■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50
シャイニング娘
- 1 :圭一:2004/07/18(日) 01:15
- シャイニング娘の本売ってくれる方
k27d87ed3cmg76@c.vodafone.ne.jpへ連絡ください
- 2 :名無し娘。:2004/07/18(日) 01:18
- >>1
メルしました
- 3 :名無し娘。:2004/07/18(日) 01:32
- 師匠ぉ〜こちらの席が空いておりますよ!
- 4 :名無し娘。:2004/07/27(火) 14:42
- 俺のこの手が光って唸る、お前を倒せと輝き叫ぶ!
- 5 :名無し娘。:2004/08/16(月) 01:33
- ここ氏にスレ?
- 6 :名無し娘。:2004/08/16(月) 22:09
- 氏にスレだよね。使っちゃうよ。
- 7 :名無し娘。:2004/08/17(火) 08:35
- いいよー
- 8 :名無し娘。:2004/08/17(火) 14:28
- 川o・∀・)<書いちゃうぞぉ。
夢戦士「モーニングナイト」
第一章「眠れる戦士」
なんだこの感覚・・・・・・・・夢?私は光の道を走り抜ける・・・・・・・
「あさみちゃん!あさみちゃん!」
誰かが私を呼んでいる声が聞こえる。この声・・・・がきさんだ。
「ん・・・・・」
目を覚ました私の前にまこっちゃん、愛ちゃん、がきさんの3人が立っていた。
そして次の瞬間、私はこんな質問をする。
「・・・・・3人とも・・・・・何その格好?」
見れば3人とも妙ないでたちである。まるで昔の剣闘士。
ハロモニのコント?それともコスプレ大会?
「やっと来てくれたんだ。あさみちゃんが来ないから大変だったんやよ」
訳の解らない事を言う愛ちゃん・・・まさか!みんなこいつの仕業なのか!
時々愛ちゃんの意味不明の言葉に踊らされて訳の解らない事をやって来た私達。
けれどそれも最近はまったくやっていないのだ。
- 9 :名無し娘。:2004/08/17(火) 14:29
- 「あの・・・・ごめん、状況を説明して。ここ何処?何の仕事?」
「仕事じゃないよ。聖戦!この国の平和を取り戻すんだよ!」
「はぁ?」
「まっこちゃん、いきなりそんな事言ったってあさみちゃん混乱するだけだよ。
とにかく私達についてきて」
状況を飲み込めない私にがきさんは言う。
辺りの景色はまるで中世のヨーロッパと言った感じだろうか?
もっともヨーロッパ、ましてやそんな時代の事など私は知らないけれど。
そんな私の前を3人は歩き出す。ヨロイの様な物を身につけて
腰にはサーベルが下がっている。
もしこれで、キングアーサーごっことか言われたら私は3人をぶっ飛ばしていたかも知れない。
しばらく歩くと街が見えて来た。そしてその先には大きなお城の様な建物。
街を歩いている時に気がついた。私まで怪しい格好をしているではないか!
その姿は他の3人と同じ様であるが幸いサーベルは持っていない様である。
街には外国の人達でいっぱいだ。でもバイクも車も走っていない。
見たことも無い様な動物に荷車を引かせ道路を行くおじさん。
見たことも無い様な動物にまたがって街を行くおにいさん。
お店はいたって普通の感じがするが見たこと無い果物も並んでいる。
いったいここは何処なのだろうか?
- 10 :名無し娘。:2004/08/17(火) 14:29
- 街を抜けて遂にあのお城の様な建物の前にやって来た。いや完全にお城だ。
門の前には兵士らしき人達が立っている。
「モーニングナイトマコト!」
まこっちゃんがそう言うと門の兵士が扉を開ける。
3人に続いて私が門に近づくと兵士は言った。
「アサミお帰りなさい」
何でこの兵士は私の名前を知っているのだろうか?
もう訳が解らなくなって来た。
お城の中に入ると中にいる人が次々に私に声をかけてくる。
「お帰り」 「お待ちしていました」 「ようこそ」 「ありがとう」
ここで私はカメラを探す。きっとドッキリに違いない。
それならそれでひっかかったふりをするのも面白いではないか。
階段を上り大きな部屋に案内された。そこにはこの国の王様がいるに違いない。
誰だろう?安倍さん?いや笑わん姫がいるかもしれない。
中澤さんだったらちょっとひくかな?保田さんだったら大笑いしてやろう。
そんな事を考えながら部屋に入るとそこには予想外の人が・・・
- 11 :名無し娘。:2004/08/17(火) 14:30
- 「え?斉藤さん!」
大きな椅子に腰を降ろしていたのは斉藤さんである。
予想外の人物に私はどうリアクションしようか迷った。
「ようこそモーニングナイトアサミ。いや、お帰りって言った方がいいかな?」
「・・・・・あの・・・」
「はははは、びっくりした?そりゃびっくりするよねぇ」
「斉藤さん・・・いったいこれは?」
「それは私が説明します」
そう言って現れたのは柴田さん、その格好はまるで魔法使いである。
「ここではゆっくり話も出来ないでしょう。場所を変えます。
アサミ、ついて来なさい。では失礼します」
柴田さんはそう言うと斉藤さんに一礼してさっさと歩き出す。
私は仕方なく柴田さんについて行った。
斉藤さんがいた部屋から更に階段を上がり一つの部屋の前に到着すると
柴田さんは扉を開け中に入るように言う。
私は中に入るとそこは結構広い部屋でテーブルやら椅子やら
アンティーク家具とでも言えば良いのだろうか、そんな家具が並んでいた。
- 12 :名無し娘。:2004/08/17(火) 14:30
- 「今お茶入れるから好きなとこ座って」
先程の厳しそうな態度とはうって変わって、柴田さんはいつもの感じになっている。
柴田さんはカップを2つ持って来て1つを私の前に置いた。
「さてと・・・どこから説明したら良いのかな。小川達からは何も聞いてないよね」
「はい」
「じゃあね、まずこれだけは前提に置いて話を聞いて欲しいんだけど
今紺野がいる状況は現実じゃないの。だから私達がふざけてるとか
コントだとか、ましてやドッキリカメラでもない。あえて言うなら・・・・
そう、仮想現実。夢の中での現実だと思ってもらえれば良いかな」
「はい?」
「だから、この世界は紺野が見てる夢のお話。今モーニング娘。の紺野あさ美は
眠ってる。ツアー先のホテルでさっき寝たばかりでしょ?」
柴田さんの目は真剣である。確かに私はここで目を覚ます前はホテルにいた筈だ。
柴田さんはその事を知っているのである。でもいきなり夢の世界と言われても・・・・
「すぐに理解出来ないは解るよ。私だってそうだったもん。
目が醒めたら剣士の格好した大谷が隣に座ってて行こうって・・・・
歩き出したイキナリバケモノが出てきて・・・そしてらさビックリしたよ。
大谷がイキナリ剣を抜いて一刀両断。それで私に言うんだよ。
何やってんだ!柴田も戦えって・・・」
- 13 :名無し娘。:2004/08/17(火) 14:31
- 柴田さんの話はその後かなり続いた。大谷さんと2人でこのお城に辿り着くまでに
何度かバケモノと戦った事。少しして自分が魔法が使える事に気がつきそれで戦った事。
村田さんはまだこの世界に来ていないらしい。でも近い内に来る事になるだろうと。
「なんとなく理解出来た?」
「はぁ・・・・要するにここは私の夢の世界で、けれどみんなも同じを夢を見ていて
私はこの国の剣士である・・・・て事ですよね?」
「そう言う事。更に言えば斉藤がこの国の王様。で大谷が剣士軍団の団長。
さっき斉藤の横にいたでしょ?」
「え?あれ大谷さんだったんですか?」
そう言われれば確かに斉藤さんの横にはごついヨロイをつけ
仮面をつけた剣士が立っていた。まさか大谷さんだったとは・・・・・
「私は魔法使いで、まあ参謀みたいな感じかな。
あと村田はお城の警備隊長の筈なんだけどまだ来てないからそこは空席。
それで小川に高橋、新垣。それと紺野の4人は剣士軍団の闘将なの」
「闘将?」
「そう、闘将。大谷が剣士最高の位の剣聖で闘将はその次の位の剣士って訳」
闘将・・・これは困った。空手なら少しは自信があるが剣術となると・・・
剣道なんて・・・無理。まあでも夢の世界のお話だからなんとかなるか。
- 14 :名無し娘。:2004/08/17(火) 14:31
- 「モーニングナイトって言うのは?なんでみんな私の名前知ってるんですか?」
まこっちゃんがこのお城に入るときに確かにモーニングナイトと言った。
それに柴田さん達はともかく、他の見た事も会った事もない人が
私の名前を呼んでいたのは・・・
「それはちょっと説明が難しいかな・・・・簡単に言うと紺野達5期メンバーは
選ばれた人間なんだよ。ほら、ドラゴンクエストとかで伝説の勇者が蘇るって話。
それに似た様な話がここにもあるって訳。
この世界はね、私達が普段生活してる世界とリンクしてるパラレルワールドで
はるか昔に封印した悪魔が蘇ってそれで私達が呼ばれたんだよ」
またおかしな話になって来た。ここは夢の世界の筈。パラレルワールド?
なんで私達なんだ?私は次から次へと柴田さんに質問をぶつけた。
しばらくの間黙って私の質問を聞き続けた柴田さんは
一口お茶を飲むと話し始めた。
「お話として聞いて欲しいんだけどその間は質問しないで聞いてね」
- 15 :名無し娘。:2004/08/17(火) 14:32
- ・・・・・・・・・・それは昔々・・・・・・・・・・・・
この世界に一体の悪魔の帝王が現れました。その名は「ジャークネス」
ジャークネスは配下の悪魔を使い次々に世界の国々を襲ったのです。
各国の首脳達は、話し合いの結果各国の優秀な剣士達を集わせ
これに対抗する組織を作り出しました。その名を「モーニングナイト」
モーニングナイト達は戦いの末ジャークネスを封印する事に成功すると
その姿を消してしまいました。我々は再びジャークネスが蘇る時
戻って来るとの言葉を残して。
それから数百年の月日が流れました。そして今再び悪魔は蘇ったのです。
世界の人々は待ちました。再びモーニングナイトが現れる事を
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
- 16 :名無し娘。:2004/08/17(火) 14:33
- 「これで何となく解ったかな?紺野はその中の1人の魂を受け継いでるって訳」
「そうなると私達の他にもいるって事ですよね。その・・・モーニングナイト」
「うん、いる筈だよ。現に紺野達がいる訳だし」
「そうなると、やっぱり他のナイトって言うのは・・・・・」
「多分そうだろうとは思うんだけど、そこまでは解んないの。
この国アンデールに伝わるナイト伝説は4人。マコト、アイ、リサ、アサミだけ」
「うーん・・・何となく話は理解できました。私の仕事はその悪魔と戦う事ですね」
私がそう言うと柴田さんは大きく頷く。その後少し雑談をした後に
私達はまた斉藤さんの所に戻った。
「ヒトミ様、アサミへの説明は終わりました」
また柴田さんはおかしな態度に戻った。もっとも斉藤さんは王様だし
柴田さんはその配下の人間になる訳だから、こうしないといけないのかも知れない。
「ご苦労様でした。ではアサミよろしくお願いしますよ」
斉藤さんもおかしい。でもここで笑ったらまずい・・・・よなぁ・・・・
- 17 :名無し娘。:2004/08/17(火) 14:34
- 「あの・・・・斉・・・いや陛下。私帰っちゃ駄目ですか?」
「はい?」
「いや、だから・・・・イキナリ悪魔と戦えとか言われても、その、自信ないし
それに剣術なんか知らないし・・・・どうにもこうにも・・・・」
私の言葉に周りの空気が凍りつく。ヤバイ・・・・・なんかマズイ事を言ったみたいだ。
「アサミ!何言ってるんだ!」
まこっちゃんが怒鳴る。
「我らはモーニングナイト!その使命を忘れたのか!」
今度は愛ちゃんだ。そしてがきさんが何か言おうとした時であった。
それを遮るように斉藤さんの横に立っていた剣士が私の所にやって来た。
この人は・・・・そうだ。大谷さんだ。大谷さんは私の横に来ると小声で言う。
「紺野・・・・空気読んでよ。そりゃこんな状況誰でも多少はひくと思うけどさ・・・
とりあえず今は我慢してよ、後は私に任せて。悪いようにはしないから」
「でも・・・・」
「いいから、ほら、大谷さんを信用しなさい。解った?」
「はい・・・・」
大谷さんはそう言うと斉藤さんの方を見て言った。
- 18 :名無し娘。:2004/08/17(火) 14:34
- 「陛下。どうやらアサミは、まだこちらに来て間もないので多少混乱しているようです。
後は私にお任せください」
「解りました。マサエ、後は頼みますよ」
斉藤さんがそう言うと大谷さんは私を引きずるように、お城の地下へと引っ張って行く。
まこっちゃん達も一緒について来て辿り着いたのは広い土間の様な部屋
どうやら訓練場らしい。
「大谷さん話が違いますよ。いきなり訓練ですか?」
「落ち着け紺野。ほら、あっち」
そう言って大谷さんが指差した先には、石のテーブルと椅子のある部屋が見える。
私達はその部屋に入ると大谷さんは仮面をとって話を始めた。
「まったく・・・・あんな事言ったの紺野が初めてだよ。みんなひきまくりだったじゃん」
「だって・・・いきなり戦えって言われたって・・・・私嫌ですよ」
「まあそりゃ気持ちは解らないでもないけどこっちに来ちゃった以上
後には引けないんだよね」
「何でですか?これは夢なんでしょ?だったらどうしようと私の勝手じゃないですか!」
「それがねぇ、そう言う訳にも行かないんだなこれが」
「どう言う事ですか?」
私は遂にキレた。ここで大谷さんに言っても仕方のない事かもしれないけれど
他に言う相手もいないし大谷さんにアタリちらすしかなかった。
- 19 :名無し娘。:2004/08/17(火) 14:35
- 「紺野はまだ来たばかりだから知らないとは思うんだけど
一回こっちに来ちゃうとあっちの、つまり現実の世界で眠ると
自動的にこっちに来ちゃうんだよ。だから逃げようがないんだよね」
「そんなぁ〜。だったら良いです。私眠りませんから」
私がそう言うと大谷さんは呆れた様に笑い言った。
「じゃあこうしよう。あっちの世界で紺野の好きな物おごってあげるから
しばらくつきあってみてよ。それでも嫌だったらその時また考えようよ」
「本当ですか?約束ですよ」
「うん良いよ。その代わりあっちでちゃんと言ってね。私忘れてるかもしれないから」
「はい!」
こうして私はこの訳の解らない話?夢?に付き合う事になった。
この時なぜかまこっちゃん達は笑っていた。何故なのかは後になって解った。
- 20 :名無し娘。:2004/08/17(火) 20:13
- 高丸期待
- 21 :名無し娘。:2004/08/18(水) 23:05
- 「団長!奴らです!」
私の参加が決まって間もなく、1人の兵士が私達の所にやって来た。
どうやら敵が現れたようだ。大谷さんはすぐに出撃の指示を出す。
私も大谷さんの後に続いて階段を駆け上がった。
「アサミ、待ちなさい!」
皆の後に続く私に斉藤さんが声をかけて来た。
「何でしょう?」
「これあげる」
斉藤さんがそう言って私に差し出したのは一本の剣。
見ると柄のあたりに「M」の紋章が入っている。
「モーニングナイトの証だよ」
「ありがとうございます」
「そんじゃ、怪我しないでね」
「はぁ・・・」
あまりに普通すぎる斉藤さんとの会話は一気にテンションが下がる。
それでも私は気合を入れ直し、出撃準備をしている皆の元に走った。
- 22 :名無し娘。:2004/08/18(水) 23:06
- 「アサミ!乗れ!」
大谷さんが声をかけて来た。見ると映画「ベンハー」に出てくる様な戦車に乗っている。
しかしそれを引く動物は馬でなく、ダチョウと羊をかけ合わせたような奇妙な生き物。
大谷さんが鞭を入れるとその奇妙な生き物は奇声を上げて走り出した。
お城を勢い良く飛び出した騎馬?戦車隊は街の中を疾走する。
そこでふと私は何処に行くのか聞いていない事に気がついた。
「大谷さん何処に行くんですか?」
「ホマレータ村。ジャークネスの手下が暴れてるんだって。
それから私達だけの時は良いけど、それ以外所は団長って呼びなさい。
一応決まりだから」
「了解です団長。相手はどんな奴ですか?」
「さあね。行ってみないと解らないけどどう戦うか・・・」
「そう言えば・・・・私戦い方習ってないですよ!」
「それは・・・・大丈夫でしょうたぶん。おっとお喋りはここまで
しっかりつかまってな、喋ると舌噛むよ」
街を出た戦車は物凄く揺れた。私はつかまってる事に必死で言葉は出ない。
またしても大谷さんに上手くやられてしまった感じである。
- 23 :名無し娘。:2004/08/18(水) 23:06
- 「見えた!」
原野をしばらく走ると煙が見えて来た。同時に村も見える。ホマレータ村だ。
村に到着すると駐留していたのだろうか?兵士達が敵と戦っている。
「どけー!!」
その間に大谷さんは戦車ごと突っ込む。避けきれない一体のバケモノがぶっ飛んだ。
それと同時に大谷さんは戦車から飛び降りる。私もそれに続いた。
「総員降車かかれ!」
大谷さん号令の下、剣士達が一斉に敵に襲い掛かる。
がきさん達も剣を抜くと敵に斬りかかって行った。
「え?え?・・・・」
皆が戦う中、私はどうしたら良いのか解らない。すると一体のバケモノが私に向かって来た。
「うわぁー!!」
慌てて避けると・・・・簡単に避けられた。あれ?私は試しにジャンプをしてみた。
「凄い・・・」
なんと、かなりの高さまでジャンプができる。それに身体も軽い。
- 24 :名無し娘。:2004/08/18(水) 23:07
- (行けるかも・・・)
そう判断した私はおもむろに剣を抜くと近くの敵に斬りかかった。
(スパッ!)
敵は簡単に真っ二つ。凄い、面白い様に斬れるではないか。
調子に乗った私は次々に敵を倒して行った。
あらかたの敵を倒し終えるとイキナリ大爆発が起こる。
見ると地面に大穴が空いていた。
「見事だ!」
どうやらその声は村の北にある崖の上から聞こえて来る。
見上げるとそこには今までとは明らかに格が違うと思われる敵が立っていた。
- 25 :名無し娘。:2004/08/18(水) 23:08
- 「なんとまあ解り易い事・・・・」
私がそう呟くと
「あさみちゃん、あいつは別格やよ。強いよ」
愛ちゃんが諭すように言った。
「あいつは?戦った事あるの?」
「うん、確かデスシタロとか言ったかな。この前モンノーフ村で戦ったんやけど
私達が3人がかりで押されて、柴田さんが助けてくれたから何とか撃退できた」
なんと、初陣でいきなりボスキャラとは・・・・
「でも今日は大丈夫なんじゃないの?大谷さんもいるし」
「確かにそうだけどあいつはジャークネスの幹部らしいからね」
先程の戦いで少し得意になっていた私であったが
愛ちゃんの言葉にまた自信がなくなってきていた。
前回のモンノーフ村での戦い、私はそれを知らないが愛ちゃん達が
勝てないとなると、当然私も勝てる訳がない。
- 26 :名無し娘。:2004/08/19(木) 14:28
- 期待捕手・・・・
- 27 :名無し娘。:2004/08/21(土) 00:35
- 「アンデールの剣士団か。こんな所にいて良いのか?
今ごろは我々の仲間がアンデールに向かっているぞ」
こいつ、イキナリ出てきてとんでもない事を言い出しやがった。
アンデールが攻め込まれてる?冗談じゃない。
私は慌てて大谷さんの所へと走る。
「団長!」
「心配ない、あっちにはアユミがいる。滅多な事じゃ負けはしない!」
大谷さんは心配ないと言っているが、普段の柴田さんを考えると多少の不安はあった。
あの人は本当に強いのだろうか?
「ほう、あの魔導士はここにいないのか。ならば自分達の心配をした方が良さそうだな」
どうやら敵は柴田さんの力を認めているようだ。って事は・・・・
非常にイヤーな予感がする。柴田さんがここにいないと知ったデスシタロは
余裕の笑みを浮かべていた。
- 28 :名無し娘。:2004/08/21(土) 00:36
- 「笑わせるな!たかが中級魔族。我らの敵ではない!」
大谷さんはそう言うと剣を構えた。
「お前は?」
「アンデール剣士団団長マサエ!」
「アンデールの剣聖様か、だが無駄だ!モーニングナイト3人分の相手は用意してある。
モーニングナイトを叩くのはまだじゅうぶんに力をつけていない今しかないだろうからな」
前回戦った相手モーニングナイトの力も侮れない。敵はそう判断したらしい。
デスシタロはそう言うと右手を上げた。するとそれに応える様に
やたらとゴツイ怪物が姿を現した。
「あれは・・・モモゴゴ・・・」
まこっちゃんの表情が曇った。
- 29 :名無し娘。:2004/08/21(土) 00:36
- 「何それ?」
「かなり手強い悪魔界の恐竜。しかも3体も・・・・これは苦戦するなぁ」
「そんなに強いの?」
「うん、今の私達だと1人1体相手にするのがやっとかなぁ」
ん?1人1体で大谷さんがデスシタロ相手にしたら・・・・1人あまるはずじゃぁ・・・・
どうやら私は頭数に入っていないらしい。
「まこっちゃん、私の事忘れてる?」
ああ、愛ちゃんみたいな質問を・・・・・
「え?あっ・・・・・・・」
そんな時であった。大谷さんが私の方を見て笑っている。
どうやらこの戦いの鍵は私が握っている様だ。
敵はまだ私の存在を知らない。そうモーニングナイトはもう一人いるのだ。
- 30 :名無し娘。:2004/08/22(日) 15:01
- 期待しちゃってよいのかな?
- 31 :名無し娘。:2004/08/24(火) 14:36
- シャイ娘。作者の全作品をまとめました。http://tmatsutake.hp.infoseek.co.jp/shiwasu/
- 32 :名無し娘。:2004/08/24(火) 16:01
- >>31
お前空気読めてないだろ
- 33 :名無し娘。:2004/08/26(木) 10:06
- >>32
他人に言われるまで瞬間の空気を読めない人には
100年かかってもその場の空気を読むことはできないよ、きっと。
スルーよろ。
- 34 :名無し娘。:2004/08/29(日) 16:39
- 「行け!モモゴゴ!」
デスシタロの言葉にモモゴゴが突進してくる。
更にさっき戦ったのと同じバケモノもまたいっぱい現れた。
「もう、あのバケモノまたでて来た」
「あれは、ピコパ。下級魔族だよ」
応戦の構えを取ったがきさんが私に教えてくれた。
下級魔族か、あれだけなら簡単にやっつけられるのに。
「敵は1体残らず叩きのめせ!マコト、リサ、アイはモモゴゴを・・・・出来るな!」
『オウ!!』
大谷さんの指示に仲間が皆大声で気合を入れなおす。
私も気合を入れると再びピコパに斬りかかって行った。
- 35 :名無し娘。:2004/08/29(日) 16:39
- 「モーニングナイトにモモゴゴの相手をさせるとな。だが1人で俺の相手ができるのか?」
正面に立って剣を構える大谷さんにデスシタロが言った。
大谷さんの実力、当然私より上ではあるとは思うのだが多少の心配はある。
そんな事を考えていると
「切り札は最後にとっておくもんだ!」
大谷さんは言った。切り札?それってまさか・・・・・
「何を企んでいるのか分からんが対した問題ではないな。
お前を倒せばモーニングナイトとて敵ではない!」
そう叫ぶとデスシタロの右腕から火の玉が飛び出した。
しかし大谷さんはそれを簡単にかわすとデスシタロに斬りかかる。
大将同士、一進一退の戦いが始まった。
- 36 :名無し娘。:2004/08/29(日) 16:40
- 「なんなんだこいつら・・・後から後からきりがない」
私はピパコと戦いながら呟く。
いくら倒しても次々に何処からか現れて数が減らないのだ。
そんな戦いを続けながら途中で気がついた。
「ひょっとして・・・ピパコってあの崖の上から現れてない?」
私は近くにいた兵士に聞いた。
「え?・・・・そう言われれば・・・・あっ、あいつは・・」
その兵士は崖を見上げると何かを見つけた様だ。
「ハイダス・・・・そう言うことか」
「ハイダス?・・・それはいったい・・」
「ハイダスは中級魔族、召喚士です。あいつが下級魔族をよびだしてるんだ」
どうりでキリが無い訳だ。次から次に・・・どうやらあのハイダスとやらを
倒さないとピパコはいなくならないらしい。
- 37 :名無し娘。:2004/08/29(日) 17:06
- キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━イ!!
- 38 :名無し娘。:2004/08/30(月) 11:21
- 「だったらあいつを倒せば良いんだよね」
「え?まあそうですが・・・」
「私行ってくる」
「無茶です。あの崖の高さ見ればわかるでしょう」
崖の高さ?見れば十階建てくらいの建物と同じくらいか
しかし今の私にはそれはそれほど問題ではない。
「任せて!ここはお願いします」
私はそう言うと崖を目掛けて全力で走ると一気にジャンプする。
崖の途中で足場を見つけまたしてもジャンプ。
三回飛んだ所で崖の上に辿り着いた。
- 39 :名無し娘。:2004/08/30(月) 11:21
- 「なに!お前・・・どこから・・・」
驚いたのはハイダス。突然私が目の前に現れたので意表をつかれた様だ。
「退け!さもなくば斬る!」
私はハイダスの前に立つと言った。
「ふう・・・脅かしやがって・・・・単なる一介の剣士がこの私に勝てると思ってるのか?
マサエでもモーニングナイトでもないお前に何ができる!」
ハイダスはそう言うと持っていた杖から火の玉を出した。
遅い・・・・・少なくとも私にはそう見えた。向かってくる火の玉が遅く見えたのだ。
「せいやぁぁぁぁぁ!!」
火の玉をかわした私は、そのままハイダスに斬りかかると持っていた杖を
真っ二つに斬ってみせる。
- 40 :名無し娘。:2004/08/30(月) 11:22
- 「バカな・・・・そうか!お前が最後の・・・・」
「今頃気がついても遅い!お逝きなさい!」
「ギャァァ!!」
私の剣が上から下に振り下ろされる。ハイダスは断末魔の声を残し消えた。
その声は下にも届いたのであろう。
「バカな・・・・・」
デスシタロがこっちを見ているのが見える。そして次の瞬間!
「もらった!!」
大谷さんの一撃がデスシタロを捕らえた。
「ガハッ・・・・・ぬかったわ・・・・・まさかモーニングナイトがもう一人いたとはな・・・
お前の切り札とやらはあいつだったのか・・・・・」
デスシタロはそう言うと大谷さんと距離をとった。
- 41 :名無し娘。:2004/08/30(月) 11:22
- 「ちょっと予定と違ったけどその通り!さあ覚悟しろ!」
そう言って大谷さんが剣を構えたその時
「この勝負預けるぞ!」
デスシタロはそう言って背中の翼を広げ飛び立った。
「待て!逃げるのか!」
「このままでは分が悪い。また会おう!」
このままではやつに逃げられる。そう思った私はデスシタロに向かってジャンプした。
「逃がすか!」
私は崖からジャンプすると剣を構える。そしてデスシタロ目掛けて剣を振り下ろした。
手ごたえあり!私の剣はデスシタロの翼を切り落としていた。
- 42 :名無し娘。:2004/08/30(月) 11:23
- 「おのれぇぇ!!」
翼を切り落とされ飛行能力を失ったデスシタロが悔しそうに叫ぶ。
そして地上に落下したやつを待っていたのは
「残念だったね。消えな!」
大谷さんの剣が容赦なく振り下ろされる。
デスシタロは声をあげる暇もなく消え去って行った。
「やった!やりましたね!」
崖から駆け下りた私は大谷さんの所に駆け寄った。
他のみんなも全ての敵を倒し終えて集まってくる。
「ほら!急げ!やつの言葉忘れたのか?急いで戻るぞ!」
勝利の余韻に浸る間もなく私達は急いでお城に戻る。
そうだ、デスシタロの話では、アンデール城が襲われている筈である。
私はすっかり忘れていたが流石は大谷さん、戦いの途中でも
その事を考えていたのである。
来た道を素早くとって返す私達。だんだんアンデール城が見えて来た。
- 43 :名無し娘。:2004/08/30(月) 13:56
- 飛び交う砲弾、敵の放つ火炎。
戦いの中にあった私の意識が徐々に薄れていく・・・・
これは・・・・そうか、きっと目が覚めるんだ。
私はモーニング娘の紺野あさ美、この夢の続きは
また眠りに就いた時に見られるだろう・・・
突然におしまい。
- 44 :名無し娘。:2004/08/31(火) 13:16
- お、おしまい?!?!1!!
「今回は」ですよね?
「そうだ」と言ってプリーズ。
- 45 :名無し娘。:2004/08/31(火) 22:42
- 夢が終わったって意味でしょ。
- 46 :書いた人:2004/08/31(火) 23:13
- こちらでは終了しました。
川o・-・)さんは義を重んじる戦士です。
- 47 :名無し娘。:2004/08/31(火) 23:18
- ありゃ
どっか違うところで書いてるの?
- 48 :名無し娘。:2004/09/11(土) 23:41
- シャイニング娘など、師走の翁の全作品をリストにしました。
http://tmatsutake.hp.infoseek.co.jp/shiwasu/
- 49 :名無し娘。:2004/09/12(日) 08:23
- http://my.2ch2.net/taihei/musume/index2.html
- 50 :名無し娘。:2004/09/12(日) 19:46
- >>48
キサンが空気を読まないからだ
25KB
新着レスの表示
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50