは沖縄本島であるようです」
「北谷町というところですな」
「私たちも当然出演するんですか?」
「その話は出ていると思う」
マネージャーは言った。
- 101 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/01/17(火) 10:56
- その夜。
都内某所にある石川梨華の自宅。
そこには梨華と同期である後藤真希が来ていた。
そこで真希は言った。
「梨華一人でイベント出演とはすごいね」
「いや、他の娘たちも出るらしいよ」
「4人も出るって事か」
「そうね・・・久しぶりに沖縄まで行くって事で」
「頑張っておいでね」
「わかった」
梨華は言った。
- 102 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/02/02(木) 10:59
- 沖縄市であわや第3のコザ暴動発生 − 沖縄
13日午前1時過ぎ、沖縄市上地にある「中の町なかどおり」の歩道で米軍嘉手納基地所属の憲兵と一般人との衝突があった。
彼らは「モー娘。ハロー連合会」と名乗る人達で、リーダー格の男性がバー「図面ライダー」で飲酒した後に帰宅途中であった。
するとそこに通りかかった憲兵と接触、そのまま口論となり男性が仲間を3人呼び出した。
現場は昼間は人通りも少なく、夜になると付近にある飲み屋などが開いているという。彼らは憲兵に対し「娘。達の来沖を許すな!」「我らにも光を!」などと叫んでいたという。
騒ぎは駆け付けた沖縄警察署員の解散命令でひとまず収まったが危うく「第3のコザ暴動」発生となるところだった。警察ではその連合会のリーダー格である男性から事情を聞き、詳しく捜査する方針だ。
- 103 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/02/06(月) 10:58
- 11月13日。
私達が沖縄に発つ1週間前。
私は同じ7期の国分からその記事が書かれている新聞を見せられた。
「まずいぞ・・・このままでは出演そのものがなくなってしまう」
国分は言う。
「なに・・・心配はいらない、これくらいではまだ大丈夫の方だ」
「それにしても米軍の人と対立するのはすごいな・・・」
「去年のヘリ墜落事故もあるからな・・・」
私はこう言った。
- 104 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/02/23(木) 08:58
- 10日間もPC不調の為更新できませんでした。
本日午後より更新予定です。
- 105 :名無し娘。:2006/02/23(木) 11:49
- 高まる期待
- 106 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/02/24(金) 09:01
- そんな中、とあるTV雑誌にてこんな記事があった。
「UBSではこの程、2006年の正月番組として『関口宏の西東京フレンドパークU新春SP(仮)』に人気グループのモーニング娘。を出演させることを決定付けた。」
何でも武装集団から同局を守ったことが原因である。
収録は来月中頃を予定しているとのことである。
- 107 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/03/12(日) 14:12
- そんな事も知らず、私たちは秋葉原にいた。
私たちは沖縄上陸を翌日に控えているため、この場所に召集されたのだ。
しばらくするとマネージャーから連絡が入った。
「今日は℃-uteのメンバーとアニメ会館でイベントです」
ということだった。
「初めてあの℃-uteと仕事が出来るな・・・」
私はそう思った。
- 108 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/03/13(月) 12:55
- アニメ会館内にある会議室には私たちの他に℃-uteのメンバーもいた。
「いったいここで何がある・・・?」
みんながそう思っていた頃、マネージャーが現れてこう言った。
「みんな、よくお越し頂いて光栄です」
「はい」
「早速だがみんなに新しい仲間を紹介致す」
マネージャーはこう言うと一人の少女を会議室の中に入れた。
と同時に、少女はこう言った。
「今日からこのグループにお世話になる有原栞菜だ!夜露死苦!」
その少女は鋭い目つきで私たちを見ながらこう言った。
- 109 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/03/15(水) 10:32
- 「有原栞菜といえば10才でチームを立ち上げた人だな・・・」
℃-uteの村上愛はこう思った。
すると、栞菜は言った。
「私はあの是永氏に拾われてこのグループに来たぞ」
「以前はどのチームに在籍でしたか?」
「ともいき興業である」
「ともいき興業といえば南関東最強のチームだ・・・」
「まぁ、私が来たらこのグループは決して消えないので安心しれ」
栞菜は自信たっぷりとこう言った。
- 110 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/03/23(木) 14:55
- 栞菜が℃-uteに加入――――
この事は他のメンバーにも誇らしかったらしく、みんな歓迎モードだった。
「栞菜は神宮外苑花火大会をタダで見る為にともいきの仲間たちと共にビルの屋上に忍び込んだ」
「法律完全無視(といっても警察でも止められなかっただけ)のともいきでは総長級だった」
といった伝説を伝説を持つ人だったからである。
こうして、私たちは℃-uteの新メンバー歓迎の儀を終えた。
- 111 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/03/28(火) 11:00
- そして、沖縄上陸の日が来た。
私たちは『モ娘。専用機』にて横田基地を飛び立つのである。
もちろん℃-uteのみんなも一緒である。
「娘。専用の飛行機があるとはすごいんだ」
栞菜はただ驚いていた。
そこで私は栞菜に言う。
「日本を出て外国で活動する時にそれを使うぞ。最近では8月に香港へ行ったときに使ったものだ」
「頼もしいグループだね」
「離陸まで間もなくなので早く搭乗をお願いします」
「わかりました」
栞菜は言った。
しばらくすると『モ娘。専用機』は沖縄へ向け飛び立った。
- 112 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/04/02(日) 15:29
- 中絶、恐喝に保護観察・・・
川崎では有名だったワル、嗣永桃子――――
友に棄てられ、親に棄てられ自棄同然で来た大都会・東京。
独学で新ユニットを立ち上げたということ。
キッズから娘。に昇格したという栄光。
その輝きも今では薄れつつある。
- 113 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/04/02(日) 15:36
- その日の昼過ぎのことである。
仕事が休みのため寝ていた桃子は電話の音で目が覚めた。
「もしもし?」
桃子はこう言って電話に出た。
「ももち?」
相手は夏焼雅だった。
「どうした?今休んでるのだが・・・用があるなら早く言うのだぞ」
「落ち着いて聞いて・・・」
「何だ?」
「加護ちゃんが喫煙で謹慎喰らったのよ」
「加護ちゃん・・・?」
「写真週刊誌に載せられてしまったんだ・・・このままでは芋づる式で俺らまで追及されかねないぞ」
「そんな馬鹿な・・・武さんに話をつけたのか?」
「つけたのだが・・・」
雅の声はだんだん薄れ、やがて涙声に近くなってきた。
- 114 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/05/12(金) 12:45
- 「よし、こうなれば私が話をつけよう・・・」
桃子は言った。
すると雅は桃子に言った。
「じゃあいつも私達が来ている場所に来て」
「よし、すぐ飛んでくるからそのままで待ってな」
桃子はこう言うと受話器を置き、そのまま家を出た。
- 115 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/06/12(月) 11:04
- 『モ娘。専用機』は嘉手納基地に無事着陸した。
娘達はその専用機を降りた。
石井武沖縄県知事は娘達を歓迎した。
「娘さん達・・・メンソーレ、沖縄へ」
ようこそ沖縄へ、という意味である。
警察の護衛も必ず付いている事が娘達にとっては心強かった。
- 116 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/06/12(月) 12:54
- 第8章(第1部完結)の予告。
娘達はいよいよ沖縄に上陸した。
そこでのイベントは無事終えたが・・・
夜の繁華街で娘達と「モー娘。ハロー連合会」の抗争が始まる。
そんな中、東京でもBerryz工房崩壊へのカウントダウンが。
第8章(第1部完結)「炎上〜だから芸能界は止められぬ〜」は近い内公開予定。
- 117 :名無し娘。:2006/07/20(木) 17:57
- 第8章まだ?
- 118 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/08/03(木) 10:28
- −第8章(第1部完結)「炎上〜だから芸能界は止められぬ〜」
Berryz工房――――
結成されたのは1年前のひなまつりの日である。
学業を最優先としているのは表向きであるが・・・
実は吉本興業との共同企画であるため学業はストップされている。
そのユニットも、娘。と同じく存続の危機に晒された事があった。
- 119 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/08/03(木) 10:41
- それは結成から半年後のある夏の日。
4枚目のシングルである「ハピネス〜幸福歓迎〜」がローカルCM曲にされた事から始まった。
「地元の人しか知らない企業のCM曲になるとは――――」
「もはやこれまでだな――――」
ファンも同じ気持ちを持っていた。
それを救ったのが『ビートたけし』こと北野武であった。
「フライデー襲撃事件やバイク事故での顔面麻痺騒動よりも大きい事をしてやろう――――」
それが武の本心だった。
港区にある廃校を買い取った後、8人のメンバーをそこに落ち着かせるという計画をも実行した。
その結果、Berryz工房は息を吹き返した。
「恋の呪縛」が初登場9位を獲得したからである。
それは紅白初出場をも射止めたと同じ事である。
それまでは何もかも上手くいっていたはずだったが・・・
- 120 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/08/03(木) 10:49
- そのBerryz工房がもうすぐ消されそうになってしまう――――
桃子はそう思いながらいつもの場所に来た。
そこには他のメンバーも来ていた。
「みんな・・・」
「桃子か?今大変な事になってるよ」
「加護ちゃんの事か」
「このままではウチらは危ない・・・」
「で・・・武さんは?」
「まもなくここに来るんじゃないか・・・」
みんなは落ち着きを取り戻せない状態だった。
- 121 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/08/10(木) 11:06
- 「来ました――――」
菅谷梨沙子は皆にこう言った。
すると武は皆の前に現れた。
「どうだった?」
桃子は武に話し掛けてみた。
「何とか大丈夫だ・・・ここまで影響はないらしい」
「よかった」
「でもまだ油断は出来ない事になっているぞ・・・」
「わかりました」
「もしかするとここが強制捜査される事もありそうなので・・・」
武は言った。
- 122 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/09/26(火) 11:05
- 「で、本家の方はどうなっている?」
佐紀はこう言ってみた。
「?」
「娘。の事だが・・・」
「あれは7期のメンバーが沖縄へ遠征しているが・・・」
「他のメンバーは・・・」
「大丈夫だ、私たちを消さない為に頑張っているぞ」
「そうか・・・」
佐紀は言った。
- 123 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/10/16(月) 09:31
- 所変わって、ここは沖縄県北谷町。
娘達はイベントが行われる北谷公園に来ていた。
そこで石川は私達に言った。
「向こうで打ち合わせをしているのが『モー娘。ハロー連合会』の会長らしき人です」
「あの方が?」
「先週のコザでの騒ぎに加わっていたのですが・・・」
「何か普通の人みたいだけど・・・」
「実は上里組の関連企業という事がわかりました」
「そうか・・・」
私は言った。
- 124 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2006/10/16(月) 09:37
- さらに石川はこう続けた。
「あの連合会はコザに隣接する境川市の仲原産業高校定時制のOBによって作られたと聞きます」
「その仲間はすごい関わりを持ってるのか?」
「何でも会長と構成員の一人が小学校からの長き付き合いになるとの事です」
「そうか」
「どうやら今日は楽しくなりそうですよ」
「わかった」
国分はこう言った。
- 125 :名無し娘。:2006/12/26(火) 16:59
- 沖縄で石川とか
- 126 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2007/01/04(木) 10:41
- 『モー娘。ハロー連合会』の若頭補佐である山里亮太。
その人がイベントを企画していたようである。
私たちはその人と話をしてみた。
「山里さん」
「?」
「今回のイベントを企画したそうで・・・」
「そうです」
「客はどれくらいイケそうですか」
「250人程度は何とかイケますよ」
「それでも多いようだが・・・」
「結果は本家が知っているようですよ」
山里は言った。
- 127 :名無し娘。:2007/01/25(木) 08:24
- 移転してきてないのかな?
- 128 :名無し娘。:2007/02/23(金) 20:03
- うーむ
- 129 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2007/02/26(月) 11:24
- 再び、ここは東京都内某所。
℃-uteメンバー全員は本拠地である『アニメ会館』にいた。
娘。達の敵対勢力であるSMAPとの業務提携を結ぶ為である。
「娘。が消えると僕達の芸能界での未来そのものが危ない――――」
「喜多川のオヤジさんにもいい知らせを持ってこなければ――――」
SMAPのメンバーはそんな気持ちで一杯だった。
- 130 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2007/02/26(月) 11:30
- しばらくするとSMAP全員がやってきた。
リーダー格の中居正広はこう言った。
「どうも・・・」
「いやいや、SMAPの皆さん・・・お待ちしてましたよ」
「今回は私どもと提携を致しますようで」
「その通りです」
「では、話を始めましょうか」
中居は言った。
- 131 :名無し娘。:2007/02/26(月) 12:02
- 更新キタコレ
- 132 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2007/03/02(金) 10:47
- それから30分が経った。
中居は『アニメ会館』から出ると℃-uteメンバー全員にこう言った。
「では本日は以上であります。これからごひいきにお願いします」
「わかりました」
メンバーは全員こう言った。
「これで私達は何とか乗り越えられた―――」
全員はその気持ちであった。
- 133 :名無し娘。:2007/03/31(土) 01:11
- アウアウ
- 134 :名無し娘。:2007/05/01(火) 01:40
- アウアウ
- 135 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2007/05/07(月) 09:50
- しかしそんな中、娘達や関係者にこんな破門状が届いたのはその直後だった。
破 門 状
当社の社員、是永灰二は己の本心を忘れ、再三の注意にも関わらずファンの皆さん並びに所属タレントの方々に耐え難い不安等をもたらした為に『破門、関東甲信越地方所払い』と致す。よって当社とは一切関係ない者と致す。
なお、御賢台様には如何なる理由を問わず客分、縁談、交遊、拾い上げ等は固くお断りいたします。
これらの行為が確認され次第、当社への敵対行為とみなし、断固たる処置を取らせて頂きます。
マネージャーはついに破門となったのである。
- 136 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2007/06/08(金) 10:25
- 翌日。
ここは沖縄・嘉手納町にある『沖縄連合琉真会』の本家。
「モー娘。ハロー連合会」の会長である今上博之はここにいた。
今上はそこで話をしていた。
「今日の美浜でのイベントを成功する作戦があります」
「どうだ?」
「敵対する組織を山里若頭が見張るということです」
「それで・・・代貸から連絡あったのか?」
「何でも現地に到着して同時に連絡が来るようです」
「わかった」
琉真会の総長である平良進はこう言った。
- 137 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2007/07/25(水) 12:48
- すると電話が鳴った。
今上は受話器を取ると話し始めた。
「仲里か・・・わかった、すぐ出る」
今上は受話器を置くと、
「予定通りだ・・・行くぞ!」
と、こう言った。
- 138 :名無し娘。:2007/07/29(日) 15:18
- ほほう
- 139 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2007/09/27(木) 09:31
- 正誤表
○『琉球連合琉神会』
×『沖縄連合琉真会』
- 140 :0^〜^)津軽産ノニジュース:2007/09/27(木) 09:39
- イベントは県警の警備のお陰もあって無事に終わった。
そこで私たちは打ち上げのためにコザの繁華街へと行くことにした。
すると石川は言った。
「連合会の方々が待ってると思うので早く行きましょう」
「?」
「大丈夫、絶対抗争は起きないから」
「わかりました」
私は言った。
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