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石川・・・・・ボケー!!

77 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/09(水) 21:16

【第四章】

78 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/09(水) 21:17


つないでたつもりの 心の糸は

もうほどけないくらい からまってちぎれそう
 

79 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/09(水) 21:17

 中澤裕子      27歳

80 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/09(水) 21:18


彼女はかつて27歳だった。
彼女はかつて27歳だった頃の自分をふと思い出す。
 

81 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/09(水) 21:18


あの頃はまだ4期メンバーも幼く、線が細かった。
特に石川などは押せば壊れてしまいそうなほど弱々しかった。

あの時は後に石川から受け取れないほどのパワーを
もらうことになるとは想像もできなかった。
 

82 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/09(水) 21:18


27歳の彼女の記憶は多岐にわたる。
彼女の人生における真夏の時期だった。
そしてモーニング娘。の歴史においても真夏の時期だった。

彼女は卒業の日まで揺るぎない地位を築いた。
だがその日を境に彼女は居場所を求めてさ迷い続けることになる。
何もできない人間だと思い知らされた彼女は、ただ笑うことしかできなかった。
 

83 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/09(水) 21:19


そんな時彼女が思い出すのは福田だった。
居場所など求めていなかった福田の笑顔だった。

福田とはある意味辻や加護以上に年が離れていた感じだった。
福田と自分との間で通じ合っていたと感じた友情は
彼女だけの一方的な気持ちだったのだろうか。
 

84 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/09(水) 21:20


自分が27歳だったモーニング娘。の真夏の時期に福田はいなかった。
それはきっと偶然ではなくて必然だったのだろう。

そして今日も彼女は真冬の時期をただ笑って過ごしていた。
とりあえず場を保つためだけに笑っているのは
どうしたらいいかさえ、もうわかっていないから
 

85 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/09(水) 21:20


彼女が27歳だった頃
彼女がモーニング娘。だった頃
 

86 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/09(水) 21:21

【第四章  了】

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0ch BBS 2006-02-27