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◆ネタスレ感想スレッド◆
51 :
名無し娘。
:2003/10/06(月) 21:01
どこぞかのスレでも言われていたが、最近の狩(及び狩狩)ネタスレの主流は
いわゆる「アンリアル」である。それはそれで面白いネタではあるのだが、最近ふと
不安に思うのだ。この傾向は、現実のモーニング娘。の衰退を顕著にあらわしている
のではあるまいか。
「リアル系」ネタは、妄想楽屋裏を総本山とする、現実の娘。たちの関係性を
ネタにして笑いをとる形式のものだった。現実の娘。内における人間関係、ドラマ、
それぞれの個性・・・それらに魅せられた妄想家たちが、自らの妄想をネタとして昇華させた
リアル系は、モーニング娘。で遊ぶという意味において、確固たるジャンルを確立させた。
が、それに代わる新たなネタの姿として現れたのが、アンリアル形式。これは娘。の
キャラクターのみを抽出し、現実の娘。としては描かれない世界、ネタである。
これは同人誌的発想であり、生まれるべくして生まれるものであったが、いつしかアンリアルは
リアルを凌駕し、現在の娘。ネタの主流にまで発展した。これの意味するものは何か?
つまり、現実の娘。は、今やネタにもならないしろものなのだという事ではないのか?
人間関係、ドラマ、個性、全てが、国民的アイドルグループとしての枠組みに閉じ込められて
しまった時、彼女たちから何も見えなくなってしまった職人は、多いのではないか?
それが顕著なのは、やはり5期メンバーであろうか。ネタ内でこそキャラが立っている4人に
見えるが、実際は現実の彼女らからは、先輩との関係性や、同期同士のドラマなどが全く
リアリティを持って感じられず、リアルネタの骨髄である心象風景の描写を書きにくいこと
このうえない。自然、アンリアルな世界で動きまわらせるしか、仕方が無くなっていったような
気がする。
現在の「ただ職場に集合して仕事をこなす女の子の集まり」に過ぎなくなったモーニング娘。に、
誰が妄想を働かせることができるであろうか。あえて言おう。
アンリアルの隆盛は、娘。衰退の象徴であると!
52 :
名無し娘。
:2003/10/06(月) 21:01
ここで2〜3のアンリアル(と考える)ネタ職人を引き合いに出させていただくが、どの作者も愛読して
いることを事前に了承されたい。有名どころで「ショマキクエストの中の人」であるが、
その後始まった「ミキ先生の一日」。これは、もはや娘。ネタでは無い。登場人物が娘。でなくても、十分間に合う
世界である。ところどころに散りばめられた笑いどころも、もはやほとんど娘。に関係無い笑いである。
勿論登場人物はキャラクターを抽出された娘。ではあるが、そのキャラクターを笑いどころに使う
部分も少ない。いたづら氏に至っては、娘。キャラを使ってはいるものの、ほとんど自分の趣味の
世界を展開させているだけであるが、その良く間をつかんだ文章力で笑いをとっている。
シブカワ氏は登場時こそ現実の娘。ドラマをからませたネタを展開していたが、最近はその比率も
少なくなり、全くの空想物語(あるいはヲタから見た娘。への視線)の占める率が増えている。
誤解なきよう言っておくが、これは批判ではなく、これらのネタ職人たちはそれぞれ独自のセンスを
確立しているからこそ、「アンリアルネタ職人」として支持されているのである。ただ、「娘。に関係ないネタ」が
隆盛している現状を自分なりに稚拙な分析をしてみた場合、上記のネタ職人が思い起こされたのであり、
気分を害された職人およびファンの方々には、お詫び申し上げたい。
以上、「だからどうした」と言われると返答に困ってしまうのだが、現在の娘。ネタをほんの少し
本気出して考えてみた。もちろん自分も全てのネタスレを網羅しているわけではないし、戯言と
受け取ってもらっても仕方がないが、現実の娘。の現状と思い合わせてみて、少し感じるところが
あったので、このような駄文を書きなぐってみた。
アンリアルであろうとも、娘。を題材にしている以上、現実の娘。たちにもっともっとドラマが生まれれば、
さらに面白いものになるはずなのに・・・・。モーニング娘。の物語は、もはやリアル系ネタと共に
終焉を迎えてしまったのだろうか・・・?
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