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新・ボツネタうpスレ5

1 :名無し娘。:2008/04/06(日) 02:31
・鮮度が落ちたためうpできなくなったネタ
・オチに納得できなくて自らボツにしたネタ
・あまりにも下品すぎてうpに躊躇したネタ
・計算ミスで容量オーバーになってしまったネタ
……等々、ハードディスクの肥やしとなっているネタをこそーりうpするスレ。
※どのスレのボツネタなのか、書いてあると便利。
※コテハンでのうpが恥ずかしい場合、名無しを装おうと吉。
※ネタだけじゃなく、短編小説や各種ファイルなどもいい感じ。

(前スレ)
新・ボツネタうpスレ4
http://kari2.kuron.jp/test/read.cgi/bbs/1155658287/

78 :名無し娘。:2008/09/18(木) 19:06
ボツ理由:面白くないから。

79 :名無し娘。:2008/09/20(土) 01:47

結ばれない運命をどれほど呪ったことか。

君とは小さい頃からずっと一緒で、気が付くと僕の後ろを付いてきてたね。
お互いの気持ちを知った時は、それまで気付かない振りをしていた想い
よりも嬉しさが勝ってたっけ。

僕が地元から離れた大学に進学することを決心した時一晩中泣いた君。
翌朝、僕のベッドで目覚めた君は少しまぶたが腫らしていたね。お互いの
決心をあえて確かめたりせず、いつもの君の笑顔で「いってらっしゃい」と
少し足の重くなってた僕の背中を押してくれた。

遠距離だったけど案外うまくいってたと今では思う。
たまたま大学の女友達といる所を見られた時は少し焦ったけど、ムキに
なって君が「私たち恋人同士なんです!」だなんて大声で叫んぶものだから、
飲んでいた烏龍茶を吹出して君のスカートをびしょ濡れにしたこともあったっけ。

最初に別れを告げたのは僕の方だったね。

お互い親に黙っての恋人関係。友人からも祝福されない恋人関係。
このままこの関係を続けていくにはお互い若かった。いや、むしろ若すぎた
からこの関係でいられたのかもしれない。
でも、だから、僕は怖くなったんだ。自分の周囲に拒絶されるのを。非難の
目で見られるのを。だから僕は怖くなって一度君から逃げ出したんだ。

80 :名無し娘。:2008/09/20(土) 01:47

色んな思い出が今になって溢れ出てきた。

一度は逃げた僕を迎え入れてくれた君は、嬉しい顔と怒った顔と驚いた顔が
コロコロ入れ替わったのを見て、初め済まなそうな顔をしていた僕がついつい
笑ったものだから、ほっぺたを膨らませて詰め寄ったかと思うと今度は泣き顔
になって僕の胸に飛び込んできたんだったね。

幸せな時間は長くは続かず、本当の終りが訪れたのはつい最近のこと。
僕は君を愛していたし、君も僕を愛してた。
些細なことから僕たちの関係が公になった。近所からは後ろ指をさされ、
友人からは好奇の目で見られ、親からは泣きながら説得され、半ば強引に
離れ離れにされてしまった。
僕たちは結ばれてはいけなかったのだろう。だけど今度は逃げなかった。

「今度生まれ変ったらさ、今度は皆に祝福される恋人同士に生まれ変りたいね」
何度目かの両親に悟られないように僕のマンションを訪れた際に、儚げに微笑んだ
君の目には、別れではなく終りを決意した涙で溢れていた。

僕が離れていた頃に通院していた病院で貰ったという茶色い小ビンの中身を
半分飲み終えると、それを僕に手渡しながら静かに目を閉じぼんやりしたように
君は小さく呟いたね。
「お兄ちゃんに出会えて幸せだったよ。お兄ちゃんを好きになって幸せだったよ」

力をなくした身体を咄嗟に抱きとめると、溢れ返っていた想い出に一層の重みが
感じられた。
君をソファの背中に預けるとすぐに僕も小ビンの中身を呷った。
来世での出会いを愛しんでいるのだろうか。傍らにいる君の表情を惜しみながら
僕も永遠の眠りについた。


http://popup3.tok2.com/home2/uumat/pup/src/maturi07_1022.jpg

81 :名無し娘。:2008/09/20(土) 01:48
ボツ理由:画像で妄想スレが1年位前に狼でdat落ちしたままなので

82 :名無し娘。:2008/10/18(土) 02:49
>>61
>>78
普通に麦茶画面に吹いたw

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