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平家3を できちゃった雑談47

965 :938:2007/04/23(月) 00:56
未知との遭遇、期待せざる邂逅、突然の出会いというものは時として人を完全に驚かせ、恐れさせ、失望させ、
落胆させ、そして時として我を失い、その結果として人は思わず叫んでしまうことがある。

「私、小さくなった?」

少女の顔が、その前にいる高橋の頭の上にあるだけである。
訝しそうに少女が口を開く。

「こんにちは」
「あっ、どうも。こんにちは」
「熊井ちゃんです。こちら柴田さん」

まるで仲人のような口調で互いを紹介する高橋を、部室の隅まで引っ張って柴田が問う。

「あの子誰? うちであんな子見たことないよ」
「あ、うん。初等部の子やし」
「はあ? 高校野球じゃないと甲子園行けないんだよ? ってかあの子小学生!?」
「当たり前やろ、柴田さん。うちら高校生やもん」
「だって……、ええ!?」
「そこは妖精パワーで」

長身から繰り出す速球について熱く語る高橋を横目に柴田は思った。
呆れながらもついた諦念のため息と共に。
なんでもありかよ、と。

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0ch BBS 2006-02-27