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ソニン「ほんとはね。」

87 :名無し娘。:2004/06/26(土) 00:13

キュッキュッキュッ……。
スニーカーが廊下の床と接触して立てたであろう足音が聞こえてきた。
その音はハァハァというはっきりとした呼吸を伴って徐々に部屋に近づいてきていた。
二人が待ち始めてから十分。限界ぎりぎりの時間に、ようやくその扉が開いた。

「お、遅れてすいません……ハァハァ……し、下の自販機がお札中止になってて……;;」
「ふっ……!」
ススススッ……ボゴッバシッドゥフッ。
「グホッふぁsぢfはせkfなさふぁ……」
「み、美貴ちゃん!!!(摺足で相手に近づき腹部→脇腹→腹部への三連コンボ!!!)」
「言っただろ?言い訳は聞きたくないと」
「ゲフッ……す、すいません……親分……;;」
「まあいい。とりあえずブツを渡せ。早くしねーと奴が暴れちまうからな」
「ど、どうぞ」
そう言ってその少女は手に持っていた『ブツ』を藤本に差し出した。
しかしその瞬間、彼女は目の前の人物の表情がそれまでとは一変し、
まるで鬼のような表情へと変化していくのをスローモーションの如くはっきりと目視していた。

「バ、バ、バッキャロー!!!これソフトじゃねーかよ!ボックスだって言ったろが!!!」
「えっ?;;」全身が凍りつくような冷たい汗が一瞬にして彼女の体を覆った。

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