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なっちとガキさん

456 :サイサ(ry ◆phy./haiHo :2006/07/18(火) 02:38
ヲタの細道


娘。は百代の過客にして、
行かふ推しメンも又旅人也。

 (モーニング娘。というのは、永遠に旅を続ける旅人のようなものであり、
  新メンバーもまた来ては推し、去ってはまた来たメンバーを推すものである)

客席最前に生涯をうかべ、
グッズ揃えて老をむかふる物は、
日々ヲタにしてヲタを栖とす。

 (現場系として良席チケをとることに生涯をささげるヲタや、
  在宅系としてCD・DVD・写真集を買い揃えて老いを迎える者は、
  毎日がヲタとしての人生であり、
  ヲタであることを心のよりどころにして生きている)

457 :サイサ(ry ◆phy./haiHo :2006/07/18(火) 02:50
古人も多く旅に死せるあり。

 (かつてヲタだったものの多くは
  志半ばにしてヲタから足を洗っていった)

予もいづれの年よりか、
片雲の風にさそはれて、
漂泊の思ひやまず、
海浜にさすらへ

 (わたしもいくつになったころからか、
  推しメンが後列ばかりに追いやられているのを見ると、
  漂泊の思いを止めることができず、
  海ぎわの地をさすらうがのごとく、推しメンをアピールしにくくなり)

去年の秋
江上の破屋に蜘の古巣をはらひて、

 (去年の秋は、川沿いのあばら屋のクモの古巣を払い、
  しばらく落ち着いていたが)
    
    ※川沿いのあばら屋・・・
       諸説あるが芝浦運河沿いにある天王洲スタジオをさしている説が濃厚
       転じて「あばら屋」とは、天王洲スタジオで収録された昔のハロモニ。を
       標準録画してライブラリー化したビデオテープのことだと思われる。

458 :サイサ(ry ◆phy./haiHo :2006/07/18(火) 02:59
やゝ年も暮、春立る霞の空に代々木の地踏まんと、

 (しだいに年も暮れて、春になり、
  こんまこの卒業発表で「ヲタとしていよいよここまでか」なんて
  まるで心に霞がかったかのような心境で
  やっぱり代々木の紺野卒コンを見に行こうとすると)


そゞろ神の物につきて心をくるはせ、
道祖神のまねきにあひて、
取もの手につかず。

 (さっそく「そぞろ神」がのりうつって心を乱し、
  おまけに道祖神の手招きにあっては、
  取るものも手につかない有様である)

    ※そぞろ神、道祖神・・・
       そぞろ神とは、人をなんとなく誘い迷わせるという神
       転じて、ヲタ特有の出来心などを指す。
       道祖神は別名を「賽の神」ともいい、
       転じてサイリウムを指す。
       つまりここでは、チケットもないのに現場の雰囲気だけ味わおうと思ったのに
       気づいたらダフ屋からチケを買って、
       両手にサイリウム持っている状態を指している

459 :サイサ(ry ◆phy./haiHo :2006/07/18(火) 03:07
もゝ引の破をつゞり、
笠の緒付かえて、
三里に灸すゆるより、
小川の舞台心にかゝりて、

 (そうしたわけで、予定外の出費に金欠になったのだが
  ジーパンは破れても縫ってなおも履きつづけ、
  笠の緒を付けかえるように気持ちを引き締め
  三里のつぼに灸をすえて節約生活を送っていても
  さっそくながら、
  小川最後のステージとなるミュージカル千秋楽が気にかかって)

住る方は人に譲り、
杉風が別墅に移るに、

 (住んでいるアパートを引き払って、
  しばらくは杉風の別宅(つまり実家)に移ることにして、その折に )

460 :サイサ(ry ◆phy./haiHo :2006/07/18(火) 03:12
草の戸も住替る代ぞひなの家

 (娘。の誰かが卒業するたびに、
  生活費を削り手入れもせずに雑草が生えるような自分の住処も、
  新たな住人を迎えることになる。
  これまで縁のないことではあったが、この部屋が次の住人を迎えると
  彼女を部屋に入れるようなこともあるのだろう)

面八句を庵の柱に懸置。

 (と発句を詠んで、面八句を庵の柱にかけておいた)



   参考文献:松尾芭蕉の旅 おくのほそ道
  http://www.bashouan.com/Database/Kikou/Okunohosomichi_01.htm

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