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気の向くままになんか書いていきます。
- 1 :名無し娘。:2005/08/15(月) 17:07
- 爽やかな春の風に包まれ、俺――坂下准平は学校に向かっている。
何を隠そう今日から新学期!
高校2年生になんとか進級出来て、これからの日々に心をときめかせている。
ただ一つ気がかりなのは、春休み補習で全部潰れたからバイト出来なくて現在所持金が60円しかないことだ。
「やっべー…俺60円じゃ今月乗り切れない…」
「60円!?じゅんぺー貧乏じゃん」
「そーなんだよぉ…ってうわっ!なんだよ矢口かよ」
いきなり後ろから声がして振り返るとちっちゃな友達、矢口真里がいた。
少しだけ歩調を遅くして矢口に合わせてやる。
「60円に触れないでー…今マジ落ちてるから」
「んじゃ道の真ん中で大声で言うなよ」
「言ってねーよ!超小声だっただろ!」
「まぁまぁ」
笑いながら話してた矢口が突然立ち止まる。
少し俯いてプルプル震えている。
- 57 :名無し娘。:2005/08/27(土) 09:18
- 3の ハァ━━━━━━ *´Д`*━━━━━━ン!!!!! で
- 58 :名無し娘。:2005/08/27(土) 09:19
- なっち姉さんの冷たさテラモエス
- 59 :名無し娘。:2005/08/28(日) 00:55
- 「…………マジかよぉ」
「そういうことで今日から愛ちゃんのことよろしくね。でもあんたも学生なんだから無理だったらお母さんにちゃんと言うこと」
「わかった…」
*
驚愕の家族会議が終わって部屋に戻る。
ドアを開けると、愛ちゃんが真ん丸い目で俺を見つめてくる。
なんだ、意外と可愛いじゃん。
愛ちゃんと同じ目線になって頭を撫でてみた。
ビクッとするのが手から伝わる。
同時に愛ちゃんは目も瞑ってしまう。
「俺ってそんなに嫌われてんの…」
思わずボソリと呟いた言葉は愛ちゃんには聞こえていないだろう。
しばらくそのまま撫で続けていると、やっと愛ちゃんが目を開けてくれる。
それでもまだビクビクしているのが面白いくらい伝わってくる。
とりあえずちゃんと向かい合って愛ちゃんの面倒は俺が見ることになったことを伝える。
「そーゆーことだから…これからヨロピク!…なーんて」
思いっきり明るく言ってみる。
その後に訪れる耐え難い沈黙、沈黙、沈黙。
俺はついに耐え切れなくなって布団に潜ってしまった。
- 60 :名無し娘。:2005/08/28(日) 00:55
-
*
学校での梨華ちゃんのこととか、愛ちゃんとのこととか色々あって本当に泣きそうになってた俺。
真っ暗な布団の中で一筋の涙を流そうとしていると、真っ暗だった視界に急に光が射した。
誰かが布団を少しだけズラしたみたいだ。
誰かって言ってもこの部屋には俺と愛ちゃんしかいないから愛ちゃんだ。
亀の様に、布団を被った状態で頭だけだして見てみると、愛ちゃんが足りない背で俺の布団を引っ張っている。
俺のベッドは少し高めのやつだから、まだ幼稚園の愛ちゃんにはギリギリ身長が足りないのだ。
何て言うか……とても可愛い。
しばらくボーっとその様子を傍観していると愛ちゃんが泣きそうになってしまったのでやっと布団から出る俺だった。
*
先程のことで少しだけ仲良くなれた気がする俺と愛ちゃん。
その証拠に触れてもビクッとしなくなったし、たまに笑顔まで見せてくれるようになった。
「さてと、どーしよっか?」
1>愛ちゃんと室内でかくれんぼ
2>公園にお散歩に行く
3>その他
- 61 :名無し娘。:2005/08/28(日) 05:54
- 1で
- 62 :名無し娘。:2005/08/28(日) 06:14
- 2〜
- 63 :名無し娘。:2005/08/28(日) 14:23
- 2で
- 64 :名無し娘。:2005/08/31(水) 18:42
- 3 室内でお絵かき遊び
- 65 :名無し娘。:2005/08/31(水) 19:03
- 2で
- 66 :名無し娘。:2005/09/02(金) 00:53
- 外は物凄く暑いけど、夕方になって多少は涼しい風が吹くようになってきた。
それに愛ちゃんは今日からうちに住む訳だからこの辺の子供たちと仲良くなれるかもしれないな。
という訳で、俺たちは公園に向かうことにした。
*
「じゅんぺーおにーちゃん」
「んー?」
「あい、おなかすいたー」
「じゃぁコンビニでなんか買ってやるよ」
公園までの道のりに丁度コンビニがある。
昼間後藤と寄ったコンビニだ。
自動ドアの前に立つとドアが開く。
一瞬にして俺たちは冷気に包まれた。
「いらっしゃいませー」
「うぉ!藤本じゃん」
カウンターの中で暇そうにしていた藤本に気付き、声をかける。
「なんでアンタがこんなとこいんだよ」
「買い物。愛ちゃん、なんでも好きなもの一個買っていいからな」
「はーい!」
元気よく返事をくれた愛ちゃんは店の奥にタッタッと駆けていった。
- 67 :名無し娘。:2005/09/02(金) 00:53
- 「何、あの子。アンタの子供?」
「んな訳ねーじゃん。親戚の子デス」
「ふーん…可愛いね」
「だろ!?無邪気さっつーのかな…最初口も聞いてくれなかったのに今じゃすっかり懐かれちゃってさぁ」
「デレデレしてんなバカ」
ギュっ!と思い切り頬を抓られる。
「いふぁい!ふぃふのふぃてる!」(痛い!肉伸びてる!)
「お前はロリコンか」
「っ…ちっげーよ!」
やっと離してくれた頬は、恐らく真っ赤になっているであろう。
触ってみると少しだけ熱を持っていた。
マジ痛いよ、あー後藤がキスしてくれた方なのに。
「じゅんぺーおにーちゃん」
「どーかしましたかー?」
「きんちゅうじたいでーす」
「緊急事態なぁー。蜂にでも刺されましたかー?」
「ちょっと来てー」
「ハーイ…っていてーよ!」
愛ちゃんと会話をしていただけなのに後ろにいた藤本に後頭部を思い切り叩かれた。
「なんでそんな距離空けて話してんの!めいわく」
そう言ってまた藤本は俺を叩いた。
「あー!じゅんぺーおにーちゃんをいじめちゃだめー!」
「あ?」
「ビクッ……」
さすがに幼稚園児に藤本を直視する勇気はなかったみたいだ。
愛ちゃんは藤本と目が合った瞬間、硬直してしまった。
- 68 :名無し娘。:2005/09/02(金) 00:54
-
*
「じゃーな藤本」
「もう来んな!」
とてもバイトが客に言う言葉ではないことを言われ、俺たちはコンビニをあとにした。
「じゅんぺーおにーちゃん…あのおねえちゃんこわい…」
「ハハ…ハハハッ」
それから公園に着くまで愛ちゃんの顔に笑顔はなかった。
*
公園に着いてからの俺の努力は素晴らしかった。
なかなか藤本の恐怖から離れられない愛ちゃんと、どうにか遊ぼうとあの手この手で頑張った。
そして今は愛ちゃんが乗っているブランコを、押してあげている。
「ねー!」
「何?」
「あいね、あいね」
「おー」
「おっきくなったらねー!」
「うんうん」
「じゅんぺーおにーちゃんとけっこんするー!」
生まれて初めてプロポーズされてしまった。
さて、相手は愛ちゃん。
どう答えるべきか。
1>曖昧に流す
2>適当に相槌を打っておく
3>その他
- 69 :名無し娘。:2005/09/02(金) 06:39
- 1で
- 70 :名無し娘。:2005/09/02(金) 11:01
- 3 真剣に受け止める
- 71 :名無し娘。:2005/09/02(金) 13:31
- 3 誓いのキスをしちゃう
- 72 :名無し娘。:2005/09/02(金) 21:56
- 前フリとしては2が熱い 何年後だって話だが
- 73 :名無し娘。:2005/09/03(土) 02:04
- 3 約束の指きりをする
- 74 :名無し娘。:2005/09/03(土) 09:21
- 3 両親に挨拶する
- 75 :名無し娘。:2005/09/04(日) 21:00
- 1>真剣に受け止める
2>誓いのキスをしちゃう
3>約束の指きりをする
4>両親に挨拶する
の中から選んでください。
- 76 :名無し娘。:2005/09/04(日) 23:17
- 3!!
- 77 :名無し娘。:2005/09/06(火) 05:16
- じゃあ俺も3で
- 78 :名無し娘。:2005/09/08(木) 07:16
- じゃあ俺は2で
- 79 :名無し娘。:2005/09/15(木) 18:34
- 3 de
- 80 :名無し娘。:2005/09/21(水) 22:32
- 頑張れ!
3で
- 81 :名無し娘。:2005/09/23(金) 16:52
- B
- 82 :名無し娘。:2005/09/24(土) 18:21
- (3-_-)<……3を
- 83 :名無し娘。:2005/09/26(月) 06:53
- ━┓
━┫
━┛で
- 84 :名無し娘。:2005/09/28(水) 06:45
- sunday
- 85 :名無し娘。:2005/10/04(火) 07:58
- サーン!
アシタカー!
- 86 :名無し娘。:2005/10/07(金) 07:50
- 3
で
お
願
い
し
ま
す
- 87 :名無し娘。:2005/10/09(日) 13:20
- ( ^▽^)<3
- 88 :名無し娘。:2005/10/09(日) 17:49
- 3を
- 89 :名無し娘。:2005/11/15(火) 17:13
- そろそろ更新を
- 90 :名無し娘。:2006/01/05(木) 21:33
- 一旦ブランコを止めて愛ちゃんの前に行く。
そのまま俺はしゃがんで、ブランコの愛ちゃんと同じ目線になった。
「よーし、じゃぁ愛ちゃんはお兄ちゃんがもらっちゃうぞー!」
愛ちゃんを抱きかかえ高い高いする。
「やー!たかーい!」
「愛ちゃんが将来お兄ちゃんより良い人見つけるまで俺が愛ちゃんの彼氏ね」
「きゃーっ」
ほっぺにチュッとキスしてあげたら両手でほっぺを押さえて恥ずかしがる。
この野郎…マジで可愛いじゃねーか。
愛ちゃんを降ろして小指を差し出す。
「んじゃ指切り。約束」
「ゆびきりー」
「嘘ついたら…チューしちゃうぞぉー」
思い切り唇を突き出して愛ちゃんに迫る。
「やー!!」
叫びながら逃げ出す愛ちゃんを笑いながら追いかける。
公園の入り口近くのところでやっと愛ちゃん捕獲。
「捕まえた」
「つかまっちゃった!」
「じゃぁ暗くなってきたのでおうちに帰りまーす」
「あーい」
元気な返事を返す愛ちゃんと手を繋いで家に帰る。
帰路の途中、愛ちゃんがボソリと言う。
「あい、おかーさんいなくてもおにーちゃんいるから平気だもん…」
まるで自分に言い聞かせるような言葉の後に、少し鼻を啜る音。
俺は居た堪れなくなって思わず愛ちゃんを抱き上げた。
最初不思議そうな顔をしていた愛ちゃんだけど、だんだん笑顔になってきて俺の顔を弄りだす。
「くすぐったいって」
「えへへ…」
そのまま愛ちゃんを抱えながら走って家に帰った。
- 91 :名無し娘。:2006/01/05(木) 21:34
-
*
「「ただいまー」」
「あんたたち元気良いわねー…羨ましい」
「なち姉だってまだ若いじゃん、ねー」
「ねー」
帰った俺たちを迎えてくれたなち姉に、愛ちゃんと顔を合わせて声を揃える。
実際なち姉まだ若いし。
「二人とも手洗ってご飯食べなさいね」
「「はーい」」
*
それからご飯食べて、風呂入って、愛ちゃん寝かしつけて。
ちなみに愛ちゃんは堂々の一人部屋だ。
丁度空いてた部屋がひとつあったので、そこを使ってもらっている。
どうやら愛ちゃんは絵本がないと眠れないようで、おばさんの置いてった荷物から大量の絵本が発見された。
毎日俺が読むのかな…。
少し気を落としながらリビングに戻る。
リビングでは風呂上りのなち姉が冷蔵庫からビールを取り出しているところだった。
俺に気付いたなち姉に声をかけられる。
「准平も飲む?」
「俺まだ未成年だけど」
「そんなこと言わないの。外じゃ結構飲んでんでしょ」
「飲んでねーよ!何それ」
「だって今日も愛ちゃんと公園行ってる間に女の子から電話あったし」
「電話?」
ソファに座りながら雑誌をパラパラと捲りながら答える。
「なんか妙に声高い娘。石川って言ってた」
「梨華ちゃん!?」
なんでそんな重要なことをすぐに教えてくれないんだ!
ヤバイぞ、非常にヤバイ。
「梨華ちゃん……タンポポ…殺…殺さ…」
「何ブツブツ言ってんの。彼女?」
「彼女だなんて滅相もございません!!!」
ここは全力で否定しないと後々面倒なことになりそうだ。
俺は知ってるんだ。
なち姉の親友のカオリさんがタンポポのメンバーだってことを。
いつなち姉→カオリさん→梨華ちゃんという順でバレるかわからない。
ビールを飲み干したなち姉は興味なさ気にそうなんだ、と言うと自分の部屋に戻って行った。
- 92 :名無し娘。:2006/01/05(木) 21:34
-
*
そして俺は今、携帯片手に悩んでいる。
梨華ちゃんはどうして俺の携帯番号を知っているにも関わらず自宅に電話をしたのだろうか。
答えは簡単だった。
電池切れでいつの間にか切れていた俺の携帯。
充電して電源を入れてみると恐ろしいことが起きていた。
受信メール7通、着信10回。
全て梨華ちゃんだ。
なんだ、なんなんだ、なんなのよ!
はっきり言って電話するのが怖い。
しかししなければもっと怖いことになりそうな…。
1>電話する
2>電話しない
3>その他
- 93 :名無し娘。:2006/01/06(金) 01:18
- 更新キテター
3のメールで様子見
- 94 :ひとみ:2006/01/06(金) 11:31
- 君この話パチだろ!!
- 95 :名無し娘。:2006/01/06(金) 15:56
- 更新乙
3で会いに行く
- 96 :名無し娘。:2006/01/06(金) 20:32
- >>94
これは小説ですが何か?
- 97 :名無し娘。:2006/01/07(土) 23:44
- 1>メールで様子見
2>会いに行く
のどちらに投票してください
- 98 :名無し娘。:2006/01/08(日) 06:30
- 2〜
- 99 :名無し娘。:2006/01/08(日) 08:19
- まずはジャブで1かなぁ
- 100 :名無し娘。:2006/01/12(木) 19:39
- 次の投票で話進めますので誰か投票してください
- 101 :名無し娘。:2006/01/12(木) 20:06
- 2で
- 102 :名無し娘。:2006/03/06(月) 02:10
- 夜中に一人こっそりと家を出て、梨華ちゃん家へ向かう。
この時期の夜、布団の中は蒸し暑いだけでも外に出ると意外に涼しい風が吹いていた。
それでもしばらく歩き続けると汗が出てきて、体に張り付き始めたTシャツが気持ち悪くなってきた。
その上今向かっている先は梨華ちゃん家。
気も重くなり、自然と足取りも重くなるってもんだ。
そんなこんなで梨華ちゃん家の前に着いてしまった。
この浮かない気持ちを吹き飛ばそうと携帯に手を伸ばし梨華ちゃんに電話をかける。
しばらくのコール音の後、やっと梨華ちゃんが出てくれた。
『…もしもし』
「あれ?梨華ちゃん…?」
『そーだけど、准平か…』
「今梨華ちゃん家の前にいんだけどさ」
『今?』
「うん。今日メールとか電話くれたみたいだけど、どーしたの?」
『ちょっと待ってて、今行くから』
「え、ちょっ……」
一方的に電話は切れ、梨華ちゃん待ちの状態。
それにしても梨華ちゃん、声低くなかったな。
もしかして作ってるっつーのは嘘であれが地声なんじゃ…?
「お待たせ」
俺の耳に高めの声が響く。
前を向くと、梨華ちゃんが玄関から少し離れたところで俺を呼んでいた。
風呂上りなのか前髪が上で結ばれていて、少し湿っぽい様な感じだ。
不覚にも、ドキッとしてしまう。
「風呂上り?」
「そう」
少しだけ近づくと、ふわっと良い香りが漂う。
- 103 :名無し娘。:2006/03/06(月) 02:11
- 俺はドキドキを隠すように話し出した。
「なんつーかさ!そのぉ…風呂上りの女の子って色っぽいよね!」
「…そうかな」
ヤバイ、完全に墓穴を掘ってしまった。
思ったことをそのまま言ってどうする、俺。
しかし梨華ちゃんの反応は意外なもので、俺があたふたと本心を漏らしているのを微笑みながら聞いている。
まるで学校にいるときの、みんなのイメージ通りの梨華ちゃんの様だ。
「あっ、電話とかメール。何かあった?」
本題からズレ始めていた会話を、俺がここに来た理由に戻す。
梨華ちゃんから返ってきた返事は、俺を混乱させるものだった。
「なんかさー…疲れちゃって。優等生演じるの。でも……」
そこで一旦言葉を切って、俺の方にフラフラと近づいてくる。
やがて梨華ちゃんの湿った髪が俺のTシャツを濡らす距離まで近づくと、言葉を続けた。
「あたしの本性知ってるの准平くらいしかいないし…」
内心梨華ちゃんがこんな至近距離にいることにドキドキしながらも、平静を装って会話を続ける。
「タンポポのメンバーとかは?」
「無理よ…。あたし、リーダーだもん」
「で、俺な訳ね」
「うん、誰かに愚痴こぼしたかっただけなの。ごめんね」
「いや、別に良いよ。でもさ梨華ちゃん」
「…?」
「そんなに辛いんなら声、作んなくても良いんじゃない」
一瞬顔を上げた梨華ちゃんは、しまった、という顔付きで再び俯く。
「バレちゃった?」
「今気付いた」
「そっか…」
それからは穏やかな梨華ちゃんと他愛もない話をした。
今日梨華ちゃん家に来て、俺の梨華ちゃんに対する印象がかなり変わった。
もちろん、良い方向に。
それだけの収穫があっただけでも今日来たのは正解だったかなと思う。
怒られなかったし、梨華ちゃん可愛かったしね。
次の日からも梨華ちゃんは相変わらず優等生だ。
そして相変わらず怖いままだ。
まぁ声が高くなった分マシになったけど。
- 104 :名無し娘。:2006/03/06(月) 02:12
-
*
それからは特に何もないまま数日が過ぎた。
俺はいつもの様に図書室に来ている昼休み。
うちの学校の図書室はいつ何時来ても人がいない。
図書委員でさえもいないのだ。
それだけに、俺の落ち着ける空間になっていた。
が、ここ最近俺の他にもう一人図書室の常連になってる奴がいる。
今日ももうすぐ来る頃だろう。
「きたきた…ふじもとぉー」
本を片手に入ってきた藤本は、俺の声に気付き明らかに落胆した様な表情を見せた。
まぁこれもいつものことだ。
「勝手に本持ち出しちゃダメでしょ」
「いいじゃん、どーせ誰も困んないんだし」
「まーねぇ」
グダグダと藤本と話しながら昼休みが終わるのを待っていると、窓から鈍い音がした。
藤本は気付いていないみたいだが、窓の方を見るとごっちんがいるではないか。
何かを言っている様だがあいにく俺には読唇術の心得がない。
藤本も藤本で会話を続けてくるし…。
1>後藤は後で。藤本との会話優先。
2>藤本ちょっとごめん。窓に近寄る。
- 105 :名無し娘。:2006/03/06(月) 07:57
- キテター!!!
2で。
- 106 :名無し娘。:2006/03/07(火) 15:25
- 2でお願いします!!
- 107 :名無し娘。:2006/03/07(火) 17:42
- 「ちょっと待って」
何だろうと思い藤本にそう言い窓に駆け寄る。
俺が近づいてくるのに気付いた後藤は笑顔で手を振ってみせる。
窓の鍵を開け、後藤と直接話せるようになったところで、俺の視界にいてはいけない人が映った。
「…愛ちゃん?」
「じゅんぺーおにーちゃん!」
右手で後藤のスカートをキュッと掴み、左手には大きなバスケットを持っている。
何で愛ちゃんが高校に?
訊ねるように後藤に視線を移すと、後藤は苦笑いしながら説明してくれた。
「准平お兄ちゃんにお弁当持ってきたんだって。校門のとこでオロオロしてたのをあたしが連れて来たの」
なるほど、俺に弁当を…!
無邪気に笑いながら俺を見つめる愛ちゃんを見ている内に、胸に込み上げる何かを抑え切れなくなり、
窓から身を乗り出して愛ちゃんを抱きかかえた。
瞬間。
目の前に広がるピンクの………。
「キャァっ!!!」
ずっと後藤のスカートを握っていた愛ちゃんを上に持ち上げたので、スカートも一緒に捲れてしまったのだ。
後藤は慌てて隠そうとするが、すでに時遅し。
バッチリ目に焼き付けましたとも。
- 108 :名無し娘。:2006/03/07(火) 17:43
- 「…見た…?」
「…もちろん」
ナイス、愛ちゃん。
赤い顔で俯く後藤が場の空気を変えるように話題を振る。
「お弁当…食べようよ」
「え?ごっちんも食べんの?」
「悪い?あたしここまで愛ちゃん連れて来てあげたんだけどなぁー…」
ここまでの会話を聞いていた愛ちゃんが耳元で大きな声を上げた。
「まきちゃんもいっしょ!!」
「「ねー」」
すっかり仲良しになったご様子で。
まぁいいか。
それじゃあ藤本も一緒に…、と図書室を振り返ると、さっきまでそこにいたハズの藤本はいなくなっていた。
「アレ」
「どーしたの?」
「んー…何でもない」
力なく笑って返す俺に、窓を乗り越えてこっちにやってくる後藤。
校門も乗り越えられる後藤からしたら何てことないんだろうな。
愛ちゃんを降ろしてあげて重いバスケットを受け取り図書室の机に広げる。
「「「おぉー…」」」
三人揃って感嘆の声を上げた。
愛ちゃんも目をキラキラさせている。
「なち姉が作ったの?」
「うん!」
マジで美味そうだけど結構な量がある。
…生憎こっちは今さっき食べ終わったばかりだ。
「後藤さん頑張ってね」
「こんなの余裕だって」
弁当はおにぎりとサンドウィッチにわかれていて、俺はサンドウィッチをもらうことにした。
愛ちゃんと後藤はおにぎり。
美味しそうに食べる二人を見ていると、どうやら二人とも唇の少し下、同じところにご飯粒がついている。
「普通これってシチュエーション逆だよね…」
さて、どっちにしようか。
1>後藤の方を取ってあげる。
2>愛ちゃんの方を取ってあげる。
3>その他
※二人とも取ってあげるはナシで。
- 109 :名無し娘。:2006/03/07(火) 17:50
- 1で
- 110 :名無し娘。:2006/03/07(火) 21:01
- 1でお願いします
- 111 :名無し娘。:2006/03/08(水) 01:09
- うっきゃーい!!
1でお願いします!!!
- 112 :名無し娘。:2006/03/08(水) 12:09
- いやいや、ここは2で
- 113 :名無し娘。:2006/03/09(木) 19:29
- 1が良いです
- 114 :名無し娘。:2006/03/11(土) 15:04
- まぁここは2で
- 115 :名無し娘。:2006/03/13(月) 23:47
- 1で
お待ちしてます
- 116 :名無し娘。:2006/03/23(木) 22:49
- そろそろ
- 117 :名無し娘。:2006/04/01(土) 11:32
- 2
- 118 :名無し娘。:2006/04/20(木) 16:22
- まだ
- 119 :名無し娘。:2006/05/08(月) 22:15
- ↑
- 120 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 121 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 122 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 123 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 124 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 125 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 126 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 127 :名無し娘。:2006/05/17(水) 20:02
- 2
- 128 :名無し娘。:2006/06/17(土) 19:33
- オレハマッテルゼ
- 129 :名無し娘。:2006/07/07(金) 22:53
- 8月に更新予定です。
- 130 :名無し娘。:2006/07/18(火) 22:19
- 1
待ってます
- 131 :名無し娘。:2006/07/19(水) 18:57
- 1
- 132 :名無し娘。:2006/08/10(木) 23:17
- 8月でっせ
- 133 :名無し娘。:2006/08/13(日) 02:01
- 愛ちゃんの方は年齢的にも可愛いし、米粒がついてたところで問題ないだろ。
後藤の方も可愛いことは可愛いが、本人の名誉の為に取ってやろう。
「後藤さん、ちょっとこっち」
指をクイクイしてこっちに来るよう合図する。
不思議そうな顔をして素直に近付いてくる後藤with米粒。
近くで見ると意外とうけるな…。
ヤバイ、笑うな俺!
今にも笑い出しそうな自分を必死で制してゆっくり後藤の頬に触れ米粒を取ってあげる。
「あ、何だあたし恥ずかしいじゃん」
自分に米粒がついてたことがわかった後藤は照れる様に笑うと、俺の手を取って言う。
「ねぇ。食べてよ」
「えっ?何?」
突然の言葉に聞き返してしまった。
確かに俺の耳には『食べてよ』と聞こえたんだ。
それはつまり『私を食べてっ』ってやつか?
「いやでもそれはちょっと、ね?愛ちゃんもいるし」
「何言ってんの?」
俺のもっともな言い分に意味不明といった感じで小首を傾げる後藤。
「ご飯粒食べてって言ってんの」
あぁ…ご飯粒ね。
「米粒かよ…って、え!?」
さすがに『私を食べてっ』ではなかったにしろ米粒を食べてって…。
明らかにおかしいだろ。
俺はあからさまに不審な顔をして後藤を見上げる。
その表情から俺の気持ちを読み取ったのか後藤が説明を付け加えた。
「何か憧れなんだよねー。ご飯食べて口についてるクリームぺろって」
わかるけど、後藤の言いたいことはわかるけど。
だけどやっぱり俺としては後藤の唇周辺についていた米粒を食べるというのは…って考えすぎか。
どうってことないことなんだし、意識しすぎの俺が悪い。
俺は何とも思ってない風を装ってパクッと一口、自分の米粒が乗っている指を口に入れた。
「うん、後藤の味は……しない」
「あはっ、何言ってんの准平」
笑いながら満足そうな後藤の笑顔と、美味しそうにサンドウィッチを食べる愛ちゃんに囲まれて、俺は久々に楽しい昼食の時間を終えた。
- 134 :名無し娘。:2006/08/13(日) 02:01
-
*
「じゃぁ愛ちゃんはこのままあたしが准平んちまで送ってくね」
最初から早退する気満々だった後藤は、良い口実が出来たという感じで愛ちゃんと遊びに行ってしまった。
図書室に一人残された俺はこれからどうするかを考える。
1>そういえば藤本はどうしたんだろう
2>授業に決まってる
3>このまま図書室で一眠り
- 135 :名無し娘。:2006/08/13(日) 02:02
- 8月中に最低もう1回は更新します。
- 136 :名無し娘。:2006/08/13(日) 02:12
- 1で
- 137 :名無し娘。:2006/08/13(日) 11:34
- 更新乙です
3でお願いします。
- 138 :名無し娘。:2006/08/15(火) 12:49
- 1で
- 139 :名無し娘。:2006/08/23(水) 00:07
-
そういえば藤本はどうしたんだろう。
ついさっき予鈴が鳴ったばかりだから、あと五分くらいで授業が始まるはずだ。
アイツが真面目に授業を受ける…なんてのは考えにくい。
図書室じゃないとすると使ってない空き教室か、中庭か。
いや、俺の予想を超えていくのが藤本美貴という女だ。
よし。こうなったら意地でも藤本を探し出してやる。
「かくれんぼスタートだ!」
*
勢い良く図書室を飛び出し、勝手にかくれんぼを始めたものの、何処を探しても藤本はいない。
すでに予想していた空き教室や中庭は調べ尽くした。
それはもう掃除用具入れの中までバッチリと調べた。
なのに見つからないとなるともう何処を探せばいいのやらわからない。
まだ探していない場所といえば体育館と校庭と使用中の教室くらいだ。
まさかサボり中の自分が使用中の教室を堂々と探す訳にはいかないので、とりあえず俺は体育館へ向かう。
体育館は教室棟と一本の渡り廊下で繋がっていて、その渡り廊下の窓からは中庭が見渡せるようになっている。
俺は廊下を歩きながらキョロキョロと視線を動かし、藤本が何処にいても見失わないように注意をしていた。
そのお陰か、広い中庭を歩く背の小さい女の子を見つけることが出来た。
窓に走り寄った時、ゴツッと何かが落ちる音がして振る返る。
しかし、何も変わったことはない。
俺は気にせず大声で呼びかけた。
「矢口ー!!」
一瞬ビクッとしてから、小さい身体を捻ってどこからの声か必死に探そうとしている。
そんな姿が何となくもう少し見ていたくて声をかけずに笑いながら傍観する。
が、中々俺には気付かない。
早く藤本を探さないといけないことを思い出した俺は、からかうのをやめてもう一度呼びかけた。
- 140 :名無し娘。:2006/08/23(水) 00:07
- 「やーぐーちー」
今度は大きく手を振りながら呼んだお陰か、矢口も俺に気付く。
「何だ准平かよ!お前そこにいるならいるって言えよ!」
「うっせー!気付かねぇお前が悪いんだよ!」
「何だとー!?…っておいらこんなことしてる場合じゃないんだよ!」
「そーいえば何してんの?」
「美術でお絵描きしてるんだけどさー、何描くか決まんなくて」
「そっかぁ。まぁ頑張れよ!じゃなっ」
「おぉ!准平も授業受けろよー!」
最後に嫌な言葉を残して、矢口は中庭から姿を消した。
そういえば今は授業中だったか。
あんな大声で矢口と喋ったのはまずかったかな。
軽く周囲を見回してから廊下を渡り切って体育館への扉を開けた。
渡り廊下に、携帯を落として。
*
ガガガーッと音を立てて開けた扉の中は静寂に包まれていた。
今の時間は体育の授業でも使われていない様子だ。
気を緩めた俺は一瞬藤本を探すことを忘れてバスケットボールを手に取った。
軽くポンポンとその場でボールをつき、ドリブルを始める。
特に上手くもなければ下手でもない俺は、調子に乗ってそのままシュート。
しかしそんなに都合良く入る訳もなく、無念にもボールはゴールに当たって弾けてしまった。
そのまま入るまでやっていると何だかやめられなくなってしまい、途中からはネクタイをはずしてプレイする。
ちょっとこの短時間で上手くなった気がするのは気のせいだろうか。
無我夢中で色々とシュートを決めていると、チャイムの音が体育館に響いた。
呆然として壁にかけてある時計を見るとすでに授業終了時刻。
一時間程バスケをしていたことになる。
「熱中するって怖っ…」
帰りのHRは出ないと担任がうるさいので、教室に戻らなければならない。
額にうっすら浮かんだ汗を拭ってから、ボールを元に戻し、体育館を出て行った。
ライン際に、ネクタイを忘れて。
- 141 :名無し娘。:2006/08/23(水) 00:08
-
*
「なっ…!何でお前がここにいるんだよ!!!」
教室に戻った俺は驚愕の声を上げた。
それもそのはず。
ずっと探していた藤本が、なんと真面目に授業を受けていたのだ。
そりゃ、どこを探してもいないはずだ。
俺の予想を超えていく女、藤本美貴。
完全にやられてしまった。
藤本美貴vs坂下准平、第一ラウンドKO負けってとこか。
*
帰りのHRも終わり、帰ろうと廊下を歩いていた俺を呼ぶ声があった。
その声の主は…。
1>俺の携帯を持った梨華ちゃん
2>俺のネクタイをつけた藤本
3>その他
- 142 :名無し娘。:2006/08/24(木) 08:15
- 2〜
- 143 :名無し娘。:2006/08/24(木) 20:23
- 2で
- 144 :名無し娘。:2006/08/25(金) 01:45
- 2がいい
- 145 :名無し娘。:2006/08/29(火) 19:51
- 2で
- 146 :名無し娘。:2006/10/09(月) 20:20
- 年内に更新します
- 147 :名無し娘。:2006/12/25(月) 18:19
- マジすか
- 148 :名無し娘。:2007/01/17(水) 10:35
- 年が明けたぜ
- 149 :名無し娘。:2007/02/13(火) 01:17
- まさかこのままじゃ…
- 150 :名無し娘。:2007/03/11(日) 09:11
- ないだろうな
- 151 :名無し娘。:2007/04/06(金) 16:44
- さあ
- 152 :名無し娘。:2007/05/04(金) 13:13
- うむ
- 153 :名無し娘。:2007/06/08(金) 08:18
- どうかな
- 154 :名無し娘。:2008/06/21(土) 01:37
- 俺のネクタイをつけた藤本だった。
ふと自分の胸元を見遣ると、なるほど、何も無い。
そこで漸く俺は体育館にネクタイを置き忘れたことに気付いた。
「何でお前がそれしてんの?返してくれ」
ん、と藤本に向かって右手を差し出す。
しかし藤本に返すような素振りは見られない。
それどころかどこか意地の悪そうな笑みを浮かべるだけだ。
「返してくださいってば」
再度声をかけるがやはり藤本に動きは無い。
今までの経験からこの後の展開は容易に想像することが出来る。
恐らくこのまま俺が藤本に対して、何ら強制力を持たない呼びかけを続けても無意味だろう。
こちらからモーションをかけなければ延々と今と同じ状態が続く気がする。
それこそ藤本が飽きるまで、だ。
授業を返上してまで藤本を探すことに全力だった俺は、自分でしたこの後の展開予想に早くも帰りたい気持ちでいっぱいになった。
少々強硬な手段だが使わせてもらおう。
俺も藤本に負けず劣らず意地の悪い微笑を浮かべて、近付いて行く。
一歩一歩近付くけれど、藤本の表情に変化は見られない。
やっと藤本との距離が30cmくらいに迫ったところで、俺は足を止めた。
「ネクタイ、ありがと。でも俺もう帰るからさ、返して」
努めて優しい声で言ってみた。
- 155 :名無し娘。:2008/06/21(土) 01:37
- これで返してくれたら良いんだけどな。
ある意味で俺の予想を裏切って欲しい場面だ。
さっきは見事にしてやられたが。
「えー?だってこれ見つけたの私だし?准平の物だって証拠もないでしょ」
そう言ってのける藤本の顔は過去に何度か見たことがある。
これは『何か面白そうなもの』を見つけたときの顔だ!
危険だ、危険極まりない。
卑怯とも思うが、ここであの手を使おう。
今しかない。
行けっ、俺!
「返してくれないならちゅーしちゃうぞ」
努めて真面目な顔で言い放つ。
こういう言葉は真面目に言わないとダメだ。
普段の俺の態度からして、少しでもふざけると途端に冗談にしか聞こえなくなる。
いや、これも冗談だけどね。
しかし相手は腐っても藤本。
何らかのリアクションが見られるだろうと予想していた俺は、相変わらず表情を変えない藤本に焦りだす。
何がまずかったんだ。
今の策が俺に出来る精一杯なんだけど…!
もちろん俺も表情には出さずに心の中だけで思う。
「准平とちゅーかぁ…ま、してあげないこともないけど?」
- 156 :名無し娘。:2008/06/21(土) 01:37
- え……。
こいつは今何て言ったんだ。
俺の耳は腐ってしまったのか。
相手は腐っても藤本だが、俺は腐ったらただの異臭を放つ物体Xだ。
そんなことはどうでもよくて。
ちゅー?キス?接吻?口吸い?
何か最後のだけ生々しいな。
「…っ…そんなこと言ってるとホントにしちゃうからなー」
動揺して最初の言葉に呂律が回らなかったのは気付かれただろうか。
有限実行とばかりに、俺は勇気を振り絞って藤本との距離をゼロに近くする。
ここまできて初めて、藤本に焦りみたいなものが出てきた。
「え…?ちょっ待ってよ。マジかよ…?」
「マジかよってお前が言ったんだろ…」
まずい、止まれ、俺。
俺も藤本もお互い冗談だったんだからここでキスする必要はもうないんだ。
だがしかしこれがなかなか。
藤本の湿った唇を見ている内に理性的なものが崩壊してってる気がする。
それに追い討ちをかけるように焦っている藤本の声が、吐息が、俺の首筋を刺激する。
ヤバイって藤本、お前何でこんなに良い匂いすんだよバカヤロー。
「……っん…」
無意識に藤本の長い髪に手をかけている自分にハッとする。
そういえば今日の藤本の髪、朝から可愛いと思ってたんだよな…。
漠然と思いながらも指は髪と髪の間をするすると抜けていく。
反対の手で、軽く藤本の顎を上げてみた。
必然的に見つめ合う形になる訳で。
「目、閉じて…」
俺の囁きに、意外にも藤本は素直に従った。
1>流れに逆らわず。藤本にキスする。
2>俺を焦らせた罰だ。ここで「嘘だよバーカw」
3>その他
- 157 :名無し娘。:2008/06/21(土) 01:38
- 再開してみました。
まだ見てる方がいたら投票してください。
またいつ止まるかわかりませんが…。
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