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石川・・・・・ボケー!!
- 65 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/08(火) 21:22
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【第三章】
- 66 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/08(火) 21:22
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想像していたよりも実はずっとはやく
ぼくたちの空気はひどくサビついて
- 67 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/08(火) 21:23
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市井紗耶香 16歳
- 68 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/08(火) 21:23
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彼女はかつて16歳だった。
彼女はかつて16歳だった頃の自分をふと思い出す。
- 69 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/08(火) 21:23
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人生の頂点にいたあの頃、彼女はまだたったの16歳だった。
80年生きたとしても、一体どれほどの人間が「人生の頂点」を迎えられるだろう。
あの時の彼女は無敵だった。
地球を逆に回すことだってできた。
- 70 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/08(火) 21:24
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卒業が自分だけの勝手な都合だったとしても、
誰にも、あの頃よく話した保田にも、一言も文句は言わせなかった。
彼女は保田とは違った方法でモーニング娘。を愛していた。
それを一体どれだけのメンバーが理解していただろうか。
- 71 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/08(火) 21:24
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それでも彼女は、自分がわずかながらも
他のメンバーに信頼されているという確信があった。
だからこそ彼女は理解してもらおうとは思わなかった。
自分をみんなと結びつけることよりは、解き放つことを選んだ。
全ての糸を切って、ただ誰にも邪魔されずに力一杯走りたかった。
誰かと比べられることには、もううんざりしていた。
たとえそれが後藤真希であったとしても、耐えることはできなかった。
- 72 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/08(火) 21:24
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彼女は後藤を愛しながら憎んでいた。
16歳の時も、今も、それだけは永遠にかわらなかった。
二つの気持ちを後藤に捧げた。
その時彼女は信じることができた。
彼女の中で、後藤の中で、かわらないものを
ひとつずつ ひとつだけ
- 73 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/08(火) 21:25
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彼女が16歳だった頃
彼女がモーニング娘。だった頃
- 74 :吉澤承太郎 ◆JOJO7O5k :2004/06/08(火) 21:25
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【第三章 了】
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