■掲示板に戻る■
全部
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
最新50
レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
なっちとガキさん
634 :
サイサ(ry
◆phy./haiHo
:2006/10/15(日) 03:27
例えば作者が名無し編〜ミキティが幼馴染だったら〜
ボツネタだけどせっかくなので。全部で4レス。
635 :
1/4
:2006/10/15(日) 03:27
「起きてるー?」
日曜の昼下がりだというのに、美貴が失礼な挨拶をしながら部屋に入ってきた。
「暇ならちょっと付き合ってほしいんだけどー」
「勝手に部屋に入ってきて、人を暇人みたいに言わないでくれるかな?」
「それで、暇なの?」
「……ヒマデス」
というわけで、なぜか一緒に買い物に。
「何買うんだよ?」
「冬服ー!」
「それじゃ俺は本屋で……」
時間潰して待ってるから、と言いかけたところでパーカーの袖を強く引っ張られた。
「あんたも来るの!」
なんで美貴の言い方は強制的なんだろう?
「……はい。」
なんで美貴の言うことには有無を言わさぬ迫力があるんだろう?
636 :
2/4
:2006/10/15(日) 03:28
「何? あたしと冬服を見るの、嫌なの?」
「そんなことないけど」
「そーゆー顔をしてるのっ!」
「……ごめん。
でもなんで俺もついていかなきゃいけないのさ?」
「あたしがどんな服を買うかわからないと、
あんたがクリスマスとか誕生日とかにその服によく似合うコートとか
アクセとか選べないでしょ?」
……はいはいそうですか。
というわけで、普段は入ることのなさそうなショップに美貴と来ている。
当たり前だがお客さんの中に男一人でいるやつなんていないわけで。
ほとんどが若い女の子。男も何人かいるけど、きっと彼氏なんだろう。
(……いや、もしかしたら俺のようなやつもいるのかもしれないな)
なんてほかのお客さんを人間観察していたら、美貴とはぐれた。
637 :
3/4
:2006/10/15(日) 03:28
暖かい色合いの服が並ぶ通路を美貴を探しながら進む。
いた。
「――――――み」
美貴、と声をかけようとしたところで、彼女の異常な目つきに気づいた。
一揃い数万円はしそうな衣装に身を包んでいるマネキンを睨むように見ている。
そして、美貴はすばやく左右に視線を走らせると、そのマネキンに手をのばす。
(あのばか、万引きでもするつもりかっ!?)
そう思いながら美貴と、店内の様子の両方に神経を尖らせる。
美貴の右手の延びた先は……マネキンの左胸だった。
そして、美貴は左手を自分の左胸に当てて、しばらくしてため息と同時に両手を離した。
638 :
4/4 サイサ(ry
◆phy./haiHo
:2006/10/15(日) 03:29
なんだ、万引きじゃなかったのか……
ほっとして、思わず笑みを浮かべながら美貴に近寄る。
「――――――み」
美貴、と声をかけようとしたところで、彼女が声を発した。
「み、見てたのっ!?」
なぜか顔を赤くして小さな声で叫ぶ。
「うん」
この短い言葉が言い終わる前に、彼女の右こぶしが僕の左ほほを的確に撃ち抜いた。
…………だ、だめだ、こりゃ…ぁ
グフッ
419KB
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
0ch BBS 2006-02-27