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ドンドコ ドンドコ ドンドコドーン
- 1 :名無し娘。:2003/09/09(火) 21:21
- ごめん
- 2 :名無し娘。:2003/09/09(火) 21:32
- イェー
- 3 :名無し娘。:2003/09/10(水) 14:20
- ズンガリ ガリガリ ズンガリガーリ
- 4 :名無し娘。:2003/09/10(水) 15:32
-
川o・д・)<ド━(゚Д゚)━ ン !!!
- 5 :名無し娘。:2003/09/10(水) 16:40
-
( ´D`)<ティ━(゚Д゚)━ ン !!!
- 6 :名無し娘。:2003/09/10(水) 17:06
- ディンドン ディンドン ダンディンドン
- 7 :名無し娘。:2003/09/10(水) 19:36
- テンテレレッテ テレテレテレテレレン テンテレレッテ テレレレレレ
- 8 : :2003/09/13(土) 00:56
- いくらスレの数が少ないからってむやみに糞スレたてるのは
やめようぜ。
- 9 :名無し娘。:2003/09/13(土) 10:23
- >>8
その発言こそが糞スレ化の原因だということに、
何故気付かん!
- 10 :名無し娘。:2003/09/13(土) 15:30
- >>9
俺は貴様ほど急ぎすぎもしなければ、狩板に絶望もしちゃいない。
- 11 :名無し娘。:2003/09/13(土) 15:50
- >>10
なら今すぐ狩住人全てに良スレを授けてみせろ!
- 12 : :2003/09/13(土) 19:18
- 貴様をやってからそうさせてもらう!!
- 13 :名無し娘。:2003/09/13(土) 20:07
- >>12
あんた!ちょっとセコいよ!
- 14 :名無し娘。:2003/09/13(土) 20:21
- この板、狩狩は、狩板のスレと新スレを繋ぎあわせて建造された、
極めて不安定なものである。
それも、過去の狩板消失論争で生まれた狩板民の為に、急きょ建造されたものだからだ。
しかも、狩ROMがネタ書きに対して行った施策はここまでで、スレさえ立てれば良しとして
彼等はROMにひきこもり、我々にネタを解放することはしなかったのである。
狩のネタ書き、例総合は、乱立ばっかで更新全然してねえスレすなわちたとえば〜スレを復活させようとしたとき、
例総合は狩住民に黙殺された。そしてその住民は糞スレをかたり、狩板にあいうえお作文を
仕掛けたのである。その結果は諸君等が知っているとおり、( `.∀´)<インポインポインポ!に終わった。それはいい。
しかし、その結果、狩板住民は増長し、狩板のネタスレは過疎化し、吉澤太りすぎスレのような糞スレ乱立スクリプト
を生み、狩板の思い出を語る雑スレの四夜連続祭りともなった。これが難民を生んだ歴史である!
- 15 :名無し娘。:2003/09/13(土) 20:31
- ここにいたって私は、この板が今後、絶対に衰退を繰り返さないようにすべきだと確信したのである。
それがこんな演説を書き換えたものでワラタのレスを狙う作戦の真の目的である!
これによってネタ書きのネタを書く気力である、ROMにネタの感想を書かせる!」
諸君! 自らの道をひらくため! この板のための良ネタを手にいれるために、あと一息!
諸君等の力を私に貸して頂きたい! そして私は、インポのもとに召されるであろう!!
- 16 :名無し娘。:2003/09/13(土) 20:37
- >>14
その歴史、思いっきり間違ってるんですけど。
- 17 :名無し娘。:2003/09/13(土) 20:53
- マジにネタレスってヤツか?
- 18 :名無し娘。:2003/09/13(土) 20:57
- マジレスは否定しろ
- 19 :名無し娘。:2003/09/13(土) 20:58
- なんでネタにマジレスをする!?.
これでは、スレが寒くなってネタが書き込めなくなる! ネタスレの冬が来るぞ!
- 20 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:03
- ネタスレの連中は、自分達の事しか考えていない
だからマジレスすると宣言した
- 21 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:06
- ROMがROMに罰を与えるなどと!
- 22 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:06
- そうか、ROM達はマジレスを求めていたのか
それで、それをネタ職人は迷惑に感じて、マジレスをネタにしたんだな
- 23 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:10
- >>21
この私、名無し娘。がマジレスしようというのだよ!ネタ職人!
- 24 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:11
- エゴだよそれは!
- 25 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:13
- ネタスレがもたんときが来ているのだ!
- 26 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:15
- くだらないネタをこのスレに書き込む。総員、ワラタ用意
- 27 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:19
- これではガンダムスレだよ
- 28 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:20
- ネタ書きも断定はしていないのですが
このネタは旧シャア板への書き込みの誤爆だということで
- 29 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:23
- 凄いネタじゃないか
- 30 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:23
- なんてスレだい!この板は娘。がメインだってのに
- 31 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:33
- ネタ職人は、名無しと一緒にマスオ荒らしと戦ったが
あれでスレに住んでるROMの連中の実態がわかって
本当に嫌気がさしたんだぜ
- 32 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:36
- ばかな!ローカルルール違反だ!
- 33 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:41
- ここにもマジレスが一発・・・?やるな名無し娘。・・・!
- 34 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:42
- ええい、名無し娘。達、一番熱量の高いネタだ。ワラエー
- 35 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:43
- マジレスの事を知らないんだな・・・マジレスはいつもインテリが始めるんだ。
夢みたいな目標を持ってやるからいつも過激な事しかやらない!
- 36 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:45
- 煽りをやられただけなんだからさあ!
突っ込みが足らない!
まだもう一レスできる!ネタを!.
- 37 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:47
- マジレス・・・行け!忌まわしい糞スレと共に
- 38 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:48
- 糞スレにはコピペ荒らしの仕事が山ほどあるよ
- 39 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:49
- 私はネタスレ再建と打倒コピペ荒らし以外に興味は無い
- 40 :名無し娘。:2003/09/13(土) 21:50
- あ・・・あたしがマジレスを受けている!?
- 41 : :2003/09/13(土) 23:05
- 馬鹿な・・・クソスレと踏んだこのスレがここまで来るとは・・・
分からない・・・何が真実なのか私にはわからない・・・
ララァ・・・私を導いてくれ!!!
- 42 :名無し娘。:2003/09/13(土) 23:19
- スケベども!
- 43 :名無し娘。:2003/09/13(土) 23:22
- アンタのレスなんて聞けないよ!
- 44 :名無し娘。:2003/09/13(土) 23:25
- アタシのレスに色んなレスが返ってくる・・・・・・!
気持ち悪い・・・・・・ッ!
- 45 :名無し娘。:2003/09/13(土) 23:26
- なんなの・・・遊んでるんじゃないの・・・?
- 46 :名無し娘。:2003/09/13(土) 23:29
- 厨が敏感すぎたんだ・・・
ストレートにネタに反応するから・・・
- 47 :名無し娘。:2003/09/13(土) 23:30
- あんたがいなけりゃ狩にいられたのにー!!
- 48 :名無し娘。:2003/09/13(土) 23:36
- ROM専どもにその才能を利用されている者が、言うことか!
- 49 :名無し娘。:2003/09/13(土) 23:38
- 狩板が・・・死ぬ!?
- 50 :名無し娘。:2003/09/13(土) 23:38
- 私たちを見捨てるつもりなんですか・・・?
- 51 :名無し娘。:2003/09/13(土) 23:40
- 狩板の崩壊は始まっているんだよ!
- 52 :名無し娘。:2003/09/13(土) 23:43
- こんなことに付き合う必要はない!
- 53 :名無し娘。:2003/09/13(土) 23:45
- レスが集中しすぎて、鯖が落ちているのか・・・?
- 54 :名無し娘。:2003/09/13(土) 23:45
- ジエン?
- 55 :名無し娘。:2003/09/13(土) 23:47
- 全部俺
- 56 :名無し娘。:2003/09/13(土) 23:51
- それでも狩住人ですか!軟弱者!
- 57 :例総合:2003/09/14(日) 00:00
- マジレスが来たか!
厨なら下がれ!
- 58 :名無し娘。:2003/09/14(日) 00:04
- スレが安定して続くためには!
- 59 :名無し娘。:2003/09/14(日) 00:06
- ボブ・・・どこいっちまったんだよぉ・・・
- 60 :名無し娘。:2003/09/14(日) 00:16
- ジーク ジエン! ジーク ジエン!!
- 61 :名無し娘。:2003/09/14(日) 00:29
- みんなー!狩狩はいいとこだぞー!早く移ってこーい!
- 62 :名無し娘。:2003/09/14(日) 00:50
- ボブ如きに、狩狩を盛り上げられることがでっきるわっきゃねーだろー!
- 63 :名無し娘。:2003/09/14(日) 00:56
- このスレはまだ夏なのか?
- 64 :名無し娘。:2003/09/14(日) 01:19
- 憎んでくれていいよ
- 65 :名無し娘。:2003/09/14(日) 12:30
- ネタかけない子にはお仕置きをしてあげないとねぇ
- 66 :名無し娘。:2003/09/15(月) 16:41
- 狩狩は伊達じゃない!
- 67 :名無し娘。:2003/09/19(金) 14:03
- ヒトイネ
- 68 :名無しちゃんいい子なのにね:2003/09/20(土) 00:53
- 从^◇^从<スレ、ここからsageていけばいいよね。
从#~∀~#从<厨房が入ってこなければよろしい。
……というわけで、このスレ、頂いてもいいかしら?
- 69 :名無しちゃんいい子なのにね:2003/09/20(土) 00:58
- ごめん。スレ、あったわ(汗
- 70 :名無し:2003/10/06(月) 23:16
- いただくかな・・・
- 71 :名無し娘。:2003/10/06(月) 23:18
- どうぞ
- 72 :名無し:2003/10/07(火) 00:54
- 明日あたりに短編モノを・・・
- 73 :名無し娘。:2003/10/07(火) 19:34
- >>72
期待スパサゲ
- 74 :名無し:2003/10/07(火) 22:54
- もう少しかも・・・
- 75 :名無し:2003/10/08(水) 16:25
- 機動戦士ガンダム系小説
〜白銀のMS〜
- 76 :名無し:2003/10/08(水) 16:26
- 地球連邦軍 北米大陸第4基地 士官用の宿舎棟。
宿舎の長い廊下にズラッ、と並ぶドアの数。
ドアにはそれぞれの部屋番号が刻んである。
「ゴトウ大尉!!ゴトウ大尉!!起きて下さい!!」
オガワ軍曹はそう叫びながら、<51>と刻まれたドアを叩く。
もう10分以上こうしているのに、出てくる気配は全く無い。
それでも少女はドアを叩き続ける。そして、名前を呼びつづける。「ゴトウ大尉!!」と。
「もう・・・何で出てきてくれないんですかっ!!」
オガワはドアを叩く手を止め、がっくりとうなだれた。
一般兵用の部屋のドアは薄いスチール製だが、士官用のドアは固い鉄製になっている。
鉄ドアを叩き続けたオガワの手は真っ赤になっていた。
その時、廊下を駆ける音と共に聞きなれた声が耳に飛び込んできた。
「オガワ!!ごっちん起こせた!?」
その声の主は、オガワの所属するプッチ隊の副隊長 ヨシザワ少尉だった。
- 77 :名無し:2003/10/08(水) 16:26
- 「ヨシザワ少尉・・・ダメです!!全然起きて来てくれません!!」
「そうか。OK。そんじゃ私が起こすよ。」
ヨシザワはオガワの横に立つと、1回深呼吸をした。
そして次の瞬間、固めた拳で思いっきりドアをぶん殴った!!
ガーーーーンッ!!!
ものすごい音だ。例えるなら耳元で金だらいをハンマーで思いっきり叩くくらいの轟音。
この音を聞いて眠っていられるものはいない。最強の目覚まし時計である。
案の定、数秒後にドアは開き、中からは眠たそうに目をこするゴトウ大尉が出てきた。
タンクトップに短パンというかなりラフな格好だった。
「んん〜?何だよぉ〜折角気持ちよく寝てたのに・・・」
「何だよじゃないよ!!ごっちん!!今日は<午後1:00から新型MSの機動実験がある>って中将が言ってたじゃん!!」
ヨシザワのその言葉を聞いて、ゴトウの顔が一瞬で強ばった。
- 78 :名無し:2003/10/08(水) 16:26
- 「んああっ!!しまった!!忘れてたよ!!早くいかないと!!」
「もう予定時間を20分も過ぎてます!!大尉!!すぐに身支度をして格納庫まで来てください!!我々は先に行きます!!」
「うん!!分かったよ!!」ゴトウはそれだけ言うとすぐに部屋に引っ込んでいった。
「よしっ。そんじゃオガワ!格納庫までダッシュね!!」
「了解です!!」
オガワとヨシザワは踵を返すと、一気に駆け出した。
上官からは<廊下を走るな>と教えられていたが、今はそんなことを気にしている場合じゃない!
その頃、格納庫ではプッチ隊のオペレーターのアヤカ軍曹がゴトウ大尉の遅刻の事で嫌味を言われまくっていた。
「全く・・・軍人としての自覚はあるのかねぇ。君のとこの隊長さんは。」
アゴにたくわえた白ひげをなでながら笑うのはヤマザキ少将だ。
戦闘に関することは何も出来ないクセに、ただその階級の高さだけで威張っているその男は全ての兵から嫌われていた。
所詮は紙の上での戦争しか知らない、クソ野郎だ。
アヤカはそう思いながら「申し訳ございません。」と感情のこもっていない無機質な返事をした。
- 79 :名無し:2003/10/08(水) 16:27
- 「全く・・・少しくらいMSの腕がいいからって調子に乗ってもらっちゃ困るんだよ。軍人は時間に厳しくないとねぇ。」
ヤマザキのゴツゴツした手がアヤカの腰に伸びた。
「少将・・・やめて下さい。」
アヤカがその手を払おうとして・・・止めた。
自分は軍曹で相手は中将。階級では圧倒的な差がある。
軍人は階級にうるさい生き物だ。一つでも階級が上の相手には絶対に服従しなければならない。
ましてや、相手が中将ともなれば逆らう事などまず、無理だ。
(ヨシザワ少尉がゴトウ大尉を愛称で呼んでいることなど、本来、ありえないことだ。)
「ん?今、何か言ったかな?」
ヤマザキは汚い笑みを浮かべながらアヤカの顔を覗き込んでくる。
「いえ・・・。」アヤカはそう答えるしかなかった。
「中将の奴、また始めやがったぜ。」
「ばかっ!聞こえちまうだろ!!」
メカニック達がMSの整備の手を止め、囁き出す。
だが、それもヤマザキが一睨みしただけで収まった。
- 80 :名無し:2003/10/08(水) 16:27
- ヤマザキはその反応に満足したかのようにフフン。笑うと、さらに言葉を続けた。
「アヤカ軍曹・・・君にはあのMSが見えるかな?」
ヤマザキの指差す先には、RX−79(G) 通称:陸戦ガンダム があった。
「ハイ。」アヤカは頷いた。お尻をまさぐるヤマザキの手の感触に耐えながら。
「あのMSは我がニューバーン基地が連邦軍より機動実験を任された機体なんだ。
本当なら今頃には実験を完了させ、その報告書を本部へと送らなくてはならない。
それなのに!!予定時刻を20分過ぎた今になってもテストパイロットは現れない!!
これはとんでもない事なんだよ!!アヤカ君!!もしかしたら連邦軍本部の怒りを
買って、あのMSを回収されてしまうかもしれない!!
そして、もう2度と我が基地には新型MSが来なくなってしまうかもしれない!!
この基地の格納庫は陸ジムだけになってしまうかもしれないんだ!!!」
ヒートアップするヤマザキ少将。
そこに、オガワ軍曹とヨシザワ少尉が現れた。
そして、その後ろにはノーマルスーツに身を包んだゴトウ大尉が立っている。
- 81 :名無し:2003/10/08(水) 16:27
- 「ゴトウ大尉!!只今、到着しましたぁっ!!」
ゴトウはヤマザキに敬礼をする。
しかし、まだ寝ぼけているのかその手は逆だ。
「君の遅刻グセはいつになったら治るんだろうなあ?ゴトウ大尉?」
ヤマザキはようやくアヤカのお尻から手を放すと、ゴトウに歩み寄る。
アヤカはその隙にオペレーター席へと走った。
「いやぁ・・・申し訳ございません。」
ゴトウは相変らず逆の手で敬礼したまま、とりあえず謝った。
「君は本当に分かっているのか!?軍人は時間にルーズじゃいかんのだ!!」
ヤマザキがゴトウの髪の毛を掴み取る。
「イタタッ・・・少将!!止めて下さい!!」
「少将!!」これにはヨシザワも止めに入る。
しかし、ヤマザキは髪を引っ張る手を止めようとはしない。
- 82 :名無し:2003/10/08(水) 16:28
- そこに、アナウンスが流れた。
「ゴトウ大尉。MSへの搭乗願います。直ちに機動実験を開始します。」
アヤカの声だった。
それを聞くとヤマザキは仕方なく手をはなした。
そして、舌打するとそのまま格納庫から立ち去っていった。
「ごっちん、大丈夫?」
心配そうなヨシザワにゴトウは「うえ〜ん。痛かったよぉ〜」と抱きついた。
ヨシザワはそのゴトウの体を暖かく迎えてやると、「よしよし。」と背中を叩いてあげる。
その姿はまるで赤ん坊をあやしている母親のようだ。
ゴトウは少しの間ヨシザワの肩に顔をうずくめると、静かにその体を離した。
そして満面の笑みで、
「ありがと!大分落ち着いたよ!!そんじゃそろそろ行ってくんね!!」と言うと、陸戦ガンダムの方へ駆けて行った。
陸戦ガンダムの胸部からはワイヤーが真っ直ぐに垂れていた。
ゴトウはそれに掴まると、先端についた足のせにブーツを引っ掛けた。
するとワイヤーが巻き上げられ、ゴトウの体は陸戦ガンダムの機体の前を昇っていく。
そして、コックピットへとたどり着くと素早くその身を滑り込ませた。
「ゴトウ大尉!」コックピット脇によせられた作業用タラップから声が投じられた。
見ると、そこには整備兵のコンノ伍長が立っていた。
- 83 :名無し:2003/10/08(水) 16:28
- コンノはコックピットを覗き込みながら、「整備は完璧です!!」と言ってくれた。
「うん。いつもありがとね。」ゴトウはそれに笑顔で返すと、コックピットの開閉スイッチを押した。
ハッチが閉ざされると、モニターが作動する。
そこでゴトウは自分がシートベルトを装着していない事に気付いた。
「あっ!!計器のチェックもやってないや!!あとヘルメットも!!」
ゴトウは慌ててシートベルトをすると、ヘルメットをかぶった。
そして急いで計器のチェックをしようとしたとき、通信用モニターにアヤカの姿が生じた。
「準備はよろしいですか?大尉。これより機動実験を開始しますが・・・その前に簡単に説明をさせていただきます。」
「あっ!!ちょっと待って!!計器のチェックがまだなの!!まぁ、コンノちゃんが整備してくれてたから問題無いと思うけどさ。」
ゴトウはそういいながら大まかな計器をササッ、と見ていく。
「うん。全て異常なし!!」
その作業はわずか2秒ほどでおわった。
「それでは説明です。今回の機動実験では、遠隔操作された無人MSと戦闘していただきます。
ターゲットは全て鹵獲した敵軍MSで全部で5機です。それらを全て倒したら帰還して下さい。」
「うん。分かったよ。」
ゴトウはそれだけ言うと、ヘルメットのバイザーを下ろした。
- 84 :名無し:2003/10/08(水) 16:28
- そして、格納庫のシャッターが開ききったのを確認すると、ゴトウはぺダルを踏み込んだ。
「ゴトウ大尉!!行きます!!」
陸戦ガンダムが低い音をたて、歩き出した。
ガンダムは格納庫を出ると、アスファルトで舗装された道を進んでいく。
こうして機動実験の行われる訓練所まで向かうのだ。
「あ〜あ。ここの訓練所嫌いなんだよねぇ〜。ビルに付いてるカメラは滅茶苦茶もろいし、壊したら怒られるし・・・。」
ゴトウはコックピットの中で愚痴った。
それにアヤカが返答する。
「仕方ないですよ。この基地はこの訓練所しか無いんですから。それに、どんな環境でも戦うのが兵士ってものです。」
「う〜ん。ま、そうだけどさ。」
ゴトウは納得したようなしてないような感じの返事をすると、ペダルをさらに深く踏み込んだ。
すると、ガンダムは走り出す。
- 85 :名無し:2003/10/08(水) 16:29
- 「確か時間無いんだよね?じゃ、ちょっと急ごう!」
「そうですね。でも・・・大尉が寝坊しなければ急ぐ必要も無いんですけどね・・・。」
「うん・・・。ゴメンね・・・。ちゃんと目覚ましセットしたんだけどなぁ〜。」
「と、いうより何で昼間まで寝ていられるんですか?普通、朝になったら目が覚めません?」
「いやぁ〜ゴトウは目覚ましが無かったらずっと、起きれないね。多分、夜まで寝てたよ。」
「そうですか・・・。」
アヤカは呆れ顔で返すと、それ以上何も言わなくなった。
やがて、陸戦ガンダムは訓練場に到着した。
石畳の敷き詰められた地面の上に、無数のビルが立ち並んでいる。
これらのビルには全て計測用のカメラが取り付けてあり、あらゆる角度から実験機の姿を映し出せるようになっている。
そして、それらをグルリと囲む背の高い鉄条網。
この景観はいつ見てもどこか不自然さを感じてしまう。
閉鎖的というか何と言うか・・・。
一応言うと、この訓練場は縦横、共に1000メートルというなかなかの広さを誇っているのだが、
それでも、どうしてもこの閉塞感を拭い去る事は出来なかった。
- 86 :名無し:2003/10/08(水) 16:29
- 「それでは只今より機動実験を開始します!準備はよろしいですか!?」
モニター越しにアヤカが言った。
「いつでもいいよ!!」
「では始めます!!敵MS降下!!」
アヤカの声を合図に、一機のザクが地上に降り立った。
ザクは着地と同時にマシンガンを放ってくる。
ゴトウは機体を手近な、ビルの影に滑り込ませると、それを回避した。
そして、手早く100ミリマシンガンを装備すると、一気にバーニアを吹かしてビルから踊り出た。
猛スピードで接近してくるゴトウ機にザクは再びマシンガンを放つ。
しかし、ゴトウは機体を少し右にずらしただけでそれを回避すると、そのままザクに体当たりを敢行した。
陸戦ガンダムの全体重をかけたタックルを喰らったザクは大の字の体勢で後ろへ吹っ飛んでいった。
ゴトウ機はすぐにバランスをとると、仰向けの姿勢のまま動けぬザクに、100ミリを撃ちこんだ。
全身穴だらけになったザクは傷口から黒煙を噴出させながら、沈黙した。
「次は!?」陸戦ガンダムは頭部を動かしながら索敵する。
その時、センサーに新たな反応が現れた。
「あそこか!!」ゴトウは機体は180度反転させた。
そして、すぐさまガンダムにバックステップを踏ませていた。
今までいた場所にバズーカが着弾したのはそれとほぼ同時だっただろうか。
- 87 :名無し:2003/10/08(水) 16:29
- 閃光と爆音と共に、バズーカ弾が爆発する。
「あんなとこから狙ってきやがって!!」
ゴトウ機は爆風に包まれながらも、100ミリを頭の高さまで持ち上げた。
その延長線には、塔の上でバズーカを構えるザクの姿があった。
「消えろっ!!」ズダダダッ!!
100ミリから銃弾が放たれ、塔の上にいたザクが爆発した。
「3機目は!?」
3機目は、ガンダムの背後に迫っていた。
その手にはヒートホークが握られている。
ガンダムはザクがその獲物を振り下ろすよりも早く、ザクの胸部に肘を叩き込んでいた。
そしてザクがよろめいた隙に振り返ると、その頭部に直接銃口をくっつけ、引き金を引いた。
零距離射撃を受けたザクの頭は瞬間的に爆発する。それに遅れて胴体も地面に崩れ落ちた。
「4機目!!」
マシンガンを連射しながら間合いを取ろうとする4機目にゴトウはビルを盾にしながら接近すると、
一気にマシンガンと持ち替えたビームサーベルを突き立てた。
サーベルは綺麗に貫通して背中、そしてバーニアも突き破った。
ザクのモノアイが光を失った。それを確認するとゴトウはようやくサーベルを引き抜く。
- 88 :名無し:2003/10/08(水) 16:30
- 「次でラストか・・・。」
ゴトウはビームサーベルをしまうと、再びマシンガンを装備した。
ピピピッ。警戒音がコックピット中に鳴り響く。
ロックオンされている!?
ゴトウは瞬時の判断で横に飛んだ。
そこに、マゼラトップ砲が撃ち込まれる。
「コンピューターごときに不意をつかれるなんて!!」
ゴトウはビルの影に隠れたザクを発見すると、一気に銃弾を撃ちこむ。
ズダダダッ!!
弾丸の列によって胸部に穴を開けられたザクはそのまま前のめりに倒れこんだ。
「終わり・・・っと。」ゴトウは手にした100ミリを下ろした。
「大尉。お疲れ様です。素晴らしい戦いっぷりでしたよ。」
アヤカのねぎらいの言葉に、ゴトウは「ありがと。」とだけ返した。
「それでは、そのまま帰還してきてください。」
「ん・・・。分かった。」
ゴトウは訓練所から出ると、今まで来た道を引き返そうとした・・・まさにその時!!
陸戦ガンダムに大きな影がかぶった。
見上げると、低空飛行するジオンのガウの腹がみえた。
- 89 :名無し:2003/10/08(水) 16:30
- 「ねぇ。ねぇ。アヤカ。何かガウが飛んでるよ。」
大きな影は飛行するガウに引っ張られ、陸戦ガンダムから離れていく。
「ガウですか?」
「うん。しかも・・・基地の方角だ!!」
「えっ!?」
モニター内のアヤカの顔が驚愕に歪んだ。
「とりあえず、ゴトウ大尉。そのガウを追跡してください!!私はすぐにこの事を基地中に伝えます!!」
「分かった!!」さっきとはまるで違うはっきりとした返事だった。
陸戦ガンダムはバーニアを全開にして加速すると、ガウの追跡を始めた。
- 90 :名無し:2003/10/08(水) 16:30
- 「イイダ少佐。何か見たことも無いMSが当機の後を付いて来ます。」
ガウの操縦席に座ったカゴ少尉が振り返り際に言った。
「どれどれ?」イイダ少佐は運転席のモニターを覗き込む。
そこには確かに、ガウを追跡する正体不明のMSの姿が映っていた。
「なるほど。どーやら連邦軍の新型みたいだね。今からニューバーン基地を強襲するって事がバレたかな?」
イイダ少佐の言葉に、後ろにいた2人の兵が笑った。
「少佐。それはありえないよ。」「今回の作戦は私達の独断なんだから。」
「イシカワ・・・ヤグチ・・・。うん。それもそうだね。カオリ、心配しすぎだよね。
でも・・・!!偶然であるにせよ、あの新型MSは作戦実行の障害になりそうだね。今のうちに、片付けておこうかな。」
そう言うとイイダは、格納庫へと向かっていった。
「あっ!!待って下さいよ!!少佐がいなくなったら誰が指揮取るんですか!!」
「あんたに任せるよ!!ヤグチ大尉!!」イイダは振り返らずに言った。
「もう!!勝手なんだから!!」ヤグチと呼ばれた小さめの士官はぷう、と頬を膨らませた。
- 91 :名無し:2003/10/08(水) 16:31
- 陸戦ガンダムのセンサーが反応すると共に、追跡中のガウから一機のMSが降下してきた。
「あれは!?」ゴトウは陸戦ガンダムを止めると、マシンガンを構えた。
降下してきた全身ブルーのMSは、その手には巨大な剣、もう一方には盾を装備していた。
仄かに光るモノアイが、ガンダムをにらみつける。
「あれは確か・・・グフってやつか。」
ゴトウは一人つぶやくいた。
「やっぱデータに無いMSだね。新型か。どことなく連邦の白い悪魔・・・ガンダムに似ているけど・・・。」
イイダはマシンガンの銃口をこちらに向けた敵MSを見て、言った。
「まぁ、新型だろうと旧型だろうとあんまり関係無いけどね。どっちにしろ・・・沈んでもらうんだから!!」
イイダはグフの左手に仕込まれた5連装マシンガンを放った。
その弾丸は、敵MSの構えたマシンガンに命中し見事、爆発させた。
「うわわっ!!」突然のマシンガンの爆発にゴトウは一瞬、ひるんだ。
その隙にグフは信じられないスピードで間合いを詰めると、一瞬でガンダムの懐に入り込みヒート剣を突き出した。
- 92 :名無し:2003/10/08(水) 16:31
- ガシッ!!
ゴトウはそれをシールドで受け止める。
そして、残った右腕でグフを思い切り突き飛ばしていた。
ガンダムの一押しで、グフのコックピット内は激しく揺れた。
イイダは操縦桿にしがみついてその衝撃に耐えると、一旦バックステップを踏んで間合いを取った。
ゴトウは、相手が離れた隙にビームサーベルを抜き出した。
そして、今度はゴトウから仕掛けた。
「うおおおおっ!!」ガンダムがビームサーベルを振り下ろす!!
「やあああっ!!」グフはヒート剣を下から振り上げた。
ガキイイインッ!!!!
ヒート剣とビームサーベルが交差し、激しく火花を散らした。
- 93 :名無し:2003/10/08(水) 16:32
- 続きは20日後くらい・・・。
- 94 :名無し娘。:2003/10/08(水) 17:04
- コンノはなぜプッチ側?
- 95 :名無しちゃんいい子なのにね:2003/10/09(木) 19:00
- >>94
ニック・オービルよろしくブラウエンジェル状態なんじゃないかな?
と、邪推してみる。
- 96 :携帯から愛を込めて:2003/10/09(木) 22:24
- 微妙に設定があやふやな所もあるけど、 それでもなかなか。
- 97 :名無し娘。:2003/10/10(金) 00:04
- 設定なんてものはおいおい分かってくるもので、最初から説明するような小説は
作者に技量がないだけ
- 98 :名無し娘。:2003/10/11(土) 00:42
- なんていうか相性いいのな、ガンダムとハロプロ。
- 99 :名無し娘。:2003/10/11(土) 00:47
- そうか、設定を決めないことが小説を上手く書く第一歩ってわけだ
- 100 :名無し娘。:2003/10/16(木) 22:42
- どうでもいいがスレの最初の方の流れにやたら逆シャアネタが多かったので個人的にツボ。
たった一つのレスでガンネタの流れができるのが凄いなあとオモタヨ。
小説もがんがってね。
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