■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 最新50
ドンドコ ドンドコ ドンドコドーン
- 76 :名無し:2003/10/08(水) 16:26
- 地球連邦軍 北米大陸第4基地 士官用の宿舎棟。
宿舎の長い廊下にズラッ、と並ぶドアの数。
ドアにはそれぞれの部屋番号が刻んである。
「ゴトウ大尉!!ゴトウ大尉!!起きて下さい!!」
オガワ軍曹はそう叫びながら、<51>と刻まれたドアを叩く。
もう10分以上こうしているのに、出てくる気配は全く無い。
それでも少女はドアを叩き続ける。そして、名前を呼びつづける。「ゴトウ大尉!!」と。
「もう・・・何で出てきてくれないんですかっ!!」
オガワはドアを叩く手を止め、がっくりとうなだれた。
一般兵用の部屋のドアは薄いスチール製だが、士官用のドアは固い鉄製になっている。
鉄ドアを叩き続けたオガワの手は真っ赤になっていた。
その時、廊下を駆ける音と共に聞きなれた声が耳に飛び込んできた。
「オガワ!!ごっちん起こせた!?」
その声の主は、オガワの所属するプッチ隊の副隊長 ヨシザワ少尉だった。
60KB
続きを読む
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50