ASAYAN KUNG-FU GENARATION

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66 ：名無し娘。：2004/11/06(土) 12:56: 山崎「一人卒業！二人卒業！三人卒業！……六人卒業！
　　　フフフフ　卒業させるメンバーも六人を超えた
　　　どれ　このまま残ったメンバーから
　　　金を搾り取っておくか…
　　　………な　なんだ？これ以上卒業させることが
　　　できない　ば…ばかな」
飯田「１１人になったぜ　卒業させられるメンバーは
　　　そこまでのようだな　山崎！」
山崎「な　なにィィ～～ッ！」
飯田「おれたちがお前を辞めさせた……
　　　六人の時点でな…　やれやれだぜ」
67 ：狩狩某スレより転載：2004/11/06(土) 12:57: ジャカ　ジャカ♪　ジャカン♪　ジャラ♪　ジャカン♪
「ああ……そんなところで何してるの？　おねえさん」
「食事中すまないね……。今…練習中でね…。
　『メジャーデビュー』を目指している」
「あの……その……」
「なにか？」
「いや…その参考までに聞きたいんですけど、ちょっとした個人的な好奇心なんですけど、
　もし努力が実らなかったらどうするんですか？　『ﾒｼﾞｬｰﾃﾞﾋﾞｭｰ』なんて出来ないかも……。
「いえ……それよりもデビューできたとして、デビュー曲から助っ人とか入れられて
　センターを奪われたりしたら……、あなたはどう思って………」
「そうね…わたしは『結果』だけを求めてはいない。
　『結果』だけを求めていると、人は近道をしたがるもの………………
　近道をした時、真実を見失うかも知れない。やる気もしだいに失せていくわ。
「大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っているの。
　向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回はﾃﾞﾋﾞｭｰを逃したとしても、
　いつかはたどり着くでしょう？　向かっているわけだから………………
　違うかしら？」
68 ：狩狩某スレより転載：2004/11/06(土) 12:57: 「………………うらやましい………
　以前わたしは…歌手になりたいと思っていた…。子供のころから……ずっと。
　りっぱな歌手に………なりたかったんだ………
「かつて、あなたのような『夢』をいだいていた事もあった………
　でも、だめにしちゃった………。わたしって人間はね………、
　くだらない女さ。なんだって途中で終わっちゃう。
　いつだって途中でだめになっちゃう………………」
「そんな事はないよ………………りんね」
「え？　………………」
「あなたはりっぱにやってるじゃない………
　『意志』は同じよ………
　あなたが花畑牧場にやって来たばかりの時いだいていた、その『意志』は……
　今…　あなたのその心の中に、再び戻っているのよ………………りんね」
「！　なんであたしの名を………知っているの？
「………？　そういえば…、あなた…
　前にどこかで会った事が………ある」
69 ：狩狩某スレより転載：2004/11/06(土) 12:57: 「どこに行くの、りんね？」
「あのバスに乗るんだ……。思い出してきた……そうだ!!
　もう行かなくては………………
　わたしは仲間のところに戻らなくっちゃ……!!!」
「忘れたの、りんね!?
　あなたはあれに乗ってここに来たのよ。ここは終点なの………
　もう…戻る事はできない」
「あ………あなたは……!!　そうだ!!　あなたはッ!!
　あなたはカントリー娘。がデビューする直前に交通事故で亡くなった………………!!」
「りんね………
　あなたはりっぱにやったのよ………
　そう………わたしが誇りに思うくらいりっぱにね………」
70 ：狩狩某スレより転載：2004/11/06(土) 12:57: りんね
あなたはりっぱにやったのよ

そしてあなたの
夢に『向かおうとする意志』は
あとのメンバーが感じとってくれているわ

大切なのは……
そこなんだから………

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