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とくばん〜HPシャッフルサバイバルSP〜

138 :ゼロ ◆ZERO/PNu7I :2003/11/01(土) 22:19
WATER TEAM'S PHASE──

WATERは全員で夕食を食べていた。ものはやきそばである。
みんなで学校の近くの民家を探したところ、見つかったのがやきそばの麺と鶏肉と人参とキャベツであり、
それでやきそばを作ったのだった。だがしかし、WATERは大所帯であり一人当たり0.7人前ぐらいしかなかった。
辻や紺野などはあきらかに足りないようだった。そんな中……

「みんな聞いて。圭織はなっちと同じようにみんなを集めてこんな馬鹿げたものから脱出したい。
 これを見て。」飯田は下に置いてあった拡声器を取り出す。
「なっちはこれでみんなに呼びかけをしたの。だから圭織もなっちの意志を継ぎ、これで人を集めたい。
 ……でもね、やっぱり一度争ったSALTとAIRを仲直りさせるのは難しいとは思っている。
 もし、このゲームを脱出できるいい方法が見つかったら、2チームとも協力してくれると思う。
 みんなのなかで何かいい意見はない?」

139 :ゼロ ◆ZERO/PNu7I :2003/11/01(土) 22:25
メンバーは隣の人と話したりして、ざわざわざわつきはじめた。
「はい。」「アヤカ。」アヤカが立ち上がる。
「とりあえず、この首輪をどうにかしなければいけないと思います。さっき、斉藤さんのを見せてもらったんですが、
 簡単には外れないようになっているようですし、下手すると爆発するのであまり調べられませんでした。
 せめて外された首輪があればそれを調べられるのですが。」
「首輪か…。たしかにやっかいね。外された首輪は、そう簡単には手に入りそうもないわね。」
(生の状態でその辺においてあるわけないし、誰かの首を切って、そこから外すぐらいしか方法はなさそう。)

「圭織。」「ん? 矢口。」
「海に入ったら爆発しちゃうよね。だったら空から脱出っていうのはどう?」
「それは試してみないとどうとも言えないけど、それよりも何で脱出するの?」
「それは、まあ、気球とか、ハングライダーとか、飛行機とか…。」
「それはどこにあるの?」
「大金持ちの家にあったりしないかなあ、なんて。アハハハハハハ。」
(手段はともかく、空か。考えておこう。)

140 :ゼロ ◆ZERO/PNu7I :2003/11/01(土) 22:25
「石橋か、中居を人質にとるっていうのはどうですか?」今度は藤本である。
「そうすればスタッフも私たちを脱出させないわけにはいかなくなると思いますけど。」
「その2人をこの島に呼び寄せるのはどうするの?」
「まだ具体的な方法はないんですけど、何か緊急事態になればスタッフごとこの島に来ると思います。」
「なるほど。」
(スタッフが2人を捨て駒として考えていたらダメだけどね。)

「いいらさん!」辻が手を上がる。「のの、何?」
「やきそばお代わり!」
「…………もうないよ。」

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